JP2897110B2 - カムレバーロック機構を有する電気コネクタアッセンブリ - Google Patents
カムレバーロック機構を有する電気コネクタアッセンブリInfo
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- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電気コネクタに係
り、より詳細には、一対のコネクタ又はコネクタと別の
部品を嵌合及び解離するためのカムレバー機構に係り、
更には、このような機構を備えた電気コネクタアッセン
ブリに係る。
り、より詳細には、一対のコネクタ又はコネクタと別の
部品を嵌合及び解離するためのカムレバー機構に係り、
更には、このような機構を備えた電気コネクタアッセン
ブリに係る。
【０００３】
【従来の技術】電気コネクタは、電気的な相互接続をな
すために種々様々な分野で使用されている。コネクタ
は、通常、２つの部品、即ちハウジング又は他の本体部
材と、ハウジングに取り付けられた複数の端子又は電気
接点素子とを備えている。コネクタは多導線ケーブルの
端に取り付けられそして第２のコネクタがプリント回路
板に機械的及び電気的に相互接続されるか、両方のコネ
クタがケーブルに取り付けられるか、或いは両方のコネ
クタが一対の回路板に相互接続される。電気コネクタ
は、用途に係わりなく、多数の端子を取り付けるときに
嵌合又は相互接続するのがしばしば困難である。更に、
あるコネクタは、シール式のコネクタアッセンブリであ
り、シール手段がコネクタの嵌合を困難なものにする。
すために種々様々な分野で使用されている。コネクタ
は、通常、２つの部品、即ちハウジング又は他の本体部
材と、ハウジングに取り付けられた複数の端子又は電気
接点素子とを備えている。コネクタは多導線ケーブルの
端に取り付けられそして第２のコネクタがプリント回路
板に機械的及び電気的に相互接続されるか、両方のコネ
クタがケーブルに取り付けられるか、或いは両方のコネ
クタが一対の回路板に相互接続される。電気コネクタ
は、用途に係わりなく、多数の端子を取り付けるときに
嵌合又は相互接続するのがしばしば困難である。更に、
あるコネクタは、シール式のコネクタアッセンブリであ
り、シール手段がコネクタの嵌合を困難なものにする。
【０００３】従って、嵌合プロセスを助成するために種
々の器具が設計されている。１つの典型的な器具又は機
構は、カムレバー機構であり、これは、例えば、１９９
１年７月３０日付けのハサーコーグル氏等の米国特許第
５，０３５，６３４号；１９９２年８月４日付けのカワ
セ氏等の米国特許第５，１３５，４１０号；１９９２年
１２月２９日付けのエンドー氏等の米国特許第５，１７
４，７８５号；及び１９９３年７月２７日付けのタケノ
ウチ氏等の米国特許第５，２３０，６３５号に開示され
たものである。
々の器具が設計されている。１つの典型的な器具又は機
構は、カムレバー機構であり、これは、例えば、１９９
１年７月３０日付けのハサーコーグル氏等の米国特許第
５，０３５，６３４号；１９９２年８月４日付けのカワ
セ氏等の米国特許第５，１３５，４１０号；１９９２年
１２月２９日付けのエンドー氏等の米国特許第５，１７
４，７８５号；及び１９９３年７月２７日付けのタケノ
ウチ氏等の米国特許第５，２３０，６３５号に開示され
たものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記特許は全て公知の
カムレバー機構の例を示すもので、互いに嵌合するコネ
クタにカム面を有するレバーが設けられ、このレバーは
嵌合コネクタの一方に取り付けられてそのカム面が他方
の嵌合コネクタの外側に配置された突起に係合するよう
にされる。突起はカムホロワを形成し、通常は、コネク
タハウジングの外面から横方向外方に突出する。レバー
及びハウジングは通常はプラスチック成形されるので、
横方向に延びる突起は、コネクタ間に必要とされる高い
嵌合力及び解離力に耐えるに充分なほど強くない。更
に、このような多くのカムレバー機構は、両手で操作す
るか又は特殊なツールで操作することが必要であり、片
手で操作することは甚だ困難である。更に、多くの公知
カムレバー機構では、カムホロワの突起がコネクタハウ
ジングの外側に配置されるか、又はコネクタアッセンブ
リの中心嵌合軸から離れたところに配置される。これ
は、特に、コネクタアッセンブリが多数の端子を含む場
合に、嵌合及び解離中にコネクタ同志の固着を生じる。
更に、公知のカムレバー機構は、シール式のコネクタア
ッセンブリに使用することができない。というのは、大
きな力が必要とされると共に、コネクタ包囲体のサイズ
が実質的に増大するからである。
カムレバー機構の例を示すもので、互いに嵌合するコネ
クタにカム面を有するレバーが設けられ、このレバーは
嵌合コネクタの一方に取り付けられてそのカム面が他方
の嵌合コネクタの外側に配置された突起に係合するよう
