JP2888932B2 - 温度感応型流体式ファン・カップリング装置 - Google Patents

温度感応型流体式ファン・カップリング装置

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/02Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
    • F16D35/021Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
    • F16D35/022Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves the valve being actuated by a bimetallic strip

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車における機関冷却用のファン回転を、
絶えず走行状態に応じた外部周囲の温度変化を感知して
冷却送風量を自動制御せしめて機関に供給する温度感応
型流体式ファン・カップリング装置の構造の改良に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、この種のファン・カップリング装置としては一
般に第5図及び第6図にその要部を示すように、油溜り
室(26)からトルク伝達室(24)に流通する流出調整孔
(25′)を仕切板(25)に設け、外部温度の変化に応じ
て密封器匣の前面に設けた感温体の変形に連動する連桿
(29)により、一端を仕切板(25)に鋲着、固定された
弁部材の他端側が流出調整孔(25′)に対して接離方向
に変位して該流出調整孔を開閉するように構成されてい
た。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の技術においては、流
出調整孔(25′)部における油の流量は、弁部材(28)
と仕切板(25)の流出調整孔(25′)との間の間隔によ
って制御されるため感温体の温度変化に弁部材が正確に
連動してもそれがそのまゝ油の流量を正確に制御するこ
とにはならなかった。即ち例えば流出調整孔(25′)の
閉鎖行程においてある一定の間隔に狹まるまでは油は自
由に流出調整孔(25′)を通過するが、その間隔になる
と油溜り室(26)側からトルク伝達室(24)側へ流出す
る遠心力により加圧された油による背圧によって、弁部
材(28)に流出調整孔(25′)部での吸付き現象を生ぜ
しめて、急激に流路が狹められ、トルク伝達室(24)側
への油の流入が急激に減少する現象が生じ、一方開放行
程では上記とは逆にある一定間隔があくと急激に流路面
積が増大してトルク伝達室(24)への油の流入が急激に
増加するものであった。
この現象はいわゆる「ハンチング」と呼ばれ、外部温
度の変化に応じてファン回転数を比例的に制御しようと
する温度感応型流体式ファン・カップリング装置の本来
の目的とは全く反するものであった。
又、仕切板(25)に流出調整孔(25′)を設けている
従来技術では、鋲着、固定部と連桿(29)軸芯との間の
距離(l1)と、前記固定部と前記流出調整孔(25′)と
の距離(l2)との割合(レバー比)により弁部材(28)
の流出調整孔(25′)を開閉するストロークが定まる
が、距離(l2)を大きくとれないので、前記ストローク
も大きくとれず、従って外部温度の変化に応じて流出調
整孔(25′)を微妙且つ正確に制御しにくいものであっ
た。
更に、流出調整孔(25′)が油溜り室(26)の内周壁
と前記弁部材(28)との干渉を避けるよう油溜り室(2
6)の最外周側より内側に設けられるために油に泡状の
空気がかなり混入した状態で流出調整孔(25′)からト
ルク伝達室(24)側に送られ、従ってトルク伝達間隙に
おいては油中にかなりの空気が混入した状態でトルク伝
達がなされるため伝達トルクが変動しファン回転数が不
安定となり易かった。
本発明は従来技術に有する前記問題に鑑みてなされた
ものであり、いわゆる「ハンチング」現象を生ずること
なく外部温度の変化に応じて流出調整孔の開口面積を正
確に制御してファン回転数を比例的に増減し得ると共
に、外部温度の変化に微妙且つ正確に応答し、更に空気
の混入の殆んどない油を流出調整孔よりトルク伝達室側
に送って伝達トルクの変動を防止し安定したファン回転
を得ることのできる温度感応型流体式ファン・カップリ
ング装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、先端部に駆動ディ
スクを固着した回転軸体上に軸受を介して支承され、且
つ外周部に冷却ファンを取付けたケースとカバーとから
なる密封器匣の内部を、仕切板により油溜り室と前記駆
動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、回転時
の油の集溜する駆動ディスクの外周側壁面に対向する密
封器匣側の内周側壁面の一部にダムと、該ダムに連って
トルク伝達室側から油溜り室側に通ずる循環流通路を形
成すると共に、油溜り室側に位置してその一端を油溜り
室内壁に固定し、他端側で外部周囲の温度が設定値を越
えると油溜り室側からトルク伝達室側へ通ずる流出調整
孔を開放し、設定値以下では閉鎖する弁部材を、前記カ
バーの前面に設けた感温体の温度変化に伴う変形に連動
するように内部に備え、駆動ディスクとなす前記ケース
及びカバーとの外方附近の対向壁面に設けたトルク伝達
間隙部での油の有効接続面積を増減させて駆動側の回転
軸体側から被駆動側の密封器匣側へのトルク伝達を抑制
するようにしてなるファン・カップリング装置におい
て、前記弁部材により開閉される流出調整孔の開口部を
仕切板と略直交する方向に設けて構成した温度感応型流
体式ファン・カップリング装置、並びに、先端部に駆動
ディスクを固着した回転軸体上に軸受を介して支承さ
れ、且つ外周部に冷却ファンを取付けたケースとカバー
とからなる密封器匣の内部を、仕切板により油溜り室と
前記駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、
回転時の油の集溜する駆動ディスクの外周側壁面に対向
する密封器匣側の内周側壁面の一部にダムと、該ダムに
連ってトルク伝達室側から油溜り室側に通ずる循環流通
路を形成すると共に、油溜り室側に位置してその一端を
油溜り室内壁に固定し、他端側で外部周囲の温度が設定
値を越えると油溜り室側からトルク伝達室側へ通ずる流
出調整孔を開放し、設定値以下では閉鎖する弁部材を、
前記カバーの前面に設けた感温体の温度変化に伴う歪変
形に連動するように内部に備え、駆動ディスクとなす前
記ケース及びカバーとの外方附近の対向壁面に設けたト
ルク伝達間隙部での油の有効接触面積を増減させて駆動
側の回転軸体側から被駆動側の密封器匣側へのトルク伝
達を抑制するようにしてなるファン・カップリング装置
において、前記油溜り室を形成するカバー内部の周側面
の一部に、前記トルク伝達室側への流出調整孔を位置し
て設け、且つ前記弁部材の先端に設けたシール部によっ
て該流出調整孔部を開閉するように構成した温度感応型
流体式ファン・カップリング装置を要旨とするものであ
り、更に前記シール部を屈曲壁又はシール部材により構
成し、前記流出調整孔の開口部附近及びシール部の摺擦
面が略円弧状に形成し、また前記流出調整孔と油溜り室
の周方向もしくは軸方向に長孔となして構成するもので
ある。
(作用) 本発明はこのように構成されているため、前記弁部材
により開閉される流出調整孔の開口部を仕切板と略直交
する方向に設けて構成し、且つ前記カバー側に設けた内
部の周側面での流出調整孔の構造と、該流出調整孔を開
閉する外周側に設けた弁部材のシール部との構造によ
り、弁部材の開放及び閉鎖行程においてシール部の流出
調整孔との相互に摺動する方向への変位によって、吸付
き現象を防止し且つ該流出調整孔部自体における開口面
積を直接該弁部材のシール部により制御することとな
り、且つ、油溜り室における最外周に設けた流出調整孔
によってこの流出調整孔部分には油に加わる遠心力によ
って空気が殆んど混入していない油が存在してトルク伝
達室側へはこの状態の油が送られるためにトルク伝達間
隙において伝達トルクの変動がなく、従っていわゆる
「ハンチング」現象を生ずることなく流量制御機能をさ
らに正確且つ安定せしめることとなり、又、レバー比を
大きくとれるために外部温度の変化により移動する連桿
のわずかな動きによっても弁部材が大きく移動し、微妙
且つ正確な流出調整孔の開閉動作を得ることができるこ
ととなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本発明の温度感応型流体式ファン・カップリン
グ装置の一部切欠き縦断面図、第2図(イ)は第1図の
本発明の要部に係る流出調整孔附近での拡大による一部
の断面図、第2図(ロ)は第1図(イ)のA−A線の断
面図、第2図(ハ)は第2図(ロ)のB−B線の断面
図、第3図は本発明の実施例を示す一部拡大縦断面図、
第4図(イ)乃至(ハ)は夫々本発明の他の実施例を示
す第2図(イ)相当図であって、(1)は駆動側をなす
回転軸体であり、その先端部に駆動ディスク(7)を固
着し、且つ該軸体上に軸受を介して外周部に冷却ファン
(図示せず)を取付けたケース(2)とカバー(3)と
からなる密封器匣を支承するものである。(5)は円盤
状からなる仕切板であり、密封器匣の内部を油溜り室
(6)と前記駆動ディスク(7)を内装するトルク伝達
室(4)とに区劃してなるものである。そして前記駆動
ディスク(7)はトルク伝達室(4)内部にあってその
