JP2905147B2 - フューエルタンク - Google Patents

フューエルタンク

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク本体の上壁
にポンプ取付座面とカットオフバルブ取付座面とを設け
ている車両用フューエルタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種フューエルタンクにおい
て、タンク本体の上壁に設けるポンプ取付座面は、ポン
プからタンク下面までの高さをできるだけ低くして、ポ
ンプブラケットを小型とし、かつ、ポンプ配管を短くし
てポンプ組付コストの低廉化を図るため、タンク本体の
低位置に配置し、一方、カットオフバルブ取付座面は、
タンク本体の容量確保のため、タンク本体のできるだけ
高位置に配置することが好ましい。
【0003】以上のことから、従来のフューエルタンク
は、例えば実開平2ー12927号公報に記載され、か
つ、図4に示すように、金属板から成るタンク本体Aの
上壁A0側に、高,底壁部A1,A2と、これら各壁部
A1,A2を連結する屈曲壁部A3とを形成して、高壁
部A1側にカットオフバルブ取付座面A4を、低壁部A
2側にポンプ取付座面A5をそれぞれ設けている。
【0004】さらに、以上のフューエルタンクは、通
常、ポンプ取付座面A5を低壁部A2における幅方向一
側の偏位した位置に、また、カットオフバルブ取付座面
A4を高壁部A1におけるポンプ取付座面A5の形成位
置に近接配置するようにしており、つまり、高壁部A1
のポンプ取付座面A5との対向後方部位A6を上壁A0
の長さ方向中心部側に後退させ、かつ、高壁部A1のポ
ンプ取付座面A5との対向側方部位A7を上壁A0の長
さ方向一端部側に進出状に形成して、これら各部位A
6,A7でタンク本体Aに所定容量を確保しながら、該
各部位A6,A7で囲まれる低壁部A2にポンプ取付座
面A5を設けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に、タンク本体Aの上壁A0に高,低壁部A1,A2を
設け、この高壁部A1のポンプ取付座面A5との対向後
方部位A6を後退させ、かつ高壁部A1のポンプ取付座
面A5との対向側方部位A7を進出状に形成して、これ
ら各部位A6,A7で囲まれる低壁部A2の幅方向一側
の偏位した位置にポンプ取付座面A5を設けたもので
は、高壁部A1と低壁部A2との高低差により、タンク
本体Aのプレス成形時、前記低壁部A2は伸びるのに対
して屈曲壁部A3は縮むことから、特に前記屈曲壁部A
3と各壁部A1,A2、並びにこれら高,底壁部A1,
A2の外周を囲む周側壁A8との境の材料の変化率が大
きくなって、かかる部位に割れが発生し易くなる不具合
がある。
【0006】また特に上述したように、前記カットオフ
バルブ取付座面A4を設ける高壁部A1は、タンク本体
Aの容量確保のため出来るだけ高位置に配置し、一方、
前記ポンプ取付座面A5を設ける低壁部A2は、ポンプ
からタンク下面までの高さを低くし、ポンプブラケット
やポンプ配管等を小さくしてポンプ組付コストの低廉化
を図るため出来るだけ低位置に配置することが好ましい
が、このように高,底壁部A1,A2間に大きな段差を
設ける場合、前記したようにプレス成形時に各壁部A1
〜A3に大きな伸びや縮みが発生するので、前記した割
れの発生だけではなく、前記屈曲壁部A3と低壁部A2
との境に負圧が加わると、かかる部位が変形する不具合
も考えられる。
【0007】本発明の目的は、カットオフバルブ取付座
面を設ける高壁部をタンク本体の高位置に、また、その
低位置にポンプ取付座面を設ける低壁部をそれぞれ設け
て、タンク本体に所定容量を確保し、かつ、ポンプ組付
コストを低廉にすることができながら、プレス成形時に
高,低壁部と屈曲壁部との連結部位等に割れが発生する
のを防止でき、しかも、耐久強度にも優れたフューエル
タンクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、タンク本体1の上壁3に、
ポンプ取付座面50をもつ低壁部5と、カットオフバル
ブ取付座面40をもつ高壁部4と、これら高壁部4と低
壁部5とを結ぶ屈曲壁部6とを備えたフューエルタンク
において、前記ポンプ取付座面50を前記低壁部5の中
央部に設け、前記屈曲壁部の長さ方向両側方を前記ポン
プ取付座面50の両側方にまわり込ませると共に、該ま
わり込んだ屈曲壁部の傾斜角度を該屈曲壁部6の長さ方
向中間部の傾斜角度よりも緩やかにしたのである。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明によれば、
タンク本体1の上壁3に設ける低壁部5の中央部にポン
プ取付座面50を配置し、前記屈曲壁部の長さ方向両側
方を前記ポンプ取付座面50の両側方にまわり込ませる
と共に、該まわり込んだ屈曲壁部の傾斜角度を該屈曲壁
部6の長さ方向中間部の傾斜角度よりも緩やかにしたこ
とにより、プレス成形時、前記屈曲壁部6の長さ方向両
側部の材料の変化率が小さくなって、伸びが抑制される
し、しかも前記ポンプ取付座面50の両側方にまわり込
んだ屈曲壁部の傾斜角度が緩やかであるので、斯る屈曲
壁部と低壁部5との境の負圧耐久強度が高まり、従って
全体としてこれら高,低壁部4,5と屈曲壁部6との境
に割れが発生するのが抑制されるし、タンク自体の耐久
強度も高まり、それでいながらこれら高,低壁部4,5
間に割れの発生を招くことなく大きな段差を設けること
ができるので、タンク本体1に所定容量を確保すること
が出来て、しかも低壁部5に設けた低位のポンプ取付座
面50にポンプを組付けることにより、ポンプ組付コス
トの低廉化を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1,図2に示すフューエルタン
クは、タンク本体1を、下方に凹陥する上部開放の下壁
2と、その上部開口を覆う上壁3とで構成して、この上
壁3側に、プレス成形により高,低壁部4,5と、これ
ら各壁部4,5を連結する屈曲壁部6と、前記高壁部4
及び低壁部5の外周を囲む周壁部7とを形成して、高壁
部4側にカットオフバルブが組付けられるカットオフバ
ルブ取付座面40を、また、低壁部5側に燃料供給ポン
プが組付けられるポンプ取付座面50をそれぞれ設けて
いる。
【0011】図中、20,30は下壁2と上壁3との外
周囲に設けた取付フランジで、これらフランジ20,3
0を対接させて溶接により、下壁2と上壁3とを接合一
体化させている。
【0012】そして、以上の構成において、前記上壁3
の長さ方向一側にフラットな高壁部4を、他側に屈曲壁
部6を介して段状にフラットな低壁部5を連続形成し、
該低壁部5の幅方向中央位置にポンプ取付座面50を設
けると共に、このポンプ取付座面50の外周部で高壁部
4側のほぼ半周部位を囲むように前記屈曲壁部6を形成
する。
【0013】更に詳述すると、前記高壁部4のポンプ取
付座面50との対向側に、該取付座面50のほぼ中央部
位に対向する半円弧形状の第1対向部41と、この第1
対向部41の幅方向両側に位置する第2及び第3対向部
42,43とをそれぞれ形成すると共に、前記屈曲壁部
6として、前記第1対向部41から所定の傾斜角度で低
壁部4の幅方向中央位置に設けられたポンプ取付座面5
1のほぼ中央部側に向かって下向きに延びる第1傾斜壁
部61と、この第1傾斜壁部61の幅方向一側に位置さ
れ、前記第2対向部42からポンプ取付座面51の幅方
向一側方でほぼ中央部側に向かって前記第1傾斜壁部6
1よりも緩やかな傾斜勾配で下向きに延びる第2傾斜壁
部62と、前記第1傾斜壁部61の幅方向他側に位置さ
れ、前記第3対向部43からポンプ取付座面51の幅方
向他側方でほぼ中央部側に向かって前記第1傾斜壁部6
1よりも緩やかな傾斜勾配で下向きに延びる第3傾斜壁
部63とを形成する。
【0014】また、前記第3傾斜壁部63は、図3で示
すように、高壁部4の第3対向部43から下方に傾斜す
る第1傾斜面63aと、該傾斜面63aの下端側に連続
する第1フラット面63bと、このフラット面63bの
端部側から下方に傾斜する第2傾斜面63cと、該第2
傾斜面63cの下端側に連続する第2フラット面63d
と、この第2フラット面63dの端部側から下方に傾斜
して前記低壁部5に連続する第3傾斜面63eとにより
緩やかな階段形状に形成している。
【0015】一方、第1及び第2傾斜壁部61,62
は、それぞれ階段形状とすることなくフラット状態と
し、且つ第2傾斜壁部62は第2対向部42から低壁部
5側へと緩やかな傾斜勾配で連続形成している。
【0016】以上の構成によれば、ポンプ取付座面50
と対向する高壁部4の端部側に、ポンプ取付座面50の
ほぼ中央部位に対向する半円弧形状の第1対向部41
と、この第1対向部41の幅方向両側に位置する第2及
び第3対向部42,43とが形成されており、さらに、
前記第1対向部41からはポンプ取付座面51のほぼ中
央部側に向かって下向きに延びる第1傾斜壁部61が、
前記第2対向部42からはポンプ取付座面51の幅方向
一側方でほぼ中央部側に向かって下向きに延びる第2傾
斜壁部62が、また、前記第3対向部43からはポンプ
取付座面51の幅方向他側方でほぼ中央部側に向かって
下向きに階段形状に延びる第3傾斜壁部63がそれぞれ
形成され、前記第2傾斜壁部62及び第3傾斜壁部63
の傾斜勾配が第1傾斜壁部61よりも緩やかとなってい
るので、プレス成形時、前記屈曲壁部6の長さ方向両側
部の材料の変化率が小さくなって、伸びが抑制される
し、斯る屈曲壁部と低壁部5との境の負圧耐久強度が高
まるのであり、従ってこれら高,低壁部4,5と屈曲壁
部6との境に割れが発生するのが抑制されるし、タンク
自体の耐久強度も高まる。
【0017】しかもこれら高,低壁部4,5間に割れの
発生を招くことなく大きな段差を設けることができるの
で、タンク本体1に所定容量を確保することが出来る
し、低壁部5に設けた低位のポンプ取付座面50にポン
プを組付けることにより、ポンプ組付コストを低廉にす
ることができる。
【0018】尚、以上の実施形態では、屈曲壁部6とし
て設ける第1〜第3傾斜壁部61〜63により、低壁部
5の中央部に設けるポンプ取付座面50のほぼ半周部位
を囲繞するように形成したが、前記屈曲壁部6はポンプ
取付座面51の半周以上を囲むように形成してもよく、
斯くする場合、前記屈曲壁部6によって上壁3側の内部
容積がそれだけ大になるので、タンク容量を増大させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるフューエルタンクの概略斜視
図。
【図2】 同フューエルタンクの平面図。
【図3】 同フューエルタンクに設ける屈曲壁部の要部
の拡大断面図。
【図4】 従来のフューエルタンクを示す一部省略した
斜視図。
【符号の説明】
1 タンク本体 3 上壁 4 高壁部 40 カットオフバルブ取付座面 5 低壁部 50 ポンプ取付座面 6 屈曲壁部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体(1)の上壁(3)が、ポン
    プ取付座面(50)をもつ低壁部(5)と、カットオフ
    バルブ取付座面(40)をもつ高壁部(4)と、これら
    高壁部(4)と低壁部(5)とを結ぶ屈曲壁部(6)と
    を備えたフューエルタンクにおいて、前記ポンプ取付座
    面(50)を前記低壁部(5)の中央部に設け、前記屈
    曲壁部の長さ方向両側方を前記ポンプ取付座面(50)
    の両側方にまわり込ませると共に、該まわり込んだ屈曲
    壁部の傾斜角度を該屈曲壁部(6)の長さ方向中間部の
    傾斜角度よりも緩やかにしていることを特徴とするフュ
    ーエルタンク。
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