JP2905255B2 - 制御棒駆動系のエアベント装置 - Google Patents
制御棒駆動系のエアベント装置Info
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- JP2905255B2 JP2905255B2 JP2099214A JP9921490A JP2905255B2 JP 2905255 B2 JP2905255 B2 JP 2905255B2 JP 2099214 A JP2099214 A JP 2099214A JP 9921490 A JP9921490 A JP 9921490A JP 2905255 B2 JP2905255 B2 JP 2905255B2
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- control rod
- water
- rod drive
- pipe
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は原子炉圧力容器に連通する水圧式の制御棒駆
動系のエアベント装置に係る。
動系のエアベント装置に係る。
（従来の技術） 原子力発電所においては定期検査が行われており、こ
の定期検査に際しては制御棒駆動機構（以下CRDと略
す）、水圧制御ユニット（以下HCUと略す）の分解点検
が実施される。
の定期検査に際しては制御棒駆動機構（以下CRDと略
す）、水圧制御ユニット（以下HCUと略す）の分解点検
が実施される。
上記の分解点検においてCRD、HCUおよびCRD系統に対
する空気の進入を避けることができず、前記混入した空
気によりCRDの正常な動作が阻害される。
する空気の進入を避けることができず、前記混入した空
気によりCRDの正常な動作が阻害される。
従来は前記の混入空気による動作の阻害を防止するた
め、CRD系に空気抜きの仮設配管を接続するとともに、
炉心内に制御棒（以下CRと略す）をガイドするブレード
ガイドを取り付け、CRDを作動させて前記仮設配管から
前記空気が混入した水を排出させていた。
め、CRD系に空気抜きの仮設配管を接続するとともに、
炉心内に制御棒（以下CRと略す）をガイドするブレード
ガイドを取り付け、CRDを作動させて前記仮設配管から
前記空気が混入した水を排出させていた。
（発明が解決しようとする課題） 上記の空気が混入した水の排出、すなわちエアベント
の実施にはそのための作業員を必要とし、しかも定期点
検に要する時間が長くなる問題があった。
の実施にはそのための作業員を必要とし、しかも定期点
検に要する時間が長くなる問題があった。
本発明は上記の事情に基づきなされたもので、原子力
発電所の定期検査に際して必要となるエアベントを迅速
にしかも特別の人手を要することなく行い得るCRD系の
エアベント装置を提供することを目的としている。
発電所の定期検査に際して必要となるエアベントを迅速
にしかも特別の人手を要することなく行い得るCRD系の
エアベント装置を提供することを目的としている。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明のCRD系のエアベント装置は、原子炉圧力容器
に取り付けられ制御棒を駆動する制御棒駆動機構と、こ
の制御棒駆動機構内の駆動水を制御する水圧制御ユニッ
トと、前記制御棒駆動機構および前記水圧制御ユニット
間を接続し制御棒の挿入時、引抜時に駆動水が供給され
る挿入配管および引抜配管とからなる制御棒駆動系にお
いて、前記挿入配管および引抜配管に弁、接続配管を介
して分離容器を接続し、この分離容器上部には真空ポン
プの吸引口を接続してなることを特徴とする。
に取り付けられ制御棒を駆動する制御棒駆動機構と、こ
の制御棒駆動機構内の駆動水を制御する水圧制御ユニッ
トと、前記制御棒駆動機構および前記水圧制御ユニット
間を接続し制御棒の挿入時、引抜時に駆動水が供給され
る挿入配管および引抜配管とからなる制御棒駆動系にお
いて、前記挿入配管および引抜配管に弁、接続配管を介
して分離容器を接続し、この分離容器上部には真空ポン
プの吸引口を接続してなることを特徴とする。
（作用） 上記構成の本発明のCRD系のエアベント装置におい
て、CRDのハウジングのピストン下方の空間、挿入配管
内のエアベントは次のようにして行われる。前記真空ポ
ンプを起動し分離容器、CRDハウジングのピストン下方
の空間および挿入配管内を負圧にする。次にHCUの弁を
徐々に開いてやると、水がHCUから挿入配管および前記
空間内に流入する。この時、前記流入する水の一部は分
離容器内に流入し、その底部に貯溜される。この状態を
或る時間維持すると、前記空間および挿入配管内の水中
に混入された空気は膨張し、水から分離され前記真空ポ
ンプにより排出される。
て、CRDのハウジングのピストン下方の空間、挿入配管
内のエアベントは次のようにして行われる。前記真空ポ
ンプを起動し分離容器、CRDハウジングのピストン下方
の空間および挿入配管内を負圧にする。次にHCUの弁を
徐々に開いてやると、水がHCUから挿入配管および前記
空間内に流入する。この時、前記流入する水の一部は分
離容器内に流入し、その底部に貯溜される。この状態を
或る時間維持すると、前記空間および挿入配管内の水中
に混入された空気は膨張し、水から分離され前記真空ポ
ンプにより排出される。
CRDハウジングのピストン上方の空間、これに連通さ
れた引抜配管内のエアベントは次のようにして行われ
る。ピストンを僅かに上昇させCR案内管内の水を前記空
間内に流入させる。ここで、真空ポンプを始動し空間、
引抜配管内を負圧にすると、前記の水の流入は加速され
るとともに前記空間内の水は分離容器内に流入し、ここ
で水中に混合していた空気は前記と同様にして分離され
る。なお、前記空間上部に滞留していた空気はCR案内管
内に入り、これを通じて原子炉圧力容器内に排出され
る。
れた引抜配管内のエアベントは次のようにして行われ
る。ピストンを僅かに上昇させCR案内管内の水を前記空
間内に流入させる。ここで、真空ポンプを始動し空間、
引抜配管内を負圧にすると、前記の水の流入は加速され
るとともに前記空間内の水は分離容器内に流入し、ここ
で水中に混合していた空気は前記と同様にして分離され
る。なお、前記空間上部に滞留していた空気はCR案内管
内に入り、これを通じて原子炉圧力容器内に排出され
る。
（実施例） 第１図本発明一実施例の構成を示す系統図である。こ
の図において、CRDハウジング１内にはシール３を周面
に具えたピストン２が収容され、このピストンはピスト
ンロッド2aを介してCR4に連結されている。なお、CRDハ
ウジング１内のピストン２の上方の空間1aはHCU5に弁６
を介して接続する引抜配管９に連通され、下方の空間1b
は弁７を介して前記HCU5に接続する挿入配管10に連通さ
れている。また、弁７の前記CRDハウジング１の反対側
には弁８を介してHCU5内に連通する分岐が設けられてい
る。図中8aは逆止弁を示す。
の図において、CRDハウジング１内にはシール３を周面
に具えたピストン２が収容され、このピストンはピスト
ンロッド2aを介してCR4に連結されている。なお、CRDハ
ウジング１内のピストン２の上方の空間1aはHCU5に弁６
を介して接続する引抜配管９に連通され、下方の空間1b
は弁７を介して前記HCU5に接続する挿入配管10に連通さ
れている。また、弁７の前記CRDハウジング１の反対側
には弁８を介してHCU5内に連通する分岐が設けられてい
る。図中8aは逆止弁を示す。
引抜配管９、挿入配管10には弁9a、10aを介して負圧
装置17に接続されている。負圧装置17には、分離容器15
と、この分離容器15内を廃棄する真空ポンプ16と、前記
分離容器15の弁13、14と前記弁9a、10aとの間を接続す
る接続配管11、12が設けられている。
装置17に接続されている。負圧装置17には、分離容器15
と、この分離容器15内を廃棄する真空ポンプ16と、前記
分離容器15の弁13、14と前記弁9a、10aとの間を接続す
る接続配管11、12が設けられている。
なお、図中20はCR案内管を示している。
以下、第２図、第３図につき上記構成の本発明装置の
作動を説明する。
作動を説明する。
第２図は分解点検によりCRDハウジング１のピストン
２下方の空間1b、これに連通する挿入配管10内の水中に
混入した空気を除去する態様を示している。先ず、真空
ポンプ16を起動し、分離容器15、弁14、接続配管12を介
して、前記空間1bおよび挿入配管10内を負圧にする。次
にHCU5の弁７、８を徐々に開いてやると、水がHCU5から
挿入配管10および空間1b内に流入する。この時、前記流
入する水の一部は接続配管12、弁14を通じて分離容器15
内に流入し、その底部に貯溜される。この状態を或る時
間維持すると、前記空間1bおよび挿入配管10内の水中に
混入された空気は膨張する。而して、前記空気は分離し
真空ポンプ16により排出される。
２下方の空間1b、これに連通する挿入配管10内の水中に
混入した空気を除去する態様を示している。先ず、真空
ポンプ16を起動し、分離容器15、弁14、接続配管12を介
して、前記空間1bおよび挿入配管10内を負圧にする。次
にHCU5の弁７、８を徐々に開いてやると、水がHCU5から
挿入配管10および空間1b内に流入する。この時、前記流
入する水の一部は接続配管12、弁14を通じて分離容器15
内に流入し、その底部に貯溜される。この状態を或る時
間維持すると、前記空間1bおよび挿入配管10内の水中に
混入された空気は膨張する。而して、前記空気は分離し
真空ポンプ16により排出される。
第３図はCRDハウジング１のピストン２上方の空間1
a、これに連通された引抜配管９内の水中に混入した空
気の除去態様を示している。先ず、ピストン２を僅かに
上昇させる。すると、CR案内管20内の水が前記空間1a内
に流入し始める。ここで、真空ポンプ16を始動し空間1
a,これに連通する引抜配管９内を負圧にすると、前記の
水の流入は加速されるとともに、前記空間1a内の水は弁
9a、接続配管11、弁13を介して分離容器15内に流入し、
ここで水中に混合していた空気は前記と同様にして分離
される。なお、前記空間上部に滞留していた空気は、前
記ピストン２の上昇によってCR案内管20下端に生じた空
隙を通じてCR案内管20内に入り、これを通じて原子炉圧
力容器内に排出される。
a、これに連通された引抜配管９内の水中に混入した空
気の除去態様を示している。先ず、ピストン２を僅かに
上昇させる。すると、CR案内管20内の水が前記空間1a内
に流入し始める。ここで、真空ポンプ16を始動し空間1
a,これに連通する引抜配管９内を負圧にすると、前記の
水の流入は加速されるとともに、前記空間1a内の水は弁
9a、接続配管11、弁13を介して分離容器15内に流入し、
ここで水中に混合していた空気は前記と同様にして分離
される。なお、前記空間上部に滞留していた空気は、前
記ピストン２の上昇によってCR案内管20下端に生じた空
隙を通じてCR案内管20内に入り、これを通じて原子炉圧
力容器内に排出される。
上記のようにしてCRDハウジング１内のピストン２の
上下の空間1a、1bおよびそれ等に連通する引抜配管９、
挿入配管10内の水中に混入した空気を除去、排出させる
ことができる。
上下の空間1a、1bおよびそれ等に連通する引抜配管９、
挿入配管10内の水中に混入した空気を除去、排出させる
ことができる。
［発明の効果］ 上記から明らかなように本発明の制御棒駆動系のエア
ベント装置によれば、CRD系の作動水中に混入した空気
をCRDを作動させることなく除去、排出させることがで
きるので、原子炉圧力容器内にブレードガイドを取り付
けることなくエアベントが簡単に且つ短時間になされ、
定期検査に要する手数、時間を大巾に削減することがで
きる。
ベント装置によれば、CRD系の作動水中に混入した空気
をCRDを作動させることなく除去、排出させることがで
きるので、原子炉圧力容器内にブレードガイドを取り付
けることなくエアベントが簡単に且つ短時間になされ、
定期検査に要する手数、時間を大巾に削減することがで
きる。
第１図は本発明一実施例の構成を示す系統図、第２図は
分解点検によりCRDハウジングのピストン下方の空間、
これに連通する挿入配管内の水中に混入した空気を除去
する態様を示す系統図、第３図はCRDハウジングのピス
トン上方の空間、これに連通された引抜配管内の水中に
混入した空気の除去態様を示す系統図である。 １……CRDハウジング、２……ピストン、３……シー
ル、４……CR、５……HCU、６、７、８、9a、10a、13、
14……弁、11、12……接続配管、15……分離容器、16…
…真空ポンプ、17……負圧装置、20……CR案内管
分解点検によりCRDハウジングのピストン下方の空間、
これに連通する挿入配管内の水中に混入した空気を除去
する態様を示す系統図、第３図はCRDハウジングのピス
トン上方の空間、これに連通された引抜配管内の水中に
混入した空気の除去態様を示す系統図である。 １……CRDハウジング、２……ピストン、３……シー
ル、４……CR、５……HCU、６、７、８、9a、10a、13、
14……弁、11、12……接続配管、15……分離容器、16…
…真空ポンプ、17……負圧装置、20……CR案内管
Claims (1)
- 【請求項１】原子炉圧力容器に取り付けられ制御棒を駆
動する制御棒駆動機構と、この制御棒駆動機構内の駆動
水を制御する水圧制御ユニットと、前記制御棒駆動機構
および前記水圧制御ユニット間を接続し制御棒の挿入
時、引抜時に駆動水が供給される挿入配管および引抜配
管とからなる制御棒駆動系において、前記挿入配管およ
び引抜配管に弁、接続配管を介して分離容器を接続し、
この分離容器上部には真空ポンプの吸引口を接続してな
ることを特徴とする制御棒駆動系のエアベント装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2099214A JP2905255B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 制御棒駆動系のエアベント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2099214A JP2905255B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 制御棒駆動系のエアベント装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03296690A JPH03296690A (ja) | 1991-12-27 |
| JP2905255B2 true JP2905255B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=14241406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2099214A Expired - Lifetime JP2905255B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 制御棒駆動系のエアベント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2905255B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-17 JP JP2099214A patent/JP2905255B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03296690A (ja) | 1991-12-27 |
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