対向する壁面とトルク伝達のための微少間隙を保持して
なるものである。(8)は弁部材であって、油溜り室
(6)側に位置してその一端を仕切板(5)又はカバー
(3)の内周壁に鋲着、固定し、他端の先端でシール部
として構成された屈曲壁(8′)により、仕切板(5)
と略直交する方向に開口し且つ前記カバー(3)内部の
周側面の一部に設けた前記トルク伝達室(4)側への流
出調整孔(14)を開閉するように設けてある。
尚、流出調整孔(14)の開口部は、円形、長円形、三
角形、四角形、台形等適宜の形状にすることができる
が、第2図(ハ)のように油溜り室(6)の周方向又は
軸方向の長孔とすることにより温度変化に伴う後述する
弁部材の変位を開口面積に正確に反映できるので流出調
整孔の開閉を微妙に制御することができる。そして前記
弁部材(8)はカバー(3)の前面に固定した支持金具
(11)にその両端を係支した板状バイメタルからなる感
温体(10)による外部周囲の温度変化に伴う変形に連動
するように連桿(9)を介して内部に備えてある。従っ
て本発明では第3図に示すように、鋲着、固定部と連桿
(9)軸芯との間の距離(l1)と、前記固定部と流出調
整孔(14)との距離(l3)との割合(レバー比)は従来
技術のそれに比べて大きくなり、連桿(9)のわずかな
移動によっても弁部材(8)が大きく変位し微妙且つ正
確な開閉動作が得られる。
(12)はダムであり、回転作動時の遠心力による油の
集溜する前記駆動ディスク(7)の外周側壁面に対向す
る密封器匣の内周側壁面の一部に設けたもので、同時に
回転方向の該ダムの手前に近傍して設けた流入口に連っ
てトルク伝達室(4)側から油溜り室(6)側への循環
流通路(13)を有してポンピング機能をなすものであ
る。(15)はカバー(3)の外部に設けた冷却フィンで
あり、実線による矢印は弁部材(8)の開放並びに閉鎖
時の作動方向を示すものである。更に本考案は駆動ディ
スク(7)の外方部附近と密封器匣の対向壁面とが互に
径方向に噛合うラビリンス機構による温度感応型流体式
ファン・カップリング装置に応用することもでき、また
第4図(イ)のように弁部材(8)の先端部附近に重錘
体(16)を取付けて、特に高回転に伴う大きな遠心力の
作用時に流出調整孔(14)部での密合を確実にしたり、
弁部材(8)の摺動面にポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)のような弾性のある摺動部材(17)を設けて摺
動をより円滑にすることもできる。
尚、上記実施例ではシール部を屈曲壁(8′)により
構成したものを示したが、第4図(ロ)のように弁部材
(8)の先端に固着したシール部材(8″)により構成
することができ、更に第4図(ハ)のようにシール部の
移動を円滑にするため油溜り室(6)における流出調整
孔(14)の開口部附近とシール部をなす屈曲壁(8′)
の摺擦面を略円弧状に形成することが好ましい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による温度感応型流体式フ
ァン・カップリング装置は、前記弁部材(8)により開
閉される流出調整孔(14)の開口部を仕切板(5)と略
直交する方向に設けて構成し、且つ前記カバー(3)側
に設けた内部の周側面での流出調整孔(14)の構造と、
該流出調整孔を開閉する弁部材(8)側の先端の屈曲壁
(8′)又はシール部材(8″)からなるシール部構造
とにより、弁部材(8)の開放及び閉鎖の過程にあっ
て、感温体(10)の変形に連動する連桿(9)の押圧力
(閉鎖時)並びに弁部材(8)自体の反発力(開放時)
によって作動する弁部材(8)のシール部と流出調整孔
(14)との相互に摺動する方向への変位によって、流出
調整孔(14)部における開口面積を弁部材(8)のシー
ル部によって直接制御することになり、弁部材(8)の
吸付き現象を生ずることがなく、従っていわゆる「ハン
チング」現象を防止し、外部温度の変化に応じて正確に
流出調整孔(14)の開口面積が増減し、また、連桿
(9)と流出調整孔(14)部までの距離(l3)を大きく
したため連桿(9)のわずかに移動によっても流出調整
孔(14)が開閉するため微妙且つ正確な動作が保証さ
れ、更に、空気の混入が殆んどない油が存在する油溜り
室(6)の最外周側に流出調整孔(14)を設けたため該
流出調整孔から送られるこのような油がトルク伝達室
(4)における伝達トルクの変動を減少してファン回転
数を安定化し、従って流量制御機能を正確且つ安定して
行うことができ、更に所望に応じて前記流出調整孔(1
4)を長孔となすとにより、トルク伝達の高精度制御を
効果的に発揮することができ、製品としてその特性を一
層向上することができる等、極めて有用な温度感応型流
体式ファン・カップリング装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の温度感応型流体式ファン・カップリン
グ装置の一部切欠き縦断面図、第2図(イ)は第1図の
本発明の要部に係る流出調整孔附近での拡大による一部
の断面図、第2図(ロ)は第2図(イ)のA−A線の断
面図、第2図(ハ)は第2図(ロ)のB−B線の断面
図、第3図は本発明の実施例を示す一部拡大縦断面図、
第4図(イ)乃至(ハ)は夫々本発明の他の実施例を示
す第2図(イ)相当図、第5図は従来例を示す流出調整
孔附近の拡大による一部の切欠き断面図、第6図は第4
図の上面図である。 (3)…カバー、(6)…油溜り室、(8)…弁部材、
(8′)…屈曲壁、(8″)…シール部材、(14)…流
出調整孔。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に駆動ディスクを固着した回転軸体
    上に軸受を介して支承され、且つ外周部に冷却ファンを
    取付けたケースとカバーとからなる密封器匣の内部を、
    仕切板により油溜り室と前記駆動ディスクを内装するト
    ルク伝達室とに区劃し、回転時の油の集溜する駆動ディ
    スクの外周側壁面に対向する密封器匣側の内周側壁面の
    一部にダムと、該ダムに連ってトルク伝達室側から油溜
    り室側に通ずる循環流通路を形成すると共に、油溜り室
    側に位置してその一端を油溜り室内壁に固定し、他端側
    で外部周囲の温度が設定値を越えると油溜り室側からト
    ルク伝達室側へ通ずる流出調整孔を開放し、設定値以下
    では閉鎖する弁部材を、前記カバーの前面に設けた感温
    体の温度変化に伴う変形に連動するように内部に備え、
    駆動ディスクとなす前記ケース及びカバーとの外方附近
    の対向壁面に設けたトルク伝達間隙部での油の有効接続
    面積を増減させて駆動側の回転軸体側から被駆動側の密
    封器匣側へのトルク伝達を制御するようにしてなるファ
    ン・カップリング装置において、前記弁部材(8)によ
    り開閉される流出調整孔(14)の開口部を仕切板(5)
    と略直交する方向に設けて構成したことを特徴とする温
    度感応型流体式ファン・カップリング装置。
  2. 【請求項2】先端部に駆動ディスクを固着した回転軸体
    上に軸受を介して支承され、且つ外周部に冷却ファンを
    取付けたケースとカバーとからなる密封器匣の内部を、
    仕切板により油溜り室と前記駆動ディスクを内装するト
    ルク伝達室とに区劃し、回転時の油の集溜する駆動ディ
    スクの外周側壁面に対向する密封器匣側の内周側壁面の
    一部にダムと、該ダムに連ってトルク伝達室側から油溜
    り室側に通ずる循環流通路を形成すると共に、油溜り室
    側に位置してその一端を油溜り室内壁に固定し、他端側
    で外部周囲の温度が設定値を越えると油溜り室側からト
    ルク伝達室側へ通ずる流出調整孔を開放し、設定値以下
    では閉鎖する弁部材を、前記カバーの前面に設けた感温
    体の温度変化に伴う変形に連動するように内部に備え、
    駆動ディスクとなす前記ケース及びカバーとの外方附近
    の対向壁面に設けたトルク伝達間隙部での油の有効接続
    面積を増減させて駆動側の回転軸体側から被駆動側の密
    封器匣側へのトルク伝達を制御するようにしてなるファ
    ン・カップリング装置において、前記油溜り室(6)を
    形成するカバー(3)内部の周側面の一部に、前記トル
    ク伝達室(4)側への流出調整孔(14)を位置して設
    け、且つ前記弁部材(8)の先端に設けたシール部によ
    って該流出調整孔部を開閉するように構成したことを特
    徴とする温度感応型流体式ファン・カップリング装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載において、前記シール部は屈
    曲壁(8′)又はシール部材(8″)によって構成した
    ことを特徴とする温度感応型流体式ファン・カップリン
    グ装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載において、前記流出調整孔
    (14)の開口部附近及びシール部の摺擦面が略円弧状に
    形成されていることを特徴とする温度感応型流体式ファ
    ン・カップリング装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載において、前記流出調
    整孔(14)と油溜り室(6)の周方向もしくは軸方向の
    長孔となして構成したことを特徴とする温度感応型流体
    式ファン・カップリング装置。
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