JP2895948B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2895948B2
JP2895948B2 JP2280512A JP28051290A JP2895948B2 JP 2895948 B2 JP2895948 B2 JP 2895948B2 JP 2280512 A JP2280512 A JP 2280512A JP 28051290 A JP28051290 A JP 28051290A JP 2895948 B2 JP2895948 B2 JP 2895948B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は外槽内に配された洗濯槽を回転させて洗い工
程,すすすぎ工程,脱水工程及び乾燥工程を実行する洗
濯乾燥機に関する。
〔従来技術〕 フレーム内に外槽を支持し、該外槽内に横軸型の洗濯
槽である合成樹脂製のドラムを回動又は回転自在に支持
してあり、前記ドラムを低速で往復回動させて洗い工程
及びすすぎ工程を実行し、前記ドラムを高速で回転させ
て脱水工程を実行し、前記ドラムを回転させつつヒータ
にて加熱された温風をドラム内に送風して乾燥工程を実
行するドラム式の洗濯乾燥機が実公昭52−49570号公報
に開示されている。
このような洗濯乾燥機では、前述の如き洗い工程,す
すぎ工程,脱水工程及び乾燥工程を順次実行させて衣類
の洗いから乾燥までを自動的に行うようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前述の如き洗濯乾燥機においては、脱水工
程での脱水中の遠心力によって衣類がドラムの内周壁に
張り付き、脱水工程の終了後はこのように衣類がドラム
の内周壁に張り付いたままの状態で乾燥工程が実行され
るので、衣類にしわが生じたまま乾燥される虞があると
いう難点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、脱
水工程終了後に衣類をドラムから剥離させる制御を行っ
た後に乾燥工程を実行することにより、乾燥による衣類
のしわを抑制する洗濯乾燥機を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る洗濯乾燥機は、外槽と、その内部にて回
転する洗濯槽とを備え、該洗濯槽内にて洗い工程,すす
ぎ工程,脱水工程及び乾燥工程を順次的に実行させるよ
うにしてある洗濯乾燥機において、前記脱水工程の終了
後、洗濯槽の内壁から洗濯物を剥離させるべく洗濯槽の
正転及び逆転を交互に行い、その後、乾燥工程を実行す
るようにしてあることを特徴とする。
〔作用〕
脱水工程では脱水中の遠心力によって洗濯槽内の洗濯
物が洗濯槽の内壁に張り付くが、この脱水工程の終了
後、洗濯槽の正転と逆転とを交互に行うと、正転(又は
逆転)から逆転(又は正転)に切り換わるときに洗濯物
に与えられる衝撃力によって洗濯槽の内壁に張り付いた
洗濯物がほぐれて内壁から剥離する。その後、引き続い
て実行される乾燥工程では、洗濯槽内でほぐされた状態
の洗濯物が乾燥させられることとなる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本発明に係る洗濯乾燥機の模式的斜視図であ
る。図中1は有底角柱状の板金製のフレームである。フ
レーム1の上面の前縁部には、電子部品等の機器を収容
すると共にその上面に、後術する各種の操作キーを配設
してなるキーボード11を備えた合成樹脂製の上面板であ
る操作部9aが、フレーム1の上面の後縁部には、給水装
置等の機器を収容する合成樹脂製の上面板である収容部
9bが夫々膨張形成されている。またフレーム1の上面に
おける操作部9aと収容部9bとの間には矩形状の上部衣類
投入口10aが開設されており、また上部衣類投入口10aを
図中白抜矢符にて示す方向に開閉する合成樹脂製の上蓋
14が設けられている。フレーム1の内部には横軸ドラム
形状に形成された合成樹脂製の水槽である外槽2が配設
され、この外槽2内には、洗濯槽である合成樹脂製の横
軸型のドラム3が、外槽2と同軸的に回動及び回転自在
に配設されている。
第2図は本発明に係る洗濯乾燥機の外槽2の外側を正
面視した縦断面図である。外槽2はその底部2cが平坦な
形状であり、その側部2bが外側に湾曲し、その上部2aが
上方に角筒状に突出した横軸ドラム形状をなしており、
その上部2aには中間衣類投入口10bが開設されている。
そして、前記上部衣類投入口10aと中間衣類投入口10bと
はゴムパッキン12によって水密的に接続されている。ま
た、外槽2の側部2b,2bの下部にはその底面が平坦であ
る水平支持部20,20が突出形成されており、この水平支
持部20,20の底面には鉄製の取付け板29,29が固定されて
いる。フレーム1内において、外槽2の側部2b,2bの上
部は弾性部材よりなる上部支持体5,5…によってフレー
ム1の上部四隅から弾性的に吊り下げ支持されている。
一方、外槽2の下部は前期取付け板29,29とフレーム1
の底部との間に配設された弾性部材よりなる下部支持体
6,6…によって支持されている。また、前記上部支持体
5,5…の一方の近傍には、該上部支持体5の振動に連動
し、上部支持体5の大なる振動をドラム3の振動として
捉え、この振動によってオン,オフするマイクロスイッ
チよりなる異常振動スイッチ102が配設されている。こ
の異常振動スイッチ102のオン,オフ信号は、後述する
第1マイクロコンピュータ100に与えられるようになっ
ており、その第1マイクロコンピュータ100では前記信
号のオフ時間の間隔が所定時間よりも長い場合にドラム
3の振動を異常振動とみなす処理を行うようになってい
る。
前記外槽2の前面壁の中心部には正面視略涙滴状のヒ
ータケーシング40が配設されている。ヒータケーシング
40には、その外側からヒータケーシング40内部に3つの
取付金具41,41,41が装入されており、ヒータケーシング
40の側壁に沿って発熱体を馬蹄形状に形成した乾燥用ヒ
ータ4がこれらの取付金具41,41,41にてヒータケーシン
グ40内に固定されている。ヒータケーシング40の正面視
左側方には、外槽2の前面壁に開口する循環口(図示せ
ず)を介して外槽2内部と連通し、上方に延びる循環ダ
クト21が一体形成されている。この循環ダクト21の上部
には送風ファン22が配設されており、この循環ダクト21
の上部とヒータケーシング40との間には接続管42が設け
られており、該接続管42を介して循環ダクト21内部とヒ
ータケーシング40内部とが連通されている。
また、ヒータケーシング40の正面視右側方には、前面
壁の1/2の高さ位置に開口された溢水口(図示せず)か
らの溢水を導出するための溢水室23が設けられており、
該溢水室23の底部には溢水室23内の溢水を排水する溢水
ホース230が接続されている。外槽2の前面壁の外側の
下部には外槽2内の水位を検出するためのエアトラップ
24が一体形成されている。このエアトラップ24は前記操
作部9a近傍に配設された水位検出器25に圧力ホース26を
介して接続されている。水位検出器25は、外槽2内の水
位の変化をエアトラップ24内部の圧力変化として検出
し、この圧力変化に応じて磁性体をコイル内で移動さ
せ、結果として水位変化を前記コイルのインダクタンス
変化として検出するものである。
外槽2の底部には、外槽2内の水を排水する排水口
(図示せず)を有する排水口部71が設けられており、該
排水口部71には排水口部71からの排水を機外に導出する
ための排水ホース72が接続されている。この排水ホース
72には前記溢水室23が溢水ホース230を介して接続され
ており、溢水室23内に流入した溢水はこの排水ホース72
によって機外に導出されるようになっている。前記排水
口部71と排水ホース72との間には排水口部71の前記排水
口を開閉する排水電動弁73が設けられており、これは周
知の如く、外槽2の下方に配設された排水モータ79の回
転力でワイヤを巻き取ることにより弁を開放し、一方、
前記回転力を断つことにより、弁が図示しないバネの付
勢力で閉塞状態に復帰するようになっている。
また、収容部9b(第1図参照)内には二連式の給水電
磁弁8が配設されている。この給水電磁弁8には、外槽
2の上部2aの側壁にその一端を接続した第1、給水ホー
ス26及び外槽2の上部2aの前面壁にその一端を接続した
第2給水ホース(図示せず)が接続されている。給水電
磁弁8から吐出された給水は前記第1給水ホース26及び
第2給水ホースを介して外槽2内に供給され、外槽2の
内壁を伝って前記排水口部71に至る。
第3図は本発明に係る洗濯乾燥機のドラム3の内側を
正面視した縦断面図、第4図はそのドラム3の内側を側
面視した縦断面図である。
ドラム3は、横軸型の有底円筒状の胴部31と、該胴部
