JP2903265B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JP2903265B2
JP2903265B2 JP3167570A JP16757091A JP2903265B2 JP 2903265 B2 JP2903265 B2 JP 2903265B2 JP 3167570 A JP3167570 A JP 3167570A JP 16757091 A JP16757091 A JP 16757091A JP 2903265 B2 JP2903265 B2 JP 2903265B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料に関する。特に、巻きぐせを改良し、カール(湾
曲)を防止してこれに起因する諸問題点を解決したハロ
ゲン化銀写真感光材料を提供するものである。
【0002】
【従来の技術及び解決すべき問題点】従来よりハロゲン
化銀写真感光材料は、その支持体として各種材料を用い
ており、例えばトリアセチルセルロースや、ポリエチレ
ンテレフタレートなどのポリエステルフィルムが使用さ
れている。支持体材料は、支持体として充分な強度を有
するものでなければならない。また、ロール状に巻いて
保存・使用される場合には、ロール状から平面状にした
時にロール状にしておいた時の「巻きぐせ」(ロール状
に戻ろうとする傾向)がとれやすいこと(これを以下適
宜「巻きぐせ回復性が良好である」などと言うことがあ
る)が望まれる。更に、カールし易いとカメラに装填し
て使用する時にローディング不良を起こし、フィルム送
りに問題が生じることがあるので、カールが小さく、ロ
ーディング性の良好なものであることが要請される。
【0003】ところで近年、カメラの小型化、多枚数の
撮影性の要望から、感光材料、特にカラーネガフィルム
の支持体の薄膜化が望まれている。これについては特に
最近、簡便で手軽な撮影機能付きのフィルム(撮影ユニ
ット)の普及に伴って、この薄膜化の要望は大きくなっ
ている。しかし従来の支持体にあっては、例えば上記し
た従来のトリアセチルセルロース支持体では、一般に薄
膜化すると強度が不充分であるという問題を有する。ま
た、従来のポリエステル支持体、例えばポリエチレンテ
レフタレートフィルムでは強度は充分であるが、巻きぐ
せが取れにくく、カール(湾曲)に伴う問題点が発生す
る傾向がある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上記のように従来の
支持体材料は、強度が不充分であったり、あるいは強度
が充分であると巻きぐせがとれにくかったり、カールが
大きくなってローディング性が悪くなる傾向があって、
満足すべきものではなかった。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点を解決し
て、支持体を薄くでき、従って感光材料の総厚を小さく
できてカメラの小型化や多枚数の撮影を可能とするハロ
ゲン化銀写真感光材料であって、更に、巻きぐせ回復性
が良好で、かつローディング性の良いハロゲン化銀写真
感光材料を提供することが目的である。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的は、支持体の
一方の側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有
し、支持体の他方の側はバックコーティング層を有する
ハロゲン化銀写真感光材料において、支持体の50℃に
おける損失弾性率が0.03以上であり、バックコーテ
ィング層のゼラチン付量が6g/m2以下であり、か
つ、バックコーティング層と乳剤層のゼラチン付量比が
0.3以上であることを特徴とするハロゲン化銀写真感
光材料によって、達成された。
【0007】本発明によると、上述した従来技術の問題
点を解決した感光材料が得られる。即ち、損失弾性率
(tanδ)0.03以上の支持体は巻きぐせ解消性が
高いが、カールが大きくなる傾向があり、特に、支持体
膜厚が薄くなるとカメラのローディング性の問題が大き
くなり、一方、バックコーティング層のゼラチン付量を
コントロールすることにより、カールは改良できるが、
それでもtanδの高い支持体はカールの傾向が強く、
ゼラチン付量を多くせざるを得ず、支持体の薄膜化の効
果を発揮させることができない。これに対し、本発明に
よれば、上記構成にしたことによって、これらの問題を
すべて解決できたものである。
【0008】次に、本発明の支持体について説明する
と、次のとおりである。本発明の支持体において、損失
弾性率tanδとは、損失弾性率E″を貯蔵弾性E′で
除した値で、tanδ=E″/E′として計算される。
【0009】E″,E′の測定は、東洋ボードウィン社
製RHEO VIBRON DDV−II−EAを用いて
行い、試料形状は膜厚75μm、長さ20mm、幅2m
mのものを用い、測定条件は、振動周波数11hz、動
的変位±16μmで行い50℃のときのE″,E′より
tanδを算出する。
【0010】本発明の支持体の化学的成分として好まし
いものは、芳香族二塩基酸、特に、テレフタル酸とグリ
コールを主要な構成成分とするポリエステル系であり、
かつ本発明の物性値を満たすコポリエステルである。
【0011】テレフタル酸成分、グリコール成分と共重
合する成分としては、スルホン酸の金属塩を有する芳香
族ジカルボン酸及びポリエチレングリコールが好まし
い。特にこの両成分を共重合することが好ましい。スル
ホン酸の金属塩を有する芳香族ジカルボン酸としては、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸、2−ナトリウムス
ルホテレフタル酸、6−ナフタレンジカルボン酸及びこ
れらのナトリウムを他の金属例えば、カリウム、リチウ
ムなどで置換した化合物または、そのエステル化合物な
どが挙げられ、本発明では、特に、5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸またはそのエステル化合物が好ましい。
ポリエチレングリコールとしては、エチレングリコール
の繰り返し単位が2〜500のものが好ましいが、特に
好ましくは50〜150のものである。これらの化合物
以外に、酸成分としては、例えば、イソフタル酸、また
は、そのエステル化合物など、また、アルコール成分と
しては例えば、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサン
ジオール、ジエチレングリコールなどの化合物を含んで
いてもよい。
【0012】本発明の支持体は、得られた樹脂を乾燥
後、溶融押し出しして、未延伸シートとし、次いでたて
延伸、よこ延伸、及び、熱固定することにより、目的と
するフィルムにすることが好ましい。延伸倍率は、通常
2〜5倍が適当である。延伸時の温度は、50〜140
℃が適当である。熱固定温度は、特に限定されないが、
150〜220℃が適当である。
【0013】本発明の支持体としてポリエステル支持体
を用いる場合、ライトパイピングを防止する意味で、染
料を添加するのが好ましい。使用する染料について特に
限定はないが、色相は、グレー染料が好ましく、またポ
リエステルの製膜温度での耐熱性に優れているものが好
ましい。染料としては、三菱化成(株)製のDiare
sin、日本化薬製のKayaset、米国特許第38
22132号等に記載の染料を単独で、或は混合して用
いることができる。
【0014】本発明の感光材料は、本発明の支持体上
に、少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層が形成されて
いる。ハロゲン化銀乳剤層を形成するための乳剤として
は、任意のこの種の乳剤を用いることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、
カールが小さく、ローディング性が良く、かつ、巻きぐ
せ回復性が良好なものであり、かつこの効果を感光材料
を薄くしても充分に維持できるという利点を有する。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 (感光材料の作成) (支持体例) 支持体1.ポリエチレンテレフタレートフィルム(75
μm) たて延伸条件 温度90℃ 延伸倍率 3倍 よこ延伸条件 温度90℃ 延伸倍率 3倍 熱固定温度 220℃
【0017】支持体2.ジメチルテレフタレート:5−
ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル:エチレングリ
コール=95:5:100(モル比)の割合で仕上り重
合体となるようにして、重合した厚さ75μmのポリエ
ステルフィルム たて延伸条件 温度110℃ 延伸倍率 3倍 よこ延伸条件 温度110℃ 延伸倍率 3倍 熱固定温度 200℃
【0018】支持体3.ジメチルテレフタレート:5−
ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル:ポリエチレン
グリコール(分子量約3500):エチレングリコール
=95:5:0.5:99.5(モル比)の重合体から
成り、厚さ75μmのフィルム たて延伸条件 温度80℃ 延伸倍率 3倍 よこ延伸条件 温度80℃ 延伸倍率 3倍 熱固定温度 200℃
【0019】支持体4.ジメチルテレフタレート:5−
ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル:ポリエチレン
グリコール(分子量約5000):エチレングリコール
=95:5:0.3:99.7(モル比)の重合体から
成り、厚さ75μmのフィルム たて延伸条件 温度85℃ 延伸倍率 3倍 よこ延伸条件 温度85℃ 延伸倍率 3倍 熱固定温度 200℃
【0020】(試料101)支持体1の両面に、8W/
(m2 ・min)のコロナ放電処理を施し、一方の面に
下記下引塗布液B−3を乾燥膜厚0.8μmになるよう
下引層B−3として、他方の面に下記下引塗布液B−4
を乾燥膜厚0.8μmになるよう下引層B−4として塗
設した。
【0021】(感光材料の作成)前記示した支持体1の
フィルム両面に、8W/(m2 ・min)のコロナ放電
処理を施し、一方の面に下記下引塗布液B−3を乾燥膜
厚0.8μmになるよう、下引層B−3として、また支
持体をはさんで下引層B−3と反対側に下記下引塗布液
B−4を乾燥膜厚0.8μmになるよう下引層B−4と
して塗設した。
【0022】 塗布液B−3 ブチルアクリレート30重量%,t−ブチルアクリレート20重量%, スチレン25重量%及び2−ヒドロキシエチルアクリレート25重量%の 共重合体ラテックス液(固形分30%) 270g 化合物(C−6) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレンウレア) 0.8g 水で1リットルに仕上げる。 塗布液B−4 ブチルアクリレート40重量%, スチレン20重量%及びグリシジル アクリレート40重量%の共重合体ラテックス液 (固形分30%) 270g 化合物(C−6) 0.6g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレンウレア) 0.8g 水で1リットルに仕上げる。
