JP2888622B2 - オレフィン重合触媒 - Google Patents
オレフィン重合触媒Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F10/00—Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明はハロゲン化マグネシウム担体を含むオレフィ
ン重合触媒の製造方法に関する。
ン重合触媒の製造方法に関する。
マグネシウム−アルコキシド又は−フェノキシドを液
体ハロ炭化水素の存在下に四ハロゲン化チタンを用いて
ハロゲン化し、ハロゲン化した反応生成物を四塩化チタ
ンのようなチタン(IV)化合物と接触させることによっ
て固体のオレフィン重合触媒成分を製造することは、EP
−19330号より公知である。この特許明細書に記載され
ている比較実験の結果は、固体触媒成分がポリマーの収
率及びアイソタクチック性の両方の点で魅力ある性能を
有するためには、ハロゲン化チタンとの2回目の接触が
不可欠であることを示している。
体ハロ炭化水素の存在下に四ハロゲン化チタンを用いて
ハロゲン化し、ハロゲン化した反応生成物を四塩化チタ
ンのようなチタン(IV)化合物と接触させることによっ
て固体のオレフィン重合触媒成分を製造することは、EP
−19330号より公知である。この特許明細書に記載され
ている比較実験の結果は、固体触媒成分がポリマーの収
率及びアイソタクチック性の両方の点で魅力ある性能を
有するためには、ハロゲン化チタンとの2回目の接触が
不可欠であることを示している。
ハロゲン化チタンとの2回目の接触を省いても、マグ
ネシウム出発化合物のフェノキシ部分に適切な種類の置
換基を1つ適切な位置に慎重に選択することによって、
魅力的なポリマー収率及びアイソタクチック性を得るこ
とができることが意外にも判明した。フェノキシ基が3
−位にアルコキシ又はハロ置換基を有する場合には魅力
ある性能を獲得できるが、例えば2−アルコキシ、4−
アルコキシ、3−アルキル及び3,5−ジアルキル置換基
を有する場合には不満足な結果を生じた。本発明によれ
ば、固体触媒成分の製造方法の工程数が節減され、ハロ
ゲン化チタン廃液の量をも減少でき、よってその処理と
再循環が容易となる。
ネシウム出発化合物のフェノキシ部分に適切な種類の置
換基を1つ適切な位置に慎重に選択することによって、
魅力的なポリマー収率及びアイソタクチック性を得るこ
とができることが意外にも判明した。フェノキシ基が3
−位にアルコキシ又はハロ置換基を有する場合には魅力
ある性能を獲得できるが、例えば2−アルコキシ、4−
アルコキシ、3−アルキル及び3,5−ジアルキル置換基
を有する場合には不満足な結果を生じた。本発明によれ
ば、固体触媒成分の製造方法の工程数が節減され、ハロ
ゲン化チタン廃液の量をも減少でき、よってその処理と
再循環が容易となる。
本発明の固体触媒成分のもう一つの利点は、非置換マ
グネシウムフェノキシドの出発原料から製造した固体成
分と対比して崩壊速度が遅いことである。触媒の崩壊は
L.LucianiがAngew.Makromol.chemie,94,(1981),63〜8
9ページ、14図及び15図で論じた現象である。
グネシウムフェノキシドの出発原料から製造した固体成
分と対比して崩壊速度が遅いことである。触媒の崩壊は
L.LucianiがAngew.Makromol.chemie,94,(1981),63〜8
9ページ、14図及び15図で論じた現象である。
本発明により提供される固体触媒成分の製造方法は、
マグネシウム−ジ(3−ハロ−又は3−C1〜C8アルコキ
シ−フェノキシド)をハロ炭化水素の存在下にチタン
(IV)ハロゲン化物を用いてハロゲン化し、反応混合物
から固体生成物を回収することから成る。
マグネシウム−ジ(3−ハロ−又は3−C1〜C8アルコキ
シ−フェノキシド)をハロ炭化水素の存在下にチタン
(IV)ハロゲン化物を用いてハロゲン化し、反応混合物
から固体生成物を回収することから成る。
本発明により提供されるオレフィン重合触媒の製造方
法は、マグネシウム−ジ−(3−ハロ−又は3−C1〜C8
アルコキシ−フェノキシド)をハロ炭化水素の存在下に
チタン(IV)ハロゲン化物を用いてハロゲン化し、反応
混合物から固体反応生成物を回収し、固体反応正生物を
有機アルミニウム化合物及び電子供与体と結合させるこ
とから成る。
法は、マグネシウム−ジ−(3−ハロ−又は3−C1〜C8
アルコキシ−フェノキシド)をハロ炭化水素の存在下に
チタン(IV)ハロゲン化物を用いてハロゲン化し、反応
混合物から固体反応生成物を回収し、固体反応正生物を
有機アルミニウム化合物及び電子供与体と結合させるこ
とから成る。
本発明方法に使用される好ましいマグネシウム化合物
は、マグネシウム−ジ−3−C1〜C8アルコキシ−フェノ
キシド)である。唯一のメタ置換基が塩素、メトキシ、
エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ及びイソブ
トキシであるマグネシウムフェノキシドがより好まし
い。メトキシ置換基が最も好ましい。
は、マグネシウム−ジ−3−C1〜C8アルコキシ−フェノ
キシド)である。唯一のメタ置換基が塩素、メトキシ、
エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ及びイソブ
トキシであるマグネシウムフェノキシドがより好まし
い。メトキシ置換基が最も好ましい。
適当なハロ炭化水素は四塩化炭素、ジクロロエタン、
クロロホルム、モノロロベンゼン、ジクロロベンゼン、
モノクロロブタン等である。モノ−及びジ−クロロベン
ゼンが最も好ましい。
クロロホルム、モノロロベンゼン、ジクロロベンゼン、
モノクロロブタン等である。モノ−及びジ−クロロベン
ゼンが最も好ましい。
チタン(IV)ハロゲン化物によるハロゲン化におい
て、マグネシウム化合物を反応させて、ハロゲン対マグ
ネシウムの原子比が少くとも1.2/1であるハロゲン化マ
グネシウムを形成するのが好ましい。ハロゲン化が更に
完全に進む場合、即ちハロゲン対マグネシウムの原子比
が少くとも1.5/1のハロゲン化マグネシウムを生じる場
合、より良好な結果が得られる。最も好ましい反応は、
ハロゲン対マグネシウムの比が少くとも1.75である反応
生成物を生じる反応である。このようなハロゲン化反応
は、マグネシウム化合物対チタンハロゲン化物のモル比
を0.0005:1〜2:1、好ましくは0.01:1〜1:1として行うの
が適当である。ハロゲン化反応は電子供与体の追加存在
下に実施するのが好ましい。不活性炭化水素の希釈剤又
は溶媒も存在させ得る。
て、マグネシウム化合物を反応させて、ハロゲン対マグ
ネシウムの原子比が少くとも1.2/1であるハロゲン化マ
グネシウムを形成するのが好ましい。ハロゲン化が更に
完全に進む場合、即ちハロゲン対マグネシウムの原子比
が少くとも1.5/1のハロゲン化マグネシウムを生じる場
合、より良好な結果が得られる。最も好ましい反応は、
ハロゲン対マグネシウムの比が少くとも1.75である反応
生成物を生じる反応である。このようなハロゲン化反応
は、マグネシウム化合物対チタンハロゲン化物のモル比
を0.0005:1〜2:1、好ましくは0.01:1〜1:1として行うの
が適当である。ハロゲン化反応は電子供与体の追加存在
下に実施するのが好ましい。不活性炭化水素の希釈剤又
は溶媒も存在させ得る。
適当なチタン(IV)ハロゲン化物としては、アリール
オキシ−又はアルコキシ−二−及び三−ハロゲン化物、
例えば二塩化ジヘキサノキシチタン、二臭化ジエトキシ
チタン、三沃化イソプロポキシチタン及び三塩化エトキ
シチタン、並びに四ハロゲン化チタンが挙げられる。四
ハロゲン化物が好ましく、四塩化チタンが最も好まし
い。
オキシ−又はアルコキシ−二−及び三−ハロゲン化物、
例えば二塩化ジヘキサノキシチタン、二臭化ジエトキシ
チタン、三沃化イソプロポキシチタン及び三塩化エトキ
シチタン、並びに四ハロゲン化チタンが挙げられる。四
ハロゲン化物が好ましく、四塩化チタンが最も好まし
い。
チタン(IV)ハロゲン化物によるハロゲン化は、最も
適当には60℃〜136℃の温度で0.1〜6時間行う。特に好
ましい接触温度は70℃〜120℃であり、最も好ましい接
触時間は0.5〜3.5時間である。反応の進行につれて通常
固体反応生成物が形成され、その生成物を過、デカン
テーション又は別の適当な方法により液体反応媒質から
単離し、続いてn−ヘキサン、イソ−オクタン又はトル
エンのような不活性炭化水素希釈剤により洗浄して物理
的に吸収したハロ炭化水素を含めて未反応物を除去して
もよい。
適当には60℃〜136℃の温度で0.1〜6時間行う。特に好
ましい接触温度は70℃〜120℃であり、最も好ましい接
触時間は0.5〜3.5時間である。反応の進行につれて通常
固体反応生成物が形成され、その生成物を過、デカン
テーション又は別の適当な方法により液体反応媒質から
単離し、続いてn−ヘキサン、イソ−オクタン又はトル
エンのような不活性炭化水素希釈剤により洗浄して物理
的に吸収したハロ炭化水素を含めて未反応物を除去して
もよい。
固体触媒成分中に使用される適当な電位供与体はカル
ボン酸、特に芳香族カルボン酸のアルキルエステル、例
