JP2909892B2 - 六角頭ボルトの製造方法 - Google Patents

六角頭ボルトの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、棒状の金属材料を圧
造成形することによって、六角形の頭部と軸部とからな
るボルト素材を形成して製造する六角頭ボルトの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、六角頭ボルトについては、図6に
示すように、六角形の頭部21の側面は、頂部傾斜面2
1cの下縁から頭部21の底面に至るまで、側面同士が
接する角部21aが角張った形状に形成されるととも
に、頭部21の頂面21bは真円形状に形成されるのが
望ましい。頭部21がこのように形成されていると、レ
ンチ、特に動力式レンチによりボルトを締結する際、頭
部21へのレンチの心合わせが正確に行えるとともに、
レンチの係合も確実となるので、レンチの空回りなどに
よるボルト頭部の損傷を防止でき、しかも締結作業も迅
速にできることになる。なお22はボルトの軸部、23
はその軸部に刻設されたネジ溝を示す。
【0003】ところで、従来、小ボルト類、例えばネジ
径8mm以下の六角頭ボルトについては、2段式圧造成
形機により棒状の金属材料を圧造成形して、頭部と軸部
とからなるボルト素材を形成することによって製造され
ている。その製造工程を図5に従って説明すると、2段
式圧造成形機としては、図示しないが、ダイスと、この
ダイスの前面に対して交互に進退移動する第1パンチお
よび第2パンチとを備えたものが使用され、この圧造成
形機に装備されている切断機構により棒状の金属材料を
所定長さに切断し、切断された金属材料を(同図a)、
まず第1パンチによりダイスに打込むことによって、金
属材料の端部を予備成形し(同図b)、次いで第2パン
チにて打圧して、金属材料の端部を短円柱状に圧造成形
して丸形頭部と軸部とからなるボルト素材を形成する
(同図c)。そしてその後、このボルト素材の頭部を別
工程のトリマーにより六角形に打ち抜いて、六角頭のボ
ルト素材とした後(同図d)、このボルト素材の軸部周
面に、ねじ転造盤によりネジ溝を刻設する(同図e)。
なお、同図dのイは、ボルト素材の丸頭部分を六角形に
打ち抜いた際の抜きカスを示す。
【0004】このようにして製造される六角頭ボルト
は、トリミングボルトと称され、その頭部は、上記した
図6の通りに形成されるので、高品質なボルトが得られ
る。
【0005】しかしこのトリミングボルトの場合、圧造
成形されたボルト素材に対して、さらにトリミング加工
を行う必要があるので、その分手間がかかることにな
り、また打ち抜きカスが発生するので、材料ロスが生じ
ることになる。その上、頭部を六角形に打ち抜く際、頭
部が変形したりする不良品が発生し、その選別に余分な
手数がかかることになる。そのためトリミングボルトは
高品質ではあるが、高価になる欠点があった。しかも、
ボルト頭部の底面周縁にトリミング加工によるカエリが
発生するので、ボルトを締結する際、カエリにより被締
結物の表面を傷つけることがあった。またトリミング加
工の場合、機械の構造上、ボルト素材の軸部は所定長さ
以上必要であり、それ以下の寸法のものについは、材質
にもよるが、トリミング加工が困難ないしは不可能であ
り、反対に所定長さ以上のものについては、1ランク上
の機械を用いて加工する必要があり、そのため製造でき
るボルトの寸法に制約を受けるものであった。
【0006】なお、従来、小ボルト類については、上記
によるほか、つぎの方法によっても製造されている。す
なわち図7に示すように、ダイス31の前面に六角形の
型孔32を設けた2段式圧造成形機を使用し、所定長さ
に切断された棒状の金属材料40Aを、第1パンチ35
によりダイス31の型孔32に対して打込んで金属材料
