JP2894258B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP2894258B2
JP2894258B2 JP26965895A JP26965895A JP2894258B2 JP 2894258 B2 JP2894258 B2 JP 2894258B2 JP 26965895 A JP26965895 A JP 26965895A JP 26965895 A JP26965895 A JP 26965895A JP 2894258 B2 JP2894258 B2 JP 2894258B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品等の被加熱物を
熱風により加熱する加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加熱装置としては特開平
4ー122号公報に示すものが一般的であった。以下、
その構成について図8を参照しながら説明する。図8に
示すように、被加熱物1を収納する加熱室2と、被加熱
物1を載置する載置台3と、高周波を放射する高周波発
振器4と、高周波発振器4を冷却する冷却ファン5と、
加熱室2の上壁に設けた開口部6と、冷却ファン5によ
る風を開口部6を介して加熱室2内に導く通風路7と、
通風路7内に位置し加熱室2の室外上部に設けた電熱ヒ
ータ8と、電熱ヒータ8の上部に位置し、通風口9を有
する反射板10とからなる構成であった。
【0003】上記構成において、電熱ヒータ8により発
生した赤外線は加熱室2の上壁に設けられた開口部6よ
り加熱室2内へ照射される。冷却ファン5による風は高
周波発振器4を冷却後、通風路7を通って導かれ、反射
板10の通風口9より入り、電熱ヒータ8と反射板10
の間を流れ電熱ヒータ8によって加熱され、熱風となっ
た後開口部6から加熱室2内に入る。したがって、被加
熱物1はグリル調理時においては、電熱ヒータから照射
される赤外線と熱風により加熱される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、加熱室に送られた熱風が加熱室を循環し
て、加熱室の雰囲気温度を上昇させて、被加熱物を加熱
しているので、被加熱物に効率良く熱を伝えることがで
きなかった。特に、ハンバーグやステーキ等、被加熱物
の表面に焦げ目層を形成するグリル調理の場合、焦げ目
層の形成に時間がかかり、焦げ目層が形成されるまでに
被加熱物内部のうま味がぬけ、パサパサになっておいし
くないという問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、被加
熱物を効率よく加熱して、被加熱物の表面に焦げ目層を
早く形成すると共に焦げ目層の形成を制御することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために下記構成としている。
【0007】すなわち、被加熱物を収納する加熱室と、
加熱室内に空気を送風する送風機と、空気を主に加熱す
る加熱手段と、加熱室に設け前記空気の送風方向を変化
させるモータにより回転駆動される複数の風向切り換え
器と、送風機の送風量と加熱手段の加熱量複数の風向
切り換え器の回転角度を制御する制御部とを有する構成
とした。この構成により送風機から送風した空気は加熱
手段により加熱され熱風となって加熱室内に送風され
る。制御部は、送風機を制御して空気の送風量を変え
る。また、制御部は加熱手段を制御して送風された空気
の加熱量を変える。
【0008】また、制御部はモータにより回転駆動され
る複数の風向切り換え器の回転角度を制御して被加熱物
に効率よく熱風が当たるように風向を切り換える。した
がって、所望の温度の熱風を発生させ、被加熱物に効率
よく熱風を当てることができ、被加熱物の表面に焦げ目
層を早く形成することができ、被加熱物内部のうま味を
逃さず、おいしい被加熱物を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1にかかる加熱装置は、
加熱物を収納する加熱室と、加熱室内に空気を送風する
送風機と、空気を主に加熱する加熱手段と、加熱室に設
け前記空気の送風方向を変化させるモータにより回転駆
動される複数の風向切り換え器と、送風機の送風量と加
熱手段の加熱量複数の風向切り換え器の回転角度を制
御する制御部とを有する構成とした。
【0010】そして送風機から送風した空気は加熱手段
により加熱され熱風となって加熱室内に送風される。制
御部は、送風機を制御して空気の送風量を変える。ま
た、制御部は加熱手段を制御して送風された空気の加熱
量を変える。また、制御部はモータにより回転駆動され
る複数の風向切り換え器の回転角度を制御して被加熱物
に効率よく熱風が当たるように風向を切り換える。した
がって、所望の温度の熱風を発生させ、被加熱物に効率
よく熱風を当てることができ、被加熱物の表面に焦げ目
層を早く形成することができ、被加熱物内部のうま味を
逃さず、おいしい被加熱物を提供することができる。
【0011】また、請求項2にかかる加熱装置の加熱手
段は高周波を放射する高周波発振器と、高周波発振器か
ら放射される高周波を伝送する導波管と、導波管内に設
け前記高周波により発熱する吸収体とからなり、前記吸
収体により空気を主に加熱する構成とした。
【0012】そして、導波管内に設けた吸収体は高周波
発振器から放射された高周波を吸収して短時間で高温に
発熱し、この発熱した吸収体により空気が加熱されるの
で、熱風を瞬間的に発生させ、被加熱物に効率よく当て
ることができるので、より早く被加熱物の表面に焦げ目
層を形成することができ、被加熱物内部のうま味を逃さ
ず、おいしい被加熱物を提供することができる。
【0013】また、請求項3にかかる加熱装置は被加
物の加熱メニューを選択するメニュー選択手段を有し、
制御部は前記メニュー選択手段の信号に基づき複数の風
向切り換え器の回転角度を制御する構成とした。
【0014】そして、制御部はメニュー選択手段により
選択された加熱メニューに応じて、複数の風向切り換え
の回転角度を制御して、加熱室内に送られる熱風の風
向を制御するので加熱メニューに応じた良好な加熱を実
行することができる。
【0015】また、請求項4にかかる加熱装置は被加
物の加熱状態を検知する検知手段を有し、制御部は前記
検知手段の信号に基づき送風機の送風量と加熱手段の加
熱量と複数の風向切り換え器の回転角度を制する構成
とした。
【0016】そして、制御部は被加熱物の加熱状態を検
知する検知手段の信号に基づいて、送風機の送風量と加
熱手段の加熱量と複数の風向切り換え器の回転角度を制
御するので、良好な加熱を実行することができる。
【0017】また、請求項5にかかる加熱装置は被加熱
物を収納する加熱室と、加熱室の壁面に設けた開口部
と、開口部を介して空気を加熱室内に送風する送風機
と、前記空気を加熱する加熱手段と、開口部に設け前記
空気の送風方向を変化させる風向切り換え器と、送風機
及び加熱手段が動作していない時に開口部を閉塞するよ
うに風向切り換え器を可動制御する制御部とからなる構
成とした。
【0018】そして、制御部は送風機及び加熱手段が動
作していない時には風向切り換え器を可動制御して、加
熱室に設けた開口部を閉塞するので、加熱された被加熱
物から発生した煙や蒸気が、開口部を通って加熱手段に
行くのを防ぐことができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0020】(実施例1) 図1は本発明の一実施例の加熱装置の構成図であり、図
2は同加熱装置の風向切り換え器の構成図で、加熱室の
上方から見た図である。図において、11は被加熱物、
12は被加熱物11を収納する加熱室、13は被加熱物
11を載置する載置台、14は加熱室12の室外上部に
設け、被加熱物を加熱する加熱手段である電熱ヒータ、
15は電熱ヒータ14の上部に位置し、通風口16を有
する反射板、17は加熱手段である電熱ヒータ14によ
って加熱された空気を加熱室12内に送風する送風機、
18は送風機17により送風される空気を加熱室12内
に導く通風路、19は加熱室12の上壁に設けた開口
部、20は加熱室12に設け、加熱室12内に送る熱風
の風向きを変化させる2枚の風向切り換え器、21は加
熱手段である電熱ヒータ14の加熱量と送風機17の送
風量と2枚の風向切り換え器20の回転角度を制御する
制御部であり、22は2枚の風向切り換え器20を動か
すモータである。
【0021】上記構成において、被加熱物11を載置台
13に載置して、加熱室12に収納し、操作部(図示せ
ず)より加熱開始信号を入力する。制御部21は加熱開
始信号を受けて電熱ヒータ14を作動し、送風機17を
作動させる。電熱ヒータ14により発生した赤外線は加
熱室12の上壁に設けられた開口部19より加熱室12
内へ照射される。送風機17により送風された空気は通
風路18、反射板15の通風口16を通って、加熱手段
である電熱ヒータ14と反射板15の間を流れ電熱ヒー
タ14によって加熱され、熱風となった後開口部19か
ら加熱室12に導かれる。
【0022】なお、制御部21は、加熱手段である電熱
ヒータ14への供給電力を時間的に制御して空気の加熱
量を変化させたり、送風機17の駆動電源を制御して送
風量を変化させることにより、所望の温度の熱風を発生
させることができる。
【0023】また、図2に示すように、制御部21はモ
ータ22を駆動させて風向切り換え器20の回転角度を
変え、被加熱物11に効率よく熱風が当たるように熱風
の風向きを制御している。この制御により被加熱物11
に直接熱風を吹き付けることができる。
【0024】なお、被加熱物11を加熱した空気は加熱
室12に設けた換気口(図示せず)通して加熱室12の
外へ排出される。また、この排出された空気を通風路1
8に導き還流させる構成とすることにより、より高温の
熱風を加熱室12内に送風させることもできる。
【0025】したがって、本発明の一実施例によれば、
制御部21が送風機17の送風量と加熱手段14の加熱
量を制御して所望の温度の熱風を発生させ、モータ22
により回転駆動される2枚の風向切り換え器20の回転
角度を制御して被加熱物11に効率よく直接熱風を吹き
付けることができるので、被加熱物11の表面に焦げ目
層を早く形成する事ができ、例えばハンバーグ等の被加
熱物の場合、その内部のうま味を逃さず、おいしい被加
熱物を提供することができる。
【0026】(実施例2) 図3は本発明の他の実施例における加熱装置の構成図で
あり、加熱手段として高周波発振器を用いた場合であ
る。図において、23は高周波を放射する高周波発振
器、24は高周波発振器23が放射した高周波を加熱室
12に導く導波管、25は高周波を吸収し発熱する吸収
体である。
【0027】上記構成において、被加熱物11を載置台
13に載置して、加熱室12に収納し、操作部(図示せ
ず)より加熱開始信号を入力する。入力した加熱開始信
号を受けて制御部21は高周波発振器23を作動し、ま
た、送風機17を作動させる。高周波発振器23から放
射された高周波は導波管24を介して吸収体25に収さ
れる。吸収体25は高周波を吸収して発熱する。送風機
17から送風された空気は加熱手段の構成要素であるこ
の吸収体25を通過する時に加熱され熱風となって開口
部19から加熱室12内に送られる。また、制御部21
は加熱室12に設けたモータ22により回転駆動される
2枚の風向切り換え器20の回転角度を制御し、被加熱
物11に直接熱風を吹き付ける。
【0028】なお、制御部21は、高周波発振器23の
出力、送風17の送風量を制御して、所望の温度の熱
風を発生させることができる。
【0029】なお、加熱手段の構成要素である吸収体2
5は、隙間を有する層状構造やハニカム状構造等、送風
機17によって送られる空気が容易に通過できる構成と
している。
【0030】したがって本発明の他の実施例によれば、
吸収体25が高周波を吸収して短時間で高温に発熱し、
送風機17によって加熱室12に高温の熱風が即座に送
られる。また、加熱室12に設けた2枚の風向切り換え
器20が、被加熱物11に効率よく熱風が当たるように
風向きを切り換えるので、加熱時間をさらに短縮するこ
とができ、おいしい被加熱物を提供することができる。
【0031】(実施例3) 図4は本発明の他の実施例における高周波加熱装置の導
波管の構成図である。
【0032】図4において、23は高周波を放射する高
周波発振器、24は高周波発振器23が放射した高周波
を伝送する導波管、25は導波管24内で高周波電界の
強い位置に置いて高周波を効率よく吸収し発熱する吸収
体である。
【0033】上記構成において、導波管24内を伝送す
る高周波の伝搬波長をλgとするとλgは次式で表され
る。
【0034】
【数1】
【0035】例えば高周波発振器23が放射する高周波
の周波数fがf=2.45GHzのとき波長λはλ=122m
mであり、λgは導波管24内の高周波伝送方向に垂直
な方向の導波管寸法aをa=80mmとすれば、λg=188
mmとなる。
【0036】図4に示すように導波管内の高周波電界は
λg/2ごとに強くなるので、この高周波電界の強い位置
に吸収体25をおくことにより加熱手段の構成要素であ
る吸収体の加熱能力は最大限となるので、発熱能力が高
くなる。
【0037】(実施例4) 図5は本発明の他の実施例における加熱装置の構成図で
ある。図5において、上述の実施例と相違する点は、被
加熱物11の加熱メニューを選択するメニュー選択手段
26を備えたことである。
【0038】上記構成において、被加熱物11を載置台
13に載置して、加熱室12に収納し、メニュー選択手
段26の加熱メニュー群より所望の被加熱物11の加熱
メニューを選択して入力する。制御部21はメニュー選
択手段26より選択された加熱メニューに基づいて電熱
ヒータ14、送風機17あるいは2枚の風向切り換え器
20を制御する。例えば、ケーキ等を焼く場合において
は、制御部21はモータ22により回転駆動される2枚
風向切り換え器20を図中実線で示すように加熱室1
2の上壁側に回転駆動制御することによって、加熱室1
2の広範囲に熱風を分散させ、また、ハンバーグ等を加
熱する場合においては、2枚の風向切り換え器20を図
中破線で示すように回転駆動制御することにより、熱風
集中させて被加熱物11に直接吹き付けて加熱する。
【0039】なお、2枚の風向切り換え器20の制御
は、被加熱物11の加熱中に連続して風向切り換え器を
動かし風向きを切り換えても良い。
【0040】したがって、制御部21はメニュー選択手
段26により選択された加熱メニューに応じてモータ2
2により回転駆動される2枚の風向切り換え器20の回
転角度を変え、加熱室内に送られる熱風の風向を自動で
制御するので、加熱メニューに応じた良好な加熱を実行
することができる。
【0041】(実施例5) 図6は本発明の他の実施例における加熱装置の構成図で
ある。図において、上述の実施例と相違する点は、被加
熱物11の加熱状態を検知する検知手段27を備えたこ
とである。制御部21は検知手段27の信号に基づいて
送風機17の送風量と加熱手段である電熱ヒータ14の
加熱量とモータ22により回転駆動される2枚の風向切
り換え器20の回転角度を制御する。
【0042】上記構成において、被加熱物11を載置台
13に載置して、加熱室12に収納し、被加熱物11の
加熱を開始する。検知手段27は被加熱物11の加熱状
態を検知し、制御部21は、その検知信号に基づいて送
風機17の送風量と電熱ヒータ14の加熱量と2枚の風
向切り換え器20の回転角度を制御する。
【0043】検知手段27として、例えば、被加熱物1
1の温度を検出する温度センサを用いた場合、制御部2
1は、温度センサの信号を受けて、被加熱物11の温度
の低い箇所に高温の熱風が集中して当たるように送風機
17の送風量と電熱ヒータ14の加熱量と2枚の風向切
り換え器20の回転角度を制御するので、被加熱物を均
一に加熱することができ、被加熱物の加熱状態に応じて
適切な加熱を行うことができる。
【0044】したがって、本実施例の加熱装置によれ
ば、制御部21は被加熱物11の加熱状態を検知する検
知手段27の信号に基づいて送風機17の送風量と加熱
手段である電熱ヒータ14の加熱量とモータ22により
回転駆動される2枚の風向切り換え器20の回転角度を
制御するので、被加熱物11の加熱状態に応じて、自動
で火力調節を行いながら効率よく加熱することができ
る。
【0045】なお、被加熱物11の加熱状態を検知する
検知手段27としては、被加熱物11から発生する蒸気
を検知する蒸気センサや、被加熱物11の焦げ目を検知
する焦げ目センサ(例えば光の反射率を用いる)等を用
いることもできる。
【0046】(実施例6) 図7は本発明の他の実施例における高周波加熱装置の構
成図である。図において上述の各実施例と相違する点
は、制御部21により風向切り換え器20を制御して開
口部19を閉塞することである。
【0047】上記構成において、制御部21は、送風機
17及び加熱手段である電熱ヒータ14の動作を制御す
る。これら送風機及び電熱ヒータの動作が停止状態の時
に制御部21は開口部19を閉塞するように風向切り換
え器20を可動制御する。
【0048】したがって、被加熱物を加熱室内に収納す
る場合に開口部19は閉塞された状態であり、加熱中に
開口部19が開放され加熱終了後は再び閉塞される。こ
の構成により、加熱された被加熱物11から発生する煙
や蒸気が、加熱終了後、開口部19を通って通風路18
にまで行くのを防ぐことができ、加熱手段(電熱ヒータ
14や吸収体)の寿命を長くすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱装置は
以下の効果を有する。
【0050】(1)請求項1にかかる加熱装置によれ
ば、制御部が送風機の送風量と加熱手段の加熱量とモー
タにより回転駆動される複数の風向切り換え器の回転角
度を制御することにより、所望の温度の熱風を発生さ
せ、被加熱物に効率よく熱風を吹き付けることができる
ので、被加熱物の表面に焦げ目層を早く形成することが
でき、被加熱物内部のうま味を逃さず、おいしい被加熱
物を提供することができる。
【0051】(2)請求項2にかかる加熱装置によれ
ば、導波管内に設けた吸収体が高周波発振器から放射さ
れた高周波を吸収して短時間に高温に発熱し、この吸収
体によって熱風を瞬間的に発生させ、被加熱物に効率よ
く当てることができるので、より早く被加熱物の表面に
焦げ目層を形成することができ、被加熱物内部のうま味
を逃さず、おいしい被加熱物を提供することができる。
【0052】(3)請求項3にかかる加熱装置によれ
ば、制御部はメニュー選択手段によって選択された加熱
メニューに基づいて、複数の風向切り換え器を制御し
て、加熱室内に送られる熱風の風向を変化させるので、
被加熱物の加熱方法の幅を広げ、加熱メニューに応じた
良好な加熱を実行することができる。
【0053】(4)請求項4にかかる加熱装置によれ
ば、制御部は被加熱物の加熱状態を検知する検知手段の
信号に基づいて、送風機の送風量と加熱手段の加熱量と
複数の風向切り換え器の回転角度を制御するので、被加
熱物の加熱状態に応じて、自動で火力調節を行いながら
良好な加熱を実行することができ、さらに使い勝手がよ
くなる。
【0054】(5)請求項5にかかる加熱装置によれ
ば、制御部は風向切り換え器を制御し開口部を閉鎖する
ので、加熱された被加熱物から発生した煙や蒸気が、開
口部を通って通風路内の加熱手段まで行くのを防ぐこと
ができ、加熱手段の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における加熱装置の構成
【図2】同加熱装置の風向切り換え器の構成図
【図3】本発明の他の実施の形態における加熱装置の構
成図
【図4】同加熱装置の加熱手段の配設構成図
【図5】本発明の他の実施の形態における加熱装置の構
成図
【図6】本発明の他の実施の形態における加熱装置の構
成図
【図7】本発明の他の実施の形態における加熱装置の構
成図
【図8】従来の加熱装置の構成図
【符号の説明】
11 被加熱物 12 加熱室 14 電熱ヒータ(加熱手段) 17 送風機 19 開口部 20 風向切り換え器 21 制御部 23 高周波発振器 24 導波管 25 吸収体(加熱手段) 26 メニュー選択手段 27 検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−139741(JP,A) 特開 昭55−162543(JP,A) 特開 昭54−146172(JP,A) 特開 昭61−121286(JP,A) 特開 平7−19491(JP,A) 実開 昭58−167802(JP,U) 特公 昭41−7143(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 1/02 310

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
    室内に空気を送風する送風機と、前記空気を主に加熱す
    る加熱手段と、前記加熱室に設け前記空気の送風方向を
    変化させるモータにより回転駆動される複数の風向切り
    換え器と、前記送風機の送風量と前記加熱手段の加熱量
    と前記複数の風向切り換え器の回転角度を制御する制御
    部とを有する加熱装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段は高周波を放射する高周波発振
    器と、前記高周波発振器から放射される高周波を伝送す
    る導波管と、前記導波管内に設け前記高周波により発熱
    する吸収体とからなり、前記吸収体により空気を主に加
    熱する請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 被加熱物の加熱メニューを選択するメニ
    ュー選択手段を有し、制御部は前記メニュー選択手段の
    信号に基づき複数の風向切り換え器の回転角度を制御
    る請求項1または2記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 被加熱物の加熱状態を検知する検知手段
    を有し、制御部は前記検知手段の信号に基づき送風機の
    送風量と加熱段の加熱量と複数の風向切り換え器の回
    転角度を制御する請求項1または2記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
    室の壁面に設けた開口部と、前記開口部を介して空気を
    前記加熱室内に送風する送風機と、前記空気を主に加熱
    する加熱手段と、前記開口部に設け前記空気の送風方向
    を変化させる風向切り換え器と、前記送風機及び前記加
    熱手段が動作していない時に前記開口部を前記風向切り
    換え器で閉塞するように風向切り換え器を可動制御する
    制御部とからなる加熱装置。
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