JP2896554B2 - コレットホルダー - Google Patents

コレットホルダー

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JP2896554B2
JP2896554B2 JP6335747A JP33574794A JP2896554B2 JP 2896554 B2 JP2896554 B2 JP 2896554B2 JP 6335747 A JP6335747 A JP 6335747A JP 33574794 A JP33574794 A JP 33574794A JP 2896554 B2 JP2896554 B2 JP 2896554B2
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政一 村口
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コレットホルダーに
関する。
【0002】
【従来の技術】コレットは、旋盤やフライス盤などの工
作機械に所要の工具をセットせしめるさいに使用するも
ので、かかるコレットは所要のホルダーを介して工作機
械にセットするものとされている。ところで、上記コレ
ットのホルダーとしては、従来より、シャンク部の先に
コレット保持部を一体に形成すると共に、該コレット保
持部の先にコレット締付け用ナットを備えたものが知ら
れている。そして、コレットに所要の工具を差込み、ナ
ットをコレット保持部に螺着してコレットを締付け、工
具を確実に保持するものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、旋盤などの
工作機械により所要の加工を行うさいには、コレットに
保持せしめた工具と工作物との中心を常に正確に一致せ
しめる必要があり、不一致の場合には精確な加工を行う
ことが出来ないのみならず、場合によっては工具を損傷
せしめるおそれがあった。このため、加工作業時におい
ては、工具と工作物との中心を一致せしめるべく所要の
調整がなされているが、コレットホルダーは前述の如く
シャンク部とコレット保持部とが一体に形成されている
ため、その調整作業が非常に面倒で手間がかかるのみな
らず、極めて熟練性が要求されるものとなっていた。
【0004】この発明は、従来の問題点を一挙に解決し
ようとするもので、加工作業時における工具と工作物と
の中心を極めて簡単に、しかも確実に一致せしめること
が出来るコレットホルダーを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、先部
外周に取付けフランジ2を有するシャンク部材1と、該
シャンク部材1の先端に遊嵌自在なコレット保持部材3
と、該コレット保持部材3と取付けフランジ2との間に
遊嵌自在な角度調整板11と、該角度調整板11および
コレット保持部材3を取付けフランジ2に締結せしめる
固定ボルト17とよりなり、上記角度調整板11と取付
けフランジ2との接合面はその一方が凸面12に形成
されると共に、同他方が凹面13に形成され、しか
も、角度調整板11には角度を調整せしめるべく調整ボ
ルト16が、コレット保持部材3には芯ずれを調整せし
めるべく調整ボルト10が各々付設されてなることを要
旨とするものである。
【0006】
【作用】シャンク部材1の先部に角度調整板11および
コレット保持部材3を順次遊嵌せしめ、調整ボルト16
により角度調整板11を変位せしめて適正角度に調整す
ると共に、調整ボルト10によりコレット保持部材3を
変位せしめて芯ずれを適正に調整せしめ、常にコレット
21の孔中心を対応する工作物24の中心に簡単、か
つ、確実に一致せしめることが出来るものである。
【0007】以下に、この発明を図面に示す一実施例に
ついて説明する。1は先部が小径状とされた断面円形状
の中空状シャンク部材、2は該シャンク部材1の先部外
周に一体形成された取付けフランジ、3はシャンク部材
1先部に遊嵌自在な断面円形状のコレット保持部材、4
は該コレット保持部材3の中心線に沿ってその先部に形
成されたテーパ孔状のコレット保持孔、5はコレット保
持部材3の先部外周面に形成されたネジ部、6は該ネジ
部5に螺合自在とされたコレット締付け用ナットであ
る。
【0008】7は前記取付けフランジ2に対応すべくコ
レット保持部材3の基端部に一体形成された同形状のフ
ランジ、8はコレット保持孔4に連通すべく該フランジ
7の中心に形成された嵌合孔で、該嵌合孔8の内径は前
記シャンク部材1先部の外径より若干大径状に形成され
ている。9は該嵌合孔8に連通すべくフランジ7の外周
に所定間隔をもって形成された4個のネジ孔、10は該
各ネジ孔9に螺合自在とされた調整ボルトである。
【0009】11は上記のフランジ7と取付けフランジ
2との間に介装自在なほぼ同形状の角度調整板で、取付
けフランジ2に接合すべき該角度調整板11の接合面は
面12とされると共に、該凸面12に対応すべく
取付けフランジ2の接合面は凹面13とされている。
14は該角度調整板11の中心に形成された嵌合孔で、
該嵌合孔14の内径はシャンク部材1先部の外径より若
干大径状に形成せしめられている。15は該嵌合孔14
に連通すべく角度調整板11の外周に所定間隔をおいて
形成された4個のネジ孔、16は該各ネジ孔15に螺合
自在とされた調整ボルト、17は固定ボルトで、該固定
ボルト17はフランジ7および角度調整板11に各々形
成されたボルト挿通孔18・19を通して取付けフラン
ジ2のネジ孔20に螺合自在とされている。
【0010】その他、21は所要のアダプターを介して
コレット保持孔4内にセット自在とされたスリ割付きコ
レット、22は旋盤などの工作機械、23は工具、24
は工作物を示す。
【0011】次に、上述の如く構成された実施例の作動
について説明する。まず、コレット保持部材3の保持孔
4内に所要のアダプター(図示略)を介してコレット2
1を嵌合せしめたのち、ナット6をコレット保持部材3
のネジ部5に螺合してコレット21を締付け固定する。
しかるのち、予め工作機械22にセットしたシャンク部
材1の先部に嵌合孔8・14を介して角度調整板11と
コレット保持部材3を順次遊嵌せしめ、調整ボルト10
・16および固定ボルト17を対応するネジ孔9・15
・20に各々軽く螺合せしめて仮止めする。ついで、工
作物24保持側に取付けたダイヤルゲージ等で測定しつ
つ、調整ボルト16を適宜ネジ孔15に螺入せしめ、そ
の先端をシャンク部材1先部の外周面に当接して角度調
整板11を変位せしめることにより適正角度に調整する
と共に、調整ボルト10をネジ孔9に螺入せしめ、その
先端をシャンク部材1先部の外周面に当接してコレット
保持部材3を変位せしめることにより芯ずれを適正に調
整し、コレット21の孔中心を工作物24の中心に一致
せしめる。
【0012】このさい、角度調整板11と取付けフラン
ジ2との接合面は凹凸面12・13により球面接触せ
しめられているため、調整ボルト16による角度調整板
11の角度調整を極めてスムーズに、しかも、確実にな
し得ることが出来る。コレット21の芯合せが完了する
と、各ボルト挿通孔18・19を通して固定ボルト17
を取付けフランジ2のネジ孔20に螺合せしめ、コレッ
ト保持部材3および角度調整板11をシャンク部材1に
締結して一体的に固定する。
【0013】なお、上記実施例において、凸面12が
角度調整板11に、凹面13が取付けフランジ2に各
々形成されているが、これに限定されるものでなく、凸
面12を取付けフランジ2に、凹面13を角度調整
板11に形成せしめるべく構成してもよいものである。
また、この発明に係るコレットホルダーは、工具保持用
のコレットのみならず、工作物保持用のコレットにも適
用することが出来るものである。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば以上の次第で、先部外
周に取付けフランジ2を有するシャンク部材1と、該シ
ャンク部材1の先端に遊嵌自在なコレット保持部材3
と、該コレット保持部材3と取付けフランジ2との間に
遊嵌自在な角度調整板11と、該角度調整板11および
コレット保持部材3を取付けフランジ2に締結せしめる
固定ボルト17とよりなり、上記角度調整板11と取付
けフランジ2との接合面はその一方が凸面12に形成
されると共に、同他方が凹面13に形成され、しか
も、角度調整板11には角度を調整せしめるべく調整ボ
ルト16が、コレット保持部材3には芯ずれを調整せし
めるべく調整ボルト10が各々付設されているから、シ
ャンク部材1の先部に角度調整板11およびコレット保
持部材3を順次遊嵌せしめ、調整ボルト16により角度
調整板11を変位せしめて適正角度に調整すると共に、
調整ボルト10でもってコレット保持部材3を変位せし
めて芯ずれを調整することによりコレット21の孔中心
を対応する工作物24の中心に一致せしめ、のち、固定
ボルト17により一体に固定せしめるという簡単な操作
でもって、常に加工作業時における工具23と工作物2
4との中心を極めて簡単に、しかも、確実に一致せしめ
て使用に供することが出来るものである。そして特に、
角度調整板11と取付けフランジ2との接合面は凹凸
面12・13により面接触せしめられているため、角
度を極めて自由に、しかも、確実に調整することが出来
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】コレット21を保持せしめた状態を示す縦断面
図である。
【図3】工作機械24にセットせしめた使用状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 シャンク部材 2 取付けフランジ 3 コレット保持部材 10 調整ボルト 11 角度調整板 12 凸面 13 凹面 16 調整ボルト 17 固定ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先部外周に取付けフランジ2を有するシャ
    ンク部材1と、該シャンク部材1の先端に遊嵌自在なコ
    レット保持部材3と、該コレット保持部材3と取付けフ
    ランジ2との間に遊嵌自在な角度調整板11と、該角度
    調整板11およびコレット保持部材3を取付けフランジ
    2に締結せしめる固定ボルト17とよりなり、上記角度
    調整板11と取付けフランジ2との接合面はその一方が
    面12に形成されると共に、同他方が凹面13に
    形成され、しかも、角度調整板11には角度を調整せし
    めるべく調整ボルト16が、コレット保持部材3には芯
    ずれを調整せしめるべく調整ボルト10が各々付設され
    てなることを特徴とするコレットホルダー。
JP6335747A 1994-12-20 1994-12-20 コレットホルダー Expired - Fee Related JP2896554B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3544117A (en) 1968-03-18 1970-12-01 Spencer Lewis Bingham Tool-holding and alining device

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2563787Y2 (ja) * 1992-09-29 1998-02-25 豊生ブレーキ工業株式会社 2操作式のパーキングブレーキレバー

Patent Citations (1)

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US3544117A (en) 1968-03-18 1970-12-01 Spencer Lewis Bingham Tool-holding and alining device

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