JP2895947B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2895947B2
JP2895947B2 JP2278820A JP27882090A JP2895947B2 JP 2895947 B2 JP2895947 B2 JP 2895947B2 JP 2278820 A JP2278820 A JP 2278820A JP 27882090 A JP27882090 A JP 27882090A JP 2895947 B2 JP2895947 B2 JP 2895947B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外槽内に配された洗濯槽を回転させて洗い工
程,すすぎ工程及び脱水工程を実行する洗濯機に関す
る。
〔従来技術〕
従来の洗濯機には、フレーム内に外槽を支持し、該外
槽内に横軸型の洗濯槽である合成樹脂製のドラムを回動
又は回転自在に支持してあり、前記ドラムを低速で往復
回動させて洗い工程及び中間的な脱水動作を含むすすぎ
工程を実行し、前記ドラムを高速で回転させて脱水工程
を実行するドラム式の洗濯機がある。
このような洗濯機には、脱水動作を行う場合、まず、
ドラム内の衣類のバランスを探るために前記ドラムを低
速で継続的又は断続的に回転させるほぐし動作を所定時
間実行した後、ドラムの回転数を徐々に上げて所定強度
の脱水動作を実行する制御を行い、その脱水動作中にド
ラムに異常振動があるか否かを検出し、ドラム内の衣類
の偏心によってドラムの異常振動が検出された場合に
は、前記偏心をなくすべく、ドラムを停止させ、再びほ
ぐし動作及び脱水動作を実行させる制御を行うものがあ
る(特公昭63−25797号公報)。このような洗濯機で
は、前記中間的な脱水動作を含むすすぎ工程は、例え
ば、第1のほぐし動作→第1の脱水動作→第1のすすぎ
動作→第2のほぐし動作→第2の脱水動作→第2のすす
ぎ動作…の如く、ほぐし動作,脱水動作及びすすぎ動作
を複数回繰り返す構成となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前述の如きドラムの異常振動が検出された
場合に前記ほぐし動作及び脱水動作を再実行させる制御
を行う洗濯機では、例えばドラム内の衣類の量が多い場
合等の衣類がほぐれ難い場合には、第1の脱水動作にお
いて前記異常振動が検出されると、その後の脱水動作に
おいても異常振動が検出される可能性があり、ほぐし動
作において確実なほぐしができず、安定した脱水が実行
できないという難点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ほ
ぐし動作において確実にほぐしを行い、安定した脱水動
作を実行することを可能とする洗濯機を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る洗濯機は、外槽と、その内部にて回転す
る洗濯槽と、該洗濯槽の異常振動を検出する手段とを備
え、洗い工程と、ほぐし動作,脱水動作及びすすぎ動作
を順次行うすすぎ工程と、ほぐし動作,脱水動作を順次
行う脱水工程とを順次実行させ、前記すすぎ工程及び脱
水工程での脱水動作中に前記異常振動が検出された場合
は、脱水動作を停止させ、再びほぐし動作及び脱水動作
を行うようにしてある洗濯機において、前記すすぎ工程
及び脱水工程での脱水動作中に異常振動が検出された場
合は、それより後に行われるほぐし動作の時間をその前
回のほぐし動作の時間よりも長時間とするようにしてあ
ることを特徴とする。
〔作用〕
すすぎ工程及び脱水工程での脱水動作中に異常振動が
検出された場合は、規定時間ではほぐれ難い洗濯物が洗
濯槽内にある。このような場合、異常振動が検出された
脱水動作より後に行われるほぐし動作の時間がその前回
のほぐし動作の時間と同じであると、異常振動が検出さ
れた脱水動作より後に行われる脱水動作中に再び異常振
動が検出される可能性があるが、脱水動作中に異常振動