31の開口面側に装着された流体流体バランサ32と、該流
体バランサ32の外側に固定された前面板33とで構成され
ており、前面板33を洗濯乾燥機の前方に向けた態様で外
槽2内に配設される。前面板33の中心部には乾燥風を吸
収するための、フィルターを兼用した軸流ファンを形成
してなる吸入口部34が突出形成されている。この吸入口
部34の中心部にはドラム3の前方側の回転軸となる支軸
35の一端部が固定されており、一方、前面板33が固定さ
れた反対側の胴部31の端面の中心部には、支軸35と同一
軸心線上に設けられ、ドラム3の他方の回転軸となる支
軸36の一端部が固定されている。そして、支軸35の他端
部はヒータケーシング40の中央部に配設された前部軸受
350によって支承されており、また、支軸36の他端部は
外槽2の後部壁の中央部に配設された後部軸受360によ
って支承されており、ドラム3は支軸35及び支軸36の周
りに回動及び回転自在となっている。
ドラム3の胴部31の内周面には、胴部31の軸心に向か
って膨出形成された断面三角形状のバッフル31a,31b,31
cが3等配されており、このバッフル31a,31b,31cはドラ
ム3の回動及び回転時にドラム3内の衣類をかき上げる
ようになっている。また、ドラム3の胴部31の内周面及
び外周面には、ドラム3の軸長方向に延びる横リブ301,
301,…が多数突出形成されている。さらに、胴部31には
多数の透孔302,302…が穿設されており、この透孔302,3
02,…を介してドラム3内に対する水の給排が行われる
ようになっている。
また、胴部31の外周には胴部31における中心角120度
の円弧部分を縮径することにより形成された凹所31dが
設けられており、この凹所31dの底部には凹所31d底部の
略1/2の領域を占める平面視矩形状の下部衣類投入口10c
が開設されている。前記凹所31dの前縁及び後縁には、
下部衣類投入口10cの開閉を行う合成樹脂製の蓋体38を
摺動自在に取付けるスライド溝390,390が周方向に延設
されている。前記スライド溝390,390は胴部31の周方向
に設けられた突条391,391の夫々の上部に帯状のスライ
ドカバー392,392を取付けて形成される。前記蓋体38
は、スライド溝390,390内に支持され、スライド溝390,3
90内を摺動することにより下部衣類投入口10cの開閉を
行うようになっている。蓋体38の一側縁部と下部衣類投
入口10cの口縁との間には、蓋体38による下部衣類投入
口10cの閉止時の蓋体38の係止とその離脱を行う係脱機
構37が設けられている。また、この蓋体38の上面の中央
部には予め洗剤、漂白剤及び柔軟仕上げ剤等の洗濯処理
剤を貯留するための貯留部380が凹設されている。
前述した如く、ドラム3は支軸35及び支軸36でもっ
て、前部軸受350及び後部軸受360に支持されているが、
後部軸受360の軸端部は外槽2の後面壁より外側へ突出
しており、この軸端部には駆動プーリ74が取付られてい
る。また、外槽2の底面の外側には、ドラム3の動力源
である三相誘導電動機たるモータ75が配設されており、
このモータ75の駆動軸と前期駆動プーリ74とはベルト76
を介して連結されている。前記駆動プーリ74の外槽2側
には磁石77が取付けられており、外槽2の後面壁の外面
における磁石77と対向する位置にはリードスイッチ78が
配設されており、このリードスイッチ78は駆動プーリ74
の回転に伴い、磁石77が近接した場合に閉成し、離間し
た場合に開成するようになっている。即ち、リードスイ
ッチ78が1回開閉すれば、ドラム3が1回転したことに
なる。
また、前記取付金具41,41,41の何れか一つには取付金
具41の温度を検出することによってドラム3の温度を検
出するサーミスタよりなるドラム温度検出器43が取付け
られている。さらに、外槽2内の底部には発熱体を底面
と平行に取付けた湯沸かし用ヒータ27が、湯沸かし用ヒ
ータ取付金具270によって外槽2内に固定されており、
該湯沸かし用ヒータ27は温水での洗濯を行う場合に使用
され、外槽2内の水を温めるようになっている。前記湯
沸かし用ヒータ取付金具270には、該湯沸かし用ヒータ
取付金具270の温度を検出することによって外槽2内の
水温を検出する水温検出器28が取付けられている。
第5図は操作部9aのキーボード11の平面図である。図
中117は予め定めた時間に運転を開始させるための運転
予約を行うべく操作される複数のキーよりなる予約キー
群であり、該予約キー群117の後方には、予約時間及び
キーボード11より入力された情報の誤りと運転中の制御
の不具合をエラーメッセージとして表示する表示画面11
8が設けられている。
また、予約キー群117の右側方には、外槽2内の水温
(水温値,35℃,45℃)を設定する水温設定キー111a,洗
い工程の時間(5分,10分,15分)を設定する洗い時間設
定キー111b,すすぎ回数(2回,3回,5回)を設定するす
すぎ回数設定キー111c,脱水力(強,中,弱)を設定す
る脱水力設定キー111d,及び乾燥用ヒータ4の出力
(強,中,弱)を設定するヒータ出力設定キー111eが列
設されている。このヒータ出力設定キー111eから右側方
に適長離隔した位置には、衣類の種類等に応じた洗濯コ
ース(標準,ウール,…)を設定する洗濯コース設定キ
ー113a及び乾燥の仕上がり状態を設定する乾燥コース設
定キー113bが列設されている。
また、前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー111b,
すすぎ回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒータ出
力設定キー111e,洗濯コース設定キー113a及び乾燥コー
ス設定キー113bの夫々のキーの後方には、これらのキー
によって選択された情報を点灯表示する複数のLEDより
なる水温設定表示LED群112a,洗い時間設定表示LED群112
bすすぎ回数設定表示LED群112c,脱水力設定表示LED群11
2d,ヒータ出力設定表示LED群112e,洗濯コース設定表示L
ED群114a及び乾燥コース設定表示LED群114Bが夫々設け
られている。
前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー111b,すすぎ
回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒータ出力設定
キー111e,洗濯コース設定キー113a及び乾燥コース設定
キー113bの夫々のキーは1回操作する毎に夫々の設定が
変更できるようになっており、これに応じて各LED群の
点灯表示が変更される。特に、前記水温設定キー111a,
洗い時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力
設定キー111d,ヒータ出力設定キー111eは、所定回操作
すると、夫々の工程の実行が省略できるようになってい
る。
さらに、乾燥コース設定表示群LED114bの右側方には
使用者の好みに合わせた洗濯コースを開始させるキーで
あるお好みコーススタートキー115a,予め定められた標
準的な洗濯コースを開始させるキーである標準コースス
タートキー115b,洗濯乾燥機の動作を停止させるストッ
プキー115c,及び上蓋14を開かせるフタ開キー115dが列
設されている。そして、これらのキーの夫々の前方に
は、これらのキーの操作の受付け可能状態を点灯表示す
るお好みコーススタートキー受付可能表示LED116a,標準
コーススタートキー受付可能表示LED116b,ストップキー
受付可能表示LED116c及びフタ開キー受付可能表示LED11
6dが夫々設けられている。
これらのお好みのコーススタートキー115a,標準コー
ススタートキー115b,ストップキー115c,及びフタ開キー
115d,夫々に対応する受付可能表示LEDが点灯している場
合にのみキー操作が有効となるようになっている。
使用者はこれらのキーを操作することによって好みに
合った運転を行わせることができるようになっている。
例えば予め定められた標準的な運転を行う場合は、標準
コーススタートキー115bを操作して運転を開始させ、そ
れ以外の運転を行う場合は前述の如き各種キーの操作に
よって所望の洗濯コースを設定し、お好みコーススター
トキー115aを操作して運転を開始させる。
次に本発明に係る洗濯乾燥機の制御系の構成について
説明する。第6図は洗濯乾燥機の制御系の構成を示す模
式的ブロック図である。
図中100は洗濯乾燥機の主たる制御を行う第1マイク
ロコンピュータ、200は主として前記モータ75のインバ
ータ制御を行う第2マイクロコンピュータである。これ
らの第1マイクロコンピュータ100と第2マイクロコン
ピュータ200とは通信回線によって接続されており、こ
の通信回線を介して相互間で情報通信を行えるようにな
っている。
第1マイクロコンピュータ100には、前述の如き各種
操作キーから構成される入力キー回路101,前記水位検出
器25,前記ドラム温度検出器43,前記水温検出器28,前記
異常振動スイッチ102及び前記上蓋14の開閉に連動して
開閉する上蓋スイッチ103からの信号が入力される。第
1マイクロコンピュータ100には、夫々複数の機器を駆
動する回路である第1駆動回路105及び第2駆動回路107
が接続されており、これらに対して前述の如く入力され
た信号に基づいて前記機器の駆動のための制御信号が与
えられる。また、第1マイクロコンピュータ100には、
前述した如き各LEDよりなるLED表示回路104が接続され
ており、第1マイクロコンピュータ100からLED表示回路
104に洗濯コースの設定情報及び洗濯乾燥機の動作状況
の情報等、LED表示のための情報が与えられる。前記第
1駆動回路105には電源オフ用ACソレノイド106,排水モ
ータ79及び送風ファン22が接続されており、これらに対
して第1駆動回路105から夫々の駆動信号が与えられ
る。前記第2駆動回路107には給水電磁弁8,外槽2内に
ソフナー等の助剤を投入する助剤投入弁108,上蓋14のロ
ックを解除する上蓋ロック解除ソレノイド109,湯沸かし
用ヒータ27及び乾燥用ヒータ4が接続されており、これ
らに対して第2駆動回路107から夫々の駆動信号が与え
られる。
第2マイクロコンピュータ200には、モータ75をイン
バータ駆動するインバータ駆動回路110及びリードスイ
ッチ78が接続されている。第2マイクロコンピュータ20
0にはリードスイッチ78からドラム3の回転に関する信
号が与えられる。そして、第2マイクロコンピュータ20
0からインバータ駆動回路110へはモータ75の回転制御の
ための制御信号が与えられる。また、インバータ駆動回
路110は、第2マイクロコンピュータ200から与えられた
前記制御信号に基づいてこれに接続されたモータ75に正
逆転制御及び回転数制御のための駆動信号が与えられ
る。
第1マイクロコンピュータ100には第1電源回路111か
らその動作のための電力が供給されており、また前記電
力の供給ラインとは別に第1電源回路111と第1マイク
ロコンピュータ100との間には、電源投入時の第1マイ
クロコンピュータ100の初期化を行うリセット回路113
と、第1電源回路111から供給される電力の周波数の50H
z,60Hzの判別を行い、その判別結果の周波数に同期した
動作を第1マイクロコンピュータ100に行わせるための
周波数同期回路115が並列接続されている。また、第2
マイクロコンピュータ200には第2電源回路112からその
動作のための電力が供給されており、また前記電力の供
給ラインとは別に第2電源回路112と第2マイクロコン
ピュータ200との間には、電源投入時の第2マイクロコ
ンピュータ200の初期化を行うリセット回路114が接続さ
れている。
前述の第1駆動回路105及びこれによって駆動される
機器,第2駆動回路107及びこれによって駆動される機
器,インバータ駆動回路110,第1電源回路111,第2電源
回路112には交流電源300から電力が供給される。この交
流電源300からの電力の供給経路には電源スイッチ116が
設けられており、この電源スイッチ116がオンとなった
場合に前述した如き制御系に電力が供給され、洗濯乾燥
機が作動可能となるようになっている。
以上の如く構成された洗濯乾燥機では、第1マイクロ
コンピュータ100及び第2マイクロコンピュータ200の制
御によって、標準的には、洗い工程→すすぎ工程→脱水
工程→乾燥工程からからなる洗濯コースが逐次実行され
る一方、各工程を選択的に行うことも可能となってい
る。前記すすぎ工程は、例えば、第1の中間的脱水動作
→第1のすすぎ動作→第2の中間的脱水動作→第2のす
すぎ動作…の如く構成され、すすぎ動作とすすぎ動作の
前に行う中間的脱水動作とを複数回繰り返すようになっ
ている。また、前記脱水工程の終了後には、乾燥工程の
前処理としてドラム3の正転及び逆転を交互に行う、後
述する如きドラムの回転制御がなされ、その制御の終了
後、乾燥工程に移行するようになっている。
このような洗濯乾燥機は次に説明する如き操作を行う
ことによって運転される。
電源の投入後、前記キーボード111において、標準コ
ーススタートキー115bを操作する(押す)と、各LED
に、標準洗濯コースの情報(各工程の設定時間及び動作
回数等の標準設定情報)を表す表示がなされ、標準洗濯
コースの運転が開始される。また、標準洗濯コース以外
の運転を行う場合は、まず、前記水温設定キー111a,洗
い時間設定キー11b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力設
定キー111d,ヒータ出力設定キー111e,洗濯コース設定キ
ー113a及び乾燥コース設定キー113bを操作して実行させ
るべき工程を選択し、選択した工程の設定時間及び動作
回数等の設定を行う。そして、お好みコーススタートキ
ー115aを押すと、選択された工程のみが順次実行され
る。
運転が開始されると、洗い工程においては、まず、設
定水位まで外槽2内に給水を行うと同時に湯沸かし用ヒ
ータ27に通電し、水温設定キー111aの操作によって設定
された設定水温まで洗濯水を加熱する。次に、モータ75
を例えば9秒オン−3秒オフの動作周期で設定時間内、
往復回動を繰り返す。これによりドラム3が往復回動
し、ドラム3内では衣類がバッフル31a,31b,31cにかき
上げられては落下する所謂たたき洗いが行われる。さら
に前述の如きモータ75のオフと同時に例えば2秒間、モ
ータ75に直流制動を働かせる。これによりドラム3が急
激に停止するので、その反動で衣類がドラム3内壁にた
たきつけられて洗浄が行われる。
また、すすぎ工程中のすすぎ動作においては、洗い工
程と同様なモータ75の制御が行われ、すすぎが実行され
る。
前記すすぎ工程中の中間的脱水動作及び脱水工程で
は、外槽2の水位が、予め定められた脱水のためのドラ
ム3の回転が可能となる低設定水位を表すリセット水位
となると、モータ75の回転数が上昇させられ、ドラム3
が高速で一方向回転させられる。これによりドラム3内
の衣類が遠心力で脱水される。
前記脱水工程の終了後は、乾燥工程の前処理として、
後述する如き方法によって洗濯槽の正転及び逆転が交互
に行われ、脱水工程での脱水中にドラム3の内周壁に張
り付いた衣類が剥離させられる。そして、前記乾燥工程
ではモータ75が例えば15秒オン−1秒オフの動作周期で
設定時間内往復回動させられると共に、乾燥用ヒータ4
に通電がなされ、送風ファン22及び前記軸流ファンによ
る送風によって温風がドラム3内に供給され、ドラム3
内の衣類が乾燥させられる。
次に、このように構成された洗濯乾燥機における脱水
工程終了後のドラム3の回転制御方法について説明す
る。第7図は脱水工程終了後のドラム3の回転制御の手
順を示すフローチャートである。
まず、第1マイクロコンピュータ100では、時間カウ
ントTcを0に初期設定し(ステップ1)、計時を開始す
る(ステップ2)。
次に、1秒が経過したか否かを判別し(ステップ
3)、1秒の経過が判別された場合にのみ、時間カウン
トTcに1を加える(ステップ4)。このように時間カウ
ントTcは1秒毎にそのカウント値が1増加するようにな
っている。
次に、このような計時開始後、時間カウントTcが5以
上であるか否かを判別する(ステップ5)。
ステップ5において、時間カウントTcが5以上でない
と判別された場合は、ドラム3を50rpmで右回転(正
転)させて(ステップ6)、ステップ3に戻り、前述の
処理を繰り返す。一方、ステップ5において時間カウン
トTcが5以上であると判別された場合は、時間カウント
Tcが10以上であるか否かを判別する(ステップ7)。
ステップ7において、時間カウントTcが10以上でない
と判別された場合は、ドラム3の回転方向を切り換え、
ドラム3を50rpmで左回転(逆転)させて(ステップ
8)、ステップ3に戻り、前述の処理を繰り返す。一
方、ステップ7において、時間カウントTcが10以上であ
ると判別された場合は、時間カウントTcを0に設定し
(ステップ9)、処理を終了する。
この制御においては、脱水工程の終了後、ドラム3の
正転と逆転とを夫々5秒間、時間間隔なしで行い、この
正逆転時にドラム3に与えられる衝撃力によってドラム
3の内周に張り付いた衣類をほぐして剥離させる。
第8図は脱水工程終了後のドラム3の回転制御のその
他の例の手順を示すフローチャートである。
まず、第1マイクロコンピュータ100では、時間カウ
ントTcを0に初期設定し(ステップ11)、計時を開始す
る(ステップ12)。
次に、0.5秒が経過したか否かを判別し(ステップ1
3)、0.5秒の経過が判別された場合にのみ、時間カウン
トTcに1を加える(ステップ14)。このように時間カウ
ントTcは0.5秒毎にそのカウント値が1増加するように
なっている。
次に、このような計時開始後、時間カウントTcが10以
上であるか否かを判別する(ステップ15)。
ステップ15において、時間カウントTcが10以上でない
と判別された場合は、ドラム3を50rpmで右回転させて
(ステップ16)、ステップ13に戻り、前述の処理を繰り
返す。一方、ステップ15において時間カウントTcが10以
上であると判別された場合は、時間カウントTcが11以上
であるか否かを判別する(ステップ17)。
ステップ17において、時間カウントTcが11以上でない
と判別された場合は、ドラム3を停止させて(ステップ
18)、ステップ13に戻り、前述の処理を繰り返す。一
方、ステップ17において、時間カウントTcが11以上であ
ると判別された場合は、時間カウントTcが21以上である
か否かを判別する(ステップ19)。
ステップ19において時間カウントTcが21以上であると
判別された場合は、ドラム3を50rpmで左回転させて
(ステップ20)、ステップ13に戻り、前述の処理を繰り
返す。一方、ステップ19において時間カウントTcが21以
上であると判別された場合は、時間カウントTcが22以上
であるか否かを判別する(ステップ21)。
ステップ22において、時間カウントTcが22以上でない
と判別された場合は、ドラム3を停止させて(ステップ
22)、ステップ13に戻り、前述の処理を繰り返す。一
方、ステップ21において、時間カウントTcが22以上でな
いと判別された場合は、時間カウントTcを0に設定し
(ステップ23)、処理を終了する。
この制御においては、脱水工程の終了後、ドラム3の
正転と逆転とを夫々5秒間、その時間間隔を0.5秒で行
い、この正逆転時にドラム3に与えられる衝撃力によっ
てドラム3の内周に張り付いた衣類をほぐして剥離させ
る。
即ち、このような制御においては、ドラム3の正逆転
を、時間間隔なし又は例えば0.5秒等の極めて短い時間
間隔で行うことによりドラム3の内周壁に張り付いた衣
類に衝撃力を与えてこれをほぐし、剥離させる。
そして、前述の如き制御が行われた後は、乾燥工程に
おいてドラム3を前述の如く所定の動作周期で往復回動
させつつ乾燥を実行し、衣類を乾燥させる。
なお、本実施例においては、脱水工程の終了後、乾燥
工程の前処理としてドラム3の正転及び逆転を夫々1度
行ったが、これに限らず、ドラム3の正転及び逆転は、
複数回行っても良い。
〔効果〕
以上詳述した如く本発明に係る洗濯乾燥機において
は、脱水工程の終了後、洗濯槽の正転と逆転とを交互に
行うと、洗濯槽の回転方向が切り換わるときに洗濯槽に
与えられる衝撃力によって洗濯槽の内壁に張り付いた洗
濯物がほぐれて内壁から剥離し、その後、引き続いて実
行される乾燥工程では、洗濯槽内でほぐされた状態の洗
濯物が乾燥させられるため乾燥による衣類のしわを抑制
することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る洗濯乾燥機の模式的斜視図、第2
図はその外槽の外側を正面視した縦断面図、第3図はそ
のドラムの内側を正面視した縦断面図、第4図はそのド
ラムの内側を側面視した縦断面図、第5図は操作部のキ
ーボードの平面図、第6図は洗濯乾燥機の制御系の構成
を示す模式的ブロック図、第7図は脱水工程終了後のド
ラムの回転制御の手順を示すフローチャート、第8図は
脱水工程終了後のドラムの回転制御のその他の例を示す
フローチャートである。 2……外槽、3……ドラム、100……第1マイクロコン
ピュータ、200……第2マイクロコンピュータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外槽と、その内部にて回転する洗濯槽とを
    備え、該洗濯槽内にて洗い工程,すすぎ工程,脱水工程
    及び乾燥工程を順次的に実行させるようにしてある洗濯
    乾燥機において、 前記脱水工程の終了後、洗濯槽の内壁から洗濯物を剥離
    させるべく洗濯槽の正転及び逆転を交互に行い、その
    後、乾燥工程を実行するようにしてあることを特徴とす
    る洗濯乾燥機。
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