JP2911873B2 - 安全確認機能付き電動射出成形機 - Google Patents

安全確認機能付き電動射出成形機

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JP2911873B2 JP12522698A JP12522698A JP2911873B2 JP 2911873 B2 JP2911873 B2 JP 2911873B2 JP 12522698 A JP12522698 A JP 12522698A JP 12522698 A JP12522698 A JP 12522698A JP 2911873 B2 JP2911873 B2 JP 2911873B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電動サーボモータ
で駆動する射出成形機に関する。特に、機械原点決定動
作を安全に行なうことができる電動射出成形機に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来の射出成形機においては、スクリュ
ーを軸方向へ移動させる射出装置の駆動,クランプ装置
の駆動,エジェクタ装置の駆動は油圧シリンダ等の油圧
装置によって行われていた。また、射出成形機の可動部
を電動サーボモータで駆動する射出成形機は特開昭58
−62030号公報で公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した公知の電動式
射出成形機では、1つのサーボモータによってクラッチ
を切り換えて、射出機構、型締機構さらにはスクリュー
回転機構を駆動している。このようなクラッチを切り換
えて1つのサーボモータで各機構を駆動することになる
と、各機構のサーボモータで駆動される可動部の位置の
制御ができない。サーボモータに取り付けた位置検出器
によって可動部の位置を検出しようとしても、クラッチ
を切り換えて各種可動部を駆動することになるから、該
位置検出器で検出される位置が可動部の位置を検出する
ことにならず、位置の制御ができない。例えば、型締機
構をサーボモータで駆動し、クラッチを切り換えて射出
機構を駆動した場合、サーボモータで検出される位置
は、射出機構の可動部であるスクリューの位置を検出し
たものとはならず、スクリューの位置の制御はできな
い。 【0004】しかし、射出成形機の各機構の可動部をそ
れぞれ独立した電動サーボモータで駆動することによっ
て各可動部の位置を検出することができる。スクリュー
を駆動する専用の電動サーボモータを設け、かつスクリ
ュー位置を検出する位置検出器を設けることによって、
スクリュー位置を制御することができるが、スクリュー
位置を制御するには、スクリュー位置の原点を決定しな
ければならない。しかし、このスクリュー位置の原点決
定は、射出成形機を稼動する最初に行なう必要があり、
加熱シリンダ内の樹脂が溶融していない状態でスクリュ
ーを駆動すると、スクリュー等を破損させる恐れがあ
る。そこで、本発明は、スクリューの原点位置を安全に
決定できる安全確認機能付き電動射出成形機を提供する
ことにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、スクリューを
電動サーボモータによって駆動し射出する射出駆動装置
と、スクリュー位置を検出する位置検出器と、前記電動
サーボモータと前記位置検出器の情報を基に前記電動サ
ーボモータを制御する制御装置と、機械的な基準位置を
示す基準位置決定手段と、該基準位置決定手段と前記位
置検出器と前記制御装置によりスクリュー位置の原点を
検出する原点決定手段とを備えた電動射出成形機におい
て、原点決定動作開始前にスクリューを駆動可能かを判
断する判断手段を備え、該判断手段で駆動可能と判断さ
れたときのみ、原点決定動作を開始可能とすることによ
り、安全にスクリュー位置の原点を決定できるようにし
た。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例のブロ
ック図で、1は金型、3は加熱シリンダー、2は該加熱
シリンダ3内のスクリューを軸方向に移動させて射出を
行う射出駆動装置(なお、スクリューを回転させる手段
は図示せず)、MSは射出駆動装置によりスクリューを
