JP2898424B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2898424B2
JP2898424B2 JP3739191A JP3739191A JP2898424B2 JP 2898424 B2 JP2898424 B2 JP 2898424B2 JP 3739191 A JP3739191 A JP 3739191A JP 3739191 A JP3739191 A JP 3739191A JP 2898424 B2 JP2898424 B2 JP 2898424B2
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幸二 新田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等の記録装置
に接続して使用され、用紙を記録装置に給送する給紙装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の記録装置に接続され
カット紙を記録装置に給送する給紙装置は広く使用され
ている。図8は従来の給紙装置を示す構成図であり、以
下図面にしたがって説明する。
【0003】図8において、給紙装置301には、用紙
302を積載し上下方向に移動するエレベータ303が
設けられている。エレベータ303の片方はワイヤ30
4により吊り下げられており、ワイヤ304はプーリ3
05を介して、モータ306の回転軸に取付けられたロ
ーラ307に巻付けられている。エレベータ303の他
方はシャフト308に移動自在に支持されている。した
がってモータ306によりローラ307を回転すること
によりエレベータ303は上下動する。
【0004】用紙302の上方にはホッピングローラ3
09が配設され、ホッピングモータ310により矢印A
方向に回転することにより用紙302を繰り出す。この
ホッピングローラ309に対向して分離パッド311が
設けられている。分離パッド311は表面が摩擦部材で
形成されており用紙302を1枚ずつ分離するもので、
スプリング312によりホッピングローラ309に押し
当てられている。またホッピングローラ309の上方に
は用紙給送路に沿って給紙センサ313が設けられてい
る。給紙センサ313は用紙302の給紙不良を検出す
るためのものである。
【0005】給紙装置301の動作は制御部314によ
り制御される。制御部314はCPU等から成る制御回
路315とモータドライバ316とから構成され、制御
回路315には図示せぬプリンタからの制御信号が入力
されるとともに前述の給紙センサ313はこの制御回路
315に接続されている。またモータドライバ316は
モータ306およびホッピングモータ310に接続され
ており、これらを駆動する。さらにエレベータ303の
下降を指示するための下降スイッチ317が設けられて
いる。
【0006】次に動作を説明する。図示せぬプリンタか
ら給紙命令信号を入力すると、制御回路315はモータ
ドライバ316を介してホッピングモータ310を駆動
させ、ホッピングローラ309を矢印A方向に回転させ
る。これにより用紙302が繰り出され、分離パッド3
11により最上の1枚だけが給送され、図示せぬプリン
タへ送り出される。このとき2枚目以降の2〜3枚がホ
ッピングローラ309と分離パッド311とに挟まれた
ままになる。用紙302の給送を繰り返すと、給送され
た用紙302の厚み分用紙最上面の位置が下がるので、
制御回路315はモータドライバ316を介してモータ
306を駆動し、ローラ307を矢印B方向に回転させ
る。これによりエレベータ303が上昇し、用紙302
の最上面がホッピングローラ309に当接する。
【0007】給送動作中に用紙302のジャムが発生
し、ホッピングローラ309を回転しても給紙センサ3
13のところにまで用紙302が達しない場合は、給紙
センサ313が用紙302を検知しないことにより制御
回路315が用紙ジャムと判断し、モータ306を逆回
転させて、エレベータ303を下降させる。
【0008】また用紙302を補充する場合は、オペレ
ータが下降スイッチ317を押下することにより、制御
回路315がエレベータ303を下降させる指示を出
す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の装置では次のような問題があった。即ち、用紙がホッ
