JP2906070B2 - 水道直結型消火設備及び流水検知弁 - Google Patents

水道直結型消火設備及び流水検知弁

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、住宅や小規模建物などに適した水道直結
型消火設備及びその消火設備等に用いられる流水検知弁
に関するものである。
従来の技術 家庭、或は、スプリンクラ消火設備が設置されていな
い比較的小規模な建物等に、正式のスプリンクラ消火装
置を設けることは好ましいことであるが、この装置は、
設置面積が大きく、かつ、設置費用が高い、という問題
がある。
そこで、スプリンクラ配管を水道本管に直結すると共
にスプリンクラ配管から家庭用配管を分岐した住宅消火
設備を用いることにより、前記問題の解決を図ってい
る。(昭和48年実用新案公開第46500号公報参照) 発明が解決しようとする課題 従来例の住宅用消火設備では、水道本管にスプリンク
ラ配管と家庭用配管とを併設しているので、浴槽や洗濯
機の洗濯槽等に給水中に火災が発生すると、スプリンク
ラからも水が噴出する。しかし、通常用いられている直
径20mmの給水管では、40〜50リットル/min.が給水能力
の限界であり、家庭用配管からの給水中においてもスプ
リンクラへ十分給水できるように設計されていない。そ
のため、スプリンクラ配管と家庭用配管の両方から同時
に放水されるとスプリンクラからの水の供給量が少なく
なるので十分に消火できなくなる。
この発明は、上記事情に鑑み浴槽などへの給水中に火
災が発生しても十分な消火水を供給できるようにするこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明は、水道本管に流水検知弁を介して接続され
た消火用枝管と;該流水検知弁の上流の水道本管に切換
弁を介して接続された家庭用枝管と;前記流水検知弁に
接続された切換弁の制御部と;を備えることにより前記
課題を解決しようとするものである。
作用 消火用枝管に閉鎖型スプリンクラヘッドを接続し、流
水検知弁を閉じるとともに切換弁を開にする。この状態
では、水道本管の水は水道用枝管のみに流れるので、水
栓を開くと水がでてくる。火災などの発生によりスプリ
ンクラヘッドが作動すると、消火用枝管内の圧力が水道
本管内のそれより低くなるので、流水検知弁が開くと共
に切換弁の制御部が作動して切換弁を閉じる。そのた
め、水道用枝管内への給水は遮断され、水道本管からの
水は全て消火用枝管内に供給され、スプリンクラヘッド
から噴出する。
実施例 この発明の実施例を添付図面により説明するが、同一
図面符号はその名称も機能も同一である。
水道本管1にメータMと復旧弁2と流水検知弁3とを
順次接続する。この流水検知弁3は、弁が開いたときに
流水を検知出来る公知のもの(例えば、特公昭55−1105
9号、特公昭58−40064号、実公昭56−17060号参照)で
よいが、本実施例では特に第2図に示す流水検知弁を用
いる。
それは、この弁が公知の弁に比べて部品点数が少なく
組み立てが容易な上、弁体の移動範囲が小さいので小型
に出来るからである。
この流水検知弁3は、水道本管1に接続する給水口4
と弁座5に開口する流水検知孔6とを備えた弁一次側本
体3Aと、吐出口7と流体出入口8と前記弁座5に対向す
る複数の弁体ストッパ9とを備えた弁二次側本体3Bと、
弁体ストッパ9と弁座5との間に上下動可能に設けられ
た弁体10と、から構成されている。
弁体10の真上面中央部には、前記弁体ストッパ9の内
側面と対向する突起部11が形成され、また、その下面中
央部には、給水口4の内周面に対向する複数のガイド片
12が形成されている。この吐出口7には、閉鎖型スプリ
ンクラヘッド15を備えた消火用枝管16が接続されてい
る。この吐出口7の開口面積と弁体10の表面積との比は
1:9に形成されている。
復旧弁2と流水検知弁3との間に水道用枝管としての
家庭用枝管21が接続されている。
この家庭用枝管21には、飲料用水栓17、18とバスやト
レイなどの衛生用の水栓19、20が設けられている。家庭
用枝管21には、切換弁22が設けられているが、この弁22
は通水と断水とを行なう機能を備えていれば良く、例え
ば、実公昭37−13667号、実公昭47−10398号、実公昭47
−13823号等の加圧式閉止型自動弁を用いる。
この切換弁22は制御部23を介して流水検知弁3の流体
検知孔6に接続している。
流水検知弁3の流体出入口8は給気弁24及び排水弁25
に接続されている。
次に、本実施例の作動について説明する。
給気弁24からガス、或は、空気を圧入すると、該ガス
は流体出入口8を通り消火用枝管16に充填される。な
お、給気弁24は、例えば、圧力ボンベなどを接続するよ
うにしても良い。
この時、弁体10はガスにより押圧されて鎖線10Aの状
態となって弁座5に着座し給水口4と流体検知孔6とを
閉じるが、給水口4の開口面積と弁体10の表面積との比
が1:9であるので、単位面積当たりの給水圧に比べ単位
面積当たりのガス圧を小さくすることができる。なお、
弁体10はパッキン10aを介して弁座5に着座する。
復旧弁2、加圧閉止型自動弁22を開いた状態で衛生用
水栓20を開けると、水道本管1内の水は家庭用枝管21を
通り、浴槽内に供給される。このとき、流水検知弁3は
閉じているので消火用枝管16には給水されない。
この状態において火災が発生すると、スプリンクラヘ
ッド15が開き消火用枝管16内のガスが噴出するので、流
水検知弁3内のガス圧が低下する。そのため、弁一次側
の水圧が弁二次側のガス圧より大きくなるので、弁体10
は上方向に移動し弁体ストッパ9に当接する。
この移動に際し突起部11は弁体ストッパ9の内側面に
よりガイドされ、また、ガイド片12は給水口4の内周面
によりガイドされるが、弁体10は設定された移動軌跡を
正確に上下動する。このようにして流水検知弁3が開弁
すると、弁座5に開口する流体検知孔6内に水が流入す
る。そうすると、流水検知弁3の検知出力により制御部
23が作動して加圧閉止型自動弁22を閉弁させ、家庭用枝
管21への給水は遮断される。
従って、この状態では消火用枝管16にのみ給水が行わ
れ、スプリンクラヘッド15から噴水される。消火作業終
了後、復旧弁2を閉じると弁体10は自重により落下して
弁座5に着座する。この状態では、流水検知孔6からの
圧力水による信号が無くなるので、加圧閉止型自動弁22
が開く。排水弁25を開けて消火用枝管16内の水を排出さ
せ、スプリンクラヘッド15を交換した後、消火用枝管16
内に所定圧のガスを充填し復旧弁2を開く。なお、W
は、水の流れ方向を示す。
ところで、上記実施例では、消火用枝管16内に気体を
圧入するようにしたが、加圧した水を入れるようにして
も良い。
更に、流水検知弁として通水により回転する羽根体を
有し、この羽根体が回転したときにスイッチがONするも
のを用いることもでき、また、切換弁22として電動弁な
どを用いることも出来る。
発明の効果 この発明は、以上のように、水道本管に流水検知弁を
介して接続された消火用枝管と;該流水検知弁の上流の
水道本管に切換弁を介して接続された水道用枝管と;前
記流水検知弁に接続された切換弁の制御部と:を備えて
いるので、家庭用枝管の水栓を使用中に火災が発生して
も流水検知弁の検知出力により制御部が作動して切換弁
を閉じてしまう。
そのため、従来例と異なり、火災時においては消火用
枝管のみに給水されるので、該消火用枝管には消火に必
要な十分量の水が供給される。
また、流水検知弁が、給水口と弁座に開口する流体検
知孔とを備えた弁一次側本体と;吐出口と前記弁座に対
向する弁体ストッパとを備えた弁二次側本体と;該弁体
ストッパと前記弁座との間に上下動可能に配設された弁
体と;から構成されているので、構造が簡単で部品点数
も少なく、組み立てやすい。
その上、弁体の移動範囲も従来例に比し少ないので、
小型化することが出来る。
なお、この流水検知弁は、消火設備のみならず、他の
設備にも利用できいることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本発明の実施例を示す図で、第1図
は配管系統図、第2図は流体検知弁の縦断面図である。 1……水道本管 3……流水検知弁 4……給水口 6……流体検知孔 7……吐出口 9……弁体ストッパ 10……弁体 16……消火用枝管 21……水道用枝管 22……切換弁 23……制御部 3A……弁一次側本体 3B……弁二次側本体

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道本管に流水検知弁を介して接続された
    消火用枝管と;該流水検知弁の上流の水道本管に切換弁
    を介して接続された水道用枝管と;前記流水検知弁に接
    続された切換弁の制御部と;を備えた水道直結型消火設
    備。
  2. 【請求項2】消火用枝管が、閉鎖型スプリンクラヘッド
    を備えていることを特徴とする請求項第1記載の水道直
    結型消火設備。
  3. 【請求項3】流水検知弁が、給水口と弁座に開口する流
    体検知孔とを備えた弁一次側本体と;吐出口と前記弁座
    に対向する弁体ストッパとを備えた弁二次側本体と;該
    弁体ストッパと前記弁座との間に上下動可能に配設され
    た弁体と;から構成されていることを特徴とする請求項
    第1記載の水道直結型消火設備。
  4. 【請求項4】請求項第1記載の水道直結型消火設備に備
    えられる流水検知弁であって、該流水検知弁は、給水口
    と、弁座に開口する流体検知孔とを備えた弁一次側本体
    と;吐出口と前記弁座に対向する弁体ストッパとを備え
    た弁二次側本体と;該弁体ストッパと前記弁座との間に
    上下動可能に配設された弁体と;から構成されているこ
    とを特徴とする流水検知弁。
  5. 【請求項5】弁二次側本体の上部に流体出入口が設けら
    れていることを特徴とする請求項第4記載の流水検知
    弁。
  6. 【請求項6】弁体の上面に弁体ストッパの内側面と対向
    する突起部を形成し、その下面に給水口の内周面と対向
    するガイド片を設けたことを特徴とする請求項第4記載
    の流水検知弁。
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