JP2890653B2 - 検知マーク形成用転写材 - Google Patents

検知マーク形成用転写材

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JP2890653B2
JP2890653B2 JP2101456A JP10145690A JP2890653B2 JP 2890653 B2 JP2890653 B2 JP 2890653B2 JP 2101456 A JP2101456 A JP 2101456A JP 10145690 A JP10145690 A JP 10145690A JP 2890653 B2 JP2890653 B2 JP 2890653B2
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thermal
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和夫 松永
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はサーマルヘッドを用いた熱転写プリンターに
使用する熱転写記録媒体等の位置検知用のマークを形成
するための転写材に関し、詳しくは、サーマルヘッドの
破壊を防止する効果を有する新規な検知マーク形成用転
写材の構成に関する。
(従来技術) サーマルヘッドを用いた熱転写プリンターに使用する
熱転写記録媒体に於いては、終端検知、印字位置合わせ
等の目的で熱転写記録媒体の一定位置に光学的に検知出
来るようなマークを設けることが必要な場合が多い。こ
の場合にマークを設ける方法としては、直接印刷による
方法及び転写による方法が従来より行われている。
直接印刷による方法は、一般に印刷、乾燥のための装
置が複雑で、様々な形状への対応が困難であり、特に透
過型のマーキングが出来ないという欠点を有している。
転写による方法は上記の欠点を改善したものであり、
マーク形成用のフィルムを介して加熱により熱転写記録
媒体面に転写するものであるが、熱転写記録媒体の熱転
写インキ面の反対面すなわち印字走行中にサーマルヘッ
ドと接触しながら走行する面にマークを形成する場合
は、形成されたマークがサーマルヘッドの熱によって融
解してヘッド表面に付着する等の問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記のような事情に鑑みなされたものであっ
て、その目的とする所は、熱転写記録媒体のサーマルヘ
ッドに接触する面にヘッドに悪影響を与えないような位
置検知用マークを簡易に形成するためのマーク形成用転
写材の構成を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明の検知マーク形成用転写材は、フィル
ム状基材の片面に、耐熱性樹脂の薄膜層と熱接着性樹脂
と色材を含む熱接着性着色層をこの順序で形成したもの
である。
耐熱性樹脂層に要求される特性としては、基材との熱
時剥離性、ヘッドの熱に対する耐性、熱接着性着色層と
の密着性があるが、これらの特性を満たす材質を種々検
討の結果、ニトロセルローズ等のセルローズ誘導体及び
ポリメタクリルメタクリレート等のアクリル樹脂が適し
ており、必要に応じて滑性を付与する成分を配合するこ
とによって熱転写記録媒体の印字時の走行及びサーマル
ヘッドに対する影響を軽減出来ることが分かった。ま
た、耐熱性樹脂層の膜厚は薄いとピンホール等の塗膜欠
陥が出易いのみならず、転写した時にマークのエッジ部
分で熱接着性着色層のはみだしが出てサーマルヘッドの
インキ付着を起こす場合があり、反対に、厚いと取り扱
い中の基材との剥離を起こし易く、また転写時の熱伝導
を阻害して転写時間が長くなり、更に転写されたマーク
部分に段差が付くことによって走行及び印字に悪影響を
与える。これらの点を検討した結果、耐熱性樹脂層のの
膜厚としては0.1μ〜0.8μが適当であることが分かっ
た。
熱接着性着色層に必要な特性としては、耐熱性樹脂層
との密着性、熱転写記録媒体への熱接着性及びセンサー
での読み取り適性すなわち熱転写記録媒体との反射濃度
差があるが、熱転写記録媒体への熱接着性及び反射濃度
に関しては、一般的な技術すなわち熱溶融転写技術及び
インキ製造技術の範疇で熱転写記録媒体への影響の少な
い熱条件で転写出来るような材料と構成の選択、及び高
濃度インキの設計技術が応用できる。また、耐熱性樹脂
層との密着性は耐熱性樹脂の選択に依存するが、セルロ
ーズ誘導体及びアクリル樹脂に対しては、ポリアミド樹
脂、ポリエステル樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂等をバ
インダーとし、色材として酸化チタン等の白色顔料、ア
ルミニウム微粉末等の金属粉を用いたインキが適切であ
る。
熱接着性着色層の構成としては、単層、多層を含め、
熱溶融転写技術で公知の方法が用途、特性に応じて選択
出来る。
(実施例1) 第1図に示すように、12μの厚さのPETフィルム
(1)に、以下の組織の塗工剤1および2を順に塗布
し、乾燥して、第1図に示すような検知マーク形成用転
写材を作製した。なお、耐熱性樹脂層(2)の膜厚は0.
3μ、熱接着性着色層(3)の厚膜は1.2μとした。
塗工剤1(耐熱性樹脂層形成用) ポリメタクリルメタクリレート (Tg=105℃) 12重量部 シリカゲル微粉末 (平均粒径0.1μ) 1 〃 2−ブタノン 40 〃 トルエン 45 〃 シクロヘキサノン 2 〃 塗工剤2(熱接着性着色層形成用) ポリアミド樹脂 (軟化点=120℃) 15重量部 酸化チタン(ルチル型) 9 〃 トルエン 50 〃 イソプロパノール 25 〃 分散剤 1 〃 次に、フィルム状の熱転写記録媒体の裏面に検知マー
ク形成用転写材の熱接着性着色層の面を接触させた状態
で、加熱したゴムロール(表面温度180℃)と冷却した
金属ロールの間を10m/分の速度で通してから熱転写記録
媒体とリボンを剥離した。これによってゴムロール表面
の形状の連続した幅10mmの白色ストライプマークを熱転
写記録媒体裏面に形成した。
この熱転写記録媒体を用いてラインプリンター(ドッ
ト密度8ドット/インチ)で印字を行い、10mの長さに
わたって連続印字をしたが、印字画像及びサーマルヘッ
ドに異常は見られなかった。
比較例として、塗工剤1を抜いた他は上記と同じマー
ク転写用リボンを作製しこれを用いて同じ白色ストライ
プマークを熱転写記録媒体裏面に形成した後印字を行っ
たが、マーク部分がサーマルヘッドに融着し、シワを生
じて印字画像が乱れたのみでなく、ヘッド表面にインキ
かすが付着して以後の印字に支障を来たした。
(実施例2) 12μの厚さのPETフィルムに、実施例1の塗工剤1に
代えて以下に示す塗工剤3を用いて膜厚0.3μの耐熱性
樹脂層を形成して検知マーク形成用転写材を作製し、実
施例1と同様にして熱転写記録媒体の裏面に検知マーク
を転写した後印字評価を行ない、同様の結果を得た。
塗工剤3(耐熱性樹脂層形成用) ニトロセルローズ 12重量部 1 〃 シリカゲル微粉末 (平均粒径0.1μ) 2−ブタノン 87 〃 (発明の効果) 本発明の転写材を使用すれば、熱転写記録媒体の裏面
に検知マークを容易に能率的に形成することができ、し
かもそのマークは耐熱性樹脂層によって保護されている
ので、サーマルヘッドの熱によって融解してヘッド表面
に付着するといった問題がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の検知マーク形成用転写材の構成の一例
を示す断面図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム状基材の片面に、耐熱性樹脂層及
    び熱接着性着色層がこの順に形成されていることを特徴
    とする検知マーク形成用転写材。
JP2101456A 1990-04-17 1990-04-17 検知マーク形成用転写材 Expired - Lifetime JP2890653B2 (ja)

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