JP2891699B1 - ベッド - Google Patents

ベッド

Info

Publication number
JP2891699B1
JP2891699B1 JP15031798A JP15031798A JP2891699B1 JP 2891699 B1 JP2891699 B1 JP 2891699B1 JP 15031798 A JP15031798 A JP 15031798A JP 15031798 A JP15031798 A JP 15031798A JP 2891699 B1 JP2891699 B1 JP 2891699B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
expansion
movable
rotating body
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15031798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11235251A (ja
Inventor
和雄 竹田
健一 稲垣
Original Assignee
株式会社丸八真綿
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社丸八真綿 filed Critical 株式会社丸八真綿
Priority to JP15031798A priority Critical patent/JP2891699B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2891699B1 publication Critical patent/JP2891699B1/ja
Publication of JPH11235251A publication Critical patent/JPH11235251A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 必要に応じて幅や長さを変化させることがで
きるベッドを提供する。 【解決手段】 このベッドは、その幅を拡張できるもの
であり、箱状のベッド本体10と、このベッド本体10
の側方でかつ外側に配置された回動体20と、回動体2
0の外側に配置された可動体40とを備えている。ベッ
ド本体10に対して、可動体40を矢印で示すように外
側方向に移動させると、ダンパ30の押出し力により、
回動体20が上方に回動する。回動体20の回動は、回
動体20が当接部41に当接することにより停止し、こ
こで、可動体40を反矢印方向に若干移動させると、回
動体20は、可動体40の支持部42によって支持さ
れ、水平状態となる。回動体20の上面を利用すること
により、幅の広いベッドとして使用できる。上記の操作
と逆の操作、すなわち、回動体20を下降させ、また、
可動体40を内側方向に移動させると、幅の狭いベッド
として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝具としてのベッ
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ベッドの幅や長さは固定されてい
るのが通常である。幅や長さが固定されているベッドの
場合には、予め大きいものを購入しておくと必要時以外
は空間の利用効率が悪くなり、一方、小さいものを購入
しておくと、特別の必要が生じた時には、その必要に対
応ができないという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事情
に鑑みてなされたもので、必要に応じて幅や長さを変化
させることができる使い勝手のよいベッドを提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の請求項1に係わるベッドは、ベッド本体と、
このベッド本体の側方でかつ外側に配置された回動体
と、前記回動体の外側に配置された可動体とを備えてお
り、前記回動体は、前記ベッド本体に対して、自由端部
が上下動するように正逆方向に回動可能に取り付けられ
ており、かつ、前記回動体は、その自由端が上昇した状
態において、前記回動体の上面と前記ベッド本体の上面
とがほぼ同じ平面上に位置するように配置されており、
前記可動体は、前記ベッド本体に対して離間および接近
可能な構成となっており、かつ、前記可動体は、前記回
動体が上昇位置にあるときにその自由端部に当接するこ
とにより、前記回動体の下降を阻止するための支持部を
備えていることを特徴とするものである。
【0005】このヘッドでは、先ず、可動体をベッド本
体とは離れる方向(すなわち外側)に移動させた後、回
動体を回動させて、その自由端を上昇させて、回動体の
上面とベッド本体の上面とをほぼ同じ平面上に位置させ
る。これにより、ベッド本体には回動体が並設されてそ
れらの合計面積が広くなる。次いで、可動体をベッド本
体側に若干移動させて、その支持部で回動体を前記上昇
位置に保持する。
【0006】請求項2に係わるベッドは、前記回動体の
自由端部近傍に取っ手が設けられているものである。こ
れにより、取っ手を持って回動体を容易に回動させるこ
とができる。
【0007】請求項3に係わるベッドは、前記回動体を
押し上げて回動させるための移動機構を備えているもの
である。これにより、可動体を外側に移動させることに
よって、回動体が移動機構の押上げ力により上昇する。
【0008】請求項4に係わるベッドは、可動体は、前
記移動機構から前記回動体に加えられる押上げ力に抗し
て前記回動体の自由端の上昇を停止させる当接部を備え
ていることができる構成となっているものである。これ
により、上昇した回動体を規定位置に容易に停止させる
ことができる。
【0009】請求項5に係わるベッドは、前記ベッド本
体は、前記可動体の移動を案内する案内機構を備えてい
るものである。これにより、可動体の移動が滑らかに行
われる。
【0010】請求項6に係わるベッドは、前記回動体お
よび前記可動体は、前記ベッドの両側にそれぞれ配置さ
れているものである。これにより、ベッドの幅または長
さの拡大量を大きくすることができる。
【0011】請求項7に係わるベッドは、前記移動機構
は、押出し力のあるダンパであることを特徴とするもの
である。これにより、可動体の移動に伴って回動体を滑
らかに上昇させることができる。
【0012】請求項8に係わるベッドは、前記押出し力
のあるダンパの一端は、前記ベッド本体に回動可能なよ
うに取り付けられ、前記押出し力のあるダンパの他端
は、前記回動体に回動可能なように取り付けられている
ことを特徴とするものである。これいより、回動体を一
層滑らかに上昇させることができる。
【0013】請求項9に係わるベッドは、前記可動体の
下端は、床面に接地できる位置まで延長させられている
ことを特徴とするものである。これにより、使用者の体
重をベッド本体の他に可動体によっても支持することが
できる。
【0014】請求項10に係わるベッドは、前記支持部
は、前記可動体から前記ベッド本体側の方向あるいは反
対方向に向けて突出されていることを特徴とするもので
ある。これにより、支持部の上面で可動体を支持でき
る。
【0015】請求項11に係わるベッドは、天板を備え
たベッド本体と、このベッド本体の上端部外方に、自身
の自由端部が上下動するように正逆方向に回動可能に取
り付けられ、かつ水平状態にあるときに自身の上面が前
記天板の上面とほぼ同じ平面上に位置する拡張用天板
と、前記ベッド本体の外側に、その幅方向に移動自在に
設けられ、かつ前記ベッド本体に最接近する最接近位置
と最離間位置との間の拡張位置にあるときに、水平状態
にある前記拡張用天板を支持するための拡張用天板支持
体と、前記拡張用天板支持体の前記最接近位置から前記
最離間位置への移動に連動して、最下降位置にある前記
拡張用天板を上方へ回動させてほぼ水平状態とする連動
機構と、を備えていることを特徴とするものである。
【0016】この請求項11の発明においては、ベッド
を拡張する際には、先ず、拡張用天板支持体をベッド本
体より遠ざけて最離間位置まで移動させると、連動機構
により拡張用天板が上方へ回動してほぼ水平状態とな
り、その上面がベッド本体の天板の上面とほぼ同一レベ
ルになる。この後、拡張用天板支持体をベッド本体に近
づく方向に若干移動させて拡張位置に設定する。ここ
で、前記拡張用天板の自由端部を前記拡張用天板支持体
の上端に載せて支持する。以上のようにして、ベッド本
体の天板と拡張用天板とにより天板全体の面積を増加さ
せてベッドを拡張できる。しかも、拡張用天板支持体の
移動と拡張用天板の回動とを連動させることにより、こ
れらを個別に移動させる形態のものと比較して、上記し
たベッド拡張作業やベッド縮小作業が容易となる。さら
に、拡張用天板支持体が最接近位置から最離間位置に移
動する際にのみ、拡張用天板支持体と拡張用天板とが連
動し、拡張用天板支持体を最離間位置から拡張位置まで
移動させる最終過程の際には、拡張用天板支持体と拡張
用天板とは連動させないので、拡張用天板支持体と拡張
用天板との間に誤って手を挟むことはなく、安全であ
る。
【0017】ここで、請求項12のように、互いに連動
する前記拡張用天板および前記拡張用天板支持体を、前
記ベッド本体の幅方向の両側にそれぞれ設けることによ
り、ベッドをその幅方向において対称的に拡張すること
ができる。
【0018】請求項13に記載の発明は、前記拡張用天
板支持体の前方および後方に、前記ベッド本体に対して
その幅方向に移動自在な可動ヘッドボードおよび可動フ
ットボードをそれぞれ備え、前記連動機構は、前記拡張
用天板の長さ方向の両端部にそれぞれ設けられて引き込
み位置および引き出し位置のいずれかに保持されるコロ
部材と、前記可動ヘッドボードおよび前記可動フットボ
ードのそれぞれの内面に形成され、かつそれぞれ前記引
き出し位置にある各コロ部材を嵌め込まれるとともに前
記拡張用天板支持体の前記移動に伴って各コロ部材を案
内するための円弧状のガイド溝とから構成され、各コロ
部材が前記円弧状のガイド溝の上端に位置するときに前
記拡張用天板はほぼ水平状態にある。
【0019】この請求項13の発明においては、ベッド
を拡張する際に、拡張用天板支持体をベッド本体より遠
ざけて最離間位置まで移動させると、拡張用天板の両端
の引き出し状態にある各コロ部材が、拡張用天板支持体
の可動ヘッドボードおよび可動フットボードにそれぞれ
形成された円弧状のガイド溝により案内されるので、拡
張用天板が上方へ回動してほぼ水平状態となり、その上
面がベッド本体の天板の上面とほぼ同一レベルになる。
この後、拡張用天板支持体をベッド本体に近づく方向に
若干移動させて拡張位置に設定する。ここで、前記拡張
用天板の自由端部を前記拡張用天板支持体の上端に載せ
て支持する。このように、連動機構をコロ部材とガイド
溝からなる簡単でコストの安い構造とすることができ
る。また、例えば引っ越し等のおけるベッドの分解の際
には、各コロ部材を引き込めてガイド溝との係合を絶っ
た後に、拡張用天板をベッド本体より取り外す。
【0020】請求項14に記載の発明は、前記可動ヘッ
ドボードおよび前記可動フットボードのそれぞれの内面
に、円弧状のガイド溝の上端に通じかつ拡張用天板支持
体が前記最離間位置から前記拡張位置に移動するに際し
て前記各コロ部材を案内するための、水平方向に延びる
直線状のガイド溝がそれぞれ形成されていることを特徴
とするものである。この発明においては、拡張用天板支
持体を最離間位置から拡張位置に移動させる際に、その
水平直線状のガイド溝に、拡張用天板の両端のコロ部材
がガイドされるので、拡張用天板支持体の前記移動の際
に、拡張用天板を別途保持する必要はなく、前記拡張用
天板支持体を容易に移動させることができる。
【0021】請求項15に記載の発明は、前記拡張用天
板と前記拡張用天板支持体との間に介在されて、最下降
位置にある前記拡張用天板が微小角度回動すると、拡張
用天板をさらに回動する方向に付勢するための付勢機構
を備えているものである。この発明においては、拡張用
天板支持体をベッド本体より遠ざけて最離間位置まで移
動させる際に、上述のように連動機構により拡張用天板
が上方へ回動するが、微小角度回動した初期の段階から
拡張用天板は付勢機構により、上方へ回動するように付
勢される。したがって、拡張用天板支持体をベッド本体
より遠ざける際に要する人力が大きく低減し、ベッド拡
張作業が低減する。
【0022】請求項16に記載の発明は、前記拡張用天
板支持体が前記最離間位置にあるときに、前記拡張用天
板は水平状態より僅かに下方へ傾斜した状態にある。こ
の発明においては、拡張用天板支持体を最離間位置に移
動させた後、拡張用天板の自由端部を人手により持ち上
げて拡張用天板をほぼ水平状態とし、ここで、拡張用天
板支持体をベッド本体側に押し込んで拡張位置に設定す
るとともに、拡張用天板より手を離して拡張用天板支持
体上に載せる。
【0023】請求項17は、前記付勢機構としては、請
求項17のように、構成が簡単で安価なものを挙げるこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。先ず、本発明に係わるベッド
の第1の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図
1は本発明に係わるベッドの第1の実施形態の平面図、
図2は図1のA−A線における概略的な断面図、図3は
図1のB−B線における概略的な拡大断面図、図4〜図
6はこのベッドの使用方法を説明するための図である。
【0025】なお、添付した各図面においては、理解を
容易とするために、部材の厚さおよび間隔を適宜模式的
に記載している。また、本実施形態に係るベッドは、幅
方向(図1中左右方向)において左右対称となっている
ので、中央から片側(主に右半分)についてのみ説明
し、反対側については、図中に符号を付すことによっ
て、詳細な説明を省略する。また、本実施形態に係るベ
ッドは、シングルサイズ、ダブルサイズおよびクイーン
サイズの3通りに幅を変化させるようにしたベッドであ
る。
【0026】本実施形態に係るベッドは、ベッド本体1
0と、このベッド本体10の幅方向(図2中左右方向)
における側方でかつ外側に配置された回動体20と、回
動体20を移動させる移動機構30と、回動体20の外
側に配置された可動体40とを主要な構成として備えて
いる。
【0027】ベッド本体10の側面には、移動機構30
を通すための切り欠き11が形成されている(図2参
照)。ベッド本体10の長さ方向両端における外側の側
面には、図3に示されているように、可動体40の移動
を案内する案内機構12が備えられている。案内機構1
2は、ほぼ水平方向に延長されたレール12aと、レー
ル12aに保持されるスライダ12bとから構成されて
いる。レール12aは、ベッド本体10の側面に取り付
けられており、スライダ12bは、可動体40の内面に
取り付けられている。
【0028】回動体20は、長方形の板状に形成されて
おり、かつ、その幅(図2中上下方向における長さ)
は、ベッド本体10の高さよりわずかに短いものに設定
されている。回動体20の端部は、ベッド本体10の上
端部近傍に対して、ヒンジ21によって取り付けられて
いる。これにより、回動体20は、その自由端が上下動
するように正逆方向に回動可能にベッド本体10に取り
付けられたものとなっている。回動体20は、その自由
端が上昇した状態(図5、図6に示した状態)におい
て、回動体20の上面とベッド本体10の上面とがほぼ
同じ平面上に位置するように配置されている。
【0029】移動機構30としては、押出し力のあるダ
ンパが用いられている。このダンパとしては、具体的に
は、トキコ株式会社製のガススプリングY2166(G
S068 3040A)が用いられている。移動機構3
0は、シリンダ31と、このシリンダ31の内部に収納
されてシリンダ31に対して伸縮するロッド32とを主
要な構成として備えている。移動機構30は、回動体2
0に取り付けられて、回動体20を押し上げることがで
きる構成となっている。移動機構30の両端は、ベッド
本体10の底面と回動体20の内側の面とに回動可能な
ようにそれぞれ取り付けられている。
【0030】可動体40は、図1に示されているよう
に、平面視してほぼコ字状をなすように形成されてい
る。可動体40の下端は、床面に接地できる位置まで延
長させられている(図2参照)。可動体40の上端に
は、回動体20の自由端の上昇を停止させる当接部41
が備えられている。可動体40には、回動体20が上昇
した位置において回動体20の下面に当接することによ
り、回動体40の下降を阻止する支持部42が備えられ
ている。支持部42は、可動体40からベッド本体10
の方向に向けて突出された突起によって構成されてい
る。可動体40は、回動体20に当接させられることに
よって、移動機構30から回動体20に加えられる押上
げ力に抗して回動体20を停止させることができる位置
に配置されている。可動体40は、前記案内機構12を
介してベッド本体10に取り付けられている。可動体4
0は、ベッド本体10に対して離間および接近可能な構
成とされている。
【0031】次に、前記のように構成された本実施形態
に係るベッドの使用方法について説明する。
【0032】先ず、シングルサイズのベッドとして使用
する場合には、図2に示されているように、移動機構3
0を縮んだ状態とする。この状態で、可動体4の上方に
適宜な大きさのクッション体1を載せる。これにより、
長さ(図1中の上下方向の寸法)および幅(図1中の左
右方向の寸法)が例えばぞれぞれ2mおよび1.2m程
度のシングルサイズのベッドとして使用することができ
る。
【0033】次いで、このベッドをクイーンサイズ(長
さおよび幅が例えばいずれも2m程度)として使用する
場合には、クッション体1を一旦取り除いた後、左右両
側の可動体40を外側方向に引き出す。このとき、本実
施形態では、ベッド本体10に案内機構12を備えたの
で、可動体40の移動を滑らかに行うことができる。
【0034】可動体40を引き出すと、図4に示されて
いるように、移動機構30の押し出し力により、ロッド
32が、可動体40の移動に伴って伸張し、回動体20
が上昇する。つづいて、可動体40をさらに引き出し、
図5に示されているように、回動体20が、支持部42
を越えて上昇する。上昇した回動体20は、当接部41
に当接することによりその移動を停止する。本実施形態
のベッドでは、当接部41を設けたので、回動体20を
規定の位置で停止させることができる。また、本実施形
態では、移動機構30として、押出し力のあるダンパを
用いているので、回動体40の移動を滑らかに行なうこ
とができる。
【0035】ここで、本実施形態のベッドでは、移動機
構30の両端を、ベッド本体10の底面と回動体40の
内側の面とに回動可能なように取り付けたので、移動機
構30の伸長に伴ってこの移動機構30自体に働く力
を、移動機構30自体が適宜に揺れ動くことによって吸
収することができる。このため、回動体40の移動を一
層滑らかに行なうことができる。
【0036】次いで、引き出した可動体40を距離L
(図5参照)だけ逆に押し込む。これにより、図6に示
されているように、回動体20の自由端下面を支持部4
2の上面によって確実に支持することができる。この状
態では、回動体20は、ベッド本体10の上面とほぼ同
じ高さとなる。
【0037】次いで、ベッド本体10および回動体20
の上面に適宜な大きさのクッション体を載せる。これに
より、本実施形態のベッドをクイーンサイズのものとし
て使用することができる。なお、添付の図面では、ベッ
ド本体10の上面が開口されているが、これは、適宜閉
鎖しておく構成とすれば、クッションが落下するおそれ
を防止できる。
【0038】ここで、本実施形態のベッドでは、上昇位
置における回動体20の上面とベッド本体10の上面と
がほぼ同じ高さとなるように設定されているので、回動
体20の上面を利用してこの部分にクッション体を載せ
ることができる。
【0039】また、本実施形態のベッドでは、回動体2
0および可動体40をベッドの両側にそれぞれ配置した
ので、ベッドの高さ、すなわち回動体20の幅に制約が
ある場合でも、ベッドの幅を長く伸ばすことが可能とな
るという利点もある。
【0040】クイーンサイズとされた本実施形態のベッ
ドをシングルサイズに戻すには、可動体40を一旦引き
出して、図5に示す状態に戻した後、回動体20を手で
押し込むことにより、回動体20や可動体40を初期状
態に適宜復帰させればよい。なお、2つの可動体40の
うち一方の可動体を引き出した場合には、ダブルサイズ
のベッド(長さおよび幅が例えばぞれぞれ2mおよび
1.6m程度)とすることができる。
【0041】次に、本発明に係わるベッドの第2の実施
形態について、図7乃至図14を参照して説明する。こ
こで、図7は本発明の係わるベッドの第2の実施形態
の、可動体を押込んだ状態を示す図、図8は本発明に係
わるベッドの第2の実施形態の、可動体を引き出した状
態を示す図、図9は図7の側面図、図10は図7の平面
図、図11は図10のC−C線における概略的な断面図
である。
【0042】上述した第1の実施形態のベッドは、回動
体を移動機構(ダンパ)により回動させるものである
が、第2の実施形態のベッドは、移動機構を備えず、手
動により回動体を回動操作する点で第1の実施形態と大
きく相違する。すなわち、本実施形態に係わるベッド
は、ベッド本体2と、このベッド本体2の幅方向(図1
0中左右方向)における側方でかつ外側に配置された回
動体5,5と、回動体5,5の外側にそれぞれ配置され
た可動体(スライド体)4,4と、この可動体4,4の
上端部にそれぞれ設けられた回動体支持部材6,6(支
持部)とを主要な構成としている。
【0043】ベッド本体2は、上面が開口した箱状体1
00(その底壁は符号100aで示されている)と、こ
の箱状体100に着脱自在に載置された複数(本例では
3つ)のクッション体3a,3b,3cとから構成さ
れ、各クッション体3a,3b,3cは、例えば木材等
の基部80上に畳70が設けられた構成になっている
が、この畳に代えてマットを使用してもよい。箱状体1
00の開口端部内面には複数の支持部材90が設けられ
ており、各支持部材90や箱状体100の上端でクッシ
ョン体3a,3b,3cが支持されている。ベッド本体
2に対して、図3と同様な案内機構により、一対の可動
体4,4がスライド自在となっている。すなわち、可動
体4は、案内機構を介してベッド本体2に取り付けられ
ているので、可動体4は、ベッド本体2に対して離間お
よび接近可能な構成とされている。可動体4の高さはベ
ッド本体2の高さとほぼ等しくなっている。符号50,
51はそれぞれヘッド側ボードおよびフット側ボードを
示しており、このベッド側ボード50およびフット側ボ
ード51には、可動体4の前壁4aおよび後壁4bを案
内するためのガイド部材60,61がそれぞれ設けられ
ている。
【0044】回動体5は、クッション体3a,3b,3
cと同様に、基部5aと畳5bとから構成された長方形
板状のものであり、その幅(図11中上下方向における
長さ)は、ベッド本体2の高さより短くなっている。ま
た、回動体5の長さ(図10中上下方向における長さ)
はクッション体3a,3b,3cの長さとほぼ同じにな
っている。回動体5の一端部は、ベッド本体2の上端部
に対して、複数のヒンジ8によって取り付けられてい
る。これにより、回動体5は、その自由端部(他端部)
が上下移動するように正逆方向に回動可能にベッド本体
2に取り付けられたものとなっている。回動体5は、そ
の自由端が上昇した状態(図13や図14に示した状
態)において、回動体5の上面とクッション体3a,3
b,3cの上面とがほぼ同じ平面上に位置するように配
置されている。各回動体5の自由端部には2つの取っ手
7,7(例えば紐で形成されている)が取り付けられて
おり、回動体5を回動させる際には、2つの取っ手7,
7をそれぞれ片手で持ち、回動体5を容易に上昇させた
り下降させたりすることができる。
【0045】可動体4は、床面に接地できる位置まで延
長させた複数の脚部70a,70b,70cを備えてい
る。可動体4の上端には、複数のピンジ9を介して回動
体支持部材6の幅方向の一端部が回動自在に取り付けら
れており、この回動体支持部材6は、ベッド本体2側に
倒れる状態(図10および図11の状態)とその反対側
に倒れる状態(図12乃至図14の状態)との間を手動
により回動させることができる。回動体支持部材6をベ
ッド本体2とは反対側に倒した状態(図12乃至図14
の状態)において、回動体支持部材6の上面と可動体4
の上端面とがほぼ同じ平面上に位置するようになってい
る。なお、回動体支持部材6の長さ(図10中上下方向
における長さ)は回動体5の長さとほぼ等しくなってい
る。
【0046】次に、上述した第2の実施形態のベッドの
使用方法について説明する。先ず、シングルサイズのベ
ッド(図7参照)として使用する場合には、図11に示
すように、可動体4をベッド本体2に接近させて、回動
体支持部材6をベッド本体22側に倒れた状態とし、一
対の回動体5は使用しない。
【0047】次いで、このベッドをクイーンサイズとし
て使用する場合には(図8参照)、ベッド本体2の一方
の片側において、可動体4を外側(矢印D側)に移動さ
せる。この移動量は、後述するように回動体5を水平状
態まで回動させる際に、この回動体5が可動体4に干渉
しないようにする。この後、図12に示すように、ベッ
ド本体2の一方の片側において、回動体支持部材6をベ
ッド本体2とは反対側(矢印F側)に倒して、その上面
を可動体4の上端面とほぼ一致させる。
【0048】次いで、図13に示すように、回動体5の
取っ手7を持って回動体5を正回転(矢印G参照)さ
せ、一時的に人力でほぼ水平状態に保持しつつ、可動体
4をベッド本体2側(矢印H側)に移動させ、回動体支
持部材6の自由端を回動体5の自由端にほぼ一致させ
る。ここで、回動体5の保持を解除することにより、回
動体5を回動体支持部材6の上面および可動体4の上端
面に載せて支持する。
【0049】上述のように、ベッド本体2の一方の片側
において、クッション体3a,3b,3cの側方に、一
方の回動体5を同一高さに配置させることにより、ダブ
ルサイズのベッドとなる。そして、ベッド本体2の他方
の片側においても、上記の操作と同様な操作を行うこと
により、各クッション体3a,3b,3cの両側に、回
動体5,5を同一高さに配置させる。このようにして、
本実施形態のベッドは、クイーンサイズものとして使用
することができる。
【0050】クイーンサイズとされた本実施形態のベッ
ドをシングルサイズに戻すには、上記の操作とほぼ逆の
操作を行えばよい。すなわち、図11において、先ず、
取っ手7を持って回動体5を一時的に水平状態にし、可
動体4を一旦ベッド本体2から遠ざけた後、回動体5を
逆回動させて下降させる。この後、回動体支持部材6を
ベッド本体2側に倒すとともに、可動体4をベッド本体
2側に近づけて、図10および図11の状態に戻す。
【0051】次に、本発明の拡張式ベッドの第3の実施
形態(請求項11〜請求項17の技術)について、図1
5乃至図28を参照して説明する。図15は本発明のベ
ッドの第3の実施形態で、シングルサイズとされている
状態を示す斜視図、図16は図15において1つの天板
が開いている状態を示す斜視図、図17は本発明のベッ
ドの第3の実施形態で、ダブルサイズとする直前の状態
を示す斜視図、図18は本発明のベッドの第3の実施形
態で、クイーンサイズとされている状態を示す斜視図、
図19は図15の側面図で、拡張用天板支持体の一部を
破断した状態を示しており、図20は図15の一部を断
面にした平面図である。
【0052】上記第2の実施形態のベッド(図7〜図1
4)においては、可動体と回動体とは機械的に何等接続
されず、可動体と回動体とを個別に移動させる形態であ
ったが、第3の実施形態のベッドは、可動体19(拡張
用天板支持体)を移動させるとこれに回動体18(拡張
用天板)が連動して回動し、しかも、この回動動作を付
勢機構38により助長するものであり、特にこれらの点
で第2の実施形態と大きく相違する。以下、この第3の
ベッドの詳細構造や使用方法について詳細に説明する。
なお、第3の実施形態のベッドも、その幅方向で左右対
称の構造となっている。
【0053】図15乃図20に示すように、上面が開口
したほの箱状のシングルサイズベッド本体1の上端部
に、3つの天板13a,13b,13c(クッション
体)が載置されており、両側の天板13a,13cは開
閉金具14により、ベッド本体1に対して開閉可能に取
り付けられている。すなわち、ベッド本体1は、上面が
開口した箱状体(その底壁は符号1aで示されている)
となっており、この箱状体の開口端部内面には複数の支
持部材24が設けられており、各支持部材24やベッド
本体1の上端、および後述する中仕切板14a,14b
により天板13a,13b,13cが支持されている。
各天板13a,13b,13cは、例えば木材等の基部
22上に畳23が設けられた構成になっているが、この
畳に代えてマットを使用してもよい。
【0054】ベッド本体1内にはその幅方向に延びる2
つの中仕切板14a,14bが配置されており、これに
より、ベッド本体1内の空間はほぼ3等分に仕切られ、
各空間内に布団等の所望の物品を収納できる。ベッド本
体1は、所定の側壁板材、底壁板材および中仕切板14
a,14b等が適宜の金具(不図示)により互いに連結
されたものであり、組立自在である。また、前記側壁板
材や中仕切板14a,14b、および各天板13a,1
3b,13cの基部22等としては、多数の貫通した孔
35を有する孔開きボードが用いられているので、ベッ
ド本体1の内の空間の通気性は良好である。
【0055】床に設置されるベッド本体1の前方および
後方には、それぞれ床に接地する主ヘッドボード15お
よび主フットボード16がそれぞれ備えられており、主
ヘッドボード15の幅方向両側にはそれぞれ床に接地す
る副ヘッドボード57a,57bがそれぞれ備えられて
おり、主フットボード16の幅方向両側にはそれぞれ床
に接地する副フットボード58a,58bがそれぞれ備
えられている。
【0056】このベッド本体1の幅方向(図20中左右
方向)における側方でかつ外側には拡張用天板18,1
8(回動体)が配置され、この拡張用天板18,18の
外側には拡張用天板支持体19,19(可動体)がそれ
ぞれ配置されている。拡張用天板18,18は、ベッド
本体1に対して、自由端部が上下動するように正逆方向
に回動可能に取り付けられており、かつ拡張用天板1
8,18は、その自由端が上昇した状態において(図2
3の状態)、拡張用天板18,18の上面とベッド本体
1の各天板13a,13b,13bの上面とがほぼ同じ
平面上に位置するように拡張用天板支持体19,19に
支持される。拡張用天板支持体19,19は、ベッド本
体1に対してその幅方向に離間および接近可能な構成と
なっており、かつ、拡張用天板支持体19,19は、拡
張用天板18,18が上昇位置にあるときにその自由端
部に当接することにより、拡張用天板18,18の下降
を阻止するための天板支持部21,21を備えている。
天板支持部21,21は、拡張用天板支持体19,19
の上端部に回動自在に取り付けられている。
【0057】各拡張用天板支持体19,19の前端およ
び後端には可動ヘッドボード24a,可動フットボード
24bがそれぞれ固定されている。可動ヘッドボード2
4aは、ガイド機構25等を介してベッド本体1の前面
および副ヘッドボード17aの後面に対して、ヘッド本
体1の幅方向に移動自在に支持されている。可動フット
ボード24bは、図示しないガイド機構等を介してベッ
ド本体1の後面および副フットボード58aの前面に対
して、ヘッド本体1の幅方向に移動自在に支持されてい
る。このような構成により、左右の拡張用天板支持体1
9,19は個別に、ベッド本体1に対してその幅方向に
離間および接近可能な構成とされている。
【0058】拡張用天板18は、天板13a,13b,
13cと同様に、基部25aと畳25bとから構成され
た長方形板状のものであり、その幅(図21中上下方向
における長さ)は、ベッド本体1の高さより短くなって
いる。また、拡張用天板18の長さ(図20中上下方向
における長さ)はベッド本体1の天板13a,13b,
13cの長さとほぼ同じになっている。拡張用天板板1
8の一端部は、ベッド本体1の上端部に対して、ヒンジ
26(図21参照)によって取り付けられている。これ
により、拡張用天板18は、その自由端部(他端部)が
上下移動するように正逆方向に回動可能にベッド本体1
に取り付けられたものとなっている。拡張用天板18
は、その自由端が上昇した状態(図23に示した状態)
において、拡張用天板18の上面と天板13a,13
b,13cの上面とがほぼ同じ平面上に位置するように
配置されている。各拡張用天板18の自由端部中央には
取っ手27,27(例えば紐で形成されている)が取り
付けられており、拡張用天板18を手動で回動させる際
に、取っ手27を片手で持ち、拡張用天板18を容易に
上昇させることができる。なお、符号27a,27bで
それぞれ示すものは、天板13a,13cの取っ手を示
している。
【0059】拡張用天板支持体19の上端には、ヒンジ
28(図21参照)を介して天板支持部21(支持部)
の幅方向の一端部が回動自在に取り付けられており、こ
の天板支持部材21は、ベッド本体1側に倒れる状態
(図21の状態)とその反対側に倒れる状態(図22の
状態)との間を手動により回動させることができる。天
板支持部21をベッド本体1とは反対側に倒した状態
(図22の状態)において、天板支持部21の上面と拡
張用天板支持体19の上端面とがほぼ同じ平面上に位置
するようになっている。なお、天板支持部21の長さは
拡張用天板18の長さとほぼ等しくなっている。
【0060】以上の構成は、第2の実施形態のベッドと
ほぼ等しく、以下、本実施形態の特徴部について説明す
る。なお、このベッドの構成は幅方向において対称的に
なっているので、ベッドの幅方向の一方側について説明
する。このベッドは、拡張用天板支持体19のベッド本
体1との最接近位置(図21参照)から最離間位置(図
22参照)への移動に連動して、最下降位置(図21参
照)にある拡張用天板18を上方へ回動させてほぼ水平
状態とする連動機構29を備えている。この連動機構2
9は、拡張用天板18の長さ方向の両端部にそれぞれ設
けられて引き込み位置および引き出し位置のいずれかに
保持されるコロ部材33と、可動ヘッドボード24aお
よび可動フットボード24bのそれぞれの内面に形成さ
れ、かつそれぞれ引き出し位置にある各コロ部材33を
嵌め込まれるとともに拡張用天板支持体19の前記移動
に伴って各コロ部材33を案内するための円弧状のガイ
ド溝36とから構成されている。
【0061】各コロ部材33が円弧状のガイド溝36の
上端に位置するときに(図28(c)参照)、拡張用天
板18はほぼ水平状態にある。なお、本例では、コロ部
材33は、図示しないロック機構により引き込み位置
(図20中一点鎖線33)あるいは引き出し位置(図2
0中実線33)に保持されるピン34の先端に取り付け
られたベアリングである。また、可動ヘッドボード24
aおよび可動フットボード24bのそれぞれの内面に、
円弧状のガイド溝36の上端に通じかつベッド本体1の
幅方向外側に向けて水平に延びる直線状のガイド溝37
がそれぞれ形成されている。この直線状のガイド溝37
は、拡張用天板支持体19が最離間位置(図22)から
拡張位置(図23)に移動するに際して前記各コロ部材
33を案内するためのものである。一方の可動ヘッドボ
ード24aにおいては円弧状のガイド溝36と直線状の
ガイド溝37とにより、ほぼ「フ」の字形状の溝を構成
し、他方の可動フットボード24aにおいては円弧状の
ガイド溝36と直線状のガイド溝37とにより、ほぼ
「フ」の字を裏返した形状の溝を構成している(図12
参照)。一対の可動ヘッドボード24b,24bのガイ
ド溝の形態も、一対の可動ヘッドボード24a,24a
と同様になっている。前記コロ部材33は、前記引き出
し位置にあるときには、ガイド溝36(あるいは37)
に入り込み、前記引き込み位置に移動すると、ガイド溝
36(あるいは37)より出るようになっている。
【0062】本実施形態の別の特徴としては、図19乃
至図23に示すように、ベッド本体1と拡張用天板18
との間には2つの付勢機構38(図26および図27参
照)が介在されており、この付勢機構38(付勢金具)
は、最下降位置(図24参照)にある拡張用天板18が
微小角度回動すると、拡張用天板18をさらに回動する
方向に付勢する。そして、この付勢機構38は、拡張用
天板支持体19が最離間位置にあるときに、拡張用天板
18を水平状態より僅かに下方へ傾斜した状態(図26
参照)にあるように保持する。
【0063】この付勢機構38について詳細に説明す
る。この付勢機構38は、ベッド本体1の中仕切板14
a(14b)の側端面に取り付けられている。付勢機構
38は、閉じた状態(図24参照)のときには、ヘッド
本体1の幅方向の側壁間の凹部14c(図20参照)に
位置し、これにより、付勢機構38は、最下降位置にあ
る拡張用天板18に干渉することはない。
【0064】図24乃至図27に示すように、付勢金具
38の主な構成部品は、ベッド本体1の中仕切板14a
(14b)の側端面にねじ等により固定される断面凹形
(みぞ形)の固定ブラケット39と、この固定ブラケッ
ト38の上端部に上下方向にピン42a等により回動自
在に連結され、かつベッド拡張天板18の背面に脱着可
能に固定された断面凹形(みぞ形)のアーム部材43
と、一端部が固定ブラケット39のほぼ中途部にピン4
4等により上下方向に回動自在に連結され、他端部がア
ーム部材43に接触する断面凹形(みぞ形)のリンク部
材45と、固定ブラケット39の上端付近(本例で前記
ピン42a)とリンク部材45の他端部との間に掛け渡
されて、最下降位置にあるアーム部材43が若干角度回
動するとアーム部材43をさらに回動する方向に付勢し
て、水平状態より若干下方へ傾いた状態に保持する引っ
張りコイルばね46と、である。
【0065】図24およびそのI−I線断面図である図
27は、付勢金具38が閉じた状態を示し、前記リンク
部材45の横断面寸法は、前記固定ブラケット39より
も小さくなっているので、リンク部材45を固定ブラケ
ット39内に収納可能である。また、アーム部材43の
横断面寸法は、前記リンク部材45よりも小さくなって
いるので、アーム部材43をリンク部材45内に収納可
能である。そして、図24の状態は、引っ張りコイルば
ね46の軸線(一点鎖線46a)が、リンク部材45の
回動支点(ピン44)より右側にあるので、アーム部材
43は延びた状態の引っ張りコイルばね46により、ピ
ン42aを支点として反時回り方向に付勢されるので、
図24の状態が維持される。この状態から、アーム部材
43が時計周りに微小角度(例えば5゜程度)回転させ
ると、先ず引っ張りコイルばね46の軸線がリンク部材
45の回動支点(ピン44)と一致し(図25参照)、
前記軸線が回動支点(ピン44)を越えると、引っ張り
コイルばね46は、アーム部材43を時計回り方向に回
動するように付勢し、水平状態より若干下方へ傾いた状
態に保持する(図26)。
【0066】上述した第3の実施形態のベッドの使用方
法について説明する。先ず、シングルサイズのベッド
(図16、図16、図20および図21参照)として使
用する場合には、図21に示すように、各拡張用天板1
8はベッド本体1に最接近した位置にあり、一対の拡張
用天板18,18はほぼ鉛直方向に垂れ下がる最下降位
置にある(図24参照)。このとき、各付勢金具38は
閉じた状態にあり、拡張用天板18に付勢力を及ぼさな
い。また、拡張用天板18の引き出し位置にある各コロ
部材33は円弧状のガイド溝36の下端に位置している
(図28(a)参照参照)。
【0067】次いで、このベッドをダブルサイズとして
使用する場合には(図17参照)、図22に示すよう
に、ベッド本体1の幅方向一方側において、ベッド本体
1との最接近位置にあった拡張用天板支持体19を、人
力によりベッド本体1の幅方向に引き出して、ベッド本
体1との最離間位置まで移動させる。この際、以下の動
作が行われる。すなわち、拡張用天板支持体19の移動
に伴って、その前後の可動ヘッドボード24aおよび可
動フットボード24bの円弧状のガイド溝36に、拡張
用天板18の各コロ部材33が案内されるので、拡張用
天板18は拡張用天板支持体19の移動と連動して時計
回りに徐々に回動する。そして、付勢金具38のアーム
部材43も時計回りに微小角度(例えば5゜程度)回動
し、引っ張りコイルばね46の軸線が回動支点(ピン4
4)を越えると(その直前の状態は図25参照)、引っ
張りコイルばね46は、アーム部材43を時計回り方向
に回動するように付勢する。このように、引っ張りコイ
ルばね46の付勢力が作用する時点から拡張用天板支持
体19を引き出すための人力が大幅に低減する。
【0068】拡張用天板支持体19が前記最離間位置に
あるときには、図28(b)に示すように、拡張用天板
18の各コロ部材33は曲線状のガイド溝36の上方付
近に位置し、拡張用天板18は水平状態より僅かに(例
えば10゜程度)下方へ傾斜した状態にある(図26参
照)。拡張用天板支持体19を前記最離間位置まで移動
させたら、その天板支持部21をベッド本体1とは反対
側(矢印J側)に倒して、その上面を拡張用天板支持体
19の上端面とほぼ一致させる。
【0069】次に、図23に示すように、拡張用天板1
8をその自由端部の取っ手27を手で持って水平状態よ
り僅かに上方へ持ち上げて保持すると、拡張用天板18
のコロ部材33が円弧状のガイド溝36の上端に位置す
る(図28(c)参照)。ここで、拡張用天板支持体1
9をベッド本体1側に押し込んで拡張位置まで移動させ
るとともに、拡張用天板18より手を離して拡張用天板
支持体19の上面および天板支持部21上に載せて支持
する。拡張用天板18の上面がベッド本体1の天板13
a,13b,13cの上面と一致し、ダブルベッドとな
る。なお、拡張用天板支持体19の前記押し込みの際に
は、可動ヘッドボード24aおよび可動フットボード2
4bの直線状のガイド溝37内を、拡張用天板18の各
コロ部材33が回転しつつ相対的に移動する。そして、
拡張用天板支持体19が前記拡張位置に達すると、コロ
部材33は直線状のガイド溝37の一端側に位置する
(図28(d)参照)。
【0070】ダブルサイズとされた本実施形態のベッド
をシングルサイズに戻すには、上記の操作とほぼ逆の操
作を行えばよい。すなわち、先ず、拡張位置(図23)
にある拡張用天板支持体19を最離間位置(図22)ま
で移動させると、この際、拡張用天板18のコロ部材3
3が、可動ヘッドボード24a,24bの直線状のガイ
ド溝37内に沿って回転しつつ相対的に移動し、この直
線状のガイド溝37の他端に達する(図28(c)参
照)。すると、拡張用天板18は、付勢金具38により
上方へ付勢されているが、拡張用天板18の自重により
若干下方へ回動して傾斜し、コロ部材33は円弧状のガ
イド溝36の上部内に入る(図28(b)参照)。
【0071】この後、天板支持部21をベッド本体1側
に倒し、拡張用天板支持体19を、付勢金具38の付勢
力に対抗してベッド本体1側に押し込んで最接近位置ま
で移動させる(図21参照)。すなわち、拡張用天板支
持体19の移動に伴って、拡張用天板18は、そのコロ
部材33が前記円弧状のガイド溝36に案内されつつ、
付勢金具38の付勢力に対抗して下方へ回動する。結果
的に、図15の状態となり、シングルサイズのベッドと
なる。
【0072】ベッド本体1の両側の拡張用天板18を引
き起こす、ベッド本体1の幅方向両側を拡大して、クイ
ーンサイズとすることができる(図18参照)。なお、
本実施形態のベッドは、組立式のものであり、例えば引
っ越し等のおけるベッドの分解の際には、各コロ部材3
3を引き込めてガイド溝36との係合を絶った後に、拡
張用天板18をベッド本体1より取り外す。
【0073】上記第3の実施形態のベッドは、拡張用天
板支持体19の移動と拡張用天板18の回動とを連動さ
せることにより、これらを個別に移動させる形態のもの
と比較して、ベッド拡張作業やベッド縮小作業が容易と
なる。しかも、拡張用天板支持体19が前記最接近位置
から前記最離間位置に移動する際にのみ、拡張用天板支
持体19と拡張用天板18とが連動し、拡張用天板支持
体19を最離間位置から拡張位置まで移動させる際に
は、拡張用天板支持体19と拡張用天板18とは連動し
ないので、拡張用天板支持体19上端と拡張用天板18
との間に誤って手を挟むことはなく、安全である。
【0074】また、拡張用天板支持体19を最離間位置
から拡張位置に移動させる際に、可動ヘッドボード24
aおよび可動フットボード24bの水平直線状のガイド
溝37に、拡張用天板18の両端のコロ部材33がガイ
ドされるので、拡張用天板支持体19の前記移動の際
に、拡張用天板18を別途保持する必要はなく、拡張用
天板支持体19を容易に移動させることができる。さら
に、拡張用天板支持体19をベッド本体1より遠ざけて
最離間位置まで移動させる際に、上述のように連動機構
29により拡張用天板18が上方へ回動するが、この回
動の初期の段階から拡張用天板18は付勢機構38によ
り、上方へ回動するように付勢される。したがって、拡
張用天板支持体19をベッド本体1より遠ざける際の力
が大きく低減し、ベッド拡張の際の作業性が向上する。
【0075】なお、上記各実施形態では、可動体や回動
体をベッド本体の幅方向の両側に配置したが、この幅方
向の片側のみに配置したり、また、ベッド本体の長さ方
向の両側あるいは片側に、可動体や回動体を配置するこ
とにより、長さを延長する構成としてもよい。
【0076】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、先ず、可動体をベッド本体とは
離れる方向(すなわち外側)に移動させた後、回動体を
回動させて、その自由端を上昇させて、回動体の上面と
ベッド本体の上面とをほぼ同じ平面上に位置させる。次
いで、可動体をベッド本体側に若干移動させて、その支
持部で回動体の下降を阻止して前記上昇位置に確実に保
持することができる。このように、可動体を外側に引き
出すことによって、ベッドの幅または長さを変化させる
ことができ、回動体によって使用者の身体を支持するこ
とができ、ベッドとしての使い勝手が向上する。
【0077】請求項2に記載の発明は、取っ手を持って
回動体を容易に回動させることができる。
【0078】請求項3に記載の発明は、可動体を外側に
移動させることによって、回動体を移動機構の押上げ力
により自動的に上昇させることができる。
【0079】請求項4に記載の発明は、上昇した回動体
を規定位置に容易に停止させることができる。
【0080】請求項5に記載の発明は、案内機構により
可動体の移動を滑らかに行うことができる。
【0081】請求項6に記載の発明は、ベッドの高さが
一定の場合でも、ベッドの幅または長さの拡大量を大き
くすることができる。
【0082】請求項7に記載の発明は、可動体の移動に
伴って回動体を滑らかに上昇させることができるので、
ベッドの幅や長さを拡大する作業がしやすい。
【0083】請求項8に記載の発明は、回動体を一層滑
らかに上昇させることができる。
【0084】請求項9に記載の発明は、可動体に使用者
の体重が掛かった場合でも、これを確実に受け止めやす
くなる。
【0085】請求項10に記載の発明は、可動体を一旦
外側へ引き出し、回動体を突起の上方に移動させた後、
可動体を若干押し込むことにより、支持部の上方に回動
体を配置することができる。よって、支持部上面によっ
て回動体を支持することができる。
【0086】請求項11に記載の発明は、拡張用天板支
持体の移動と拡張用天板の回動とを連動させることによ
り、これらを個別に移動させる形態のものと比較して、
ベッド拡張作業やベッド縮小作業が容易となる。しか
も、拡張用天板支持体が最接近位置から最離間位置に移
動する際にのみ、拡張用天板支持体と拡張用天板とが連
動し、拡張用天板支持体を最離間位置から拡張位置まで
移動させる最終過程の際には、拡張用天板支持体と拡張
用天板とは連動させないので、拡張用天板支持体と拡張
用天板との間に誤って手を挟むことはなく、安全であ
る。
【0087】請求項12に記載の発明は、互いに連動す
る拡張用天板および拡張用天板支持体を、前記ベッド本
体の幅方向の両側にそれぞれ設けることにより、ベッド
をその幅方向において対称的に拡張することができる。
【0088】請求項13に記載の発明は、連動機構をコ
ロ部材とガイド溝からなる簡単でコストの安い構造とす
ることができる。また、例えば引っ越し等のおけるベッ
ドの分解の際には、各コロ部材を引き込めてガイド溝と
の係合を絶った後に、拡張用天板をベッド本体より取り
外すことができる。
【0089】請求項14に記載の発明は、拡張用天板支
持体をベッド本体との最離間位置から拡張位置に移動さ
せる際に、その水平直線状のガイド溝に、拡張用天板の
両端のコロ部材がガイドされるので、拡張用天板支持体
の前記移動の際に、拡張用天板を別途保持する必要はな
く、拡張用天板支持体を容易に移動させることができ
る。
【0090】請求項15に記載の発明は、拡張用天板支
持体をベッド本体より遠ざけて最離間位置まで移動させ
る際に、上述のように連動機構により拡張用天板が上方
へ回動するが、この回動の初期段階から拡張用天板は付
勢機構により、上方へ回動するように付勢される。した
がって、拡張用天板支持体をベッド本体より遠ざける際
に要する人力が大きく低減し、ベッド拡張作業が極めて
容易になる。
【0091】請求項16に記載の発明は、拡張用天板支
持体を最離間位置に移動させた後、拡張用天板の自由端
部を人手により持ち上げて拡張用天板をほぼ水平状態と
し、ここで、拡張用天板支持体をベッド本体側に押し込
んで拡張位置に設定するとともに、拡張用天板より手を
離して拡張用天板支持体上に載せる。したがって、拡張
用天板支持体の上端と拡張用天板の自由端部との間に手
がさらに挟まれにくくなる。請求項17に記載の発明
は、構成が簡単で安価な付勢機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるベッドの第1の実施形態の平
面図である。
【図2】 図1のA−A線における概略的な断面図であ
る。
【図3】 図1のB−B線における概略的な拡大断面図
である。
【図4】 図2に相当する図面であって、ベッドの使用
方法を説明するための、可動体を引き出す状態を示す図
である。
【図5】 図2に相当する図面であって、ベッドの使用
方法を説明するための、可動体を押し込む直前の状態を
示す図である。
【図6】 図2に相当する図面であって、クイーンサイ
ズとされたベッドの状態を示す図である。
【図7】 本発明の係わるベッドの第2の実施形態の、
可動体を押込んだ状態を示す図である。
【図8】 本発明の係わるベッドの第2の実施形態の、
可動体を引き出した状態を示す図である。
【図9】 図7の側面図である。
【図10】 図7の平面図である。
【図11】 図10のC−C線における概略的な断面図
である。
【図12】 図11に相当する図面であって、ベッドの
使用方法を説明するための、可動体を引き出した状態を
示す図である。
【図13】 図11に相当する図面であって、ベッドの
使用方法を説明するための、可動体を押し込む直前の状
態を示す図である。
【図14】 図11に相当する図面であって、クイーン
サイズとされたベッドの状態を示す図である。
【図15】 本発明のベッドの第3の実施形態で、シン
グルサイズとされている状態を示す斜視図である。
【図16】 図15において1つの天板が開いている状
態を示す斜視図である。
【図17】 本発明のベッドの第3の実施形態で、ダブ
ルサイズとする直前の状態を示す斜視図である。
【図18】 本発明のベッドの第3の実施形態で、クイ
ーンサイズとされている状態を示す斜視図である。
【図19】 図15の側面図で、拡張用天板支持体の一
部を破断した状態を示している。
【図20】 図15の一部を断面にした平面図である。
【図21】 図15の要部断面図である。
【図22】 図17の要部断面図である。
【図23】 図18の要部断面図である。
【図24】 付勢機構(付勢金具)の閉じた状態の正面
図である。
【図25】 付勢機構(付勢金具)の微小角度開いた状
態の正面図である。
【図26】 付勢機構(付勢金具)の開いた状態の正面
図である。
【図27】 図24中のI−I線断面図である。
【図28】 可動ヘッドボードのガイド溝とコロ部材と
の位置関係を説明するための図である。
【符号の説明】
2 ベッド本体 3a,3b,3c クッション体 4,19 可動体 5,18 回動体 6,21 回動体支持部材(支持部) 7 取っ手 10 ベッド本体 13a,13b,13c 天板 18 拡張用天板 19 拡張用天板支持体 20 回動体 21 天板支持部 24a 可動ヘッドボード 24b 可動フットボード 29 連動機構 30 移動機構 33 コロ部材 36,37 ガイド溝 38 付勢機構(金具) 39 固定ブラケツト 40 可動体 41 当接部 42 支持部 43 アーム部材 45 リンク部材 46 引っ張りコイルばね

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド本体と、このベッド本体の側方で
    かつ外側に配置された回動体と、前記回動体の外側に配
    置された可動体とを備えており、前記回動体は、前記ベ
    ッド本体に対して、自由端部が上下動するように正逆方
    向に回動可能に取り付けられており、かつ、前記回動体
    は、その自由端が上昇した状態において、前記回動体の
    上面と前記ベッド本体の上面とがほぼ同じ平面上に位置
    するように配置されており、前記可動体は、前記ベッド
    本体に対して離間および接近可能な構成となっており、
    かつ、前記可動体は、前記回動体が上昇位置にあるとき
    にその自由端部に当接することにより、前記回動体の下
    降を阻止するための支持部を備えていることを特徴とす
    るベッド。
  2. 【請求項2】 前記回動体の自由端部近傍には取っ手が
    設けられている請求項1記載のベッド。
  3. 【請求項3】 前記回動体を押し上げて回動させるため
    の移動機構を備えている請求項1記載のベッド。
  4. 【請求項4】 前記可動体は、前記移動機構から前記回
    動体に加えられる押上げ力に抗して前記回動体の自由端
    の上昇を停止させる当接部を備えていることができる構
    成となっている請求項3記載のベッド。
  5. 【請求項5】 前記ベッド本体は、前記可動体の移動を
    案内する案内機構を備えている請求項1〜4のいずれか
    に記載のベッド。
  6. 【請求項6】 前記回動体および前記可動体は、前記ベ
    ッドの両側にそれぞれ配置されている請求項1〜5のい
    ずれかに記載のベッド。
  7. 【請求項7】 前記移動機構は、押出し力のあるダンパ
    であることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載
    のベッド。
  8. 【請求項8】 前記押出し力のあるダンパの一端は、前
    記ベッド本体に回動可能なように取り付けられ、前記押
    出し力のあるダンパの他端は、前記回動体に回動可能な
    ように取り付けられていることを特徴とする請求項7記
    載のベッド。
  9. 【請求項9】 前記可動体の下端は、床面に接地できる
    位置まで延長させられていることを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載のベッド。
  10. 【請求項10】 前記支持部は、前記可動体から前記ベ
    ッド本体側の方向あるいは反対方向に向けて突出されて
    いることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
    ベッド。
  11. 【請求項11】 天板を備えたベッド本体と、 このベッド本体の上端部外方に、自身の自由端部が上下
    動するように正逆方向に回動可能に取り付けられ、かつ
    水平状態にあるときに自身の上面が前記天板の上面とほ
    ぼ同じ平面上に位置する拡張用天板と、 前記ベッド本体の外側に、その幅方向に移動自在に設け
    られ、かつ前記ベッド本体に最接近する最接近位置と最
    離間位置との間の拡張位置にあるときに、水平状態にあ
    る前記拡張用天板を支持するための拡張用天板支持体
    と、 前記拡張用天板支持体の前記最接近位置から前記最離間
    位置への移動に連動して、最下降位置にある前記拡張用
    天板を上方へ回動させてほぼ水平状態とする連動機構
    と、を備えていることを特徴とするベッド。
  12. 【請求項12】 前記拡張用天板および前記拡張用天板
    支持体は、前記ベッド本体の幅方向の両側にそれぞれ設
    けられ、各拡張用天板は各別の前記連動機構により各拡
    張用天板支持体とそれぞれ連動する請求項11記載のベ
    ッド。
  13. 【請求項13】 前記拡張用天板支持体の前方および後
    方に、前記ベッド本体に対してその幅方向に移動自在な
    可動ヘッドボードおよび可動フットボードをそれぞれ備
    え、 前記連動機構は、前記拡張用天板の長さ方向の両端部に
    それぞれ設けられて引き込み位置および引き出し位置の
    いずれかに保持されるコロ部材と、前記可動ヘッドボー
    ドおよび前記可動フットボードのそれぞれの内面に形成
    され、かつそれぞれ前記引き出し位置にある各コロ部材
    を嵌め込まれるとともに前記拡張用天板支持体の前記移
    動に伴って各コロ部材を案内するための円弧状のガイド
    溝とから構成され、各コロ部材が前記円弧状のガイド溝
    の上端に位置するときに前記拡張用天板はほぼ水平状態
    にある請求項11または請求項12記載のベッド。
  14. 【請求項14】 前記可動ヘッドボードおよび前記可動
    フットボードのそれぞれの内面に、円弧状のガイド溝の
    上端に通じかつ拡張用天板支持体が前記最離間位置から
    前記拡張位置に移動するに際して前記各コロ部材を案内
    するための、水平方向に延びる直線状のガイド溝がそれ
    ぞれ形成されていることを特徴とする請求項13記載の
    ベッド。
  15. 【請求項15】 前記拡張用天板と前記拡張用天板支持
    体との間に介在されて、最下降位置にある前記拡張用天
    板が微小角度回動すると、拡張用天板をさらに回動する
    方向に付勢するための付勢機構を備えている請求項11
    乃至請求項14のいずれか1項に記載のベッド。
  16. 【請求項16】 前記拡張用天板支持体が前記最離間位
    置にあるときに、前記拡張用天板は水平状態より僅かに
    下方へ傾斜した状態にある請求項15記載のベッド。
  17. 【請求項17】 前記付勢機構は、前記ベッド本体に固
    定された固定ブラケットと、この固定ブラケットの上端
    部に上下方向に回動自在に連結されかつ前記拡張用天板
    の背面に固定されたアーム部材と、一端部が前記固定ブ
    ラケットのほぼ中途部に上下方向に回動自在に連結さ
    れ、他端部が前記アーム部材に接触するリンク部材と、
    前記固定ブラケットの上端部と前記リンク部材の他端部
    との間に掛け渡されて、最下降位置にある前記アーム部
    材が微小角度回動すると前記アーム部材をさらに回動す
    る方向に付勢してほぼ水平状態とする引っ張りコイルば
    ねとを備えている請求項15または請求項16記載のベ
    ッド。
JP15031798A 1997-10-14 1998-05-29 ベッド Expired - Fee Related JP2891699B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15031798A JP2891699B1 (ja) 1997-10-14 1998-05-29 ベッド

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28091197 1997-10-14
JP9-345558 1997-12-15
JP9-280911 1997-12-15
JP34555897 1997-12-15
JP15031798A JP2891699B1 (ja) 1997-10-14 1998-05-29 ベッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2891699B1 true JP2891699B1 (ja) 1999-05-17
JPH11235251A JPH11235251A (ja) 1999-08-31

Family

ID=27319905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15031798A Expired - Fee Related JP2891699B1 (ja) 1997-10-14 1998-05-29 ベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2891699B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102600027A (zh) * 2012-03-12 2012-07-25 冀中能源峰峰集团有限公司总医院 床档式加宽儿科床

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11235251A (ja) 1999-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6691345B2 (en) Lifting mechanism for liftable side rails for a lying table such as a bed
EP1108410B1 (en) A liftable side rail assembly for a bed or the like
KR100669365B1 (ko) 침대 겸용 책상
JP2891699B1 (ja) ベッド
JPH08182543A (ja) 移動式収納家具
JP2007014685A (ja) 歩行器
JPS641126B2 (ja)
KR200280463Y1 (ko) 책상겸용 수납식 침대
JP4001506B2 (ja) ベッド用テーブル装置
JP3371959B2 (ja) ベッドサイドテーブル
JPS64113Y2 (ja)
JP2011062397A (ja) 格納式ベッド
JP3051708B2 (ja) 天板昇降装置
JP2002034667A (ja) ベッドサイドテーブル
JP4615383B2 (ja) ベッド
JPS6017155Y2 (ja) ベツド
JP2001340166A (ja) 収納型ベッド
JP3001446B2 (ja) 家具用脚装置
JP2798152B2 (ja) 格納型側柵を備えた小児用ベッド
JP2792555B2 (ja) 格納型側柵を備えた小児用ベッド
JP2018057504A (ja) サイドレールの構造
JPH068761Y2 (ja) ベッド装置
JP3371957B2 (ja) ベッドサイドテーブル
JP3000058B1 (ja) 収納箱の天板昇降装置
JPS6020800Y2 (ja) 脚立

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees