JP2554036B2 - ケラチン物質のパーマ変形方法 - Google Patents
ケラチン物質のパーマ変形方法Info
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Description
変形する目的で、ケラチン物質、特に髪を処理する新規
な方法であって、専門の理容院および美容院等の分野で
特に有用な方法に関する。
第1工程として、ケラチン(システイン)の−S−S−
ジスルフィド結合を還元剤を含有する組成物を用いて開
裂し(還元段階)、次いで、好ましくは上記処理された
髪を濯ぎ洗いした後、第2工程として、最終的に所望の
髪の形状にするために、機械的引張力(カーラー等)が
予めかけられている髪に対して酸化組成物を適用するこ
とにより(酸化段階、定着段階としても知られてい
る)、前記ジスルフィド結合を再構成することからなる
ことが、知られている。該技術によれば、無差別に、髪
にウエーブをかけるか、または、髪をストレートにした
りちぢれをとるかのいずれかを行うことが可能である。
上記のような化学処理によって髪に与えられた新しい形
状は、パーマ変形処理ではない従来の簡単な方法、たと
えばセット処理方法と比較して、経時的に著しく持続性
があるものであり、水またはシャンプーを用いた洗浄に
対して特に耐性がある。
還元組成物は、一般的には、還元剤として、亜硫酸塩
類、重亜硫酸塩類、または好ましくはチオール類を含有
する。還元剤として一般的に使用されるものは、システ
インおよびその種々の誘導体、システアミンおよびその
誘導体、チオ乳酸、チオグリコール酸およびそのエステ
ル類、特にグリセリル=モノチオグリコラート、および
チオグロセロールが挙げられる。チオグリコール酸は、
不快な臭いにもかかわらず、特に効果的であり、したが
って、ケラチンのジスルフィド結合を還元するための標
準パーマウエーブ化合物をなすものである。システイン
は部分的に、チオグリコール酸またはグリセリル=モノ
チオグリコラートよりもより弱い臭いを呈するものであ
るが、得られるカールの度合は残念ながらより低く、完
全に満足するものとは程遠いものである。
実際には、過酸化水素をベースとした組成物を使用する
ことが最も一般的である。しかしながら、過酸化水素の
使用には、特に、髪の本来の色を多かれ少なかれ退色す
るという欠点があることが判明している。
の場合には、髪における還元/酸化サイクル(すなわち
パーマウエーブ操作)を連続的に行うことによって、特
に処理された髪におけるケラトシステイン酸のレベルが
かなり増加することによる、髪の色(脱色)のみならず
機械的強度(切れる際のエネルギーの減少)の点で、か
なりの劣化を招くことが観察されている。
る。
マ変形に適する新規な処理方法を提案するものであり、
これによって、酸化剤を用いる従来の定着段階を使用し
て処理することを省くことが可能となるものである。
記方法を提供するものである。
の機械的劣化を、制限または抑制可能な、上記方法を提
案するものである。
能な、上記方法を提案するものである。
方で皮膚および/または頭皮にほとんど刺激のない、上
記方法を提案するものである。
適当に選択し、該組成物を用いるための特別な方法とを
組み合わせることによって、上記目的およびその他の目
的が、達成されることを見い出した。この発明が本発明
のもととなるものである。
および/または成形するのに適した新規な処理方法が提
案され、該方法は、(i)システインおよび/またはシ
ステアミン、および/またはそれらの塩類の1つを含有
し、システインを含有する場合にはpHが9〜10の間で、
システアミンを含有する場合はpHが8〜9の間である組
成物を、処理すべきケラチン物質に適用し、該適用前、
適用中、または適用後に、前記ケラチン物質に機械的引
張力がかけるのに必要な手段を使用し、 (ii) 前記処理されたケラチン物質を次いで30℃〜60
℃の間の温度で熱処理し、 (iii) 前記処理されたケラチン物質を次いで濯ぎ洗
いし、 (iv) 前記濯ぎ洗いしたケラチン物質を次いで10分〜
60分の間の時間放置し、 (v) 最後に、前記放置したケラチン物質から、前記