ピングローラと分離パッドの間に挟まってジャムが発生
した場合、エレベータが自動的に下降するのでホッピン
グローラの下方からオペレータが手を入れ易くなるが、
ジャムした用紙はホッピングローラと分離パッドとの間
に強い力で挟まれており、ジャム用紙の抜き取りが困難
であるという問題があった。
【0010】またオペレータが用紙を補充する場合は下
降スイッチを操作してエレベータを下降させるが、ホッ
ピングローラが回転を停止しているときでもホッピング
ローラと分離パッドの間には常に2〜3枚用紙が挟まれ
ているので、エレベータを下降した場合にはこれらの用
紙が垂れ下がった状態になる。この状態では用紙の補充
がやり難いうえ、補充後用紙を抜き取らずに再度エレベ
ータを上昇させた場合には垂れ下がった用紙がホッピン
グローラの下方で折れてしまって給紙不能になるという
問題もあった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、用紙ジャムの発生あるいは用紙補充の
場合は強制的にホッピングローラを逆回転させることに
より、ジャムした用紙の除去の容易化あるいは給紙不能
の防止を実現した優れた給紙装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、エレベータに積載された用紙を給送ロー
ラの正回転により繰り出して印刷装置へ給送する給紙装
置において、給送ローラに押し当て、積載された1枚目
の用紙を分離するとともに2枚目以降の用紙を挟み込
み、順次1枚ずつ分離する用紙分離手段と、エレベータ
の下降を指示する指示手段と、エレベータの下限を検出
する下限検出手段と、エレベータの下降状態および印刷
装置の異常状態を表示する表示手段と、下降指示によ
り、エレベータの下降状態を表示させるとともにエレベ
ータを所定量下降させた後、給送ローラを逆回転させて
挟み込まれた用紙をエレベータの積載位置に戻し、エレ
ベータを再度下降して下限を検出すると印刷装置の異常
を表示し、また所定時間が経過しても下限を検出しない
とエレベータの異常を表示する制御手段とを設けたもの
である。また、エレベータに積載された用紙を給送ロー
ラの正回転により繰り出して印刷装置へ給送する給紙装
置において、給送ローラに押し当て、積載された1枚目
の用紙を分離するとともに2枚目以降の用紙を挟み込
み、順次1枚ずつ分離する用紙分離手段と、給送路を給
送する用紙を検出する用紙検出手段と、エレベータの下
限を検出する下限検出手段と、用紙の給送不良および印
刷装置の異常状態を表示する表示手段と、用紙を繰り出
した後、所定時間が経過しても用紙検出手段が用紙を検
出しないと用紙の給送不良を表示し、そしてエレベータ
を所定量下降させた後、給送ローラを逆回転させて挟み
込まれた用紙をエレベータの積載位置に戻し、エレベー
タを再度下降して下限を検出すると印刷装置の異常を表
示し、また所定時間が経過しても下限を検出しないとエ
レベータの異常を表示する制御手段とを設けたものであ
る。さらに、エレベータに積載された用紙を給送ローラ
の正回転により繰り出して印刷装置へ給送する給紙装置
において、給送ローラに押し当て、積載された1枚目の
用紙を分離するとともに2枚目以降の用紙を挟み込み、
順次1枚ずつ分離する用紙分離手段と、 給紙装置側ま
たは印刷装置側に配設され、給送路を給送する用紙を検
出する用紙検出手段と、エレベータの下限を検出する下
限検出手段と、用紙の給送不良および印刷装置の異常状
態を表示する表示手段と、給紙装置側または印刷装置側
に配設された用紙検出手段のいずれかに対応した用紙の
給送不良を表示し、そしてエレベータを所定量下降させ
た後、給送ローラを逆回転させて挟み込まれた用紙をエ
レベータの積載位置に戻し、または、印刷装置側の給送
不良を生じた用紙を逆送させるとともに給送ローラを逆
回転させて挟み込まれた用紙をエレベータの積載位置に
戻し、エレベータを再度下降して下限を検出すると印刷
装置の異常を表示し、また所定時間が経過しても下限を
検出しないとエレベータの異常を表示する制御手段とを
設けたものである。
【0013】
【作用】上記構成を有する本発明は、給送ローラに押し
当てられた用紙分離手段により、積載された1枚目の用
紙を分離するとともに2枚目以降の用紙を挟み込み、順
次1枚ずつ分離するが、エレベータの下降を指示する指
示手段の下降指示により、または用紙検出手段が用紙の
給送不良を検出することにより、制御手段は、エレベー
タの下降状態を表示し、または用紙の給送不良を表示
し、そしてエレベータを所定量下降させた後、給送ロー
ラを逆回転させて挟み込まれた用紙をエレベータの積載
位置に戻し、または、印刷装置側の給送不良を生じた用
紙を逆送させるとともに給送ローラを逆回転させて挟み
込まれた用紙をエレベータの積載位置に戻し、エレベー
タを再度下降して下限を検出すると印刷装置の異常を表
示し、また所定時間が経過しても下限を検出しないとエ
レベータの異常を表示する。
【0014】
【実施例】以下本発明に係る実施例を図面にしたがって
説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を
付す。
【0015】図1は本発明に係る第1実施例を示す構成
図で、まず第1実施例について説明する。
【0016】同図において、第1実施例に係る給紙装置
101には用紙302を積載して上下方向に移動自在な
エレベータ102が設けられている。このエレベータ1
02は両側が1本のワイヤ103で吊り下げられてお
り、正確に水平状態を保って上下動できるようになって
いる。ワイヤ103はプーリ104a,104b,10
4c,104dに巻き掛けられ、その一端はローラ30
7に固縛されている。ローラ307は従来例と同様に、
モータ306の回転軸に取付けられている。
【0017】エレベータ102上に積載された用紙30
2の上方には、従来例と同様に、ホッピングモータ31
0により回転されるホッピングローラ309が配設さ
れ、またホッピングローラ309には分離パッド311
が押し当てられている。
【0018】用紙302の上方にはまた、上限センサ1
05が設けられ、エレベータ102の上方向への移動範
囲をホッピングローラ309の高さに合わせられるよう
になっている。またエレベータ102の下方には下限セ
ンサ106が設けられ、エレベータ102の下方向への
移動範囲を制限できるようになっている。さらに用紙3
02の上方には用紙終了検出センサ107が設けられて
おり、用紙終了検出センサ107はエレベータ102上
の用紙302が終了するとエレベータ102に形成され
た検出孔102aにレバーが入り込むことにより用紙終
了を検出する。給紙装置101の下方には、図示せぬフ
ロントカバーの開閉を検知するセンサ108が設けられ
ている。上記各センサは、図示してはいないが制御部1
09の制御回路110に接続されている。
【0019】給紙装置101にはまた、エレベータ10
2の動作異常を表示するランプ111、エレベータ10
2が下降していることを示すランプ112および用紙終
了を表示するランプ113が設けられており、これらの
ランプは制御回路110により制御される。下降スイッ
チ317は、従来例と同様に、オペレータがエレベータ
102を下降させるためのスイッチである。
【0020】制御部109内のモータドライバ316
は、モータ306およびホッピングモータ309に接続
され、これらを駆動させる。
【0021】プリンタ114は給紙装置101の上方に
位置しており、ホッピングローラ309により繰り出さ
れる用紙302は1枚ずつプリンタ114内に給送され
るようになっている。
【0022】次に図2に示すフローチャートにしたがっ
て第1実施例の動作を説明する。
【0023】パワーオンまたは給紙装置101の図示せ
ぬフロントカバーが閉じられてカバーセンサ108がオ
ンになると(ステップ1)、制御回路110は時間監視
タイマをセットする(ステップ2)。時間監視タイマと
してはたとえば制御回路110内に設けられるカウンタ
を使用する。次に制御回路110はモータドライバ31
6にモータ駆動命令を出し、モータ306を図1に示す
矢印B方向に回転させる(ステップ3)。これによりエ
レベータ102は上昇する。エレベータ102が上昇す
ると、積載された用紙302が上限センサ105をオン
させるが(ステップ4)、ステップ2でセットされた監
視タイマがタイムアウトになっても上限センサ105が
オンにならなければ(ステップ5)、エレベータ102
の異常と判定して制御回路110はエレベータ102の
異常を示す表示ランプ111を点灯させる(ステップ
6)。それとともに制御回路110はプリンタ114に
異常を通知し(ステップ7)、動作を停止する。
【0024】ステップ4で上限センサ105がオンする
と、下降スイッチ317が押下されているかどうか判断
するとともに(ステップ8)、プリンタ114から給紙
命令信号が送られてきたかどうか判断する(ステップ
9)。用紙補充等の理由でエレベータ102の下降スイ
ッチ317が押下された場合には、ステップ16へ進
む。
【0025】プリンタ114から給紙命令信号が送られ
てきた場合には、制御回路110はモータドライバ31
6を介してホッピングローラ309を図1に示す矢印A
方向に回転させる(ステップ10)。これにより用紙3
02は繰り出され、分離パッド311により1枚に分離
されてプリンタ114側へ給送される。繰り返し用紙3
02が給送されると、給送された用紙302の厚み分用
紙302最上面の位置が低くなり、上限センサ105が
オフとなる(ステップ11)。この場合、制御回路11
0はモータドライバ316を介してモータ306を回転
させて、上限センサ105がオンするまでエレベータ1
02を上昇させる(ステップ12)。このようにして用
紙302の給送を行い、用紙終了検出センサ107によ
り用紙有を検出していれば(ステップ13)、制御回路
110はプリンタ114に対して正常であることを通知
する(ステップ14)。用紙302が全て給送されて用
紙終了センサ107で用紙無しが検出されると、制御回
路110は用紙終了を示す表示ランプ113を点灯させ
(ステップ15)、ステップ20へ進む。
【0026】ステップ8において、下降スイッチ317
が押下されたと判断すると、制御回路110はエレベー
タ102が下降していることを示す表示ランプ112を
点灯させる(ステップ16)。次に制御回路110はモ
ータドライバ316を介してモータ306を逆回転させ
て、エレベータ102を所定量だけ下降させる(ステッ
プ17)。ここで積載された用紙302の最上面とホッ
ピングローラ309との間隔が開きすぎないようにす
る。次に制御回路110はモータドライバ316を介し
てホッピングモータ310を逆回転させる。(ステップ
18)。
【0027】下降スイッチ317が押下された時点では
ホッピングローラ309と分離パッド311の間には用
紙302が挟まれており、ここでホッピングローラ30
9が逆回転することにより、挟まれていた用紙302は
積載位置に戻される。ステップ17におけるエレベータ
102の所定の下降量は挟まれていた用紙302が適切
に戻されるように設定される。
【0028】次に制御回路110はタイマをセットし
(ステップ19)、エレベータ102を再度下降させる
(ステップ20)。これにより下限センサ106がオン
すれば(ステップ21)、ステップ7へ進みプリンタ1
14に異常であることを通知する。セットしたタイマが
タイムアウトになっても下限センサ106がオンしなけ
れば、ステップ6へ進みエレベータ102が異常である
ことを表示して、さらにプリンタ114に異常を通知す
る。
【0029】以上のように第1実施例では、下降スイッ
チ317をオペレータが押下してエレベータ102を下
降させる場合、ホッピングローラと分離パッドに挟まれ
ている用紙を自動的に元の積載位置に戻すので、用紙の
補充操作等が容易になる。またエレベータを下降させる
場合、どのような要因で下降するのかを示す表示ランプ
を点灯するので、オペレータは速やかに対処することが
できる。
【0030】次に本発明に係る第2実施例を図3にした
がって説明する。図3は本発明に係る第2実施例を示す
構成図である。
【0031】第2実施例による給紙装置201では、ホ
ッピングローラ309により繰り出された用紙302が
給送される給送路の途中に給紙センサ202が設けられ
ている。給紙センサ202は用紙302の給送不良を検
出するもので、図示してはいないが制御部109の制御
回路203に接続されている。また用紙302がジャム
したことを示す表示ランプ204が設けられ、これも制
御回路203により点灯制御される。それ以外の構成は
前記第1実施例と同様であり(但しエレベータを下降さ
せる下降スイッチは除く)、説明を省略する。
【0032】図4は第2実施例の動作を示すフローチャ
ートであり、次にこのフローチャートにしたがって第2
実施例の動作を説明する。
【0033】図4においてステップ31乃至ステップ3
7は図2におけるステップ1乃至ステップ7と同様であ
る。ステップ34でエレベータ102の上昇により上限
センサ105がオンすると、プリンタ114から給紙命
令信号があるかどうか判断する(ステップ38)。給紙
命令信号を受信すると、制御回路203は時間監視タイ
マをセットする(ステップ39)。それと同時にモータ
ドライバ316を介してホッピングモータ310を図3
に示す矢印A方向に正回転させる(ステップ40)。こ
れによりホッピングローラ309が正回転し用紙302
を繰り出す。用紙302が正常に繰り出されると、給送
途中で給紙センサ202により用紙有が検出される(ス
テップ41)。また上限センサ105により用紙302
最上面の低下があると判断されれば(ステップ42)、
エレベータ102を上昇させ(ステップ43)、用紙終
了センサ107により用紙有と判断されれば(ステップ
44)、プリンタ114に正常であることを通知し(ス
テップ45)、ステップ38へ戻る。用紙終了センサ1
07により用紙無しと判断されれば、制御回路203は
用紙終了を示すランプ113を点灯させる(ステップ4
6)。
【0034】ステップ41およびステップ46におい
て、セットされた時間監視タイマがタイムアウトになっ
ても給紙センサ202がオンしない場合は、制御回路2
03は用紙ジャムと判断して用紙ジャムを示す表示ラン
プ204を点灯させる(ステップ47)。次に制御回路
203は第1実施例と同様にエレベータ102を所定量
下降させ(ステップ48)、続いてホッピングローラ3
09を逆回転させる(ステップ49)。これによりホッ
ピングローラ309と分離パッド311の間に挟まって
ジャムした用紙302は積載位置に戻される。これ以降
のステップ50乃至ステップ53は第1実施例のステッ
プ18乃至ステップ22と同様である。
【0035】以上のように、用紙ジャムが発生するとそ
のことを表示するランプ204を点灯するので、オペレ
ータは、エレベータ102が下降するのは用紙ジャム発
生の故であることがわかる。またジャムした用紙は自動
的にエレベータ上に戻されるので、オペレータは戻され
た用紙の状態を確認して、再使用不可ならばこれを廃棄
することにより容易に復旧できる。
【0036】次に本発明に係る第3実施例を図5および
図6にしたがって説明する。図5は本発明に係る第3実
施例の給紙装置を示す構成図、図6は第3実施例の印刷
装置を示す構成図である。
【0037】本発明に係る第3実施例は、プリンタで印
刷データの編集処理が完了する前に予め編集サイズの用
紙を給送しプリンタ内に用紙を停めておき、印刷データ
の編集処理完了と同時に用紙への印刷を開始することに
より、用紙の給送時間をみかけ上ゼロにして高速印刷を
実現させる給紙装置である。
【0038】図5において第3実施例の給紙装置205
にはエレベータ102が下降中であることを表示する下
降中ランプ112が設けられ、制御回路206により点
灯制御される。その他の構成は第2実施例と同様であり
説明を省略する。
【0039】次に図6にしたがってプリンタ114につ
いて説明する。同図において、印刷制御回路207は上
位ホストからデータを受信し、用紙サイズを判定してそ
の用紙サイズデータを制御信号とともに給紙装置205
に出力する。プリンタ114内には用紙給送路208の
途中に給紙センサ209が設けられ用紙302の給送不
良を検出する。給紙センサ209は印刷制御回路207
に接続されている。またレジストローラ210とこれに
圧接するバックアップローラ211が用紙302の給送
路上に設けられている。レジストローラ210は、印刷
制御回路207により駆動されるレジストモータ212
により回転され、用紙302のスキューを防止するとと
もに、用紙走行距離を制御する。さらにプリンタ114
内には電子写真方式の印刷を行う感光ドラム213、帯
電器214および定着器215が備えられている。さら
にプリンタ114内の用紙302の給送不良を検出する
給紙センサ216が設けられている。
【0040】上記のように構成したことにより第3実施
例では、プリンタ114側から給紙装置205へ制御信
号を出力した後、給紙装置205が正常に給紙動作を行
っても用紙302が印刷位置に給送される途中で用紙ジ
ャムが発生する場合は、給紙センサ209がオンとなら
ないことで印刷制御回路207が用紙ジャムを検出でき
るようになっている。この場合印刷制御回路207は給
紙装置205に用紙ジャムを通知する。
【0041】また、用紙302が重送された場合等、給
紙センサ209が用紙302を正常に検出しても、その
後レジストローラ210とバックアップローラ211の
間で給送不良になることがある。即ち、用紙302の重
送によりレジストモータ212が過負荷となって回転し
なくなると給紙不能になる場合、あるいはレジストロー
ラ210とバックアップローラ211との圧力不足や用
紙302のすべりによる給紙不能の場合等がある。この
場合、給紙センサ216により印刷制御回路207がジ
ャムを検出して、プリンタ114側でジャムを表示する
とともに給紙装置205に対してエレベータ102の下
降命令を出力する。
【0042】次に図7に示すフローチャートにしたがっ
て第3実施例の動作を説明する。
【0043】図7においてステップ61乃至ステップ6
7は第1実施例におけるステップ1乃至ステップ7と同
様であり説明を省略する。
【0044】ステップ68において、プリンタ114の
印刷制御回路207からエレベータ下降命令信号を送ら
れてきたかどうかを判断し、ステップ69において同じ
く印刷制御回路207から給紙命令信号が送られてきた
かどうか判断する。給紙命令が送られてきた場合、制御
回路206は時間監視タイマをセットし(ステップ7
0)、ステッピングモータ310を正回転させる(ステ
ップ71)。これ以降のステップ72からステップ75
までは第2実施例での図4に示すステップ41からステ
ップ44までと同様な処理を実行する。ステップ75に
おいて用紙有と判断された場合、ステップ76で、プリ
ンタ114から用紙ジャムの通知があるか否かを判断す
る。プリンタ114内の給紙センサ209により印刷制
御回路207で用紙ジャムが検出された場合その通知信
号が制御回路206に送られてくるので、ここでその通
知信号の有無を判断する。用紙ジャムを受信しない場合
にはステップ68へ戻り、受信した場合にはステップ8
0へ進んで制御回路206は用紙ジャムを示す表示ラン
プ204を点灯させる。
【0045】ステップ68でプリンタ114側からエレ
ベータ下降命令を受信した場合は、制御回路206はエ
レベータ102が下降していることを示す表示ランプ1
12を点灯させ(ステップ78)、ステップ81に進
む。また、ステップ79で、給紙センサ202が用紙3
02を検出しないと判断した場合は、制御回路206は
ランプ204を点灯して用紙ジャムを表示し(ステップ
80)、ステップ81に進む。
【0046】ステップ81では制御回路206はエレベ
ータ102を所定量下降させ、その後ホッピングローラ
309を逆回転させ(ステップ82)、ジャムした用紙
302を元の位置に戻す。この場合、プリンタ114内
にジャムしている用紙302が元の積載位置に戻るのに
充分なだけホッピングローラ309を逆回転させる。こ
れ以降のステップ83からステップ86までは図2に示
すステップ19からステップ22までの処理と同様であ
る。
【0047】以上のように、ランプ112が点灯すれば
プリンタ114側の用紙ジャムによりエレベータ102
が下降したことがわかり、またランプ204が点灯すれ
ば給紙装置205内または給送路上での用紙ジャムによ
りエレベータ102が下降したことがわかる。
【0048】上記各実施例では、エレベータの下降要因
をランプ表示させているが、これ以外に文字表示等も可
能である。また給紙装置側でなくプリンタ側に表示させ
ることももちろん可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、給送ローラに押し当て
られた用紙分離手段により、積載された1枚目の用紙を
分離するとともに2枚目以降の用紙を挟み込み、順次1
枚ずつ分離するが、エレベータの下降を指示する指示手
段の下降指示により、または用紙検出手段が用紙の給送
不良を検出することにより、制御手段は、エレベータの
下降状態を表示し、または用紙の給送不良を表示し、そ
してエレベータを所定量下降させた後、給送ローラを逆
回転させて挟み込まれた用紙をエレベータの積載位置に
戻し、または、印刷装置側の給送不良を生じた用紙を逆
送させるとともに給送ローラを逆回転させて挟み込まれ
た用紙をエレベータの積載位置に戻し、エレベータを再
度下降して下限を検出すると印刷装置の異常を表示し、
また所定時間が経過しても下限を検出しないとエレベー
タの異常を表示する。したがって、オペレータは表示を
みて、どのような要因でエレベータが下降するのかによ
り、それぞれ適切な処置を速やかにとることができる。
また、給送不良の用紙を含めて、用紙分離手段に挟み込
まれた用紙をエレベータの積載位置に戻し、下限を検出
してから異常を表示するので、エレベータ上には充分な
用紙取扱空間が確保され、給送不良の用紙を取り除き、
用紙を容易に補充することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例を示す構成図。
【図2】第1実施例の動作を示すフローチャート。
【図3】本発明に係る第2実施例を示す構成図。
【図4】第2実施例の動作を示すフローチャート。
【図5】本発明に係る第3実施例の給紙装置を示す構成
図。
【図6】第3実施例の印刷装置を示す構成図。
【図7】第3実施例の動作を示すフローチャート。
【図8】従来の給紙装置を示す構成図。
【符号の説明】
101 第1実施例の給紙装置 102 エレベータ 110 制御回路 114 プリンタ 201 第2実施例の給紙装置 202 給紙センサ 203 制御回路 205 第3実施例の給紙装置 206 制御回路 209 給紙センサ 302 用紙 309 ホッピングローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータに積載された用紙を給送ロー
    ラの正回転により繰り出して印刷装置へ給送する給紙装
    置において、 給送ローラに押し当て、積載された1枚目の用紙を分離
    するとともに2枚目以降の用紙を挟み、順次1枚ずつ分
    離する用紙分離手段と、 エレベータの下降を指示する指示手段と、 エレベータの下限を検出する下限検出手段と、 エレベータの下降状態および印刷装置の異常状態を表示
    する表示手段と、 下降指示により、エレベータの下降状態を表示させると
    ともにエレベータを所定量下降させた後、給送ローラを
    逆回転させて挟み込まれた用紙をエレベータの積載位置
    に戻し、エレベータを再度下降して下限を検出すると印
    刷装置の異常を表示し、また所定時間が経過しても下限
    を検出しないとエレベータの異常を表示する制御手段と
    を設けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 エレベータに積載された用紙を給送ロー
    ラの正回転により繰り出して印刷装置へ給送する給紙装
    置において、 給送ローラに押し当て、積載された1枚目の用紙を分離
    するとともに2枚目以降の用紙を挟み込み、順次1枚ず
    つ分離する用紙分離手段と、 給送路を給送する用紙を検出する用紙検出手段と、 エレベータの下限を検出する下限検出手段と、 用紙の給送不良および印刷装置の異常状態を表示する表
    示手段と、 用紙を繰り出した後、所定時間が経過しても用紙検出手
    段が用紙を検出しないと用紙の給送不良を表示し、そし
    てエレベータを所定量下降させた後、給送ローラを逆回
    転させて挟み込まれた用紙をエレベータの積載位置に戻
    し、エレベータを再度下降して下限を検出すると印刷装
    置の異常を表示し、また所定時間が経過しても下限を検
    出しないとエレベータの異常を表示する制御手段とを設
    けたことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 エレベータに積載された用紙を給送ロー
    ラの正回転により繰り出して印刷装置へ給送する給紙装
    置において、 給送ローラに押し当て、積載された1枚目の用紙を分離
    するとともに2枚目以降の用紙を挟み込み、順次1枚ず
    つ分離する用紙分離手段と、 給紙装置側または印刷装置側に配設され、給送路を給送
    する用紙を検出する用紙検出手段と、 エレベータの下限を検出する下限検出手段と、 用紙の給送不良および印刷装置の異常状態を表示する表
    示手段と、 と、給紙装置側または印刷装置側に配設された用紙検出
    手段のいずれかに対応した用紙の給送不良を表示し、そ
    してエレベータを所定量下降させた後、給送ローラを逆
    回転させて挟み込まれた用紙をエレベータの積載位置に
    戻し、または、印刷装置側の給送不良を生じた用紙を逆
    送させるとともに給送ローラを逆回転させて挟み込まれ
    た用紙をエレベータの積載位置に戻し、エレベータを再
    度下降して下限を検出すると印刷装置の異常を表示し、
    また所定時間が経過しても下限を検出しないとエレベー
    タの異常を表示する制御手段とを設けたことを特徴とす
    る給紙装置。
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