40Aの端部を予備成形し(同図a)、次いで第2パン
チ36をダイス31の前面直近まで前進させて、そのパ
ンチ36の先端面にて金属材料40Aの端部を打圧し、
ダイス型孔32の形状となるように成形することによ
り、六角形の頭部41と軸部42とからなるボルト素材
40Bを形成し(同図b)、その後、このボルト素材の
軸部にネジ溝を刻設する方法である。
【0007】この方法により製造される六角頭ボルト
は、アプセットボルトと称されているが、アプセットボ
ルトの場合、頭部は、単にパンチで打圧してダイスの型
孔32の形状である六角形に成形されるだけであるの
で、頭部の成形が必ずしも十分でなく、そのため図8に
示すように、頭部41の側面は、角部41aが角張った
形状にならないだけでなく、頂部傾斜面41cに連なる
角部41aがダレた状態となり、また頭部の頂面41b
も真円ではなく若干変形した状態にしか形成されなかっ
た。したがって品質としては、トリミングボルトに比べ
てかなり劣るものであった。
【0008】しかしアプセットボルトについては、製造
に際して、トリミング加工が不要であるので、安価に製
造でき、またボルト頭部にカエリが生じないので、被締
結物の表面を傷つける虞がないなどの点ですぐれてお
り、そしてボルト素材の軸部の長さに制限を受けること
なく製造できるので、多様な種類のボルトを提供できる
利点があり、そのため高品質を要求されないところで
は、現在も多く使用されている。
【0009】
【発明が解決しょうとする問題点】この発明は、従来の
トリミングボルトの頭部と同様な形状のものを、トリミ
ング加工を施さなくても得られるようにするべくなした
もので、その目的とするところは、棒状の金属材料から
圧造成形のみで六角形の頭部と軸部とからなるボルト素
材を形成して製造する六角頭ボルトの製造方法を提供す
ることにある。
【0010】
【問題点を解決する手段】すなわちこの発明は、上記目
的を達成するため、前面に六角形の型孔2が凹設された
ダイス1と、このダイス1の前面に対して交互に進退移
動する第1パンチ5および第2パンチ6とを備え、所定
長さに切断された棒状の金属材料Aを、まず第1パンチ
5によりダイス1の型孔2に対して打込んで金属材料A
の端部を予備成形し、次いで第2パンチ6により打圧し
て、その金属材料Aの端部をダイス1の型孔2の形状と
なるように成形することにより、六角形の頭部11と軸
部12とからなるボルト素材Bを形成し、その後、この
ボルト素材Bの軸部12の周面にネジ溝13を刻設して
なる六角頭ボルトの製造方法において、前記ダイス1の
型孔2は、ボルト素材Bの頭部11の高さよりもやや大
となる深さに形成し、また前記第2パンチ6の先端部
は、外周をダイス1の型孔2内周と同形の六角形に形成
し、かつその先端部端面7は外周の六角形にほぼ内接す
る円形部分7aを凹状に形成するとともに、その円形底
面部7aの周縁から先端部端面7の外周縁に至る箇所7
bを斜状に形成して、前記金属材料Aの端部を第2パン
チ6により打圧する時、第2パンチ6の先端部をダイス
1の型孔2内へ進入させて金属材料Aの端部を成形する
ことにより、前記ボルト素材Bを形成するものである。
【0011】
【作 用】上記のようにして六角頭ボルトを製造するの
で、第2パンチ6による打圧時、その先端部が型孔2内
に進入することにより型孔2内が密閉され、この状態で
金属材料Aの端部はその側面が型孔2の内周に押圧さ
れるとともに、その端部の頂部は第2パンチ6の先端部
端面7にて押圧されて成形されることになる。そのた
ルト素材Bの頭部11は、側面の角部11aが角張っ
た形状に形成されるとともに、その頂面11bは第2パ
ンチ6の先端部端面7の凹状の円形部分7aによって
円形状に、そしてその頂面11bの周縁は先端部端面7
の斜状部7bによって傾斜面11cに形成されることに
なる。したがってこのボルト素材Bの軸部12にネジ溝
13を刻設することによって、トリミングボルトと同様
六角頭ボルトが得られる。そしてこのボルト素材Bの
頭部11は、金属材料Aの端部を圧造成形するのみで
角形に形成されるので、トリミング加工をした場合のよ
うなカエリが頭部11の底面に生じる虞が全くないばか
りでなく、このようにして形成されたボルト素材Bによ
りボルトを製造することにより、ボルト素材Bの軸部1
2の長さに制限を受けることなく製造できるので、多様
な種類のボルトを提供できることになる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1において、1はこの発明を実施するにあたっ
て使用する2段式圧造成形機に装備されるダイスで、そ
の前面の中心には、圧造成形しょうとするボルト素材B
の頭部11の高さよりもやや大となる深さに六角形の型
孔2が凹設されている。3は型孔2と同心で、かつ型孔
2の底面に連通するように穿設された長孔状の型孔で、
後述する棒状の金属材料Aの径と同径に形成されてい
る。4は型孔3の後部に嵌挿されたノックアウトピンで
ある。5は上記圧造成形機に配備される第1パンチ、6
は第2パンチで、ダイス1の前面に対して交互に進退移
動するように設けられている。そしてこの第2パンチ6
の先端部は、図2〜図3に示すように、外周をダイス1
の型孔2内周と同形の六角形に形成するとともに、その
先端部端面7は、その外周の六角形にほぼ内接する円形
部分7aを凹状に形成して、この円形底面部7aをボル
ト素材Bの頭部頂面11bの成形面となるようにし、ま
たこの円形底面部7aの周縁から先端部端面7の外周縁
に至る箇所7bを斜状に形成して、この周縁斜状部7b
を頭部11の頂部傾斜面11cの成形面となるようにし
ている。
【0014】次に上記圧造成形機により棒状の金属材料
を圧造成形して、ボルトを製造する工程を図1〜図4に
基づいて説明する。棒状の金属材料を圧造成形機に装備
されている切断機構により所定長さに切断し、この切断
された金属材料Aを、まず第1パンチ5を前進させて、
その先端面にてダイス1の型孔2に対して打込んで、棒
状材料Aの端部を予備成形した後(図1a)、第1パン
チ5を後退させる。その後、第2パンチ6を前進させ
て、その先端部をダイス1の型孔2内へ進入させ、金属
材料Aの端部を型孔2の内周面と第2パンチ6の先端部
端面7とで成形する(図1b)。その場合、ダイス型孔
2内は、第2パンチ6の先端部にて密閉状態となり、こ
の状態で金属材料Aの端部は側面が型孔2の内周面に押
圧されるとともに、その端部の頂部は第2パンチ6の先
端部端面7に押圧されて成形され、六角形の頭部11と
軸部12とからなるボルト素材Bが形成されることにな
る(図2)。このようにして成形されることにより、頭
部11の側面も頂部も十分に成形されることになり、そ
のため頭部11は側面の角部11aが角張った形状に形
成されるとともに、頭部11の頂面11bは第2パンチ
6の先端部端面7の凹状の円形部分7aによって真円形
状に、そして頂面11bの周縁は先端部端面7の斜状部
7bによって傾斜面11cに形成されることになる。
の後、第2パンチ6を後退させるとともに、ノックアウ
トピン4を前進させて、ボルト素材Bをダイス1外に排
出する。以上の操作を繰り返して、金属材料Aよりボル
ト素材Bを連続的に形成する。
【0015】その後、このボルト素材Bをねじ転造盤へ
送り、ねじ転造盤によりボルト素材Bの軸部12の周面
に、ネジ溝13を刻設する。これにより図4に示すよう
な六角頭ボルトを得ることができる。
【0016】なお、上記のようにして圧造成形されるボ
ルト素材Bの場合、図2に示すように、頭部11側面の
角部11aの下端部11dが丸味のある形状に形成され
るが、これは圧造成形の際に金属材料Aが削られて生じ
た金属粉などのカスが、ダイス1の型孔2の底面の隅に
