JP2887765B2 - ポリアルキレングリコール残基を含む対称ビペプチド、その製造方法およびプロテアーゼの検定における使用 - Google Patents

ポリアルキレングリコール残基を含む対称ビペプチド、その製造方法およびプロテアーゼの検定における使用

Info

Publication number
JP2887765B2
JP2887765B2 JP3502462A JP50246291A JP2887765B2 JP 2887765 B2 JP2887765 B2 JP 2887765B2 JP 3502462 A JP3502462 A JP 3502462A JP 50246291 A JP50246291 A JP 50246291A JP 2887765 B2 JP2887765 B2 JP 2887765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
residue
amino acid
arg
gly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3502462A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04507101A (ja
Inventor
クェンタン、ジェラール
マルチノリ、ジャン―リュ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SERUBIO
Original Assignee
SERUBIO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SERUBIO filed Critical SERUBIO
Publication of JPH04507101A publication Critical patent/JPH04507101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2887765B2 publication Critical patent/JP2887765B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
    • C07K5/08Tripeptides
    • C07K5/0815Tripeptides with the first amino acid being basic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K1/00General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length
    • C07K1/107General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length by chemical modification of precursor peptides
    • C07K1/1072General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length by chemical modification of precursor peptides by covalent attachment of residues or functional groups
    • C07K1/1077General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length by chemical modification of precursor peptides by covalent attachment of residues or functional groups by covalent attachment of residues other than amino acids or peptide residues, e.g. sugars, polyols, fatty acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
    • C07K5/08Tripeptides
    • C07K5/0815Tripeptides with the first amino acid being basic
    • C07K5/0817Tripeptides with the first amino acid being basic the first amino acid being Arg
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
    • C07K5/10Tetrapeptides
    • C07K5/1019Tetrapeptides with the first amino acid being basic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/975Kit
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/804Radioisotope, e.g. radioimmunoassay

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、新規な工業的生産物である、下記式Iのビ
ペプチド化合物に関する。更に本発明はビペプチド化合
物の製造方法、およびプロテアーゼおよびペプチダーゼ
からなる群に属する酵素の検定の分野における、とりわ
けクラスE.C.3.4.4〔1973年、アムステルダムのElsevie
r Scientific Publishing Company発行の“Enzyme Nome
nclature"(酵素命名法)に定義されているように、現
在では新規なクラスの“E.C.3.4.21"である〕に属する
酵素のような酵素の定量的検定の分野における基質とし
ての使用に関する。
従来技術 上述したクラスに属する酵素は、タンパク質またはぺ
プチド骨格のアミド結合をArg、Lys、OrnおよびHis残基
のカルボキシル基において開裂する物質として知られて
いる。この開裂機構は当該分野において良く知られてお
り、下記する従来技術の文献に詳細に例示されている。
上記クラスに属する酵素のための現在用いられている
基質は、本質的にトリ−またはテトラペプチド化合物で
あり、そのN−末端がベンゾイル、ベンジルオキシカル
ボニル、t−ブトキシカルボニル、t−アミルオキシカ
ルボニル、トシル、アセチルなどのようなブロッキング
基によって一般的に置換されており、かつそのC−末端
が、放射性基または開裂の前または(好ましくは)開裂
後に着色または蛍光を付与することができる、特にp−
トロアニリン基のような基であるアミノ化された基によ
ってアミド化されている。
この関係については、文献としてFR−A−2,546,16
3、FR−A−2,372,798、EPA−0,004,256、US−A−4,50
8,644、US−A−4,448,715、FR−A−2,471,411、FR−
A−2,317,280およびFR−A−2−459,226を挙げること
ができる。
従来技術において知られているペプチド誘導体は水に
対する親和性がほとんどないことが見出されている。こ
のペプチド誘導体は水への溶解性または分散性が低く、
従って使用しえるようにするには有機溶媒の添加が時と
して必要である。混合溶媒からなる系は、一般的には生
