JP2898082B2 - リニヤソレノイドバルブ装置 - Google Patents
リニヤソレノイドバルブ装置Info
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- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F15B13/04—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
- F15B13/0401—Valve members; Fluid interconnections therefor
- F15B13/0402—Valve members; Fluid interconnections therefor for linearly sliding valves, e.g. spool valves
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- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
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- F16K31/0603—Multiple-way valves
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H57/00—General details of gearing
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- Y10T137/86622—Motor-operated
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Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、電気信号例えば電流値に応じて流体の出力
圧を様々に変化するリニヤソレノイドバルブ、及び該リ
ニヤソレノイドバルブを装着するバルブボディからなる
リニヤソレノイドバルブ装置に係り、詳しくはリニヤソ
レノイドバルブのスプール摺接面へ異物が侵入すること
を防止する装置に関する。
圧を様々に変化するリニヤソレノイドバルブ、及び該リ
ニヤソレノイドバルブを装着するバルブボディからなる
リニヤソレノイドバルブ装置に係り、詳しくはリニヤソ
レノイドバルブのスプール摺接面へ異物が侵入すること
を防止する装置に関する。
（ロ）従来の技術 リニヤソレノイドバルブは、調圧弁部と電磁石部とか
らなり、電磁石部に、電流値に対応するプランジャ吸引
力を作用し、該吸引力と、調圧弁部のスプールに作用す
るスプリング付勢力及びフードバック圧とがバランスし
て該スプールを所定位置に移動し、調圧弁部が、該位置
に応じて供給ポートからの供給圧を所定油圧に調圧して
出力ポートから出力する。
らなり、電磁石部に、電流値に対応するプランジャ吸引
力を作用し、該吸引力と、調圧弁部のスプールに作用す
るスプリング付勢力及びフードバック圧とがバランスし
て該スプールを所定位置に移動し、調圧弁部が、該位置
に応じて供給ポートからの供給圧を所定油圧に調圧して
出力ポートから出力する。
そして、該リニヤソレノイドバルブを自動車の油圧制
御装置に用いる場合、該リニヤソレノイドバルブは、第
６図に示すように、バルブボディロワー部Ｂに形成され
た装着用孔42に軸方向を水平面にして装着されるが、そ
の際、弁スリーブ５に形成された供給ポート15を上に向
けて、該ポートの開口部15cを、バルブボディロワー部
Ｂに形成された油圧供給孔43に直接連通するように配置
することが、一般に考えられる。
御装置に用いる場合、該リニヤソレノイドバルブは、第
６図に示すように、バルブボディロワー部Ｂに形成され
た装着用孔42に軸方向を水平面にして装着されるが、そ
の際、弁スリーブ５に形成された供給ポート15を上に向
けて、該ポートの開口部15cを、バルブボディロワー部
Ｂに形成された油圧供給孔43に直接連通するように配置
することが、一般に考えられる。
（ハ）発明が解決しようとする課題 上述のようなリニヤソレノイドバルブの配置によって
は、油中に鉄粉等の異物が混入した場合、油圧供給時、
異物が油圧供給孔42及び供給ポート15を通って直接スプ
ール６部分に侵入しやすく、また自動車の運転停止時、
油中に混在している異物が沈下する際、上方に開口して
いる油圧供給孔43及び供給ポート15を通ってスプール６
部分に入り込みやすい構造となってしまう。そして、こ
れら異物が、供給ポート15のスプール６部分に堆積する
可能性があり、バルブスティック等のバルブ摺動不良の
原因となる虞れがある。
は、油中に鉄粉等の異物が混入した場合、油圧供給時、
異物が油圧供給孔42及び供給ポート15を通って直接スプ
ール６部分に侵入しやすく、また自動車の運転停止時、
油中に混在している異物が沈下する際、上方に開口して
いる油圧供給孔43及び供給ポート15を通ってスプール６
部分に入り込みやすい構造となってしまう。そして、こ
れら異物が、供給ポート15のスプール６部分に堆積する
可能性があり、バルブスティック等のバルブ摺動不良の
原因となる虞れがある。
特に、リニヤソレノイドバルブを、自動変速機の油圧
制御装置におけるライン圧制御に用いる場合、該リニヤ
ソレノイドバルブは、自動車の走行中連続して作動する
ことになり、その分、異物の侵入の可能性も高くなり、
かつ該バルブにバルブスティック等が生じると、直ちに
自動変速機の円滑な作動に支障をきたしてしまう。
制御装置におけるライン圧制御に用いる場合、該リニヤ
ソレノイドバルブは、自動車の走行中連続して作動する
ことになり、その分、異物の侵入の可能性も高くなり、
かつ該バルブにバルブスティック等が生じると、直ちに