【0023】更に、下引層B−3及び下引層B−4の上
に8W/(m2 ・min)のコロナ放電を施し、下引層
B−3の上には、下記塗布液B−5を乾燥膜厚0.1μ
mになるように下引層B−5として、下引層B−4の上
には、下記塗布液B−6を乾燥膜厚0.8μmになるよ
うに帯電防止機能をもつ下引層B−6として塗設した。
【0024】 塗布液B−5 ゼラチン 10g 化合物(C−6) 0.2g 化合物(C−7) 0.2g 化合物(C−8) 0.1g 平均粒径3μmのシリカ粒子 0.1g 水で1リットルに仕上げる。 塗布液B−6 水溶性導電性ポリマー(C−9) 60g 化合物(C−10) を成分とするラテックス液 80g (固形分20%) 硫酸アンモニウム 0.5g 硬化剤(C−11) 12g ポリエチレングリコール (重量平均分子量600) 6g 水で1リットルに仕上げる。
【0025】使用した化合物の構造は、まとめて後掲す
る。下引層B−5の上に25W/(m2 ・min)のコ
ロナ放電を施し、また、下引層B−6の上に8W/(m
2 ・min)のコロナ放電を施した。
【0026】更に下引層B−5の上に下記の乳剤層等
を、B−6の上に下記のバックコーティング層を、順次
支持体側から形成して、多層カラー写真感光材料を作成
した。なお以下の表示は、m2 当たりの量を示す。
【0027】 バックコーティング層 ゼラチン 4.0g メルクサポニン 2.0mg 平均粒径3μmのシリカ粒子 20mg コロイダルシリカ 60mg 化合物(C−8) 10mg 化合物(H−1) 15mg 化合物(VS−2) 20mg
【0028】 乳剤層 第1層;ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀 0.15g UV吸収剤(UV−1) 0.20g 化合物(CC−1) 0.02g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.20g ゼラチン 1.6g 第2層;中間層(IL−1) ゼラチン 1.3g 第3層;低感度赤感性乳剤層(R−L) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm) 0.4g (平均ヨウド含有量2.0モル%) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm) 0.3g (平均ヨウド含有量8.0モル%) 増感色素(S−1)3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2)3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3)0.2×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−1) 0.50g シアンカプラー(C−2) 0.13g カラードシアンカプラー(CC−1) 0.07g DIR化合物(D−1) 0.006g DIR化合物(D−2) 0.01g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.55g ゼラチン 1.0g 第4層;高感度赤感性乳剤層(R−H) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm) 0.9g (平均ヨウド含有量7.5モル%) 増感色素(S−1)1.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2)1.6×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3)0.1×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−2) 0.23g カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03g DIR化合物(D−2) 0.02g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.25g ゼラチン 1.0g 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン 0.8g 第6層;低感度緑感性乳剤層(G−L) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm) 0.6g (平均ヨウド含有量8.0モル%) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm) 0.2g (平均ヨウド含有量2.0モル%) 増感色素(S−4)6.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−5)0.8×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.17g マゼンタカプラー(M−2) 0.43g カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.10g DIR化合物(D−3) 0.02g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.7g ゼラチン 1.0g 第7層;高感度緑感性乳剤層(G−H) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm) 0.9g (平均ヨウド含有量7.5モル%) 増感色素(S−6)1.1×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−7)2.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−8)0.3×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.30g マゼンタカプラー(M−2) 0.13g カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04g DIR化合物(D−3) 0.004g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.35g ゼラチン 1.0g 第8層;イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1g 添加剤(HS−1) 0.07g 添加剤(HS−2) 0.07g 添加剤(SC−1) 0.12g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.15g ゼラチン 1.0g 第9層;低感度青感性乳剤層(B−L) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm) 0.25g (平均ヨウド含有量2.0モル%) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm) 0.25g (平均ヨウド含有量8.0モル%) 増感色素(S−9)5.8×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.6g イエローカプラー(Y−2) 0.32g DIR化合物(D−1) 0.003g DIR化合物(D−2) 0.006g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.18g ゼラチン 1.3g 第10層;高感度青感性乳剤層(B−H) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.8μm) 0.5g (平均ヨウド含有量8.5モル%) 増感色素(S−10)3×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−11)1.2×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.18g イエローカプラー(Y−2) 0.10g 高沸点溶媒(Oil−2) 0.05g ゼラチン 1.0g 第11層;第1保護層(PRO−1) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm) 0.3g 紫外線吸収剤(UV−1) 0.07g 紫外線吸収剤(UV−2) 0.10g 添加剤(HS−1) 0.2g 添加剤(HS−2) 0.1g 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07g 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07g ゼラチン 0.8g 第12層;第2保護層(PRO−2) 化合物A 0.04g 化合物B 0.004g ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.02g メチルメタアクリレート:エチルメタアクリレート: メタアクリル酸=3:3:4(重量比)の共重合体 (平均粒径3μm) 0.13g
【0029】第10層に使用した沃臭化銀乳剤は以下の
方法で調製した。
【0030】平均粒径0.33μmの単分散沃臭化銀粒
子(沃化銀含有率2モル%)を種結晶として、沃臭化銀
乳剤をダブルジェット法により調製した。
【0031】溶液(G−1)を温度70℃、pAg7.
8、pH7.0に保ち、よく攪拌しながら0.34モル
相当の種乳剤を添加した。
【0032】(内部高沃度相−コア相−の形成)その
後、(H−1)と(S−1)を1:1の流量比を保ちな
がら、加速された流量(終了時の流量が初期流量の3.
6倍)で86分を要して添加した。
【0033】(外部低沃度相−シェル相−の形成)続い
て、pAg10.1、pH6.0に保ちながら、(H−
2)と(S−2)を1:1の流量比で加速された流量
(終了時の流量が初期流量の5.2倍) で65分を要し
て添加した。
【0034】粒子形成中のpAgとpHは、臭化カリウ
ム水溶液と56%酢酸水溶液を用いて制御した。粒子形
成後に、常法のフロキュレーション法によって水洗処理
を施し、その後ゼラチンを加えて再分散し、40℃にて
pH及びpAgをそれぞれ5.8及び8.06に調整し
た。
【0035】得られた乳剤は、平均粒径0.80μm、
分布の広さが12.4%、沃化銀含有率8.5モル%の
八面体沃臭化銀粒子を含む単分散乳剤であった。
【0036】(G−1) オセインゼラチン 100.0g 化合物−1 25.0ml 28%アンモニア水溶液 440.0ml 56%酢酸水溶液 660.0ml 水で 5000.0ml (H−1) オセインゼラチン 82.4g 臭化カリウム 151.6g 沃化カリウム 90.6g 水で仕上げる 1030.5ml (S−1) 硝酸銀 309.2g 28%アンモニア水溶液 当量 水で仕上げる 1030.5ml (H−2) オセインゼラチン 302.1g 臭化カリウム 770.0g 沃化カリウム 33.2g 水で仕上げる 3776.8ml (S−2) 硝酸銀 1133.0g 28%アンモニア水溶液 当量 水で仕上げる 3776.8ml
【0037】同様の方法で、種結晶の平均粒径、温度、
pAg、pH、流量、添加時間、及びハライド組成を変
化させ、平均粒径及び沃化銀含有率が異なる前記各乳剤
を調製した。
【0038】いずれも分布の広さ20%以下のコア/シ
ェル型単分散乳剤であった。各乳剤は、チオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸及びチオシアン酸アンモニウムの存在下
にて最適な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン、
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールを加えた。
【0039】尚、上述の感光材料101は、更に、化合
物Su−1,Su−2、粘度調整剤、表1記載の硬膜
剤、安定剤ST−1、カブリ防止剤AF−1,AF−2
(重量平均分子量10,000のもの及び1,100,
000のもの) 、染料AI−1,AI−2及び化合物D
I−1(9.4mg/m2 )を含有する。写真構成層形
成に用いた各化合物の構造は、次のとおりである。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【0040】支持体2,3,4についてもバックコーテ
ィング層、乳剤層のゼラチン付量を表1のように変化さ
せ、それ以外は同様に下引層、バックコーティング層、
乳剤層を塗設し、試料を作成した。尚、試料No.10
5,106,108,109は、乳剤層のゼラチン付量
を試料101と比べて減じているが、これは、乳剤層各
層のゼラチンを同一比率で減じている。
【0041】(評価)以下のようにカール感度、ローデ
ィング性、及び巻きぐせ回復率を評価した。結果は表1
に示す。 カール度:35mm×1mmに切ったサンプルを湿度2
0%RH下で24時間以上置いた時のカール度で示す。 ローディング性:カメラに装填しフィルム自動装填の信
頼性(フィルムが最初にフィルムカートリッジから巻取
りスプール側に送られる際の走行ミスの発生率)をテス
トし、その結果で示す。○は走行ミスの発生なし、×は
走行ミスの発生ありを意味する。 巻きぐせ回復率:サンプルサイズ12cm×35cmの
感光材料試料を直径10mmの巻芯に巻き、温度60
℃、相対湿度30%で12時間放置する処理を行った。
その後、巻芯から解放し、40℃の蒸留水に15分間浸
漬後、50gの荷重をかけ、55℃の空気恒温槽で3分
間乾燥し、試料を垂直に吊し、試料長さを測定し、元の
12cmのサンプル長にどれだけ回復したかを評価し
た。
【表1】その1
【表1】その2
【0042】表1から明らかなように、50℃における
支持体の損失弾性率tanδが0.03以上の支持体を
用いて、バックコーティング層のゼラチン付量が6g/
2 以下で、かつ、バックコーティング層と層のゼラチ
ン付量比が0.3以上であれば、巻きぐせ回復率が良
く、かつ、低湿下のカール特性が良く、カメラに装填し
た時の自動装填、信頼性、即ち、ローディング性が優れ
る。これに対し、tanδが0.03以下の支持体を用
いた場合、バックコーティング層と乳剤層のゼラチン付
量比が0.3以下の場合であっても、ローディング性は
問題ないが、この場合は巻きぐせ回復率が小さく、実用
上問題が残る。本発明に係る試料は、厚さ75μmに薄
手化しても、このようにカール特性やローディング性が
良好なのであって、かかる薄手化により、小体積に巻き
取ることが可能となり、多枚数の撮影が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−244446(JP,A) 特開 平3−54551(JP,A) 特開 昭63−25648(JP,A) 特開 平3−41435(JP,A) 特開 平3−123346(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/795 G03C 1/047 G03C 1/76 502 G03C 1/81

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の一方の側に少なくとも1層のハロ
    ゲン化銀乳剤層を有し、支持体の他方の側はバックコー
    ティング層を有するハロゲン化銀写真感光材料におい
    て、 支持体の50℃における損失弾性率が0.03以上であ
    り、 バックコーティング層のゼラチン付量が6g/m2 以下
    であり、 かつ、バックコーティング層と乳剤層のゼラチン付量比
    が0.3以上であることを特徴とするハロゲン化銀写真
    感光材料。
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