物的媒体と相溶性がほとんどない。混合溶媒系は、基質
の活性低下、または、ある場合には、検定が望まれてい
る酵素の劣化をもたらす。更に、これら基質の水への低
親和性酵素検定法の感度低下の原因となる。
上記したFR−A−2,546,163は酵素基質の水への溶解
性を改善するための特殊な溶液を開示しており、ここで
はペプチドはN−末端にポリヒドロキシカルボニル基を
有している。
また、EP−A−0,002,190は、アルキル基によってモ
ノエーテル化されたポリエチレングリコール残基からな
るポリペプチド化合物(第8頁、第6〜8行参照)、す
なわち下記式の生成物を開示しており、 Me-PEG600-CO-(CH2)2-CO-Val-Arg-Val-pNA (第10頁第35行参照)、ここでPEG600は約600オーダー
の分子量を有するポリエチレングリコール残基を示して
いる。
最後に、EP−A−0,280,160はN−末端がメトキシマ
ロニル基のようなアルコキシカルボニルアルキレンカル
ボニル基を含むジペプチド基質を開示している。
本発明による溶液 本発明によれば、新規な特殊溶液が提案され、この溶
液はそのN−末端がカルボニル結合、COを介して2価の
ポリアルキレングリコール基にそれぞれ結合している二
つのアミノ酸またはペプチド鎖からなる化合物を使用す
る点で一方ではFR−A−2,546,163の提案と、他方ではE
P−A−0,025,190の提示と夫々異なる。
より詳細には、この新規な特殊の溶液は、ポリエチレ
ングリコールおよびポリプロピレングリコールからなる
基に属するポリアルキレングリコール基の選択をベース
とするものであり、ポリアルキレングリコール基は二つ
のモノアミノ酸または三つのペプチド鎖に結合してお
り、ポリアルキレングリコール残基の各O−末端がCO基
を介してモノ酸またはペプチド鎖のN−末端に結合し、
酵素検定の感度に必要な水への溶解性または分散性が与
えられている。ポリアルキレングリコール残基が二つの
鎖に結合している事実が検定の感度を増大している。
本発明の主題 本発明によれば、ポリアルキレングリコール残基に結
合したアミノ酸残基を含むアミノ酸およびペプチドから
なる基に属する新規化合物が提案され、この化合物は、
従来技術において知られているペプチドと、特に酵素基
質として構造的に異なり、下記からなる群から選択され
る。
(i)下記式の対称的アミノ酸およびペプチド ここでQは下記式のポリエチレングリコールおよびポ
リプロピレングリコールから選ばれたポリアルキレング
リコール残基である。
-O[CH(X)CH2O]n- ここでXはHまたはMeであり、nは1より大きいか、
または1に等しい整数である。
Bは単一結合、モノアミノ酸残基または2〜9のモノ
アミノ酸残基からなるペプチド鎖である。
Aは側鎖に塩基性基を含むα−アミノ酸残基からなる
群から選ばれた塩基性モノアミノ酸残基である。そし
て、Rは酵素物質が確認または検定されることを可能に
するためのラベル化手段である。
略記号 便利のために、本明細書の記述に下記の略記号を用い
る。
本発明の詳細な記述 基Qはポリアルキレングリコール(PAG)残基であ
る。QはX=Hのときポリエチレングリコール(PEG)
残基を、X=Meのときポリプロピレングリコール(PP
G)残基を含む。基Qにおいて、各O−末端は二つのモ
ノアミノ酸またはペプチド鎖の一つのN−末端にカルボ
ニル基によって結合している。有利的には、PAG残基は
約60から約1000の間の平均分子量を有し、好ましくは20
0〜600の間の平均分子量を有する。Qはポリプロピレン
グリコール(PAG)残基であるより好ましくはポリエチ
レングリコール(PEG)残基である。便利かつ統一のた
めに、式Iにおいてn=1の場合にも“ポリアルキレン
グリコール残基”および“ポリエチレングリコール残
基”の表現を以後用いることにする。
上記したように、基Aは塩基性α−モノアミノ酸の残
基である。この残基は、7よりも大きなpHを有するモノ
アミノ酸、すなわち一つの酸基COOHおよびα−位におけ
る塩基性基に加えて少くとも一つの塩基性側鎖を有する
モノアミノ酸から導かれる。好適なα−アミノ酸の中で
Dbu、Arg、Lys、HinおよびOrn残基について詳細に記述
する。好ましい残基Aはα−L−アミノ酸残基であり、
とりわけL−Arg、L−LysおよびL−Ornが好ましく、
本発明にとって最も価値のある残基はL−Argである。
上で示したように、基Bは単一結合、モノアミノ酸残
基または2〜9のアミノ酸を含むペプチド鎖である。基
B中に存在するアミノ酸はいづれのタイプであっても良
く、特に天然産または合成アミノ酸である。とりわけ、
Bがモノアミノ酸残基の場合には、この残基は不斉炭素
原子に欠ける残基(とりわけAib、Cle、Cly、MeGlyおよ
び4Abuのような)かまたは不斉炭素原子を含みLまたは
D配置を有する残基、夫々が不斉炭素原子に欠けるアミ
ノ酸であるかまたは不斉炭素原子を含みL配置を有する
アミノ酸である他のアミノ酸残基またはペプチド鎖の残
基である。
Bがモノアミノ酸残基であるとき、この残基は7より
も小さい、または7に等しいpHを有する天然産または合
成アミノ酸から、または7よりも大きいpHを有するが適
切に置換されており、その結果、塩基性特性が本質的に
ブロックされていてpHが7より小さいかまたは7に等し
いアミノ酸から導かれる。
従ってBは下記を含む。
1)単一の塩基性基を含む天然産または合成アミノ酸残
基、 2)単一の塩基性基および一以上の酸基を含み、各酸側
鎖基を特にアミドまたはエステルの形状でブロックする
ことができる天然産または合成アミノ酸残基、および 3)単一の酸基および一以上の塩基性基を含み、各塩基
性側鎖基は適切に置換されていて、その結果、その塩基
性特性が本質的にブロックされ消出している天然産また
は合成アミノ酸。
もちろん、上述したアミノ酸残基は上記略記号の部分
に詳細にリストされているが、エーテルまたはエステル
保護基によって適宜ブロックすることができるヒドロキ
シル(OH)またはチオール(SH)側鎖基を含むことがで
きる。下記するアミノ酸から導かれた残基は、特にBと
して好適である。
−特に−Ala、β−Ala、Cys、Gln、4Hyp、3Hyp、Leu、M
et、Nle、Nva、Phe、Pro、MeGly、Ser、TyrおよびValの
ような、いわゆる“中性”の非塩基性天然アミノ酸で、
4Hyp、3Hyp、Ser、ThrおよびTyrのOH側鎖基はエーテル
またはエステル保護基によって保護されていてもいなく
ても良く、CysのSH側鎖基はチオエーテルまたはチオエ
ステル保護基によって保護されていてもいなくても良
い。
−特にAsp、β−Asp、Gluおよびγ−Gluのような酸性天
然産アミノ酸であり、酸側鎖基は遊離しているか、また
はアミドまたはエステル、特にベンジルまたはt−ブチ
ルエステルの形で保護されている。
−塩基性側鎖基またはペプチド結合の部分を形成しない
塩基性側鎖基群がAdoc、Aoc、Boc、Cbo、Foc、Fmoc、Ib
oc、Z、Z(p−Cl)およびZ(p−OMe)等のよう
な、実際に塩基性特性を消失させる適切な塩基によって
保護されており、前記アミノ酸残基が特にCbo基によっ
て適切にブロックされている、とりわけArg、Lys、His
およびOrn残基である本来は塩基性の天然アミノ酸。
−特にACC、AHX、Aib、ATC、AZe、Abu、4Abu、CHA、CH
G、CHT(ここでOH側鎖基は、適切であるならばエーテル
またはエステルの形に保護されている)、Cle、Phg、Pi
pおよびPyrのような、いわゆる“中性”非塩基性合成ア
ミノ酸、および −各塩基性側鎖基が塩基性特性を実質的に消失させる適
切な基、特にDbu残基によって保護され、塩基性側鎖基
がCboのような基によってブロックされている当初は塩
基性の合成アミノ酸。
合成アミノ酸残基の中で下記するものが好適である: (i)アミノ酸およびカルボキシル基が(上記したCle
基のように)同一環の炭素原子上に位置するかまたは二
つの異なる環の炭素原子上に位置する脂環式アミノ酸残
基、および (ii)とりわけo−、m−、およびp−アミノベンゾイ
ル残基のような芳香族アミノ酸残基およびとりわけp−
アミノベンジルカルボニルおよびm−アミノベンジルカ
ルボニルのようなアルアルキルアミノ酸残基。
有利には本発明によれば、Bのモノアミノ酸残基は、
ACC、Aib、Ala、ATC、Asp、Aze、But、CHA、CHG、Cle、
Glu、Gly、4Hyp、3Hyp、Ile、Leu、Met、Nle、Nva、Ph
e、Pip、Pro、MeGly、Ser、Tbr、TyrまたはValのような
α−アミノ酸残基、β−Ala、CHT、4Hyp、3Hyp、Ser、T
hrまたはTyrのような残基でOH側鎖基がエーテルまたは
エステルの形で保護されているβ−アミノ酸残基、また
はカルボン酸側鎖基のOH基がOR3、NH2、NHR4またはNR4R
5によって置換されており、R3はC1〜C4アルキル(好ま
しくはMe、Et、iBu、Bu)、C1〜C4ヒドロキシアルキル
(好ましくCH2CH2OH)、C3〜C6シクロアルキル(シクロ
プロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルのよう
な)、またはω−アミノアルキル〔ここでアルキル部分
はC2〜C4であり、アミノ基はモノアルキル化(NHR4)、
ジアルキル化(NR4R5)または環中に含まれていても良
い(NR4R5=ヘテロ環基)〕であり、R4およびR5は同一
かまたは異なり、夫々C1〜C4アルキル基であり、R4およ
びR5は共に窒素原子と結合して、ピロリジノ、ピペリジ
ノ、モルホリノ、チオモルホリノ、ピペラジノ、4−
(2−ヒドロキシエチル)ピペラジノ、4−メチルピペ
ラジノ、4−(4−クロロフェニル)ピペラジノおよび
ヘキサメチレンイミノ基から成る群から選ばれたN−ヘ
テロ環基を形成することができるAspまたはGln残基であ
る。
従って、モノアミノ酸残基Bは不斉炭素原子を欠くAi
b、β−Ala、Cle、Cly、MeGlyおよび4Abuのようなアミ
ノ酸残基および不斉炭素原子を含むアミノ酸残基を含
む。
Bに存在するアミノ酸のみが一つの不斉炭素原子を含
むときには、このアミノ酸の残基は好ましくはL配置を
有し、式IのBがD配置を有するモノアミノ酸残基であ
るトリペプチドは、体験によれば一般に基質として活性
がおとる。
体験は一般に基質として活性がおとる。
モノアミノ酸基Bは、好ましくは以下からなる群から
選ばれる。
(ii)OH側鎖基がエステルまたはエーテル基の形で保護
されているL−CHT、L−4Hyp、L−3Hyp、L−Ser、L
−ThrおよびL−Tyr残基、 (iii)塩基性側鎖基が適切な基で置換されて側鎖基の
塩基特性が実質的に除去されており、その適切な基が酸
基、とりわけCboから導かれるL−Arg、L−Lys、L−H
is、L−OrnおよびL−Dbu残基、および (iv)カルボキシル酸側鎖基がエステル化またはアミド
化されているL−AspまたはL−Glu残基。
Bが、2〜9のアミノ酸残基を含むペプチド基の場合
には、そのペプチド鎖の夫々のアミノ酸は、基Bがモノ
アミノ酸である上記リストのアミノ酸残基から選択され
る。
好ましくは、Bを構成するペプチド鎖は、この場合に
はα−アミノ酸残基のみを含む。
カルボニル結合を介して基Qと結合するペプチドのN
−末端を含むアミノ酸は、また好ましくは、下記からな
る群から選ばれるα−アミノ酸である。
(i)Aib、CleおよびGlyのような、不斉炭素原子に欠
けるα−アミノ酸残基、および (ii)不斉炭素原子を含有し、DまたはL配置を有する
α−アミノ酸残基、 好ましくは(a)Aib、CleまたはGlyまたは(b)L
配置を有する一つ以上のα−アミノ酸残基である他のア
ミノ酸残基またはそのペプチド鎖の残基。
更に、Bがペプチド鎖であるとき、このペプチド鎖は
有利には二つまたは三つのアミノ酸を含む。すなわち、
式Iの化合物はビス(トリペプチド)またはビス(テト
ラペプチド)である。
更にまた、Bが2〜3のアミノ酸残基を含むペプチド
鎖であるときには、2の位置におけるアミノ酸残基、す
なわちB−AのN末端を含むアミノ酸残基に直接結合す
るアミノ酸残基は、AspまたはGluであることが、とりわ
け推賞され、止血に含まれるファクターXaの決定の分野
において特に有用である式Iの化合物を形成するため
に、もしも適切であるならば、上述したようにAspまた
はGlu残基の夫々のカルボキシル側鎖基をエステル化ま
たはアミド化することが可能である。
ラベル化手段Rは生物学的および微生物学的アッセイ
(検定)の分野において良く知られており、この点に関
しては上記した従来技術、特にUS−A−4,448,715特許
明細書を参照することができる。このラベル化手段は、
(i)色の変化をもたらす、(ii)蛍光をもたらす、ま
たは(iii)少くとも一つの放射性元素(たとえば14Cま
たは3H放射性同位元素でラベル化されたアニリノまたは
ベンジルアミノ基)を含むアミノ化された基NH−R′か
らなる群から好ましくは選ばれる。
酵素反応の間またはその後に、増幅して検出すること
ができる(たとえば、与えられた波長における光学密度
の測定によって、または放射能の測定によって)信号を
与えるいづれのアミノ基NH−R′も本発明の目的に好適
である。酵素による加水分解における開裂によって得ら
れた生成物H−Rの量は、使用した酵素量に比例する。
このH−Rの量は、測光、分光測光、蛍光分光測光また
は電気化学によって測定することができる。
本発明により推賞されるRは発色基、代表的にはニト
ロフェニルアミノ基(ここでフェニル基はCOOH、F、C
l、Br、CH3、OCH3、CN、CF3および/またはSO3Hで置換
されていても良い)、または蛍光発生基、代表的にはナ
フチルアミノ基(ここでナフチル基はOCH3、COOH、SO3H
またはCH3で置換されていても良い)、および4−メチ
ルクマリル−7−アミノ、4−トリフルオロメチルクマ
リル−7−アミノおよび類似基である。
本発明において好適な発色および蛍光発生アミノ基の
中で、とりわけ下記の基を挙げることができる:p−ニト
ロアニリノ(略記号pNA)、2−カルボキシ−4−ニト
ロアニリノおよび3−カルボキシ−4−ニトロアニリ
ノ、2−ハロゲノ−4−ニトロアニリノおよび3−ハロ
ゲノ−4−ニトロアニリノ(ここでハロゲンはF、Clま
たはBrである)、2−メトキシ−5−メチル−4−ニト
ロアニリノ、2−ヒドロキシスルホニル−4−ニトロア
ニリノ、4−フリフルオロメチル−2−ニトロアニリ
ノ、4−フリフルオロメチル−3−ニトロアニリノ、4
−シアノ−2−ニトロアニリノ、ナフチル−2−アミ
ノ、4−ヒドロキシスルホニルナフチル−1−アミノ、
キノリルアミノ、ニトロキノリルアミノなど。
本発明によれば好ましい基Rは発色基、すなわち一方
では、一般に上述したタンパク分解酵素の定量的決定に
好適であり、とりわけファクターXa、プロテインCおよ
び/またはプラズミンの決定に好適であるpNAであり、
他方ではpNAのフェニル環が2または3の位置で置換さ
れている類似の基であり、この基は下記の式(II)を有
する。
(II)式中、Y′はBr、Cl、F、CF3、COOH、COOW、C
ONH2、CONHW、CONW2、CONH(CH2)mNMe2、OHまたはOWであ
り、WはC3〜C6アルキル、C6〜C10アリール、C7〜C11
ラルキルまたはC3〜C8脂環基であり、mは1〜10の整数
である。
pNA基のフェニル環が置換されている式IIのかかる基
は、特にEP−A−0,110,306号明細書に記述されてい
る。
本発明における付加塩は、本質的には式Iの化合物と
鉱酸または有機酸との反応によって得られた酸付加塩で
ある。
本発明の実施の最上の方法は、基質として、下記から
成る群から選択された対称的ビペプチド化合物を用いる
ことからなる。
(i)下記式の化合物。
pNA−Arg−B−CO−O[CH2CH2O]n−CO−B−Arg−pN
A (Ia) ここで、Bは単一結合;Aib、CleまたはGly残基、また
はL配置を有するモノアミノ酸残基;またはカルボニル
結合COに結合するペプチド鎖のN−末端を含むアミノ酸
残基がAib、CleまたはGlyまたはLまたはD配置を有
し、他のアミノ酸残基または残基群がAib、CleまたはGl
yまたはL配置を有するジ−またはトリ−ペプチド残基
である。
nは、1より大きいか、または1に等しい整数で基O
[CH2CH2O]nの平均分子量は約60と約600の間、好ましく
は200と400との間である。
(ii)式iの化合物の付加塩。
本発明を実施するための最上の方法のわく内の、実際
的見地から、一方では基O[CH2CH2O]nの平均分子量はほ
ぼ200〜400であるべきであり、すなわち基O[CH2CH2O]n
は200〜400の分子量を有するPEG化合物から導かれるべ
きであり、他方では、基Bはジ−またはトリ−ペプチド
基であるべきである。限定を意図するものではなく、本
発明によるいくつかのペプチド化合物を下記表1に示す
が、最も有益なものは、とりわけ下記である。
(a)PEG200(CO-Gly-L-Pro-L-Arg-pNA)2, (b)PEG600(CO-Gly-L-Pro-L-Arg-pNA)2, (c)PEG200(CO-D-Gly(OBzl)-L-Pro-L-Arg-pNA)2, (d)PEG200(CO-D-Nle-L-CHA-L-Arg-pNA)2, (e)PEG200(CO-D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2, (f)PEG200(CO-D-CHA-Gly-L-Arg-pNA)2, (g)PEG300(CO-D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2, (h)PEG400(CO-D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2, (i)PEG200(CO-D-Nle-Gly-L-Arg-pNA)2,および (j)上記のものの付加塩。
従来知られている基質のように、本発明による式Iま
たはIaの対称化合物およびこれら化合物の付加塩は、酵
素による加水分解において、H−R量は試料中に存在す
る酵素量に比例する。他方、本発明による化合物は従来
知られている基質とは異なる酵素による加水分解速度を
有する。
本発明によれば、式Iの化合物は慣習的反応機構の適
用による、それ自体知られている方法で製造することが
できる。ここで推賞する方法は、下記式(IV)のアミノ
酸またはペプチド化合物を、下記式(V)のポリアルキ
レングリコールジハロゲノホルメートと下記の反応によ
って反応させることからなる。
式(IV)において、B、AおよびRは上記したとおり
定義され、式(V)において、Halはハロゲン原子、と
りわけ、F、ClまたはBr、好ましくはClであり、Qは上
記したとおり定義される。
式IVおよびVで示される原料化合物は、当業者に良く
知られている慣習的方法によって得られる。とりわけ、
Bが単一結合の場合には、化合物IVはペプチド合成の慣
例的方法の一つによって得られる。
有利には、2モルのIVを1〜1.3モル(好ましくは1
〜1.1モル)のVと不活性溶媒(特にDMFまたはTHF)中
で0〜40℃の間の温度で少なくとも0.25時間、反応媒体
のための補助溶媒としても役立つプロトン受容体、とり
わけEt3NまたはDIEAのような第3級アミンの存在下で反
応せしめる。化学量論的条件に関して過剰の第3級アミ
ンとりわけ第3級アミン/化合物IVが1.7/1〜2.6/1、好
ましくは2/1〜3.1/1のモル比で用いることが好ましい。
式Iのトリペプチド化合物およびこれらの付加塩は止
血に含まれる酵素の決定に有用である。特に、それらは
ファクターXa、プラスミンまたはスロンビン(thrombi
n)のための特殊な基質を構成する。これらの酵素を決
定するための推賞される方法は、式Iのトリペプチドま
たはその付加塩の1種の与えられた量を(ほぼ10mg/ml
の濃度で)、緩衝等張溶液のような適切な水性液媒体中
で目的とする酵素を含む試料(もしも適切ならば希釈し
て)と少なくとも0.5時間、室温〜40℃の間の温度、特
に37℃で接触せしめる。
止血に含まれる酵素に対するトリペプチドの活性は、
本発明によればEP−A−0,280,160に記述されたような
慣習的な方法(第14頁参照)で決定され、加水分解率が
時間による光学密度の変化(Δ0D/分)によって査定さ
れる。得られた結果を後述する表2にまとめた。この表
2では、参照生成物(CP1〜CP3)の活性を便利のために
100%とした。
本発明の更に他の利点および特徴は以下に述べる製法
実施例および比較試験の結果からより明らかに理解でき
るであろう。もちろん、これらのデータは全体として何
の限定を意味するものではなく、説明のために提供する
ものである。
製法I PEG200(D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2・2AcOHの製造。
(実施例5) a)Z−L−Arg−pNA.HCl 344g(1モル)のZ−L−Arg−OH.HClを無水のHMPT
(新たに蒸留し、モノキュラーシーブ上で乾燥した)に
室温で溶解し、次いで139ml(1モル)のEt3Nを攪拌下
に室温で加えた。得られた溶液に328g(2モル)のp−
ニトロフェニルイソシアネートを加えた。得られた反応
媒体を室温で24時間攪拌し、次いで減圧下に蒸発させ、
残渣を最少量のAcOHに溶解し、AcOEtでうすめた。得ら
れた溶液を次いで少量の0.5M NaHCO3溶液で連続して3
回、KHSO4の50g/l溶液で3回、次いでNaClのほぼ飽和水
で数回抽出した。次いで有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。濾過後(Na2SO4の除去)に、溶媒を蒸発除去
し、蒸留残渣をAcOEt/MeOMe混合物(3/7 v/v)から再結
晶して白色粉末状の目的とする生成物の350gを得た。
M.p.=融点128−130℃ 分析(シリカゲルによる薄層クロマトグラフィ) Rf=0.5、AcOEt/ピリジン/AcOH/H2O(20/4.5/3/1 v/v) Rf=0.69、CHCl3/MeOH/AcOH(5/3/1 v/v) b)H−L−Arg−pNA.2HBr 100g(0.215モル)のZ−L−Arg−pNA.HClをガラス
/テフロン装置中に仕込んだ。800mlの氷酢酸、200mlの
アニソールおよびHBrの氷酢酸溶液1000mlを不活性雰囲
気下(窒素流)で連続的に加えた。反応を窒素雰囲気
下、室温で1時間続行した。この時間の経過後に、反応
中に均一になった反応混合物を20lのエーテル(MeOMeま
たはEtOEt)中に沈澱させた。デカンテーション後に、
上清を放棄し、沈澱をエーテルで数回洗浄した。沈澱を
濾過によって集め、減圧下にKOHで24時間乾燥して目的
とする生成物94.2g(収率96%)を得た。
分析(シリカゲルによる薄膜クロマトグラフィ) Rf=0.04、AcOEt/ピリジン/AcOH/H2O(20/4.5/3/1.5 v/
v) Rf=0.38、BuOH/AcOH/H2O(3/1/1 v/v)。
c)Boc−Gly−L−Arg−pNA.HBr 1g(2.19モル)のH−L−Arg−pNA.2HBrを10mlのDMF
に溶解し、次いで0.854ml(6.57ミリモル)のDIEAを加
えた。他の容器で、384mg(2.19ミリモル)のBoc−Gly
−OHをDMF5mlに溶解した溶液を0.285mlのDIEAで中和し
た。このようにして得られた二つの溶液を混合し、得ら
れた媒体に970mgのBopを加え、室温に保持した。また、
反応中を通して少量のDIEAを加えてpHを7と8の間の値
に保った。1時間後、反応が完結した後に、反応媒体を
減圧下に蒸発乾固した。蒸発残渣をAcOEt/MeOH混合物に
溶解し、NaHCO3の0.5モル水溶液で抽出した。有機層を
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮し、次いでエー
テル(MeOMeまたはEtOEt)中に沈澱させて、目的生成物
の874mg(収率75%)を得た。
分析(シリカゲルによる薄膜クロマトグラフィ): Rf=0.53、CHCl3/MeOH/AcOH(10/3/1 v/v)。
d)H−Gly−L−Arg−pNA.2H−TFA 874mg(1.64ミリモル)のBoc−Gly−Arg−pNA.HBrを
反応容器中に仕込み、次いで6.6mlのCH2Cl2および6.6ml
のH−TFAを連続して加えた。室温下0.25時間の反応時
間の後、反応混合物を直接エーテル中に沈澱させた。薄
片状の白色沈澱が形成され、これを濾過分離し、乾燥し
て目的生成物の910mg(収率96%)を得た。
分析(シリカゲルによる薄膜クロマトグラフィ): Rf=0.09、CHCl3/MeOH/AcOH(5/3/1 v/v)。
e)Boc−D−Leu−Gly−L−Arg−pNA.H−TFA 製法Icに従って(i)910mg(1.57ミリモル)のH−G
ly−L−Arg−pNA.2H−TFA、(ii)363mg(1.57ミリモ
ル)のBoc−D−Leu−OH、(iii)1.2mlのDIEAおよび
(iv)695mg(1.57ミリモル)のBopから成る反応混合物
をDMF中で反応させ、反応混合物を攪拌下に2時間、室
温に保持した。減圧下に蒸発乾固させた後に、蒸発残渣
をCHCl3/MeOH/AcOH(比率20/3/1〜10/3/1 v/v)を溶出
剤として用いるシリカゲルによるクロマトグラフィ分析
にかけた。捕集した均一溶出分を冷却し、溶出液を蒸発
させた。凍結乾燥によって目的生成物の785mg(収率80
%)を純粋な状態で得た。
分析(シリカゲルによる薄層クロマトグラフィ): Rf=0.33、CHCl3/MeOH/AcOH(10/3/1 v/v)。
f)H−D−Leu−Gly−L−Arg−pNA.2H−TFA 製法Ieによって得られ785mg(1.25ミリモル)のBoc−
D−Leu−Gly−L−Arg−pNA.H−TFAを5mlのCH2Cl2およ
び5mlのH−TFAと室温で反応させた。0.25時間の後、反
応混合物を直接エーテル中で沈澱させ、白色沈澱を得
た。この沈澱を濾別し、エーテルで洗浄し、乾燥した。
目的とする生成物の779mg(収率90%)を捕集した。
分析(シリカゲルによる薄層クロマトグラフィ): Rf=0.2、CHCl3/MeOH/AcOH(5/3/1 v/v)。
g)PEG200(D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2・2AcOH 15mlのDMFおよび0.345ml(2.47ミリモル)のEt3Nを上
記のようにして得られたH−D−Leu−Gly−L−Arg−p
NA.2H−TFAの779mg(1.12ミリモル)に加えた。得られ
た混合物を攪拌下に氷で冷却した。182mg(0.563ミリモ
ル)のPEG200のジクロロホルメート〔下記の製剤方法VI
IIによって得られたものであり、構造式Cl-CO-O(CH2CH2
O)n-CO-Clを有し、ここでnはO(CH2CH2O)nの部分の分子
量が約200の値を有するような値である〕のDMF5ml溶液
を次いで滴々添加した。得られた反応混合物を次いで徐
々に2時間かけて室温にまで温めた。濾過によって形成
されたトリエチルアンモニウム塩を除去し、濾液を蒸発
させた。蒸発残渣を、MeOH/H2O混合物(3/2 v/v)を溶
出剤に用いてイオン交換樹脂〔アンバーライト(AMBERL
ITE:登録商標)IRA4015〕によるクロマトグラフにかけ
た。得られた均一な溶出留分を冷却した。蒸発後に凍結
乾燥して目的生成物の460mg(収率63%)を得た。
分析(シリカゲルによる薄層クロマトグラフィ): Rf=0.34、CHCl3/MeOH/AcOH(5/3/1 v/v)。
製法II PEG300(D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2・2AcOHの製造。
(実施例8) PEG200ジクロロホルメートの代りにPEG300ジクロロホ
ルメートを用いた以外は製法Igに示した方法に従って、
目的とする生成物を得た。
製法III PEG400(D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2・2AcOHの製造。
(実施例9) PEG200ジクロロホルメートの代りにPEG400ジクロロホ
ルメートを用いた以外は製法Igに示した方法に従って目
的とする生成物を得た。
製法IV PEG200(D-Nle-Gly-L-Arg-pNA)2・2AcOHの製造。
(実施例10) 式Boc−D−Leu−OHのアミノ酸を製法Ieにおいて式Bo
c−D−Nle−OHに代えた以外は製法Iに示した方法によ
って目的生成物を得た。
製法V PEG200(D-Nle-CHA-L-Arg-pNA)2・2AcOHの製造。
(実施例5) 式Boc−Gly−OHを製法Icにおいて式Boc−L−CHA−OH
に代え、製法IeにおいてBoc−D−Leu−OHを式Boc−D
−Nle−OHのアミノ酸に代えた以外は製法Iに示した方
法によって目的とする生成物を得た。
製法VI PEG200(D-Gly-Pro-L-Arg-pNA)2・2AcOHの製造。
(実施例2) a)Z−L−Arg−pNA.HCl 100g(0.724モル)のH−pNAを0.5lのピリジンに溶解
した。攪拌した混合物を−20℃に冷却した。あらかじめ
−20℃に冷却した64ml(0.724ミリモル)のPCl3を滴々
添加し、反応混合物を−20℃に1時間保った。223gのZ
−L−Arg−OHを次いで加え、温度を−20℃に1時間保
持し、次いで反応混合物を室温まであたため、12時間保
持した。得られた反応混合物を10lの氷水中に移し、上
清の沈澱物を濾別し、AcOH/AcOEt混合物に溶解し、Na24
CO3の0.5モル水溶液、KHSO4の50g/lに水溶液、次いでNa
Clでほぼ飽和した水で連続的に(3回)洗浄した。有機
層をNaHSO3で乾燥し、次いで蒸発させ濃縮した。得られ
た濃縮物をCHCl3/MeOH/AcOH系(比率:20/3/1〜5/3/1 v/
v)を用いるシリカカラムによるクロマトグラフィにか
けた。均一な溶出液を冷却し、蒸発させ、エーテル中に
沈澱させて222gの目的生成物(収率:66%)を得た。
M.p.=128−130℃ 分析(シリカゲルによる薄層クロマトグラフィ): Rf=0.76、CHCl3/MeOH/AcOH(5/3/1 v/v)。
Rf=0.2、CHCl3/MeOH/AcOH(20/3/1 v/v)。
b)H−L−Arg−pNA.2HBr 製法Ibに示した操作に従った。
c)Boc−Gly−L−Pro−OH 1.4ml(11ミリモル)のN−メチルホルホリンを50ml
のDMF中の1.15g(10ミリモル)のプロリンに加えた。混
合物を氷浴で冷却し、次いで3.06g(10ミリモル)のBoc
−Gly−OSuを加え、少量のN−メチルホルホリン(この
物質はプロトン受容体として用いた)を連続的に加える
ことによって反応の間中(14時間)、pHを6と7の間に
調整した。DMFを蒸発除去し、蒸発残渣をAcOEtに溶解さ
せた。石油エーテル中に沈澱させた後、次いで濾過する
ことによって目的とする生成物を集めた。
分析(シリカゲルによる薄層クロマトグラフィ): Rf=0.53、BuOH/AcOH/H2O(3/1/1 v/v); Rf=0.42、/AcOEt/ピリジン/AcOH/H2O(20/4.5/3/1.5
v/v)。
d)Boc−Gly−L−Pro−L−Arg−pNA.HBr 1.35mlのEt3Nを25mlのDMF中の4g(8.8ミリモル)のH
−L−Arg−pNA.2NBrに加えた。混合物を氷浴で冷却
し、次いで2.38gのジペプチドBoc−Gly−L−Pro−OH、
2.67g(17.5ミリモル)のHOBTおよび2.7g(約3.15ミリ
モル)のDCCIを連続して加え、Et3Nの添加によってpHを
6と7の間に調整した。反応媒体を室温で12時間攪拌し
た。次いで濾過し(形成されたDCHUの除去のため)、濾
液を減圧下に蒸発させた。EtOEtで沈澱させて白色沈澱
を得、これを最少量のCHCl3/MeOH/AcOH(8/3/1 v/v)に
溶解させた。得られた溶液を同一の溶媒系を用いてシリ
カゲルによるクロマトグラフィにかけた。得られた均一
な溶出液を回収し蒸発させた凍結乾燥して目的生成物の
4.7g(収率85%)を得た。
分析(シリカゲルによる薄層クロマトグラフィ): Rf=0.64、BuOH/AcOH/H2O(3/1/1 v/v); Rf=0.76、CHCl3/MeOH/AcOH(5/3/1 v/v)。
e)H−Gly−L−Pro−L−Arg−pNA.2H−TFA Boc−D−Leu−Gly−L−Arg−pNA.H−TFAを4.7gをBo
c−Gly−L−Pro−L−Arg−pNA.HBrに代えた以外は製
剤Ifに示した操作に従い、エーテルへの沈澱後に目的生
成物の5gを得た。
分析(シリカゲルによる薄層クロマトグラフィ): Rf=0.12、CHCl3/MeOH/AcOH(5/3/1 v/v)。
f)PEG200(Gly-L-Pno-L-Arg-pNA)2・2AcOH H−Gly−L−Pro−L−Arg−pNA.2H−TFAから出発し
て製法Ifに記述した操作に従って目的生成物を得た。
製法VII PEG200(D−Glu(OBzl)−L−Pro−L−Arg−pN
A).2AcOH(実施例4)の製造。
Boc−Gly−OSuを製法VIcにおいてBoc−D−Glu(OBz
l)−OSuに代えた以外は製剤VIに示した操作に従って目
的とする生成物を得た。
製法VIII PEG200ジクロロホルメートの製造。
1g(5ミリモル)のPEG200およびTHFに溶解した1.4ml
(10ミリモル)のEt3Nを、−30℃に保持され、常にジオ
ールに対して大過剰に存在するホスゲンを収容した反応
容器中に滴下濾斗から滴下添加した。反応混合物を−30
℃で2時間攪拌し、次いで室温にまであたためた。過剰
のホスゲンを窒素流で全て除去し、このホスゲンを除去
するために、この操作を数時間続けた。得られた反応混
合物を次いで減圧下に蒸発させて粘ちょうな液状の目的
生成物の1.59g(収率98%)を得た。
分析(赤外スペクトル) -3300cm-1にアルコール吸収帯が消失; −1776および1152cm-1にクロロホルメート吸収帯が出
現。他のPEGsのジクロロホルメートもまたこの方法によ
って得られた。
比較試験 活性を共に、100%に等しいとされた本発明の生成物
と標準物質の等モル投与によって行なわれた比較試験の
結果を下記表2にまとめた。
表2の結果は、実施例2〜実施例4および実施例6〜
実施例9の本発明による化合物は参考物質CP3よりもプ
ラスミンに対してより鋭敏であること、および実施例5
の生成物は参考物質CP1よりもトロンビンに対してより
鋭敏であることを示している。更に、実施例6の生成物
は試料中にプラスミン禁止剤が導入されたときにファク
ターXaの決定に用いることができる。
最後に、止血に含まれる酵素、特にプラスミンの決定
のためアッセイ・キットが本発明によれば推賞され、こ
のキットは本発明による式Iの化合物およびそれらの付
加塩からなる群から選ばれた少なくとも1種のペプチド
を含み、もしも適切であるならば、酵素およびかん衝液
媒体の標準試料を含む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アミノ酸およびポリアルキレングリコール
    残基に結合したアミノ酸残基を含むペプチドの族に属す
    る化合物であり、該化合物は下記からなる群から選ばれ
    る。 (i)対称的アミノ酸および下記式(I)の対称的ペプ
    チド ここで、 Qは下記式のポリエチレングリコールおよびポリプロピ
    レングリコール残基であり、 -O[CH(X)CH2O]n- ここでXはHまたはMeであり、nは1以上の整数であ
    り、Bは単一結合、モノアミノ酸残基または2〜9のモ
    ノアミノ酸残基からなるペプチド鎖であり、Aは側鎖に
    塩基性基を含むα−アミノ酸残基からなる群から選ばれ
    た塩基性モノアミノ酸残基であり、 Rは確認されるべき、またはアッセイされるべき酵素物
    質を顕出させることが可能なラベル化手段である; および (ii)(i)に示した化合物の付加塩。
  2. 【請求項2】Qが60〜1000の平均分子量を有する式-O[C
    H2CH2O]n-のポリエチレングリコール残基である請求の
    範囲1記載の化合物。
  3. 【請求項3】Qが200〜800の平均分子量を有する式-O[C
    H2CH2O]n-のポリエチレングリコール残基である請求の
    範囲1記載の化合物。
  4. 【請求項4】Bが下記のアミノ酸から導かれた残基から
    なる群から選ばれたモノアミノ酸残基である請求の範囲
    1記載の化合物。 −Ala、β−Ale、Cys、Gln、4Hyp、3Hyp、Leu、Met、Nl
    e、Nva、Phe、Pro、MeGly、Ser、TyrおよびValのよう
    な、いわゆる“中性”の非塩基性天然産アミノ産であ
    り、4Hyp、3Hyp、Ser、ThrおよびTyr残基のOH側鎖基は
    エーテルまたはエステル保護基に保護されていてもいな
    くても良く、かつCys残基のSH側鎖基はチオエーテルま
    たはチオエステル保護基によって保護されていてもいな
    くても良い; −Asp、β−Asp、Gluおよびγ−Gluのような酸性天然ア
    ミノ酸であり、酸側鎖基は遊離状態か、またはアミドま
    たはエステル、ベンジルまたはt−ブチルエステルの形
    にブロックされている。 −塩基性側鎖基またはペプチド結合の部分を形成しない
    側鎖基が塩基性特徴を実質的に排除するBoc、Cbo、Ado
    c、Aoc、Fmoc、Foc、Iboc、Z、Z(p−Cl)およびZ