自動変速機の円滑な作動に支障をきたしてしまう。
そこで、本発明は、弁スリーブとスプールとの摺擦部
分に異物が侵入しにくい構造とし、もってバルブスティ
ック等のバルブ作動不良の発生を防止して、リニヤソレ
ノイドバルブの信頼性を向上することを目的とするもの
である。
分に異物が侵入しにくい構造とし、もってバルブスティ
ック等のバルブ作動不良の発生を防止して、リニヤソレ
ノイドバルブの信頼性を向上することを目的とするもの
である。
（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、供
給ポート、出力ポート、ドレーンポート及びフィードバ
ック圧室を有する弁スリーブ内を摺動するスプールに、
電磁石部による荷重とスプリング荷重と出力圧フィード
バック荷重とを作用して、これら荷重をバランスされる
ことにより、供給圧を前記電磁石部への入力信号に対応
した出力圧に調整して出力するリニヤソレノイドバルブ
と、該リニヤソレノイドバルブの前記弁スリーブを嵌合
する装着用孔及び上方から該装着用孔に連通している供
給油路を有するバルブボディと、を備えてなるリニヤソ
レノイドバルブ装置に係り、そして、前記ソレノイドバ
ルブの弁スリーブを、前記供給ポートが下方に向くよう
に、前記バルブボディの装着用孔に装着し、かつ前記供
給油路と前記供給ポートとを、前記弁スリーブの外周部
と前記装着用孔とで形成される連通路を介して連通して
なる、ことを特徴とする。
給ポート、出力ポート、ドレーンポート及びフィードバ
ック圧室を有する弁スリーブ内を摺動するスプールに、
電磁石部による荷重とスプリング荷重と出力圧フィード
バック荷重とを作用して、これら荷重をバランスされる
ことにより、供給圧を前記電磁石部への入力信号に対応
した出力圧に調整して出力するリニヤソレノイドバルブ
と、該リニヤソレノイドバルブの前記弁スリーブを嵌合
する装着用孔及び上方から該装着用孔に連通している供
給油路を有するバルブボディと、を備えてなるリニヤソ
レノイドバルブ装置に係り、そして、前記ソレノイドバ
ルブの弁スリーブを、前記供給ポートが下方に向くよう
に、前記バルブボディの装着用孔に装着し、かつ前記供
給油路と前記供給ポートとを、前記弁スリーブの外周部
と前記装着用孔とで形成される連通路を介して連通して
なる、ことを特徴とする。
望ましくは、前記連通路が、前記弁スリーブの外周面
に、円周方向に所定長さで形成され、かつその一端を前
記供給ポートに連通すると共に他端を閉塞した凹溝から
なり、該凹溝と前記供給油路との連通部が、前記スプー
ルの中心を通る鉛直線に対して前記凹溝の閉塞側端方向
に所定量偏倚して配置されてなる。
に、円周方向に所定長さで形成され、かつその一端を前
記供給ポートに連通すると共に他端を閉塞した凹溝から
なり、該凹溝と前記供給油路との連通部が、前記スプー
ルの中心を通る鉛直線に対して前記凹溝の閉塞側端方向
に所定量偏倚して配置されてなる。
また、前記供給ポートの下方に位置して、該供給ポー
トに連通して所定幅にて前記弁スリーブの軸方向に延び
る異物だまり用切欠きを設けると、好ましい。
トに連通して所定幅にて前記弁スリーブの軸方向に延び
る異物だまり用切欠きを設けると、好ましい。
（ホ）作用 上述構成に基づき、供給油路から供給される油は、連
通路を通って弁スリーブの下方に導かれ、そして下方に
向けて開口している供給ポートからリニヤソレノイドバ
ルブのスプール部分に導入される。この際、鉄粉等の異
物は、油の吸込み流れに重力が打勝って、下方に沈澱さ
れ、スプール部分に侵入することはない。これにより、
スプールは、電磁石部の電気信号に基づき滑らかに摺動
し、該電気信号に対応した油圧を出力ポートから出力圧
として出力する。
通路を通って弁スリーブの下方に導かれ、そして下方に
向けて開口している供給ポートからリニヤソレノイドバ
ルブのスプール部分に導入される。この際、鉄粉等の異
物は、油の吸込み流れに重力が打勝って、下方に沈澱さ
れ、スプール部分に侵入することはない。これにより、
スプールは、電磁石部の電気信号に基づき滑らかに摺動
し、該電気信号に対応した油圧を出力ポートから出力圧
として出力する。
（ヘ）実施例 以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。
る。
リニヤソレノイドバルブ１は、第５図に示すように、
調圧弁部２及び電磁石部３から構成されている。更に、
調圧弁部２は、弁スリーブ５及びスプール６を備えてお
り、弁スリーブ５は、その内部軸方向にスプリング７を
収容する孔９と、それに続いてスプール６を摺動案内す
る大径の案内孔10及び小径の案内孔11が貫通して形成さ
れている。そして、上記案内孔10に対応する弁スリーブ
５の外周部には半径方向に開口したドレーンポート12、
出力ポート13及び供給ポート15が順次形成されており、
かつこれらポートの案内孔部分には環状溝がそれぞれ形
成されている。なお、供給ポート15部分には３角形状の
切欠き15aが形成されており（第３図参照）、該切欠き1
5aは、後述するスプールでの絞り量を調整して供給油圧
を所定出力圧に調圧すると共に油圧の振動を押えるため
のものである。また、符号16で示すものは、後述するス
プール段差によるフィードバック圧室を形成するもの
で、油路と連通せずに閉塞されており、また17は、室19
の油圧変化を逃がすための開放通路であり、更に18はス
プリング用孔９の開放通路である。
調圧弁部２及び電磁石部３から構成されている。更に、
調圧弁部２は、弁スリーブ５及びスプール６を備えてお
り、弁スリーブ５は、その内部軸方向にスプリング７を
収容する孔９と、それに続いてスプール６を摺動案内す
る大径の案内孔10及び小径の案内孔11が貫通して形成さ
れている。そして、上記案内孔10に対応する弁スリーブ
５の外周部には半径方向に開口したドレーンポート12、
出力ポート13及び供給ポート15が順次形成されており、
かつこれらポートの案内孔部分には環状溝がそれぞれ形
成されている。なお、供給ポート15部分には３角形状の
切欠き15aが形成されており（第３図参照）、該切欠き1
5aは、後述するスプールでの絞り量を調整して供給油圧
を所定出力圧に調圧すると共に油圧の振動を押えるため
のものである。また、符号16で示すものは、後述するス
プール段差によるフィードバック圧室を形成するもの
で、油路と連通せずに閉塞されており、また17は、室19
の油圧変化を逃がすための開放通路であり、更に18はス
プリング用孔９の開放通路である。
また、スプール６は、前記大径の案内孔10部分に摺接
する２個のランド部20,21及び前記小径の案内孔11部分
に摺接する１個のランド部22を有しており、更に一方の
大径ランド部21にはフィードバック圧用の油孔23が貫通
して形成されている。そして、他方の大径ランド部20
は、出力ポート13及びドレーンポート12を絞り連通し
て、出力ポート13の出力圧が所定圧以上になることを規
制し、また一方の大径ランド部21は、供給ポート15と出
力ポート13とを絞り連通して、供給ポート15からの供給
圧をスプール６の位置に対応した圧力に調圧して出力ポ
ート13から出力圧として出力する。なお、これらポート
及びランドはオーバラップにて形成され、通常時は、供
給ポート15と出力ポート13との絞り連通のみにより調圧
される。また、一方の大径ランド部21とそれに隣接する
小径ランド部22により、面積差によるフィードバック圧
室25が形成されており、該室25にフィードバック圧用油
孔23から出力圧が供給され、スプール６をスプリング７
に抗する方向にフィードバック圧を作用する。更に、ス
リーブ６は、その一端にスプリング保持用突起部6aが形
成されていると共に、他端に所定長さの足部6bが形成さ
れている。
する２個のランド部20,21及び前記小径の案内孔11部分
に摺接する１個のランド部22を有しており、更に一方の
大径ランド部21にはフィードバック圧用の油孔23が貫通
して形成されている。そして、他方の大径ランド部20
は、出力ポート13及びドレーンポート12を絞り連通し
て、出力ポート13の出力圧が所定圧以上になることを規
制し、また一方の大径ランド部21は、供給ポート15と出
力ポート13とを絞り連通して、供給ポート15からの供給
圧をスプール６の位置に対応した圧力に調圧して出力ポ
ート13から出力圧として出力する。なお、これらポート
及びランドはオーバラップにて形成され、通常時は、供
給ポート15と出力ポート13との絞り連通のみにより調圧
される。また、一方の大径ランド部21とそれに隣接する
小径ランド部22により、面積差によるフィードバック圧
室25が形成されており、該室25にフィードバック圧用油
孔23から出力圧が供給され、スプール６をスプリング７
に抗する方向にフィードバック圧を作用する。更に、ス
リーブ６は、その一端にスプリング保持用突起部6aが形
成されていると共に、他端に所定長さの足部6bが形成さ
れている。
前記弁スリーブ５における孔９の後端部分にはネジ9a
が形成されており、該ネジ9aに調整ボルト26が螺合して
いる。そして、該調整ボルト26と前記スプールのスプリ
ング保持用突起部6aとの間にはコイルスプリング７が縮
設されており、該スプリング７の付勢力は調整ボルト26
を回転することにより調整される。更に、弁スリーブ５
の後端部には回り止め具27が設けられており、該止め具
27により調整ボルト26が所定位置に固定されている。ま
た、弁スリーブ５の前端側は、外径方向に拡がったフラ
ンジ部5aとなっており、該フランジ部5aにて調圧弁部２
が電磁石部３に固定される。
が形成されており、該ネジ9aに調整ボルト26が螺合して
いる。そして、該調整ボルト26と前記スプールのスプリ
ング保持用突起部6aとの間にはコイルスプリング７が縮
設されており、該スプリング７の付勢力は調整ボルト26
を回転することにより調整される。更に、弁スリーブ５
の後端部には回り止め具27が設けられており、該止め具
27により調整ボルト26が所定位置に固定されている。ま
た、弁スリーブ５の前端側は、外径方向に拡がったフラ
ンジ部5aとなっており、該フランジ部5aにて調圧弁部２
が電磁石部３に固定される。
一方、電磁石部３は、円筒形状のコア30及び該コアの
外周部に配置されたコイル組立体31を有しており、コイ
ル組立体31にはコネクタ32を介して所定電流が供給され
て、電磁石Ｍを構成している。更に、コア30はその調圧
弁部側がフランジ部30aになっており、また該コアの中
央孔にはリニア型転がりべアリング35を介して押し棒33
が摺動自在に支持されている。該押し棒33の一端は、前
記調圧弁部のスプール６に当接しており、かつ該当接部
の近傍において、弁スリーブ５及びコア30の両フランジ
部5a及び30aにて挟持されている板バネ部材36に支持さ
れている。そして、該押し棒33の他端部にはプランジャ
37が一体に固定されており、該プランジャ37は、前記電
磁石Ｍに吸引されて軸方向に移動し得る。
外周部に配置されたコイル組立体31を有しており、コイ
ル組立体31にはコネクタ32を介して所定電流が供給され
て、電磁石Ｍを構成している。更に、コア30はその調圧
弁部側がフランジ部30aになっており、また該コアの中
央孔にはリニア型転がりべアリング35を介して押し棒33
が摺動自在に支持されている。該押し棒33の一端は、前
記調圧弁部のスプール６に当接しており、かつ該当接部
の近傍において、弁スリーブ５及びコア30の両フランジ
部5a及び30aにて挟持されている板バネ部材36に支持さ
れている。そして、該押し棒33の他端部にはプランジャ
37が一体に固定されており、該プランジャ37は、前記電
磁石Ｍに吸引されて軸方向に移動し得る。
更に、コイル組立体31の外周には円筒状のケース39が
