JP3716778B2 - 両面印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙の両面に印刷が行なえる印刷装置に関し、特にスループットを高めるための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公平6−53422号に開示された両面印刷装置は、入力トレイから1枚の用紙を取り込むと、まずその用紙の表面に奇数頁(例えば第1頁)のイメージを印刷し、次いで、その用紙を表裏反転させて中間トレイに排出する。この後、その中間トレイから同用紙を取り込み、その用紙の裏面に次の偶数頁(例えば第2頁)のイメージを印刷し、そして出力トレイへ排出する。その後、次の用紙を入力トレイから取り込み、同様の手順でその表裏面に後続の奇数・偶数頁(例えば第3・4頁)のイメージを印刷する。以下同様にして、後続の用紙の表裏面に後続の奇数・偶数頁を頁順に印刷していく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の印刷装置の一つの問題は、両面印刷のスループットが低いことである。すなわち、両面印刷では、用紙の表面への印刷が終わった後、裏面への印刷を開始するまでの間に、その用紙を反転させる作業が必ず必要である。そのため、印刷エンジンは、表面を印刷した後、その用紙が反転されて再び印刷位置に送られて来るまでの間、印刷動作をストップして待機する。この待機のために、両面印刷時のスループットは片面印刷時のそれよりも低くなる。
【0004】
従って、本発明の目的は、両面印刷時のスループットが片面印刷時に匹敵する程度に高い両面印刷装置を提供することにある。
【0005】
また、従来の印刷装置の別の問題として、奇数頁で終了するジョブに対して両面印刷を行う場合、最後の1頁は片面のみしか印刷しないにもかかわらず、用紙は両面印刷用の搬送経路を通って排出されるために冗長な時間がかかったりする。
【0006】
したがって、本発明の別の目的は、奇数頁で終了するジョブに対して両面印刷を行う場合においても、最短時間で用紙を排出することを可能にする両面印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の両面印刷装置では、印刷エンジンは、入力トレイから記録部へ用紙を供給するための給紙路と、記録部から片面のみ印刷された用紙を取り込み表裏反転させ再び記録部へ供給する反転路とを含む用紙搬送系統を有する。そして、このエンジンの用紙搬送系統は、反転させる用紙と印刷する用紙とを含む2枚以上の用紙を同時処理することができる。つまり、少なくとも1枚の用紙を反転させている間に、別の少なくとも1枚の用紙を印刷することができる。更に、本発明の両面印刷装置は印刷スケジュール制御装置を備え、この印刷スケジュール制御装置は、両面印刷されるべき一連の複数頁の印刷要求を受信して、その印刷スケジュールつまり印刷順序を次のように制御する。まず、用紙の第1面(例えば裏面)に印刷されるべき頁の印刷要求を選び、選んだ頁の印刷要求を、用紙搬送系統で同時処理可能な最大枚数以下の所定回数だけ連続して印刷エンジンに転送する。次に、用紙の第2面(例えば表面)に印刷されるべき頁の印刷要求を選び、選んだ頁の印刷要求を、前記所定回数だけ連続して印刷エンジンに転送する。
【0008】
この印刷スケジュール制御装置の働きにより、印刷エンジンは、まず、用紙の第1面の印刷を所定複数回数だけ連続して繰り返すことになる。つまり、入力トレイから連続して複数枚の用紙を取り込み、それらの用紙の第1面に、そこに印刷されるべき頁のイメージを順次に印刷していく。これらの用紙は第1面印刷後に用紙反転路に送り込まれて反転させられるが、先に取り込まれた用紙が反転させられている間に、これと並行して、後に取り込まれた用紙の第1面印刷が行われる。連続して取り込まれた用紙の全ての第1面印刷が終わると、次に、第2面に印刷されるべき頁の印刷要求が同様に連続して印刷エンジンに転送されてくる。従って、印刷エンジンは、反転が終わった上記複数枚の用紙の第2面に、そこに印刷されるべき頁のイメージを順次に印刷する。第2面の印刷が終わった用紙は、出力される。
【0009】
このようにして、用紙の反転の間に別の用紙の印刷が行われるため、印刷エンジンは反転の時間を待つこと無く連続的に印刷を行うことができる。結果として、両面印刷のスループットが向上する。
【0010】
片面印刷時と同様に最大速度で連続印刷を行うには、用紙搬送系統が同時処理できる最大枚数に等しい回数だけ同一面の印刷を連続的に繰り返すように印刷スケジュールを決めればよい。
【0011】
また、本発明の両面印刷装置では、さらに印刷形態変更手段を有することで、両面印刷設定されているあるジョブの最終頁を必要に応じて両面印刷処理から片面印刷処理に印刷形態を変更することが可能であり、これによりさらにスループットの向上を図っている。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る片面及び両面印刷が可能なページプリンタの印刷エンジンの機械部分の概略構成を示す。図示の機械要素のドライバ回路も印刷エンジンに含まれるが、その図示は省略する。以下、両面印刷を行う場合について、その構成と各部の機能とを説明する。
