JP2896533B2 - 毛髪のパーマネント加工方法 - Google Patents

毛髪のパーマネント加工方法

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JP2896533B2
JP2896533B2 JP9507204A JP50720497A JP2896533B2 JP 2896533 B2 JP2896533 B2 JP 2896533B2 JP 9507204 A JP9507204 A JP 9507204A JP 50720497 A JP50720497 A JP 50720497A JP 2896533 B2 JP2896533 B2 JP 2896533B2
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Description

【発明の詳細な説明】 毛髪のパーマネント加工を実施する際の古典的な技術
は、二つの処理工程に基づいている。即ち、第一工程で
は、毛髪ケラチンのシスチン−ジスルフィド−架橋が、
還元剤を含む薬剤(変形剤)の作用で開環する。その
後、毛髪を所望の形態とする。第二工程においては、シ
スチン−ジスルフィド−結合はセット剤、すなわち酸化
剤を含む薬剤の使用によって再び閉環される。
公開されたヨーロッパ特許出願0 671 158号から、ケ
ラチン物質のパーマネント変形の方法が知られており、
この場合には、巻いた毛髪に毛髪ケラチン還元性物質を
主剤とするパーマネント加工剤を塗布し、このように処
理されたケラチン物質をつぎに、場合により加熱処理
し、このようにして処理したケラチン物質を濯ぎ、濯い
だケラチン物質をそのまま放置し、最後にカーラーを外
す。セット剤は使用しない。
この方法で達成できるウェーブの結果は満足なもので
はない。なぜなら、毛髪が、還元剤の余剰分を含み、こ
れが毛髪を損傷させることがあり、しかも、得られたカ
ールが、酸化性の再結合が不足しているために、充分に
安定化されないからである。大きくカールした毛髪の全
長にわたって一様に安定なウェーブを得られるというよ
うな教示は、この印刷物においても同様に導き出せな
い。
典型的なパーマネントウェーブ還元剤としては、ドイ
ツ特許明細書948 186号及び972 424号の先駆者的な業績
が示すように、チオグリコール酸、例えばそのアンモニ
ウム塩又はモノエタノールアミン塩が使用される。その
他の一般的な還元剤は、無機の亜硫酸塩、2−メルカプ
トプロピオン酸(チオ乳酸)、3−メルカプトプロピオ
ン酸、特定のメルカプトカルボン酸エステル、システイ
ン及びこれらの化合物の誘導体である。
従来の方法の両方の処理工程、すなわちシスチン−ジ
スルフィド−結合の開環及び再生は、カーラーに巻かれ
た毛髪において行われる。第二工程である固定工程の
後、毛髪はまずカーラーの大きさに相当する密集した状
態のカールを有する。しかし、このような詰まったカー
ルは一般に望ましいものではなく、よって、このウェー
ブ方法で得られた成果をもう一度修正しなければならな
い。つまり現行技術の方法によって、毛髪付け根のカー
ルは実際に満足なものとなるが、中間部分と毛先の部分
ではカールし過ぎになる。従って、普通のパーマネント
ウェーブにより、またウェーブした毛髪の加湿によっ
て、ウォーターウェーブカーラーと固体樹脂の使用によ
る、いわゆる「ウォーターウェーブ処理」が、大きい自
然のカールの生成のためには必要となる。自然にカール
した中央ヨーロッパの毛髪に相当するようなパーマネン
トウェーブは、これまでに公知のパーマネントウェーブ
法では達成できない。にもかかわらず、このようなパー
マネントウェーブ処理が、女性顧客においても男性顧客
においても本来の目標として望まれている。
それゆえ、本発明の課題は、上記の欠点を回避し、簡
単な方法で、加湿に対して安定で、確実でしかも均一な
パーマネントウェーブが生じて、密集したカールになら
ずに、最終的な髪型となるような、毛髪のパーマネント
ウェーブの方法を提供することにある。同時に、処理の
間に時間的制約なく、要望によってカールの大きさを形
成し、かつ修正することも可能である。
従って、本発明の対象は、毛髪のパーマネント加工の
ための方法であって、この方法は、 a)毛髪をカーラーに巻きつけ、 b)巻きつけた毛髪に、毛髪ケラチン還元性物質を主剤
とするパーマネント加工剤を塗布し、 c)前記パーマネント加工剤を5〜30分間毛髪に作用さ
せ、 d)前記パーマネント加工剤を水で濯ぎ、 e)毛髪を巻き戻して、カーラーを外し、 f)毛髪を調髪し、 g)調髪した毛髪を、酸化剤を主剤とするセット剤で処
理し、 h)セット剤の作用時間のあと、毛髪を濯ぐ ことを特徴とする。
この毛髪はカーラーに巻きつける前に、普通のシャン
プーを用いて洗浄されることが好ましい。処理工程h)
における濯ぎは、水で行うのが好ましいが、場合によっ