えば安息香酸エチル及びメチル、p−メトキシ安息香酸
エチル、p−エトキシ安息香酸エチル、アジピン酸ジメ
チル、フタル酸ジイソブチル及びフマル酸ジ−n−ブチ
ルである。ケトン、フェノール、アミン、アミド、ホス
フィン及びアルコラート、並びにGB−A 1389890号、GB
−A 1559194号及びEP−A 45977号に開示された他の化合
物も電子供与体として使用することができる。
ボン酸、特に芳香族カルボン酸のアルキルエステル、例
えば安息香酸エチル及びメチル、p−メトキシ安息香酸
エチル、p−エトキシ安息香酸エチル、アジピン酸ジメ
チル、フタル酸ジイソブチル及びフマル酸ジ−n−ブチ
ルである。ケトン、フェノール、アミン、アミド、ホス
フィン及びアルコラート、並びにGB−A 1389890号、GB
−A 1559194号及びEP−A 45977号に開示された他の化合
物も電子供与体として使用することができる。
前記したように、本発明においては固体触媒成分を有
機アルミニウム化合物及び電子供与体と結合させる(co
mbine)前に、固体触媒成分をハロゲン化チタンと接触
させることは不可欠ではない。従って、触媒成分のハロ
ゲン化チタンとの2回目の接触を実施しないで、魅力あ
る性能を有する触媒を得ることができる。しかしなが
ら、アルケン重合における固体触媒成分の性能を更に改
良するためには、この2回目の触媒を行うのが好まし
い。
機アルミニウム化合物及び電子供与体と結合させる(co
mbine)前に、固体触媒成分をハロゲン化チタンと接触
させることは不可欠ではない。従って、触媒成分のハロ
ゲン化チタンとの2回目の接触を実施しないで、魅力あ
る性能を有する触媒を得ることができる。しかしなが
ら、アルケン重合における固体触媒成分の性能を更に改
良するためには、この2回目の触媒を行うのが好まし
い。
アルケン重合用として固体触媒成分は有機アルミニウ
ム化合物、好ましくはトリアルキルアルミニウム化合物
と共に使用される。これらの共触媒は前記した電子供与
体のいずれか1つであり得る電子供与体と複合体を形成
する。従って適当な電子供与体はカルボン酸、特に芳香
族カルボン酸のエステル、例えば安息香酸エチル及びメ
チル、p−メトキシ安息香酸エチル、p−エトキシ安息
香酸メチル、p−エトキシ安息香酸エチル、アクリル酸
エチル、メタクリル酸メチル、酢酸エチル、炭酸ジメチ
ル、アジピン酸ジメチル、フマル酸ジヘキシル、マレイ
ン酸ジブチル、蓚酸エチルイソプロピル、p−クロロ安
息香酸エチル、p−アミノ安息香酸ヘキシル、ナフテン
酸イソプロピル、トルイル酸n−アミル、シクロヘキサ
ン酸エチル、ピバル酸プロピル、並びに立体障害アミ
ン、例えば2,2,6,6−テトラメチルピペリジンである。
他の適当な電子供与体は、一般式S1 nSi(OS2)4-n(式
中、nは0〜3であり、S1は炭化水素基又はハロゲン原
子であり、S2は炭化水素基である)のアルコキシシラン
及びアシルオキシシランを含む有機珪素化合物である。
特定の例としてトリメチルメトキシシラン、トリフェニ
ルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェネ
チルトリエトキシシラン及びフェニルトリメトキシシラ
ンが挙げられる。nが1又は2で、S1とS2は同じか又は
異なるアルキル基が適当である。触媒に複合体形成剤と
して使用される供与体は、チタン含有構成成分を製造す
るのに使用する供与体と同じか又は異なり得る。好まし
い複合体形成剤はp−エトキシ安息香酸エチル、エチル
トリエトキシシラン及びジエチルジメトキシシランであ
る。
ム化合物、好ましくはトリアルキルアルミニウム化合物
と共に使用される。これらの共触媒は前記した電子供与
体のいずれか1つであり得る電子供与体と複合体を形成
する。従って適当な電子供与体はカルボン酸、特に芳香
族カルボン酸のエステル、例えば安息香酸エチル及びメ
チル、p−メトキシ安息香酸エチル、p−エトキシ安息
香酸メチル、p−エトキシ安息香酸エチル、アクリル酸
エチル、メタクリル酸メチル、酢酸エチル、炭酸ジメチ
ル、アジピン酸ジメチル、フマル酸ジヘキシル、マレイ
ン酸ジブチル、蓚酸エチルイソプロピル、p−クロロ安
息香酸エチル、p−アミノ安息香酸ヘキシル、ナフテン
酸イソプロピル、トルイル酸n−アミル、シクロヘキサ
ン酸エチル、ピバル酸プロピル、並びに立体障害アミ
ン、例えば2,2,6,6−テトラメチルピペリジンである。
他の適当な電子供与体は、一般式S1 nSi(OS2)4-n(式
中、nは0〜3であり、S1は炭化水素基又はハロゲン原
子であり、S2は炭化水素基である)のアルコキシシラン
及びアシルオキシシランを含む有機珪素化合物である。