【0013】
記録部1は感光ドラム11及び図示しない公知の付属部品を有し、図示しないイメージバッファから読み出された各頁のイメージをトナーイメージの形で用紙に転写するものである。
【0014】
両面とも未印刷の用紙2は入力トレイ3に積み置かれる。以下、入力トレイ3上で上を向いている用紙面を「表面」、下を向いている面を「裏面」と呼ぶ。入力トレイ3上の用紙2は、最上位置のものから順に1枚づつ、ローラ4によって記録部1へ送り込まれる。記録部1の手前には紙センサ5が存在して、用紙の前端を検知する。この紙センサ5の検知信号に応答して記録部1が回転ドラム11を起動して、送り込まれた用紙の裏面に、それに対応する偶数頁(例えば第2頁)のイメージをトナーイメージとして転写する。このとき、記録部1のドライバ回路は、イメージバッファからその偶数頁のイメージを上から下へ向かう方向で読み出して記録部1に与えるため、その頁イメージの上端が用紙の前端側にくることになる。定着部6は、記録部1から用紙を受取り、その裏面上のトナーイメージを定着させる。これにより、用紙の裏面の印刷が完了する。
【0015】
排紙ローラ8は定着部6から出た用紙を掴み、出力トレイ9へ向けて用紙を送る。定着部6の出口には紙センサ7があり、この紙センサ7が用紙の後端を検出すると、排紙ローラ8は逆転して用紙をスイッチバックさせる。スイッチバックされた用紙は、図示しないガイドにより用紙反転路10へ送り込まれる。用紙反転路10は、その用紙を記録部1へ再び供給する。このとき、その用紙は、入力トレイ3から入った時とは表裏方向および前後方向ともに反転した姿勢になっている。よって、記録部1は、その用紙の表面に対し、それに対応する奇数頁(例えば、第1頁)のトナーイメージを転写する。このとき、記録部1のドライバ回路は、イメージバッファからその奇数頁のイメージデータを下から上へ向かう方向で読み出すので、その奇数頁イメージの下端が用紙の前端側に来る。結果として、先に印刷した裏面の偶数頁イメージと今回印刷した表面の奇数頁イメージとの天地が一致する。次に、定着部7がその表面のトナーイメージを定着させ、これにより用紙の両面の印刷が完了する。
【0016】
表面の印刷が終了した用紙が定着部6から出てくると、排紙ローラ8はその用紙を掴んで出力トレイ9上へ排出する。出力トレイ9上では用紙は表面を下にした姿勢となる。以上の裏面および表面の印刷が複数枚の用紙について繰り返され、印刷の完了した用紙が出力トレイ9上に積み上げられる。
【0017】
以上は両面印刷の場合である。片面印刷の場合は、入力トレイ3から用紙2が連続的に取り込まれ、記録部1は各頁のイメージを頁順に各用紙の片面に印刷し、そして、定着部6から出てきた用紙は出力トレイ9へフェースダウンの姿勢で排出される。
【0018】
ところで、本実施例では、複数のサイズの用紙が使用できるが、これを小サイズと大サイズとに大別する。小サイズの用紙は、図2(A)に示すように、用紙反転路10内に完全に収容され得るから、用紙反転路10に用紙を入れて反転させつつ、入力トレイ3から別の用紙を取り込み印刷することができる。一方、大サイズの用紙は、図2(B)に示すように、用紙反転路10内に完全に収容し切れないため、用紙反転路10に用紙を入れて反転させている間に入力トレイ3から別の用紙を取り込むと両用紙が衝突することになり、結果として、常に1枚の用紙しか処理することができない。要するに、小サイズの用紙の場合、プリンタの用紙搬送系統が同時処理できる最大枚数は2枚であり、大サイズの用紙の場合は、搬送系統が同時処理できる最大枚数は1枚である。
【0019】
片面印刷時には、いずれのサイズの用紙を用いた場合でも、最大速度で入力トレイ3から用紙を連続的に送り込み最大速度で連続的に印刷することができる。これに対し、両面印刷時には、用紙反転路10で用紙を反転させる作業が入るため、従来の装置のようにこの反転作業の間印刷動作を休むと、片面印刷の時に比較してスループットが低下する。
【0020】
そこで、本実施例は、特に、小サイズの用紙に両面印刷を行う場合には、上述したように1枚の用紙の反転中に別の用紙の印刷が行えることを利用して、印刷スケジュール(つまり印刷する頁の順序)を特別な順序に制御することにより、片面印刷時と同様の最大速度で連続的に印刷できるようにする。この特別な順序とは、一例を挙げれば、入力トレイ3より1枚の用紙を取り込んでその裏面に例えば第2頁を印刷し、続いて入力トレイ3より2枚目の用紙を取り込みその裏面に例えば第4頁を印刷し、そして、この2枚目の用紙の印刷と並行して1枚目の用紙を反転路10に送り、次に、反転し終わった1枚目の用紙の表面に例えば第1頁を印刷して排出し、次に反転し終わった2枚目の用紙の表面に例えば第3頁を印刷して排出する、というようなものである。つまりこの具体例では、印刷スケジュールは第2頁、第4頁、第1頁、第3頁の順となっている。本実施例は更に、同一頁の複写枚数が複数枚ある場合にも、最大速度での印刷が可能なように、印刷スケジュールを特別なものに制御する。
【0021】
以下、この印刷スケジュールの制御について詳細に説明する。
【0022】
図3は、このページプリンタの制御回路の概略構成を示す。
【0023】
制御回路は、バス20で相互接続されたCPU21、ROM22、RAM23、ホストインタフェース回路24、およびエンジンインタフェース回路25を有する。CPU21は、外部のホストコンピュータ30からホストインタフェース回路22を通じて印刷要求データを受信し、受信した印刷要求データを中間コード形式の各頁単位の印刷要求構造体に変換すると共に印刷スケジュールを決定し、その印刷スケジュールの順序に従って各頁のドットイメージを印刷要求構造体から生成し、イメージバッファに書込む。ROM22には、CPU21の動作プログラムやキャラクタのフォントデータなどが記憶されている。RAM23は、ホストコンピュータ30から受信した印刷要求データを一時的に蓄積するための受信バッファ、中間コード形式の印刷要求構造体を一時的に蓄積するための中間コードバッファ、ビットイメージデータを一時蓄積するためのイメージバッファ、及び後述する印刷スケジュール制御処理で用いられる幾種類かのポインタを記憶するためのエリアなどを提供する。エンジンインタフェース回路25は、イメージバッファから印刷エンジン26へとドットイメージデータを転送する。
【0024】
CPU21が行なう印刷スケジュール制御処理は、到着順リンク処理と印刷順リンク処理と転送頁決定処理とに大別できる。到着順リンク処理とは、ホストコンピュータ10から到着した順序で、各頁の印刷要求構造体を「到着順リンク」と呼ばれるキューにエンキューする処理である。この到着順リンク処理では、両面印刷の場合に同一用紙の表裏面に印刷されるペアの頁を互いにリンクする処理も行われる。このペア頁のリンクを「ペアリンク」と呼ぶ。
【0025】
印刷順リンク処理とは、到着順リンクに入っている複数頁の印刷要求構造体を、指定された印刷形態(両面印刷と片面印刷の別、複写枚数の指定)に応じた最も効率的に印刷できる最適な印刷順序で、「印刷順リンク」と呼ばれる第2のキューへエンキューする処理である。
【0026】
転送頁決定処理とは、指定された印刷形態に応じて、印刷順リンクから印刷エンジンへ次に転送すべき頁を決定する処理である。後に詳述するように、全頁の複写枚数が1枚である場合は、次に転送すべき頁は印刷順リンクの順番に忠実に従って選ばれていくが、複写枚数が2枚以上の頁がある場合には、印刷順リンクの順番とは多少異なった順序で選ばれていく。
【0027】
図4は、RAM23に格納された複数頁の印刷要求構造体とそれらの種々のリンクの例を示している。例えば第1頁から第4頁までの印刷要求データがホストコンピュータ30から既に到着した場合、そのデータから生成された第1頁から第4頁までの印刷要求構造体31、32、33、34がRAM23の中間コードバッファに格納されている。RAM23内には到着順リンクの先頭の印刷要求構造体を指し示すためのポインタ40aがあり、また、各印刷要求構造体31、32、33、34内には、到着順リンク中の次順の構造体を指し示すためのポインタ31a、32a、33a、34aがある。これらのポインタにより、4頁分の印刷要求構造体31、32、33、34が到着順(通常は頁番号順)にシリアルにリンクされている。これが到着順リンクである。
【0028】
また、図示のように、RAM23内には印刷順リンクの先頭の印刷要求構造体を指し示すためのポインタ40bがあり、また、各印刷要求構造体31、32、33、34内には、印刷順リンク中の次順の構造体を指し示すためのポインタ31b、32b、33b、34bがある。これらのポインタにより、印刷要求構造体31、32、33、34が印刷されるべき順序でシリアルにリンクされる。これが印刷順リンクである。図示の例では、印刷順リンクの先頭は第2頁の構造体32であり、その後に第4頁の構造体34がリンクされている。
【0029】
更に、RAM23内には第3のポインタ40cがあり、このポインタ40cは、印刷順リンクに未だエンキューさていない印刷要求構造体のキューの先頭を指し示している。このキューを「未リンク」と呼ぶ。この未リンクでは、印刷リンクで用いるのと同じポインタを用いて構造体がリンクされる。図示の例では、未リンクの先頭は第1頁の構造体31であり、その後に第3頁の構造体33がリンクされている。未リンク内の構造体31、34は、後で印刷リンクにエンキューされる。例えば、未リンクの先頭ポインタ40cをクリアして、第4頁の構造体34のポインタ34bに第1頁の構造体31のアドレスをセットすれば、第1頁及び第3頁の構造体31、33は未リンクから出されて印刷順リンクにエンキューされることになる。
【0030】
各印刷要求構造体31、32、33、34内には更に、ペアリンクを形成するためのポインタ31d、32d、33d、34dがある。図示の例では、第1頁と第2頁の構造体31、32がペアリンクを形成し、また、第3頁と第4頁の構造体33、34もペアリンクを形成している。
【0031】
また、図示してないが、各頁の印刷要求構造体31、32、33、34には、その頁のイメージの情報が含まれていることは勿論、その他に、両面印刷か片面印刷かの指定、両面印刷の場合の裏面か表面かの指定、用紙のサイズの指定、および複写枚数の指定などの印刷制御情報も含まれている。
【0032】
図5は、到着順リンク処理の流れを示す。
【0033】
ホストコンピュータ30から各頁の印刷要求データが到着する度に、この到着順リンク処理が行われる。まず、到着順リンクの先頭ポインタ40aを参照し、到着順リンクの先頭に何等かの印刷要求構造体が既に存在しているか否かをチェックする(S1)。ホストから最初の頁のデータが到来した時は、到着順リンクには何も存在しないため、ステップS2へ進む。ステップS2では、先頭ポインタ40aに現在到着している頁の印刷要求構造体のアドレスをセットする、つまり、最初に到着した頁の印刷要求構造体を到着順リンクの先頭にエンキューする。そして、到着順リンク処理を終了する。
【0034】
以後、2番目以降の各頁のデータが到着する度に、到着順リンク処理が開始され、処理はステップS3へ進む。ステップS3では、到着順リンクの最終にある印刷要求構造体のポインタに現在到着している頁の印刷要求構造体のアドレスをセットすることにより両者をリンクする、つまり、現在到着している頁の構造体を到着順リンクの最後尾にエンキューする。続いて、到着順リンクの最終にあった頁の構造体を参照し、その構造体が両面印刷と片面印刷のいずれを指定しているかをチェックする(S4)。その結果、片面印刷指定であれば到着順リンク処理を終了する。一方、両面印刷指定であれば、次に、現在到着している頁のデータを参照し、表面印刷と裏面印刷のいずれを指定しているかをチェックする(S5)。もし、裏面印刷を指定しているなら、到着順リンクの最終にあった頁の構造体と現在到着している頁の構造体との間にペアリンクを形成する(S6)。そして、到着順リンク処理を終了する。
【0035】
以上の到着順リンク処理により、複数頁の印刷要求構造体は到着順つまり頁番号順でリンクされると共に、同一用紙の両面に印刷されるべき奇数頁及び偶数頁は互いにペアリンクによって結ばれる。
【0036】
尚、フローチャートには示してないが、指定された複写枚数分の回数だけ印刷エンジン26へ転送されて成功裏に印刷され終わった頁の印刷要求構造体は、RAM23から消去され、これに伴い必然的に到着順リンクからもデキューされる。
【0037】
図6は、印刷順リンク処理の流れを示す。
【0038】
この印刷順リンク処理は、新たな頁のデータを印刷エンジン26へ転送できるようになった機会の都度に実行される。まず、到着順リンクに入っている複数頁の印刷要求構造体を到着順リンクの順序で着目していく。そして、今着目している頁の印刷要求構造体について、まず、片面印刷と両面印刷のいずれを指定しているかをチェックする(S11)。片面印刷指定の場合は、次に、未リンクに1頁以上の印刷要求構造体が存在するか否かをチェックする(S12)。その結果、未リンクに何も存在しなければ、今着目している頁の印刷要求構造体を印刷順リンクにエンキューする(S14)。一方、未リンクに1頁以上の印刷要求構造体が存在するならば(先に着目した頁が両面印刷を指定しており、その内の何頁かが未だ印刷順リンクにエンキューされていない場合にこの結果が出る)、まず、その未リンクの印刷要求構造体を全て印刷順リンクにエンキューし(S13)、その後に、今着目している頁の印刷要求構造体を印刷順リンクにエンキューする(S14)。このようにして、片面印刷の場合は、各頁は到着順序で印刷順リンクにエンキューされる。
【0039】
ステップS11のチェックの結果、今の着目頁が両面印刷を指定している場合は、処理はステップS15へ進み、その着目頁が裏面印刷と表面印刷のいずれを指定しているかをチェックする。その結果、表面印刷を指定している場合は、その着目頁を未リンクにエンキューする(S16〜S18)。この場合、未リンクの先頭に何も存在しなければ(S16でY)、その着目頁を未リンクの先頭にエンキューし(S17)、未リンクの先頭に別の頁が存在すれば、その別の頁の後に着目頁をエンキューする(S18)。そして、未リンクに入っている頁数(以下、未リンク数といい、初期値は0)を1だけ増加させる(S19)。
【0040】
ステップS15の結果、着目頁が裏面印刷を指定している場合は、処理はステップS20へ進み、その着目頁が指定している用紙サイズが大サイズか小サイズかをチェックする。その結果、大サイズである場合には、ステップS21へ進み着目頁を印刷順リンクにエンキューし、続いて、未リンク内に何等かの頁が存在すれば(S22でY)、その未リンク内の頁を全て印刷順リンクにエンキューする(S23)。
【0041】
また、ステップS20の結果、指定された用紙サイズが小サイズである場合には、ステップS24へ進み着目頁を印刷順リンクにエンキューする。次に、未リンク数が2(つまり、用紙搬送系統が同時処理できる小サイズ用紙の最大枚数)に達しているかをチェックし(S25)、2に達していれば、未リンク内の頁を全て印刷順リンクにエンキューし(S26)、そして未リンクを初期状態(何もない状態)にリセットする(S27)。また、未リンク数が2に達していない場合でも、着目頁の複写枚数が2枚以上の場合(S28でY)は、未リンク内の全ての頁を印刷順リンクにエンキューする(S29)。
【0042】
以上の処理を、到着順リンク内の各頁について実行する。
【0043】
図7〜図12は、上記の印刷順リンク処理の結果の具体例を示したもので、各図において、(A)は印刷順リンク処理実行時の到着順リンクを示し、(B)は形成された印刷順リンクを示す。これらの図において、各矩形ブロックは各頁の印刷要求構造体を示し、各構造体内のP1、P2のような記号は頁番号(例えばP1は第1頁、P2は第2頁)を意味し、各構造体間の矢印は順序関係を意味している。また、単一の矩形ブロックで示された構造体はその頁の複写枚数が1枚であることを意味し、重なった複数の矩形ブロックで示された構造体はその頁の複写枚数が重なったブロック数に等しいことを意味する。いずれの図も、印刷順リンク処理実行時に第1頁から第6頁までの合計6頁の印刷要求構造体がバッファに蓄積されていた場合を想定している。
【0044】
図7は、全頁とも小サイズ用紙、両面印刷、及び複写枚数1枚を指定している場合の例を示す。また、奇数頁は表面印刷を、偶数頁は裏面印刷を指定している。
【0045】
この場合、印刷順リンクでは、裏面に印刷されるべき第2頁と第4頁が先に来て、表面に印刷されるべき第1頁と第3頁が後に来ている。これは、印刷順リンク処理において、まず表面の第1頁と第3頁がまず未リンクにエンキューされ、次いで裏面の第2頁と第4頁が先に印刷順リンクにエンキューされ、その後に未リンクの第1頁と第3頁が印刷順リンクにエンキューされたからである。ここで注目すべきは、裏面の第2頁と第4頁、表面の第1頁と第3頁というように同一面に印刷されるべき2頁が連続している点である。これは、裏面と表面とを1頁づつ交互に印刷するのではなく、用紙を2枚連続して取り込んでその同一面に2頁を連続して印刷した後に、反対面に2頁を連続して印刷する事を意味する。つまり、先に取り込んだ用紙を反転させている間に、次の用紙を取り込んで印刷を行うことを意味する。これにより、片面印刷と同様の最大速度での印刷が可能となる。
【0046】
図8は、全頁とも小サイズ用紙、両面印刷、及び複写枚数2枚を指定している場合の例を示す。また、図9と図10はともに、全頁とも小サイズ用紙、両面印刷であるが、複写枚数が1枚の頁と複数枚の頁とが混在している場合であって、特に図9は複写枚数1枚の頁が複数枚の頁の前に到着した場合の例を、図10は複写枚数1枚の頁が複数枚の頁の後に到着した場合の例をそれぞれ示す。
【0047】
図8〜図10のように複写枚数が複数枚の頁がある場合に注目すべき点は、複写枚数が複数枚の裏面印刷頁が印刷順リンクにエンキューされると、直ちにそれとペアリンクの関係にある表面印刷頁が印刷順リンクにエンキューされる点(図6ステップS28、S29)である。このことは、後述するように、複写枚数が複数枚の場合、2枚の用紙を連続して取り込んでそれらに同じ裏面頁を連続して印刷し、次いで、反転させたそれら2枚の用紙にペアリンクである表面頁を連続して印刷することに繋がる。これは、裏面を2枚連続して印刷し、次に表面を2枚連続して印刷するといる動作であり、やはり片面印刷と同様の最大速度での印刷が可能となる。
【0048】
図11は、全頁とも小サイズ用紙で複写枚数は1枚であるが、両面印刷を指定した頁と片面印刷を指定した頁とが混在している場合の例を示す。この場合、印刷順リンクでは、両面印刷の頁は裏面が先で表面が後という順序に従うが、片面印刷の頁は到着順となる。この場合も、先に裏面を2枚印刷し次に表面を2枚印刷するという最大速度印刷が可能なスケジュールが出来る限り実現するようにスケジュール制御が行われる。
【0049】
図12は、全頁とも両面印刷で複写枚数1枚であるが、大サイズ用紙を指定した頁と小サイズ用紙を指定した頁とが混在している場合の例を示す。この場合、大サイズ用紙は2枚同時処理が不可能なため、裏面と表面とを交互に印刷する従来と同じ順序となり、小サイズ用紙についてのみ最大速度印刷を実現するための最適スケジュールに制御される。
【0050】
図13〜図15は、転送頁決定処理の流れを示す。
【0051】
この転送頁決定処理は、1頁分のデータを印刷エンジン26へ転送し終わった機会の都度に実行される。図13に示すように、まず、過去の最終機会に転送した頁(最終転送頁)があったか否かをチェックする(S31)。印刷を開始する当初においては、最終転送頁は無いのでステップS32へ進み、印刷順リンクの先頭頁を次に印刷すべき頁(次印刷頁)として決定し、そして図15に示す処理へ進む。
【0052】
一方、印刷が既に開始され1頁以上の印刷が行われた後は、ステップS31からステップS33へ進み、最終転送頁が両面印刷と片面印刷のいずれを指定していたかをチェックする(S33)。片面印刷を指定していた場合(S33でN)は、ステップS38へ進み、最終転送頁の複写残り数が0か否か、つまり、最終転送頁を指定の複写枚数だけ既に印刷し終わったか否かをチェックする。その結果、最終転送頁の複写残り数が0でない場合は、その最終転送頁を再び次印刷頁として決定し(S40)、最終転送頁の残り枚数が0になっている場合は、印刷順リンク中の最終転送頁の次順の頁を次印刷頁として決定する(S39)。そして、図15に示す処理へ進む。
【0053】
ステップS33の結果、最終転送頁が両面印刷を指定していた場合(つまり、大サイズ用紙の両面印刷の場合)は、ステップS34へ進む。ステップS34では、最終転送頁が指定していた用紙サイズをチェックし、それが大サイズの場合には、ステップS35へ進む。ステップS35では、最終転送頁とペアリンクになっている頁の複写残り枚数を調べ、残り枚数が0でない場合は、そのペアリンク頁を次印刷頁として決定し(S36)、残り枚数が0になっている場合は、印刷順リンクのうち最終転送頁を含めてそれより順位が後方の部分(後方印刷順リンク)の中で、複写残り枚数が0でない頁のうち最も先順位のものを、次印刷頁として決定する(S37)。そして、図15に示す処理へ進む。
【0054】
ステップS34の結果、最終転送頁が小サイズ用紙を指定していた場合(つまり、小サイズ用紙の両面印刷の場合)は、図14に示す処理へ進む。図14の処理では、まず、同面印刷数が所定の許容数に達しているか否かをチェックする(S41)。ここで、同面印刷数とは、最終転送頁の印刷回を含めて連続して、この最終転送頁と同側の面(表面又は裏面)に印刷を繰り返した回数ことである。また、所定の許容数とは、印刷エンジンの用紙搬送系統が同時処理できる用紙の最大枚数のことであり、本実施例では小サイズ用紙の許容数は2である。ステップS42の結果、同面印刷数が許容数2に達している場合(つまり、表面だけ又は裏面だけに連続して2回既に印刷している場合)は、ステップS42へ進む。ステップS42では、印刷順リンクのうち最終転送頁を含めてそれより順位が前方の部分(前方印刷順リンク)の中に、最終転送頁とは異なる側の面に印刷されるべき頁(異面印刷頁)があるか否かをチェックし、あるならば、その異面印刷頁の中で最も先順位のものを次印刷頁として決定し(S43)、無ければ、後方印刷順リンク中の異面印刷頁の中で最も先順位のものを次印刷頁として決定する(S44)。そして、図15に示す処理へ進む。
【0055】
ステップS41の結果、同面印刷数が許容数2にまだ達していない場合は、ステップS45へ進み最終転送頁の複写残り枚数をチェックし、その残り枚数が0でなければ、その最終転送頁を再び次印刷頁として決定する(S46)。そして、図15に示す処理へ進む。また、ステップS45の結果、最終転送頁の複写残り枚数が0であった場合は、次にその最終転送頁が表面印刷で且つ複写枚数が1枚であるか否かをチェックし(S47)、そうであれば、印刷順リンク中の最終転送頁の次順の頁を次印刷頁として決定する(S48)。そして、図15に示す処理へ進む。
【0056】
ステップS47の結果、最終転送頁が裏面印刷又はその複写枚数が2枚以上であった場合は、ステップS49へ進み、前方印刷順リンクの中に最終転送頁と同側面に印刷されるべき頁(同側印刷頁)があるか否かをチェックする。その結果、同側印刷頁があれば、その同側印刷頁の中で最も先順位のものを次印刷頁として決定する(S50)。そして、図15に示す処理へ進む。また、ステップS49の結果、前方印刷順リンクの中に同側印刷頁がなかった場合は、次に、後方印刷順リンクの中に同側印刷頁があるか否かをチェックし(S51)、あるならば、その同側印刷頁の中で最も先順位のものを次印刷頁として決定する(S52)。そして、図15に示す処理へ進む。
【0057】
ステップ51で同側印刷頁が見つからなかった場合(つまり、印刷順リンク中に最終転送頁と同側面に印刷される他の頁がない場合)は、次に、最終転送頁とペアリンクになっている頁の複写残り枚数をチェックする(S53)。その結果、そのペアリンク頁の残り枚数が0でなければ、そのペアリンク頁を次印刷頁として決定し(S54)、そのペアリンク頁の残り枚数が0であれば、後方印刷順リンク中の複写残り枚数が0でない異面印刷頁のうち、最も先順位のものを次印刷頁として決定する(S55)。そして、図15に示す処理へ進む。
【0058】
図15に示す処理では、まず、図13、14の処理で決定された次印刷頁を印刷順リンクの先頭にする(S61)。次に、その次印刷頁の有無をチェックし(S62)、次印刷頁が無ければこの転送頁決定処理を終了する。また、次印刷頁が有れば、その次印刷頁の複写残り枚数を1だけ減らし(S63)、次いで、次印刷頁が両面印刷指定か片面印刷指定かをチェックする(S64)。その結果、片面印刷してならば、同面印刷数を0にセットし(S66)、この転送頁決定処理を終了する。
【0059】
また、ステップS64で次印刷頁が両面印刷指定である場合は、同面印刷数が前述した許容値2に達しているか否かをチェックし(S67)、達していれば、同面印刷数を1に戻し(S69)、達していなければ、同面印刷数を1だけ増やす、つまり2にする(S68)。そして、その結果、この転送頁決定処理を終了する。
【0060】
図16〜図22は、上述した転送順決定処理の結果の具体例を示し、各図において(A)は転送順決定処理が実行された時の印刷順リンクを示し、(B)はその処理の結果得られた次印刷頁の順序(つまり、印刷エンジン26へ実際に転送されて印刷される順序)を示す。
【0061】
図16は、図7に示した具体例(小サイズ、両面印刷、複写枚数1枚)に対応している。この場合のように複写枚数が1枚の場合は、転送順序は印刷順リンクの順序と全く同じである。従って、図1に示した印刷エンジンの動作は次のようになる。即ち、最初に入力トレイ3から2枚の用紙を連続して取り込み、その2枚の用紙の裏面に第2頁と第4頁を連続的に印刷し、第4頁の印刷中に1枚目の用紙を反転路10に送って反転させ、第4頁の印刷が終わると続いて、反転した1枚目と2枚目の用紙に連続して第1頁と第3頁とを印刷して、出力トレイ9へ排出する。このようにして、片面印刷時と同様の最大速度での連続印刷が行われる。
【0062】
図17は、図8の具体例(小サイズ、両面印刷、複写枚数2枚)に対応している。この場合、印刷順リンクは裏面の印刷頁(偶数頁)と表面の印刷頁(奇数頁)とが交互の順序に並んでいるが、転送順序では裏面頁及び表面頁がそれぞれ複写枚数の2回づつ繰り返して並ぶため、やはり、図16の場合と同様の動作形態で最大速度の連続印刷が行われる。
【0063】
図18は、小サイズ、両面印刷、複写枚数3枚の場合を示している。この場合のように複写枚数が2枚以上の場合は、印刷順リンクでは、既に述べたように裏面頁と表面頁とが交互に並ぶ。そして、複写枚数3枚の場合も、図18(B)に示すように、裏面頁(偶数頁)を2回連続して印刷した後、表面頁(奇数頁)を2回連続して印刷するという態様で、最大速度の連続印刷が行われる。
【0064】
図19は、図9の具体例(小サイズ、両面印刷、複写枚数が1枚と2枚が混在)に対応している。この場合、裏面頁(偶数頁)が2回連続の後、表面頁(奇数頁)が2回連続するという態様で、最大速度の連続印刷が行われる。
【0065】
図20は、小サイズ、両面印刷で、複写枚数2枚以上と1枚との混在の具体例を示している。この場合も、裏面2回そして表面2回の態様で最大速度の連続印刷が行われる。
【0066】
図21は、小サイズ、両面印刷と片面印刷の混在、異なる複写枚数の混在の具体例を示している。この場合、部分的に裏面と表面の交互印刷になることもあるが、可能な範囲で裏面2回、表面2回の最速印刷が実施される。
【0067】
図22は、図12の具体例(両面印刷、複写枚数1枚、異なる用紙サイズ混在)に対応している。この場合、大サイズ用紙が連続する間は、従来と同じ裏面と表面の交互印刷を行わざるを得ない。
【0068】
図23は、印刷ジョブを両面印刷で処理する場合に、特に最終頁を必要に応じて片面印刷に設定するようにした処理の流れである。
【0069】
この両面印刷装置では、最後の1頁をパネルスイッチやI/Fタイムアウトにより強制排紙させる場合に、ジョブを確認した上でそのジョブの頁数が奇数頁が偶数頁かを判断し、奇数頁であり(S231)、かつ両面印刷であれば(S232)、ジョブの最終頁の印刷形態を片面印刷に切り換えるように制御する(S233)。一方、ジョブの頁数が奇数頁であったり、あるいは片面印刷であったりする場合は何も行わない。これにより、最後の1頁を強制排紙させる際に両面印刷用の搬送経路に用紙を通すことが無くなるため、最速の処理が可能になり、スループットの向上が図れる。
【0070】
この処理は、印刷順リンク処理において、CPU21が印刷形態を書き換えて登録することで容易に実施が可能である。すなわち、ホストコンピュータ10から到着した順序で各頁の印刷要求構造体をエンキューした「到着順リンク」に入っている最終の奇数頁の印刷要求構造体を「印刷順リンク」へエンキューする際に、指定された印刷形態を両面印刷から片面印刷へと自動的に変更することで行われる。
【0071】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は変形、改良、修正を加えた種々の異なる形態でも実施することができる。例えば、上記実施形態では小サイズ用紙の同時処理可能な最大枚数を一律に2枚としたが、用紙サイズや用紙搬送系統のサイズ及び構成によって、3枚以上の用紙を同時処理できる場合も存在し得る。そのような場合は、図6のステップS24の数値2や、図14のステップS41及び図15のステップS67の許容数を、同時処理できる最大枚数に変更することにより、その場合に適応した最大速度印刷が可能となる。また、用紙搬送系統の構造は、図1に示したものに限られず、例えば特公平6−53422号に開示されたもののように、他の構造を採用することもできる。また、上記実施形態では、ペアリンクの頁の内、先に裏面の頁を印刷し、次に表面の頁を印刷したが、これは図1の構成の印刷エンジンでフェースダウンの形式で頁順に用紙が出力されるようにするためであるから、印刷エンジンの構成が異なったり、フェースアップで出力したりする場合は、先に表面頁を印刷し、次に裏面頁を印刷する方が好ましいこともある。いずれにしても、一方の面を最大処理枚数で連続印刷し、その後に他方の面を最大処理枚数で連続印刷すると、最大速度の連続印刷が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる片面及び両面印刷が可能なページプリンタの印刷エンジンの概略構成を示す図。
【図2】用紙反転路に小サイズの用紙と大サイズの用紙が入った状態を示す図。
【図3】同ページプリンタ内の制御回路の概略構成を示すブロック図。
【図4】RAM23内の印刷要求構造体とその到着順リンク及び印刷順リンクの例を示す説明図。
【図5】到着順リンク処理の流れを示すフローチャート。
【図6】印刷順リンク処理の流れを示すフローチャート。
【図7】印刷順リンク処理の結果の具体例を示す説明図。
【図8】印刷順リンク処理の結果の具体例を示す説明図。
【図9】印刷順リンク処理の結果の具体例を示す説明図。
【図10】印刷順リンク処理の結果の具体例を示す説明図。
【図11】印刷順リンク処理の結果の具体例を示す説明図。
【図12】印刷順リンク処理の結果の具体例を示す説明図。
【図13】転送頁決定処理の流れを示すフローチャート。
【図14】転送頁決定処理の流れを示すフローチャート。
【図15】転送頁決定処理の流れを示すフローチャート。
【図16】転送頁決定処理の結果の具体例を示す説明図。
【図17】転送頁決定処理の結果の具体例を示す説明図。
【図18】転送頁決定処理の結果の具体例を示す説明図。
【図19】転送頁決定処理の結果の具体例を示す説明図。
【図20】転送頁決定処理の結果の具体例を示す説明図。
【図21】転送頁決定処理の結果の具体例を示す説明図。
【図22】転送頁決定処理の結果の具体例を示す説明図。
【図23】最終頁が奇数の場合に片面印刷に設定する流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 記録部
2 未印刷の用紙
3 入力トレイ
4 給紙ローラ
8 排紙ローラ
9 出力トレイ
10 用紙反転路
31、32、33、34 各頁の印刷要求構造体

Claims (3)

  1. 入力トレイから記録部へ用紙を供給するための給紙路と、記録部から片面のみ印刷された用紙を取り込み表裏反転させ再び記録部へ供給する反転路とを含み、反転させる用紙と印刷する用紙とを含む2枚以上の用紙を同時処理することができる用紙搬送系統を有する印刷エンジンを備えた両面印刷装置において、
    受信した印刷要求データを各頁単位の印刷要求構造体に変換して一時的に蓄積し、前記印刷要求構造体からビットイメージデータを生成して前記印刷エンジンに転送する印刷制御手段を有し、
    前記印刷制御手段は、前記印刷要求構造体を到着順序でエンキューした上で前記印刷エンジンへ次に転送すべき頁を決定し、当該転送すべき頁に対応する印刷要求構造体のビットイメージデータを前記印刷エンジンに転送し、当該次に転送すべき頁の決定を、1頁分のデータを前記印刷エンジンに転送し終わった機会の都度行うことを特徴とする両面印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記印刷制御手段は、前記印刷要求構造体を到着順序でエンキューして、複数頁の印刷要求構造体を到着順にリンクした到着リンクを生成することを特徴とする両面印刷装置。
  3. 入力トレイから記録部へ用紙を供給するための給紙路と、記録部から片面のみ印刷された用紙を取り込み表裏反転させ再び記録部へ供給する反転路とを含み、反転させる用紙と印刷する用紙とを含む2枚以上の用紙を同時処理することができる用紙搬送系統を有する印刷エンジンと、受信した印刷要求データを各頁単位の印刷要求構造体に変換して一時的に蓄積し、前記印刷要求構造体からビットイメージデータを生成して前記印刷エンジンに転送する印刷制御手段とを備えた両面印刷装置の印刷制御方法において、
    前記印刷要求構造体を到着順序で到着順リンクにエンキューする工程と、
    指定された印刷形態に応じて、前記印刷エンジンへ次に転送すべき頁を決定する工程と、
    当該転送すべき頁に対応する印刷要求構造体のビットイメージデータを前記印刷エンジンに転送する工程とを有し、
    当該次に転送すべき頁の決定を、1頁分のデータを前記印刷エンジンに転送し終わった機会の都度実行することを特徴とする両面印刷装置の印刷制御方法。
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