てはシャンプーを使用して行う。
本発明の方法の特に好ましい実施態様では、好ましく
はタオルで乾かした毛髪を洗浄した後、カーラーに巻き
つける前に、構造調整剤を用いて処理する。この構造調
整剤は、作用物質から成るか、あるいは作用物質を含
み、その状態で、好ましくは毛髪の傷んだ位置に付加し
て、その位置にてパーマネント加工剤の作用を低下させ
る。好ましくは、このような作用物質は、生理学的に温
和な合成又は天然の疎水性の油又は蝋である。そのよう
な油又は蝋の具体例としては、ホホバ油、アボカド油、
向日葵油、小麦胚芽油、モンタン蝋、地蝋、ワセリン及
びパラフィンである。
好ましくは、この構造調整剤は、50:1〜2:1、好まし
くは40:1〜10:1の割合である、生理学的に温和な合成又
は天然の疎水性の油又は蝋と、溶解助剤との混合物から
成るか、又はこの混合物を少なくとも5重量%含有す
る。この溶解助剤は、6〜30個の炭素原子を有する脂肪
酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、脂肪酸アミン又は
脂肪アルコールから成る群からの2〜200個、好ましく
は5〜60個のエチレンオキシド基でエトキシル化された
化合物である。好ましい溶解助剤は、5〜60個のエチレ
ンオキシド基でオキシエチル化されたヒマシ油であり、
例えば7個のエチレンオキシド基でオキシエチル化され
た水添ヒマシ油(例えばICI社のアラセル(登録商標)9
89)及び、40個のエチレンオキシド基でオキシエチル化
された水添ヒマシ油(例えばBASF社のクレモフォール
(登録商標)RH40)である。
構造調整剤は、生理学的に温和な合成又は天然の疎水
性の油又は蝋と、40個のエチレンオキシド基でオキシエ
チル化された水添ヒマシ油(例えばBASF社のクレモフォ
ール(登録商標)RH40)の50:1〜2:1の割合の混合物か
ら成るか、この混合物を少なくとも5重量%含有したも
のが特に好ましい。
この構造調整剤は、高い温度、特に30〜45℃で毛髪に
作用させるのが好ましい。そのためには、赤外線放射装
置を使用するのが好適である。その作用時間としては3
〜10分が良い。引き続いて、毛髪を水で濯ぐ。
本発明の方法においてパーマネントウェーブに使用す
るカーラーは、所望のウェーブの結果と毛髪の状態に応
じて、5〜20mmの直径を有する。薄く垂れた毛髪には特
に5〜8mmのカーラーの太さが適し、中程度の太さの毛
髪には8〜10mmのカーラーの太さが適し、太い毛髪には
10〜20mmのカーラーの太さが適している。疑わしい場合
には、カーラーは常に細い方を選ぶべきである。カーラ
ーに巻くのが終わった後、パーマネント加工剤をカール
した毛髪上に均一に塗布する。パーマネント加工剤は、
高い温度、特に30〜45℃で作用させるのが好ましい。そ
のためには、特に赤外線放射装置(例えばドイツ特許40
18 186号によるもの)又は乾燥用キャップ(Trockenha
ube)を使うことができる。乾燥用キャップを使う場合
は、毛髪を予め箔状のキャップで覆って、湿気やアンモ
ニアのようなアルカリの逸散を防ぐことが好ましい。高
い温度では、作用時間は、酸化処理されていない毛髪の
場合には20〜25分、酸化処理された毛髪の場合には15〜
20分である。パーマネント加工剤の作用時間は、公知の
方法によりテスト用カーラーを用いて決定するのが好適
である。
上記パーマネント加工剤に含まれる毛髪ケラチン還元
性物質は、パーマネントウェーブに実際にすぐ使える薬
剤中に、2〜20重量パーセントの量、特に好ましくは2
〜12重量パーセントの量、そして最も好ましくは4〜10
重量パーセントの量で添加される。
毛髪ケラチン還元性物質としては、例えばチオグリコ
ール酸、チオ乳酸、システイン、システアミン、アルキ
ル−又はアシルシステアミン又はこれらの化合物の塩、
更にチオグリコール酸エステル又は亜硫酸塩を、特に酸
性のpH領域で、一緒に含む混合物として添加することが
できる。
使用の準備ができたパーマネント加工剤は、好ましく
は4〜11、特に好ましくは7〜9.5のpH値を有する。ア
ルカリ剤として、またpH値調節剤としては、特にアンモ
ニア又は苛性ソーダ、更には、全ての他の水溶性の生理
学的に許容される有機及び無機の塩基の塩、例えば重炭
酸アンモニウムが考慮される。
上記パーマネント加工剤の加工性は優れているので、
問題となっている毛髪特性のために通常必要とされる量
よりも少い量で良い。例えば、pH=8.5の場合、普通の
細い毛髪には、普通は8重量パーセントのチオグリコー
ル酸の濃度が必要である。ところが本発明の方法では、
パーマネント加工剤は普通のチオグリコール酸の濃度の
約2/3だけ、すなわち6重量パーセントだけ使えばよ
い。従って、これは、通常化学的にひどく損傷した毛
髪、例えば酸化処理された毛髪に対して使用するパーマ
ネント加工剤に相当する。
このパーマネント加工剤は、一成分、二成分又は三成
分の製剤として製造することができ、この際、この薬剤
は、水溶液又はエマルジョンの形態だけでなく、水性の
濃縮形態、特にクリーム、ゲル又はペーストとすること
もできる。
すなわち例えばこのパーマネント加工剤は二成分の混
合によって得ることができ、このうち第一の成分は、例
えば炭酸アルカリ、炭酸アンモニウム、重炭酸アルカリ
又は重炭酸アンモニウムなどのアルカリ剤の少なくとも
1種と、毛髪ケラチン還元性物質を含有し、第二の成分
は、後述する化粧用添加剤の少なくとも1種と水とを含
有する。
同様に、このパーマネント加工剤は三成分の製剤の形
態でも包装でき、この場合、一つの成分は後記する化粧
用添加剤のいくつかと水を含有し、第二の無水の成分
は、毛髪ケラチン還元性物質を含有し、第三の成分は、
水溶液又は無水の形態において他の添加剤、例えば芳香
油、溶解助剤及び保護剤を含有する。
すべてのパーマネント加工剤の実施態様において、化
粧用成分は水性成分中にでも非水性成分中にでも含有さ
せることができる。
もちろん、上記のパーマネント加工剤は、このような
薬剤において一般的で、しかも公知の添加剤、例えば増
粘剤、例えばベントナイト、脂肪酸、澱粉、ポリアクリ
ル酸及びその誘導体、セルロース誘導体、アルギン酸
塩、ワセリン、パラフィン油;アニオン性、カチオン
性、両性又は非イオン性の界面活性物質の種類からの湿
潤剤又は乳化剤、例えば脂肪アルコール硫酸エステル、
脂肪アルコールエーテル硫酸エステル、アルキルスルホ
ネート、アルキルベンゼン硫酸エステル、第四級アンモ
ニウム塩、アルキルベタイン、オキシエチル化アルキル
フェノール、脂肪酸アルカノールアミド又はオキシエチ
ル化脂肪酸エステル;更に混濁剤、例えばポリエチレン
グリコールエステル;アルコール、例えばエタノール、
プロパノール、イソプロパノール及びグリセリン;糖、
例えばD−グルコース;溶解助剤、安定剤、緩衝性物
質、芳香油、染料ならびに調髪及び整髪用成分、例えば
カチオン性ポリマー、ラノリン誘導体、コレステロー
ル、パントテン酸及びベタインを含むことができる。
上記の成分は、そのような目的において通常の量で使
用され、例えば湿潤剤及び乳化剤は総量で0.2〜30重量
パーセントの量で、アルコールは総量で0.1〜20重量パ
ーセントの量で、混濁剤、香油及び染料はそれぞれ0.01
〜1重量パーセントの量で、緩衝性物質は総量で0.1〜1
0重量パーセントの量で、糖、溶解助剤、安定剤、なら
びに調髪及び整髪用成分はそれぞれ0.1〜5重量パーセ
ントの量で、また増粘剤及び溶解助剤は総量で0.5〜20
重量パーセントの量で、この薬剤に含有させることがで
きる。
さらにこの薬剤には、作用を高めるために、いわゆる
膨潤剤及び浸透剤、例えばジプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、2−ピロリドン又はイミダゾリジン−
2−オンを、1〜30重量パーセントの量で、ならびに毛
髪のカールし過ぎを避けるために、ジチオ化合物、例え
ばジチオグリコール酸、ジチオ乳酸、上記化合物のジチ
オール又はそれぞれの塩を、同様に1〜30重量パーセン
トの量で添加することができる。
パーマネント加工が充分となれば直ちに、パーマネン
ト加工剤を水で濯ぐ。濯ぎは2〜4分続けるのが好まし
い。その後、巻き付け物を吸い取りナプキン又はタオル
で軽く拭くのが好ましい。
最後に、毛髪を巻き戻し、カーラーを取り外す。
本発明の方法の好ましい実施態様においては、つぎに
ヘアセット用ポリマーを主剤とするヘアセット剤を毛髪
に塗布する。ヘアセット剤の場合には、推進剤を含んだ
ヘアスプレーか含まないヘアスプレーか、あるいはいわ
ゆる浸漬剤が問題となる。ヘアスプレー又は浸漬剤は、
一般に水性、水アルコール性又はアルコール性の調剤の
形態であり、0.5〜20重量パーセントのヘアセット用ポ
リマーを含有する。このヘアセット剤は吹きつけるのが
好ましい。
そのようなヘアセット用ポリマーは、特に合成ポリマ
ー、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、
酢酸ビニル−クロトン酸−共重合物、ビニルピロリドン
−酢酸ビニル−共重合物、ビニルピロリドン−メタクリ
ル酸ジメチルアミノエチル−共重合物、ビニルピロリド
ン−塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウム−共重合物、メチルビニルエーテル−無水マレイン
酸−共重合物、アクリルアミド−塩化β−メタクリリル
オキシエチル−トリメチルアンモニウム−共重合物、ア
クリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム−共重合
物、アクリル酸−メチル−、エチル−、ブチル−又はプ
ロピルアミドとアクリル酸−メチル−、エチル−、ブチ
ル−又はプロピルエステルとの共重合物、メタクリル酸
