JPS6017155Y2

JPS6017155Y2 - ベツド

Info

Publication number: JPS6017155Y2
Application number: JP3889683U
Authority: JP
Inventors: 勝弘増田
Original assignee: 丸勝物産株式会社
Priority date: 1983-03-17
Filing date: 1983-03-17
Publication date: 1985-05-27
Also published as: JPS59143360U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はベッドに関する。

最近、一般の家庭に於ても洋風生活が浸透して来ており
、それに伴ない寝室にもベッドが載置使用される傾向に
ある。

ところが、ベッドは一旦室内に配置されるとその移動が
極めて困難で、布団のように上下ろしが不可能であるか
ら必然的に居住面積に制約があった。

本考案はこのような問題点を解決し、上下揺動自在で且
つ箱体内への収納や壁面への立て掛は等が容易迅速に可
能となると共に、快適な生活空間を構成して居住性の向
上を図ることが出来るベッドを提供することを目的とす
る。

以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説する。

第１図乃至第６図に於て、１は平面略矩形の箱型ベッド
基台であって、該ベッド基台１の基端２は他部材３の先
端４に上下揺動自在として枢着される。

図例では他部材３として該ベッド基台１と略同−形状の
ベッド基台の場合を例示し、この一対のベッド基台をも
って床部枠体５が構成される。

具体的には、他部材３先端４側の左右側板６．６上端と
ベッド基台１基端２側の左右側板７．７上端とが夫々蝶
番８，８にて枢結されて床部枠体５ど戊る。

９．９はベッド基台１の裏面１０先端１４側に蝶番１１
，１１にて揺動自在に枢着された一対の支持脚であって
、その形状は矩形状の切欠部１２を有する略コの字形と
される。

１３．１３はベッド基台１の裏面１０基端２側に取付け
られた一対の細身矩形板状の感知部材であって、該裏面
１０と平行方向に摺動自在とされる。

具体的には、感知部材１３の幅方向左右両端面には対向
状とした一対の突出子１５．１５が夫々前後所定部位に
突設され、該感知部材１３を挟持状として、突出子１５
・・・を摺動自在とする案内溝部１６を凹設した取付部
材１７．１７がベッド基台１裏面に付設される。

そして、１８は斜状連結部材であって、一端を感知部材
１３の一部に蝶番１１にて揺動自在に枢着すると共に、
他端を上記支持脚９の中途部、即ち切欠部１２上端に蝶
番１１にて揺動自在に枢着し、該連結部材１８にて感知
部材１３と支持脚９とが連動連結される。

しかして、ベッド基台１や水平状態では上記感知部材１
３の一端１９（図例ではベッド基台１基端側）が、前記
他部材３を水平状態に支持する支持脚２０上端に突設し
たストッパ２１に当接し、第６図の矢印Ａの如く該感知
部材１３がベッド基台１の支持脚９側に押圧されて連結
部材１８を介して該支持脚９がベッド基台１裏面１０に
対して直角に保持される。

他方、ベッド基台１が第２図の仮想線の如く上方へ揺動
した状態では、感知部材１３の一端１９がストッパ２１
から分離し、該感知部材１３が突出子１５・・・を介し
て取付部材１７．１７の案内溝部１６，１６を矢印Ｂの
如く下方に摺動する結果、支持脚９はベッド基台１裏面
１０側に当接状として連結部材１８と共に折畳まれる。

なお、前記ストッパ２１は感知部材１３を当接してその
摺動を規制すると共に、一対の補強部材２２．２２にて
該ストッパ２１の取付強度が確保され、図例の如くベッ
ド基台１の裏面１０基端２側を当接支持して該ベッド基
台１の水平状態を保持する役目をも兼備している。

しかして、ベッド枠体５を構成する他部材３は第２図と
第３図に示す如く固定箱体２３の前面開口部の下部に蝶
番１１，１１にて揺動自在に基端２Ａが枢着される。

具体的には、固定箱体１の底面２５近傍にはベッド５を
重合状に折畳んだ状態にて収納可能とされる載置台２６
が配設され、載置部２７を水平状に保持すると共に該載
置部２７の開口部側端縁に固定部２８が固定箱体１底板
２５に当接状として立設される。

そして、載置部２７の開口部側端縁、即ち固定部２８の
長手方向上端縁に水平状に突設された突条２９の所定部
位に、他部材３の基端２４が枢着されると共に、複数の
補強部材３０・・・にて突条２９の取付強度が確保され
、図例の如く他部材３の裏面３１基端２４側を当接支持
して該他部材３の水平状態が保持される。

なお、前記載置台２６としては、図示の仮想線の如く載
置部２７の奥部側端縁にも固定部２８を形成して載置台
２６の強度を確保するも好ましい。

３２．３２は他部材３の下方位置で、上記固定部２８の
左右両端部近傍から該他部材３の長手方向に向って夫々
平行に突出した一対の水平部材であって、該水平部材３
２の一端を蝶番１１にて固定部２８の所定部位に揺動自
在として枢着すると共に、他部材３の裏面３１先端４側
に蝶番１１゜１１にて揺動自在に枢着された前記支持脚
２０の中部に該水平部材３２の他端を蝶番１１にて揺動
自在に枢着し、固定部２８・支持脚２０・他部材３・水
平部材３２にて平行運動機構が構成される。

しかして、支持脚２０は常に垂直に保たれながら平行移
動するから、床部枠体５を矢印Ａの如く中折れ状として
折畳んだ状態から鉛直状に上方揺動した状態では、支持
脚２０と水平部材３２とは他部材３の裏面３１に当接状
として平面的に折畳まれた状態となり、床部枠体５は固
定箱体２３内に収納される（第３図及び第４図参照）。

そして例えば第１図に示す如く室内壁面３３に沿って床
面３４に鉛直状に該固定箱体２３，２３が夫々並設され
、床部枠体５の展開及び収納が自在とされる。

なお、該固定箱体２３の内部上半所定部位には棚板３５
が横架配設され、例えば第３図の如く寝間着・毛布等の
寝具類３６・・・が収納可能とされると共に、該固定箱
体２３の開口部には揺動開閉自在として第１図の如く扉
３７．３７が枢着され、床部枠体５の収納後に閉鎖され
て室内のインテリアの向上が図られる。

３８・・・は床部枠体５の左右側板３９，３９の所的部
位に開設された開口部であって、左右対向状に配設され
た開口部３８．３８には第６図の破線で示す如くベルト
４０が挿通され、床部枠体５の上方揺動に際して該床部
枠体５に敷設された布団４１及びマツトレス４２がずり
落ちないようにベルト４０にて締結固定する。

また、床部枠体５の底板４３には複数のリブ４４・・・
が横架張設され、該リブ４４・・・上にマツトレス４２
が載置状として配設される。

なお、４５は床部枠体５の頭部側前板であり、４６は床
部枠体５の足部側後板である。

そして、該前板４５はその高さ寸法が後板４６の高さ寸
法の略２倍に設定され、床部枠体５を折畳んで鉛直状と
して固定箱体２３内に収納した際に、前板４５に当接状
として後板４６が載置され、載置台２６の載置部２７上
に前板４６と後板４６とが重合状に載置され、床部枠体
５の収納状態の安定化及び堅牢度が確保される。

なお、本考案は図示の実施例に限定されず、その要旨を
変更しない範囲で設計変更自由なことは勿論であって、
例えば、室内壁面３３を他部材３として、ベッド基台１
を該壁面３３の所定部位にて揺動可能に枢着するも好ま
しい。

この場合には、ベッド基台１をもって床部枠体５とされ
る。

本考案は以上詳述した構成にて所期の目的を有効達成し
た。

特に、ベッド基台１の裏面１０先端側には支持脚９が揺
動自在に枢着されると共に、該裏面１０の基端側には該
裏面１０と平行方向に摺動自在として感知部材１３が取
付けられ、且つ該感知部材１３の一部と上記支持脚９の
中途部とを斜状連結部材１８にて連動連結し、さらに該
ベッド基台１を他部材３に揺動可能に枢着して、該ベッ
ド基台１が水平状態では該ベッド基台１と他部材３との
相対的位置関係により自動的に上記感知部材１３の一端
１９が該他部材３のストッパ２１に当接し、該感知部材
１３が上記支持脚９の側へ押圧されて上記連結部材１８
を介して該支持脚９が上記裏面１０に対して直角に保持
され、他方、上記ベッド基台１が上方へ揺動した状態で
は上記感知部材１３の一端１９が上記ストッパ２１から
分離して支持脚９がその自重にて自動的に上記裏面側に
折畳まれるように構成されたから、支持脚９はベッド基
台１の揺動と共に容易迅速に展開又は折畳みが可能とな
り、従来のような人手による展開又は折畳み操作が不要
となって至便である。

即ち、従来の特開昭５６−１４５８１４号に開示された
ベッドの如く、展開時のロック操作、及び収納時のロッ
ク操作を、いちいち人手によって行なう不便さが全く不
要となって、その実用上の使い易さは格別である。

また、ベッド使用の際には、該支持脚９は床面上に安定
して強固に立設され、ベッド基台１のがたつきが防止さ
れる。

また使用後は容易迅速に折畳んで鉛直状に収納して限ら
れた室内の空間を有効利用出来ると共に美感上も好まし
く、且つ快適な生活空間を構成して居住性の向上を図る
ことが出来る。

このように実用上、著大な効果を奏する考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す全体斜視図、第２図は
展開状態の一部断面側面図、第３図は収納状態の断面側
面図、第４図は同正面図、第５図は分解斜視図、第６図
は揺動状態を説明する一部断面側面図である。１・・・・・・ベッド基台、３・・・・・・他部材、９
・・・・・・支持脚、１０・・・・・・裏面、１３・・
・・・・感知部材、１８・・・・・・連結部材、１９・
・・・・・一端、２１・・・・・・ストッパ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

ベッド基台の裏面１０先端側には支持脚９が揺動自在に
枢着されると共に、該裏面１０の基端側には該裏面１０
と平行方向に摺動自在として感知部材１３が取付けられ
、且つ該感知部材１３の一部と上記支持脚９の中途部と
を斜状連結部材１８にて連動連結し、さらに該ベッド基
台１を他部材３に揺動可能に枢着して、該ベッド基台１
が水平状態では該ベッド基台１と他部材３との相対的位
置関係により自動的に上記感知部材１３の一端１９が該
他部材３のストッパ２１に当接し、該感知部材１３が上
記支持脚９の側へ押圧されて上記連結部材１８を介して
該支持脚９が上記裏面１０に対して直角に保持され、他
方、上記ベッド基台１が上方へ揺動した状態では上記感
知部材１３の一端１９が上記ストッパ２１から分離して
支持脚９がその自重にて自動的に上記裏面側に折畳まれ
るように構成されたことを特徴とするベッド。