堆積するためで、従来のアプセットボルトの製造の場
合、型孔2の底面の隅にエア抜き孔を設けるなどして堆
積するのを防いでおり、上記実施例の場合も、同様な構
造を採用することにより、下端部11dが丸味のある形
状となるのをある程度防ぐことができる。
【0017】この発明は、上記のように実施するが、そ
の場合、第2パンチ6の先端部端面7の円形底面部7a
の直径の大きさ、および周縁斜状部7bの傾斜角につい
ては、製造するボルトの寸法、すなわち圧造成形するボ
ルト素材Bの寸法に応じて個々に調整して実施するとよ
い。例えば規格では、図6に示すように、ボルトの頭部
21の頂面21bは、頭部21の六角形にほぼ内接する
大きさの円形に形成する必要があるが、この発明を実施
する場合は、規格に比べ若干小となように第2パンチ先
端部端面7の円形底面部7aの大きさを設定して実施す
るとよい(図3)。また規格では、頂部傾斜面21cの
角度は、頂面21bに対して30度となるように定めら
れているが、この発明を実施する場合は、規格よりも幾
分緩やかになるように周縁斜状部7bの角度を設定して
実施するとよい。このように実施しても、ボルトの品質
としては何ら問題はない。そしてこのように実施するこ
とにより、圧造成形中に、第2パンチ6の先端部端面7
の周縁斜状部7bが欠けたりする事故を少なくできる効
果がある。
【0018】またこの発明を実施する場合、第2パンチ
6の打圧時、その先端部をダイス型孔2内へ進入させる
度合については、圧造成形するボルト素材Bの寸法に応
じて第2パンチ6のストロークを調整して、頭部11の
成形不足を招かないようにする必要がある。
【0019】またこの発明を実施する場合、第2パンチ
6として、先端部端面7の円形底面部7aの中央に十字
型を突設したものを用いることにより、頭部頂面11a
に十字溝を有するボルトを製造することができる。
【0020】なお、この発明の方法によりボルトを製造
するにあたり、製造工程中に従来の方法にて、ボルト素
材の軸部の基部にワッシャを組み込んで製造する時は、
ワッシャ組込みボルトを得ることができることは言うま
でもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よると、前面に六角形の型孔2が凹設されたダイス1の
前面に対して交互に進退移動する第1パンチ5および第
2パンチ6によって金属材料Aの端部を打圧して、六角
形の頭部11と軸部12とからなるボルト素材Bを形成
する際に、第2パンチ6の先端部端面7は外周の六角形
にほぼ内接する円形部分7aを凹状に形成するととも
に、その円形底面部7aの周縁から先端部端面7の外周
縁に至る箇所7bを斜状に形成して、金属材料Aの端部
を第2パンチ6により打圧する時、第2パンチ6の先端
部をダイス1の型孔2内へ進入させて金属材料Aの端部
を成形するようにしたので、第2パンチ6による打圧
時、金属材料Aの端部はその側面が型孔2の内周面に
て、またその端部の頂部は第2パンチ6の先端部端面7
にて押圧されて成形されることになり、ボルト素材
頭部11は側面の角部11aが角張った形状に形成され
るとともに、頭部11の頂面11bは第2パンチ6の先
端部端面7の凹状の円形部分7aによって真円形状に
そして頂面11bの周縁は先端部端面7の斜状部7bに
よって傾斜面11cに形成されることになる。そのため
このようなボルト素材を用いることにより、従来のトリ
ミングボルトと同様な六角頭ボルトを製造することがで
きる。
【0022】そしてこの発明の方法によると、ダイスの
型孔は、ボルト素材の頭部の高さよりもやや大となる深
さに形成し、また第2パンチの先端部は、外周をダイス
の型孔内周と同形の六角形に形成し、かつその先端部端
面は外周の六角形にほぼ内接する円形部分を凹状に形成
するとともに、その円形底面部の周縁から先端部端面の