エチル−メタクリル酸オレイル−メタクリル酸ジエチル
アミノエチル−ターポリマー、酢酸ビニル−プロピオン
酸ビニル−クロトン酸−ターポリマー、酢酸ビニル−ク
ロトン酸−ポリエチレンオキシド−ターポリマー及びビ
ニルピロリドン−酢酸ビニル−プロピオン酸ビニル−タ
ーポリマーである。天然のポリマー、例えばキトサン又
はキトサン誘導体、中国のバルサム樹脂及びセラックも
使用できる。
このポリマー及び天然のポリマーは、0.5〜20重量パ
ーセント、特に1〜10重量パーセントというこのような
薬剤において一般的な量でヘアセット剤に含有される。
アルコールとしては、この薬剤は、化粧用の目的で通
常使用される1〜4個の炭素原子を有する低級アルコー
ル、例えばエタノール及びイソプロパノールを含有す
る。これらのアルコールは15〜85重量パーセントの量、
好ましくは25〜75重量パーセントの量で含まれる。ヘア
セット剤は、更にヘア化粧用の添加剤、例えば香油、薬
草エキス、ケラチン加水分解物、殺菌剤又は殺かび剤、
香油用の溶解助剤、例えば両性又はカチオン性の界面活
性剤、可塑剤、例えばフタール酸エステル又はクエン酸
アルキル又は疎水性物質、例えばシリコーン油を1重量
パーセントまでの量で含むことができる。
このヘアセット剤はまた、エアゾル−ヘアスプレー又
はエアゾル−ヘアラックの形態であっても良い。この場
合、それは更に15〜85重量パーセントの推進剤を含み、
圧力容器に充填される。推進剤としては、例えば低級ア
ルカン、例えばn−ブタン、i−ブタン及びプロパン又
はそれらのジメチルエーテルとの混合物ならびにさら
に、そのうえに考慮される圧力でガス状で存在する推進
剤、例えばN2、N2O及びCO2ならびに上記の推進剤の混合
物が適している。
このヘアセット剤はさらに適当な機械的に作動するス
プレー装置の助けでスプレーできる非エアゾルヘアスプ
レー又は非エアゾルヘアラックの形態とすることもでき
る。機械的なスプレー装置というのは、推進剤を使用せ
ずに液体をスプレーできるような装置を意味する。
適した機械的スプレー装置としては、例えばスプレー
ポンプ又はスプレー弁を有する可撓性の容器を使うこと
ができ、これにはヘアセット剤を圧力下にて充填し、こ
のとき可撓性の陽気は膨張し、可撓性の容器が収縮する
結果、スプレー弁を開けたときに、薬剤が連続的に発射
される。
このヘアセット剤は3〜9.5のpH値を有することが好
ましい。特に3〜6の領域の酸性のpH値に調節するのが
好ましい。pH値の調節にはクエン酸、乳酸又はグリオキ
サール酸を使用するのが好ましい。
処理工程e)の後、場合によりヘアセット剤の塗布の
あと、整髪を安定にするために、毛髪を交互に二回整髪
処理した後、30〜55℃の範囲の高温の使用によって再処
理する。
最初の整髪過程のあと、毛髪を櫛、ブラシ又は指で所
望の形態に梳かし、同時に又はその後で、櫛、ブラシ又
は指で密集した縮れ毛を大きくカールしたウェーブに変
える。この場合、目の粗い櫛を使って毛髪を慎重に所望
の形態に梳くのが好ましい。同時に又はその後、一般に
この時点までまだ密集した縮れ毛を、目の細かい櫛で慎
重に巻き戻して自然な大きくカールしたウェーブを作
る。薬品又は天候の影響(例えば紫外線)で特に損傷し
た毛髪の部分、例えば額の部分やこめかみの部分では、
密集した縮れ毛を延ばすことが必要なことがある。本発
明の方法のあと、整髪師は両方の方向(大きく又は小さ
く)に任意のカールの手直しを急がずに行うことがで
き、これまで達成できなかった。セットの前での視覚的
に制御可能な均一なウェーブの結果を達成することがで
きる。従って、ウェーブの結果の安全性と再現性は種々
の毛髪の質でも簡単に保証される。
その後、このようにして成形された毛髪を、高温で、
特に30〜45℃で、好ましくは僅かな空気流の乾燥用キャ
ップでよく乾かす。充分乾かしたあと、ウェーブの自然
さを視覚的に最終的に調節する。毛髪が部分的に又は先
端で整髪特有の強い変形を示す(小さいカール)場合
は、その毛髪の部分を水で湿らすか、スプレーして、も
う一度櫛で軽く伸ばすことができる。
第二の整髪過程では、毛髪を高温での毛髪の整髪又は
スタイリングに適した装置、特に電気的に又は温めた空
気で加熱した円いブラシ、又は円いブラシとフェン(頭
髪乾燥器、Fn)で高温で所望の形態に梳く。このた
めには、普通のフェン−円ブラシを使うことができ、こ
の場合、これが金属部を有するときは、良好な熱伝導性
が保証されるので好ましい。毛髪は、この場合ロール又
はカールとなるようにドライヤーをかける。
フェンの空気流の温度は30〜55℃の範囲とする必要が
あり、この場合、普通の毛髪では高い加熱処理とする必
要があり、染めた毛髪では中程度の加熱処理とする必要
がある。
このような第一及び第二の整髪過程は、望ましいとき
には互いに組み合わせてもよい。原則として、整髪の過
程は室温でも可能である。
本発明の方法の好ましい実施態様においては、毛髪を
最初にシャンプーで洗って、その後、水で濯ぐ。引き続
き、タオルで乾かした毛髪に構造調整剤を均一に塗布す
る。その後、構造調整剤を高い温度で3〜10分間、特に
5分間、作用させるのが好ましい。
上記作用時間の終了の後、このようにして処理した毛
髪を水で濯ぐ。
その後、毛髪を個々の束に分け、直径5〜20ミリメー
トル、好ましくは5〜12ミリメートルのカーラーに巻き
付ける。
それから、毛髪を、毛髪のセットに充分な量、好まし
くは60〜150グラムの、普通のパーマネント加工剤に比
べて、毛髪の質に対して若干弱く調節された、特に前記
のパーマネント加工剤で処理する。
毛髪の性質、ウェーブ剤のpH値及びセット性ならびに
使用温度によって、5〜30分(熱の作用なしで20〜30
分、熱の作用ありで15〜25分)である、毛髪のパーマネ
ントウェーブに充分な作用時間の後、毛髪を水で濯ぐ。
その後、カーラーをタオル又は吸取ナプキンで軽く拭
い、毛髪を巻き戻し、処理工程f)に従って、両方の整
髪方法の一方又はその組み合わせを使用して整髪する。
前記のようなヘアセット剤を予め毛髪に塗布するのが好
ましい。その後の処理工程g)のためのセット剤は、毛
髪の量によって好ましくは80〜100グラムの量で使用さ
れる。
処理工程g)の酸化処理のためには、このような処理
に適した任意のセット剤が使用される。そのようなセッ
ト剤に使用できる酸化剤の例は、臭素酸カリウム及びナ
トリウム、過硼酸ナトリウム、過酸化尿素及び過酸化水
素である。酸化剤の濃度は、使用時間(一般に3〜15
分)と使用温度によって異なる。普通は、使用の準備が
できた水性の後処理剤中の酸化剤は0.4〜10重量パーセ
ント、好ましくは0.4〜5重量パーセントの濃度であ
り、2〜7、好ましくは2.2〜3のpH値を有する。酸化
後処理用の薬剤は、もちろん他の材料、例えば湿潤剤、
カチオン活性ポリマーのような養毛剤、弱酸、緩衝性物
質又は過酸化物安定剤を含有しても良く、水溶液、エマ
ルジョンならびに水性系の濃縮形態、特にクリーム、ゲ
ル又はペーストの形であっても良い。これらの普通の添
加物は、特に後処理剤中に0.1〜10重量パーセントの量
で含有することができる。
酸化性の後処理は、例えば過酸化水素を0.5〜2重量
パーセントしか含まない、薄い濃度のセット剤を用いて
行うのが特に好ましい。この方法の一つの特別の形態に
おいては、2〜5リットルの薄い濃度のセット剤(例え
ば0.5重量パーセントの過酸化水素を含む水溶液)を、
洗面器からポンプの助けをかりて循環させて毛髪上にか
ける。相当するポンプは、例えば公開されたドイツ特許
出願36 43 417号に記載されている。この方法の他に、
普通のセットアプリケータ、すなわちシャワーヘッド付
きの塗布容器も使用できる。セット剤を塗布する際に
は、すでに仕上がった整髪を損なわないように、一般に
慎重な処理方法に注意を払うべきである。特に予め毛髪
をヘアセット剤で処理した場合には、一般に上記の塗布
剤を用いて行うことができる。このようなヘアセット剤
については、セット剤を場合により何工程にも毛髪にス
プレーした場合に、場合によって止めることができる。
ガス状の酸化剤、特に純粋の酸素を使用する場合には、
ヘアセット剤の使用も止めることができる。
公知のウェーブ方法の改良によって自明の事実を模倣
したに過ぎない従来の実験とは対照的に、上記の方法
は、低濃度の化学薬剤の使用により毛髪に対する温和性
と保護の点で優れ、しかも同時にセットの耐久性の点で
も優れている。従って、従来の一般的なウェーブ方法と
の本質的な相違は、さらにセットがカーラー上でなく、
出来上がった調髪上においても生じることである。
下記の実施例は本発明の対象をさらに詳細に説明する
ものであって、本発明の対象はこれらの実施例のものに
限定されるものではない。
実施例 実施例1 長さ25cmの、普通の酸化処理されていない毛髪を洗浄
し、タオルで乾燥させた状態として、下記の調合組成を
有する構造調整剤12mlを吹き付ける。
構造調整剤 33.0g buxus chinensis(ホホバ油) 32.0g helianthus annuus(ヒマワリ油) 31.0g persea gratissima(アボカド油) 2.0g 40個のエチレンオキシド基でオキシエチル化 された水添ヒマシ油(クレモフォール(登録 商標)RH40、BASF社製) 1.0g 7個のエチレンオキシド基でオキシエチル化 された水添ヒマシ油(アラセル(登録商標) 989、ICI社製) 0.1g 酸化防止剤 0.9g 水 100.0g 上記構造調整剤を手で前記毛髪に5分間に塗布し、5
分間作用させ、その後、この毛髪を大量の水で濯ぐ。引
き続いて、この毛髪を、8mm(頚部領域)及び10mm(残
りの毛髪)の直径を有するカーラー上に巻き付ける。そ
して、下記の調合組成を有する弱アルカリ性(pH=8.