特定の例としてトリメチルメトキシシラン、トリフェニ
ルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェネ
チルトリエトキシシラン及びフェニルトリメトキシシラ
ンが挙げられる。nが1又は2で、S1とS2は同じか又は
異なるアルキル基が適当である。触媒に複合体形成剤と
して使用される供与体は、チタン含有構成成分を製造す
るのに使用する供与体と同じか又は異なり得る。好まし
い複合体形成剤はp−エトキシ安息香酸エチル、エチル
トリエトキシシラン及びジエチルジメトキシシランであ
る。
共触媒として使用される有機アルミニウム化合物は、
ハロゲン化チタンを含むオレフィン重合触媒系の公知の
活性化剤の中から選択され得るが、ハロゲンを含まない
のが最も適当である。トリアルキルアルミニウム化合
物、ジアルキルアルミニウムハロゲン化物及びジアルキ
ルアルミニウムアルコキシドを使用し得るが、トリアル
キルアルミニウム化合物が好ましく、特に各々のアルキ
ル基が2〜6個の炭素原子を有するもの、例えばトリエ
チルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミ
ニウム及びジブチル−n−アミルアルミニウムが好まし
い。
ハロゲン化チタンを含むオレフィン重合触媒系の公知の
活性化剤の中から選択され得るが、ハロゲンを含まない
のが最も適当である。トリアルキルアルミニウム化合
物、ジアルキルアルミニウムハロゲン化物及びジアルキ
ルアルミニウムアルコキシドを使用し得るが、トリアル
キルアルミニウム化合物が好ましく、特に各々のアルキ
ル基が2〜6個の炭素原子を有するもの、例えばトリエ
チルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミ
ニウム及びジブチル−n−アミルアルミニウムが好まし
い。
有機アルミニウム化合物と反応させる電子供与体の割
合は、アルミニウム化合物1mol当り好ましくは0.005〜
1.5モル、特に好ましくは0.1〜0.8モルである。Ti1mol
当りの割合は好ましくは0.1〜100モル、特に好ましくは
0.5〜50モルである。
合は、アルミニウム化合物1mol当り好ましくは0.005〜
1.5モル、特に好ましくは0.1〜0.8モルである。Ti1mol
当りの割合は好ましくは0.1〜100モル、特に好ましくは
0.5〜50モルである。
固体触媒成分に含まれる電子供与体の割合は、マグネ
シウム1mol当り0.01〜10モル、例えば0.05〜5.0モルが
適当であり、0.05〜0.5モルが特に適当である。
シウム1mol当り0.01〜10モル、例えば0.05〜5.0モルが
適当であり、0.05〜0.5モルが特に適当である。
重合触媒を製造するには、固体触媒成分を有機アルミ
ニウム化合物と単純に結合させる。両者を、最終触媒中
のアルミニウム対チタンの原子比が1:1〜150:1、適当に
は10:1〜150:1となるようなモル比で使用するのが最も
適当である。本発明の触媒は同じ型の先行技術の触媒に
比較して遥かに低いAl:Ti比、例えば80:1以下、時には5
0:1以下でも非常に良好な活性を示す傾向を有する。し
かしながら、ある条件ではもっと高いAl:Ti比の触媒を
使用するのが有利なことがあり得る。Al:Ti比を増加さ
せるにつれて触媒活性が増加し、逆に未抽出生成物中の
触媒残留分が増加する傾向がある。これらの要因並びに
所望の水準のアイソタクチック性を考慮して、所定の方
法及び所望の生成物についてAl:Ti比が選ばれる。一般
には、Al:Ti原子比は30:1〜100:1、特に50:1〜80:1が有
利である。
ニウム化合物と単純に結合させる。両者を、最終触媒中
のアルミニウム対チタンの原子比が1:1〜150:1、適当に
は10:1〜150:1となるようなモル比で使用するのが最も
適当である。本発明の触媒は同じ型の先行技術の触媒に
比較して遥かに低いAl:Ti比、例えば80:1以下、時には5
0:1以下でも非常に良好な活性を示す傾向を有する。し
かしながら、ある条件ではもっと高いAl:Ti比の触媒を
使用するのが有利なことがあり得る。Al:Ti比を増加さ
せるにつれて触媒活性が増加し、逆に未抽出生成物中の
触媒残留分が増加する傾向がある。これらの要因並びに
所望の水準のアイソタクチック性を考慮して、所定の方
法及び所望の生成物についてAl:Ti比が選ばれる。一般
には、Al:Ti原子比は30:1〜100:1、特に50:1〜80:1が有
利である。
更に、本発明は改良された形態、特に狭い粒度分布を
有する固体触媒成分にも関する。これに対して、本発明
は、前記したマグネシウム−ジ(3−ハロ−又は3−ア
ルコキシ−フェノキシド)出発物質の新規な製造方法を
提供する。この新規方法は、マグネシウム−ジアルコキ
シドを液相で3−ハロ−又は3−C1〜C8−アルコキシフ
ェノールと接触させ、遊離したアルカノールを反応混合
物から蒸留によって除去することから成る。
有する固体触媒成分にも関する。これに対して、本発明
は、前記したマグネシウム−ジ(3−ハロ−又は3−ア
ルコキシ−フェノキシド)出発物質の新規な製造方法を
提供する。この新規方法は、マグネシウム−ジアルコキ
シドを液相で3−ハロ−又は3−C1〜C8−アルコキシフ
ェノールと接触させ、遊離したアルカノールを反応混合
物から蒸留によって除去することから成る。
この新規な方法は、下記反応スキーム Mg(OAlk.)2+2HOPhMg(OPh)2+2HOAlk. と一致する配位子置換の原理に基づくことは明らかであ
ろう。上記式中、Phは3−ハロ−又は3−C1〜C8アルコ
キシ−フェニルを表わす。Alk.は通常1〜8個の炭素原
子を有するアルキル基を表わす。
ろう。上記式中、Phは3−ハロ−又は3−C1〜C8アルコ
キシ−フェニルを表わす。Alk.は通常1〜8個の炭素原
子を有するアルキル基を表わす。
液相は、除去されるアルカノールと共沸混合物を形成
し得る液体炭化水素から成るのが好ましい。好ましい炭
化水素はベンゼン、キシレン、トルエン、クメン、エチ
ルベンゼン、Isopar E及び石油エーテルである。マグネ
シウムジエトキシド出発物質を使用する場合、除去され
るアルカノールはエタノールであり、これは新規な配位
子置換方法の好ましい実施態様である。使用に適当な他
のマグネシウムアルコキシドはイソプロポキシド、n−
ブトキシド、イソブトキシド及びアミルオキシドであ
る。
し得る液体炭化水素から成るのが好ましい。好ましい炭
化水素はベンゼン、キシレン、トルエン、クメン、エチ
ルベンゼン、Isopar E及び石油エーテルである。マグネ
シウムジエトキシド出発物質を使用する場合、除去され
るアルカノールはエタノールであり、これは新規な配位
子置換方法の好ましい実施態様である。使用に適当な他
のマグネシウムアルコキシドはイソプロポキシド、n−
ブトキシド、イソブトキシド及びアミルオキシドであ
る。
配位子置換は、0.2〜40時間、典型的には10〜20時
間、撹拌下に進行する。特定の形態のマグネシウム化合
物出発物質を使用する必要はない。特定の(回転楕円状
の)粒子形態を有しかつ狭い粒度分布を有するMg(OP
h)2は、Mg(OAlk)2出発物質をフェノール及び適当
な溶媒、好ましくはトルエン、エチルベンゼン又はキシ
レンのような芳香族溶媒の還流混合物に徐々に且つ調節
しつつ添加することによって製造することができる。こ
のようにして特定形態のMg(OPh)2が製造されること
は、本発明の驚くに値する特徴の一つである。
間、撹拌下に進行する。特定の形態のマグネシウム化合
物出発物質を使用する必要はない。特定の(回転楕円状
の)粒子形態を有しかつ狭い粒度分布を有するMg(OP
h)2は、Mg(OAlk)2出発物質をフェノール及び適当
な溶媒、好ましくはトルエン、エチルベンゼン又はキシ
レンのような芳香族溶媒の還流混合物に徐々に且つ調節
しつつ添加することによって製造することができる。こ
のようにして特定形態のMg(OPh)2が製造されること
は、本発明の驚くに値する特徴の一つである。
こうして製造されたモノ置換マグネシウム−フェノキ
シドが有する狭い粒度分布は、続く本発明の固体触媒成
分の合成中にも保持される。固体触媒成分の改良された
形態は、よく知られたレプリカ原理(前掲のL.Luciani
参照)に従ってオレフィンポリマーの形態に転写され
る。改良されたポリマー形態は、オレフィン重合方法に
おいて極めて微細な粉塵性ポリマー粒子を無くし、且つ
反応器の充填量を向上できる点で重要である。
シドが有する狭い粒度分布は、続く本発明の固体触媒成
分の合成中にも保持される。固体触媒成分の改良された
形態は、よく知られたレプリカ原理(前掲のL.Luciani
参照)に従ってオレフィンポリマーの形態に転写され
る。改良されたポリマー形態は、オレフィン重合方法に
おいて極めて微細な粉塵性ポリマー粒子を無くし、且つ
反応器の充填量を向上できる点で重要である。
本発明は更にアルケン、好ましくはブチレンのような
1−アルケン、より好ましくはプロピレンを重合する方
法にも係る。これらの重合はいずれかの慣用技術、例え
ば気相重合又は液体媒質として液体モノマー若しくは不
活性炭化水素希釈剤を使用するスラリー重合によって行
い得る。
1−アルケン、より好ましくはプロピレンを重合する方
法にも係る。これらの重合はいずれかの慣用技術、例え
ば気相重合又は液体媒質として液体モノマー若しくは不
活性炭化水素希釈剤を使用するスラリー重合によって行
い得る。
本発明の触媒の性能は、当該固体触媒成分の製造の際
に1つ以上の下記修整を施すことにより更に改良するこ
とができる。かような修整はそれ自体公知である。
に1つ以上の下記修整を施すことにより更に改良するこ
とができる。かような修整はそれ自体公知である。
1.固体触媒成分を、その製造工程の最後に、カルボン酸
ハロゲン化物、例えば塩化フタロイル又は塩化ベンゾイ
ルと接触させる。
ハロゲン化物、例えば塩化フタロイル又は塩化ベンゾイ
ルと接触させる。
2.固体接触成分を、その製造工程の最後に、ハロゲン化
ジアルキルアルミニウム、例えば塩化ジエチルアルミニ
ウムと接触させる。及び 3.スラリー重合法で得られるオリマーのかさ密度を更に
改良するために、固体触媒成分又は重合触媒を初期重合
する。
ジアルキルアルミニウム、例えば塩化ジエチルアルミニ
ウムと接触させる。及び 3.スラリー重合法で得られるオリマーのかさ密度を更に
改良するために、固体触媒成分又は重合触媒を初期重合
する。
実 施 例 a) マグネシウムジ−(3−メトキシフェノキシド)
(6.76g、25mmol)を四塩化チタン(13.72ml、125mmo
l)、安息香酸エチル(0.63ml、4.4mmol)及びモノクロ
ロベンゼン(61.28ml)と20℃で混合した。混合物を撹
拌しながら20分で100℃に加熱し、その温度に1時間保
った。液相を熱過によって除去し、こうして得た固体
触媒成分を75mlずつのイソオクタンにより30〜36℃で6
回洗浄した。得られた固体触媒成分(成分a))は少く
とも1:1.75の原子比でマグネシウム及び塩素を含有して
いた。
(6.76g、25mmol)を四塩化チタン(13.72ml、125mmo
l)、安息香酸エチル(0.63ml、4.4mmol)及びモノクロ
ロベンゼン(61.28ml)と20℃で混合した。混合物を撹
拌しながら20分で100℃に加熱し、その温度に1時間保
った。液相を熱過によって除去し、こうして得た固体
触媒成分を75mlずつのイソオクタンにより30〜36℃で6
回洗浄した。得られた固体触媒成分(成分a))は少く
とも1:1.75の原子比でマグネシウム及び塩素を含有して
いた。
b) 実施例a)で得た成分a)の全体を、四塩化チタ
ン(13.72ml、125mmol)及びモノクロロベンゼン(61.2
8ml)の中に100℃で懸濁し、懸濁液をその温度で0.5時
間撹拌した。固体を反応混合物から分離し、イソオクタ
ンで6回洗浄し、成分b)を得た。
ン(13.72ml、125mmol)及びモノクロロベンゼン(61.2
8ml)の中に100℃で懸濁し、懸濁液をその温度で0.5時
間撹拌した。固体を反応混合物から分離し、イソオクタ
ンで6回洗浄し、成分b)を得た。
c) (比較例)マグネシウム(3−メトキシフェノキ
シド)の代りにマグネシウムジ(2−メトキシフェノキ
シド)を使用する以外は、実施例a)を実質的に反覆し
た。マグネシウムジ(2−メトキシフェノキシド)は、
実施例g)に記載の手順を使用して、マグネシウムジエ
トキシドと2−メトキシフェノールとの反応から製造し
た。得られた固体を以下成分c)と呼ぶ。
シド)の代りにマグネシウムジ(2−メトキシフェノキ
シド)を使用する以外は、実施例a)を実質的に反覆し
た。マグネシウムジ(2−メトキシフェノキシド)は、
実施例g)に記載の手順を使用して、マグネシウムジエ
トキシドと2−メトキシフェノールとの反応から製造し
た。得られた固体を以下成分c)と呼ぶ。
d) (比較例)マグネシウム(3−メトキシフェノキ
シド)の代りにマグネシウムジ(4−メトキシフェノキ
シド)を使用する以外は、実施例a)を実質的に反覆し
た。マグネシウムジ(4−メトキシフェノキシド)は、
実施例g)に記載の手順を使用して、マグネシウムジエ
トキシドと4−メトキシフェノールとの反応から製造し
た。得られた固体を以下成分d)と呼ぶ。
シド)の代りにマグネシウムジ(4−メトキシフェノキ
シド)を使用する以外は、実施例a)を実質的に反覆し
た。マグネシウムジ(4−メトキシフェノキシド)は、
実施例g)に記載の手順を使用して、マグネシウムジエ
トキシドと4−メトキシフェノールとの反応から製造し
た。得られた固体を以下成分d)と呼ぶ。
e) プロピレンを液体塊状重合法で以下の条件下に重
合した:温度67℃、時間1hr、圧力700kPa、TEA/Tiモル
比80:1、DEAC/Tiモル比20:1、TEA/PEEB比 1.8:1、H2濃
度1〜1.5体積%(ガスキャップ中)(TEA=トリエチル
アルミニウム、DEAC=塩化ジエチルアルミニウム、PEEB
=p−エトキシ安息香酸エチル)。
合した:温度67℃、時間1hr、圧力700kPa、TEA/Tiモル
比80:1、DEAC/Tiモル比20:1、TEA/PEEB比 1.8:1、H2濃
度1〜1.5体積%(ガスキャップ中)(TEA=トリエチル
アルミニウム、DEAC=塩化ジエチルアルミニウム、PEEB
=p−エトキシ安息香酸エチル)。
成分a),b),c)及びd)を使用する重合ランにより
得られたポリマーのかさ密度(BD)、収量及びキシレン
可溶分含有率(XS)を表に示す。
得られたポリマーのかさ密度(BD)、収量及びキシレン
可溶分含有率(XS)を表に示す。
f) プロペラ型撹拌機及びDean−Stark装置を備えた
容器に、280gの石油エーテル100〜140及び25.6g(206.2
mmol)の3−メトキシフェノールを仕込んだ。混合物を
80℃に加熱した後、11.5g(100.5mmol)のMg(OEt)2
を添加して発熱反応を起した。混合物を還流温度まで加
熱して、エタノールが留出物中にもはや検出できなくな
るまで、エタノール/石油エーテルの混合物を留去し
た。留出物の合計量は108g(=1.07g/mmol Mg(OE
t)2)に達した。冷却後、固体を過により母液から
分離し、石油エーテルで2回洗浄し、窒素気流中で乾燥
した。
容器に、280gの石油エーテル100〜140及び25.6g(206.2
mmol)の3−メトキシフェノールを仕込んだ。混合物を
80℃に加熱した後、11.5g(100.5mmol)のMg(OEt)2
を添加して発熱反応を起した。混合物を還流温度まで加
熱して、エタノールが留出物中にもはや検出できなくな
るまで、エタノール/石油エーテルの混合物を留去し
た。留出物の合計量は108g(=1.07g/mmol Mg(OE
t)2)に達した。冷却後、固体を過により母液から
分離し、石油エーテルで2回洗浄し、窒素気流中で乾燥
した。
分析結果(GLC及び滴定)から、3−メトキシフェノ
ール/Mg比が2.05/1であり、残存エトキシドは無視でき
るか又は無い(GLC検出限界以下)ことが判明した。
ール/Mg比が2.05/1であり、残存エトキシドは無視でき
るか又は無い(GLC検出限界以下)ことが判明した。
g) 錨型撹拌機及びDean−Stark装置を備えた500ml容
反応器に、それぞれ400mlのトルエン、エチルベンゼン
及び27ml(250mmol)の3−メトキシフェノールを仕込
んだ。撹拌を開始し、混合物を還流温度まで加熱して蒸
留を始めた。次いで11.44g(100mmol)のMg(OEt)2を
±2.3gの5部分に分けて添加した。最初の添加後、留出
物中のエタノールの初濃度が±90%減少したのち初めて
次の部分を添加した。全体の反応体積をトルエンの添加
により一定に保った。最後の添加後、エタノールがもは
や留出物中に検出できなくなるまで蒸留を続けた。留出
物の合計重量は1084g(=10.84g/mmol Mg(OEt)2)に
達した。混合物を80℃に冷却し、撹拌を止め、固体が沈
降した後、母液をデカンテーションした。生成物をイソ
オクタン(200ml、80℃)で4回洗浄し、窒素気流(25
℃)中で乾燥した。SEM写真によれば、回転楕円状の粒
子が形成されていた。
反応器に、それぞれ400mlのトルエン、エチルベンゼン
及び27ml(250mmol)の3−メトキシフェノールを仕込
んだ。撹拌を開始し、混合物を還流温度まで加熱して蒸
留を始めた。次いで11.44g(100mmol)のMg(OEt)2を
±2.3gの5部分に分けて添加した。最初の添加後、留出
物中のエタノールの初濃度が±90%減少したのち初めて
次の部分を添加した。全体の反応体積をトルエンの添加
により一定に保った。最後の添加後、エタノールがもは
や留出物中に検出できなくなるまで蒸留を続けた。留出
物の合計重量は1084g(=10.84g/mmol Mg(OEt)2)に
達した。混合物を80℃に冷却し、撹拌を止め、固体が沈
降した後、母液をデカンテーションした。生成物をイソ
オクタン(200ml、80℃)で4回洗浄し、窒素気流(25
℃)中で乾燥した。SEM写真によれば、回転楕円状の粒
子が形成されていた。
前記f)及びg)の方法に従って得られたマグネシウ
ム化合物から前記処方a)に従って製造した固体触媒成
分を使用し、前記e)に記載した条件の下に行った重合
ランで得たポリマーのかさ密度(BD)、ポリマー収量、
キシレン可溶分(XS)及び固有粘度(LVN)を表に示
す。
ム化合物から前記処方a)に従って製造した固体触媒成
分を使用し、前記e)に記載した条件の下に行った重合
ランで得たポリマーのかさ密度(BD)、ポリマー収量、
キシレン可溶分(XS)及び固有粘度(LVN)を表に示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・クレメント・チヤドウイツク オランダ国、1031・セー・エム・アムス テルダム、バドハアイスウエヒ・3 (72)発明者 テオドルス・クラース・ユリーンス オランダ国、5301・カー・カー・ザルト ボメル、コツクスカンプスウエヒ・20 (56)参考文献 特開 昭60−88012(JP,A) 特開 昭63−117009(JP,A) 特開 昭53−2580(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 4/60 - 4/70
Claims (9)
- 【請求項1】マグネシウム−ジ−(3−ハロ−又は3−
C1〜C8アルコキシ−フェノキシド)をハロ炭化水素の存
在下にチタン(IV)ハロゲン化物を用いてハロゲン化
し、反応混合物から固体生成物を回収することから成
る、固体触媒成分の製造方法。 - 【請求項2】マグネシウムジフェノキシドがマグネシウ
ム−ジ(3−C1〜C8アルコキシ−フェノキシド)であ
る、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】ハロゲン化を電子供与体の存在下に行う請
求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】電子供与体が芳香族カルボン酸のアルキル
エステルである、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】マグネシウム−ジ−(3−ハロ−又は3−
C1〜C8アルコキシ−フェノキシド)をハロ炭化水素の存
在下にチタン(IV)ハロゲン化物を用いてハロゲン化
し、反応混合物から固体反応生成物を回収し、固体反応
生成物を有機アルミニウム化合物及び電子供与体と結合
させることから成る、オレフィン重合触媒の製造方法。 - 【請求項6】マグネシウムジフェノキシドがマグネシウ
ム−ジ(3−C1〜C8アルコキシド−フェノキシド)であ
る、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】ハロゲン化を電子供与体の存在下に行う、
請求項5又は6に記載の方法。 - 【請求項8】固体触媒成分に対する電子供与体が芳香族
カルボン酸のアルキルエステルであり、請求項7に記載
の方法。 - 【請求項9】有機アルミニウム化合物に対する電子供与
体がジアルキルジアルコキシシラン、アルキルトリアル
コキシシラン又は芳香族カルボン酸のアルキルエステル
である、請求項5〜8のいずれか1項に記載の方法。
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IT1292107B1 (it) * | 1997-06-09 | 1999-01-25 | Montell North America Inc | Componenti e catalizzatori per la polimerizzazione di olefine |
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US7012046B2 (en) * | 2001-06-08 | 2006-03-14 | Eaton Gerald B | Drag reducing agent slurries having alfol alcohols and processes for forming drag reducing agent slurries having alfol alcohols |
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JPS5952166B2 (ja) * | 1976-06-29 | 1984-12-18 | 三井化学株式会社 | ポリオレフインの製造方法 |
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IT1209255B (it) * | 1980-08-13 | 1989-07-16 | Montedison Spa | Catalizzatori per la polimerizzazione di olefine. |
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