固定されており、該ケース39の前端面にはキャップ40が
カシメられて固定され、該ケース39及びキャップ40にて
電磁石部３が密閉されている。一方、ケース39の調圧弁
部側は、段部39aが形成されていると共にカシメ部39bと
なっており、段部39aにコアフランジ部30aを当接した状
態で、該コアフランジ部30a及び弁スリーブフランジ部5
aとをカシメ部39bにて挟むことにより、調圧弁部２と電
磁石部３とが一体に連結・固定されている。
固定されており、該ケース39の前端面にはキャップ40が
カシメられて固定され、該ケース39及びキャップ40にて
電磁石部３が密閉されている。一方、ケース39の調圧弁
部側は、段部39aが形成されていると共にカシメ部39bと
なっており、段部39aにコアフランジ部30aを当接した状
態で、該コアフランジ部30a及び弁スリーブフランジ部5
aとをカシメ部39bにて挟むことにより、調圧弁部２と電
磁石部３とが一体に連結・固定されている。
そして、前記弁スリーブ５は、第１図ないし第４図に
示すように、一側（上側）面に出力ポート13、フィード
バック圧室25用切欠き16及び室19用開放ポート17が形成
されており（第２図参照）、また他側（下側）面にスプ
リング孔９用開放ポート18、ドレーンポート12そして供
給ポート15が形成されている（第３図参照）。更に、供
給ポート15に対応する弁スリーブ５の外周面には連通路
を構成する円周上に延びる所定長さの凹溝45が形成され
ており、該凹溝45は、第１図に詳示するように、その一
端45aで供給ポート15に連通しており、かつ他端45bは所
定長さａを隔ててポート15と閉塞している。なお、各ポ
ート12〜18も同様であるが、供給ポート15は円周方向に
所定長さ、例えば約120度に亘って所定幅ｂにて形成さ
れており、前記凹溝45は該供給ポート15の幅と同じ幅ｂ
で、かつ油が滑らかに流れるように所定深さからなる。
更に、該供給ポート15部分における弁スプール５の外周
面には、該ポートに連通しかつ所定幅（例えば約60度）
からなりかつ左右軸方向に延びる切欠き46が形成されて
おり、該切欠き46は、バルブボディに装着された状態で
異物だまりを形成する。
示すように、一側（上側）面に出力ポート13、フィード
バック圧室25用切欠き16及び室19用開放ポート17が形成
されており（第２図参照）、また他側（下側）面にスプ
リング孔９用開放ポート18、ドレーンポート12そして供
給ポート15が形成されている（第３図参照）。更に、供
給ポート15に対応する弁スリーブ５の外周面には連通路
を構成する円周上に延びる所定長さの凹溝45が形成され
ており、該凹溝45は、第１図に詳示するように、その一
端45aで供給ポート15に連通しており、かつ他端45bは所
定長さａを隔ててポート15と閉塞している。なお、各ポ
ート12〜18も同様であるが、供給ポート15は円周方向に
所定長さ、例えば約120度に亘って所定幅ｂにて形成さ
れており、前記凹溝45は該供給ポート15の幅と同じ幅ｂ
で、かつ油が滑らかに流れるように所定深さからなる。
更に、該供給ポート15部分における弁スプール５の外周
面には、該ポートに連通しかつ所定幅（例えば約60度）
からなりかつ左右軸方向に延びる切欠き46が形成されて
おり、該切欠き46は、バルブボディに装着された状態で
異物だまりを形成する。
一方、自動変速機の油圧制御装置には、第１図に示す
ように、バルブボディロワー部Ｂが設けられており、該
ロワー部Ｂは、図示しないアッパー部と結合して、内部
に油路を形成すると共に多くのバルブを内蔵したバルブ
ボディを構成する。そして、該バルブボディは、自動変
速機のトランスアクスルケースの下方に略々水平状態に
て固定されかつその下方をオイルパンにより覆われてい
る。そして、該バルブボディロワー部Ｂには、リニヤソ
レノイドバルブ１を装着するための孔42が横方向に形成
されており、更に上方から該装着用孔42に向けて供給油
路43が形成されている。該装着用孔42には、調圧弁部２
の弁スプール５が装着して嵌合・固定されており、この
際、弁スプール５は、供給ポート15が下方に向けて開口
すると共に前記供給油路43が凹溝45に連通するように装
着されている。
ように、バルブボディロワー部Ｂが設けられており、該
ロワー部Ｂは、図示しないアッパー部と結合して、内部
に油路を形成すると共に多くのバルブを内蔵したバルブ
ボディを構成する。そして、該バルブボディは、自動変
速機のトランスアクスルケースの下方に略々水平状態に
て固定されかつその下方をオイルパンにより覆われてい
る。そして、該バルブボディロワー部Ｂには、リニヤソ
レノイドバルブ１を装着するための孔42が横方向に形成
されており、更に上方から該装着用孔42に向けて供給油
路43が形成されている。該装着用孔42には、調圧弁部２
の弁スプール５が装着して嵌合・固定されており、この
際、弁スプール５は、供給ポート15が下方に向けて開口
すると共に前記供給油路43が凹溝45に連通するように装
着されている。
この状態にあっては、前記凹溝45は、バルブボディロ
ワー部Ｂの孔42との間で油路を構成するが、該凹溝45の
供給ポート15に連通する側の端45aはスプール６の中心
線を通る水平面Ｌ−Ｌに対して所定量ｍ下方に位置す
る。即ち、該所定量ｍは、供給油圧が油路を構成する凹
溝42を通って供給ポート15に導かれる際、該油流が端45
aから直接スプール６方向に向かないで、孔42の内周面
に沿ってから上昇流としてスプール方向に向くような長
さに設定されている。
ワー部Ｂの孔42との間で油路を構成するが、該凹溝45の
供給ポート15に連通する側の端45aはスプール６の中心
線を通る水平面Ｌ−Ｌに対して所定量ｍ下方に位置す
る。即ち、該所定量ｍは、供給油圧が油路を構成する凹
溝42を通って供給ポート15に導かれる際、該油流が端45
aから直接スプール６方向に向かないで、孔42の内周面
に沿ってから上昇流としてスプール方向に向くような長
さに設定されている。
また、バルブボディロワー部Ｂに形成された供給油路
43は、スプール６の中心を通る鉛直線Ｖ−Ｖに対して凹
溝45の閉塞他端45b側に所定量偏倚されて配置されてい
る。即ち、供給油路43の凹溝連通部は、弁スプール５の
円弧頂点より他端45b側にあり、従って該供給油路43内
を沈下する鉄粉等の異物は、凹溝45において閉塞他端45
bに導かれ、該閉塞他端が異物だまりを構成する。な
お、該他端45bと供給ポート15との間の閉塞部ａは、供
給ポート15が高圧を供給する状態にあっても異物がポー
ト15側に漏れない所定長さに設定してあり、例えば閉塞
他端45bが水平線Ｌ−Ｌ位置に設定されている。
43は、スプール６の中心を通る鉛直線Ｖ−Ｖに対して凹
溝45の閉塞他端45b側に所定量偏倚されて配置されてい
る。即ち、供給油路43の凹溝連通部は、弁スプール５の
円弧頂点より他端45b側にあり、従って該供給油路43内
を沈下する鉄粉等の異物は、凹溝45において閉塞他端45
bに導かれ、該閉塞他端が異物だまりを構成する。な
お、該他端45bと供給ポート15との間の閉塞部ａは、供
給ポート15が高圧を供給する状態にあっても異物がポー
ト15側に漏れない所定長さに設定してあり、例えば閉塞
他端45bが水平線Ｌ−Ｌ位置に設定されている。
更に、供給ポート15部分に形成された切欠き46は、孔
42との間で比較的広い室を形成し、該室は、凹溝45を通
って入り込んだ異物をためる異物だまりとなる。
42との間で比較的広い室を形成し、該室は、凹溝45を通
って入り込んだ異物をためる異物だまりとなる。
ついで、本実施例によるリニヤソレノイドバルブ装置
の作動について、自動変速機の油圧制御装置におけるラ
イン圧制御用として用いられる場合に沿って説明する。
の作動について、自動変速機の油圧制御装置におけるラ
イン圧制御用として用いられる場合に沿って説明する。
油圧ポンプから供給油圧が供給ポート15に供給されて
いる状態において、コイル組立体31に所定電流が供給さ
れる。すると、電磁石Ｍが励磁されてプランジャ37を吸
引し、押し棒33を介してスプール６に左方向の荷重Ｆを
作用する。この状態においては、調圧弁部２には、スプ
リング７の付勢力Fspがスプール６を右方向に押圧作用
し、かつフィードバック圧室25に作用する付勢力即ち大
径ランド部21の面積A1と小径ランド部22の面積A2の差に
作用する出力圧Ｐからなる付勢力（Ｐ（A1-A2））がス
プール６を左方向に押圧作用し、これに対してプランジ
ャ37からの吸引力Ｆがバランスしている。即ち、 Ｆ＝Fsp−（A1-A2）Ｐ となり、従って出力圧Ｐは、 Ｐ＝（Fsp−Ｆ）／（A1-A2） となる。
いる状態において、コイル組立体31に所定電流が供給さ
れる。すると、電磁石Ｍが励磁されてプランジャ37を吸
引し、押し棒33を介してスプール６に左方向の荷重Ｆを
作用する。この状態においては、調圧弁部２には、スプ
リング７の付勢力Fspがスプール６を右方向に押圧作用
し、かつフィードバック圧室25に作用する付勢力即ち大
径ランド部21の面積A1と小径ランド部22の面積A2の差に
作用する出力圧Ｐからなる付勢力（Ｐ（A1-A2））がス
プール６を左方向に押圧作用し、これに対してプランジ
ャ37からの吸引力Ｆがバランスしている。即ち、 Ｆ＝Fsp−（A1-A2）Ｐ となり、従って出力圧Ｐは、 Ｐ＝（Fsp−Ｆ）／（A1-A2） となる。
即ち、供給ポート15からの供給油圧は、プランジャ37
の吸引力Ｆが大きいと低くなるように調圧され、該調圧
が出力ポート13から出力されて、プライマリレギュレー
タバルブ（図示せず）の調圧ポートに供給される。ここ
で、電磁石部３に供給される電流が大きい程プランジャ
吸引力も高くなるので、供給電流値が大きい程出力圧Ｐ
は小さくなるように、供給電流と出力圧とは所定勾配か
らなる略々比例関係となっている。これにより、リニヤ
ソレノイドバルブ１は、供給電流が高→小になるに従い
高い出力圧を出力し、従ってライン圧が高くなるように
制御される。
の吸引力Ｆが大きいと低くなるように調圧され、該調圧
が出力ポート13から出力されて、プライマリレギュレー
タバルブ（図示せず）の調圧ポートに供給される。ここ
で、電磁石部３に供給される電流が大きい程プランジャ
吸引力も高くなるので、供給電流値が大きい程出力圧Ｐ
は小さくなるように、供給電流と出力圧とは所定勾配か
らなる略々比例関係となっている。これにより、リニヤ
ソレノイドバルブ１は、供給電流が高→小になるに従い
高い出力圧を出力し、従ってライン圧が高くなるように
制御される。
そして、供給油路43から供給ポート15に油が供給され
る際、該油圧は、供給油路43から凹溝45及び孔42にて構
成される油路に導かれ、更に凹溝42の先端45aを通って
孔42内周面に導かれながら供給ポート15を上昇してスプ
ール６部分に導かれ、そしてランド部21との所定絞り状
態を通って出力ポート13に出力圧として出力される。こ
の際、油中に鉄粉等の異物が混入していると、該異物は
供給油と一緒に凹溝45の先端45aから孔42の内周面に沿
って供給ポート15部分に侵入するが、該異物は油に対し
て比重が高く、このため、重力に抗してスプール部分ま
で持ち上げられることはなく、切欠き46からなる異物だ
まりに沈澱する。該異物だまり46は、広くかつ軸方向に
延びているので、比重の高い異物は異物だまり46の軸方
向奥側に押し込められ、かつ例え多くの異物が侵入して
も、充分な容量にてこれら異物を溜めることができる。
る際、該油圧は、供給油路43から凹溝45及び孔42にて構
成される油路に導かれ、更に凹溝42の先端45aを通って
孔42内周面に導かれながら供給ポート15を上昇してスプ
ール６部分に導かれ、そしてランド部21との所定絞り状
態を通って出力ポート13に出力圧として出力される。こ
の際、油中に鉄粉等の異物が混入していると、該異物は
供給油と一緒に凹溝45の先端45aから孔42の内周面に沿
って供給ポート15部分に侵入するが、該異物は油に対し
て比重が高く、このため、重力に抗してスプール部分ま
で持ち上げられることはなく、切欠き46からなる異物だ
まりに沈澱する。該異物だまり46は、広くかつ軸方向に
延びているので、比重の高い異物は異物だまり46の軸方
向奥側に押し込められ、かつ例え多くの異物が侵入して
も、充分な容量にてこれら異物を溜めることができる。
また、自動車の運転を停止し、油の流れが止まると、
油中に混在している鉄粉等の異物は重力により沈下す
る。この際、供給油路43中に異物が存在していると、該
異物は、沈下して凹溝45部分に至るが、該部分は、閉塞
他端45b側に偏倚しているため、該異物は、凹溝42に沿
って他端45b部分に溜められる。この状態にあっては、
自動車の運転が再開され、供給油路43に油の流れが生じ
ても、該凹溝他端45b部分は閉塞端にあるため油の流れ
は生ぜず、異物は該閉塞端に止まった状態に保持され
る。なお、該凹溝閉塞端45bには、上述したように主に
停止時に異物が溜められるが、運転状態にあっても、比
較的大きくて重い異物が凹溝42に侵入した場合、該重い
異物に油の流れに抗して該閉塞端45bに溜められること
もある。
油中に混在している鉄粉等の異物は重力により沈下す
る。この際、供給油路43中に異物が存在していると、該
異物は、沈下して凹溝45部分に至るが、該部分は、閉塞
他端45b側に偏倚しているため、該異物は、凹溝42に沿
って他端45b部分に溜められる。この状態にあっては、
自動車の運転が再開され、供給油路43に油の流れが生じ
ても、該凹溝他端45b部分は閉塞端にあるため油の流れ
は生ぜず、異物は該閉塞端に止まった状態に保持され
る。なお、該凹溝閉塞端45bには、上述したように主に
停止時に異物が溜められるが、運転状態にあっても、比
較的大きくて重い異物が凹溝42に侵入した場合、該重い
異物に油の流れに抗して該閉塞端45bに溜められること
もある。
なお、上述実施例は、リニヤソレノイドバルブをライ
ン圧制御に用いた実施例について説明したが、これに限
らず、他の自動変速機の油圧制御装置、更には工作機械
等の他の機械の油圧制御装置にも同様に適用できること
は勿論である。
ン圧制御に用いた実施例について説明したが、これに限
らず、他の自動変速機の油圧制御装置、更には工作機械
等の他の機械の油圧制御装置にも同様に適用できること
は勿論である。
（ト）発明の効果 以上説明したように、本発明によると、油中に異物が
混入していても、該異物はスプール摺接部分に侵入する
ことはないので、バルブスティック等のバルブ作動不良
が発生することを確実に防止でき、リニヤソレノイドバ
ルブの信頼性を向上することができる。
混入していても、該異物はスプール摺接部分に侵入する
ことはないので、バルブスティック等のバルブ作動不良
が発生することを確実に防止でき、リニヤソレノイドバ
ルブの信頼性を向上することができる。
また、供給油路と、連通路を構成する凹溝との連通部
を、スプールの中心を通る鉛直線に対して前記凹溝の供
給ポートと連通する反対側の閉塞端方向に所定量偏倚し
て配置すると、自動車の運転を停止する等により油の流
れが止ったような場合、供給油孔を沈下した異物を凹溝
の閉塞端に溜めることができ、一層確実に異物のスプー
ル摺接部分への侵入を防止することができる。
を、スプールの中心を通る鉛直線に対して前記凹溝の供
給ポートと連通する反対側の閉塞端方向に所定量偏倚し
て配置すると、自動車の運転を停止する等により油の流
れが止ったような場合、供給油孔を沈下した異物を凹溝
の閉塞端に溜めることができ、一層確実に異物のスプー
ル摺接部分への侵入を防止することができる。
更に、前記供給ポートの下方に位置して、該供給ポー
トに連通して所定幅にて弁スリーブの軸方向に延びる、
異物だまり用切欠きを形成すると、供給ポート下方に沈
澱した異物を該切欠きに確実に捕捉しかつ多くの異物を
溜めることができ、異物侵入によるバルブの作動不良の
発生を長期に亘り確実に防止することができる。
トに連通して所定幅にて弁スリーブの軸方向に延びる、
異物だまり用切欠きを形成すると、供給ポート下方に沈
澱した異物を該切欠きに確実に捕捉しかつ多くの異物を
溜めることができ、異物侵入によるバルブの作動不良の
発生を長期に亘り確実に防止することができる。
第１図は本発明のリニヤソレノイドバルブ装置の主要部
を示す図で、第２図Ｉ−Ｉ線に沿って断面した部分を含
む図である。第２図は本発明に係る弁スリーブを示す平
面図、第３図はその底面図、第４図は第２図IV-IV線に
よる断面図である。第５図は本発明に係るリニヤソレノ
イドバルブを示す断面図である。そして、第６図は一般
に考えられるリニヤソレノイドバルブの装着を示す第１
図と同様な図である。 １……リニヤソレノイドバルブ、２……調圧弁部、３…
…電磁石部、５……弁スリーブ、６……スプール、７…
…スプリング、12……ドレーンポート、13……出力ポー
ト、15……供給ポート、25……フィードバック圧室、42
……装着用孔、43……供給油路、45……連通路（凹
溝）、45a……凹溝と供給ポートとの連通部（一端）、4
5b……反対側の閉塞端（他端）、46……異物だまり用切
欠き、Ｂ……バルブボディ（ロワー部）、Ｌ−Ｌ……水
平面、Ｖ−Ｖ……鉛直線。
を示す図で、第２図Ｉ−Ｉ線に沿って断面した部分を含
む図である。第２図は本発明に係る弁スリーブを示す平
面図、第３図はその底面図、第４図は第２図IV-IV線に
よる断面図である。第５図は本発明に係るリニヤソレノ
イドバルブを示す断面図である。そして、第６図は一般
に考えられるリニヤソレノイドバルブの装着を示す第１
図と同様な図である。 １……リニヤソレノイドバルブ、２……調圧弁部、３…
…電磁石部、５……弁スリーブ、６……スプール、７…
…スプリング、12……ドレーンポート、13……出力ポー
ト、15……供給ポート、25……フィードバック圧室、42
……装着用孔、43……供給油路、45……連通路（凹
溝）、45a……凹溝と供給ポートとの連通部（一端）、4
5b……反対側の閉塞端（他端）、46……異物だまり用切
欠き、Ｂ……バルブボディ（ロワー部）、Ｌ−Ｌ……水
平面、Ｖ−Ｖ……鉛直線。
フロントページの続き (72)発明者 三木 修昭 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 石川 和典 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 大坪 秀顕 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 北條 康夫 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 木村 弘道 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平２−180390（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16K 51/00 F16K 11/07
Claims (3)
- 【請求項１】供給ポート、出力ポート、ドレーンポート 及びフィードバック圧室を有する弁スリーブ内を摺動す
るスプールに、電磁石部による荷重とスプリング荷重と
出力圧フィードバック荷重とを作用して、これら荷重を
バランスされることにより、供給圧を前記電磁石部への
入力信号に対応した出力圧に調整して出力するリニヤソ
レノイドバルブと、該リニヤソレノイドバルブの前記弁
スリーブを嵌合する装着用孔及び上方から該装着用孔に
連通している供給油路を有するバルブボディと、を備え
てなるリニヤソレノイドバルブ装置において、 前記ソレノイドバルブの弁スリーブを、前記供給ポート
が下方に向くように、前記バルブボディの装着用孔に装
着し、 前記供給油路と前記供給ポートとを、前記弁スリーブの
外周部と前記装着用孔とで形成される連通路を介して連
通してなる、 ことを特徴とするリニヤソレノイドバルブ装置。 - 【請求項２】前記連通路が、前記弁スリーブの外周面
に、円周方向に所定長さで形成され、かつその一端を前
記供給ポートに連通すると共に他端を閉塞した凹溝から
なり、 該凹溝と前記供給油路との連通部が、前記スプールの中
心を通る鉛直線に対して前記凹溝の閉塞側端方向に所定
量偏倚して配置されてなる、 請求項１記載のリニヤソレノイドバルブ装置。 - 【請求項３】前記供給ポートの下方に位置して、該供給
ポートに連通して所定幅にて前記弁スリーブの軸方向に
延びる異物だまり用切欠きを設けてなる、 請求項１記載のリニヤソレノイドバルブ装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2300355A JP2898082B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | リニヤソレノイドバルブ装置 |
| US07/786,817 US5247965A (en) | 1990-11-05 | 1991-11-05 | Linear solenoid valve apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2300355A JP2898082B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | リニヤソレノイドバルブ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04175587A JPH04175587A (ja) | 1992-06-23 |
| JP2898082B2 true JP2898082B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17883789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2300355A Expired - Fee Related JP2898082B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | リニヤソレノイドバルブ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5247965A (ja) |
| JP (1) | JP2898082B2 (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5327800A (en) * | 1993-01-07 | 1994-07-12 | Ford Motor Company | System using vertical exhaust passage for maintaining primed condition of hydraulic circuits of an automatic transmission |
| DE4328709C2 (de) * | 1993-08-26 | 1996-04-04 | Bosch Gmbh Robert | Elektromagnetventil |
| US5366353A (en) * | 1994-04-13 | 1994-11-22 | Hand Kent P | Air valve with bleed feature to inhibit icing |
| DE102004017790A1 (de) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Hydraulik Ring Gmbh | Cartridgeventil, insbesondere für Nockenwellenversteller |
| JP4715618B2 (ja) * | 2006-04-24 | 2011-07-06 | 株式会社デンソー | パイロット式バルブ装置 |
| JP4697043B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2011-06-08 | 株式会社デンソー | 流体圧制御装置 |
| US8602060B2 (en) * | 2008-09-22 | 2013-12-10 | GM Global Technology Operations LLC | Multiplexing control valve |
| US20100224803A1 (en) * | 2009-03-03 | 2010-09-09 | Sonnax Industries, Inc. | Valve Body Fluid Rerouting System |
| US8919381B2 (en) | 2009-03-03 | 2014-12-30 | Sonnax Industries, Inc. | Valve body fluid rerouting system |
| WO2011008428A2 (en) * | 2009-06-29 | 2011-01-20 | Borgwarner Inc. | Hydraulic valve for use in a control module of an automatic transmission |
| DE102011002150B4 (de) | 2011-04-19 | 2013-01-17 | Hydraulik-Ring Gmbh | Cartridgeventil |
| JP6003569B2 (ja) * | 2012-11-20 | 2016-10-05 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用伝動装置の油圧制御装置 |
| DE102014007129A1 (de) * | 2014-05-16 | 2015-11-19 | Audi Ag | Elektromagnet für ein Hydrauliksystem |
| DE102014007130B3 (de) * | 2014-05-16 | 2015-10-15 | Audi Ag | Elektromagnetventil für ein Hydrauliksystem |
| DE102014114880A1 (de) | 2014-10-14 | 2016-04-14 | Hilite Germany Gmbh | Cartridgeventil |
| US10018269B2 (en) | 2014-10-31 | 2018-07-10 | GM Global Technology Operations LLC | Normally high acting linear force solenoid |
| JP2016211657A (ja) * | 2015-05-08 | 2016-12-15 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | スプールバルブ |
| DE102016110006A1 (de) | 2015-07-09 | 2017-01-12 | Hilite Germany Gmbh | Hydraulikventil, insbesondere Cartridgeventil |
| DE102016102221B4 (de) | 2016-02-09 | 2019-05-23 | Hilite Germany Gmbh | Hydraulikventil |
| JP6806246B2 (ja) * | 2017-05-19 | 2021-01-06 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | リリーフ弁 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2822597A1 (de) * | 1978-05-24 | 1979-11-29 | Bosch Gmbh Robert | Druckregelventil |
| JPS63298416A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-06 | Aisin Warner Ltd | 圧力調整弁 |
| JP3017739B2 (ja) * | 1988-07-19 | 2000-03-13 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の油圧装置における油圧機器呼吸装置 |
| JPH02129476A (ja) * | 1988-11-09 | 1990-05-17 | Aisin Aw Co Ltd | 圧力調整弁 |
-
1990
- 1990-11-05 JP JP2300355A patent/JP2898082B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-11-05 US US07/786,817 patent/US5247965A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04175587A (ja) | 1992-06-23 |
| US5247965A (en) | 1993-09-28 |
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