が検出された場合は、それより後の脱水動作の前に行わ
れるほぐし動作の時間がその前回のほぐし動作の時間よ
りも長時間とされるので、十分なほぐしが行え、脱水動
作中の異常振動が抑制できるため、すすぎ工程及び脱水
工程においては、前記異常振動が検出された脱水動作よ
り後に行われる脱水動作中での異常振動が抑止できる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本発明に係る洗濯機の模式的斜視図である。
図中1は有底角柱状の板金製のフレームである。フレー
ム1の上面の前縁部には、電子部品等の機器を収容する
と共にその上面に、後述する各種の操作キーを配設して
なるキーボード11を備えた合成樹脂製の上面板である操
作部9aが、フレーム1の上面の後縁部には、給水装置等
の機器を収容する合成樹脂製の上面板である収容部9bが
夫々膨張形成されている。またフレーム1の上面におけ
る操作部9aと収容部9bとの間には矩形状の上部衣類投入
口10aが開設されており、また上部衣類投入口10aを図中
白抜矢符にて示す方向に開閉する合成樹脂製の上蓋14が
設けられている。フレーム1の内部には横軸ドラム形状
に形成された合成樹脂製の水槽である外槽2が配設さ
れ、この外槽2内には、洗濯槽である合成樹脂製の横軸
型のドラム3が、外槽2と同軸的に回動及び回転自在に
配設されている。
第2図は本発明に係る洗濯機の外槽2の外側を正面視
した縦断面図である。外槽2はその底部2cが平坦な形状
であり、その側部2bが外側に湾曲し、その上部2aが上方
に角筒状に突出した横軸ドラム形状をなしており、その
上部2aには中間衣類投入口10bが開設されている。そし
て、前記上部衣類投入口10aと中間衣類投入口10bとはゴ
ムパッキン12によって水密的に接続されている。また、
外槽2の側部2b,2bの下部にはその底面が平坦である水
平支持部20,20が突出形成されており、この水平支持部2
0,20の底面には鉄製の取付け板29,29が固定されてい
る。フレーム1内において、外槽2の側部2b,2bの上部
は弾性部材よりなる上部支持体5,5…によってフレーム
1の上部四隅から弾性的に吊り下げ支持されている。一
方、外槽2の下部は前記取付け板29,29とフレーム1の
底部との間に配設された弾性部材よりなる下部支持体6,
6…によって支持されている。また、前記上部支持体5,5
…の一方の近傍には、該上部支持体5の振動に連動し、
上部支持体5の大なる振動をドラム3の振動として捉
え、この振動によってオン,オフするマイクロスイッチ
よりなる異常振動スイッチ102が配設されている。この
異常振動スイッチ102のオン,オフ信号は、後述する第
1マイクロコンピュータ100に与えられるようになって
おり、その第1マイクロコンピュータ100では前記信号
のオフ時間の間隔が所定時間よりも長い場合にドラム3
の振動を異常振動とみなす処理を行うようになってい
る。
前記外槽2の前面壁の中心部には正面視略涙滴状のヒ
ータケーシング40が配設されている。ヒータケーシング
40には、その外側からヒータケーシング40内部に3つの
取付金具41,41,41が装入されており、ヒータケーシング
40の側壁に沿って発熱体を馬締形状に形成した乾燥用ヒ
ータ4がこれらの取付金具41,41,41にてヒータケーシン
グ40内に固定されている。ヒータケーシング40の正面視
左側方には、外槽2の前面壁に開口する循環口(図示せ
ず)を介して外槽2内部と連通し、上方に延びる循環ダ
クト21が一体形成されている。この循環ダクト21の上部
には送風ファン22が配設されており、この循環ダクト21
の上部とヒータケーシング40との間には接続管42が設け
られており、該接続管42を介して循環ダクト21内部とヒ
ータケーシング40内部とが連通されている。
また、ヒータケーシング40の正面視右側方には、前面
壁の1/2の高さ位置に開口された溢水口(図示せず)か
らの溢水を導出するための溢水室23が設けられており、
該溢水室23の底部には溢水室23内の溢水を排水する溢水
