JP2909872B2 - 歯車の歯面測定装置 - Google Patents

歯車の歯面測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密機械、工作機械等
に使用される歯車の測定を行う歯面測定装置に係り、特
に各種の所要規格で規定される許容誤差を効率良く連続
測定することができる歯車の歯面測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、歯車の精度は、単一ピッチ、隣接
ピッチ、累積ピッチ、法線ピッチ、歯形、歯溝の振れお
よび歯すじ方向の各誤差について、その許容範囲がJI
S規格で定められた等級によって規定されている。そし
て、上記各誤差のうち歯形誤差については、被測定歯車
の歯面に沿って検出器を摺接させ、基礎円に対するイン
ボリュート曲線の誤差を測定する測定方法があり、また
歯すじ方向の誤差については、上記歯形誤差の測定方法
を応用した測定方法、いわゆる歯すじ創成法が提唱され
ており、上記歯形および歯すじ方向の各誤差を測定する
ように構成した歯面測定装置が提案されている。
【0003】一方、上記各誤差のうち歯溝の振れは、球
状の先端を有する測定子をピッチ円付近で歯溝の歯面に
向けて出没作動し、当接した測定子の突出測圧の微差を
測定するものであり、その誤差の度合いを左右する要因
としては各ピッチ誤差、圧力角、歯形誤差等の影響が含
まれるため、この歯溝の振れを測定することで測定歯車
の総合的な誤差を把握することができ、また他の測定器
に比べて簡単な構造で構成できるので、一般に需要の多
い工作機械に使用される歯車においては、生産性と精度
とを両立して確保する必要から歯溝の振れを測定する歯
面測定装置が多く採用されている。
【0004】しかしながら、上記提案の各歯面測定装置
は、それぞれ歯面測定の内容が単一の測定項目に限られ
ており、同一の被測定歯車に対して各測定項目毎に測定
装置を用意しなければならず、被測定歯車の測定装置へ
の取付け、取外しを行った後に測定項目毎の測定を繰返
して行う、という煩わしい作業を伴うものであった。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】一方、本出願人は、
歯車の歯面測定における効率向上を目的とするその研究
過程において、殊に歯溝の振れを測定する歯面測定装置
では、出没する測定子の測定作動に同期する測定構造を
別途設けることにより、被測定歯車の歯面に測定内容の
異なる他の検出器を併設することができる点に着目し、
測定精度を低下させることなく、被測定歯車の歯面測定
に関わる時間を短縮することができ、正確かつ迅速に歯
面測定を行うことができることを知見し得て、ここに全
く新規な歯面測定装置を完成するに至った。即ち、本発
明の目的とするところは、同一の測定装置本体を用い
るものでありながら、同時に異なる誤差測定を行うこと
ができ、歯車の各種の測定を短時間で効率良く行うこと
ができる。各検出器を歯面(歯溝)に繰返し当接させ
るという極めて簡単な動作で、精度良く各種の誤差を測
定することができ、特に、2本の副端子を設けた測定子
で副端子間の間隔をいちいち手動で調節することなく、
容易に設定することができ、測定に要する前作業を迅速
かつ正確に行うことができる。各検出器を歯面(歯
溝)への当接時に、検出器と歯車が自由回転状態になる
ため、双方に無理な負荷がかからず適切な測定位置に検
出器を保持させて測定精度を向上させることができる。
等の特徴を有する歯車の歯面測定装置を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した第1の技術手段は、被測定歯車を同軸状
に軸支する回転軸と、先端に球状の測定端を形成した出
没杆からなる第1の測定子を突設した第1の検出器と第
2の測定子を突設した第2の検出器とを搭載してなる上
下平行移動自在な基台と、上記回転軸を所要の角速度で
回転、停止させる回転駆動機構とからなり、上記回転軸
の回転停止毎に各検出器の測定子を被測定歯車にそれぞ
れ当接させて、当該被測定歯車の形状許容誤差を同時に
連続測定するように構成した歯車の歯面測定装置におい
、上記第2の検出器を、差動トランスを内装した固定
基部と、これに弾機を介して連接される移動基部の一側
に差動トランスの先端を弾着して形成し、かつ当該各基
部に各別に独立して回動お よび進退自在に装着される一
方および他方の副端子で第2の測定子を形成すると共
に、上記各副端子の先端に、前記被測定歯車の歯溝を形
成する対向歯面間の一面にのみ当接する球状の測定端を
それぞれ設けて、上記第2の測定子を用いた歯面の測定
時に、移動基部の付勢方向を、固定基部側への付勢と当
該固定基部から離反する方向への付勢とに切替可能とし
たことを特徴とし、
【0007】第2の技術手段として、被測定歯車を同軸
状に軸支する回転軸と、先端に球状の測定端を形成した
出没杆からなる測定子を突設した検出器と、当該検出器
を搭載してなる上下平行移動自在な基台と、上記回転軸
を所要の角速度で回転、停止させる回転駆動機構とから
なり、上記検出器を、回転軸の回転停止毎に被測定歯車
に当接させて、当該被測定歯車の形状許容誤差を連続測
定するように構成した歯車の歯面測定装置において、上
記回転軸と回転駆動機構とを主軸クラッチを介して連結
し、当該主軸クラッチを測定子の歯面への当接作動毎に
断とした際に、被測定歯車を軸支する回転軸が自由回転
状態となるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、歯面測定に際し
て測定精度を低下させることなく、被測定歯車の歯面測
定に関わる時間を短縮することができ、正確かつ迅速に
測定を行うことができると共に、歯車の製造工程におけ
る生産性と作業効率を向上させることができる。
【0009】
【実施例】本発明の構成を、図面に示した一実施例つい
て、詳細に説明する。図1において、1は歯面測定装置
であり、該歯面測定装置1は、ベンチ2上に立設した螺
軸3にオシコップ4を上下動自在に装着してなる歯車支
持機構5と、同じくベンチ2上に立設した螺軸6に上下
動自在に装着したスイングアーム機構7とからなり、上
記各機構5および7を所定間隔を存して配設し、上記ベ
ンチ2内には排紙口8aを正面に形成したミニプリンタ
8および後述する電磁式の主軸グラッチ9と制御部10
が内装されて歯面測定装置1が構成されている。
【0010】上記歯車支持機構5は、図2(a)および
(b)に示す如く、アーム状に突出した支持杆11の先
端に、円錐に形成された上部センター12をセンター調
整ツマミ13を介して上下固定位置調整自在に軸支する
と共に、回転自在なケレー円盤13aを、前記主軸クラ
ッチ9の断続作動に連動して間欠回転するターンテーブ
ル13上に配設し、かつ上部センター12に上下位置で
対向する下部センター14をケレー円盤13a上に突設
して構成されており、上記各センター12と14との間
に被測定歯車15を同軸状に軸支した回転軸16をセン
ター調整ツマミ13の上下調節で挟持するようになって
いる。
【0011】前記スイングアーム機構7は、上下方向に
移動自在な基台19上に出没機構20を水平状に配設し
て構成されており、該出没機構20の先端側には第1の
測定子21を歯車支持機構5側に向けて装着した第1の
検出器22が装備されて、図3(a)ないし(c)に示
す如く、主制御モータ23により出没機構20を一体に
装備した基台19を水平方向に摺動し、更に上記出没機
構20の後部に併設した副制御モータ24で第1の検出
器22を出没させて、第1の測定子21を歯車支持機構
5に支持される被測定歯車15の歯面に当接させ、検出
器22に内装した図示しない差動トランスにより測定子
21の面圧変位を測定するようになっている。また、上
記スイングアーム機構7は、図示しない回動基軸を介し
て螺軸6に傾動自在に支持されており、該螺軸6の頂部
に装着したハンドル25の回転による昇降調整と回動基
軸による傾動調整で、各種の被測定歯車の歯面測定に対
応できるように構成されている。
【0012】図4は前記ターンテーブル13およびケレ
ー円盤13aの駆動構造を示すものであって、上記ター
ンテーブル13とケレー円盤13aは、下部センター1
4を先端に設けた固定軸27に同軸状に嵌装された中間
ギヤ28上に固定されており、該中間ギヤ28は主軸ク
ラッチ9を介して主軸モータ29に連動連結され、主軸
モータ29の回転駆動力を主軸クラッチ9の断続作動を
介してターンテーブル13に間欠に伝達すると共に、上
記ケレー円盤13aとターンテーブル13との上下面に
は螺旋状の突条30が形成されており、ケレー円盤13
の回転を固定した状態でターンテーブル13を時計方向
および反時計方向に回転させることにより、上記ケレー
円盤13a上に対向して配設したケレーホーク31、3
1の対向間隔を調整し、下部センター14に軸心を合致
させた回転軸16をケレーホーク31、31間に挟持固
定するようになっている。
【0013】一方、図5(a)および(b)は、前記第
1の検出器22上に載置固定される第2の検出器32の
構成を示すものであって、該第2の検出器32は、一方
の副端子33aを長孔34aを介して回動および進退自
在に装着した固定基部35と、他方の副端子33bを長
孔34bを介して回動および進退自在に装着した移動基
部36からなり、上記移動基部36と固定基部35は弾
機38、39を介して連接されていると共に、移動基部
36の一側面内に先端40aを嵌入した差動トランス4
0を上記固定基部35に内装して構成されている。そし
て上記各副端子33a、33bの先端には、前記被測定
歯車15の歯溝15′を形成する対向歯面R1、R2間
の一面にのみ当接する球状の測定端A、Aがそれぞれ設
けられており、該各測定端A、Aの歯面への当接作動に
より変化する移動基部36の移動量を差動トランス40
で検出して種々の測定を行うようになっている。
【0014】上記連接する固定基部35と移動基部36
は、送りネジ41を介して連接されており、調整つまみ
42の回動操作で、各基部35、36の長手方向の移動
量を調整する一方、上記固定基部35の後面側には、該
固定基部35のみの移動量を調整する微動調整つまみ4
3が装着されている。更に上記第2の検出器32の後部
には、固定基部35および移動基部36を支承するベー
ス部44が弾機44a、44bを介して弾持されてお
り、該ベース部44には、上記移動基部36を長手方向
に移動した位置に固定するクランプねじ45a、45a
が装備され、また固定基部35には微動調整つまみ43
による微調整位置に固定基部35を固定するクランプね
じ45bが装備されている。
【0015】また、上記移動基部36とベース部44の
後面側には、移動基部36の付勢方向を切替る切替レバ
ー46と、ベース部44全体の付勢方向を切替る切替レ
バー47が各別に設けられており、被測定歯車15に対
する各種の測定内容に応じて移動基部36の固定基部4
4側への付勢と、当該固定基部44から離反する方向へ
の付勢とに各レバー46、47を組み合わせて切替るよ
うになっている。なお、17はオシコップ4全体を昇降
するハンドル、18は所定位置に昇降したオシコップ4
を固定するクランプレバー、26は所定位置まで昇降調
整したスイングアーム機構7を固定するクランプレバ
ー、48は各測定子21、37の被測定歯車15に対す
る面圧力を指針表示する指示計、49はベンチ2上に設
けられたコントロールパネルである。
【0016】次に、制御系統の流れを図6に示す制御ブ
ロック図について説明する。図において、50はCP
U、51はメモリ、52はGP−IBインタフェース、
53は入出力インタフェース、54はモータコントロー
ラ、55はプリンタインタフェース、56は上記各制御
ブロック間の制御送受と第1および第2の検出器22、
32で測定された測圧データを通ずるバスラインであっ
て、第1および第2の検出器22、32で測定された測
圧データは、位相検波器57および増幅器58を介して
A−Dコンバータ59に送出され、デジタル信号化され
た後にバスライン56を通じてメモリ51に蓄積される
と共に、CPU50の制御により各インタフェース5
2、53および55に上記デジタル信号化された測圧デ
ータが送出されて、パーソナルコンピュータ60を介し
たX−Yプロッタ61aあるいはレーザープリンタ61
bへの描画、更に図13に示す如く、ミニプリンタ8を
介した測圧データの印字を行うようになっている。ま
た、モータコントローラ54では、コントロールパネル
49からの入力設定により主制御モータ23、副制御モ
ータ24および主軸モータ29の各回転駆動を制御し、
測定する歯車の種類、ピッチ円の大小、歯数の多少に応
じて適切な連続測定を行えるようにドライバ回路を介し
て各モータ23、24および29を設定するように構成
されている。
【0017】本発明は、叙上の如く構成したから、被測
定歯車15の歯溝15′の振れを測定する際には、上部
および下部センター12、14間に被測定歯車15を同
軸状に軸支した回転軸16を固定した後、ハンドル25
を操作して第1の検出器22の測定子21を被測定歯車
15と略同一高さまで昇降すると共に、コントロールパ
ネル49を操作して、主制御モータ23の回転駆動で基
台19上の出没機構を、図3(b)に示す如く、被測定
歯車15側に突出し、該被測定歯車15の手前で停止さ
せる。
【0018】次いで、副制御モータ24を回転駆動させ
て、測定子21の先端を歯溝15′に嵌入し、指示計4
8の指針が中央位置にくるようにコントロールパネルの
微調整スイッチの操作で上記測定子21先端の面圧力を
調整する。然る後、コントロールパネル49のセットス
イッチを操作して面圧力の基準値を「0」に設定し測定
を開始すると、第1の検出器22が測定子21とともに
一旦後退し、この間に主軸モータ29が回転駆動してケ
レー円盤13a上の回転軸16を一歯分だけ回動し
、主軸クラッチ9が断となって回転軸16は自由回転
状態となる。そして、上記回転軸16の自由回転状態
で、先に測定した歯溝15′に隣合う歯溝15′に測定
子21が再び嵌入されると、基準値「0」に対する面圧
変位、すなわち歯溝15′の振れが測定子21の先端か
ら第1の検出器22に内装された差動トランス40に伝
達される。このような測定子21の隣合う歯溝15′
への測定作動を連続して行うことにより、デジタル信号
化された測圧データが逐次制御部10に送出されて、パ
ーソナルコンピュータ60を介したX−Yプロッタ61
aあるいはレーザープリンタ61bへの描画やミニプリ
ンタ8を介した測圧データの印字が連続して行われるこ
とになる。
【0019】また、上記のような歯溝15′の振れの連
続測定と並行して第2の検出器32により上記第1の検
出器22と異なる内容、すなわちピッチ誤差の測定を行
うには、以下に述べる手順で第1の検出器22を設定す
ればよい。まず、隣接する歯の一方の各歯面R1、R2
の単一ピッチ誤差を測定するには、前述の如く第1の検
出器22をセットした後に、図8(a)に示すように切
替レバー46、47をそれぞれ矢印A方向に切替えて、
移動基部36とベース部44の付勢方向を矢印方向に設
定する。この時、同図に示すように指示計48は弾機3
8、39および44a、44bの付勢力により右に振り
切れた状態となる。
【0020】次いで、固定基部35内の差動トランス4
0を通電状態に設定し、第2の測定子37を形成する他
方の副端子33bをピッチ円X付近に位置させ、調整つ
まみ42の送り操作で固定基部35と移動基部36を長
手方向に移動させて、図9(a)に示すように副端子3
3bの測定一方の歯面R1に当接し、指示計48
の指針が左に振り切れるまで調整つまみ42の送り操作
を行う。そして、クランプねじ45a、45aで調整つ
まみ42をロックし、その位置に固定基部35と移動基
部36を固定した後、副端子33aの測定端Aを微動調
整つまみ43の微調整で、前記副端子33bを当接した
歯面R1に一歯分を介して隣接する歯面R2に当接さ
せ、指示計48の指針が左に振り切れた状態から略中央
位置にくるように微動調整つまみ43を調整し、上記両
副端子33a、33bの面圧力を略一定に設定した後に
クランプねじ45bをロックする。(図9(b))
【0021】然る後、コントロールパネル49のセット
スイッチを操作して固定基部35に内装した差動トラン
ス40の面圧力の基準値を「0」に設定し測定を開始す
ると、前記歯溝15′の測定時と同様に、第1の検出器
22の測定子21と第2の検出器32の副端子33a、
33bがともに一旦後退し、この間に主軸モータ29が
回転駆動してケレー円盤13a上の回転軸16を一歯分
だけ回動し、主軸クラッチ9が断となって回転軸16は
自由回転状態となり、先に基準値をして測定した歯面R
1、R2間に隣合う歯面間に副端子33a、33bが再
び嵌入されてそれぞれ歯面R2、R1にのみ当接す
と、移動基部36の一側面内に嵌入した差動トランス4
0の先端40aが、基準値「0」に対する面圧変位で微
動することにより、上記副端子33a、33b間の測圧
データが差動トランス40から位相検波器57、A−D
コンバータ59等を介してデジタル信号化され、パーソ
ナルコンピュータ60を介したX−Yプロッタ61aあ
るいはレーザープリンタ61bへの描画、ミニプリンタ
8を介した測圧データの印字等が、歯溝15′における
測圧データと並行して連続的に行われることになる。こ
こで、上述のピッチ誤差の測定例は、第1の測定子21
による歯幅の比較的大きい被測定歯車15での測定を示
すものであって、歯幅の小さい被測定歯車15を測定す
る場合には、図7に示すように、測定子21に代えて水
平方向から垂直方向に立ち上がる第1の測定子21′を
第2の測定子37の測定域に臨ませて配設すればよい。
【0022】また、隣接する歯の他方の各歯面L1、L
2の単一ピッチ誤差を測定するには、前述の如く第1の
検出器22をセットした後に、図8(b)に示すように
切替レバー46、47をそれぞれ矢印B方向に切替え
て、移動基部36とベース部44の付勢方向を矢印方向
に設定する。この時、同図に示すように指示計48は前
記の歯面R1、R2の測定時とは逆に左に振り切れた状
態となる。
【0023】次いで、固定基部35内の差動トランス4
0を通電状態に設定し、第2の測定子37を形成する他
方の副端子33bをピッチ円X付近に位置させ、調整つ
まみ42の送り操作で固定基部35と移動基部36を長
手方向に移動させた後、図9(c)に示すように副端子
33bの測定を歯面L1に当接し、指示計48の指
針が右に振り切れるまで調整つまみ42の送り操作を行
う。そして、クランプねじ45a、45aで調整つまみ
42をロックし、その位置に固定基部35と移動基部3
6を固定した後、副端子33aを微動調整つまみ43の
微調整で、前記副端子33bを当接した歯面1に隣接
する歯面2に副端子33aの測定端Aを当接させ、指
示計48の指針が右に振り切れた状態から略中央位置に
くるように微動調整つまみ43を調整し、上記両副端子
33a、33bの面圧力を略一定に設定した後にクラン
プねじ45bをロックする。(図9(d))
【0024】然る後、コントロールパネル49のセット
スイッチを操作して固定基部35に内装した差動トラン
ス40の面圧力の基準値を「0」に設定し測定を開始す
ると、前記と同様に、第2の検出器32の副端子33
a、33bがともに一旦後退し、この間に主軸モータ2
9が回転駆動してケレー円盤13a上の回転軸16を一
歯分だけ回動し、主軸クラッチ9が断となって回転軸1
6は自由回転状態となり、この間に先に基準値をして測
定した歯面L1、L2間に隣合う歯面間に副端子33
a、33bが再び嵌入されてそれぞれ歯面L2、L1に
のみ当接すると、移動基部36の一側面内に嵌入した差
動トランス40の先端40aが、基準値「0」に対する
面圧変位で微動することにより、上記副端子33a、3
3b間の測圧データが差動トランス40から制御部10
に送出される。
【0025】上記のように測定された歯面R1、R2、
L1およびL2間の単一ピッチ誤差の測圧データは、デ
ジタル信号化された後にCPU50内で隣接ピッチ誤
差、累積ピッチ誤差の演算処理に利用され、コントロー
ルパネル49からの制御操作で上記各ピッチ誤差の表示
および印字がなされ、あるいはメモリ51への蓄積が行
われる。
【0026】更に、歯溝15′の振れ測定と並行して被
測定歯車15の歯厚誤差を測定する場合には、前述の如
く第1の検出器22をセットした後に、図8(c)に示
すように切替レバー46をB方向に、切替レバー47を
矢印A方向にそれぞれ切替えて、移動基部36とベース
部44を対向方向に付勢するように設定する。この時、
同図に示すように指示計48は弾機38、39および4
4a、44bの付勢力により左に振り切れた状態とな
る。
【0027】次いで、固定基部35内の差動トランス4
0を通電状態に設定し、第2の測定子37を形成する他
方の副端子33bを調整つまみ42の送り操作で歯面L
のピッチ円X付近に当接させない状態で位置させ、クラ
ンプねじ45a、45aをロックする。(図10
(a))そして、副端子33aを歯面Rのピッチ円X付
近に位置させた後、微動調整つまみ43を操作して前記
副端子33aの測定端Aを歯面Rに当接させ、指示計4
8の指針が左に振り切れた状態から略中央位置にくるよ
うに微動調整つまみ43を調整すると、これに伴って上
記副端子33bの測定端Aが歯面Lに当接し、両副端子
33a、33bの面圧力を略一定に設定した後にクラン
プねじ45bをロックする。(図10(b))
【0028】然る後、コントロールパネル49のセット
スイッチを操作して固定基部35に内装した差動トラン
ス40の面圧力の基準値を「0」に設定し測定を開始す
ると、前記歯溝15′の測定時と同様に、第1の検出器
22の測定子21と第2の検出器32の副端子33a、
33bがともに一旦後退し、この間に主軸モータ29が
回転駆動してケレー円盤13a上の回転軸16を一歯分
だけ回動し、主軸クラッチ9が断となって回転軸16は
自由回転状態となり、先に基準値をして測定した歯面
R、L間に隣合う歯面間に副端子33a、33bが再び
嵌入されてそれぞれ歯面R、Lにのみ当接すると、移動
基部36の一側面内に嵌入した差動トランス40の先端
40aが、基準値「0」に対する面圧変位で微動するこ
とにより、上記副端子33a、33b間の測圧データが
差動トランス40から位相検波器57、A−Dコンバー
タ59等を介してデジタル信号化され、パーソナルコン
ピュータ60を介したX−Yプロッタ61aあるいはレ
ーザープリンタ61bへの描画と、ミニプリンタ8を介
した測圧データの印字が、歯溝15′における振れの測
圧データと並行して連続的に行われることになる。
【0029】したがって、上述の如く歯溝15′の振れ
の測定、単一ピッチ誤差、歯厚誤差および法線ピッチ誤
差等の測定に際して、被測定歯車15の煩わしい取付
け、取外し作業を不要とし、測定前のセッティングを測
定項目毎に行うのみの簡単な準備作業で、適宜組み合わ
せた測定内容を同時に連続して効率良く行うことができ
る。なお、本実施例は、図11(a)に示す如く、平歯
車、はすば歯車等に適用される第1測定子21および第
2の測定子37を水平方向に出没させて歯面の測定を行
う例を示したものであって、すぐばかさ歯車のように歯
面を斜設した歯車の測定に際しては、同図(b)に示す
ようにスイングアーム機構7全体を傾動して各測定子2
1、37が歯面に対して直交するように設定すれば、図
12においてクロスハッチで示す上下および水平方向の
みの位置調整による測定可能域Sに比して、測定可能域
をS1、S2だけ広げることができ、より多くの各種の
歯車に対してその歯面測定の適用範囲を拡大することが
可能になる。また、図6に示す如く、第1の検出器22
の出没作動を読み取る光学式のリニヤスケールを基台1
9に併設し、かつ第1の測定子21の先端に形成した球
状端子の径と、被測定歯車15の基準円の径をコントロ
ールパネル49で予め入力して前述の歯溝15′の振れ
の測定と同様の手順で測圧データを補間デジタル回路お
よびカウンタを介して制御部10に送出するように歯面
測定装置1を作動させれば、被測定歯車15のオーバー
ボール径を実施例で示した各歯面誤差の測定とともに効
率良く測定することができることは詳述するまでもな
い。
【0030】
【発明の効果】これを要するに、本発明は、被測定歯車
を同軸状に軸支する回転軸と、先端に球状の測定端を形
成した出没杆からなる第1の測定子を突設した第1の
出器と第2の測定子を突設した第2の検出器とを搭載し
てなる上下平行移動自在な基台と、上記回転軸を所要の
角速度で回転、停止させる回転駆動機構とからなり、上
記回転軸の回転停止毎に各検出器の測定子を被測定歯車
にそれぞれ当接させて、当該被測定歯車の形状許容誤差
を同時に連続測定するように構成した歯車の歯面測定装
において、上記第2の検出器を、差動トランスを内装
した固定基部と、これに弾機を介して連接される移動基
部の一側に差動トランスの先端を弾着して形成し、かつ
当該各基部に各別に独立して回動および進退自在に装着
される一方および他方の副端子で第2の測定子を形成
ると共に、上記各副端子の先端に、前記被測定歯車の
溝15′を形成する対向歯面間の一面にのみ当接する球
状の測定端をそれぞれ設けて、上記各副端子の双方また
は何れか一方を用いる歯面の測定時に、移動基部の付勢
方向を、その測定内容に応じて固定基部側への付勢と当
該固定基部から離反する方向への付勢とに切替可能と
し、更に上記回転軸と回転駆動機構とを主軸クラッチを
介して連結し、当該主軸クラッチを測定子の歯面への当
接作動毎に断とした際に、被測定歯車を軸支する回転軸
が自由回転状態となるように構成したから、同一の測定
装置本体を用い同時に異なる誤差測定を行うことがで
き、歯車の各種の測定を短時間で効率良く行うことがで
きるものでありながら、各検出器を歯面(歯溝)に繰
返し当接させるという極めて簡単な動作で、精度良く各
種の誤差を測定することができ、特に、2本の副端子を
設けた第2の測定子を用いる測定においては、当該副端
子間の間隔を正確に調節することなく、弾機による付勢
力のバランス調整および付勢方向の切替えを行うのみで
容易に異なる測定内容の設定作業を行うことができ、測
定に要する準備作業を迅速かつ正確に行うことができ
る。 各検出器を歯面(歯溝)へ当接させる際に歯車が
自由回転状態になるため、双方に無理な負荷がかからず
適切な測定位置に検出器を保持させて測定精度と信頼性
を向上させることができる。等という極めて有用な新規
的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯車の歯面測定装置の全体斜視図である。
【図2】(a)は同上左側面図である。(b)は同上正
面図である。
【図3】(a)〜(c)はスイングアーム機構の動作を
示す作用説明図である。
【図4】主軸クラッチとターンテーブルの構造を示す一
部断面要部拡大図である。
【図5】(a)は第2の検出器の拡大平面図である。
(b)は一部を省略した中央横断面図である。
【図6】制御系統の流れを示す制御ブロック図である。
【図7】第1の検出器と第2の検出器の位置関係を示す
要部拡大側面図である。
【図8】(a)および(b)は単一ピッチ誤差の測定時
における切替レバーの切替状態と指示計の指針をそれぞ
れ示す作用説明図である。 (c)は歯厚誤差の測定時における切替レバーの切替状
態と指示計の指針を示す作用説明図である。
【図9】(a)および(b)は歯面Rにおける副端子の
測定作動を示す作用説明図である。 (c)および(d)は歯面Lにおける副端子の測定作動
を示す作用説明図である。
【図10】(a)および(b)は歯厚誤差測定時におけ
る副端子の測定作動を示す作用説明図である。
【図11】(a)ははすば歯車の歯面測定状態を示す斜
視図である。(b)はすぐばかさ歯車の歯面測定状態を
示す斜視図である。
【図12】(a)はスイングアーム機構の傾動調整で対
応可能な測定範囲を示す説明図である。
【図13】ミニプリンタによる測定値の印字例を示すも
のであって、(a)は数値データの出力例、(b)はグ
ラフ表示での出力例を示すものである。
【符号の説明】
1 歯面測定装置 9 主軸クラッチ 15 被測定歯車15′ 歯溝 16 回転軸 19 基台 21 第1の測定子 22 第1の検出器 32 第2の検出器 33a 一方の副端子 33b 他方の副端予 35 固定基部 36 移動基部 37 第2の測定子 38 弾機 39 弾機 44a 弾機 44b 弾機 40 差動トランスA 測定端

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定歯車を同軸状に軸支する回転軸
    と、先端に球状の測定端を形成した出没杆からなる第1
    の測定子を突設した第1の検出器と第2の測定子を突設
    した第2の検出器とを搭載してなる上下平行移動自在な
    基台と、上記回転軸を所要の角速度で回転、停止させる
    回転駆動機構とからなり、上記回転軸の回転停止毎に各
    検出器の測定子を被測定歯車にそれぞれ当接させて、当
    該被測定歯車の形状許容誤差を同時に連続測定するよう
    に構成した歯車の歯面測定装置において、上記第2の
    出器を、差動トランスを内装した固定基部と、これに弾
    機を介して連接される移動基部の一側に差動トランスの
    先端を弾着して形成し、かつ当該各基部に各別に独立し
    て回動および進退自在に装着される一方および他方の副
    端子で第2の測定子を形成すると共に、上記各副端子の
    先端に、前記被測定歯車の歯溝を形成する対向歯面間の
    一面にのみ当接する球状の測定端をそれぞれ設けて、上
    記第2の測定子を用いた歯面の測定時に、移動基部の付
    勢方向を、固定基部側への付勢と当該固定基部から離反
    する方向への付勢とに切替可能としたことを特徴とする
    歯車の歯面測定装置。
  2. 【請求項2】 被測定歯車を同軸状に軸支する回転軸
    と、先端に球状の測定端を形成した出没杆からなる測定
    子を突設した検出器と、当該検出器を搭載してなる上下
    平行移動自在な基台と、上記回転軸を所要の角速度で回
    転、停止させる回転駆動機構とからなり、上記検出器
    を、回転軸の回転停止毎に被測定歯車に当接させて、当
    該被測定歯車の形状許容誤差を連続測定するように構成
    した歯車の歯面測定装置において、上記回転軸と回転駆
    動機構とを主軸クラッチを介して連結し、当該主軸クラ
    ッチを測定子の歯面への当接作動毎に断とした際に、被
    測定歯車を軸支する回転軸が自由回転状態となるように
    構成したことを特徴とする歯車の歯面測定装置。
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