軸方向へ移動させるための射出用電動サーボモータ、P
Sは該射出用電動サーボモータMSに設けられた位置検
出器、4は金型1を開閉させるクランプ装置、MCは該
クランプ装置4を駆動するクランプ用電動サーボモー
タ、PCは該クランプ用電動サーボモータMCに設けら
れた位置検出器、5は金型1から製品を突き出すエジェ
クタ装置、MEは該エジェクタ装置を駆動するエジェク
タ用電動サーボモータ、PEは該エジェクタ用電動サー
ボモータMEに設けられた位置検出器、6〜8は上記射
出用,クランプ用,エジェクタ用の各電動サーボモータ
MS,MC,MEを駆動制御するサーボ回路,またS
S,SC,SEは近接スイッチ等からなるセンサーで、
図2に示すように、センサーSSはスクリューの軸方向
への移動と共に移動する移動板9Sに設けられており、
射出成形機のベースに設けられたドッグDSを検出し原
点の位置決めをするようになっている。同様にセンサー
SCは金型1が取付けられた可動盤と共に移動する移動
板9Cに設けられ、ベースに設けられたドッグDCを検
出し、クランプ装置4の原点の位置決めを行うようにな
っている。 【0007】また、センサーSEはエジェクタ装置5の
製品突き出し手段等に設けられた移動板9Eに設けら
れ、可動盤等に設けられたドッグDEによりエジェクタ
装置5の原点位置を検出するようになっている。10は
NC等の制御装置で、11は中央処理装置(以下CPU
という)、12は出力回路で各サーボ回路6,7,8に
接続されている。13は入力回路で、各位置検出器P
S,PC,PE及び上記各センサーSS,SC,SE、
さらに加熱シリンダの温度を検出する温度センサーST
の出力をA/D変換するA/D変換器17に接続されて
いる。14は該射出成形機を制御するための制御プログ
ラムを記憶するROMや演算処理等のためのRAM等で
構成されるメモリ、15は各種設定値や指令を入力する
ための手操作入力装置、なお、16はバスである。 【0008】次に、各装置に対して座標系を設定するた
めの原点出しの動作を図3の動作フローと共に説明す
る。手操作入力装置15より原点復帰指令を入力する
と、CPU11は、まず原点復帰しているとONになっ
ている射出駆動装置,クランプ装置,エジェクタ装置の
各フラグFS,FC,FEがすべてONになっているか
否か判断し(ステップS1)、すべてONであれば原点
復帰処理は終了するが、1つでもONになっていなけれ
ば、次にスクリューが原点に復帰していればONになっ
ているフラグFSがONか否か判断し(ステップS
2)、ONであればステップS5へ進み、ONでなけれ
ばシリンダの温度が正常であるか否か判断し(ステップ
S3)、正常でなければステップS5へ進み、正常であ
ればスクリュー原点復帰処理(ステップS4)を行う。
該処理は図4に示すように、まずセンサーSSがONか
否か(ステップSB1)、すなわち図2においてセンサ
ーSSがドッグDSを検出しているか否か判断し、検出
していなければステップSB6へ進み、検出していれば
射出用電動サーボモータMSを駆動しスクリューを前進
(図1中左方)させる。 【0009】そして、センサーSSがドッグDSを検出
しなくなり、OFFになるのを待って(ステップSB
3)、タイマーT1をスタートさせる(ステップSB
4)。次に、タイマーT1がタイムアップすると(ステ
ップSB5)スクリューを後退させる(ステップSB
6)。そこで、センサーSSがドッグDSを検出しON
になると(ステップSB7)、タイマーT2をスタート
させスクリューを減速し、一定速度で後退させ、タイマ
ーT2がタイムアップするまで待つ(ステップSB8,
SB9)。タイマーT2がタイムアップするとその後位
置検出器PSから1回転信号が出力されたか否か判断し
(ステップB10)、1回転信号が入力されると、スク
リューの移動を停止させフラグFSをONにし(ステッ
プSB11,SB12)、スクリューの原点復帰は終了
し、図3のメインルーチンへ戻る。次に、CPU11は
エジェクタ装置5のセンサーSEがドッグDEを検出し
ONしているか否か判断し(ステップS5)、ONして
いないとエジェクタ用電動サーボモータMEを駆動し、
センサーSEがドッグDEを検出するまでエジェクタ装
置の軸を後退させ、エジェクタピン等を金型1から完全
に脱出させる(ステップS6)。 【0010】次に、クランプ装置の原点復帰完了を示す