    (p−OMe)のような適切な酸基によってブロックされ
    ている初めは塩基性の天然アミノ酸であり、該アミノ酸
    残基は該適切な酸基の一つによって適切にブロックされ
    ているArg、Lys、HisおよびOrn残基である。 −ACC、AHX、Aib、ATC、Aze、Abu、4Abu、CHA、CHG、CH
    T(ここでOH側鎖基は、もし適切ならばエーテルまたは
    エステルの形に保護されている)、Cle、Phg、Pigおよ
    びPyrのような、いわゆる“中性”の非塩基性合成アミ
    ノ酸;および −各塩基性側鎖基が塩基性特徴を実質的に排除する適切
    な基、Dbu残基によって保護されている初めは塩基性の
    合成アミノ酸であり、塩基性側鎖基がBoc、Cbo、Adoc、
    Aoc、Fmoc、Foc、Iboc、Z、Z(p−Cl)およびZ(p
    −OMe)のような基によってブロックされている。
  5. 【請求項5】BはOH側鎖基がエーテルまたはエステルの
    形で保護されているACC、Aib、Ala、ATC、Asp、Aze、Bu
    t、CHA、CHG、Cle、Glu、Gly、4Hyp、3Hyp、Ile、Leu、
    Met、Nle、Nva、Phe、Pip、Pro、MeGly、Ser、Thr、Ty
    r、Val、β−Ala、CHT、4Hyp、3Hyp、Ser、ThrまたはTy
    r残基、またはカルボン酸側鎖のOH基がOR3、NH2、NHR4
    またはNR4R5によって置換されているAspまたはGlu残基
    であり、ここでR3はC1〜C4アルキル(好ましくはMe、E
    t、iBu、C1〜C4ヒドロキシアルキル(好ましくはCH2CH2
    OH)、C3〜C6シクロアルキル(シクロプロピル、シクロ
    ペンチルまたはシクロヘキシルのような)またはω−ア
    ミノアルキル〔ここでアルキル部分はC2〜C4であり、ア
    ミノ基はモノアルキル化(NHR4)、ジアルキル化(NR4R
    5)されていても良いし、または環中に含まれていても
    良い(NR4R5=ヘテロ環基)〕であり、かつR4およびR5
    は同一または異なり、夫々がC1〜C4アルキル基であり、
    R4およびR5は窒素原子に夫々が結合してピロリジノ、ピ
    ペリジノ、モノホリノ、チオモルホリノ、ピペラジノ、
    4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジノ、4−メチル
    ピペラジノ、4−(4−クロロフェニル)ピペラジノお
    よびヘキサメチレンイミノ基からなる群から選ばれるN
    −ヘテロ環基を形成することが可能である請求の範囲1
    記載の化合物。
  6. 【請求項6】Bが下記からなる群から選ばれる請求の範
    囲1記載の化合物。 (ii)OH側鎖基がエステルまたはエーテル基の形で保護
    されているL−CHT、L−4Hyp、L−3Hyp、L−Ser、L
    −ThrおよびL−Tyr残基、 (iii)塩基性側鎖基が適切な基によって置換されて該
    側鎖基の塩基特性が実質的に消失しており、前記適切な
    基が酸基、特に、Boc、Cbo、Adoc、Aoc、Fmoc、Foc、Ib
    oc、Z、Z(p−Cl)およびZ(p−OMe)から導かれ
    るL−Arg、L−Lys、L−His、L−OrnおよびL−Dbu
    残基。 (iv)カルボン酸側鎖基がエステル化またはアミド化さ
    れているL−AspまたはL−Glu残基。
  7. 【請求項7】Bがペプチド残基であり、カルボニル架橋
    を介して群Qに結合している該ペプチド残基のN末端を
    含むアミノ酸が下記から成る群から選ばれたα−アミノ
    酸残基である請求の範囲1記載の化合物。 (i)Aib、CleおよびGlyのような、不斉炭素原子を欠
    くα−アミノ酸残基、および (ii)不斉炭素原子を含み、かつDまたはL配置を有す
    るα−アミノ酸残基、他のアミノ酸残基、または(a)
    Aib、CleまたはGly、または(b) L−配置を有するα−アミノ酸であるペプチド鎖Bの残
    基。
  8. 【請求項8】Bがペプチドまたはトリペプチド残基であ
    る請求の範囲1または7記載の化合物。
  9. 【請求項9】下記からなる群から選ばれた対称的ビペプ
    チドである請求の範囲1記載の化合物。 (i)下記式の化合物。 pNA−Arg−B−CO−O[CH2CH2O]m−CO−B−Arg−pNA(I
    a) ここで、Bは単一結合;Aib、CleまたはGly残基、または
    L配置を有するモノアミノ酸残基:またはカルボニル架
    橋COに結合したペプチド鎖のN末端を含むアミノ酸残基
    がAib、Cle、GlyまたはLまたはD配置を有するα−ア
    ミノ酸、他のアミノ酸残基または前記ペプチド鎖の残基
    が一つ以上のAib、CleまたはGly残基またはL−配置を
    有するα−アミノ酸残基であり、およびnは1以上で基
    O[CH2CH2O]nの平均分子量が約60と600の間であるような
    整数;および (ii)これら化合物の付加塩。
  10. 【請求項10】下記からなる群から選ばれた請求の範囲
    1記載の化合物。 (a)PEG200(CO-Gly-L-Pro-L-Arg-pNA)2, (b)PEG600(CO-Gly-L-Pro-L-Arg-pNA)2, (c)PEG200(CO-D-Gly(OBzl)-L-Pro-L-Arg-pNA)2, (d)PEG200(CO-D-Nle-L-CHA-L-Arg-pNA)2, (e)PEG200(CO-D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2, (f)PEG200(CO-D-CHA-Gly-L-Arg-pNA)2, (g)PEG300(CO-D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2, (h)PEG400(CO-D-Leu-Gly-L-Arg-pNA)2, (i)PEG200(CO-D-Nle-Gly-L-Arg-pNA)2,および (j)上記の付加塩。
  11. 【請求項11】請求の範囲1記載の式Iの化合物または
    その付加塩の一種の与えられた量を水性生物学的媒体中
    で酵素を含む試料と接触させて止血中に含まれる該酵素
    を決定する方法。
  12. 【請求項12】請求の範囲1記載の式Iの化合物または
    その付加塩の一種の与えられた量を水性生物学的媒体中
    で該酵素を含む試料と少なくとも0.25時間、15〜40℃の
    間の温度で接触させる請求の範囲11記載の方法。
  13. 【請求項13】請求の範囲1記載の式Iの化合物および
    その付加塩の製造方法であり、該方法はアミノ酸または
    下記式(IV)のペプチド化合物を 下記式(V)のポリアルキレングリコールジハロゲノホ
    ルメートと反応させることからなる。 ここでB、AおよびRは上記請求の範囲1に定義されて
    いるとおりであり、Halはハロゲン原子、特にF、Clま
    たはBr、好ましくはClであり、Qは上記請求の範囲1に
    定義されているとおりである。
  14. 【請求項14】2モルのIVを1〜1.3モルのVと不活性
    溶媒中で0〜40℃の温度でプロトン受容体としての第3
    級アミンの存在下、第3級アミン/化合物IVのモル比1.
    7〜3.6/1で反応させる請求の範囲13記載の方法。
  15. 【請求項15】請求の範囲1記載の式Iの化合物および
    その付加塩からなる群から選ばれた少なくとも1種の化
    合物からなる止血中に含まれる酵素の決定のためのアッ
    セイ・キット。
JP3502462A 1990-02-19 1990-12-31 ポリアルキレングリコール残基を含む対称ビペプチド、その製造方法およびプロテアーゼの検定における使用 Expired - Fee Related JP2887765B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9001964A FR2658521B1 (fr) 1990-02-19 1990-02-19 Bipeptides symetriques comportant un reste polyalkyleneglycol, procede de preparation et utilisation dans le dosage des proteases.
FR90/1964 1990-02-19
FR90/01964 1990-02-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04507101A JPH04507101A (ja) 1992-12-10
JP2887765B2 true JP2887765B2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=9393863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3502462A Expired - Fee Related JP2887765B2 (ja) 1990-02-19 1990-12-31 ポリアルキレングリコール残基を含む対称ビペプチド、その製造方法およびプロテアーゼの検定における使用

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5225532A (ja)
EP (1) EP0472670B1 (ja)
JP (1) JP2887765B2 (ja)
DE (1) DE69018262T2 (ja)
FR (1) FR2658521B1 (ja)
WO (1) WO1991012263A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5229366A (en) * 1990-10-23 1993-07-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Peptide-containing polyethylene glycol derivatives and application thereof
ATE273320T1 (de) * 1996-04-11 2004-08-15 Univ British Columbia Fusogene liposomen
DE59912999D1 (de) * 1999-02-23 2006-02-02 Pentapharm Ag Basel Oligopeptidderivate zur elektrochemischen messung der aktivität von proteasen
JP4734772B2 (ja) * 2001-06-13 2011-07-27 日油株式会社 ポリマー、生体内吸収性材料および組織癒着防止膜
US6908963B2 (en) * 2001-10-09 2005-06-21 Nektar Therapeutics Al, Corporation Thioester polymer derivatives and method of modifying the N-terminus of a polypeptide therewith
EP1574541B1 (en) * 2002-12-13 2010-09-01 Nof Corporation Polymer, bioabsorbable material and film for preventing tissue fusion
WO2007093594A1 (en) * 2006-02-14 2007-08-23 Novo Nordisk Health Care Ag Coupling of polypeptides at the c-terminus

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4409140A (en) * 1979-04-23 1983-10-11 Smith Robert E Substrates and method for determining enzymes
DE2936543A1 (de) * 1979-09-10 1981-04-09 Behringwerke Ag, 3550 Marburg Chromogene verbindungen
JP2524586B2 (ja) * 1985-06-26 1996-08-14 シタス コーポレイション ポリマ−接合を利用する医薬組成物用蛋白質の可溶化
FR2611205B1 (fr) * 1987-02-20 1990-03-02 Serbio Dipeptides, procede de preparation et utilisation dans le dosage de proteases

Also Published As

Publication number Publication date
EP0472670A1 (fr) 1992-03-04
FR2658521A1 (fr) 1991-08-23
US5225532A (en) 1993-07-06
EP0472670B1 (fr) 1995-03-29
FR2658521B1 (fr) 1994-01-21
JPH04507101A (ja) 1992-12-10
DE69018262T2 (de) 1995-10-26
DE69018262D1 (de) 1995-05-04
WO1991012263A1 (fr) 1991-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SU957762A3 (ru) Способ получени пептидов или их солей
US4314936A (en) Substrates for the quantitative assay of enzymes and such assay
JPH0616719B2 (ja) 酵素の検出および測定用色原体基質
US4086136A (en) Process for producing a peptide using a serine or thiol proteinase
US4190574A (en) Substrate for the quantitative determination of plasminogen activators
US4563305A (en) Radiolabelled substrates for assaying mammalian enzymes
EP0144103B1 (en) Methods and compositions for preparation of H-ARG-X-Z-Y-TYR-R
JP2887765B2 (ja) ポリアルキレングリコール残基を含む対称ビペプチド、その製造方法およびプロテアーゼの検定における使用
US4406832A (en) Peptide-type substrates useful in the quantitative determination of endotoxin
EP0078703A2 (en) New tagged pyroglu-l-phe-l-arg derivatives, substrates and assays for kallikrein
DE3875359T2 (de) Dipeptide, verfahren zur herstellung und verwendung in der bestimmung von proteasen.
JP2896605B2 (ja) 新しいペプチド基質,調整法及びプロティンc定量における用途
US6121239A (en) Peptide substrates for the identification of factor Xa
AU602527B2 (en) Chromogenic compounds, a process for their preparation and their use
EP0505428B1 (en) Chromogenic substrate
EP0753152B1 (en) Solid phase immunoassay to detect inhibitors of proteolytic enzymes
US5362851A (en) Peptide substrates, method of preparation and use in the determination of protein C
KR840001485B1 (ko) 펩타이드의 제조방법
CN114341154A (zh) 类胰蛋白酶活性测定用底物
EP0513863B1 (en) Substrates for determination of enzyme activity and intermediates for synthesis of the substrates as well as process for producing the intermediates
EP0400611A2 (en) Aminoacetophenone derivatives and method for determination of enzyme activity using the same
JPH0780902B2 (ja) ペプチド誘導体
JPH0738799B2 (ja) 新規な酵素活性測定用基質
Penny THE DESIGN, SYNTHESIS AND EVALUATION OF ACTIVE SITE DIRECTED, FLUORESCENT, PEPTIDYLCHLOROMETHANE AFFINITY LABELS OF PROTEINASES.

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees