JP2881743B2 - 電子部品の実装装置及び電子部品の実装方法、認識装置及び認識方法 - Google Patents

電子部品の実装装置及び電子部品の実装方法、認識装置及び認識方法

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JP2881743B2
JP2881743B2 JP1325391A JP32539189A JP2881743B2 JP 2881743 B2 JP2881743 B2 JP 2881743B2 JP 1325391 A JP1325391 A JP 1325391A JP 32539189 A JP32539189 A JP 32539189A JP 2881743 B2 JP2881743 B2 JP 2881743B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は電子部品を基板またはリードフレームなど
に実装する装置に係わり、特にフィルムキャリアのICの
アウタリード部と基板またはリードフレームをボンディ
ングする電子部品の実装装置及び電子部品の実装方法、
認識装置及び認識方法に関する。
(従来の技術) この発明が対象とするICは小型軽量化が進んでいる電
子機器をさらに多機能、高性能化するために開発された
もので、従来のフラットパッケージ型ICよりも薄型にな
り、リード部は多ピン、狭ピッチとなっている。このIC
はフィルム状のリードフレームにICチップを実装したも
ので、フィルムキャリア状ICと呼ばれるものである。フ
ィルムキャリア状ICはポリイミド、ポリエステル、ガラ
スエポキシ樹脂などからなる長尺のキャリアテープ上に
一定ピッチで従来のリードフレームに対応する薄いリー
ドを形成し、これに半導体チップを接続したもので、上
記キャリアテープの長手方向に複数個形成されたもので
ある。このフィルムキャリア状ICをプリント基板やリー
ドフレームに実装するためにはその実装前に金型等を用
いてICを打ち抜いてフレーム部を除去する必要がある。
また、打ち抜き後のICはリード部が薄く、狭ピッチであ
るため、変形し易く、人手では位置合せ、接合が困難で
あるため、これらの工程を自動で行う装置が望まれてい
た。
(発明が解決しようとする課題) 上述のようにこの発明が対象とするICは薄型、狭ピッ
チ、多ピン化されているため、リード部が変形し易く、
打ち抜き後のICのハンドリング、IC実装時のパターンと
の高精度位置合せ、ICと基板またはリードフレームとの
接合などを人手で確実に行うことが困難であった。とく
に、ICと実装パターンとの高精度位置合せを人手で行う
場合、顕微鏡あるいはカメラおよび拡大モニタを観察し
ながらICパターンを微少送りする必要があり、作業性や
能率が悪いという欠点があった。
この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その
目的とするところは、位置合せ、接合が困難な多ピン、
狭ピッチのフィルムキャリア状ICのアウタリード部の接
合を高精度かつ確実に行うことを可能にする電子部品の
実装装置及び電子部品の実装方法、認識装置及び認識方
法を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、上述した課題を解決するために、半導体素
子がインナリードボンディングされたキャリアテープか
ら電子部品を打抜きかつ成形する打抜き成形機構とこの
打抜き成形機構に前記キャリアテープを供給しかつ打抜
き後の不要部品を前記打抜き成形機構から排出する供給
排出機構と、前記打抜き成形機構から離間した位置に設
けられ基板を載置して駆動するボンディングステージ
と、前記打抜き成形機構から所定の形状に打抜き成形さ
れた電子部品をボンディングヘッドに吸着保持して搬送
する搬送機構と、この搬送機構による搬送工程の中途部
に設けられX−Y方向に移動可能で前記ボンディングヘ
ッドに吸着保持された電子部品の状態を認識する撮像手
段と、この撮像手段の撮像範囲が部分的に一定量オーバ
ラップするように前記電子部品の複数箇所に対して設定
可能な画面設定手段とこの画面設定手段により設定され
た各撮像範囲においてそれぞれ前記撮像手段により得ら
れる各画面データから前記電子部品の状態を認識する画
像処理手段を有する第1の認識手段と、前記ボンディン
グステージと対向する位置に設けられ前記ボンディング
ステージに載置された前記基板の載置状態を認識する第
2の認識手段とを有し、第1及び第2の認識手段の認識
結果に基づき前記ボンディングヘッドに吸着保持された
前記電子部品を前記基板に実装することを特徴とする電
子部品の実装装置を提供するものである。
また、本発明は、半導体素子がインナリードボンディ
ングされたキャリアテープから電子部品を打抜きかつ成
形する打抜き成形工程と、この打抜き成形工程で所定の
形状に打抜き成形された電子部品をボンディングヘッド
に吸着保持して搬送する搬送工程と、この搬送工程にお
ける搬送の中途部において前記電子部品の複数箇所に対
して部分的に一定量オーバラップするように撮像装置を
X−Y方向に駆動することにより設定された撮像装置の
各撮像範囲において得られる各画像データから前記電子
部品の状態を認識する電子部品認識工程と、前記ボンデ
ィングステージと対向する位置に設けられた撮像装置に
より前記ボンディングステージに載置された前記基板の
載置状態を認識する基板認識工程と、前記電子部品認識
工程と前記基板認識工程で得られた画像データを基に前
記ボンディングヘッドに吸着保持された電子部品を前記
基板に実装する実装工程とを有することを特徴とする電
子部品の実装方法を提供するものである。
また、本発明は、被認識物の状態を認識する認識方法
において、所定の大きさに設定された撮像範囲で前記被
認識物を撮像する撮像装置と、この撮像装置をX−Y方
向に駆動させることによりその撮像範囲を部分的に一定
量オーバラップさせて前記被認識物上の複数箇所に設定
可能な画像設定手段と、この画像設定手段により設定さ
れた各撮像範囲においてそれぞれ前記撮像装置により得
られる画像データに基づき前記被認識物の状態を認識す
る画像処理手段とを具備したことを特徴とする認識装置
を提供するものである。
更に、本発明は、被認識物の状態を認識する認識方法
において、撮像装置の所定の大きさに設定された撮像範
囲を撮像装置をX−Y方向に駆動させることにより部分
的に一定量オーバラップさせて前記被認識物上の複数箇
所に設定する画像設定工程と、この画像設定工程で設定
された各撮像範囲において前記被認識物を撮像する撮像
工程と、設定された各撮像範囲において得られる各画像
データに基づき前記被認識物の状態を認識する画像処理
工程とを有することを特徴とする認識方法を提供するも
のである。
(作用) 供給排出機構により半導体素子がインナリードボンデ
ィングされたキャリアテープを打抜き成形機構に供給
し、この打ち抜き成形機構によりキャリアテープから電
子部品の打抜くとともに成型する。打抜かれた電子部品
は搬送機構のボンディングヘッドに吸着され、X、Y方
向に駆動される第1の認識手段により形状および姿勢が
それぞれオーバラップした複数の画像で認識される。一
方、第2の認識手段によってボンディングステージ上に
載置された取付部材の位置が認識される。そして、第1
の認識手段と第2の認識手段からの検知信号によって取
付部材の位置が電子部品の位置に合うようボンディング
ステージが駆動制御され、電子部品が取付部材の所定位
置にボンディングされる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。第1図乃至第3図に示すアウテリードボンディング
装置(電子部品の実装装置)1は、図示しない半導体素
子がインナリードボンディングされたキャリアテープ3
(第5図に示す)から電子部品4を打抜き成形する打抜
き成形機構5と、この打抜き成形機構5に対して上記キ
ャリアテープ3を供給および排出する供給排出機構6
と、上記打抜き成形機構5で打抜き成形された電子部品
4をボンディング機構を形成するボンディングヘッド7
に吸着保持して上下方向および水平方向の所定の搬送範
囲を駆動する搬送機構8と、この搬送機構8の水平方向
の搬送路に対向して設けられボンディングヘッド7に吸
着保持された電子部品4の形状および姿勢を認識する第
1の認識手段9と、上記ボンディングヘッド7が走行す
る走行路の下側に設けられ取付部材としての回路基板
(以下基板と略す)10を保持したアウターリードボンデ
ィングステージ(以下ボンディングステージと略す)11
と、このボンディングステージ11の上方に対向して設け
られボンディングステージ11における上記基板10の保持
状態を認識する第2の認識手段12と、これら各部を制御
する制御手段13とから構成されている。そして、これら
各部はアウタリードボンディング装置1の本体14に設け
られている。
上記制御手段13は本体14の下部に収容設置されてい
る。この制御手段13は上記本体14の最上部に設けられた
操作パネル15からの入力に応じて上記各部を制御するよ
うになっている。上記ボンディングステージ11は本体14
の第1図における左側端部に設けられ、上記打抜き成形
機構5は右側端部に設けられている。上記ボンディング
ステージ11と打抜き成形機構5との間には全長に亘って
搬送用アーム17が設けられている。この搬送用アーム17
には、移動体18が自動自在に設けられている。この移動
体18には上記ボンディングヘッド7が上下機構16によっ
て上下駆動されるよう設けられている。
上記搬送用アーム17の左右方向の移動範囲の中途部下
方には上記第1の認識手段9が設けられ、上記ボンディ
ングステージ11の上方には上記第2の認識手段12が設け
られている。これら認識手段9、12によって認識された
電子部品4と基板10との状態は本体14の上部に設けられ
たモニタ20にそれぞれ下面視と平面視の状態で写し出さ
れるようになっている。また、上記供給排出機構6は上
記打抜き成型機構5の前方に対向して配置されている。
上記アウタリードボンディング装置1によって製造さ
れるTAB(Tape Au−tomated Bondinng)部品21について
第5図および第6図を参照して説明する。電子部品4と
してのTAB部品21はキャリアテープ3上にIC(集積回
路)23をインナリードボンディングしてこのICを23をリ
ード24を導出する状態にパッケージ25で覆い、この後、
リード24を含むキャリアテープ3を破線s1に沿って切断
して製造されるものである。したがって、TAB部品21は
薄型でかつ各リード24がわずかな外力によって容易に折
れ曲りするものとなっている。このためTAB部品21を基
板10に装着することが行われているが、この装着はキャ
リアテープ3を打抜いてTAB部品21を取出し、次ぎにこ
のTAB部品21を基板10に装着することで製造される。な
お、上記リード24は半田メッキ、AUメッキ、Snメッキな
どが施されている。
つぎに、上記アウタリードボンディング装置1の各部
の詳細について説明する。上記打抜き成形機構5はたと
えば第7図に示されるように構成されたプレス加工装置
26からなり、このプレス加工装置26は下部ホルダ27を備
えている。この下部ホルダ27の上面には固定金型28が載
置固定されているとともに、この固定金型28の両側には
それぞれ支柱29が立設されている。これら一対の支柱29
には上部ホルダ30がスライド自在に設けられており、こ
の上部ホルダ30は図示しない駆動機構によって上記支柱
29に沿って上下駆動されるとともに、上記固定金型28と
対向する下面には可動金型31が保持されている。そし
て、固定金型28上には、上記供給排出機構6によって第
5図に示される電子部品4が一体に設けられた切断片32
が供給される。この切断片32は上記キャリアテープ3を
鎖線s2に沿って切断したものである。そして、可動金型
31が下降することによって切断片32が破線s1で示すよう
に打抜き加工されるようになっている。それによって、
切断片32はその中心部が電子部品4となり、周辺部が枠
状の打抜き品33となる。
上記固定金型28と可動金型31とは第8図に示すように
構成されている。つまり、固定金型28のほぼ中央にはバ
キューム孔34が厚さ方向に穿設され、その下端開口は図
示しない真空吸着機構に連通されている。固定金型28上
面の上記バキューム孔34の近傍には、一対のタイ部35が
所定間隔で形成されている。これらダイ部35の間隔と形
状は、上記IC23からキャリアテープ3にリード24が接続
された状態で打抜き、かつ成形することができる寸法に
設定されている。
上記一対のダイ部35の外方には一対の位置決めピン36
が穿設されている。これら一対の位置決めピン36の間隔
は上記キャリアテープ3の両側に形成されたパーフォレ
ーションdの間隔と一致する。位置決めピン36の先端は
尖鋭部37となっていて、固定金型28の上面から突出して
いる。さらに、位置決めピン36の外周には弾性部材であ
る圧縮ばね38によって弾性的に支持されるノックアウト
リング39がそれぞれ上下動自在に外嵌されている。この
ノックアウトリング39は下端側が上端側よりも大径に形
成され、上記圧縮ばね38が当接し易い形状になっている
とともに、圧縮ばね38に弾性的に押し上げられても、そ
の上端が位置決めピン36の先端尖鋭部37よりも突出しな
いよう、固定金型28の一部によって規制されている。そ
して、上方からノックアウトリング39に圧縮ばね38の弾
力性に抗する負荷がかかれば、この上端部は固定金型28
の上面と面一もしくはそれ以下に下降するようになって
いる。さらに、上記固定金型28の周辺部には複数のガイ
ド孔41(1つのみ図示)が厚さ方向に貫通されている。
上記可動金型31は上部側が上型本体42、下部側がスト
リッパ43からなり、これらは圧縮ばね44で連結されてい
る。つまり、上型本体42に圧縮ばね44を介してストリッ
パ43が吊持されている。上型本体42の周辺部には複数の
ガイドピン(1つのみ図示)が設けられていて、この下
端部はストリッパ43に設けられるガイド孔45aを貫通
し、さらに固定金型28に穿設されたガイド孔41に対向し
ている。可動金型31のほぼ中央部分にはポンチ46および
リード押え47が設けられ、それぞれこの下面から突出し
てストリッパ43に穿設された透孔部48に挿入されてい
る。通常の状態において、これらポンチ46およびリード
押え47の下端部は上記透孔部48内にあるが、上記可動金
型31とストリッパ43との間にある圧縮ばね44が圧縮変形
して可動金型31とストリッパ43とがほぼ密着状態になれ
ば、ストリッパ43の下面から突出するように設定されて
いる。
上記リード押え47は可動金型31に対してスライド自在
な吊持ピン49の下端部に吊持され、かつ可動金型31とリ
ード押え47上面との間には圧縮ばね50が介在されてい
る。上記ストリッパ43には、上記位置決めピ36と対向す
る位置に一対のピン逃げ孔51が厚さ方向に穿設されてい
る。
そして、電子部品4を打抜き成形する際には、切断片
32を固定金型28上に搬入し、かつそのパーフォレーショ
ンdを位置決めピン36の先端尖鋭部37に係止するように
後述する供給排出機構6によって自動的に供給される。
このとき、ノックアウトリング39の上端部は固定金型28
の上面から突出する位置にある。ついで、可動金型31が
下降してガイドピン45が固定金型28のガイド孔41に挿入
するとともに、ストリッパ43が電子部品4に接触してこ
れを全面的に固定金型28の上面に押圧する。電子部品4
はリード24を含めた部分がダイ部35によって押圧され、
かつパーフォレーションdは位置決めピン36の先端尖鋭
部37に係合して電子部品4を位置決め保持する。この電
子部品4によってノックアウトリング39は圧縮ばね38の
弾性力に抗して押圧され、固定金型28上面と面一になる
まで下降する。さらに、可動金型31が下降すると、可動
金型31とストリッパ43との間にある圧縮ばね44が圧縮変
形し、始めにリード押え47がストリッパ43の下面から突
出してリード24をダイ部35に押付けて成形がなされる。
ついで、ポンチ46が下降してリード24をダイ部35に押
え付けることにより、これらリード24の切断を行う。そ
して、成形したリード24を接続したまま第5図に示され
るように切断片32から電子部品4を打抜く。この打抜き
成形の後に上記可動金型31が上昇してポンチ46およびリ
ード押え47の下端部がストリッパ43の透孔部48内へ入り
込む。可動金型31がある程度上昇すると、ストリッパ43
が圧縮ばね44に吊持された状態で上昇する。このストリ
ッパ43が打抜き成形された電子部品4から離間するにと
もなって、ノッキングアトリング39を支持する圧縮ばね
38の弾性力が復帰してこれを押し上げる。位置決めピン
36の先端尖鋭部37には電子部品4から打抜かれた打抜き
品33のパーフォレーションdが圧入状態で係止するが、
ノックアウトリング39を介して圧縮ばね38の弾性力を受
け、先端尖鋭部37まで浮き上がる。
このように構成された打抜き成形機構5に対して上記
切断片32を供給し打抜き成形後に打抜き品33を固定金型
28から排除する上記供給排出機構6は第9図と第10図に
示すように構成されている。すなわち、供給排出機構6
は基部52を備えており、この基部52には取付板53が垂設
されている。この取付板53の上端部の一側面にはロータ
リアクチュエータ54が取付けられている。このロータリ
アクチュエータ54の回転軸55にはL字状部材56の一端が
取付けられ、この他端にはスイングアーム57の一端が固
着されている。このスイングアーム57の他端には第1の
プーリ58が支軸59によって回転自在に設けられている。
また、上記回転軸55の上記L字状部材56の一端から突出
した端部には第2のプーリ60が一体に設けられている。
この第2のプーリ60と上記第1のプーリ58との間には歯
付きのベルト61が張設されている。上記支軸59は上記ス
イングアーム57に回転自在に設けられ、その一端には一
対の吸着ノズル62が設けられたノズルヘッド63の一端が
固着されている。
したがって、供給排出機構6は、そのロータリアクチ
ュエータ54の回転軸55によってスイングアーム57が第9
図中に矢印で示される方向に回転駆動されると、上記ベ
ルト61は第2のプーリ60によって上記スイングアーム57
の回転方向に対して逆方向に走行駆動されることにな
る。すると、上記ノズルヘッド63は第10図に示すように
プレス加工装置26の一対の金型28、31間から退避した状
態からこれら金型28、31間に進入する状態に回動する。
そのとき、一対の吸着ノズル62は軸線を垂直にした状態
で平行移動し、先端が上記固定金型28上に残った打抜き
品33の両端部にわずかな間隔を介して対向する。その状
態でこれら吸着ノズル62に吸引力が作用し、上記打抜き
品33を真空吸着するようになっている。
上記吸着ノズル62が打抜き品33を真空吸着すると、ス
イングアーム57が第10図に示す状態から矢印で示す先程
と逆方向に回転駆動され、第9図に示すようにノズルヘ
ッド63が一対の金型28、31間から退避することになる。
その状態で上記吸着ノズル62に生じている吸引力を解除
すれば、上記打抜き品33を適所に排出することができ
る。ここで、上記打抜き品33の排出口は図示しないが、
第9図中に示される退避状態において、吸着ノズル62の
下部に対応する部分がシャッタ状になっており、上記シ
ャッタ状の排出口が開き、吸着ノズル62の吸引を係止す
ることで、打抜き品33は自重で上記排出口に落ちるよう
に構成されている。そして、上記排出口は通常閉鎖状態
にあり、図示しない供給装置によりキャリアテープ3の
切断片32が1つずつ上記排出口の閉鎖部分52aに供給さ
れ、この切断片32を上記吸着ノズル62が吸着するように
なっている。
つぎに、上記打抜き機構5から上記電子部品4を吸着
保持して上記搬送用アーム17に沿って搬送する搬送機構
8について説明する。第1図中に示される搬送機構8は
上記打抜き成形機構5とこれと離間して設けられた上記
ボンディングステージ11との間を結ぶ上記搬送用アーム
17が水平に設けられている。この搬送用アーム17にはこ
のアーム17に沿って左右方向に移動する上記移動体18が
設けられており、この移動体18には上記ボンディングヘ
ッド7が上下機構16を介して取付けられている。
上記ボンディングヘッド7は第11図乃至第13図に示す
ように構成されている。つまり、ボンディングヘッド7
の本体は中空の角柱状のフレーム64によって構成されて
おり、内側には吸引管65が挿通されている。吸引管65に
は先端にOリング状の吸着パッド66が設けられ、上記電
子部品4を吸着保持できるようになっている。そして、
その基端側はフレーム64の内周部に設けられた軸受、た
とえばボールスプライン67で回転方向の動きが規制され
た状態で上下動自在に支持され、吸着パッド66をフレー
ム64の先端から突出させている。上記吸引管65はフレー
ム64に内装された加圧ばね68によって下方向に付勢され
ている。なお、フレーム64の基端にはボールスプライン
67および加圧ばね68を押さえるための押え部材69が設け
られている。
一方、フレーム64には導電性の金属材料からなる冷却
フィン70が設けられており、この冷却フィン70は矩形の
箱を対角線に沿って4分割されたと同様の形状をもつ分
割フィン70a〜70dから構成されている。これら分割フィ
ンはフレーム64の先端側を囲むように配置されている。
また、各分割フィンは、これらの内面とフレーム64の外
面(いずれも平滑)との間に設けられたクロスローラテ
ーブル71(リニアガイド)を介してフレーム64の外周に
上下動自在に設けられ、先端面を吸引管65の先端部から
大きく退避させた部位に位置している。なお、各分割フ
ィン70a〜70dの側部には多数のフィン部72が形成されて
いる。また、各分割フィンの後端面とフレーム64の外周
面の中途部の部分に突設されたフランジ73との間にはそ
れぞれ加圧ばね73aが介装されていて、分割フィンを下
方へ付勢している。つまり、各分割フィンは吸着管65と
同様、上方向へ変位できるようになっている。
このように構成された分割フィン70a〜70dの下端面に
はヒータチップ74が吸着パッド66を中心とした周囲に設
けられている。ヒータチップ74は矩形の枠状体を上記電
子部品4の端子列に応じてそれぞれ4辺に分割した構造
となっている。具体的には第12図に示すように吸着パッ
ド66を中心として4方向に分割した断面ほぼL字状の分
割チップ75から構成されている。各分割チップ75は取付
座76が台座部材77を介して分割フィンの下端面にボルト
止めされ、チップ先端を電子部品4の端子列に対して位
置決めしている。つまり、それぞれ予圧が与えられる分
割フィン70a〜70dを使って各分割チップ75はそれぞれ独
立して上下の方向へ移動できるようになっている。
なお、ヒータチップ75はパッド66から退避した位置に
取付けられている。そして、各分割フィンのうちの2つ
に給電装置78が接続され、給電により各分割チップの先
端から熱を発生させることができるようになっている。
具体的には第13図に示すように分割チップが直列回路と
なるよう、隣接する分割フィン同士が導電線79で直列に
接続され、それによって給電すればジュール熱を発生す
ることができるようになっている。
なお、分割フィン70a〜70dに電流を流すために、各分
割フィンとクロスローラテーブル71との間および加圧ば
ね68とフランジ73との間にはそれぞれ絶縁部材80を設け
て絶縁を計っている。
そして、上記移動体18の図示しない取付部に上記構成
のボンディングヘッド7の基端部が装着される他、吸引
管65の基端に装着された接続口部81に吸引装置82が接続
されている。そして、電子部品4を吸引管65の先端に吸
着して搬送し、上記ボンディングステージ11上に配置さ
れた基板10に対して上記電子部品4を後述するごとくア
ウタリードボンディングするようになっている。
上記ボンディングヘッド7は搬送機構8によって上記
打ち抜き成形機構5とボンディングステージ11との間を
駆動されるようになっており、この搬送範囲中途部の所
定位置には上記第1の認識手段9が設けられている。こ
の第1の認識手段9は第1のCCDカメラ(撮像手段)83
からなるとともに、上記ボンディングヘッド7の下方で
XYテーブル110によってX、Y方向に駆動自在に設けら
れている。また、上記ボンディングステージ11の上方に
は上記第2の認識手段12が設けられており、この第2の
認識手段12は第2のCCDカメラ84から構成されている。
これらカメラ83、84から出力される画像信号はともに上
記制御装置13に内蔵された第4図に示す装着制御装置85
(すなわち、得られる画像データから前記電子部品の吸
着状態を認識する画像処理手段を有する。)に送られる
ようになっている。
上記装着制御装置85はTAB部品21である電子部品4の
装着制御を実行するもので、とくに電子部品4の不良を
検出する機能および電子部品4と基板10との位置合せ機
能が備えられている。具体的には、第4図に示すように
各CCDカメラ83、84からの画像信号をデジタル変換するA
/D変換器86が備えられ、このA/D変換器86でデジタル変
換されたデジタル画像信号が画像データとして画像メモ
リ87に記憶されるようになっている。また、装着制御部
85a、不良検出部88、位置合せ部89、部品の形状データ
メモリ90および入力部91が備えられている。装着制御部
85aは入出力部91を通して打ち抜き成形機構5、搬送機
構8、ボンディングステージ11、上下機構16およびXYテ
ーブル101などに制御信号を送出して電子部品4の打抜
きから基板10への装着までを動作制御する機能を有する
ものであり、不良検出部88は第1のCCDカメラ83の撮影
により得られる画像データ部分と、部品の形状データメ
モリ90の予め記憶されている電子部品の不良を検出する
機能を有するものであり、さらに位置合せ部89は第1お
よび第2のCCDカメラ83、84で得られる各画像データか
らこれら第1および第2のCCDカメラ83、84の位置に基
づいて電子部品4と基板10との相対的位置合せを行う機
能を持ったものである。
上記第1のCCDカメラ83と搬送途中におけるボンディ
ングヘッド7との間には第14図乃至第17図に示すような
視覚認識用ステージ92が設けられている。この視覚認識
用ステージ92には上記ボンディングヘッド7に吸着され
た電子部品4を第1のCCDカメラ83側から照明するリン
グ状の光源93が設けられ、さらに上記視覚認識用ステー
ジ92には上記第1のCCDカメラ83に対して電子部品4の
背面となる位置に閉鎖可能に設けた遮光性があって、し
かも表面で乱反射を起こさないように加工されたシャッ
タ94、95を有している。そして、電子部品4を吸着保持
したボンディングヘッド7が上記認識ステージ92上に到
達すると、上記シャッタ94、95が第14図および第15図に
示されるように閉じて電子部品4の背景に上記ボンディ
ングヘッド7が写らないように遮蔽するようになってい
る。
第14図乃至第17図は視覚認識用ステージ92の全体構造
を示すもので、上記シャッタ94、95はスライドガイド9
6、97に案内されて移動するよう支持体98上に取付けら
れ、エアシリンダ99、100によって開閉駆動されるよう
になっている。また、シャッタ94、95の開閉部の下方位
置には支持体98に固定されたリング状の照明光源93が配
置され、その中心下方位置には上記第1のCCDカメラ83
が設けられている。この第1のCCDカメラ83は上記XYテ
ーブル110上に固定され、それによってX、Y方向に移
動させることができるようになっている。
上述のように構成されたアウタリードボンディング装
置1は上記制御装置13によって各部が駆動制御される。
たとえばキャリアテープ3を切断することで制作された
切断片32が第18図に示されるステップS1において供給排
出機構6のセット位置52aに図示しない供給装置により
セットされると、つぎのステップS2において切断片32は
装着制御部85aの制御によって供給排出機構6が作動し
て打抜き成形機構5の固定金型28上に供給される。そし
て、切断片32が上記固定金型28上に供給されると、ステ
ップS3において装着制御部85aは打抜き成形機構5に制
御信号を送出して可動金型31を下降させる。これによ
り、切断片32の中央部から電子部品4が打抜かれる。そ
して、ステップS4において、打抜きにより残された不要
な打抜き品33が上記供給排出機構6によって上記固定金
型28上から除去される。この後、ステップS5、S6、S7に
おいて装着制御部85aは搬送機構8に制御信号を送信す
る。これにより、非作動時において上記第1のCCDカメ
ラ83上に位置しているボンデイングヘッド7が搬送用ア
ーム17に沿って打抜き成形用機構5側に移動し、上記電
子部品4を吸着保持し、再度第1のCCDカメラ83上に移
動して停止する。
つぎに、ステップS8において視覚認識用ステージ92の
シャッタ94、95が作動される。
一方、ボンディングステージ11上に第6図に示すよう
な基板10が載置され、これがステップe1において上記基
板10の載置位置が検知されると、ボンディングステージ
11は動作して基板10を第2のCCDカメラ84の視野内の所
定位置に位置させるように駆動制御される。
この状態において第1のCCDカメラ83はボンディング
ヘッド7で吸着されている電子部品4を撮像してその画
像信号を出力し、また第2のCCDカメラ84は基板10を撮
像してその画像信号に変換されて各画像データとして画
像メモリ87に記憶される。
上記第1のCCDカメラ83による電子部品4の撮像は以
下のごとく行われる。まず、ボンディングヘッド7に吸
着された電子部品4は第1のCCDカメラ83の撮像範囲の
中心位置に位置決めされる。この位置決めは第1のCCD
カメラ83から出力される画像信号をモニタすることによ
って行われる。この所定の後に一対のシャッタ94、95が
閉じる。つぎに、装着制御部85aは入出力部91に指令を
発する。この指令を受けて入出力部91はXYテーブル110
に移動信号を送出してXYテーブル110を移動させ、まず
第1のCCDカメラ83の撮像範囲を第19図に示す画面位置D
1に設定する(すなわち、装着制御部85aは、画面設定手
段を有するものである)。それによって、第1のCCDカ
メラ83は画面位置D1で撮像を行ってその画面信号を出力
する。この画面信号はA/D変換器86によりA/D変換されて
デジタル画像信号として画像メモリ87に送られ、この画
像メモリ87に第20図に示す第1画像データとして記憶さ
れる。
つぎに、ステップS9において装着制御部85aは入出力
部91に指令を発する。これにより、入出力部91はXYテー
ブル110に移動制御信号を送出してXYテーブル110を移動
させ、第1のCCDカメラ83の撮像範囲を第19図に示す画
面位置D2に設定する。このXYテーブル110の移動後に、
位置合せ部89は第1画像データの中心を求める。そし
て、不良検出部89は第1画像データに対してスキャンラ
インL1、L2におけるスキャンして各リード24の欠けや曲
りを検出する。
ついで、XYテーブル110が入出力部91からの制御信号
で駆動され、第1のCCDカメラ83の画面位置がD2に設定
されると、第1のCCDカメラ83は画面位置D2で撮像を行
ってその画像信号を出力し、この画像信号がA/D変換さ
れて画像メモリ87に第2画像データとして記憶される。
この第2画像データが記憶されると、位置合せ部89は第
2画像データの中心位置を求める。そして、不良検出部
88は第2画像データに対してスキャンして各リード24の
欠けや曲りを検出する。
以下、同様に各画面位置D3、D4における第3および第
4画像データが画像メモリ87に記憶され、これら画像デ
ータの中心位置が求められるとともに各画像データに対
してスキャンが行われて各リード24の欠けや曲りが検出
される。
そして、ステップS10において電子部品4の良否が不
良検出部88で判定され、不良であればステップS11で排
除される。
以上のように第1のCCDカメラ83の撮像範囲を電子部
品4の周囲に沿いかつそれぞれ部分的に一定量オーバラ
ップさせて複数箇所に設定し、これら画面箇所において
それぞれ得られる第1〜第4画像データから電子部品4
の中心位置およびリード24の欠けや間借りなどを検出す
る構成としたので、電子部品4の各リード24のピッチ間
隔が狭くなっても、確実に各リード24の欠けや曲がり、
さらにはリード24のピッチ間隔の不均等も検出できる。
たとえば、上記一実施例では4画面で認識を行っている
ので、500ピンの電子部品4までの中心位置およびリー
ド24の欠け、曲りなどの認識ができる。
以上の判定で電子部品4が良品であれば、ステップS1
2に移る。このステップS12において制御装置13の位置合
せ部89は、第1のCCDカメラ83の第1〜第4画像データ
の各中心から電子部品4の中心位置を求める。つぎに、
位置合せ部89はステップS13において第1のCCDカメラ83
の視野中心位置と電子部品4の中心位置との差を求め、
この差をなくす制御信号をボンディングステージ11に送
出する。これにより、第1のCCDカメラ83の視野中心に
電子部品4の中心位置が合せられる。
また、位置合せ部89はステップe3において第2のCCD
カメラ84の撮像により得られた画像データからボンディ
ングステージ11上の基板10の中心を求める。この基板10
の中心は、第2のCCDカメラ84の撮像により得られた画
像データから基板10の中心位置を求め、さらに対向する
中心位置どうしを結んで基板10の中心位置を求めること
ができる。
つぎに、位置合せ部89はステップe4において第2のCC
Dカメラ84の視野中心位置と基板10の中心位置との差を
求め、この差をなくす制御信号をボンディングステージ
11に送出する。これにより、第2のCCDカメラ84の視野
中心に基板10の中心位置を合せる。そして、ボンディン
グステージ11は基板10と電子部品4の中心位置が互いに
一致するよう駆動され、接合時に中心が一致するように
制御される。
ところで、電子部品4の中心位置を求めるときに、各
辺の中心位置どうしを結んだラインが第1のCCDカメラ8
3のXY軸に対して傾いていることが多い。そのため、位
置合せ部89はこの傾きの角度を画素数によって求め、か
つこの角度に応じた位置補正信号をボンディングステー
ジ11に送出する。これにより、ボンディングステージ11
はθ方向に駆動されて基板10を電子部品4に対して位置
補正する。
そして、ステップS15において装着制御部85aは搬送機
構8に対して制御信号を送出してボンディングステージ
11の上方に移動させる。この移動によりボンディングヘ
ッド7がボンディングステージ11の上方に達すると、移
動が停止する。つぎに、ボンディングヘッド7は下降し
て電子部品4を基板10に装着することになる。
このように、電子部品4の画像データと予め設定され
た電子部品4の形状データとから電子部品4の不良を検
出し、かつ第1のCCDカメラ83で得られる画像データと
から電子部品4の不良を検出し、かつ第1のCCDカメラ8
3で得られる画像データと基板10を撮像する第2のCCDカ
メラ84で得られる画像データとからこれらCCDカメラ8
3、84の位置にもとずいて電子部品4と基板10との相対
的位置合せを行う構成としたので、不良の電子部品4を
確実に検出でき、それによって基板1への装着前に排除
できる。これにより、装着効率が向上して歩留まりが向
上する。
また、第1のCCDカメラ83をXYテーブル110によってXY
方向に駆動できるようにし、そしてこの第1のCCDカメ
ラ83による撮像範囲をワークの周囲に沿いかつオーバラ
ップする複数箇所に設定したから、各箇所で得られる画
像信号の分解能を高めることができる。それによって、
電子部品4のリード24のピッチが狭くなっても、その欠
けや曲りを確実に検出することができる。
また、金型28、31によって打抜かれた電子部品4は人
手に触れることなく基板10に実装されるので、リード24
が多ピン、狭ピンとなっても同リード24を変形させるこ
となく実装することができる。
なお、この発明は上記一実施に限定されるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲で変形してもよい。たと
えば上記一実施例では認識手段として第1および第2の
CCDカメラ83、84を使用しているが、これに限定され
ず、他の撮像カメラを使用するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、半導体素子がイ
ンナリードボンディングされたキャリアテープを自動供
給し、このキャリアテープから電子部品を打抜き成形
し、この電子部品を基板に対して相対的に位置決めし、
アウタリードボンディングするという工程を自動化する
ことができる。これにより、従来必要であった手作業に
よる微細な作業を不要にし、作業の高精度化と高能率化
とを実現できる。また、第1の認識手段をXY方向に移動
可能に設け、この第1の認識手段による搬送範囲をワー
クの周囲に沿いかつオーバラップする複数箇所に設定し
たから、各箇所で得られる画像信号の分解能を高めるこ
とができる。それによって、電子部品のリードのピッチ
が狭くなっても、その欠けや曲りを確実に検出すること
ができる。
さらに、被認識物を認識するに際し、撮像装置の撮像
範囲を互いにオーバラップさせて前記被認識物上の複数
箇所に設定できるようにしたから、各個所で得られる画
像信号の分解能を高め、前記被認識物の認識精度を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図はアウタリー
ドボンディング装置の正面図、第2図は同じく側面図、
第3図は同じく平面図、第4図はアウタリードボンディ
ング装置の基本的構成の概略図、第5図はキャリアテー
プの平面図、第6図は基板に電子部品が挿着された状態
の平面図、第7図は打抜き成形機構の要部の斜視図、第
8図は同じく断面図、第9図は打抜き供給機構に対峙し
て設けられる供給排出機構の斜視図、第10図は供給排出
機構が作動して切断片を打抜き成形機構に供給している
状態の斜視図、第11図はボンディングヘッドの断面図、
第12図はボンディングヘッドの先端部とこれに吸着され
る電子部品を示す斜視図、第13図は分割チップの電気的
接続構造の説明図、第14図は視覚認識用ステージのシャ
ッタが開いた状態の正面図、第15図は同じくシャッタが
閉じた状態の斜視図、第16図は同じく平面図、第17図は
視覚認識用ステージと第1のCCDカメラの配置状態の側
面図、第18図はアウタリードボンディング装置の作動の
フローチャート、第19図は第1のCCDカメラによる画面
設定の模式図、第20図はリード検出の作用を説明するた
めの模式図である。 4……電子部品、5……打抜き成形機構、6……供給排
出機構、7……アウタリードボンディングステージ、8
……搬送機構、9……第1の認識手段、12……第2の認
識手段、13……制御手段、83……第1のCCDカメラ、84
……第2のCCDカメラ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体素子がインナリードボンディングさ
    れたキャリアテープから電子部品を打抜きかつ成形する
    打抜き成形機構とこの打抜き成形機構に前記キャリアテ
    ープを供給しかつ打抜き後の不要部品を前記打抜き成形
    機構から排出する供給排出機構と、前記打抜き成形機構
    から離間した位置に設けられ基板を載置して駆動するボ
    ンディングステージと、前記打抜き成形機構から所定の
    形状に打抜き成形された電子部品をボンディングヘッド
    に吸着保持して搬送する搬送機構と、この搬送機構によ
    る搬送工程の中途部に設けられX−Y方向に駆動可能で
    前記ボンディングヘッドに吸着保持された電子部品の状
    態を認識する撮像手段と、この撮像手段の撮像範囲が部
    分的に一定量オーバラップするように前記電子部品の複
    数箇所に対して設定可能な画面設定手段とこの画面設定
    手段により設定された各撮像範囲においてそれぞれ前記
    撮像手段により得られる各画面データから前記電子部品
    の状態を認識する画像処理手段を有する第1の認識手段
    と、前記ボンディングステージと対向する位置に設けら
    れ前記ボンディングステージに載置された前記基板の載
    置状態を認識する第2の認識手段とを有し、第1及び第
    2の認識手段の認識結果に基づき前記ボンディングヘッ
    ドに吸着保持された前記電子部品を前記基板に実装する
    ことを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 【請求項2】半導体素子がインナリードボンディングさ
    れたキャリアテープから電子部品を打抜きかつ成形する
    打抜き成形工程と、この打抜き成形工程で所定の形状に
    打抜き成形された電子部品をボンディングヘッドに吸着
    保持して搬送する搬送工程と、この搬送工程における搬
    送の中途部において前記電子部品の複数箇所に対して部
    分的に一定量オーバラップするように撮像装置をX−Y
    方向に駆動することにより設定された撮像装置の各撮像
    範囲において得られる各画像データから前記電子部品の
    状態を認識する電子部品認識工程と、前記ボンディング
    ステージと対向する位置に設けられた撮像装置により前
    記ボンディングステージに載置された前記基板の載置状
    態を認識する基板認識工程と、前記電子部品認識工程と
    前記基板認識工程で得られた画像データを基に前記ボン
    ディングヘッドに吸着保持された電子部品を前記基板に
    実装する実装工程とを有することを特徴とする電子部品
    の実装方法。
  3. 【請求項3】被認識物の状態を認識する認識方法におい
    て、所定の大きさに設定された撮像範囲で前記被認識物
    を撮像する撮像装置と、この撮像装置をX−Y方向に駆
    動させることによりその撮像範囲を部分的に一定量オー
    バラップさせて前記被認識物上の複数箇所に設定可能な
    画像設定手段と、この画像設定手段により設定された各
    撮像範囲においてそれぞれ前記撮像装置により得られる
    画像データに基づき前記被認識物の状態を認識する画像
    処理手段とを具備したことを特徴とする認識装置。
  4. 【請求項4】被認識物の状態を認識する認識方法におい
    て、撮像装置の所定の大きさに設定された撮像範囲を撮
    像装置をX−Y方向に駆動させることにより部分的に一
    定量オーバラップさせて前記被認識物上の複数箇所に設
    定する画像設定工程と、この画像設定工程で設定された
    各撮像範囲において前記被認識物を撮像する撮像工程
    と、設定された各撮像範囲において得られる各画像デー
    タに基づき前記被認識物の状態を認識する画像処理工程
    とを有することを特徴とする認識方法。
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