JP2879933B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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JP2879933B2
JP2879933B2 JP2109339A JP10933990A JP2879933B2 JP 2879933 B2 JP2879933 B2 JP 2879933B2 JP 2109339 A JP2109339 A JP 2109339A JP 10933990 A JP10933990 A JP 10933990A JP 2879933 B2 JP2879933 B2 JP 2879933B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パーソナルコンピュータやワークステーシ
ョン等のホストコンピュータから転送された印刷コマン
ド列を受け、中間トレイを用いて両面印刷を行うように
した印刷制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、片面印刷済みの用紙を一旦蓄積し、再給紙を行
う中間トレイを有した印刷装置における画面印刷は、例
えば次のように行われた。すなわち、上位装置であるホ
ストコンピュータが、先頭ページから最終ページへ向う
順序の印刷コマンド列の転送と、最終ページから先頭ペ
ージへ向う順序の印刷コマンド列の転送との2回の印刷
コマンド列の転送を行う。そのうち、1回を奇数ページ
の印刷とし、前記中間トレイに排出し、蓄積する。そし
て、他の1回は、前記中間トレイ内の印刷済み用紙の裏
面に偶数ページを印刷することで両面印刷を完了する。
あるいは、ページスキップモードと表面ページプリン
トモード/裏面ページプリントモードを指定する手段を
有して、ホストコンピュータが同一印刷コマンド列を2
回転送する。そのうち、1回目の転送で、ページスキッ
プモードと表面ページプリントモードが指定された時、
印刷対象の印刷コマンド列のうち、偶数ページの印刷コ
マンド列を捨てて、奇数ページの印刷コマンド列につい
ての印刷を行い、前記中間トレイに排出し、蓄積する。
そして、他の1回の転送で、ページスキップモードと裏
面ページプリントモードが指定された時、印刷対象の印
刷コマンド列のうち、奇数ページの印刷コマンド列を捨
てて、前記中間トレイ内の印刷済み用紙の裏面に、偶数
ページの印刷コマンド列を印刷することで両面印刷を行
っていた。
ここで、印刷コマンド列とは、ホストコンピュータが
文書の印刷内容を印刷装置へ指示するためのコマンド列
であり、文字コード、テキスト出力用コマンド、図形出
力用コマンド、イメージ出力用コマンド等からなる。
なお、この種の装置として関連するものには、特開昭
60−5333号、同63−247041号、同63−247042号、同63−
84954号の各公報に記載のものが挙げられる。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術では、両面印刷の片面の印刷すなわち表
面印刷において、表面印刷の枚数が中間トレイへの格納
許容枚数より多い文書の印刷を行った場合、中間トレイ
が満杯となってしまうが、その場合の対処方法が考慮さ
れていない。また、ホストコンピュータから、異なる紙
サイズのページが混在した文書の印刷コマンド列が送ら
れてきた場合、表面印刷において、その異なる紙サイズ
の用紙が中間トレイに混在して排出されてしまう。従っ
て、プリンタエンジン部に異常が発生して、プリンタエ
ンジンを停止させてしまうため、稼動性、信頼性、利用
効率を低下させるという問題点があった。
さらに、ホストコンピュータから送られてきた文書の
最終ページが奇数ページすなわち表面のみの場合、表面
印刷によりその奇数ページは中間トレイに排出されてし
まい、排出されたページに対応する裏面のページすなわ
ち偶数ページの印刷コマンド列が無いため、最終ページ
の用紙を中間トレイから排出させることができないとい
う問題点がある。また、排出させるためには、新たな処
置が必要となる。
さらに、描画処理でページバッファ満杯が発生した場
合、ページバッファが空くまで処理が待たされるので、
稼動性、利用効率が低下する。ここで、ページバッファ
満杯とは、すべてのページバッファが描画あるいは印刷
のために使用されていて、空き状態でないことである。
さらに、ホストコンピュータが印刷コマンド列を2回
転送する技術では、多量の印刷コマンド列が送られる場
合、転送時間に多大な時間を要し、ホストコンピュータ
に負担をかけるという問題もあった。
本発明の第1の目的は、片面印刷の枚数が中間トレイ
格納許容枚数より多い文書でも、支障なく両面印刷を続
行できる印刷制御装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、上位装置から、異なる紙サイ
ズのページが混在した文書の印刷コマンド列が送られて
きた場合、異なるサイズの用紙が中間トレイに混在して
排出されることを防止できる印刷制御装置を提供するこ
とにある。
本発明の第3の目的は、上位装置から送られてきた文
書の最終ページが奇数ページすなわち表面のみの場合、
中間トレイに混在して排出されることなく、また特別な
処理を必要とせずに最終ページの印刷を完了することが
できる印刷制御装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、ページバッファ満杯になった
場合、印刷処理が待たされることなく効率よく印刷を続
行することができる印刷制御装置を提供することにあ
る。
本発明の第5の目的は、ホストコンピュータからの印
刷コマンド列の転送を1回にすることで、転送時間を短
縮し、ホストコンピュータの負担を軽減することができ
る印刷制御装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明による印刷制御装
置は、上位装置が送信する印刷コマンド列を受信し、該
印刷コマンド列を解釈・実行した結果に基づいてプリン
タエンジン部を制御し、中間トレイを用いて両面印刷を
行う印刷制御装置において、複数ページ分のページバッ
ファと、該ページバッファに前記印刷コマンド列に応じ
て描画処理を行う描画処理部と、該描画処理部により描
画されたページバッファの内容に基づいて印刷処理を行
う印刷処理部とを備え、前記描画処理部は、ページ順に
描画処理を行い、描画を終えたページについて順次印刷
処理部を起動し、前記印刷処理部は、前記描画処理部か
らの起動に応じて、当該ページが表面ページか裏面ペー
ジかを判別し、表面ページならば直ちに前記中間トレイ
を排紙部として印刷を行い、裏面ページならば当該印刷
処理を待ち行列に接続し、予め定めた印刷待ち解除条件
の検出に応じて、前記中間トレイを給紙部、外部トレイ
を排紙部として、前記待ち行列につながれた印刷処理を
実行するようにしたものである。
前記中間トレイの満杯を前記印刷待ち解除条件として
利用することができる。
この場合、例えば、表面印刷した用紙を前記中間トレ
イに格納すると1加算し、該中間トレイに格納した用紙
を給紙して裏面印刷すると1減算する中間トレイ格納枚
数カウンタを用い、該カウンタの値が一定値に達したと
き、当該印刷処理を待ち行列に接続した後、印刷待ちを
解除する。
また、文書の最終ページの検出を前記印刷待ち解除条
件として利用することもできる。
この場合、例えば、前記印刷処理部は、両面印刷にお
いて文書の最終ページが表面ページであった場合、当該
最終ページの印刷処理を待ち行列に接続した後、印刷待
ちを解除して印刷待ち状態にあった裏面印刷処理を行
い、該裏面印刷処理の終了後、前記最終ページを片面印
刷として印刷する。
さらに、紙サイズ変更の検出を前記印刷待ち解除条件
として利用することもできる。
この場合、例えば、前記上位装置からの印刷コマンド
列に含まれる紙サイズ指定に応じて紙サイズ変更の有無
を設定する制御テーブルを設け、前記印刷処理部は、該
制御テーブルの内容を参照して紙サイズ変更があれば、
当該紙サイズが変更されたページの印刷処理を待ち行列
に接続した後、印刷待ちを解除して印刷待ち状態にあっ
た裏面印刷処理を行い、該裏面印刷処理により前記中間
トレイ内のすべての用紙排出後、前記紙サイズの変更さ
れた新たな紙サイズの印刷処理に移行する。
さらにまた、前記描画処理部が次に描画すべきページ
の紙サイズに相当するページバッファの確保ができない
ことの検出を、前記印刷待ち解除条件として利用するこ
ともできる。
この場合には、例えば、前記描画処理部が描画すべき
ページの紙サイズに相当するページバッファの確保の可
/不可を設定する制御テーブルを設け、前記印刷処理部
は該制御テーブルを参照して、ページバッファの確保が
不可の場合、当該ページに対応する印刷処理を待ち行列
に接続した後、印刷待ちを解除する。
前記各種の印刷待ち解除条件は、併用することができ
る。
[作 用] 本発明は、表面印刷の枚数が中間トレイへの格納許容
枚数より多い文書の印刷で、表面印刷途中で中間トレイ
の格納枚数が満杯になった場合、その時印刷処理を行お
うとしていたページについての印刷処理を待たせ、中間
トレイへ排出されたページに対応する裏面のページすな
わち裏面印刷に移る。そして、裏面印刷途中で中間トレ
イへの格納枚数が空き(すなわち0)になった場合、表
面印刷に戻り、印刷処理を待たされていたページの印刷
処理から再開する。従って、中間トレイへの格納許容枚
数より多い文書でも、また、同一ページを複数部数印刷
するマルチページコピーでも、中間トレイの格納枚数が
満杯/空きで異常とならずに両面印刷を続行することが
できる。
異なる紙サイズのページが混在した文書の場合、紙サ
イズの変更のあったページについての印刷処理を待行列
に接続した後、裏面印刷待ちを解除することにより裏面
印刷に移る。そして、紙サイズの変更のあったページの
裏面印刷処理が排紙まで完全に終ってから、待たされて
いた異なる紙サイズのページの印刷処理に移る。従っ
て、その異なる紙サイズのページが中間トレイへ混在し
て排出されることによる、プリンタエンジン部の異常発
生を防止することができる。
文書の最終ページが表面印刷の場合、そのページの印
刷処理を待たせ、裏面印刷に移り、裏面印刷処理が排紙
まで完全に終ってから、持たされていた最終ページが表
面のみの印刷処理を片面印刷として行う。従って、中間
トレイに排出されることが回避され、更に、排出させる
ための特別な処理を必要としない。
また、印刷途中においてページバッファ満杯を検出し
た場合、裏面印刷待ちを解除して裏面印刷に移る。従っ
て、ページバッファが空くまで印刷処理が持たされるこ
とがないので、稼動性、利用効率の低下を防止でき、効
率よく両面印刷することができる。
さらに、ホストコンピュータは、片面印刷の場合と同
様、印刷コマンド列の転送が1回で済むため、転送時間
の短縮、処理負担の軽減ができる。
[実施例] 以下、本発明の第1実施例を説明する。
第1図(a)に、本装置の全体システム構成を示す。
本装置は、ホストコンピュータ100、印刷制御装置110、
及び中間トレイによる両面印刷機構を有したプリンタエ
ンジン部120から構成されている。
ホストコンピュータ100は、通信制御部101、コマンド
制御部102からなる。通信制御部101は、印刷制御装置11
0との通信を制御し、印刷コマンド列の送信及び印刷制
御装置110内部の制御情報等の受信を行う。コマンド制
御部102は、印刷制御装置110へ送信する印刷コマンド列
の作成及び印刷制御装置110から受信した印刷制御情報
等の解析を行う。
印刷制御装置110は、通信制御部111、コマンドバッフ
ァ112、コマンド処理部113、ページバッファ117、プリ
ンタ制御部118からなる。通信制御部111は、ホストコン
ピュータ100との通信を制御し、印刷コマンド列の受信
及び印刷制御装置110内部の制御情報等の送信を行う。
コマンドバッファ112は、通信制御部111で受信した印刷
コマンド列を格納する。コマンド処理部113は、描画処
理部114、印刷処理部115、描画処理部114、および印刷
処理部115で使用する印刷制御テーブル116からなる。描
画処理部114は、コマンドバッファ112内の印刷コマンド
列を解析し、印刷制御テーブル116に従って、文字、図
形等をドットイメージとしてページバッファ117へ書き
込む。印刷処理部115は、中間トレイ格納枚数チェック
部115a、中間トレイ格納枚数更新部115b、紙サイズ変更
有無フラグチェック部115c、文書最終ページ番号確認部
115d、表面・裏面モード設定部115e、片面・両面印刷指
定変更部115f、裏面印刷待ち行列接続/解除部115g、ペ
ージバッファリザーブ可/不可チェック部115h、印刷部
115iからなる。印刷処理部115は、描画処理部114でペー
ジバッファ117へのドットイメージの展開が終了した
後、起動され、印刷制御テーブル116を参照してプリン
タ制御部118に印刷を指示する。ページバッファ117上に
生成されたドットイメージデータは、プリンタ制御部11
8が読み出し、プリンタエンジン部120が受信できる形式
の信号に変換して、プリンタエンジン部120へ出力す
る。プリンタエンジン部120は、入力された信号に従っ
て、紙面上への印刷を電子写真印刷メカニズムやワイヤ
ドット印刷メカニズムを用いて行う。
次に、本装置のコマンド処理部113のシステム構成を
示した第1図(b)と描画処理部114の処理を示した描
画処理フローチャートである第2図を用いて説明する。
コマンド処理部113は、前述のように描画処理部114、
印刷処理部115、及び印刷制御テーブル116からなる。そ
の中の描画処理部114は、片面・両面印刷指定コマンド
処理部114a、改頁処理部114b、紙サイズ指定処理部114
c、文書最終ページ検出部114d、描画部114eからなる。
印刷制御テーブル116は、片面・両面印刷指定エリア1
16a、表面・裏面印刷指定エリア116b、印刷ページ通し
番号エリア116c、紙サイズエリア116d、紙サイズ変更有
無フラグエリア116e、表面・裏面モードエリア116f、中
間トレイ格納枚数エリア116g、文書最終ページ番号エリ
ア116h、裏面印刷待ち有無フラグエリア116i、中間トレ
イ格納許容枚数エリア116j、ページバッファリザーブ可
/不可フラグエリア116k、総印刷部数エリア116l、裏面
印刷待ち行列エリア116m等からなる。ここで、システム
の初期化時に、中間トレイ格納枚数エリア116gは0、表
面・裏面モードエリア116fは表面モードに設定される。
なお、この表面・裏面モードエリア116fは印刷処理が表
面印刷を行っているのか裏面印刷を行っているのかを示
す。ページバッファ117は複数ページからなり、描画処
理部114が順に描画し、印刷処理部115が順に印刷を行
う。また、印刷制御テーブル116(各項目116a〜116mを
含む)は、ページバッファ117の各ページに対応して、
複数ページ分用意する。印刷処理部115も複数個用意
し、ページバッファ117上の各ページに対応して別々に
起動する。描画処理部114と複数個の印刷処理部115が並
行処理できるので、印刷制御装置及びプリンタエンジン
部のスループットを向上させることができる。詳しく
は、本出願人が先に提案した特願昭63−158481号及び特
願平1−164637号に開示されている。
第2図のフローチャートにより、このシステムの動作
例を説明する。
ホストコンピュータ100が、文書の第1ページの先頭
にて、片面・両面印刷指定コマンド発行手段103を用い
て両面印刷を指定し、印刷コマンド列を送信したとす
る。
第2図(a)の描画処理フロー200に示すように、描
画処理部114は、まずコマンドバッファ112内の印刷コマ
ンドを読み出すため、コマンドバッファリード処理をコ
ールする(201)。コマンドバッファリード処理201で
は、第2図(b)に示すように、コマンドバッファ112
内の印刷コマンドの有無を調べる(201a)。印刷コマン
ドがなければ、ホストコンピュータ100から印刷コマン
ド列が送られてコマンドバッファ112に格納されるまで
待つ(201b)、印刷コマンドがあれば、コマンドバッフ
ァ112から読み出す(201c)。次に、第2図(a)に戻
り、読み出した印刷コマンドは解析され(202)。制御
コマンドであるか否かを調べる(203)。
ここで、印刷コマンドは、片面・両面印刷指定コマン
ド、紙サイズ指定コマンド、改頁コマンド等の制御コマ
ンドと文字描画、円描画、折れ線描画等の描画コマンド
からなる。
描画コマンドであれば、描画部114eによりページバッ
ファ117へ文字、図形等のドットイメージの展開を行う
(204)。制御コマンドであれば、その内容が片面・両
面印刷指定コマンドであるか(205)、改頁コマンドで
あるか(207)、紙サイズ指定コマンドであるか(20
9)、文書終了指定コマンドであるか(211)を調べ、片
面・両面印刷指定コマンドであれば片面・両面印刷指定
処理をコールする(206)。第2図(c)に示す片面・
両面印刷指定処理206では、ホストコンピュータ100から
指定された片面印刷指定/両面印刷指定を印刷制御テー
ブル116内の片面・両面印刷指定エリア116aに設定する
(206a)。
第2図(a)に戻り、制御コマンドが改頁コマンドで
あれば改頁処理をコールする(208)。第2図(d)の
改頁処理208では、初めに、印刷制御テーブル116内の印
刷ページ通し番号エリア116cの奇数/偶数を調べる(20
8a)。印刷ページ通し番号エリア116cが、奇数ならば表
面印刷を、偶数ならば裏面印刷を印刷制御テーブル116
内の表面・裏面印刷指定エリア116bに設定して(208b,2
08c)、印刷処理部115を起動する(208d)。すなわち、
表面・裏面印刷指定エリア116bは、印刷ページ通し番号
エリア116cに格納されているページが表面・裏面のいず
れの面の印刷を行わなければならないかを示すもので、
印刷処理部115は、起動されると表面・裏面印刷エリア1
16cを参照して表面印刷あるいは裏面印刷を行う。
第2図(a)に戻り、制御コマンドが紙サイズ指定コ
マンドならば紙サイズ指定処理をコールする(210)。
第2図(e)に示す紙サイズ指定処理210では、印刷制
御テーブル116内の紙サイズエリア116dに紙サイズを設
定する(210a)。次に、前ページについての紙サイズエ
リア116dと比較を行い(210b)、同じであれば紙サイズ
変更なしを、異なれば紙サイズ変更有りを印刷制御テー
ブル116内の紙サイズ変更有無フラグエリア116eに設定
する(210c,210d)。
第2図(a)に戻り、制御コマンドが文書終了指定コ
マンドであれば、その最終ページの印刷ページ通し番号
116cを印刷制御テーブル116の文書最終ページ番号エリ
ア116hに設定する(212)。片面・両面印刷指定コマン
ド、改頁コマンド、紙サイズ指定コマンド、文書終了指
定コマンドのいずれでもなければ、その他の制御コマン
ドの処理を行う(213)。次に、描画処理部114は、先コ
マンドの処理の後、エラーの有無を調べ(211)、エラ
ーがなければ、コマンドバッファリード処理(201)に
戻り、以下同様の処理を繰り返す。
次に、印刷処理部115を、第1図(b)と印刷処理の
フローチャートを示す第3図を用いて説明する。
ここで、前記裏面印刷待ち解除条件の1つとして、紙
サイズの変更の検出を用いる。
例えば、ホストコンピュータ100が、第3ページ以降
から紙サイズの異なっている文書の印刷コマンド列を送
信した場合について説明する。第1ページについては、
描画処理部114が、対応する順番の印刷制御テーブル116
に制御情報を設定し、対応する順番のページバッファ11
7に描画を行い、対応する順番の印刷処理部を起動す
る。該印刷処理は、印刷制御テーブル116内の対応する
順番のページ用のエリアを参照しながら、以下のように
処理する。初めに、片面・両面印刷指定エリア116aを参
照して両面印刷指定か調べ(301)、両面印刷指定なの
で表面・裏面印刷指定エリア116bを参照して表面印刷指
定か調べる(302)。表面印刷指定なので、文書最終ペ
ージ番号エリア116hと印刷ページ通し番号エリア116cが
同じか調べる(320)。同じでないので、紙サイズ変更
有無フラグエリア116eがON(紙サイズ変更有り)か調べ
る(304)。本フラグはOFF(紙サイズ変更無し)なの
で、第3図(その2)に移り、片面・両面印刷指定エリ
ア116aを参照して両面印刷指定か(330)、表面・裏面
印刷指定エリア116bを参照して表面印刷指定か(331)
を調べた後、中間トレイ格納枚数エリア116gから中間ト
レイフル(満杯)か調べる(340)。中間トレイフルで
ないので、中間トレイ格納枚数エリア116gを1加算する
(349)。次に、印刷を行い(350)、排紙終了待ちにな
る(351)。ここで、印刷とは、プリンタエンジン部120
の給排紙部についての確認と指示を行い、プリンタ制御
部118を起動することである。また、排紙終了待ちと
は、印刷の終った用紙が排紙部へ出力されるまで、印刷
処理が待機している状態のことである。次に、第2ペー
ジの描画が第1ページと同様に処理され、対応する順番
の印刷処理部が起動される。該印刷処理は、片面・両面
印刷指定エリア116aを参照して、両面印刷指定が調べ
(301)、両面印刷指定なので、表面・裏面印刷指定エ
リア116bを参照して表面印刷指定かを調べる(302)。
今度は裏面印刷指定なので、表面・裏面モードエリア11
6fを参照して表面モードか調べる(303)。表面モード
なので、文書最終ページ番号エリア116hと印刷ページ通
し番号エリア116cが同じであるか否かを調べる(31
1)。ここでは同じでないので、裏面印刷待ち有無フラ
グエリア116iをON(裏面印刷待ち有り)にして(31
2)、本印刷処理を裏面印刷待ち行列エリア116mに接続
する(313)。次に、第3ページの描画が前ページと同
様に処理され、対応する順番の印刷処理部が起動され
る。該印刷処理は、第1ページと同様に処理されてい
き、紙サイズ変更有無フラグエリア116eを調べる(30
4)。この例では、本フラグはON(紙サイズ変更有り)
なので、裏面印刷待ち有無フラグエリア116iを調べる
(305)。第2ページが裏面印刷待ちであり、裏面印刷
待ち有無フラグエリア116iがON(裏面印刷待ち有り)と
なっているので、表面・裏面モードエリア116fを裏面モ
ードに変更し(306)、裏面印刷待ち有無フラグエリア1
16iをOFFにして(307)、本印刷処理を裏面印刷待ち行
列エリア116mに接続する(308)。次に、裏面印刷待ち
行列エリア116mにつがっている印刷処理(第2ページと
第3ページ)をすべて解除する(309)。すると、裏面
印刷待ち状態になっていた第2ページの印刷処理が、本
第2ページの印刷処理を先に裏面印刷待ち行列エリア11
6mに接続した裏面印刷待ち行列接続処理(313)の次か
ら再開され、裏面の印刷に移る。まず、紙サイズ変更有
無フラグエリア116eがON(紙サイズ変更有り)か調べる
(304)。紙サイズ変更有無フラグエリアはOFF(紙サイ
ズ変更無し)なので、片面・両面印刷指定エリア116aを
参照して両面印刷指定か調べ(330)、表面・裏面印刷
指定116bを参照して表面印刷指定か調べる(331)。本
ページの印刷処理は裏面印刷指定なので、中間トレイ格
納枚数エリア116gから中間トレイが空きか調べる(33
2)。ここでは中間トレイは空きでないので、中間トレ
イ格納枚数エリア116gを1減算する(339)。次に、印
刷を行い(350)、排紙終了待ちになる(351)。する
と、第3ページの印刷処理が、先に裏面印刷待ち行列エ
リア116mにつながっている印刷処理をすべて解除した処
理(309)の次から再開される。まず、表面・裏面モー
ドエリア116fを表面モードに変更する(310)。そし
て、前ページ(第2ページ)が完全に排出されたかを調
べ(329)、排出されていなければ、排出されるまで待
つ。完全に排出されると、片面・両面印刷指定エリア11
6aを参照して両面印刷指定か(330)、表面・裏面印刷
指定エリア116bを参照して表面印刷指定か(331)を調
べ、中間トレイ格納枚数エリア116gから中間トレイフル
か調べる(340)。中間トレイフルでないので、中間ト
レイ格納枚数エリア116gを1加算する(349)。次に、
印刷を行い(350)、排紙終了待ちになる(351)。以
下、第4ページ、第5ページ…と第1ページ、第2ペー
ジと同様に処理されていく。
以上のように、描画処理部は、ページの表面/裏面に
関係なく次々と対応する順番のページバッファに描画を
行い、描画が終了すると第1ページ、第2ページ…と順
に印刷処理部を起動する。そして、印刷ページ通し番号
116cを参照して奇数ならば、印刷して中間トレイへ排出
し、偶数ならば、裏面印刷待ち状態にして、裏面印刷待
ち行列エリア116mにつなぐ。異なる紙サイズのページの
場合は、偶数ページと同様、裏面印刷待ち状態にして、
裏面印刷待ち行列エリア116mにつなぎ、裏面印刷待ち行
列エリア116mにつながれているすべての印刷処理を解除
して偶数ページの印刷処理に移る。そして、前ページが
完全に排出されるまで待ってから紙サイズ等を変更し、
表面印刷に移る。従って、異なった紙サイズのページが
混在した文書の印刷コマンド列が送られても、エラーと
ならずに両面印刷を行うことができる。
なお、以上の異なる紙サイズの混在した文書に対する
処理は、次のように処理してもよい。すなわち、異なる
紙サイズのページを検出すると裏面印刷待ち行列エリア
116mにつながっている印刷処理を解除し、異なる紙サイ
ズのページの印刷処理を「裏面印刷終了待ち」にする。
そして、裏面印刷待ち行列エリア116mにつながっていた
最後の印刷処理で「裏面印刷終了待ち解除」を行うよう
にしてもよい。
具体的には、第3ページに対応する順番の印刷処理を
起動するまでは、前述した処理と同じである。該印刷処
理は、裏面印刷待ち行列エリア116mにつながれている印
刷処理(第2ページ)の印刷待ちを解除するとともに、
当該印刷処理を「裏面印刷終了待ち」にする。すると、
裏面印刷待ち行列エリア116mにつながれていた第2ペー
ジの処理に移り、そのページの印刷が行われる。そし
て、本印刷処理を終了前に、「裏面印刷終了待ち解除」
を行い、第3ページの処理に移り、第4ページ、第5ペ
ージ…と処理する。
更に、次のように処理してもよい。すなわち、異なる
紙サイズのページを検出すると、裏面印刷待ち行列エリ
ア116mにつながれている印刷処理の印刷待ちを解除す
る。次に、異なる紙サイズのページの印刷処理を「裏面
印刷終了待ち」にし、裏面印刷処理に移る。そして、裏
面印刷処理で異なる紙サイズのページを検出したら、本
印刷処理を裏面印刷待ち行列エリア116mにつなぎ、「裏
面印刷終了待ち解除」を行うようにしてもよい。
この方法では、異なる紙サイズのページの印刷処理を
裏面印刷終了待ちにし、裏面印刷待ち行列エリア116mに
つながれていた第2ページの印刷処理に移るまでは前述
した処理と同じである。つまり、第2ページの印刷処理
では、本ページに対応する印刷制御テーブル116内の紙
サイズ変更有無フラグエリア116eを調べる。そして、紙
サイズ変更無しなので印刷を行い、排紙終了待ちとな
る。次に、第4ページに対応する印刷処理が起動され
る。該印刷処理は、第2ページの場合と同様に対応する
印刷制御テーブル116内の紙サイズ変更有無フラグエリ
ア116eを調べる。そして、第4ページは、第3ページの
裏面ページなので紙サイズ変更有無フラグエリア116eは
紙サイズ変更有りであり、本印刷処理を裏面印刷待ち行
列エリア116mにつなぎ、「裏面印刷終了待ち解除」を行
う。そして第3ページの印刷処理に移り、第5ページ、
第6ページ、…と処理していく。
次に、本発明の第2実施例を説明する。ここで、前記
裏面印刷待ち解除条件の1つとして、文書の最終ページ
の検出を用いる。本実施例では初めに文書の最終ページ
の印刷ページ通し番号116cが偶数の場合の処理手順を説
明する。この場合の処理を、文書の最終ページを第4ペ
ージとして説明する。なお、本実施例以降の実施例は、
好ましい態様として、第1の実施例と結合して第3図に
示している。
第3ページに対応する順番の印刷処理部を起動するま
では、前記異なる紙サイズの混在した文書の処理手順と
同様である。第3ページの印刷処理は、第1ページと同
様に処理を行う。次に、第4ページの描画処理に移り、
対応する順番のページバッファ117に描画を行い、対応
する順番の印刷処理部が起動される。該印刷処理は、片
面・両面印刷指定エリア116aを参照し、両面印刷指定か
調べ(301)、両面印刷指定なので表面・裏面印刷指定
エリア116bを参照し、表面印刷指定か調べる(302)。
第4ページは裏面印刷指定なので、表面・裏面モードエ
リア116fを参照し、表面モードか調べる(303)。表面
モードなので、文書最終ページ番号エリア116hと印刷ペ
ージ通し番号エリア116cが同じであるか調べる(31
1)。この例では同じなので、裏面印刷待ち有無フラグ
エリア116iがON(裏面印刷待ち有り)か調べる(31
4)。裏面印刷待ち有無フラグエリア116iがON(裏面印
刷待ち有り)なので、表面・裏面モードエリア116fを裏
面モードに変更し(315)、裏面印刷待ち有無フラグエ
リア116iをOFFにして(316)、本印刷処理を一旦裏面印
刷待ち行列エリア116mに接続する(317)。次に、裏面
印刷待ち行列エリア116mにつながっている印刷処理(第
2ページと第4ページ)をすべて解除し(318)、裏面
印刷処理に移る。裏面印刷処理では、第2ページの印刷
処理が動作し、紙サイズ変更有無フラグエリア116eがON
か調べる(304)。紙サイズ変更有無フラグエリアはOFF
なので、片面・両面印刷指定エリア116aを参照し、両面
印刷指定か調べ(330)、表面・裏面印刷指定エリア116
bを参照し、表面印刷指定か調べる(331)。裏面印刷指
定なので、中間トレイ格納枚数エリア116gから中間トレ
イ空きか調べ(332)、中間トレイは空きでないので、
中間トレイ格納枚数エリア116gを1減算する(339)。
次に、印刷を行い(350)、排紙終了待ちになる(35
1)。次に、第4ページの印刷処理が動作し、表面・裏
面モード116fを表面モードに変更し(319)、第2ペー
ジと同様に処理する。以上のように処理することによ
り、文書の最終ページが偶数ページの場合、支障なく両
面印刷を行うことができる。
次に、文書の最終ページが奇数ページの場合の処理手
順を説明する。この場合の処理を、文書の最終ペーシを
第5ページとして説明する。
第4ページの印刷処理部が起動されるまでは、文書最
終ページが偶数ページの場合と同様に処理される。該印
刷処理は、片面・両面印刷指定エリア116aを参照し両面
印刷指定か調べ(301)、表面・裏面印刷指定エリア116
bを参照し、表面印刷指定か調べる(302)。そして、表
面・裏面モードエリア116fを参照し表面モードであるか
調べ(303)、文書最終ページ番号エリア116hと印刷ペ
ージ通し番号エリア116cが同じであるか調べる(31
1)。ここでは異なるので、裏面印刷待ち有無フラグエ
リア116iをON(裏面印刷待ち有り)にし、本印刷処理が
裏面印刷待ち行列エリア116mへ接続される。次に、文書
の最終ページである第5ページの描画処理に移り、対応
する順番のページバッファ117に描画を行い、対応する
順番の印刷処理部が起動される。該印刷処理は、片面・
両面印刷指定エリア116aを参照し、両面印刷指定か調べ
(301)、表面・裏面印刷指定エリア116bを参照し、表
面印刷指定か調べる。そして、文書最終ページ番号エリ
ア116hと印刷ページ通し番号エリア116cが同じであるか
調べる(320)。ここでは同じなので、裏面印刷有無フ
ラグエリア116iがON(裏面印刷待ち有り)か調べる(32
1)。裏面印刷待ち有りなので、表面・裏面モード116f
を裏面モードに変更し(322)、裏面印刷有無フラグエ
リア116iをOFFにして(323)、本印刷処理を一旦裏面印
刷待ち行列エリア116mに接続する(324)。次に、裏面
印刷待ち行列エリア116mにつながっている印刷処理(第
2ページ、第4ページ、第5ページ)をすべて解除し
(325)、裏面印刷処理に移る。裏面印刷処理では、第
2ページ、第4ページと印刷される。次に、第5ページ
の印刷処理が動作し、印刷制御テーブル116内の片面・
両面印刷指定エリア116aを片面印刷指定に変更する(32
6)。そして、表面・裏面モードエリア116fを表面モー
ドに変更する(327)。次に、紙サイズ変更有無フラグ
エリア116cを調べ(304)、紙サイズ変更なしなので、
片面・両面印刷指定エリア116aを参照し、両面印刷指定
か調べる(330)。片面印刷指定なので、印刷(片面印
刷)を行い(350)、排紙終了待ちになる(351)。総印
刷部数完了したならば、第3図(その3)に移り、片面
・両面印刷指定エリア116aを調べる(353)。片面印刷
指定ならば本印刷処理を終了する。両面印刷指定あるい
は文書最終ページが奇数ページのとき両面印刷指定から
片面印刷指定に変更した片面印刷指定変更ならば文書最
終ページ番号エリア116hと印刷ページ通し番号エリア11
6cが等しいか調べる(354)。等しければ片面両面印刷
指定エリア116aに両面印刷指定を指定する(355)。
以上のように、文書の最終ページが奇数の場合、その
ページに対応する印刷処理は裏面印刷待ち状態にし、裏
面印刷待ち行列エリア116mへ接続する。そして、裏面印
刷待ち行列エリア116mを解除して裏面印刷に移り、偶数
ページを印刷する。次に、最終ページの奇数ページは、
片面印刷指定に変更して、片面印刷するようにした。従
って、文書の最終ページが奇数の場合、この最終ページ
を中間トレイに排出しないで済むので、その分印刷時間
を速くすることができる。
次に、本発明の第3実施例を説明する。
本実施例は、表面印刷の枚数が中間トレイ格納許容枚
数116iより多い文書の両面印刷を行って、中間トレイフ
ル(満杯)という状態になった場合に関するものであ
り、この場合の処理手順を、中間トレイ格納許容枚数11
6jを3と仮定して説明する。ここで、前記裏面印刷待ち
解除条件の1つとして、中間トレイフルの検出を用い
る。本許容枚数が他の場合についても同様に処理するこ
とができる。
第3ページに対応する順番の印刷処理部を起動するま
では、前記、異なる紙サイズの混在した文書に対する処
理と同様である。該印刷処理は、第1ページと同様に処
理される。次に、第4ページの描画処理に移り、対応す
る順番のページバッファ117に描画を行い、対応する順
番の印刷処理部が起動される。該印刷処理は、第2ペー
ジと同様に処理される。そして、第5ページの描画処理
に移り、対応する順番のページバッファ117に描画を行
い、対応する順番の印刷処理部が起動される。該印刷処
理は、第1ページや第3ページの場合と同様に処理を行
い、中間トレイ格納枚数エリア116gを1加算して(34
9)、印刷を行い(350)、排紙終了待ちとなる(35
1)。この時、中間トレイ格納枚数116gは3(満杯)と
なる。次に、第6ページの描画処理に係り、対応する順
番のページバッファ117に描画を行い、対応する順番の
印刷処理部が起動される。該印刷処理は、裏面印刷指定
なので、第2ページ、第4ページと同様に処理される。
次に、第7ページの描画処理に移り、対応する順番のペ
ージバッファ117に描画を行い、対応する順番の印刷処
理部が起動される。該印刷処理は、第1ページや第3ペ
ージの場合と同様に処理される。そして、中間トレイ格
納許容枚数エリア116jと中間トレイ格納枚数エリア116g
から中間トレイフル(満杯)であるか調べる(340)。
中間トレイがフルなので、表面・裏面モードエリア116f
を裏面モードに変更し(341)、裏面印刷待ち有無フラ
グエリア116iがONか調べる(342)。裏面印刷待ち有り
なので、表面印刷待ち有無フラグエリア116iをOFFにし
(345)、本印刷処理を裏面印刷待ち状態にして、裏面
印刷有ち行列エリア116mへ接続する(346)。そして、
裏面印刷待ち行列エリア116mにつながれている印刷処理
(第2ページ、第4ページ、第6ページ)をすべて解除
し(347)、裏面印刷処理に移る。裏面印刷処理では、
第2ページ、第4ページ、第6ページと、中間トレイ格
納枚数エリア116gを1減算して(339)、印刷を行い(3
50)、排紙終了待ちとなる(351)。次に、第7ページ
の印刷処理が動作し、表面・裏面モードエリア116fを表
面モードに変更し(348)、中間トレイ格納枚数エリア1
16gを1加算して(349)、印刷を行い(350)、排紙終
了待ちとなる(351)。次に、第8ページ、第9ページ
…と同様に処理される。
以上のように、中間トレイフル(満杯)になった場
合、中間トレイフルを検出した印刷処理を裏面印刷待ち
状態にし、裏面印刷待ち行列エリア116mへ接続する。そ
して、裏面印刷待ち行列エリア116mにつながれている印
刷処理をすべて解除し、裏面印刷に移る。従って、中間
トレイ格納許容枚数116jより多い文書の印刷でも中間ト
レイ格納許容枚数オーバーでエラーを発生することなく
両面印刷を行うことができる。
次に、1つのページを複数部数印刷するマルチページ
コピーの場合について説明する。
この場合の処理手順を、印刷部数を5部と仮定して説
明する。第1ページは、中間トレイ格納枚数エリア116g
を1加算して(349)、印刷を行い(350)、排紙終了待
ちになる(351)。そして、排紙終了待ちが解除され、
総印刷部数完了であるか調べ(352)、総印刷部数完了
でないので、多印刷部数完了になるまで印刷が繰り返さ
れる。そして、3部目が印刷され、4部目に入って、中
間トレイ格納枚数エリア116gと中間トレイ格納許容枚数
エリア116jとから中間トレイフルかを調べる処理(34
0)で、中間トレイフルとなり、表面・裏面モードエリ
ア116fを裏面モードに変更する(341)。そして、裏面
印刷待ち有無フラグエリア116iがON(裏面印刷待ち有
り)か調べ(342)、裏面印刷待ち無しなので、裏面印
刷待ち有無フラグエリア116iをONにし(343)、本印刷
処理を裏面印刷待ち行列エリア116mへ接続する(34
4)。次に、第2ページの印刷処理が起動され、表面・
裏面印刷指定エリア116bを参照し表面印刷指定か調べる
処理(331)で裏面印刷指定なので、中間トレイ格納枚
数エリア116gから中間トレイが空きか調べる(332)。
中間トレイは空きでないので、中間トレイ格納枚数エリ
ア116gを1減算して(339)、印刷を行い(350)、排紙
終了待ちとなる(351)。そして、排紙終了待ちが解除
され、総印刷部数完了であるか調べ(352)、総印刷部
数完了でないので、総印刷部数完了になるまで印刷が繰
り返される。そして、3部裏面印刷され、4部目で中間
トレイ格納枚数エリア116gから中間トレイが空きかを調
べる処理(332)で、中間トレイ格納枚数エリア116gが
0(中間トレイ空)なので、裏面印刷待ち有無フラグエ
リア116iがON(裏面印刷待ち有り)か調べる(333)。
裏面印刷待ち有りなので、裏面印刷待ち有無フラグエリ
ア116iをOFFにし(336)、本印刷処理を裏面印刷待ち状
態にして、裏面印刷待ち行列エリア116mへ接続する(33
7)。そして、裏面印刷待ち行列エリア116mにつながれ
ている印刷処理(第1ページの4部目印刷)を解除し
(338)、第1ページの4部目の印刷から処理を続行す
る。
以上のように、マルチページコピーについても支障な
く両面印刷を行うことができる。
次に、本発明の第4実施例を説明する。本発明は、い
ずれのページバッファ117も空き状態でない、つまり、
すべてのページバッファ117が描画や印刷のために使用
されている場合に関するものであり、この場合の処理手
順をページバッファ面数を4と仮定して説明する。ここ
で、前記裏面印刷待ち解除条件の1つとして、ページバ
ッファ満杯の検出を用いる。
第3ページに対する印刷処理を起動するまでは、前
記、異なる紙サイズの混在した文書についての処理手順
と同様である。該印刷処理は、第1ページと同様に処理
される。次に、第4ページの描画処理に移り、対応する
順番のページバッファ117に描画を行い、対応する順番
の印刷処理部が起動される。該印刷処理は、第2ページ
と同様に処理される。そして、第5ページの描画処理に
移り、第1ページで使用したページバッファ117に描画
を行い、対応する順番の印刷処理部を起動する。該印刷
処理は、第1ページ、第3ページと同様に処理される。
次に、第6ページの描画処理に移る。該描画処理は、対
応する順番のページバッファ117(第2番目のページバ
ッファ)が裏面印刷のため印刷されず、描画されたまま
となっているので、本描画処理は、ページバッファ空き
待ちとなり、そのページバッファ117についてページバ
ッファリザーブ不可を、ページバッファリザーブ可/不
可フラグエリア116kに設定する。ここで、第5ページの
印刷処理に対する排紙終了待ちが解除され、待ちになっ
ていた第5ページの印刷処理が動作を再開する。そし
て、該印刷処理で使用したページバッファ117の次のペ
ージバッファに対応する順番の印刷制御テーブル116内
のページバッファリザーブ可/不可フラグエリア116kを
参照する(356)。リザーブ不可ならば、裏面印刷待ち
有無フラグエリア116iをOFF(裏面印刷待ち無し)にし
(357)、裏面印刷持ち行列エリア116mにつながれてい
る印刷処理(第2ページ、第4ページ)をすべて解除し
(358)、裏面印刷に移り、第2ページ、第4ページと
印刷処理が行われる。
以上のように、印刷処理の終了前に、該制御テーブル
116内のページバッファリザーブ可/不可フラグエリア1
16kを参照し、ページバッファが満杯で、ページバッフ
ァリザーブ不可であれば裏面印刷に移るようにした。
従って、ページバッファがすべて使用されていても、
ページバッファが空くまで印刷処理が待たされず、裏面
印刷に移るので、稼動性、利用効率を低下させることな
く、効率のよい両面印刷を行うことができる。
なお、本発明では両面印刷制御の主要部分を印刷処理
部が行ったが、描画処理部が行うようにすることもでき
る。ただし、描画処理部は複数種類の印刷コマンドの体
系や複数種類のフォントをサポートするために複雑な構
造を有する。従って、描画処理部が両面印刷制御の主要
部分を実行する場合、描画処理部が一層複雑になるとい
う問題が生じる。そこで、本実施例では、印刷制御部が
両面印刷制御の主要部分を実行するようにしている。な
お、印刷コマンドの体系とは各プリンタメーカやISO(I
nternational Organization for Standardization)が
提供するプリンタ制御のための制御コマンドや制御言語
の体系のことである。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、中間トレイへの中間
トレイ格納許容枚数以上の用紙の排出と、異なる紙サイ
ズの用紙の混在した排出が防止できるので、プリンタエ
ンジン部の異常も防止でき、中間トレイ格納許容枚数よ
り多い文書の印刷や異なる紙サイズのページが混在した
文書の印刷でも、支障なく両面印刷を行うことができ
る。
また、最終ページが奇数ページ、すなわち表面のみの
文書の印刷の場合、最終ページは片面印刷として印刷を
行うので、中間トレイへの排出が防止でき、速く処理す
ることができる。
さらに、ページバッファが、描画や印刷で使用されて
すべて満杯の場合、ページバッファが空くまで印刷処理
が待たされず裏面印刷に移るので、効率よく両面印刷を
行うことができる。
さらに、ホストコンピュータは、両面印刷でも片面印
刷の場合と同様、印刷コマンド列の転送が1回で済むた
め、転送時間が短縮でき、ホストコンピュータの負担を
軽減できる。
さらに、同一ページを複数部数印刷するマルチページ
コピーでも、中間トレイへ中間トレイ格納許容枚数以上
の用紙の排出が防止できるので、支障なく両面印刷を行
うことができる。
従って、システムの信頼性、稼動性が向上するととも
に、効率のよい両面印刷ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の実施例の装置構成を示すシステ
ム構成図、第1図(b)は上記実施例におけるコマンド
処理部の構成を示すコマンド処理部システム構成図、第
2図(a)は上記実施例における描画処理部の処理手順
を示す描画処理部フローチャート、第2図(b)は上記
実施例における描画処理部内のコマンドバッファリード
処理手順を示すコマンドバッファリード処理フローチャ
ート、第2図(c)は上記実施例における描画処理部内
の片面・両面印刷指定処理手順を示す片面・両面印刷指
定処理フローチャート、第2図(d)は上記実施例にお
ける描画処理部内の改頁処理手順を示す改頁処理フロー
チャート、第2図(e)は上記実施例における描画処理
部内の紙サイズ指定処理手順を示す紙サイズ指定処理フ
ローチャート、第3図は、上記実施例における印刷処理
部の処理手順を示す印刷処理部フローチャートである。 100……ホストコンピュータ、101……通信制御部、102
……コマンド制御部、103……片面・両面印刷コマンド
発行手段、110……印刷制御装置、111……通信制御部、
112……コマンドバッファ、113……コマンド制御部、11
4……コマンド処理部、115……描画処理部、116……印
刷処理部、117……印刷制御テーブル、118……ベージバ
ッファ、119……プリンタ制御部、120……プリンタエン
ジン部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 麻生 忠彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立マイクロソフトウェアシス テムズ内 (72)発明者 中嶋 俊幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立マイクロソフトウェアシス テムズ内 (72)発明者 中根 啓一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (56)参考文献 特開 平3−100760(JP,A) 特開 平2−196250(JP,A) 特開 昭63−293063(JP,A) 特開 平2−127058(JP,A) 特開 平2−213932(JP,A) 特開 平3−27434(JP,A) 特開 昭61−221043(JP,A) 特開 昭63−84954(JP,A) 特開 昭63−283968(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 21/00 B41J 5/30 B41J 3/60 G06F 3/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置が送信する印刷コマンド列を受信
    し、該印刷コマンド列を解釈・実行した結果に基づいて
    プリンタエンジン部を制御し、用紙の第1の面に印刷を
    行って中間トレイに排紙し、当該排紙された用紙の第2
    の面に印刷を行うことで両面印刷を行う印刷制御装置に
    おいて、 複数ページ分のページバッファと、 該ページバッファに前記印刷コマンド列に応じて描画処
    理を行う描画処理部と、 該描画処理部により描画されたページバッファの内容に
    基づいて印刷処理を行う印刷処理部と を備え、 前記描画処理部は、 所定のページ順に描画処理を行い、描画を終えたページ
    について順次印刷処理部を起動し、 前記印刷処理部は、 前記描画処理部からの起動に応じて、当該ページが前記
    第1の面に印刷されるページか前記第2の面に印刷され
    るページかを判別し、 所定の条件を検出するまでは、第2の面に印刷されるペ
    ージの印刷処理は待ち状態とし、第1の面に印刷される
    ページの印刷を連続して行い、 前記所定の条件を検出すると、第1の面に印刷されるペ
    ージの印刷処理を待ち状態とし、待ち状態にあった、第
    2の面に印刷されるページの印刷処理を実行する ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】前記所定の条件は、前記中間トレイに所定
    数の用紙が格納されることであることを特徴とする請求
    項1記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】前記所定の条件は、文書の最終ページが、
    前記第1の面に印刷されるページであることを特徴とす
    る請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】前記所定の条件は、紙サイズの変更である
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】前記所定の条件は、前記描画処理部がペー
    ジバッファの確保ができないことであることを特徴とす
    る請求項1記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】上位装置が送信する印刷コマンド列を受信
    し、該印刷コマンド列を解釈・実行した結果に基づいて
    プリンタエンジン部を制御し、用紙の第1の面に印刷を
    行って中間トレイに排紙し、当該排紙された用紙の第2
    の面に印刷を行うことで両面印刷を行う印刷制御方法に
    おいて、 前記印刷コマンド列に応じて、複数ページ分のページバ
    ッファに対して、所定のページ順に描画処理を行い、 描画を終えたページについて、当該ページが前記第1の
    面に印刷されるページが前記第2の面に印刷されるペー
    ジかを判別し、 所定の条件を検出するまでは、第2の面に印刷されるペ
    ージの印刷処理は待ち状態とし、第1の面に印刷される
    ページの印刷を連続して行い、 前記所定の条件を検出すると、第1の面に印刷されるペ
    ージの印刷処理を待ち状態とし、待ち状態にあった、第
    2の面に印刷されるページの印刷処理を実行する ことを特徴とする印刷制御方法。
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