フラグFCがONか否か判断し(ステップS7)、原点
復帰していればステップS9へ進み、ONしていなけれ
ばクランプ装置4の原点復帰処理(ステップS8)を行
う。該クランプ装置4の原点復帰処理は図4で示すスク
リューの原点復帰処理と同様の処理で、異なる点は、ス
テップSB1,SB3,SB7におけるセンサーSSが
センサーSCに変る点、ステップSB2,SB6,SB
11のスクリューがクランプ装置の軸に変る点、ステッ
プSB10における1回転信号が位置検出器PCからの
1回転信号に変る点、ステップSB12のフラグFSが
フラグFCに変る点で相違するのみで、動作は前述した
スクリューの原点復帰処理と同一である。なお、タイマ
ーT1,T2の値は必要に応じて変更してもよい。 【0011】以上のようにして、クランプ装置の原点復
帰処理(ステップS8)が終了すると、CPU11は次
にフラグFEを読み(ステップS9)、フラグFEがO
Nでエジェクタ装置5の原点復帰が終了していればステ
ップS1へ進み、フラグFEがONでなく原点復帰が終
了していなければ、エジェクタ装置の原点復帰処理(ス
テップS10)を行う。この処理も図4のスクリューの
原点復帰処理と同様で、図4において相違する点はステ
ップSB1,SB3,SB7におけるセンサーSSがセ
ンサーSEに、ステップSB2,SB6,SB11のス
クリューがエジェクタ装置の軸に、ステップSB10の
1回転信号が位置検出器PEからの信号に、ステップS
B12のフラグFSがフラグFEに各々変る点において
のみ相違し、動作は同一である。 【0012】なお、上記実施例において、図4のステッ
プSB7でセンサーSS,SC,SEがONになった後
タイマーT2を作動させ、一定時間各軸を後退させたが
(ステップSB8,SB9)、該ステップSB8,SB
9をなくし、センサーSS,SC,SEがONになった
後1回転信号が入力されると各軸を停止させるようにし
てもよい。 【0013】 【発明の効果】本発明は、スクリューの動作可能かを判
断して、可能なときのみスクリュー位置の原点決定動作
を開始できるようにしたから、加熱シリンダの温度が正
常ではなく加熱シリンダ内の樹脂が溶融していない恐れ
があり、スクリューの動作がを行なうべきでないような
場合には、スクリュー位置の原点決定動作が開始できな
いから、原点決定動作でスクリューを破損させることは
ない。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明の一実施例のブロック図であ
る。 【図2】図2は、センサーとドッグの関係を示す図であ
る。 【図3】図3は、本発明の原点出しの動作処理のフロー
である。 【図4】図4は、本発明の原点出しの動作処理のフロー
である。 【符号の説明】 MS,MC,ME 電動サーボモータ PS,PC,PE 位置検出器 SS,SC,SE センサー DS,DC,DE ドッグ 1 金型 3 加熱シリンダー 9S,9C,9E 移動板 10 制御装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B22D 17/20 B22D 17/32

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.スクリューを電動サーボモータによって駆動し射出
    する射出駆動装置と、スクリュー位置を検出する位置検
    出器と、前記電動サーボモータと前記位置検出器の情報
    を基に前記電動サーボモータを制御する制御装置と、機
    械的な基準位置を示す基準位置決定手段と、該基準位置
    決定手段と前記位置検出器と前記制御装置によりスクリ
    ュー位置の原点を検出する原点決定手段とを備えた電動
    射出成形機において、原点決定動作開始前にスクリュー
    を駆動可能かを判断する判断手段を備え、該判断手段で
    駆動可能と判断されたときのみ、原点決定動作を開始可
    能とした安全確認機能付き電動射出成形機。 2.前記判別手段は、温度センサで検出される加熱シリ
    ンダの温度が正常であるか判断し、スクリューを駆動可
    能かを判断する請求項1記載の安全確認機能付き電動射
    出成形機。
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