0)のパーマネント加工剤125mlを、巻き付けた毛髪に塗
布する。
弱アルカリ性パーマネント加工剤 9.2g チオグリコール酸アンモニウム 2.5g 炭酸水素アンモニウム 1.0g 40モルのエチレンオキシドでオキシエチル化 されたヒマシ油 1.0g ポリジメチルジアリルアンモニウムクロリド 1.0g ココアミドプロピルベタイン 0.6g 芳香油 0.4g アンモニア、25%水溶液 84.3g 水 100.0g この巻き付けた毛髪を、20分間の作用時間の間、ドイ
ツ特許40 18 186号に記載される赤外線放射装置(オン
ダル社製のクリマゾン(登録商標))に曝す。この作用
時間の時間の長さは試験カーラーに基づいて決定した。
その後、この巻き付けた毛髪を、約3分間流水で濯ぎ、
それから、この巻き付け物をタオルで軽く拭く。この毛
髪を巻き戻して、カーラーを外す。下記の調合組成を有
するpH=3のヘアセット剤10mlを塗布して、毛髪を分け
た。
ヘアセット剤 0.30g ポリビニルピロリドン 0.20g 3−ココアミドプロピル−2−ヒドロキシ −3−スルホプロピル−ジメチルアンモニ ウム−ヒドロキシド (CTFA:ココアミドプロピルヒドロキシスル タイン) 0.20g クエン酸 0.15g セチルトリメチルアンモニウムクロリド 0.10g ベタイン 0.10g ポリオキシエチレン(45)ポリオキシプロ ピレン(33)モノブチルエーテル(CTFA:PP G−33− ブテス−45) 0.10g グリセリルステアレート 0.10g ステアリルアルコール 0.10g ケラチン加水分解物 98.65g 水 100.00g そして、個々の毛髪束を、目の粗い櫛を用いて、所望
の髪型状態となるようにして慎重に梳かす。特に、額と
こめかみの領域においては、目の細かい櫛を用いて密集
した縮れを慎重に巻き戻し、それにより、自然な巻き毛
のカールが生じる。それから、このようにして形成され
た髪型を(プラスチックの頭被なしに)、弱い気流(中
くらいの送風機程度)の乾燥用キャップの下で40℃にて
10分間加熱し、乾燥させる。こめかみにおける縮れは、
密になっているので、この領域では、毛髪を少量の水で
湿らせ(吹き付け)、目の細かい櫛で更に巻き戻す。引
き続き、普通のセット剤アプリケーター(シャワーヘッ
ドを有する塗布容器)から、下記の調合組成を有するセ
ット剤500mlを毛髪に均一に塗布する。
セット剤 1.00g 過酸化水素 0.02g オルトリン酸 0.01g サリチル酸 98.97g 水 100.00g 上記セット剤を4分間作用させた後、上記毛髪を2分
間、多量の水で濯ぐ。その後、この毛髪を乾燥させ、カ
ールさせるために梳かすか、あるいは乾燥させる。この
ようにした毛髪は、耐久性があり、均一で、自然で、し
かも大きなカールを保持するものである。
実施例2 長さが20cmの、中くらいの太さの、酸化処理されてい
ない毛髪を洗浄し、タオルで乾燥した状態とし、実施例
1記載の構造調整剤10mlを吹き付けた。この構造調整剤
を手で、上記毛髪に塗布し、赤外線放射装置を使用しな
がら4分間作用させ、その後、この毛髪を大量の水で濯
ぐ。引き続いて、この毛髪を、8mm(頚部領域)及び10m
m(残りの毛髪)の直径を有するカーラー上に巻き付け
る。そして、下記の調合組成を有する「中性」(pH=7.
5)のパーマネント加工剤81mlを、巻き付けた毛髪に塗
布する。
2成分から成る中性パーマネント加工剤 成分A 94.6g チオグリコール酸アンモニウム、70%水溶液 5.4g システインヒドロクロリド 100.0g (pH=6.0) 成分B 0.8 g アンモニア、25%水溶液 0.5 g 炭酸水素アンモニウム 2.0 g ラウリルアルコール、4モルのエチレンオ キシドでオキシエチル化されたもの 1.0 g ポリジメチルジアリルアンモニウムクロリ ド 1.0 g 芳香油 0.5 g ビニルピロリドン−スチレン−共重合体 0.5 g セチルトリメチルアンモニウムクロリド 93.7 g 水 100.00g 上記成分Bは8.5のpH値を有する。使用前に、15gの上
記成分Aと65gの上記成分Bとを混合し、pH=7.5の、使
用の準備ができた毛髪変形剤81gとする。
この巻き付けた毛髪を、22分間の作用時間の間、ドイ
ツ特許40 18 186号に記載される赤外線放射装置(オン
ダル社製のクリマゾン(登録商標))に曝す。その後、
この巻き付けた毛髪を、約3分間流水で濯ぎ、それか
ら、この巻き付け物をタオルで軽く拭く。この毛髪を巻
き戻して、カーラーを外す。そして、実施例1に記載さ
れるヘアセット剤9mlを塗布して、毛髪を分けた。
そして、個々の毛髪束を、目の粗い櫛を用いて、所望
の髪型状態となるようにして慎重に梳かす。特に、額と
こめかみの領域においては、目の細かい櫛を用いて密集
した縮れを慎重に巻き戻し、それにより、自然な巻き毛
のカールが生じる。それから、このようにして形成され
た髪型を(プラスチックの頭被なしに)、弱い気流(中
くらいの送風機程度)で乾燥用キャップの下、40℃で10
分間加熱し、乾燥させる。こめかみにおける縮れは、密
集しているので、この領域では、毛髪を少量の水で湿ら
せ(吹き付け)、目の細かい櫛で皿に巻き戻す。引き続
き、通常のセット剤アプリケーター(シャワーヘッドを
有する塗布容器)から、実施例1記載のセット剤500ml
を毛髪に均一に塗布する。
上記セット剤を5分間作用させた後、上記毛髪を2分
間、多量の水で濯ぐ。その後、この毛髪を乾燥させ、カ
ールさせるために梳かすか、あるいは乾燥させる。この
ようにした毛髪は、耐久性があり、均一で、自然で、し
かも大きなカールを保持するものである。
実施例3 長さが20cmの、中くらいの太さの、酸化処理されてい
ない毛髪を洗浄し、タオルで乾燥した状態とし、実施例
1記載の構造調整剤15mlを吹き付けた。この構造調整剤
を手で、上記毛髪に塗布し、紫外線放射装置を使用しな
がら4分間作用させ、その後、この毛髪を大量の水で濯
ぐ。引き続いて、この毛髪を、8mm(頚部領域)及び10.