工程(i)でかけた機械的引張手段を除去する工程を有
することを特徴とする、ケラチン物質のパーマ変形処理
方法である。
るのに対して適用である。
場合さえも、本発明による方法は、不快な臭いを放つこ
となく、一方で皮膚および/または頭皮を刺激すること
なく、他方で脱色しないまたは実質的に脱色せずに、機
械的耐性があり、美しいカールが得られるという主なる
優位点がある。美しいカールが得られることは、予期せ
ぬことで驚くべきことである。というのは、“還元”
剤、特に本発明において使用されるシステインを、上記
還元/酸化操作に基づく方法を使用する従来の条件下に
おいて使用すると、満足できるカールが得られないとみ
なされていたからである。
の記載から明らかとなるであろう。ただし、以下に示す
実施例は、本発明を例解するものであり、本発明は、こ
れらの実施例に限定されるものではない。
あるが、本発明による方法は、種々のケラチン物質、一
般的には、特にまつげ、髭、髪、羊毛等に適用可能であ
ることを記しておく。
ある。
品的に許容される塩類としては、塩酸塩類、臭酸塩類、
クエン酸塩類、酢酸塩類、および硫酸塩類が挙げられ
る。
るが、本発明による方法の特別な条件下、該薬剤が適用
されたケラチン物質において還元機能を効果的に果たす
こと(−S−S−結合の開裂)は確かではない。
において使用され、さらに、パーマウエーブ操作の第1
段階(還元)を行うためのカール形成に関する従来技術
においてそれ自体、既に良く知られているものである。
特に、通常の添加剤および従来の添加剤としては、非イ
オン、アニオン、カチオンまたは両性タイプの界面活性
剤類が、単独でまたは混合物として使用可能であり、ア
ルキルスルファート類、アルキルベンゼン=スルファー
ト類、アルキル=エーテル=スルファート類、アルキル
=スルホナート類、第4級アルミニウム塩類、アルキル
=ベタイン類、オキシエチレン化アルキルフェノール
類、脂肪酸アルカノールアミド類、オキシエチレン化脂
肪酸エステル類、および、ヒドロキシプロピル=エーテ
ルタイプの他の非イオン界面活性剤が挙げられる。
場合には、界面活性剤は、還元組成物の全重量に対し
て、最大で30重量%の濃度で存在し、好ましくは0.5重
量%および10重量%の間で存在するものである。
減少または防止する目的で、還元組成物はまた、カチオ
ン、アニオン、非イオンまたは両性の処理剤を含有可能
である。
よび2,470,596に記載されたものが挙げられる。また、
処理剤として、揮発性または不揮発性で、直鎖または環
状シリコーン類、およびこれらの混合物、ポリジメチル
シロキサン類、4級化ポリオルガノシロキサン類、たと
えば仏国特許出願2,535,730に記載されているもの、ア
ルコキシカルボニルアルキル基で変性されたアミノアル
キル基を含有するポリオルガノシロキサン類、たとえば
米国特許4,749,732に記載されているもの、ポリオルガ
ノシロキサン類、たとえば、ジメチコンコポリオールタ
イプのポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキルコ
ポリマー、末端ステアロキシ基類を含有するポリジメチ
ルシロキサン(ステアロキシジメチコン)、英国特許出
願2,197,352に記載されたポリジメチルシロキサン−ジ
アルキルアンモニウム=アセタートコポリマーまたはポ
リジメチルシロキサン−ポリ(アルキルベタイン)コポ
リマー、メルカプトまたはメルカプトアルキル基でオル
ガノ変性されたポリシロキサン類、たとえば仏国特許1,
530,369、および欧州特許出願295,780に記載されたも
の、および、シラン類、たとえばステアロキシトリメチ
ルシランが挙げられる。
り、たとえば、カチオンポリマー類、たとえば仏国特許
79.32078(FR−A−2,472,382)および80.26421(FA−
A−2,495,931)の組成物に使用されたもの、または、
イオネン(ionene)タイプのカチオンポリマー類、たと
えばルクセンブルグ特許83703の組成物に使用されてい
るもの、アルカリ性アミノ酸類(たとえばリシンまたは
アルギニン)または酸性アミノ酸類(たとえばグルタミ