にされる。突起はカムホロワを形成し、通常は、コネク
タハウジングの外面から横方向外方に突出する。レバー
及びハウジングは通常はプラスチック成形されるので、
横方向に延びる突起は、コネクタ間に必要とされる高い
嵌合力及び解離力に耐えるに充分なほど強くない。更
に、このような多くのカムレバー機構は、両手で操作す
るか又は特殊なツールで操作することが必要であり、片
手で操作することは甚だ困難である。更に、多くの公知
カムレバー機構では、カムホロワの突起がコネクタハウ
ジングの外側に配置されるか、又はコネクタアッセンブ
リの中心嵌合軸から離れたところに配置される。これ
は、特に、コネクタアッセンブリが多数の端子を含む場
合に、嵌合及び解離中にコネクタ同志の固着を生じる。
更に、公知のカムレバー機構は、シール式のコネクタア
ッセンブリに使用することができない。というのは、大
きな力が必要とされると共に、コネクタ包囲体のサイズ
が実質的に増大するからである。
【０００５】本発明は、以上に述べた公知技術の問題を
解消すると共に、公知のカムレバー機構に比して簡単で
且つ非常に効果的なカムレバー機構を提供するという要
望を満足することに向けられる。
解消すると共に、公知のカムレバー機構に比して簡単で
且つ非常に効果的なカムレバー機構を提供するという要
望を満足することに向けられる。
【０００６】そこで、本発明の目的は、新規なカムレバ
ーロック機構を有する新規で且つ改良された電気コネク
タアッセンブリを提供することである。
ーロック機構を有する新規で且つ改良された電気コネク
タアッセンブリを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電気コ
ネクタアッセンブリは、第１コネクタ１２に軸支された
レバー１６を備え、上記レバー１６が第２コネクタ１４
のカムホロアに係合するカムを有し、上記レバー１６を
回転させることによって、電気コネクタアッセンブリ１
０の嵌合軸３４上で第１コネクタと第２コネクタとの嵌
合及び解離をする間に機械的な作用が与えられるもので
あり、さらに、上記レバー１６が電気コネクタアッセン
ブリ１０の嵌合軸３４に対して横方向に交差するピボッ
ト軸２０に回転可能に軸支されて成るものである。
ネクタアッセンブリは、第１コネクタ１２に軸支された
レバー１６を備え、上記レバー１６が第２コネクタ１４
のカムホロアに係合するカムを有し、上記レバー１６を
回転させることによって、電気コネクタアッセンブリ１
０の嵌合軸３４上で第１コネクタと第２コネクタとの嵌
合及び解離をする間に機械的な作用が与えられるもので
あり、さらに、上記レバー１６が電気コネクタアッセン
ブリ１０の嵌合軸３４に対して横方向に交差するピボッ
ト軸２０に回転可能に軸支されて成るものである。
【０００８】そして、上記レバー１６のカムは、電気コ
ネクタアッセンブリの嵌合軸３４上に配置された偏心リ
ブ３０より成り、上記カムホロアは、電気コネクタアッ
センブリの嵌合軸３４上に配置された第２コネクタ１４
から第１コネクタ１２に向かって延びるロッド３２の端
部に形成された溝部３６より成り、しかも、上記ロッド
３２は、電気コネクタアッセンブリ１０の嵌合界面を形
成する対向面８８を通して延び、ロッド３２の反対端４
０は、第２コネクタ１４の底壁５２の外側部分に接続さ
れ、さらに、上記レバー１６のカムを形成する偏心リブ
３０は、カムホロアを形成する溝部３６に対してスライ
ド可能に係合するものである。
ネクタアッセンブリの嵌合軸３４上に配置された偏心リ
ブ３０より成り、上記カムホロアは、電気コネクタアッ
センブリの嵌合軸３４上に配置された第２コネクタ１４
から第１コネクタ１２に向かって延びるロッド３２の端
部に形成された溝部３６より成り、しかも、上記ロッド
３２は、電気コネクタアッセンブリ１０の嵌合界面を形
成する対向面８８を通して延び、ロッド３２の反対端４
０は、第２コネクタ１４の底壁５２の外側部分に接続さ
れ、さらに、上記レバー１６のカムを形成する偏心リブ
３０は、カムホロアを形成する溝部３６に対してスライ
ド可能に係合するものである。
【０００９】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
詳細に説明する。図１を参照すれば、本発明による電気
コネクタアッセンブリ１０は、第１コネクタ１２と、第
２コネクタ１４とを備えている。本実施例では第２コネ
クタ１４は、プリント回路板（図示せず）の表面に取り
付けるためのヘッダコネクタとして示されている。本発
明は、第１コネクタ１２及び第２コネクタ１４で構成さ
れる電気コネクタアッセンブリ１０において実施される
ものとして説明するが、単一のコネクタを回路パネルの
ような別の部品又は種々の嵌合部品に嵌合する場合にも
等しく適用できる。
詳細に説明する。図１を参照すれば、本発明による電気
コネクタアッセンブリ１０は、第１コネクタ１２と、第
２コネクタ１４とを備えている。本実施例では第２コネ
クタ１４は、プリント回路板（図示せず）の表面に取り
付けるためのヘッダコネクタとして示されている。本発
明は、第１コネクタ１２及び第２コネクタ１４で構成さ
れる電気コネクタアッセンブリ１０において実施される
ものとして説明するが、単一のコネクタを回路パネルの
ような別の部品又は種々の嵌合部品に嵌合する場合にも
等しく適用できる。
【００１０】図１を参照すれば、レバー１６は、第１コ
ネクタ１２から上方に突出する一対のレバー保持体１８
間にピボット軸２０によって軸支されているものであっ
て、レバー１６の穴２２を経て突出するピボット軸２０
をレバー保持体１８の穴２４によって保持している。さ
らに、２対のラッチアーム２６及び２８が第１コネクタ
１２から上方に突出しており、これらのラッチアーム２
６，２８は、互いに対向するように内方に向いたラッチ
フック２６ａ及び２８ａを有している。ラッチアーム２
６及び２８、特にラッチフック２６ａ及び２８ａは、以
下で明らかとなるように、１８０度離れたレバー１６の
嵌合及び解離位置を定める。
ネクタ１２から上方に突出する一対のレバー保持体１８
間にピボット軸２０によって軸支されているものであっ
て、レバー１６の穴２２を経て突出するピボット軸２０
をレバー保持体１８の穴２４によって保持している。さ
らに、２対のラッチアーム２６及び２８が第１コネクタ
１２から上方に突出しており、これらのラッチアーム２
６，２８は、互いに対向するように内方に向いたラッチ
フック２６ａ及び２８ａを有している。ラッチアーム２
６及び２８、特にラッチフック２６ａ及び２８ａは、以
下で明らかとなるように、１８０度離れたレバー１６の
嵌合及び解離位置を定める。
【００１１】図１と共に図２及び図３を参照すれば、上
記レバー１６は、第２コネクタ１４に設けられたカムホ
ロワに係合するためのカム（図３）を有し、これは、レ
バー１６を回転させることによって、電気コネクタアッ
センブリ１０の嵌合軸３４上で第１コネクタ１２と第２
コネクタ１４とを嵌合及び解離する間に機械的な作用を
与えるものであり、カムホロワは、第２コネクタ１４か
ら第１コネクタ１２に向かって延びるロッド３２に形成
されるものであり、ロッド３２の端部の両側に形成され
た溝部３６より成るものである。カムは、レバー１６の
内側の一対の弓形の偏心リブ３０によって形成され、こ
れら弓形の偏心リブ３０は、レバー１６のピボット軸２
０に対して偏心される。以下で詳細に述べるように、ロ
ッド３２は、電気コネクタアッセンブリ１０全体にわた
って延びており、ロッド３２の反対端４０は、電気コネ
クタアッセンブリ１０を構成する第２コネクタ１４の底
壁５２の外側に接続するためにＴ字型にされている。
記レバー１６は、第２コネクタ１４に設けられたカムホ
ロワに係合するためのカム（図３）を有し、これは、レ
バー１６を回転させることによって、電気コネクタアッ
センブリ１０の嵌合軸３４上で第１コネクタ１２と第２
コネクタ１４とを嵌合及び解離する間に機械的な作用を
与えるものであり、カムホロワは、第２コネクタ１４か
ら第１コネクタ１２に向かって延びるロッド３２に形成
されるものであり、ロッド３２の端部の両側に形成され
た溝部３６より成るものである。カムは、レバー１６の
内側の一対の弓形の偏心リブ３０によって形成され、こ
れら弓形の偏心リブ３０は、レバー１６のピボット軸２
０に対して偏心される。以下で詳細に述べるように、ロ
ッド３２は、電気コネクタアッセンブリ１０全体にわた
って延びており、ロッド３２の反対端４０は、電気コネ
クタアッセンブリ１０を構成する第２コネクタ１４の底
壁５２の外側に接続するためにＴ字型にされている。
【００１２】より詳細には、図１と共に図２及び図３を
参照すれば、第２コネクタ１４は、本質的に、一体成形
されたプラスチックのハウジング４２によって形成さ
れ、このハウジング４２は、従来のヘッダコネクタのよ
うに複数の端子ピン４４を取り付けている。これら端子
ピン４４は、プリント回路板に形成された穴に挿入する
ためにハウジング４２の下に突出し、これにより、端子
ピン４４の下端は、プリント回路板に形成された穴の位
置する回路トレースに半田接続するための半田テイルを
形成する。又、ハウシング４２は、第２コネクタ１４を
プリント回路板に固定するために適当な固定手段を挿入
することのできる複数の穴４６を備えていると共に、第
２コネクタ１４をプリント回路板へ取り付け易くするた
めに１つ以上の位置決めの為の取付ペグ４８が設けられ
る。上記第２コネクタ１４のハウジング４２の上部は、
底壁５２を有するリセプタクル５０を備え、ロッド３２
は、ハウジング４２の穴５４を経て電気コネクタアッセ
ンブリ１０の嵌合軸３４上を上方に突出する。リセプタ
クル５０は、周囲壁５６により画成され、この周囲壁５
６は、以下に述べる目的で、上記周囲壁５６から離間さ
れた別の周囲壁５８によって取り巻かれる。
参照すれば、第２コネクタ１４は、本質的に、一体成形
されたプラスチックのハウジング４２によって形成さ
れ、このハウジング４２は、従来のヘッダコネクタのよ
うに複数の端子ピン４４を取り付けている。これら端子
ピン４４は、プリント回路板に形成された穴に挿入する
ためにハウジング４２の下に突出し、これにより、端子
ピン４４の下端は、プリント回路板に形成された穴の位
置する回路トレースに半田接続するための半田テイルを
形成する。又、ハウシング４２は、第２コネクタ１４を
プリント回路板に固定するために適当な固定手段を挿入
することのできる複数の穴４６を備えていると共に、第
２コネクタ１４をプリント回路板へ取り付け易くするた
めに１つ以上の位置決めの為の取付ペグ４８が設けられ
る。上記第２コネクタ１４のハウジング４２の上部は、
底壁５２を有するリセプタクル５０を備え、ロッド３２
は、ハウジング４２の穴５４を経て電気コネクタアッセ
ンブリ１０の嵌合軸３４上を上方に突出する。リセプタ
クル５０は、周囲壁５６により画成され、この周囲壁５
６は、以下に述べる目的で、上記周囲壁５６から離間さ
れた別の周囲壁５８によって取り巻かれる。
【００１３】図２及び図３に最も良く示されたように、
第１コネクタ１２は、ハウジング上部６０及びハウジン
グ下部６２を有し、それらの間にシール６４がサンドイ
ッチされた多部品コネクタである。ロッド３２は、ハウ
ジング部分６０及び６２のボア６６及び６８を経て延び
ると共に、シール６４の穴７０を経て延び、これによ
り、シール６４がロッド３２を密封包囲する。図２に７
４で示すように、ハウジング上部６０には上部シュラウ
ド７２がスナップ係合され、ラッチアーム２６，２８
は、このシュラウドの上壁７２ａから上方に突出する。
ロッド３２は、上壁７２ａの穴７６を経て突出する。シ
ールブート７８は、ハウジング下部６２の底部を包囲
し、そしてロッド３２は、このシールブート７８の穴８
０を通して突出する。ハウジング下部６２は、第２コネ
クタ１４の周囲壁５６に適合する形状にされてこれを取
り巻く外周リップ８２を有し、周囲壁５６はこのリップ
８２とシールブート７８との間にサンドイッチされる。
Ｏリングシール８４の形態の更に別のシール手段は、第
２コネクタの壁５６の内側に係合するようにハウジング
下部６２を取り巻く。
第１コネクタ１２は、ハウジング上部６０及びハウジン
グ下部６２を有し、それらの間にシール６４がサンドイ
ッチされた多部品コネクタである。ロッド３２は、ハウ
ジング部分６０及び６２のボア６６及び６８を経て延び
ると共に、シール６４の穴７０を経て延び、これによ
り、シール６４がロッド３２を密封包囲する。図２に７
４で示すように、ハウジング上部６０には上部シュラウ
ド７２がスナップ係合され、ラッチアーム２６，２８
は、このシュラウドの上壁７２ａから上方に突出する。
ロッド３２は、上壁７２ａの穴７６を経て突出する。シ
ールブート７８は、ハウジング下部６２の底部を包囲
し、そしてロッド３２は、このシールブート７８の穴８
０を通して突出する。ハウジング下部６２は、第２コネ
クタ１４の周囲壁５６に適合する形状にされてこれを取
り巻く外周リップ８２を有し、周囲壁５６はこのリップ
８２とシールブート７８との間にサンドイッチされる。
Ｏリングシール８４の形態の更に別のシール手段は、第
２コネクタの壁５６の内側に係合するようにハウジング
下部６２を取り巻く。
【００１４】第１コネクタ１２は、良く知られたよう
に、第２コネクタ１４（ヘッダコネクタとして示す）の
端子ピン４４に相互接続する比較的多数の雌端子即ち接
点を取り付けていることを理解されたい。図示明瞭化の
ため、雌端子は図示されていない。通常は、各雌端子
は、１つの端子ピン４４を受け入れるための嵌合ソケッ
トをその一端に有し、そしてその反対の終端部は、シュ
ラウド７２とハウジング上部６０との間の開放エリア８
６へと延びる多導線ケーブルの単一導線に終端される。
に、第２コネクタ１４（ヘッダコネクタとして示す）の
端子ピン４４に相互接続する比較的多数の雌端子即ち接
点を取り付けていることを理解されたい。図示明瞭化の
ため、雌端子は図示されていない。通常は、各雌端子
は、１つの端子ピン４４を受け入れるための嵌合ソケッ
トをその一端に有し、そしてその反対の終端部は、シュ
ラウド７２とハウジング上部６０との間の開放エリア８
６へと延びる多導線ケーブルの単一導線に終端される。
【００１５】以上の説明から、ロッド３２が電気コネク
タアッセンブリ１０の中心の嵌合軸３４上に配置された
状態では、このロッド３２がコネクタアッセンブリの嵌
合界面を通して直接延びることが明らかであろう。上記
嵌合界面は、互いに対向する面、例えば、第２コネクタ
１４のリセプタクル５０の底壁５２及び第１コネクタ１
２のシールブート７８の対向面８８によって画成され
る。それ故、レバー１６を回転させることにより作用す
る嵌合及び解離力は、公知技術のように電気コネクタア
ッセンブリ１０の側部ではなくて、電気コネクタアッセ
ンブリ１０の嵌合軸３４上に働くこととなり、電気コネ
クタアッセンブリ１０を構成する第１コネクタ１２及び
第２コネクタ１４は、電気コネクタアッセンブリ１０の
嵌合軸３４に沿った方向にのみ移動するので、嵌合及び
解離中の２つのコネクタ間にズレが生じず、その固着を
実質的に防止するものである。
タアッセンブリ１０の中心の嵌合軸３４上に配置された
状態では、このロッド３２がコネクタアッセンブリの嵌
合界面を通して直接延びることが明らかであろう。上記
嵌合界面は、互いに対向する面、例えば、第２コネクタ
１４のリセプタクル５０の底壁５２及び第１コネクタ１
２のシールブート７８の対向面８８によって画成され
る。それ故、レバー１６を回転させることにより作用す
る嵌合及び解離力は、公知技術のように電気コネクタア
ッセンブリ１０の側部ではなくて、電気コネクタアッセ
ンブリ１０の嵌合軸３４上に働くこととなり、電気コネ
クタアッセンブリ１０を構成する第１コネクタ１２及び
第２コネクタ１４は、電気コネクタアッセンブリ１０の
嵌合軸３４に沿った方向にのみ移動するので、嵌合及び
解離中の２つのコネクタ間にズレが生じず、その固着を
実質的に防止するものである。
【００１６】電気コネクタアッセンブリ１０の操作につ
いては、図２及び図３では、コネクタ１２及び１４が組
み立てられてはいるが嵌合前の状態で示されている。換
言すれば、第１コネクタ１２のシールブート７８の対向
面８８と第２コネクタ１４のリセプタクル５０の底壁５
２との間には明確な分離が見られる。この状態では、レ
バー１６は、ラッチアーム２６間に配置され、ラッチア
ーム２６のラッチフック２６ａの下に配置されている。
そして、上記第１コネクタ１２と第２コネクタ１４とを
嵌合したい場合には、レバー１６を、矢印Ａ（図４）の
方向に約１８０度図４の位置まで回転する。レバー１６
は、ラッチアーム２８のラッチフック２８ａの下にパチ
ンと入る。レバー１６を図２及び図３の位置から図４の
位置へ回転すると、レバー１６の偏心リブ３０のテーパ
付けされた端３０ａがロッド３２の端部の両側に形成さ
れた溝部３６に入る。レバー１６を続けて回転すると、
ロッド３２が矢印Ｂ（図４）の方向に上方に引っ張ら
れ、ロッド３２とレバー１６が相対的に移動する。この
作用が第１コネクタ１２及び第２コネクタ１４を図４に
示す嵌合状態へと強制的にもっていく。もちろん、その
移動は相対的なものである。換言すれば、ロッド３２の
反対端４０が第２コネクタ１４の下に固定された状態で
第２コネクタ１４を固定の回路板に固定する場合に、レ
バー１６を上記のように回転すると、レバー１６の回転
と、ロッド３２の端部の溝部３６における偏心リブ３０
のスライド移動とに応答して、第１コネクタ１２が下方
に強制移動されて第２コネクタ１４と嵌合状態になる。
いては、図２及び図３では、コネクタ１２及び１４が組
み立てられてはいるが嵌合前の状態で示されている。換
言すれば、第１コネクタ１２のシールブート７８の対向
面８８と第２コネクタ１４のリセプタクル５０の底壁５
２との間には明確な分離が見られる。この状態では、レ
バー１６は、ラッチアーム２６間に配置され、ラッチア
ーム２６のラッチフック２６ａの下に配置されている。
そして、上記第１コネクタ１２と第２コネクタ１４とを
嵌合したい場合には、レバー１６を、矢印Ａ（図４）の
方向に約１８０度図４の位置まで回転する。レバー１６
は、ラッチアーム２８のラッチフック２８ａの下にパチ
ンと入る。レバー１６を図２及び図３の位置から図４の
位置へ回転すると、レバー１６の偏心リブ３０のテーパ
付けされた端３０ａがロッド３２の端部の両側に形成さ
れた溝部３６に入る。レバー１６を続けて回転すると、
ロッド３２が矢印Ｂ（図４）の方向に上方に引っ張ら
れ、ロッド３２とレバー１６が相対的に移動する。この
作用が第１コネクタ１２及び第２コネクタ１４を図４に
示す嵌合状態へと強制的にもっていく。もちろん、その
移動は相対的なものである。換言すれば、ロッド３２の
反対端４０が第２コネクタ１４の下に固定された状態で
第２コネクタ１４を固定の回路板に固定する場合に、レ
バー１６を上記のように回転すると、レバー１６の回転
と、ロッド３２の端部の溝部３６における偏心リブ３０
のスライド移動とに応答して、第１コネクタ１２が下方
に強制移動されて第２コネクタ１４と嵌合状態になる。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、レバーを回転させることにより作用する嵌合
及び解離力が、電気コネクタアッセンブリの嵌合軸上に
働き、電気コネクタアッセンブリを構成する第１コネク
タ及び第２コネクタが、電気コネクタアッセンブリの嵌
合軸に沿った方向にのみ移動するものであるので、嵌合
及び解離中の第１コネクタと第２コネクタとの間にズレ
が生じず、従って、公知技術の問題、即ち、レバーを回
転させることにより作用する嵌合及び解離力が電気コネ
クタアッセンブリの側部に働き、嵌合及び解離中のコネ
クタが固着してしまうという不具合が解消されると共
に、公知のカムレバー機構に比して簡単で且つ非常に効
果的なカムレバー機構が提供され、その新規なカムレバ
ーロック機構を有する電気コネクタアッセンブリが提供
されるものである。
によると、レバーを回転させることにより作用する嵌合
及び解離力が、電気コネクタアッセンブリの嵌合軸上に
働き、電気コネクタアッセンブリを構成する第１コネク
タ及び第２コネクタが、電気コネクタアッセンブリの嵌
合軸に沿った方向にのみ移動するものであるので、嵌合
及び解離中の第１コネクタと第２コネクタとの間にズレ
が生じず、従って、公知技術の問題、即ち、レバーを回
転させることにより作用する嵌合及び解離力が電気コネ
クタアッセンブリの側部に働き、嵌合及び解離中のコネ
クタが固着してしまうという不具合が解消されると共
に、公知のカムレバー機構に比して簡単で且つ非常に効
果的なカムレバー機構が提供され、その新規なカムレバ
ーロック機構を有する電気コネクタアッセンブリが提供
されるものである。
【図１】本発明による電気コネクタアッセンブリの分解
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１の２−２線に沿った縦断面図で、コネクタ
アッセンブリを組み立て状態ではあるが嵌合前の状態で
示した図である。
アッセンブリを組み立て状態ではあるが嵌合前の状態で
示した図である。
【図３】図１の３−３線に沿ったコネクタアッセンブリ
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図４】図３と同様の図であるが、コネクタアッセンブ
リを完全嵌合状態で示す図である。
リを完全嵌合状態で示す図である。
１０ 電気コネクタアッセンブリ １２ 第１コネクタ １４ 第２コネクタ １６ レバー ２０ ピボット軸 ２６，２８ ラッチアーム ２６ａ，２８ａ ラッチフック ３０ 偏心リブ ３２ ロッド ３４ 嵌合軸 ３６ 溝部 ４２ ハウジング ４４ 端子ピン ５０ リセプタクル ６０ ハウジング上部 ６２ ハウジング下部 ７２ シュラウド ７８ シールブート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 13/62 - 13/639
Claims (5)
- 【請求項１】 第１コネクタ１２と第２コネクタ１４を
備えた電気コネクタアッセンブリ１０であって、上記第
１コネクタ１２は、電気コネクタアッセンブリ１０の嵌
合軸３４に対して横方向に交差するピボット軸２０によ
って回転可能に軸支されたカムを有するレバー１６を備
え、上記第２コネクタは、上記レバー１６のカムと係合
するカムホロアを備え、上記レバー１６を回転させるこ
とによって電気コネクタアッセンブリ１０の嵌合軸３２
上で上記第１コネクタ１２と第２コネクタ１４とが嵌合
及び解離をする間に機械的な作用が与えられる電気コネ
クタアッセンブリにおいて、 上記第１コネクタ１２に設けられたレバー１６のカム
は、電気コネクタアッセンブリ１０の嵌合軸３４上に配
置された偏心リブ３０より成り、上記第２コネクタ１４
に設けられたカムホロアは、電気コネクタアッセンブリ
１０の嵌合軸３４上に配置された第２コネクタ１４から
第１コネクタ１２に向かって延びるロッド３２の端部に
形成された溝部３６より成り、上記レバー１６のカムを
成す偏心リブ３０が、上記カムホロアを成すロッド３２
の端部に形成された溝部３６にスライド可能に係合して
いることを特徴とする電気コネクタアッセンブリ。 - 【請求項２】 上記第２コネクタ１４から第１コネクタ
１２に向かって延びるカムホロアを成す溝部３６をその
端部に備えたロッド３２は、第１コネクタ１２の対向面
８８と第２コネクタ１４の底壁５２とで定められる電気
コネクタアッセンブリ１０の嵌合界面を通して延びるこ
とを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタアッセン
ブリ。 - 【請求項３】 上記電気コネクタアッセンブリ１０の嵌
合界面を通して延びるロッド３２の反対端４０が、上記
第２コネクタ１４の外側に接続されていることを特徴と
する請求項２に記載の電気コネクタアッセンブリ。 - 【請求項４】 電気コネクタアッセンブリ１０のカムレ
バーロック機構において、 電気コネクタアッセンブリ１０の嵌合界面にて電気コネ
クタアッセンブリ１０の嵌合軸３４上で嵌合可能な第１
コネクタ１２及び第２コネクタ１４と、 上記電気コネクタアッセンブリ１０の嵌合軸３４に対し
て横方向に交差するピボット軸２０の周りで回転するよ
うに上記第１コネクタ１２に軸支され、電気コネクタア
ッセンブリ１０の嵌合軸３４上に配置されるカムを有す
るレバー１６と、 上記レバー１６を回転させることによって上記第１コネ
クタ１２と第２コネクタ１４とを嵌合及び解離する間に
機械的な作用を与えるために上記第２コネクタ１４に設
けられ、上記電気コネクタアッセンブリ１０の嵌合軸３
４上に配置されて電気コネクタアッセンブリ１０の嵌合
界面を通して延びるロッド３２の端部に形成された溝部
３６より成るカムホロワと、 上記レバー１６が上記カムホロワを成す溝部３６に対し
てスライド可能な偏心リブ３０を備えて成ることを特徴
とするカムレバーロック機構。 - 【請求項５】 上記電気コネクタアッセンブリ１０の嵌
合界面を通して延びるロッド３２の反対端４０が、第２
コネクタ１４の外側に接続されていることを特徴とする
請求項４に記載のカムレバーロック機構。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/132,018 US5425654A (en) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | Electrical connector assembly with cam lever lock mechanism |
| US08/132,018 | 1993-10-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07169529A JPH07169529A (ja) | 1995-07-04 |
| JP2897110B2 true JP2897110B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=22452066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6254810A Expired - Lifetime JP2897110B2 (ja) | 1993-10-05 | 1994-09-22 | カムレバーロック機構を有する電気コネクタアッセンブリ |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5425654A (ja) |
| EP (1) | EP0646993B1 (ja) |
| JP (1) | JP2897110B2 (ja) |
| KR (1) | KR0141900B1 (ja) |
| DE (1) | DE69422122D1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5846097A (en) * | 1995-10-04 | 1998-12-08 | Acuson Corporation | Submersible connector system |
| JP3309367B2 (ja) * | 1997-01-08 | 2002-07-29 | 矢崎総業株式会社 | Ｌｉｆコネクタ |
| JP3384527B2 (ja) * | 1997-01-08 | 2003-03-10 | 矢崎総業株式会社 | Ｌｉｆコネクタ |
| JP3468336B2 (ja) * | 1997-01-17 | 2003-11-17 | 矢崎総業株式会社 | 構造体相互の自動嵌合及び離脱機構 |
| JP3384529B2 (ja) * | 1997-02-17 | 2003-03-10 | 矢崎総業株式会社 | Ｌｉｆコネクタ |
| JPH10302909A (ja) * | 1997-04-23 | 1998-11-13 | Yazaki Corp | 低挿入力コネクタ |
| US6544053B2 (en) * | 2000-09-18 | 2003-04-08 | Tyco Electronics Amp Gmbh | Plug connector arrangement |
| US6358082B1 (en) * | 2001-02-12 | 2002-03-19 | Berg Technology, Inc. | Latch and release mechanism for an electrical connector |
| KR101174933B1 (ko) * | 2004-08-13 | 2012-08-17 | 제이에스티 코포레이션 | 레버 동작에 의한 기계적 보조를 받는 커넥터 |
| US20080242137A1 (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-02 | General Electric Company | Single step operation connector assembly |
| JP5806607B2 (ja) * | 2011-12-08 | 2015-11-10 | イリソ電子工業株式会社 | コネクタ |
| JP5846107B2 (ja) * | 2012-11-15 | 2016-01-20 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