ホース230が接続されている。外槽2の前面壁の外側の
下部には外槽2内の水位を検出するためのエアトラップ
24が一体形成されている。このエアトラップ24は前記操
作部9a近傍に配設された水位検出器25に圧力ホース26を
介して接続されている。水位検出器25は、外槽2内の水
位の変化をエアトラップ24内部の圧力変化として検出
し、この圧力変化に応じて磁性体をコイル内で移動さ
せ、結果として水位変化を前記コイルのインダクタンス
変化として検出するものである。
外槽2の底部には、外槽2内の水を排水する排水口
(図示せず)を有する排水口部71が設けられており、該
排水口部71には排水口部71からの排水を機外に導出する
ための排水ホース72が接続されている。この排水ホース
72には前記溢水室23が溢水ホース230を介して接続され
ており、溢水室23内に流入した溢水はこの排水ホース72
によって機外に導出されるようになっている。前記排水
口部71と排水ホース72との間には排水口部71の前記排水
口を開閉する排水電動弁73が設けられており、これは周
知の如く、外槽2の下方に配設された排水モータ79の回
転力でワイヤを巻き取ることにより弁を開放し、一方、
前記回転力を断つことにより、弁が図示しないバネの付
勢力で閉塞状態に復帰するようになっている。
また、収容部9b(第1図参照)内には二連式の給水電
磁弁8が配設されている。この給水電磁弁8には、外槽
2の上部2aの側壁にその一端を接続した第1給水ホース
26及び外槽2の上部2aの前面壁にその一端を接続した第
2給水ホース(図示せず)が接続されている。給水電磁
弁8から吐出された給水は前記第1給水ホース26及び第
2給水ホースを介して外槽2内に供給され、外槽2の内
壁を伝って前記排水口部71に至る。
第3図は本発明に係る洗濯機のドラム3の内側を正面
視した縦断面図、第4図はそのドラム3の内側を側面視
した縦断面図である。
ドラム3は、横軸型の有底円筒状の胴部31と、該胴部
31の開口面側に装着された流体流体バランサ32と、該流
体バランサ32の外側に固定された前面板33とで構成され
ており、前面板33を洗濯機の前方に向けた態様で外槽2
内に配設される。前面板33の中心部には乾燥風を吸入す
るための、フィルターを兼用した軸流ファンを形成して
なる吸入口部34が突出形成されている。この吸入口部34
の中心部にはドラム3の前方側の回転軸となる支軸35の
一端部が固定されており、一方、前面板33が固定された
反対側の胴部31の端面の中心部には、支軸35と同一軸心
線上に設けられ、ドラム3の他方の回転軸となる支軸36
の一端部が固定されている。そして、支軸35の他端部は
ヒータケーシング40の中央部に配設された前部軸受350
によって支承されており、また、支軸36の他端部は外槽
2の後部壁の中央部に配設された後部軸受360によって
支承されており、ドラム3は支軸35及び支軸36の周りに
回動及び回転自在となっている。
ドラム3の胴部31の内周面には、胴部31の軸心に向か
って膨出形成された断面三角形状のバッフル31a,31b,31
cが3等配されており、このバッフル31a,31b,31cはドラ
ム3の回動及び回転時にドラム3内の衣類をかき上げる
ようになっている。ドラム3の胴部31の内周面及び外周
面には、ドラム3の軸長方向に延びる横リブ301,301,…
が多数突出形成されている。さらに、胴部31には多数の
透孔302,302…が穿設されており、この透孔302,302,…
を介してドラム3内に対する水の給排が行われるように
なっている。
また、胴部31の外周には胴部31における中心角120度
の円弧部分を縮径することにより形成された凹所31dが
設けられており、この凹所31dの底部には凹所31d底部の
略1/2の領域を占める平面視矩形状の下部衣類投入口10c
が開設されている。前記凹所31dの前縁及び後縁には、
下部衣類投入口10cの開閉を行う合成樹脂製の蓋体38を
摺動自在に取付けるスライド溝390,390が周方向に延設
されている。前記スライド溝390,390は胴部31の周方向