ン酸またはアスパラギン酸)、ペプチド類およびこれら
の誘導体、タンパク質加水分解物、ワックス類、膨潤浸
透剤類、また還元剤の効果を強化可能な薬剤類、たとえ
ば、SiO2/PDMS(ポリジメチルシロキサン)混合物、ジ
メチルイソソルビトール、尿素およびその誘導体、ピロ
リドン、N−アルキルピロリドン類、チアモルホリノ
ン、アルキレングリコールのアルキルエーテル類、また
はジアルキレングリコールのアルキルエーテル類、たと
えば、プロピレングリコールのモノメチルエーテル、ジ
プロピレングリコールのモノメチルエーテル、エチレン
グリコールのモノエチルエーテル、ジエチルグリコール
のモノエチルエーテル、C3〜C6アルカンジオール類、た
とえば、1,2−プロパンジオールおよび1,2−ブタンジオ
ール、または2−イミダゾリジノン、および他の化合物
類、たとえば脂肪アルコール類、ラノリン誘導体、活性
成分類、たとえばパントテン酸、髪抜け防止剤類、抗ふ
け剤類、増粘剤類、懸濁剤類、金属イオン封止剤類、乳
白剤類、染料類、サンスクリーン類、および香料類およ
び防腐剤類を含有可能である。
ア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、イソプロパノールアミン、1,3−プ
ロパンジアミン、アルカリ金属またはアンモニウムの炭
酸塩または重炭酸塩、有機炭酸塩、たとえば炭酸グアニ
ジン、またはアルカリ金属の水酸化物により、または、
酸性化剤類、たとえば、塩酸、酢酸、乳酸またはホウ酸
により、常法にしたがって調節するおよび/または得る
ことができるものである。無論、これら全ての化合物
は、単独でまたは混合物として使用可能である。
において、上記還元剤類は一般的には、還元組成物の全
重量に対して、1重量%から30重量%の範囲で好ましく
は5重量%と20重量%との間の範囲で存在するものであ
る。
ョン、クリーム、ゲル、または他の適当な形態で提供可
能である。
く、すなわち、髪に適用している間に加熱を起こすもの
であり、パーマウエーブ処理またはストレートヘアー処
理する人には気持ちの良いものである。
ールまたはイソプロパノールまたはグリセロール等の溶
媒を、組成物の全重量に対して、最大20重量%の濃度で
含有可能である。
プロパノールまたはブタノール等の低級アルコールの水
/アルコール溶液であるのが好ましい。
処理を目的に使用される場合には、還元組成物は、可能
な限り髪を堅い状態で保持するために、増粘したクリー
ムの形態であることが好ましい。これらのクリーム類
は、たとえば、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸
グリコール、自己乳化可能なワックス類、脂肪アルコー
ル類等をベースとした、“重(heavy)”エマルション
類の形態で製造される。
置に髪を保持する、カルボキシビニルポリマー類または
コポリマー類等の増粘剤類を含有する液体類またはゲル
類も、使用可能である。
−neutralizing)”または”自己調節化(self−regula
ted)”の形態であってもよく、この場合には、一般式
(1)および(2)で示された還元剤類は、パーマウエ
ーブ用の自己中性化還元組成物中において使用すること
が知られている、少なくとも1つのジスルフィドと組み
合わせる。
ル酸、ジチオグリセロール、システアミン、N,N′−ジ
アセチルシステアミン、システイン、パンテチン、およ
び、欧州特許出願EP354,835に記載された、N−(メル
カプトアルキル)−ω−ヒドロキシアルキルアミド類の
ジスルフィド類、欧州特許出願EP368,763に記載され
た、N−モノ−またはN,N−ジアルキル−4−メルカプ
トブチルアミド類のジスルフィド類、欧州特許出願EP40
3,267に記載された、アミノメルカプトアルキルアミド
類のジスルフィド類、および欧州特許出願EP432,000に
記載された、アルキルアミノメルカプトアルキルアミド
類のジスルフィド類が挙げられる。これらのアルキル類
は一般的には、還元剤に対して、0.5から2.5のモル比、
および好ましくは1から2のモル比で存在する(米国特