| EP3819998A1 (en) | 2019-11-11 | 2021-05-12 | Connecteurs Electriques Deutsch | Electrical connector assembly |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2228646A (en) * | 1938-12-22 | 1941-01-14 | William J Summers | Fluorescent lamp holder |
| US2609268A (en) * | 1948-12-08 | 1952-09-02 | Nye Robert Glen | Mechanical pressure latch |
| US2799009A (en) * | 1954-12-30 | 1957-07-09 | Gen Electric | Locking means for separable electrical connectors |
| NL130056C (ja) * | 1959-02-09 | |||
| GB929570A (en) * | 1959-12-31 | 1963-06-26 | Dehavilland Aircraft | Improved ejector plug and socket electrical connector |
| US3209303A (en) * | 1963-06-28 | 1965-09-28 | Ibm | Connector latching device |
| US4152827A (en) * | 1978-05-01 | 1979-05-08 | Burroughs Corporation | Tool for removing integrated circuit packages |
| US4952176A (en) * | 1987-08-28 | 1990-08-28 | Trw Daut & Rietz Gmbh | Electrical coupling device |
| US5135410A (en) * | 1990-05-30 | 1992-08-04 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electric connector assembly |
| US5035634A (en) * | 1990-06-28 | 1991-07-30 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Connector inject and eject cam lever assembly |
| US5174785A (en) * | 1990-07-17 | 1992-12-29 | Yazaki Corporation | Low insertion-withdrawal force electric connector |
| US5230635A (en) * | 1991-06-25 | 1993-07-27 | Yazaki Corporation | Connector with lever |
-
1993
- 1993-10-05 US US08/132,018 patent/US5425654A/en not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-09-22 JP JP6254810A patent/JP2897110B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1994-09-27 EP EP94115167A patent/EP0646993B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-09-27 DE DE69422122T patent/DE69422122D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-04 KR KR1019940025288A patent/KR0141900B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07169529A (ja) | 1995-07-04 |
| EP0646993B1 (en) | 1999-12-15 |
| US5425654A (en) | 1995-06-20 |
| EP0646993A3 (en) | 1996-12-18 |
| KR0141900B1 (ko) | 1998-07-01 |
| DE69422122D1 (de) | 2000-01-20 |
| KR950012810A (ko) | 1995-05-17 |
| EP0646993A2 (en) | 1995-04-05 |
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