外周縁に至る箇所を斜状に形成して、金属材料Aの端部
を第2パンチにより打圧する時、その先端部をダイスの
型孔内へ進入させることによってボルト素材Bを形成す
ので、従来の2段式圧造成形機におけるダイスの型孔
深さや第2パンチの先端部端面の構造を若干改良した
り、第2パンチの前進度合を若干調整したりするのみ
で、ボルト素材を形成してボルトを製造することができ
る。したがって容易に実施できることになり、トリミン
グ加工が不要である点と相俟って、高品質なボルトを安
価に提供できることになる。
【0023】しかもこの発明の方法によると、ボルト素
材の頭部は、金属材料の端部を圧造成形するのみで六角
形に形成されるので、トリミング加工による場合のよう
なカエリが頭部の底面に生じる虞が全くないばかりでな
く、このようにして形成されたボルト素材によりボルト
を製造することにより、ボルト素材の軸部の長さに制限
を受けることなく製造できるので、多様な種類のボルト
を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する場合の製造工程の要部を示
す縦断面である。
【図2】図1における第2パンチとそれによって圧造成
形されたボルト素材の要部拡大縦断図である。
【図3】図2の第2パンチの正面図である。
【図4】この発明の方法によって製造された六角頭ボル
トの斜視図である。
【図5】従来のトリミングボルトの製造において、棒状
の金属材料からボルトが製造されるまでの工程を示し、
上段は平面図、下段は側面図である。
【図6】図5の方法によって製造された六角頭ボルトの
斜視図である。
【図7】従来のアプセットーボルトの製造工程の一部を
示す断面図である。
【図8】図7の方法によって製造された六角頭ボルトの
斜視図である。
【符号の説明】
1 ダイス 2 六角形の型孔 5 第1パンチ 6 第2パンチ 7 第2パンチの先端部端面 7a 第2パンチの先端部端面の円形底面部 7b 第2パンチの先端部端面の周縁斜状部 A 棒状の金属材料 B ボルト素材 11 ボルト素材の頭部 11a 頭部の六角形の角部 11b 頭部の頂面 11c 頭部の頂部傾斜面 12 ボルト素材の軸部 13 ネジ溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に六角形の型孔2が凹設されたダイ
    ス1と、このダイス1の前面に対して交互に進退移動す
    る第1パンチ5および第2パンチ6とを備え、所定長さ
    に切断された棒状の金属材料Aを、まず第1パンチ5に
    よりダイス1の型孔2に対して打込んで金属材料Aの端
    部を予備成形し、次いで第2パンチ6により打圧して、
    その金属材料Aの端部をダイス1の型孔2の形状となる
    ように成形することにより、六角形の頭部11と軸部1
    2とからなるボルト素材Bを形成し、その後、このボル
    ト素材Bの軸部12の周面にネジ溝13を刻設してなる
    六角頭ボルトの製造方法において、前記ダイス1の型孔
    2は、ボルト素材Bの頭部11の高さよりもやや大とな
    る深さに形成し、また前記第2パンチ6の先端部は、外
    周をダイス1の型孔2内周と同形の六角形に形成し、か
    つその先端部端面7は外周の六角形にほぼ内接する円形
    部分7aを凹状に形成するとともに、その円形底面部7
    aの周縁から先端部端面7の外周縁に至る箇所7bを斜
    状に形成して、前記金属材料Aの端部を第2パンチ6に
    り打圧する時、第2パンチ6の先端部をダイス1の型
    孔2内へ進入させて金属材料Aの端部を成形することに
    より、前記ボルト素材Bを形成することを特徴とする六
    角頭ボルトの製造方法。
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