許3,768,490参照)。
ば、上記化学式(1)または(2)またはこれらの塩類
の1つの還元剤(類)を含有する組成物が次いで、好ま
しくは予め湿らされた処理すべき髪に適用される。該適
用は、最終的な所望の髪形に対応する形(たとえばカー
ル等)に、髪に引張力をかける通常の工程前、工程中、
または工程後に行うことが可能である。該工程は、適当
な手段、特に、髪に引張力をかけるためのそれ自体知ら
れている機械的手段、たとえばローラー類、カーラー類
等によって行うことが可能である。
還元組成物を適用した後、髪に熱処理、いわゆる加熱を
行うことが可能である。この場合、加熱温度は、一般的
には30℃と60℃の間である。必須ではないが、それにも
かかわらず、該加熱は、所望される髪のカールの度合を
調節することが可能であるので、好ましい。無論、室温
で処理することも可能であり、室温処理も本発明の範囲
内である。実際には、該加熱処理は、ヘアードライヤー
フード、手持ちヘアードライヤー、赤外線ディスペンサ
ー、、または従来の加熱装置によって行うことが可能で
ある。
剤が作用するのに十分な時間を与えるように、還元組成
物が適用された髪を、しばらくの間、一般的には2分お
よび30分の間、好ましくは5分から20分の間、放置する
ことが得策であるとされている。上記加熱工程と任意に
組み合わされる、該待機段階中においては、髪が完全に
乾燥せず、次ぎの工程を実行する時間まで湿っているよ
うに取り計らう(たとえば、キャップまたは保護ゲルを
使用可能である)。
においては、還元組成物が含浸した髪が、次いで注意深
く、一般的には水で濯ぎ洗いされる。
v))によれば、上記のように濯ぎ洗いされた髪が次い
で、放置または待機段階に置かれる。以下の実施例から
明らかなように、該工程が省略されると、正確なカール
を得ることができない。本発明によれば、濯ぎ洗いされ
た髪の該放置(または待機)時間は、10分と60分の間で
あり、15分と30分の間が好ましい。放置段階は、濯ぎ洗
いされた湿った髪を空気(室温)にさらしながら放置す
ることによって行われる。より高い温度で待機すること
も本発明の範囲に含まれており、これもまた適当であ
る。該工程は、完全に髪が乾燥するまでに行われ、本発
明による方法は、この場合、“セット”としてしられて
いる方法に類似(結果以外)しているものである。
(v))において、髪を処理中にわたて所望の形に引張
力をかけて保持する、機械的手段(ローラー、カーラー
等)が髪から除去され、これによって、化学的定着(酸
化)工程を行わなくても、たとえば、良好なパーマウエ
ーブのカールが施された髪(特に水にたいして耐性があ
る)を得ることが可能となるものである。
上記工程(v)(髪に引張力をかけていた機械的手段の
除去)前または工程後に、水で髪を濯ぎ洗いする新たな
る工程を行うことも可能である。完全に乾燥した髪から
ローラーが除去される場合、良好なカールを得たいなら
ば、この新たなる濯ぎ洗い工程を行うことが重要である
ことが証明される。
の目的で、サンプルとして同じ髪(処理前)が全ての実
施例において使用された。
適量 −脱イオン水 全体として100gにするための適量 本方法は、以下のように行われる:上記還元組成物を
ローラー(ローラーの直径:9mm)の周りに巻かれた湿っ
た髪に適用する。プラスチックキャップを髪にかぶせ
(次ぎの加熱工程中に髪が乾燥することを防止するた
め)赤外線ディスペンサー(40℃)で15分の条件下、放
置する。次いでキャップを除去し、濯ぎ洗いが水で注意
深くしっかり行われる。髪を、次いで15分間ローラーに
巻かれたままで放置する。次いでローラーが除去され
る。最後に、再度、水による濯ぎ洗いが行われる。
髪の中間点において得られたカールの平均半径を測定し
たところ、1.33cmの優れた半径である。
座に除去されるという点以外は、実施例1と同様に行わ
れる。
均半径は、6cmである。
て6回繰り返される。得られた毛髪束No.3は、以下の三
色色度座標L、a、およびb(ミノルタクロマメーター
(Minolta Chroma Meter)CR200色彩計により測定)を
有する: L=19.5;a=2.22;b=2.32。
る:6回繰り返される処理は、pH3(クエン酸を添加する
ことにより酸性にする)の8V過酸化水素溶液による、さ
らなる定着(酸化)処理をさらに含有する。該定着処理
は5分間行われ、最初の濯ぎ洗い工程と引張手段除去工
程との間に行われるものである。
びb(実施例3と同様の測定装置)を有する: L=20.89;a=3.85;b=4.64。
り脱色している。
対して同一の方法で、2回繰り返される。
(20回以上の測定)は、4.1X10-3Jである(測定は、イ
ンストロン(Instron)1122伸び計を用いて髪毎に行わ
れる。伸び率:100mm/分。穴と穴との間隔:2cm。)。
水素による定着工程の付加)で、2回繰り返される。
ー(実施例5と同一の装置およびパラメータ)は、3.77
X10-3Jである。
抗性がより小さい(ΔE=8%)。
対して同一の方法で、5回繰り返される。
レベルが測定され、0.8重量%に等しかった。すなわ
ち、最初の髪サンプル(無処理)におけるケラトシステ
イン酸の最初のレベルと厳密には同じ値である。
で、5回繰り返される。アンモニアを添加することによ
り、pH8.5にした、9.2gのチオグリコール酸含有の還元
組成物が、ローラー(ローラーの直径:9mm)に巻かれた
髪に適用される。プラスチックキャップがかぶせられ
る。15分間そのまま保持する。キャップが外され、水に
よる濯ぎ洗いが行われる。実施例4に記載された定着組
成物が適用される(酸化)。このまま5分間作用させる
ために放置する。ローラーが除去され、最後に髪が、再
度、水で濯ぎ洗いされる。
レベルは.5.3重量%であり、実施例7のレベルよりも高
いものである。
る:ローラーを除去する工程と最後の濯ぎ洗い工程との
順序を逆にする(濯ぎ洗いして、次いで除去する)。
る:15分の待機段階(本発明による方法の工程(iv)
が、45℃の平均温度で髪を保持する赤外線加熱ディスペ
ンサーで行われる。
る: −第1待機段階(還元組成物適用直後)が、加熱ディス
ペンサーで20分間行われる。
サーで10分間行われる。
る:第1待機段階が、10分間で、第2待機段階が、20分
間で行われる。
プの処理方法に関して本発明を例解する目的を有する。
まだ湿っている髪を、ローラーの内側から外側に空気が
通過可能である、十分に風通しのよい、中空ローラー
(ローラーの直径:20mm)の周りに巻く。2)実施例1
の組成物をローラーに巻かれた髪に適用する(100gの髪
あたり、100mlのローション)。3)プラスチックキャ
ップを髪にかぶせる。4)プラスチックキャップをかぶ
せた髪を、赤外線加熱ディスペンサーで加熱(45℃)す
る。5)15分間、加熱ディスペンサーの存在下に置く。
6)ディスペンサーとキャップを除去する。7)水によ
る濯ぎ洗いを行う。8)熱気ディスペンサー(50℃)の
存在下に置く。9)髪が完全に乾燥するまで熱気ディス
ペンサーの存在下に置く。10)ローラーを除去する。1
1)ヘアーセットするために髪にブラシをかける。
水で洗浄後、髪は良好にカールされている。
れる: −システイン 7g −モノエタノールアミン 全体としてpH9.7にするための
適量 −脱イオン水 全体として100gにするための適量 良好にカールした髪が、最終的に得られる。
れる: −システイン 11g −モノエタノールアミン 全体としてpH9にするための適
量 −脱イオン水 全体として100gにするための適量 良好にカールした毛髪束が、最終的に得られる。
Claims (16)
- 【請求項1】(i) システインおよび/またはシステ
アミン、および/またはそれらの塩類の1つを含有し、
システインを含有する場合にはpHが9〜10の間で、シス
テアミンを含有する場合はpHが8〜9の間である組成物
を、処理すべきケラチン物質に適用し、該適用前、適用
中、または適用後に、前記ケラチン物質に機械的引張力
がかけるのに必要な手段を使用し、 (ii) 前記処理されたケラチン物質を次いで30℃〜60
℃の間の温度で熱処理し、 (iii) 前記処理されたケラチン物質を次いで濯ぎ洗
いし、 (iv) 前記濯ぎ洗いしたケラチン物質を次いで10分〜
60分の間の時間放置し、 (v) 最後に、前記放置したケラチン物質から、前記
工程(i)でかけた機械的引張手段を除去する工程を有
することを特徴とする、ケラチン物質のパーマ変形処理
方法。 - 【請求項2】前記塩類が、塩酸塩類、臭酸塩類、クエン
酸塩類、酢酸塩類、および硫酸塩類から、単独でまたは
混合物として選択されることを特徴とする、請求項1に
記載の方法。 - 【請求項3】前記システインおよび/またはシステアミ
ンおよび/またはこれらの塩類が、前記組成物におい
て、1重量%から30重量%の範囲で存在することを特徴
とする、請求項1ないし2のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項4】前記システインおよび/またはシステアミ
ンおよび/またはこれらの塩類が、前記組成物におい
て、5重量%と20重量%の間で存在することを特徴とす
る、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】前記組成物が、化粧品的に許容されるよう
にするためのアジュバンドを含有することを特徴とす
る、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】前記アジュバンドが、非イオン、アニオ
ン、カチオンまたは両性タイプの界面活性剤類、処理剤
類、活性成分類、髪抜け防止剤類、抗ふけ剤類、増粘剤
類、懸濁剤類、金属イオン封鎖剤類、乳白剤類、染料
類、サンスクリーン類、香料類、および防腐剤類から、
単独でまたは混合物として選択されることを特徴とす
る、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】前記組成物が、より濃く又は薄く粘稠化さ
れたローション、クリーム、またはゲルの形態で提供さ
れることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1
項に記載の方法。 - 【請求項8】前記組成物の適用前に、ケラチン物質が湿
らされることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれ
か1項に記載の方法。 - 【請求項9】前記濯ぎ洗い(工程(iii))を行う前
に、工程(i)で得られたケラチン物質を放置し(待機
段階)、該待機段階が任意の工程(ii)を含むことを特
徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項10】前記待機段階が、2分および30分の間、
好ましくは5分および20分の間であることを特徴とす
る、請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】工程(iv)の放置段階が、加熱条件下で
おこなわれることを特徴とする、請求項1ないし10のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項12】工程(iv)の放置段階が、15分および30
分の間であることを特徴とする、請求項1ないし11のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項13】工程(iv)が、ケラチン物質が完全に乾
燥するまで、行われることを特徴とする、請求項1ない
し12のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項14】新たなる濯ぎ洗い操作が、工程(iv)の
後、または工程(v)の後に、行われることを特徴とす
る、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項15】新たなる濯ぎ洗い操作が、工程(v)の
後に行われることを特徴とする、請求項14に記載の方
法。 - 【請求項16】前記ケラチン物質が、髪からなることを
特徴とする、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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