JP2895918B2 - 液体充填用容器 - Google Patents

液体充填用容器

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    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリブチレンテレフタレート樹脂(以下PBT
樹脂と言う)を用いブロー成形した単層又は多層の液体
容器に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来、プラスチック製の液体容器、例えば水筒には、
加工性に優れ、材料価格が安く、耐衝撃強度性に優れて
いることなどから、ポリエチレン等のポリオレフィン製
のブロー成形品が多用されている。
しかしながら、ポリエチレン等のポリオレフィン製の
容器は、オレフィン臭と呼ばれる臭いが強く、内容物の
味、香りを損なうことがあった。又、内容物の臭いが容
器に移し易く、且つこの臭いは容器を充分に洗浄しても
完全には除去し難いという問題もあり、そのため、容器
を洗浄後に他の内容物を充填した際、容器に残っていた
前の内容物の臭いが後の内容物に移り、その味、香りを
損なうことがあった。更に、ポリオレフィン製の容器
は、臭気に対するバリヤー性、酸素バリヤー性等のバリ
ヤー性に劣り、水、茶等の内容物で満たされた容器を臭
いの強い雰囲気下で保存すると、その雰囲気の臭いが容
器の内容物に移行して内容物の味、香りを損なうことも
あった。
一方、ポリエステル樹脂はその無害性、無臭性、優れ
たガスバリヤー性等により、前記ポリオレフィンのよう
な欠点はなく液体容器等の用途に適し、例えばポリエチ
レンテレフタレート樹脂を用い、延伸ブロー法により多
くの液体容器が提供されている。しかしながらポリエチ
レンテレフタレート樹脂は結晶化速度が遅いため延伸ブ
ロー法により得られた容器は一部非晶性の部分が残るた
め耐熱性が低く、高温の液体をそのまま充填するような
用途の容器には使用できない欠点がある。そのためPBT
樹脂を用い、ブロー成形により無害無臭で、ガスバリヤ
ー性を持った液体容器を得るための検討もなされてい
る。しかしPBT樹脂は一般にブロー成形において最も重
要とされる溶融張力が低いためこれをブロー成形しよう
としてもパリソンのドローダウンが激しく所望の形状の
製品を得ることが出来なかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は上記問題点を解決すべく鋭意検討を重ね
た結果、特定の物性を有するPBT樹脂は、通常の条件に
よりブロー成形が可能で所望の形状の液体容器を容易に
製造し得ること、及び該容器は臭気に対するバリヤー性
に優れ、無味・無臭であること等より、容器に充填され
た内容物の味、香りを損なわないことを見出し、本発明
を完成するに到った。
即ち、本発明はASTM D−1238により235℃、荷重2160g
で測定したメルトインデックスが2.0以下で、且つ融点
+10℃の温度で測定した溶融張力が3g以上のポリブチレ
ンテレフタレートを主体とする樹脂をブロー成形してな
る液体充填用容器に関する。
本発明におけるPBT樹脂とは主たる繰り返し単位がブ
チレンテレフタレートである芳香族ポリエステルを意味
し、具体的には1,4−ブタンジオールとテレフタル酸又
はその低級アルコールエステルとを重縮合して得られる
芳香族ポリエステルであり、ポリブチレンテレフタレー
トを主体とする共重合体であってもよい。又、直鎖状の
ものでも分岐状のものでもよい。ここで、分岐状PBT樹
脂とは上記PBT樹脂の重合に際し、3官能以上の多官能
性モノマーを併用添加して共重合を行うことにより分子
を分岐させたものを言う。その際に使用される多官能性
モノマーとは例えばトリメリット酸、トリメシン酸、ピ
ロメリット酸などの多官能ベンゼンカルボン酸やその低
級アルキルエステル、グリセリン、トリメチロールエタ
ン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールがある。
本発明に用いるPBT樹脂を、樹脂の溶融特性を表すメ
ルトインデックス(MI)の面から規定すると、MIが2.0
以下(ASTM D−1238により235℃、荷重2160gの条件で測
定)であることが必要であり、特に0.1〜1.0のものが好
ましい。又、樹脂の溶融張力も重要であり、融点+10℃
の温度で測定した溶融張力が3g以上であることが必要で
ある。
MIが2を越えると、たとえ溶融張力が大きくても、ブ
ロー成形した場合、肉厚のバラツキの大きなものしか得
られないことが多い。他方、MIが2以下であっても融点
+10℃の温度で測定した溶融張力が3g未満であると、ブ
ロー時にパリソンのドローダウンが激しく、所望の形状
の製品を得ることが出来ない。よって、MIが2以下で且
つ溶融張力が3g以上であることが肝要である。
尚、PBT樹脂には、通常、ブロー成形品として必要な
機械的強度を保持するため充填剤を添加することが好ま
しく、この場合は樹脂組成物としてのMI及び溶融張力が
上記の範囲内にあればよい。
又、本発明は特定のPBT樹脂をブロー成形してなる単
層の液体容器に関するものであるが、PBT樹脂を最内層
(充填物を接する層)とする多層ブロー成形容器も本発
明に包含される。特に、落下衝撃強度を要求される用途
ではポリオレフィン樹脂を最外層とすることが望まし
い。即ち、本発明は、ASTM D−1238により235℃、荷重2
160gで測定したメルトインデックスが2.0以下で、且つ
融点+10℃の温度で測定した溶融張力が3g以上のポリブ
チレンテレフタレート樹脂が最内層となり、ASTM D−12
38により190℃、荷重2160gで測定したメルトインデック
スが2.0以下のポリオレフィン樹脂が最外層となるよう
にブロー成形してなる2層又は該両層を接着する樹脂層
を中間層とする3層以上の多層液体充填用容器をも提供
するものであり、中間層としてはその用途に応じて樹脂
を適宜選択することができる。例えば、ガスバリヤー性
を更に向上させたい場合は、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体樹脂や塩化ビニリデン樹脂等が使用される。
これら中間層と最内層、最外層との接着には接着性樹脂
が接着層として使用される。又、積層数としては接着層
を含め5層でも7層でも良いが、実用上好ましいのは中
間層を接着性樹脂で構成した3層のものである。
ここで、最外層として用いられるポリオレフィン樹脂
とは、エチレン、プロピレン等のオレフィン類を重合し
て得られる重合体であり、他のコモノマーを共重合させ
た共重合体であってもよい。コモノマーとしては、炭素
数10までの炭化水素化合物、例えばブテン、ペンテン、
更にアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸
及びこれらカルボン酸のエステル類等が挙げられる。斯
かるポリオレフィン樹脂は、ブロー成形性の面からASTM
D−1238により190℃、荷重2160gで測定したMIが2.0以
下であることが必要であり、特にMIが0.05〜1.0のもの
が好ましい。更に、ブロー成形時の成形温度で測定した
溶融張力が3g以上のポリオレフィン樹脂の使用が好まし
い。
又、PBT樹脂からなる最内層とポリオレフィン樹脂か
らなる最外層との間に、それらの接着性向上の目的で設
けられる中間層(接着性樹脂層)としては、ポリオレフ
ィンをベースとして、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不
飽和カルボン酸もしくはその誘導体を該ポリオレフィン
にグラフトした変性ポリオレフィン樹脂、あるいは共重
合飽和ポリエステル樹脂等が使用される。
本発明の液体容器は、PBT樹脂単層の容器の場合、PBT
樹脂を溶融しパリソンにして押出し、これをブロー成形
法により成形することによって得られる。
又、多層ブロー成形品の場合は、PBT樹脂とポリオレ
フィン樹脂を溶融し、PBT樹脂層が最内層、ポリオレフ
ィン樹脂が最外層となるようにパリソンにして共押出
し、これをブロー成形法により成形することによって得
られる。
3層パリソンの場合は、2台の押出機を用い外層と内
層を形成する樹脂を一つの押出機から溶融押出した後、
一つのダイ内で環状に2つに分流して、内側の流れは内
層を、外側の流れは外層を形成するようにし、第2の押
出機からの溶融樹脂(接着性樹脂)を上記内層および外
層の間に中間層を形成するようにして合流して3層とし
た後、ダイ外へ共押出して3層構造のパリソンとし、こ
れを通常のブロー成形法によって成形品に形成する方法
である。
本発明においては、PBT樹脂、ポリオレフィン樹脂に
は適宜充填剤を添加することができる。添加される充填
剤は、目的に応じて繊維状、粉粒状、板状のものがあ
る。
繊維状充填剤としては、ガラス繊維、アスベスト繊
維、カーボン繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊
維、ジルコニア繊維、窒化硼素繊維、窒化硅素繊維、硼
素繊維、チタン酸カリ繊維、さらにステンレス、アルミ
ニウム、チタン、銅、真鍮等の金属の繊維状物などの無
機質繊維状物質があげられる。特に代表的な繊維状充填
剤はガラス繊維である。なおポリアミド、フッ素樹脂、
アクリル樹脂などの高融点有機質繊維状物質も使用する
ことができる。
一方、粉粒状充填物としてはカーボンブラック、シリ
カ、石英粉末、ガラスビーズ、ガラス粉、硅酸カルシウ
ム、硅酸アルミニウム、カオリン、タルク、クレー、珪
藻土、ウォラストナイトのごとき硅酸塩、酸化鉄、酸化
チタン、酸化亜鉛、アルミナのごとき金属の酸化物、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウムのごとき金属の炭酸
塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムのごとき金属の硫酸
塩、その他炭化硅素、窒化硅素、窒化硼素、各種金属粉
末が挙げられる。
又、板状充填剤としてはマイカ、ガラスフレーク、各
種の金属箔等が挙げられる。
これらの無機充填剤は一種又は二種以上併用すること
ができる。繊維状充填剤、特にガラス繊維と粒状および
/又は板状充填剤の併用は特に機械的強度と寸法精度、
電気的性質等を兼備する上で好ましい組み合わせであ
る。
これらの充填剤の使用にあたっては必要ならば収束剤
又は表面処理剤を使用することが望ましい。この例を示
せば、エポキシ系化合物、イソシアネート系化合物、チ
タネート系化合物、シラン系化合物等の官能性化合物で
ある。
又、PBT樹脂、ポリオレフィン樹脂には本発明の目的
を阻害しない範囲で少量の他の熱可塑性樹脂を補助的に
併用することができる。斯かる熱可塑性樹脂としては、
ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリアセタール、ポリサルホ
ン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリ
エーテルケトン、フッ素樹脂などをあげることができ
る。またこれらの熱可塑性樹脂は2種以上混合して使用
することもできる。
更に、本発明のPBT樹脂、ポリオレフィン樹脂には、
一般に熱可塑性樹脂に添加される公知の物質、すなわち
酸化防止剤や紫外線吸収剤等の安定剤、帯電防止剤、染
料や顔料等の着色剤、潤滑剤および結晶化促進剤、結晶
核剤等も要求性能に応じ適宜添加することができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1〜6、比較例1〜3 (ブロー成形性評価) 表−1に示すような物性を有する下記ポリマーA〜E
を用い、単層又は多層のブロー成形を行い、直径100mm
φ×高さ200mm、厚み3mmの4角柱状の容器を成形した。
この際、成形性(ドローダウン、均肉性、膜破れ)を目
視観察した結果を表−1に示す。
ポリマーA;PBT樹脂 ポリマーB;テレフタル酸:トリメリット酸のモル比を
99.8:0.2とした分岐PBT樹脂 ポリマーC;高密度ポリエチレン樹脂 ポリマーD;グリシジルメタクリル酸をグラフトした変
性ポリエチレン樹脂(接着性樹脂) ポリマーE;エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂 尚、評価に用いた測定法は次の通りである。
(1)PET樹脂のMIの測定法 ASTM D−1238により235℃、荷重2160gの条件で測定し
た。
(2)高密度ポリエチレン樹脂、エチレン−ビニルアル
コール共重合樹脂のMIの測定法 ASTM D−1238により190℃、荷重2160gの条件で測定し
た。
(3)溶融張力 (株)東洋精機製作所製のキャピログラフを用い、1m
mφの穴から溶融樹脂を10m/minで引張り、そのときの張
力をロードセルにて測定した。(4)パリソンのドロー
ダウン性 30mmφの円環状ダイから肉厚4mmのパリソンを200mm押
出して10秒後のパリソン長を測定し、210mm以内を微、2
10〜250mmを小、250mm以上を大とし、又、パリソンが自
重により切断、落下したものを激とした。
(5)均肉性 成形品をカットし、四角柱の各面及びその上部、中央
部、下部の厚みをマイクロメータで測定し、厚み比が10
%以内のものを良好、20%以内のものをほぼ良好、20%
を越えるものを不良とした。
(6)吹込時の膜破れ 成形時に、目視により膜破れが起こっているかで判定
した。
実施例7〜8、比較例4 (ポリマー臭評価試験1) 実施例1、4、比較例3により作成した単層容器の口
に鼻を近づけ臭いをかぎ、ポリマー臭の有無を評価し
た。
(ポリマー臭評価試験2) 実施例1、4、比較例3により作成した単層容器に90
℃の熱湯を注ぎ、アルミ箔で蓋をして1時間経過後に硬
質ガラス製ビーカーに移してからその味、臭いを評価し
た。
これら試験の結果を表−2に示す。尚、評価は10人の
パネラーにより、下記基準により判定した。
○;ポリマー臭又は不快な味を全く感じない △;ポリマー臭又は不快な味をやや感じる ×;ポリマー臭又は不快な味を強く感じる 実施例9〜10、比較例5 (強い臭いの雰囲気による内容物への影響評価) 実施例1、4、比較例3により作成した単層容器に80
℃の熱湯を注ぎ、アルミ箔で蓋をした。別途硬質ガラス
製ジャーレに臭いの強い食品を載せたものを用意し、デ
シケーター中に両者を並べてからデシケーターの蓋をし
て8時間放置した。熱湯を注いだだけで食品は入れない
容器をブランクとする。8時間経過後に容器中の熱湯が
冷めたものを硬質ガラス製ビーカーに移してからその
時、臭いをブランクと比較評価した。
これら試験の結果を表−3に示す。
○;ブランクと差がない ×;ブランクと比較してポリマー臭又は不快な味を感じ
実施例11〜12、比較例6 (内容物の容器への吸着の評価) 市販の100%天然オレンジジュースを硬質ガラス製蓋
付き広口瓶に200cc(4mgのd−リモネン含有)入れ、こ
の中に実施例1、4、比較例3により作成した容器より
切り取った1辺の長さ3cmのプレート5枚を浸漬し、冷
蔵庫に保存した。浸漬日数7日経過後にプレートを取り
出し、プレートに吸着したd−リモネンをエタノールに
て抽出後、ガスクロマトグラフィーにより定量した。5
枚のプレートの平均の吸着量を表−4に示す。
実施例13〜14、比較例7 (容器の保香性の評価) 実施例1、4、比較例3と同じ材質のポリマーより作
成した20μm厚み×10cm×10cmの袋に日本茶、コーヒー
を入れ、ヒートシールした後で密閉容器に保存した。密
閉容器を開封したしたときに臭いが感じられるまでの時
間を測定し、保香性の評価とした。
結果を表−5に示す。
〔発明の効果〕 本発明の液体容器は、ポリマー臭と呼ばれる臭いが無
く、水、茶、コーヒー、果汁等の内容物への臭いの移行
がないので、内容物本来の味、香りを損なうことがな
い。又、臭気に対するバリヤー性にも優れているので、
この容器に水、茶、コーヒー、果汁等を充填後、タクア
ン漬、朝鮮漬等の漬物類、焼き魚、ニンニク等の臭いの
強い食品と一緒にリュックサック、カバン等に保管した
後でも容器の内容物の味、香りを損なうことがない。更
に、オレンジ果汁の香りの主成分であるd−リモネン等
の香気成分、茶、コーヒー等の香気成分の吸着が少ない
ので、これらの内容物を充填し使用した後でも容器を洗
浄後に他の内容物を充填した際、容器に残っていた前の
内容物の臭いが後の内容物に移り、その味、香りを損な
うこともない。よって本発明の液体容器は、水筒、食品
保存用その他の容器に好適に利用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 23:00 67:00 B29L 22:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 49/00 - 49/80 B65D 1/00 B32B 27/32,27/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ASTM D−1238により235℃、荷重2160gで測
    定したメルトインデックスが2.0以下で、且つ融点+10
    ℃の温度で測定した溶融張力が3g以上のポリブチレンテ
    レフタレートを主体とする樹脂をブロー成形してなる単
    層液体充填用容器。
  2. 【請求項2】ASTM D−1238により235℃、荷重2160gで測
    定したメルトインデックスが2.0以下で、且つ融点+10
    ℃の温度で測定した溶融張力が3g以上のポリブチレンテ
    レフタレートを主体とする樹脂が最内層となり、ASTM D
    −1238により190℃、荷重2160gで測定したメルトインデ
    ックスが2.0以下のポリオレフィン樹脂が最外層となる
    ようにブロー成形してなる多層液体充填用容器。
  3. 【請求項3】ASTM D−1238により235℃、荷重2160gで測
    定したメルトインデックスが2.0以下で、且つ融点+10
    ℃の温度で測定した溶融張力が3g以上のポリブチレンテ
    レフタレート主体とする樹脂が最内層となり、ASTM D−
    1238により190℃、荷重2160gで測定したメルトインデッ
    クスが2.0以下のポリオレフィン樹脂が最外層となり、
    接着性樹脂が中間層となるようにブロー成形してなる多
    層液体充填用容器。
  4. 【請求項4】ポリオレフィン樹脂がポリエチレン樹脂又
    はポリプロピレン樹脂である請求項2又は3記載の多層
    液体充填用容器。
  5. 【請求項5】容器が水筒である請求項1〜4の何れか1
    項記載の液体充填用容器。
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