JP2887256B2 - トナー有無検知装置 - Google Patents

トナー有無検知装置

Info

Publication number
JP2887256B2
JP2887256B2 JP1215523A JP21552389A JP2887256B2 JP 2887256 B2 JP2887256 B2 JP 2887256B2 JP 1215523 A JP1215523 A JP 1215523A JP 21552389 A JP21552389 A JP 21552389A JP 2887256 B2 JP2887256 B2 JP 2887256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
magnetic permeability
image forming
toner cartridge
permeability sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1215523A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0377978A (ja
Inventor
則之 横尾
隆造 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP1215523A priority Critical patent/JP2887256B2/ja
Publication of JPH0377978A publication Critical patent/JPH0377978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2887256B2 publication Critical patent/JP2887256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真複写機,プリンタ等の画像形成装
置に関し、特に、画像の形成に使用するトナーの残量を
検出する装置に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、電子写真複写機においては、感光体上に形
成された静電潜像にトナーを付着させることにより現像
を行う。現像に使用するトナーは、たとえば、トナータ
ンク内に溜められ、アジテータ等の攪拌・搬送部材によ
り現像器方向に送られる。複写枚数の増加につれて、ト
ナーが消費されるので、トナーが完全になくなる前にト
ナーを補給する必要がある。
そこで、トナータンクにトナーの有無を検知するトナ
ーエンドセンサを設け、トナーが一定量より少なくなっ
たらランプ等により使用者に警告することが行われてい
る。このトナーエンドセンサとしては、電子写真学会編
「電子写真技術の基礎と応用」,コロナ社,昭和63年6
月15日発行,第296〜297頁に示されているように、圧電
振動子によるもの、超音波センサによるもの、或いは、
トナー搬送負荷の変動を検知するもの等が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の各種センサを使用したトナー有無検知装置にお
いては、センサ自体をトナータンク内に設ける必要があ
る。
一方、近年トナーの補給作業を容易にするために、ト
ナーカートリッジを複写機本体に対して着脱自在な構造
とし、予めトナーを円筒状のトナーカートリッジ内に収
容しておき、トナーがなくなったときには、トナーカー
トリッジごと交換することによりトナーを補給すること
が行われている。
ところが、このようにトナーカートリッジを着脱自在
な構造にすると、先に述べた従来のトナー有無検知装置
を適用することが困難となる。すなわち、トナーカート
リッジは、複写機本体に対して着脱されるものであるの
で、トナーカートリッジ内部に各種センサを設けると、
トナーカートリッジを複写機本体に装着したときに、こ
のセンサと複写機本体側との電気的或いは機械的な接続
を行うための機構が必要となり、構造が複雑になる。ま
た、接続部における電気的接触不良或いは機械的接続不
良等のために、正確なトナー有無検知が行えなくなる。
更に、使用後のトナーカートリッジは廃棄されるもので
あるので、高価なセンサをトナーカートリッジ側に付属
させるのは無駄がある。
そこで、従来、トナーカートリッジを使用した複写機
においては、トナーの量を直接検知するのではなく、複
写機本体側で複写回数を計数しておき、一定複写回数に
達したらトナーカートリッジ内のトナーがなくなったも
のと見做して警告を行うようになっていた。しかしなが
ら、複写回数とトナーの消費量は必ずしも比例するもの
でなく、複写画像の種類によって大きく異なる。すなわ
ち、黒っぽい画像を形成したときは、トナーの消費量は
多く、逆に白っぽい画像を形成したときはトナーの消費
量は少ない。このため、トナー切れの警告が表示される
前に、トナーがなくなってしまって画質の劣化や機器の
損傷を生じたり、逆に、トナーが充分残っているにもか
かわらず、トナー切れの警告が表示されたためトナーカ
ートリッジが廃棄されてトナーが無駄になることがあっ
た。
本発明は、前記問題点を解決するために案出されたも
のであって、交換可能なトナーカートリッジを使用した
画像形成装置において、正確にトナーの有無を検知する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のトナー有無検知装置は、前記目的を達成する
ため、画像形成装置本体に対して着脱自在に磁性トナー
用のトナー貯蔵装置を設けるとともに、該トナー貯蔵装
置の外周面下部又は外側面下部に圧接する透磁率センサ
を設けたトナー有無検知装置において、前記トナー貯蔵
装置を非磁性且つ非導電性の筒状体を有するトナーカー
トリッジから構成し、前記画像形成装置本体側に前記ト
ナーカートリッジを着脱自在に収納するハウジングを設
け、前記画像形成装置本体を上半部と下半部に2分割
し、前記両半部を軸により連結することにより、前記画
像形成装置本体を前記軸を回動中心として開閉可能と
し、前記上半部に前記ハウジングを含む画像形成部を設
けるとともに、前記上半部を上昇させたときに前記ハウ
ジングから離間する部材に前記透磁率センサを設けたこ
とを特徴とする。
また、前記透磁率センサを前記トナー貯蔵装置側に付
勢された弾性支持部材に取り付けたり、前記ハウジング
の前記透磁率センサと対応する位置に透孔を形成するこ
ともできる。
〔作用〕
本発明においては、画像形成装置本体に対して着脱自
在に設けられたトナー貯蔵装置の外周面下部又は外側面
下部に透磁率センサが圧接されている。トナー貯蔵装置
内に磁性トナーが充分残っている場合は、透磁率センサ
により検出される透磁率は高くなる。また、画像形成処
理の進行に従ってトナー貯蔵装置内のトナーが消費され
ると、透磁率センサの近傍のトナーがなくなり、透磁率
センサにより検出される透磁率は低くなる。したがっ
て、透磁率センサの出力に基づいてトナー貯蔵装置内の
トナーの有無を、トナー自体に直接接触することなく検
知することができる。また、トナー貯蔵装置を画像形成
装置本体から離脱させたとき、透磁率センサは画像形成
装置本体側に残るので、交換される各トナー貯蔵装置に
対して透磁率センサを共通に使用することができる。
また、鰐口状に開閉可能とされた画像形成装置本体が
閉状態とされたときに、透磁率センサがトナー貯蔵装置
に弾性的に圧接され確実なトナー有無検知が可能とな
り、また、開状態とされたときには、透磁率センサはト
ナー貯蔵装置から退避するので、トナー貯蔵装置の着脱
に際して透磁率センサが邪魔になることがない。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら実施例い基づいて本発明の
特徴を具体的に説明する。
第1図は本発明のトナー有無検知装置が適用された複
写機の部分断面図を示す。
複写機本体1は、軸2を中心として鰐口状に開閉可能
とされた上半部3と下半部4とから構成されている。上
半部3には、露光ランプ5,ミラー6a〜6f,レンズ7等か
らなり、原稿を走査するための原稿走査光学部Aと、磁
性トナーが収容された円筒状のトナーカートリッジ8,現
像器9,ドラム状の感光体10等を備え、前記原稿走査光学
部Aにより得られた原稿光に基づいて感光体10上にトナ
ー像を形成する画像形成部Bとが設けられている。ま
た、下半部4には、給紙トレイ11を備えた用紙収納部
C、給紙トレイ11内の用紙を感光体10方向に搬送するた
めの湾曲ガイド12、用紙シュート13、複写の搬送ロール
対14,15,16、感光体10上に形成されたトナー像を用紙に
転写する転写帯電器17、転写後の用紙を感光体10から剥
離する剥離帯電器18、剥離後の用紙を定着器(図示せ
ず)方向に搬送する搬送ベルト19等を備えた用紙搬送部
Dが設けられている。前記搬送ロール類14,15,16は、駆
動ロール14a,15a,16a及びピンチロール14b,15b,16bから
構成されている。また、用紙シュート13は、固定の下側
用紙シュート13aと、可動の上側用紙シュート13bとから
構成されている。可動の上側用紙シュート13bは、下半
部4側に設けられた軸21を中心として支持フレーム20を
介して傾動可能に設けられており、搬送ロール対15,16
のピンチロール15b,16bが軸支されている。なお、上側
用紙シュート13bは、図示しないバネ等により上側に付
勢されているが、複写機本体1が閉じた状態にあるとき
は、上半部3側に設けられた押し下げ部材(図示せず)
により下方に押圧され、ピンチロール15b,16bが駆動ロ
ール15a,16bに圧接された状態となる。
前記画像形成部Bにおいて、感光体10は、この感光体
10及びクリーニング装置22等を囲む感光体ハウジング23
の側壁23aにより軸支されている。この感光体ハウジン
グ23の左右上端部には感光体10の軸方向に延長する係止
レール23b,23cが設けられており、この係止レール23b,2
3cを、複写機本体1の上半部3の筐体にやはり軸方向に
延長して設けられた係止フレーム24,25に摺動自在に係
合させることにより、複写機本体1に対して感光体ハウ
ジング23を着脱自在に装着している。なお、感光体ハウ
ジング23の上面には、着脱作業を容易にするための把手
23dが設けられている。
また、トナーカートリッジ8,現像器9は、一体となっ
た画像形成ハウジング26内に配置されている。この画像
形成ハウジング26は、感光体ハウジング23と同様に、係
止レール26a,26b及び上半部3の筐体に設けられた係止
フレーム27,28により複写機本体1に対して着脱自在に
装着される。
画像形成ハウジング26は、トナーカートリッジ8を収
納するための径大で一端開放の筒状部26cを備えてお
り、この筒状部26cの底部中央より感光体10とは反対側
にややずれた位置に透孔26d(第3図参照)が形成され
ている。
また、前記上側用紙シュート13bと一体となった支持
フレーム20の途中に、その遊端に透磁率センサ29が固定
された支持アーム30の基端が固定されている。透磁率セ
ンサ29は、たとえば、第2図(a),(b)に示すよう
な矩形状の本体部29aとこの本体部29aから突出する円柱
状のセンサ部29bを備えており、第3図に示すように、
このセンサ部29bが前記画像形成ハウジング26の筒状部2
6cに形成された透孔26dを介してトナーカートリッジ8
の外周面に圧接される。
センサ部29b内には差動トランスの一方のコイルを構
成するセンサコイルが配置されており、たとえば、セン
サ部29bの近傍に磁性体がない場合にはバランスがとれ
て差動トランスの出力が0になるように設定されてい
る。もし、センサ部29b近傍に磁性体すなわち磁性トナ
ーTがあるとセンサコイルから外部を見た透磁率が高く
なり、差動トランスのバランスが崩れる。このため、差
動トランスからは、検出された透磁率に応じた出力が発
生する。この出力を本体部29aに内蔵された或いは外部
のレベル判別回路により判別することによりトナーカー
トリッジ8内の磁性トナーTの有無を検知できる。
上述の透磁率センサ29としては、たとえば、二成分現
像剤のトナー(色素粉末)とキャリア(磁性粉末)の配
合比を一定に保つときに使用される市販のトナーセンサ
を使用することができる。このトナーセンサは、アナロ
グ・ディジタル両方の出力が可能であり、トナーセンサ
からのアナログ出力は第4図に示すように、磁性トナー
の量が多い程上昇する。また、スレショルドをたとえば
3Vに設定したとすると、ディジタル出力は、破線で示す
ような変化を示す。
トナーカートリッジ8は、交換可能なトナー貯蔵装置
として使用されるものであり、第3図に示されるよう
に、たとえば、厚さ0.8mmのボール紙からなる筒状体8a
の内面にポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルム
からなる防湿膜8bを形成したものである。なお、トナー
カートリッジ8の筒状体8aは、透磁率センサ29からの磁
束を妨げないように、上述のようにボール紙等の非磁性
且つ非導電性の材料で構成している。
また、トナーカートリッジ8の内部には、外部から駆
動力を受けて回転する攪拌・搬送部材8cが設けられてい
る。
ここで、本実施例においては、トナーカートリッジ8
部分でトナーの有無を検出しているので、トナーカート
リッジ8内のトナーを一旦トナーカートリッジ8外に取
り出した状態でその有無を検出する必要がない。したが
って、トナーの有無を検出するための余分の空間を必要
としない。すなわち、トナーカートリッジ8と現像器9
を近接して配置することができ、画像形成部Bを小型化
することが可能となる。
なお、本実施例においては、給紙トレイ11からの給紙
だけではなく、手差しによる給紙を可能とするため、折
り畳み可能な手差しトレイ31及び手差し給紙用パドル32
が設けられている。
次に、上述構成を有する複写機の動作についてトナー
カートリッジ8を新たに装着してから、複写を行う場合
を例に挙げて順を追って説明する。
まず、複写機本体1の上半部3を引き上げることによ
り、上半部3は軸2を中心として上方に傾動し、複写機
本体1は鰐口状に開口される。すなわち、原稿走査光学
部A及び画像形成部Bが上方に移動し、感光体10が用紙
搬送部Dの転写帯電器17及び剥離帯電器18から離れる。
また、上側用紙シュート13bはバネ(図示せず)により
上方に付勢されているので、上半部3の上昇とともに上
側用紙シュート13bも上昇する。したがって、上側用紙
シュート13bにより軸支されたピンチロール15b,16bが駆
動ロール15a,15aから離れる。
上半部3の上昇に伴って上側用紙シュート13bがある
程度上昇すると、用紙シュート13bが図示しないストッ
パに当接し、上側用紙シュート13bがそれ以上上昇する
のが阻止される。
また、支持アーム30は、弾性を有するプラスチック等
から形成されており、透磁率センサ29は、支持アーム30
の弾性により画像形成ハウジング26の筒状部26c方向に
付勢されているので、上半部3が上昇しても、ある程度
の角度までは、透磁率センサ29は、筒状部26に圧接され
た状態のままである。支持アーム30の弾性変形がなくな
る程度まで上半部3が上昇すると、画像形成ハウジング
26の筒状部26cは、支持フレーム20に支持アーム30を介
して固定されている透磁率センサ29から離間し、相対的
に透磁率センサ29が透孔26dから抜け出る。更に、上半
部3を上限位置まで引き上げると、画像形成ハウジング
26の筒状部26cと透磁率センサ29とが一定距離離れた状
態となって停止する。このときの画像形成ハウジング26
の筒状部26cの位置を一点鎖線で示す。
なお、このように複写機本体1を鰐口状に開口させる
ことによりピンチロール15b,16bと駆動ロール15a,15aと
が離間するので、紙詰まり等に対して容易に対処でき
る。
次に、新しいトナーカートリッジ8を画像形成ハウジ
ング26の筒状部26cに装着する。このとき、上述のよう
に透磁率センサ29は筒状部26cから退避しているので、
トナーカートリッジ8を装着するときに、透磁率センサ
29が邪魔になることはない。
トナーカートリッジ8の装着後は、複写機本体1の上
半部3を押し下げると上述と逆の動作が行われる。すな
わち、上半部3が下降すると、筒状部26c内にはトナー
カートリッジ8が装着されているので、まず、透磁率セ
ンサ29のセンサ部29bが直接トナーカートリッジ8の筒
状体8aの外周面に接触する。更に上半部3が下降する
と、トナーカートリッジ8に押されて支持アーム30が弾
性変形し、トナーカートリッジ8が透磁率センサ29に圧
接される。更に上半部3が下降すると、上半部3に設け
られた押し下げ部材(図示せず)により、上側用紙シュ
ート13bが押し下げられ、搬送ロール対15,16のピンチロ
ール15b,16bが駆動ロール15a,16aに圧接されるととも
に、感光体10が転写帯電器17及び剥離帯電器18と対向
し、複写可能な状態となる。すなわち、上半部3と下半
部4とが閉鎖状態となる。なお、図示しないが、上半部
3と下半部4との間にはロック手段が設けられており、
閉鎖状態を維持できるようになっている。この状態で
は、透磁率センサ29は、第3図に示すように支持アーム
30の弾性力により筒状部26c側に付勢される。
次に、複写動作を開始すると、露光ランプ5により原
稿が照射され、原稿からの反射光が、ミラー6a〜6c,レ
ンズ7,ミラー6d〜6fを介して、予め帯電コロトロン(図
示せず)により一様に帯電された感光体10上に結像され
る。ミラー6a〜6c,レンズ7等の移動に同期して感光体1
0が回転し、感光体10上には原稿像に対応した静電潜像
が形成される。
一方、トナーカートリッジ8内には攪拌・搬送部材8c
が矢印方向に回転可能に設けられており、トナーカート
リッジ8内のトナーTを攪拌しながら、現像器9方向に
搬送している。トナーTは現像器9の現像ロール9aによ
り搬送されて感光体10の表面と接触し潜像が現像され
る。すなわち、原稿像に対応したトナー像が形成され
る。
また、感光体10の回転に同期して、給紙トレイ11か
ら、搬送ロール対14,15,16により用紙が搬送され、所定
のタイミングで感光体10と転写帯電器17との間に給紙さ
れ、感光体10上のトナーが用紙に転写される。転写後の
用紙は、剥離帯電器18により感光体10から剥離され、搬
送ベルト19により定着器(図示せず)方向に搬送され
る。
上述の動作が繰り返されて、所定枚数のコピーが得ら
れる。
第3図に示すように、トナーカートリッジ8内にトナ
ーTが充分残っている場合には、透磁率センサ29が圧接
されているトナーカートリッジ8の内側にもトナーTが
存在する。このトナーTは磁性トナーであるので、透磁
率センサ29により検出される透磁率は高くなり、透磁率
センサ29の出力電圧は、第4図に示すように上昇する。
これにより、トナーカートリッジ8には未だトナーTが
残っていることを検出することができる。
複写枚数が増えるにつれて、トナーカートリッジ8内
のトナーは消費され、量が少なくなってくる。たとえ
ば、第1図に示すように、トナーカートリッジ8内のト
ナーTが殆どが消費されてしまったような場合、透磁率
センサ29が圧接されているトナーカートリッジ8の内側
にはトナーTがなくなるので、透磁率センサ29により検
出される透磁率は低くなり、透磁率センサ29の出力電圧
は低下する(第4図参照)。これにより、トナーカート
リッジ8には殆どトナーTが残っていないことを検出す
ることができる。
上述のように、透磁率センサ29によりトナーカートリ
ッジ8内のトナーTの有無を検知するに際し、透磁率セ
ンサ29は、弾性支持部材としての支持アーム30によりト
ナーカートリッジ8に弾性的に圧接されているので、ト
ナーカートリッジ8の筒状体8aの外周面と透磁率センサ
29のセンサ部29aとの間に隙間が生じることがなく、ト
ナーの有無を高感度で且つ確実に検出することができ
る。特に、透磁率の変化でトナーの有無を検出する場合
には、検知感度は距離の自乗に反比例するので、トナー
カートリッジ8と透磁率センサ29とを密接させることが
重要である。
また、本実施例においては、透磁率センサ29をトナー
カートリッジ8の底部中心に対して攪拌・搬送部材8cの
回転方向とは反対方向に若干ずらして配置している。こ
れにより、トナーカートリッジ8内にトナーTが完全に
なくなってしまう前にトナー切れを検知するようにして
いる。このようにすることにより、トナーTが不十分な
状態で複写が行われて不良コピーが発生したりすること
がなくなる。たとえば、透磁率センサ29を底部中心に配
置した場合、トナーカートリッジ8内のトナーTが殆ど
なくなった状態とならなければトナー切れが検知できな
いので、トナー切れが表示される以前にトナーが不足状
態となって上述した不良コピーが発生するおそれがあ
る。
透磁率センサ29の出力は、所望の制御回路(図示せ
ず)を介して、複写機本体1の操作パネル(図示せず)
に設けられた表示部に供給され、トナー切れが検知され
ると、トナー切れ警告ランプが点灯したり、「トナーカ
ートリッジを交換して下さい」等の表示が行われる。そ
こで、先に述べたように、複写機本体1の上半部3を引
き上げて、複写機本体1を鰐口状に開口させ、空のトナ
ーカートリッジ8を画像形成ハウジング26の筒状部26c
から引き出し、新たなトナーカートリッジ8を装着すれ
ばよい。
なお、上述の実施例においては、透磁率センサ29が取
り付けられた支持アーム30の基端を、支持フレーム20の
途中に固定しているが、下半部4の筐体のフレームに直
接固定するようにしてもよい。
また、上述の実施例においては、画像形成ハウジング
26の筒状部26cに対してトナーカートリッジ8を着脱す
るようにしたが、トナーカートリッジと画像形成ハウジ
ングを一体化してトナー貯蔵装置とし、このトナー貯蔵
装置を複写機本体1に対して着脱自在とし、装着された
トナー貯蔵装置に対して透磁率センサ29を圧接するよう
にしてもよい。
更に、上述の実施例においては、透磁率センサ29を、
トナーカートリッジ8の底部近傍すなわち外周面下部に
設けたが、トナーカートリッジ8の奥側の側面の下部す
なわち外側面下部に設けてもよい。この場合、画像形成
ハウジング26の筒状部26cの奥側に、手前側に弾性的に
付勢される透磁率センサ29を設けることにより、トナー
カートリッジ8を筒状部26c内に装着すれば、自動的に
透磁率センサ29がトナーカートリッジ8の奥側の側面に
圧接される。
また、上述の実施例においては、複写機本体1を鰐口
状に開閉可能とし、複写機本体1が開状態であるときト
ナーカートリッジ8の着脱を行うようにしたが、複写機
本体1を閉状としたままでトナーカートリッジ8の着脱
を行う構造としてもよい。
この場合、第5図に示すように、画像形成ハウジング
の筒状部33の近傍に、軸34を中心として傾動可能なL字
状の揺動アーム35を設け、この揺動アーム35の一端35a
に取り付けられた透磁率センサ36が、筒状部33に形成さ
れた透孔33aを介して筒状部33の内部に望むようにす
る。また、揺動アーム35の他端35bに設けられた押圧片3
7が筒状部33の側面に形成された透孔33bを介して筒状部
33の内部に望むようにする。
前記揺動アーム35は、自重或いは図示しないバネによ
り、図において左回りに付勢されている。したがって、
筒状部33に対してトナーカートリッジ8が装着されてい
ないとき、或いは、装着の途中では、第5図(a)に示
すように、押圧片37が筒状部33内に突出し、透磁率セン
サ36は透孔33aから抜け出した状態となっている。この
ため、トナーカートリッジ8を装着する際に、透磁率セ
ンサ36が邪魔になるようなことはない。トナーカートリ
ッジ8を筒状部33の奥まで装着すると、揺動アーム35の
押圧片37がトナーカートリッジ8により押されて、揺動
アーム35が図において右回りに回動する。したがって、
同図(b)に示すように、透磁率センサ36が透孔33aを
通してトナーカートリッジ8の外周面に圧接される。こ
れにより、トナーカートリッジ8と透磁率センサ36の密
着状態が確保され、トナーカートリッジ8内のトナーの
有無を正確に検知することができる。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明によれば、画像形成装置
本体に対して着脱自在にトナー貯蔵装置を設けるととも
に、このトナー貯蔵装置の外周面下部又は外側面下部に
圧接する透磁率センサを設けたので、直接検知すること
ができないトナー貯蔵装置内のトナーの有無を簡単な構
造で正確に検知することができる。また、トナー直接装
置外に透磁率センサを設けたので、センサと複写機本体
側との電気的或いは機械的な接続を行うための機構が不
要となり、構成が簡単になるとともに動作も確実とな
る。更に、透磁率センサは、交換される各トナー貯蔵装
置に対して、共通に使用されるので、コストを下げるこ
とができる。また、トナー貯蔵装置が、交換後廃棄され
るトナーカートリッジである場合には、センサをトナー
カートリッジ内に設けると、センサ自体は使用可能であ
るにも拘わらずも廃棄されて無駄が生じるが、本発明に
よればこのような不都合は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトナー有無検知装置が適用された複写
機の部分断面図、第2図(a),(b)は透磁率センサ
の側面図及び背面図、第3図は透磁率センサとトナーカ
ートリッジとの圧接状態を示す説明図、第4図は透磁率
センサの出力特性を示すグラフ、第5図(a),(b)
は本発明のトナー有無検知装置の他の実施例のそれぞれ
異なる動作状態を示す断面図である。 1:複写機本体、2:軸 3:上半部、4:下半部 5:露光ランプ、6a〜6f:ミラー 7:レンズ、8:トナーカートリッジ 8a:筒状体、8b:防湿膜 8c:攪拌・搬送部材、9:現像器 9a:現像ロール、10:感光体 11:給紙トレイ、12:湾曲ガイド 13:用紙シュート、13a:下側用紙シュート 13b:上側用紙シュート 14,15,16:搬送ロール対 14a,15a,16a:駆動ロール 14b,15b,16b:ピンチロール 17:転写帯電器、18:剥離帯電器 19:搬送ベルト、20:支持フレーム 21:軸、22:クリーニング装置 23:感光体ハウジング 23a:側壁、23b,23c:係止レール 23d:把手、24,25:係止フレーム 26:画像形成ハウジング 26a,26b:係止レール、26c:筒状部 26d:透孔、27,28:係止フレーム 29:透磁率センサ、29a:本体部 29b:センサ部、30:支持アーム 31:手差しトレイ、32:手差し給紙用パドル 33:筒状部、33a,33b:透孔 34:軸、35:揺動アーム 35a:一端、35b:他端 36:透磁率センサ、37:押圧片 A:原稿走査光学部、B:画像形成部 C:用紙収納部、D:用紙搬送部 T:磁性トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08 - 15/09 G03G 15/00 303 G03G 15/00 550

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置本体に対して着脱自在に磁性
    トナー用のトナー貯蔵装置を設けるとともに、該トナー
    貯蔵装置の外周面下部又は外側面下部に圧接する透磁率
    センサを設けたトナー有無検知装置において、前記トナ
    ー貯蔵装置を非磁性且つ非導電性の筒状体を有するトナ
    ーカートリッジから構成し、前記画像形成装置本体側に
    前記トナーカートリッジを着脱自在に収納するハウジン
    グを設け、前記画像形成装置本体を上半部と下半部に2
    分割し、前記両半部を軸により連結することにより、前
    記画像形成装置本体を前記軸を回動中心として開閉可能
    とし、前記上半部に前記ハウジングを含む画像形成部を
    設けるとともに、前記上半部を上昇させたときに前記ハ
    ウジングから離間する部材に前記透磁率センサを設けた
    ことを特徴とするトナー有無検知装置。
  2. 【請求項2】前記透磁率センサを、前記トナー貯蔵装置
    側に付勢された弾性支持部材に取り付けたことを特徴と
    する請求項1記載のトナー有無検知装置。
  3. 【請求項3】前記ハウジングの前記透磁率センサと対応
    する位置に透孔を形成したことを特徴とする請求項2記
    載のトナー有無検知装置。
JP1215523A 1989-08-21 1989-08-21 トナー有無検知装置 Expired - Fee Related JP2887256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1215523A JP2887256B2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 トナー有無検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1215523A JP2887256B2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 トナー有無検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0377978A JPH0377978A (ja) 1991-04-03
JP2887256B2 true JP2887256B2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=16673832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1215523A Expired - Fee Related JP2887256B2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 トナー有無検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2887256B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177236A (ja) * 1985-02-01 1986-08-08 富士写真フイルム株式会社 写真感光材料用易開封包装材料
EP0586042B1 (en) * 1992-09-04 1998-09-02 Canon Kabushiki Kaisha Process cartridge and image forming apparatus
EP0586044B1 (en) * 1992-09-04 1997-03-26 Canon Kabushiki Kaisha Process cartridge, method for assembling process cartridge and image forming apparatus
US6408142B1 (en) 1992-09-04 2002-06-18 Canon Kabushiki Kaisha Process cartridge and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0377978A (ja) 1991-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0992862A3 (en) Electrophotographic image forming apparatus, process cartridge, developing device, developer supply container and measuring part therefor
JPH01142765A (ja) 画像形成送置
KR100197919B1 (ko) 프로세스 카트리지, 현상 장치 및 전자 사신 화상 형성 장치
JPH04191773A (ja) 画像形成装置
CN117761992A (zh) 成像设备
JP2887256B2 (ja) トナー有無検知装置
JPH10333415A (ja) 電子写真画像形成装置、現像ユニット、及び、プロセスカートリッジ
JP2005181983A (ja) 画像形成装置及び現像剤量検知方法、カートリッジ、記憶媒体
JP2000338766A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004191559A (ja) トナー補給装置
JP3098568B2 (ja) トナー補給装置
JP2977462B2 (ja) 画像形成装置
JP2820695B2 (ja) プロセスカートリッジ
JPH0820841B2 (ja) プロセスユニツトの装着検知装置
JP2002040891A (ja) 現像剤容器の着脱状況の判断方法及び画像形成装置
JPH08137237A (ja) 画像形成装置
JP3034736B2 (ja) 現像装置
JP2002174946A (ja) 現像剤補給装置
US20230137321A1 (en) Image forming apparatus capable of acquiring potential value of exposed area on image-carrying member, potential value acquisition method
JP3437368B2 (ja) 現像剤残量検知装置
JP2917569B2 (ja) 光学式トナー濃度検出方法
JPH03161782A (ja) 画像形成装置
JPH0619302A (ja) 電子写真装置における現像装置
CN114690601A (zh) 成像设备
JPH11109729A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees