JP2895897B2 - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロータに備えた一対のアームレバーの間に
亘って線材で成るベールを備えて成るスピニングリール
に関し、詳しくは、ロータの回転軸芯から偏位した位置
にベールが配置されていることに起因する重量バランス
から、ロータの回転時に生ずる振動を抑制するための技
術に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、上記した振動を抑制するための技術として、ロ
ータの回転軸芯を挟んで、ベール配置側と対向する位置
の側のロータにバランスウェイトを取付けたものが存在
する(参考文献記載せず)。
〔発明が解決しようとする課題〕
又、前述のようにロータにバランスウェイトを取付け
ることを考えるに、ロータの外周部の径は、ロータの回
転半径と比較して小さいため、ベールと均衡するようバ
ランスウェイトを取付けようとすると、バランスウェイ
トの重量が大きくなることから、リールを重量化させる
という不都合を生ずるものとなる。
又、ロータにバランスウェイトを取付ける構造ではリ
ールの製造時において取付けのための手間が掛かるばか
りで無く、ロータの外面に取付ける場合には、釣り糸と
の接触を抑制し得る形状に成形し、又、ロータの内部に
取付ける場合には、ロータ内にバランスウェイトの回動
を許す空間を確保する等、設計に変更を要することも考
えられる。
本考案の目的は合理的な改造により、ロータの回転時
の振動とベールのアームレバーに対する取付強度の低下
を、できるだけ抑制し得る構造を無理なく構成する点に
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本第1発明の特徴構成は、ベールの線材径の値を0.7m
mから1.7mmの範囲に設定するとともに、前記ベールの端
部をホルダーで保持し、このホルダーを前記アームレバ
ーに嵌着してある点にあり、 本第2発明の特徴構成は、前記ベールに鋼製の線材を
用いて成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通り
である。
〔作用〕
(第1発明) 従来からのスピニングリールではベール
の線材径の値を略2mmに設定してあり、本第1発明のよ
うに線材径の値を0.7mmから1.7mmの範囲内に設定する
と、ベールの重量を軽減できることになる。
又、ベールに鋼製の線材を用いたものでは、線材径の
値が0.7mmより小さい場合には強度が不足することから
ベールに変形を生じ易く、又、線材径の値が1.7mmより
大きい場合には、重量のバランスから振動を生じ易くな
ることが実験により確認されている。
そして、ベールの端部をアームレバーに取り付ける
に、両者の間にホルダーを介在させて、ベールの端部を
ホルダーに保持させた状態でそのホルダーをアームレバ
ーに嵌着している。したがって、ベールの端部はホルダ
ーの断面径を持ってアームレバーに取り付けていること
になり、ベールに作用する荷重によってベール端部で最
大になる曲げモーメントに対しても、ホルダーで対抗で
きることになり、ベールの細径化を図ったものであって
も、ベールのアームレバーに対する取り付け強度の低下
を抑えることができる。
しかも、このホルダーはアームレバーに嵌着されるも
のである為に、ベールを釣り糸巻き取り姿勢に設定して
も、ホルダーの位置はアームレバーに嵌着されているの
で、ロータに対する位置変動はなく、したがって、ベー
ルが大径化した場合のようなバランスの崩れを招くこと
はない。
(第2発明) ベールに鋼製の線材を用いたものでは、
ベールに釣り糸の張力が作用して弾性変形する場合で
も、その変形には弾性復元力が作用するので、釣り糸の
張力が大きくともベールを大きく弾性変形させることが
無く、しかも、張力が取除かれた際には、ベールを元の
形状に復帰させることになる。
〔発明の効果〕
従って、ベールの線材径の設定という極めて簡単な改
造により、ロータの回転時には振動を生じ難い構造が、
手間を掛けずに製作でき、しかも、ベールの機能を損な
うことなく、取付強度の低下を招かずに構成されたので
ある。
〔実施例〕
第1図に示すように、リール本体(1)の前部にスプ
ール(2)、及び、ロータ(3)を配置すると共に、こ
のロータ(3)の一対のアーム部(3A),(3A)夫々に
設けたアームレバー(4),(5)の間に亘って線材で
成るベール(6)を備え、リール本体(1)の側部にロ
ータ(3)を回動操作するハンドル(7)を備えてスピ
ニングリールを構成する。
このリールではベール(6)にステンレス鋼材を用い
ると共に、その線材径の値を1mmという比較的小さい値
に設定することで、ロータ(3)にバランサを取付ける
こと無くロータ(3)の回転時の振動の発生を抑制して
あり、又、このベール(6)は次のように取付けられて
いる。
つまり、第1図及び第6図に示すように、この側のア
ームレバー(4)はロータ(3)のアーム部(3A)に対
して支軸(8)周りで揺動自在に支承され、ベール
(6)の一方の端部を抱き込む状態で保持するホルダ
(9)をこのアームレバー(4)に圧入嵌着してある。
又、第2図及び第3図に示すように、この側のアーム
レバー(5)はロータ(3)のアーム部(3A)に対して
支軸(10)周りで揺動自在に支承され、このアームレバ
ー(5)に支持されたラインローラ(11)の遊端側に配
置された保持部材(12)にホルダ(9)を介してベール
(6)の他方の端部を圧入嵌着してある。
又、この側のアーム部(3A)には、アームレバー
(5)に形成された突起部(5a)に接当してベール
(6)を開放姿勢に切換操作するトリガー(13)を、軸
芯(P)周りで揺動自在に支持してあり、更に、このア
ーム部(3A)の内部には、ベール(6)を開放姿勢と巻
取り姿勢との夫々の姿勢で保持するため、圧縮バネ
(S)を有したトッグル機構(14)、及び、ベール
(6)を開放姿勢に設定した状態でロータ(3)が回転
操作された際にベール(6)を巻き取り姿勢に復元操作
するリンク機構(15)夫々を内装してあり、このリンク
機構(15)はロータ(3)の回転時に第4図に示すリー
ル本体(1)の側のカム部(1a)との接触で、アームレ
バー(5)に復元操作力を作用させるよう構成されてい
る。
〔別実施例〕
本発明は上記実施例以外に例えば、ベールの線材の素
材が樹脂であっても良く、又、形状記憶金属であっても
良い。
又、ベールに塗膜を形成する、あるいは、チューブ材
で被覆することによりベールの保護を図ると同時に釣り
糸の滑りを良くする等、様々に実施可能である。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るスピニングリールの実施例を示し、
第1図は該リールの全体側面図、第2図はベールを巻き
取り姿勢に設定した状態でトリガー等を表す図、第3図
はベールを解放姿勢に設定した状態でトリガー等を表す
図、第4図はベールの復元操作系を表す縦断面図、第5
図はラインローラ等の断面図、第6図はアームレバーの
断面図である。 (3)……ロータ、(4),(5)……アームレバー、
(6)……ベール、(7)……ハンドル。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータ(3)に備えた一対のアームレバー
    (4),(5)の間に亘って線材で成るベール(6)を
    備えて成るスピニングリールであって、 ベール(6)の線材径の値を0.7mmから1.7mmの範囲に設
    定するとともに、前記ベール(6)の端部をホルダー
    (9)で保持し、このホルダー(9)を前記アームレバ
    ー(4),(5)に嵌着してあるスピニングリール。
  2. 【請求項2】前記ベール(6)に鋼製の線材を用いて成
    る請求項1記載のスピニングリール。
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