に設けられた突条391,391の夫々の上部に帯状のスライ
ドカバー392,392を取付けて形成される。前記蓋体38
は、スライド溝390,390内に支持され、スライド溝390,3
90内を摺動することにより下部衣類投入口10cの開閉を
行うようになってている。蓋体38の一側縁部と下部衣類
投入口10cの口縁との間には、蓋体38による下部衣類投
入口10cの閉止時の蓋体38の係止とその離脱を行う係脱
機構37が設けられている。また、この蓋体38の上面の中
央部には予め洗剤、漂白剤及び柔軟仕上げ剤等の洗濯処
理を貯留するための貯留380が凹設されている。
前述した如く、ドラム3は支軸35及び支軸36でもっ
て、前部軸受350及び後部軸受360に支持されているが、
後部軸受360の軸端部は外槽2の後面壁より外側へ突出
しており、この軸端部には駆動プーリ74が取付られてい
る。また、外槽2の底面の外側には、ドラム3の動力源
である三相誘導電動機たるモータ75が配設されており、
このモータ75の駆動軸と前記駆動プーリ74とはベルト76
を介して連結されている。前記駆動プーリ74の外槽2側
には磁石77が取付けられており、外槽2の後面壁の外面
における磁石77と対向する位置にはリードスイッチ78が
配設されており、このリードスイッチ78は駆動プーリ74
の回転に伴い、磁石77が近接した場合に閉成し、離間し
た場合に開成するようになっている。即ち、リードスイ
ッチ78が1回開閉すれば、ドラム3が1回転したことに
なる。
また、前記取付金具41,41,41の何れか一つには取付金
具41の温度を検出することによってドラム3の温度を検
出するサーミスタよりなるドラム温度検出器43が取付け
られている。さらに、外槽2内の底部には発熱体を底面
と平行に取付けた湯沸かし用ヒータ27が、湯沸かし用ヒ
ータ取付金具270によって外槽2内に固定されており、
該湯沸かし用ヒータ27は温水での洗濯を行う場合に使用
され、外槽2内の水を温めるようになっている。前記湯
沸かし用ヒータ取付金具270には、該湯沸かし用ヒータ
取付金具270の温度を検出することによって外槽2内の
水温を検出する水温検出器28が取付けられている。
第5図は操作部9aのキーボード11の平面図である。図
中117は予め定めた時間に運転を開始させるための運転
予約を行うべく操作される複数のキーよりなる予約キー
群であり、該予約キー群117の後方には、予約時間及び
キーボード11より入力された情報の誤りと運転中の制御
の不具合をエラーメッセージとして表示する表示画面11
8が設けられている。
また、予約キー群117の右側方には、外槽2内の水温
(水温値,35℃,45℃)を設定する水温設定キー111a,洗
い工程の時間(5分,10分,15分)を設定する洗い時間設
定キー111b,すすぎ回数(2回,3回,5回)を設定するす
すぎ回数設定キー111c,脱水力(強,中,弱)を設定す
る脱水力設定キー111d,及び乾燥用ヒータ4の出力
(強,中,弱)を設定するヒータ出力設定キー111eが列
設されている。このヒータ出力設定キー111eから右側方
に適長離隔した位置には、衣類の種類等に応じた洗濯コ
ース(標準,ウール,…)を設定する洗濯コース設定キ
ー113a及び乾燥の仕上がり状態を設定する乾燥コース設
定キー113bが列設されている。
また、前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー111b,
すすぎ回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒータ出
力設定キー111e,洗濯コース設定キー113a及び乾燥コー
ス設定キー113bの夫々のキーの後方には、これらのキー
によって選択された情報を点灯表示する複数のLEDより
なる水温設定表示LED群112a,洗い時間設定表示LED群112
bすすぎ回数設定表示LED群112c,脱水力設定表示LED群11
2d,ヒータ出力設定表示LED群112e,洗濯コース設定表示L
ED群114a及び乾燥コース設定表示LED群114bが夫々設け
られている。
前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー111b,すすぎ
回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒータ出力設定
キー111e,洗濯コース設定キー113a及び乾燥コース設定
キー113bの夫々のキーは1回操作する毎に夫々の設定が
変更できるようになっており、これに応じて各LED群の
点灯表示が変更される。特に、前記水温設定キー111a,
洗い時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力
設定キー111d,ヒータ出力設定キー111eは、所定回操作
すると、夫々の工程の実行が省略できるようになってい
る。
さらに、乾燥コース設定表示群LED114bの右側方には
使用者の好みに合わせた洗濯コースを開始させるキーで
あるお好みコーススタートキー115a,予め定められた標
準的な洗濯コースを開始させるキーである標準コースス
タートキー115b,洗濯機の動作を停止させるストップキ
ー115c,及び上蓋14を開かせるフタ開キー115dが列設さ
れている。そして、これらのキーの夫々の前方には、こ
れらのキーの操作の受付け可能状態を点灯表示するお好
みコーススタートキー受付可能表示LED116a,標準コース
スタートキー受付可能表示LED116b,ストップキー受付可
能表示LED116c及びフタ開キー受付可能表示LED116dが夫
々設けられている。
これらのお好みコーススタートキー115a,標準コース
スタートキー115b,ストップキー115c,及びフタ開キー11
5dは、夫々に対応する受付可能表示LEDが点灯している
場合にのみキー操作が有効となるようになっている。
使用者はこれらのキーを操作することによって好みに
合った運転を行わせることができるようになっている。
例えば予め定められた標準的な運転を行う場合は、標準
コーススタートキー115bを操作して運転を開始させ、そ
れ以外の運転を行う場合は前述の如き各種キーの操作に
よって所望の洗濯コースを設定し、お好みコーススター
トキー115aを操作して運転を開始させる。
次に本発明に係る洗濯機の制御系の構成について説明
する。第6図は洗濯機の制御系の構成を示す模式的ブロ
ック図である。
図中100は洗濯機の主たる制御を行う第1マイクロコ
ンピュータ、200は主として前記モータ75のインバータ
制御を行う第2マイクロコンピュータである。これらの
第1マイクロコンピュータ100と第2マイクロコンピュ
ータ200とは通信回線によって接続されており、この通
信回線を介して相互間で情報通信を行えるようになって
いる。
第1マイクロコンピュータ100には、前述の如き各種
操作キーから構成される入力キー回路101,前記水位検出
器25,前記ドラム温度検出器43,前記水温検出器28,前記
異常振動スイッチ102及び前記上蓋14の開閉に連動して
開閉する上蓋スイッチ103からの信号が入力される。第
1マイクロコンピュータ100には、夫々複数の機器を駆
動する回路である第1駆動回路105及び第2駆動回路107
が接続されており、これらに対して前述の如く入力され
た信号に基づいて前記機器の駆動のための制御信号が与
えられる。また、第1マイクロコンピュータ100には、
前述した如き各LEDよりなるLED表示回路104が接続され
ており、第1マイクロコンピュータ100からLED表示回路
104に洗濯コースの設定情報及び洗濯機の動作状況の情
報等、LED表示のための情報が与えられる。前記第1駆
動回路105には電源オフ用ACソレノイド106,排水モータ7
9及び送風ファン22が接続されており、これらに対して
第1駆動回路105から夫々の駆動信号が与えられる。前
記第2駆動回路107には給水電磁弁8,外槽2内にソフナ
ー等の助剤を投入する助剤投入弁108,上蓋14のロックを
解除する上蓋ロック解除ソレノイド109,湯沸かし用ヒー
タ27及び乾燥用ヒータ4が接続されており、これらに対
して第2駆動回路107から夫々の駆動信号が与えられ
る。
第2マイクロコンピュータ200には、モータ75をイン
バータ駆動するインバータ駆動回路110及びリードスイ
ッチ78が接続されている。第2マイクロコンピュータ20
0にはリードスイッチ78からドラム3の回転に関する信
号が与えられる。そして、第2マイクロコンピュータ20
0からインバータ駆動回路110へはモータ75の回転制御の
ための制御信号が与えられる。また、インバータ駆動回
路110は、第2マイクロコンピュータ200から与えられた
前記制御信号に基づいてこれに接続されたモータ75に正
逆回転制御及び回転数制御のための駆動信号が与えられ
る。
第1マイクロコンピュータ100には第1電源回路111か
らその動作のための電力が供給されており、また前記電
力の供給ラインとは別に第1電源回路111と第1マイク
ロコンピュータ100との間には、電源投入時の第1マイ
クロコンピュータ100の初期化を行うリセット回路113
と、第1電源回路111から供給される電力の周波数の50H
Z,60HZの判別を行い、その判別結果の周波数に同期した
動作を第1マイクロコンピュータ100に行わせるための
周波数同期回路115が並列接続されている。また、第2
マイクロコンピュータ200には第2電源回路112からその
動作のための電力が供給されており、また前記電力の供
給ラインとは別に第2電源回路112と第2マイクロコン
ピュータ200との間には、電源投入時の第2マイクロコ
ンピュータ200の初期化を行うリセット回路114が接続さ
れている。
前述の第1駆動回路105及びこれによって駆動される
機器,第2駆動回路107及びこれによって駆動される機
器,インバータ駆動回路110,第1電源回路111,第2電源
回路112には交流電源300から電力が供給される。この交
流電源300からの電力の供給経路には電源スイッチ116が
設けられており、この電源スイッチ116がオンとなった
場合に前述した如き制御系に電力が供給され、洗濯機が
作動可能となるようになっている。
以上の如く構成された洗濯機では、第1マイクロコン
ピュータ100及び第2マイクロコンピュータ200の制御に
よって、標準的には、洗い工程→すすぎ工程→脱水工程
→乾燥工程からからなる洗濯コースが逐次実行される一
方、各工程を選択的に行うことも可能となっている。前
記すすぎ工程では、排水を行った後、ドラム3の低速で
の正逆転と停止とを所定周期で行うことによりドラム3
の衣類をほぐすほぐし動作から始まるようになってお
り、このほぐし動作の後、ドラム3の回転数を所定回転
数まで上昇させて脱水動作を行い、その後、外槽2に給
水してすすぎ動作を行う。即ち、すすぎ工程は例えば、
第1のほぐし動作→第1の脱水動作→給水処理→第1の
すすぎ動作→排水処理→第2のほぐし動作→第2の脱水
動作→給水処理→第2のすすぎ動作→排水処理…の如く
構成され、ほぐし動作,脱水動作及びすすぎ動作を複数
回繰り返すようになっている。また、前記脱水工程では
前述の如きほぐし動作及びこれに続く脱水動作を行うよ
うになっている。
このような洗濯機は次に説明する如き操作を行うこと
によって運転される。
電源の投入後、前記キーボード111において、標準コ
ーススタートキー115bを操作する(押す)と、各LED
に、標準洗濯コースの情報(各工程の設定時間及び動作
回数等の標準設定情報)を表す表示がなされ、標準洗濯
コースの運転が開始される。また、標準洗濯コース以外
の運転を行う場合は、まず、前記水温設定キー111a,洗
い時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力設
定キー111d,ヒータ出力設定キー111e,洗濯コース設定キ
ー113a及び乾燥コース設定キー113bを操作して実行させ
るべき工程を選択し、選択した工程の設定時間及び動作
回数等の設定を行う。そして、お好みコーススタートキ
ー115aを押すと、選択された工程のみが順次実行され
る。
運転が開始されると、洗い工程においては、まず、設
定水位まで外槽2内に給水を行うと同時に湯沸かし用ヒ
ータ27に通電し、水温設定キー111aの操作によって設定
された設定水温まで洗濯水を加熱する。次に、モータ75
を例えば9秒オン−3秒オフの動作周期で往復回動さ
せ、設定時間内これを繰り返す。これによりドラム3が
往復回動し、ドラム3内では衣類がバッフル31a,31b,31
cにかき上げられては落下する所謂たたき洗いが行われ
る。さらに前述の如きモータ75のオフと同時に例えば2
秒間、モータ75に直流制動を働かせる。これによりドラ
ム3が急激に停止するので、その反動で衣類がドラム3
内壁にたたきつけられて洗浄が行われる。
また、すすぎ工程中のすすぎ動作においては、洗い工
程と同様なモータ75の制御が行われ、すすぎが実行され
る。
前記すすぎ工程及び脱水工程では、前述のほぐし動作
及び脱水動作が行われるが、排水によって外槽2の水位
が、予め定められた脱水のためのドラム3の回転が可能
となる低設定水位を表すリセット水位となると、モータ
75の回転数が後述する如き制御によって上昇させられ
て、前記ほぐし動作及び脱水動作が行われる。これによ
りドラム3内の衣類がほぐされて遠心力で脱水される。
前記乾燥工程ではモータ75が一方向回転させられると
共に、乾燥用ヒータ4に通電がなされ、送風ファン22及
び前記軸流ファンによる送風によって温風がドラム3内
に送給され、ドラム3内の衣類が乾燥させられる。
次に、このように構成された洗濯機の制御方法につい
て説明する。第7図は洗い工程から脱水工程までの動作
制御のメインルーチンを示すフローチャートである。
メインルーチンでは、まず、ステップ1の給水処理に
おいて外槽2内に給水し、給水が終了すると、ステップ
2の洗い処理に進み、ドラム3を低速で回動させて洗い
を行う。洗い処理が終了すると、ステップ3の排水処理
に進み、外槽2の水を排水する。
外槽2の水が排水されると、すすぎ工程が行われる。
すすぎ工程では、まずステップ4の脱水処理サブルーチ
ンに進み、後述する如き脱水処理サブルーチンを実行
し、第1のほぐし動作及び第1の脱水動作を実行する。
前記脱水処理サブルーチンが終了すると、ステップ5
の給水処理に進み、外槽2内に給水し、給水が終了する
と、ステップ6の第1すすぎ処理に進み、ドラム3を低
速で回動させて第1のすすぎ動作を行う。第1すすぎ処
理が終了すると、ステップ7の排水処理に進み、外槽2
の水を排水する。
外槽2の水が排水されると、ステップ8の脱水処理サ
ブルーチンに進み、後述する脱水処理サブルーチンを実
行し、第2のほぐし動作及び第2の脱水動作を行う。ス
テップ8の脱水処理サブルーチンが終了すると、ステッ
プ9の給水処理に進み、外槽2内に給水し、給水が終了
すると、ステップ10の第2すすぎ処理に進み、ドラム3
を低速で回動させて第2のすすぎ動作を行う。第2すす
ぎ処理が終了すると、ステップ11の排水処理に進み、外
槽2の水を排水し、すすぎ工程が終了する。外槽2の水
が排水されると、脱水工程が開始される。脱水工程では
ステップ12の脱水処理サブルーチンに進み後述する脱水
処理サブルーチンを実行し、最終的なほぐし動作及び脱
水動作を行い。脱水工程を終了する。
第8図は脱水処理サブルーチンを示すフローチャート
である。
脱水処理サブルーチンでは、まずアンバランスメモリ
データが1であるか否かを判別する(ステップ101)。
なお、このアンバランスメモリデータは、その処理より
も前に行われた脱水動作中に異常振動スイッチ102によ
って異常振動が検出された場合“1"にセットされるもの
であり、第1回目の脱水動作を行う前には“0"に初期設
定されている。
ステップ101においてアンバランスメモリデータが1
でないと判別された場合は、30秒間のほぐし動作を行い
(ステップ102)、一方、アンバランスメモリデータが
1であると判別された場合は、50秒間のほぐし動作を行
う(ステップ103)。これらの場合のほぐし動作は夫
々、例えば5秒オン−1秒オフの周期でドラム3の正逆
転を例えば47rpmの低速で繰り返し行う。
次に、ほぐし動作が終了したか否かを判別する(ステ
ップ104)。ステップ104でほぐし動作が終了したと判別
された場合は、ドラム3の回転数を所定回転数(例えば
800rpm)まで上昇させ(ステップ105)、その回転数で
脱水を行う。
次に、予め定められた脱水時間である脱水設定時間が
終了したか否かを判別し(ステップ106)、脱水設定時
間が終了していないと判別された場合には、異常振動ス
イッチ102が異常振動を検出したか否かを判別する(ス
テップ107)。
ステップ107において異常振動が検出されていないと
判別された場合にはステップ106に戻って前述の処理を
繰り返し、一方、異常振動が検出された場合には前記ア
ンバランスメモリデータを“1"にセットし(ステップ10
8)、脱水設定時間の経過時間を0秒にして脱水を中止
させて(ステップ109)、ステップ101に戻り、前述の処
理を繰り返して、再びほぐし動作から脱水を開始させ
る。
そして、ステップ106において脱水設定時間が終了し
たと判別された場合は、メインルーチンにリターンす
る。
このようにして、すすぎ工程及び脱水工程での脱水動
作中に異常振動が検出された場合には、異常振動が検出
された後に行われるほぐし動作のほぐし時間を30秒から
50秒に長くするので、異常振動が検出された後に行われ
るほぐし動作では、衣類が十分にほぐされ、ドラム3の
偏心が抑制されるようになっている。
なお、本実施例においてはすすぎ工程におけるほぐし
動作と脱水工程におけるほぐし動作との時間及びすすぎ
工程における脱水動作と脱水工程における脱水動作との
時間を夫々等しくしたが、これに限らず、その時間を異
ならせても良い。
〔効果〕
以上詳述した如く本発明に係る洗濯機においては、す
すぎ工程及び脱水工程での脱水動作中に異常振動が検出
された場合は、それより後に行われるほぐし動作の時間
をその前回のほぐし動作の時間よりも長時間とするた
め、確実なほぐし処理が行え、洗濯槽の偏心が抑制され
て脱水処理中の異常振動が抑制できるので、安定した脱
水動作を実行することが可能となる等、本発明は優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る洗濯機の模式的斜視図、第2図は
その外槽の外側を正面視した縦断面図、第3図はそのド
ラムの内側を正面視した縦断面図、第4図はそのドラム
の内側を側面視した縦断面図、第5図は操作部のキーボ
ードの平面図、第6図は洗濯機の制御系の構成を示す模
式的ブロック図、第7図は洗い工程から脱水工程までの
動作制御のメインルーチンを示すフローチャート、第8
図は脱水処理サブルーチンを示すフローチャートであ
る。 2……外槽、3……ドラム、100……第1マイクロコン
ピュータ、102……異常振動スイッチ、200……第2マイ
クロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 33/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外槽と、その内部にて回転する洗濯槽と、
    該洗濯槽の異常振動を検出する手段とを備え、洗い工程
    と、ほぐし動作,脱水動作及びすすぎ動作を順次行うす
    すぎ工程と、ほぐし動作,脱水動作を順次行う脱水工程
    とを順次実行させ、前記すすぎ工程及び脱水工程での脱
    水動作中に前記異常振動が検出された場合は、脱水動作
    を停止させ、再びほぐし動作及び脱水動作を行うように
    してある洗濯機において、前記すすぎ工程及び脱水工程
    での脱水動作中に異常振動が検出された場合は、それよ
    り後に行われるほぐし動作の時間をその前回のほぐし動
    作の時間よりも長時間とするようにしてあることを特徴
    とする洗濯機。
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