5mm(残りの毛髪)の直径を有するカーラー上に巻き付
ける。そして、下記の調合製剤を有する弱アルカリ性
(pH=8.0)のパーマネント加工剤125mlを、巻き付けた
毛髪に塗布する。
弱アルカリ性パーマネント加工剤 7.0g チオグリコール酸アンモニウム 2.0g 炭酸水素アンモニウム 1.2g 4モルのエチレンオキシドでオキシエチル化 されたラウリルアルコール 1.5g ポリジメチルジアリルアンモニウムクロリド 0.5g ココアミドプロピルベタイン 0.8g 芳香油 0.2g アンモニア、25%水溶液 86.8g 水 100.0g この巻き付けた毛髪を、18分間の作用時間の間、赤外
線放射装置に曝す。その後、この巻き付けた毛髪を、約
3分間流水で濯ぎ、それから、この巻き付け物をタオル
で軽く拭く。この毛髪を巻き戻して、カーラーを外す。
そして、実施例1に記載されるヘアセット剤12mlを塗布
して、毛髪を分けた。
そして、個々の毛髪束を、フェン(中くらいの熱風程
度=47℃)と円いブラシを用いて、所望の髪型状態とな
るようにして慎重に梳かし、乾燥させる。特に、額とこ
めかみの領域においては、円いブラシを用いて密集した
縮れを慎重に巻き戻し、それにより、自然な巻き毛のカ
ールが生じる。こめかみにおける縮れは、密集している
ので、この領域では、毛髪を少量の水で湿らせ(吹き付
け)、目の細かい櫛で更に巻き戻す。引き続き、通常の
セット剤アプリケーター(シャワーヘッドを有する塗布
容器)から、実施例1記載のセット剤500mlを毛髪に均
一に塗布する。
上記セット剤を4分間作用させた後、上記毛髪を2分
間、多量の水で濯ぐ。その後、この毛髪を乾燥させ、カ
ールさせるために梳かすか、あるいは乾燥させる。この
ようにした毛髪は、耐久性があり、均一で、自然で、し
かも大きなカールを保持するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 19540492.0 (32)優先日 1995年10月23日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE)

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛髪のパーマネント加工のための方法であ
    って、 a)毛髪をカーラーに巻きつけ、 b)巻きつけた毛髪に、毛髪ケラチン還元性物質を主剤
    とするパーマネント加工剤を塗布し、 c)前記パーマネント加工剤を5〜30分間毛髪に作用さ
    せ、 d)前記パーマネント加工剤を水で濯ぎ、 e)毛髪を巻き戻して、カーラーを外し、 f)毛髪を調髪し、 g)調髪した毛髪を、酸化剤を主剤とするセット剤で処
    理し、 h)セット剤の作用時間のあと、毛髪を濯ぐ ことを特徴とする毛髪のパーマネント加工方法。
  2. 【請求項2】前記処理工程f)において、毛髪を櫛、ブ
    ラシ又は指で所望の形態となるように梳かし、同時に又
    はその後で、櫛、ブラシ又は指で密集した末端の縮れを
    大きくカールしたウェーブに変え、その後、得られた髪
    型を高温で乾燥させることを特徴とする、請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】前記処理工程f)において、毛髪を、電気
    的に又は熱風により加熱された円いブラシ、又は円いブ
    ラシと頭髪乾燥器を用いて高温で、所望の髪型となるよ
    うに梳かすことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記セット剤を、水で濯ぐか、あるいはシ
    ャンプーで洗い落とすことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記毛髪を、カーラーに巻き付ける前にシ
    ャンプーで洗浄することを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記毛髪を、カーラーに巻き付ける前に、
    構造調整剤で処理することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記構造調整剤が、作用物質を含むか、あ
    るいは作用物質から成り、毛髪の傷んだ位置に付加し
    て、その位置で、パーマネント加工剤の作用を減らすこ
    とを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】前記作用物質が、生理学的に温和な合成又
    は天然の疎水性の油又は蝋であることを特徴とする請求
    項7記載の方法。
  9. 【請求項9】前記作用物質が、ホホバ油、アボカド油、
    向日葵油、小麦胚芽油、モンタン蝋、地蝋、ワセリン及
    びパラフィンから選ばれたものであることを特徴とする
    請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】前記構造調整剤が、生理学的に温和な合
    成又は天然の疎水性の油又は蝋と、溶解助剤とを、50:1
    〜2:1の重量割合で含有する混合物から成るか、又は、
    前記混合物を少なくとも5重量%含有することを特徴と
    する請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】前記溶解助剤が、6〜30個の炭素原子を
    持つ脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、脂肪酸ア
    ミン又は脂肪アルコールの群から選ばれた、2〜200個
    のエチレンオキシド基でエトキシル化された化合物であ
    ることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】前記エトキシル化脂肪酸エステルが、5
    〜60個のエチレンオキシド基でオキシエチル化された水
    添ヒマシ油であることを特徴とする請求項11記載の方
    法。
  13. 【請求項13】前記構造調整剤を高温で作用させること
    を特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】前記構造調整剤を3〜10分間、30〜45℃
    の温度で作用させることを特徴とする請求項1〜13のい
    ずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記カーラーが5〜20mmの直径を有する
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】前記毛髪ケラチン還元性物質が、パーマ
    ネント加工剤中に2〜20重量%の量にて含有されてお
    り、チオグリコール酸、チオ乳酸、システイン、システ
    アミン、アルキル−又はアシルシステアミン又は亜硫酸
    塩から選ばれたものであることを特徴とする請求項1〜
    15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記毛髪ケラチン還元性物質が、パーマ
    ネント加工剤中に4〜10重量%の量にて含有されている
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の
    方法。
  18. 【請求項18】前記処理工程c)が、30〜45℃の高温で
    行われることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】前記高温を得るために、赤外線放射装置
    又は、金属箔頭被と組み合わせた乾燥用キャップを使用
    することを特徴とする請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】前記パーマネント加工剤の作用時間が、
    一般的な従来の酸化処理されていない毛髪の場合には20
    〜25分間であり、酸化処理された毛髪の場合には15〜20
    分間であることを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】前記パーマネント加工剤の正確な作用時
    間が、公知の方法で試験カーラーを用いて決定されるこ
    とを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】前記処理工程d)の後、カールした毛髪
    を吸い取りナプキン又はタオルで軽く拭くことを特徴と
    する請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 【請求項23】前記処理工程e)の後、ヘアセット用ポ
    リマーを主剤とするヘアセット剤を毛髪に塗布すること
    を特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】前記ヘアセット剤が、水性、水アルコー
    ル性又はアルコール性の調剤の形態を有するヘアスプレ
    ー又は浸漬剤であり、しかも、0.5〜20重量%のヘアセ
    ット用ポリマーを含有することを特徴とする請求項23記
    載の方法。
  25. 【請求項25】前記ヘアセット用ポリマーが、合成ポリ
    マーであるポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポ
    リビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリアクリルア
    ミド、酢酸ビニル−クロトン酸−共重合物、ビニルピロ
    リドン−酢酸ビニル−共重合物、ビニルピロリドン−メ
    タクリル酸ジメチルアミノエチル−共重合物、ビニルピ
    ロリドン−塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルア
    ンモニウム−共重合物、メチルビニルエーテル−無水マ
    レイン酸−共重合物、アクリルアミド−塩化β−メタク
    リリルオキシエチル−トリメチルアンモニウム−共重合
    物、アクリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム−
    共重合物、アクリル酸−メチル−、エチル−、ブチル−
    又はプロピルアミドとアクリル酸−メチル−、エチル
    −、ブチル−又はプロピルエステルとの共重合物、メタ
    クリル酸エチル−メタクリル酸オレイル−メタクリル酸
    ジエチルアミノエチル−ターポリマー、酢酸ビニル−プ
    ロピオン酸ビニル−クロトン酸−ターポリマー、酢酸ビ
    ニル−クロトン酸−ポリエチレンオキシド−ターポリマ
    ー及びビニルピロリドン−酢酸ビニル−プロピオン酸ビ
    ニル−ターポリマー、及び天然ポリマーであるキトサ
    ン、中国のバルサム樹脂及びセラックから選ばれたもの
    であることを特徴とする請求項23又は24記載の方法。
  26. 【請求項26】前記ヘアセット剤が、3〜9.5の範囲に
    あるpH値を有することを特徴とする請求項25記載の方
    法。
  27. 【請求項27】前記処理工程f)におけるカールした毛
    髪の乾燥を、30〜45℃の高温にて行うことを特徴とする
    請求項2及び4〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 【請求項28】前記高温を得るために乾燥用キャップを
    使用することを特徴とする請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】前記処理工程f)において所望の髪型と
    するための櫛梳きを、30〜55℃の高温にて行うことを特
    徴とする請求項3〜26のいずれか1項に記載の方法。
  30. 【請求項30】前記処理工程g)におけるセット剤中に
    含まれる酸化剤が0.4〜10重量%の濃度であり、臭素酸
    カリウム及びナトリウム、過硼酸ナトリウム、過酸化尿
    素及び過酸化水素から選ばれたものであることを特徴と
    する請求項1〜29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 【請求項31】前記処理工程g)におけるセット剤中に
    含まれる酸化剤が過酸化水素であり、しかも、0.5〜2
    重量%の濃度であることを特徴とする請求項1〜30のい
    ずれか1項に記載の方法。
  32. 【請求項32】前記処理工程g)に記載される処理が、
    ガス状の酸化剤を用いて行われることを特徴とする請求
    項1〜31のいずれか1項に記載の方法。
  33. 【請求項33】前記酸化剤が純粋な酸素であることを特
    徴とする請求項32記載の方法。
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