JPH0220358A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、給送される記録媒体を印字部に給送する再
給紙機構を有する印字装置に関するものである。

（発明が解決しようとする課題〕 従来、この種の装置として、人力される１頁分の印字情
報を処理するページプリンタと称せられる印字装置が提
案されている。

そして、入力された印字情報（制御コマンド。

印字コード等）を解析して、イメージ情報を発生させビ
ットマツプメモリに展開し、展開されたイメージ情報を
ビデオ信号として印字部に送出するように構成されてい
る。

ところが、上記ビットマツプメモリは非常に高価である
ため、通常は１ペ一ジ分のイメージ情報をすべて記憶す
る場合は少なく、所定量Ｑイメジ情報のみを順次展開し
て印字部に送出するといった印字情報展開制御を実行し
ている場合が多い。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、ホストコンピュータ等から入力される印
字情報（制御コマンド、印字データ）が非常に複雑なベ
クトルデータ等である場合には、ビットマツプメモリに
展開する際に展開アドレス演算が複雑となフて演算処理
時間がイメージ展開完了時間を超過したり、１頁中の一
部に重ね書きする処理が多数回ある箇所が存在するとい
った事態が発生すると、ビットマツプメモリへの展開が
ビデオ信号の送出タイミングまでに完了しなくなるオー
バーランエラーが発生する。

そして、上記オーバーランエラーが発生すると当該頁に
対する印字は不可と看做され、次の頁に対する印字処理
を続行してしまう。

従って、オーバーランエラー頁は中途半端な印字状態で
印字が終了してしまうといった問題点があった。

この発明は、上記の問題点を解決するためになされたも
ので、ビットマツプメモリへのイメージ展開処理中にオ
ーバーランエラー状態を監視して、印字中の記録媒体の
再給紙を制御することにより、オーバーランエラーが発
生しても小容量の記憶容量で複雑なイメージ情報を印字
消失することなく印字できる印字装置を得ることを目的
とする。

（課題を解決するための手段） この発明に係る印字装置は、入力される頁単位の印字情
報を解析してイメージ記憶手段から印字部に転送される
イメージ展開情報の転送エラー発生を判定する判定手段
と、この判定手段による転送エラー判定結果に基づいて
再給送機構の駆動を制御して給送された記録媒体の同一
面への分割印字を行う印字制御手段とを設けたものであ
る。

〔作用〕

この発明においては、頁単位の印字情報が入力されると
、判定手段がイメージ記憶手段から印字部に転送される
イメージ展開情報の転送エラー発生を判定し、この判定
結果に基づいて印字制御手段が再給送機構の駆動を制御
して給送された記録媒体の同一面への分割印字を実行し
、記録媒体の同一面に入力された印字情報のイメージ展
開情報を１頁分印字させる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す印字装置の構成を説
明するブロック図であり、１は人力インタフェースで、
図示しないホストコンピュータから入力される印字情報
（制御コマンド、印字コドからなる印字データ等）を受
信する。２はコマンド解析部で、入力インタフェース１
を介して受信された制御コマンドを解析する。３はデー
タ解析部で、入力インタフェース１を介して受信された
印字データを解析する。

４はこの発明の判定手段となるオーバーランエラー判断
部で、入力される頁単位の印字情報を解析して、イメー
ジ記憶手段となるビットマツプ展開部６に展開されるイ
メージ展開情報のオーバーラン転送発生有無を判定する
。５はページバッファで、１ペ一ジ分の印字データを格
納する。ビ・ントマップ展開部６は、印字データのドツ
トイメージをビットマツプに展開記憶する。７はエンジ
ンインタフェースで、ビットマツプ展開部６から読み出
されるドツトデータをビデオ信号に変換し、図示しない
印字部のレーザユニットに出力する。

８は紙パス選択スイッチで、制御部１０から出力される
駆動制御信号に基づいて後述する給紙部から給送された
記録紙の搬送を方向を再給紙と排紙に振り分ける。９は
給紙選択スイッチで、制御部１０から出力される駆動制
御信号に基づいて給紙部からの給紙と再給紙口からの給
紙に振り分ける。

第２図および第３図は、第１図に示した印字装置の構成
を説明する断面図および要部断面図であり、第１図と同
一のものには同じ符号を付しである。

これらの図において、１１は給紙部となる給紙カセット
で、ピックアップローラ１２の駆動により記録紙１１ａ
を機内に給紙する。１３はレーザユニットで、エンジン
インタフェース７から出力されるビデオ信号に基づいて
変調されたレーザビームを感光ドラム１５に走査する。

１４は現像ユニットで、感光ドラム１５に描画された静
電潜像を、例えば黒色に現像する。

］６は定着器で、印字ガイド１Ｂを介して搬送される記
録紙１１ａに転写された現像剤を熱と圧力により定着さ
せる。１７は反転駆動可能なスイッチバックローラで、
両面印字の際に一旦記録紙１１ａを所定量搬送し、紙パ
ス選択スイッチ８を通過したら一旦停止させ、その後逆
回転駆動し、紙パス選択スイッチ８にセットされた方向
、すなわち再給紙ガイド２０の方向に引き込み給紙する
。１９は排紙ガイドで、印字終了した記録紙１１ａを排
紙搬送するための紙パスとして機能する。

２１は排紙ガイドで、印字ＩＡ理が終了した記録紙１１
ａを排紙搬送するための紙バスとして機能する。２２は
排紙ローラで、記録紙１１ａを排紙カイト２１に沿って
搬送排紙させる。

なお、通常の片面印字の際には、紙パス選択スイッチ８
は右上りにセットされ、印字ガイド１８を介して搬送さ
れる記録紙１１ａを排紙ローラ２２に方向に搬送させる
。また、両面印字の表面印字の際には、紙パス選択スイ
ッチ８は水平にセットされ、印字ガイド１８を介して搬
送される記録紙１１ａをスイッチバックローラ１７方向
に一旦搬送させ、紙バス選択スイッチ８を記録紙１１ａ
の後端が通過した時点でスイッチバックローラ１７を停
止させ、記録紙１１ａの搬送を停止して、紙パス選択ス
イッチ８を右上りに設定する。この後、スイッチバック
ローラ１７が逆転して、記録紙１１ａを再給紙ガイド２
０方向に引き込み給紙する。

更に、両面印字の裏面印字の際には、紙パス選択スイッ
チ８は水平にセットされ、再給紙ガイド２０に設ける再
給紙口から再度表面印字終了した記録紙１１ａを給紙し
、印字ガイド１８．排紙ローラ２２．排紙ガイド２１を
介して搬送される記録紙１１ａを排紙させる搬送を行わ
せる。

次に第４図（ａ）〜（Ｃ）を参照しながらこの発明によ
る印字制御動作について説明する。

第４図（ａ）〜（ｃ）はこの発明による印字制御動作を
説明するタイミングチャートであり、ＢＤは水平同期信
号で、レーザユニット１３から走査されるレーザビーム
を感光ドラム１５の走査直前に受光して生成され、この
水平同期信号ＢＤに同期して画像信号（ビデオ信号）Ｖ
ＩＤＥＯがエンジンインタフェース７より出力され、こ
の画像信号（ビデオ信号）ＶＩＤＥＯに基づいて変調さ
れたレーザビームが感光ドラム１５に走査される。人力
インタフェース１を介して受信した１頁分の印字情報の
解析結果により、オーバーランエラーが発生すると、オ
ーバーランエラー判断部４が判断した場合には、既に給
紙され機内に残留する記録紙１１ａを全て排紙し、オー
バーラン印字処理に備える。

そして、オーバーラン印字処理準備が完了したら、制御
部１０からのプリント指令に基づいて給紙カセット１１
より記録紙１１ａを給紙する。その際、制御部１０はペ
ージバッファに展開された印字データのイメージ情報を
ビットマツプ展開部６への展開を並行処理しており、水
平同期信号ＢＤに同期してビットマツプ展開部６に展開
されたドツトイメージの印字を開始する。そして、第１
回目の印字においては、印字部の印字よりもビットマツ
プ展開部６の展開完了が間に合わなくなるまで印字しく
第４図（ａ）参照）、記録紙１１ａの再給紙処理にＢ行
する。すなわち、第３図に示すように紙パス選択スイッ
チ８は左上りにセットし、搬送される記録紙１１ａを再
給紙ガイド２０方向に搬送させる。このとき、給紙選択
スイッチ９は右上りにセットされているため、所定量印
字された記録紙１１ａは感光ドラム１５方向に給送され
る。この搬送時間を利用して、制御部１０はビットマツ
プ展開部６にドツトイメージ展開処理を継続しており、
記録紙１１ａの位置合わせが完了した時点で感光ドラム
１５に中断された以降の印字情報に対応する画像が書き
込まれている。そこで、第４図（ｂ）に示されるように
、次のオーバーランエラーが発生するまで印字を継続す
る。

次いで、上記同様の記録紙１１ａの搬送と印字情報のビ
ットマツプ展開を行い、第４図（ｃ）に示すように印字
を実行し、１頁分の印字が終了した時点で、記録紙１１
ａを片面印字の際の搬送制御を実行して排紙する。

これにより、第５図に示すように記録紙１１ａに複数回
の片面分割印字処理を実行し、最終的な１頁分の印字が
終了する。

なお、上記実施例においては、スッチバックローラ１７
および給紙選択スィッチ９１紙パス選択スイッチ８によ
り記録紙１１ａの搬送を制御する場合について説明した
が、第６図に示すように、再給紙ガイド２３の再給紙制
御ガイド２４を設け、排紙ローラ２２を逆回転駆動可能
にすることにより、同様のオーバーランエラー印字処理
に対応できるとともに、両面印字処理に対応できる。

第７図はこの発明によるオーバーランエラー印字処理手
順の一例を説明するフローチャートである。なお、（１
）〜（１５）は各ステップを示す。

先ず、１頁分の印字情報が受信されるのを待機しく１）
、印字情報の解析を開始する（２）。

次いで、オーバーランエラー判断部４が１頁分の印字情
報からビットマツプ展開時にオーバーランエラーが発生
するかどうかを判断しく３）、Ｎ。

ならばプリント指令を待機しく４）、給紙カセット１１
より記録紙１１ａを給紙しく５）、通常の印字処理を実
行する。そして、印字終了後、指定された方向に記録紙
１１ａを排紙しく６）、ステップ（１４）以降に進む。

一方、ステップ（３）の判断で、ＹＥＳの場合は、記録
紙１１ａの紙搬送方向をセット、すなわち給紙選択スィ
ッチ９１紙パス選択スイッチＢをセットする（７）。

次いで、プリント指令を待機しく８）、プリント指令送
出後、給紙カセット１１より記録紙１１ａを給紙して、
ビットマツプ展開部６に展開されたドツトイメージの印
字を開始する（９）。次し１で、オーバーランエラーが
発生したかどうかを判断しく１０）、ＮＯならばステッ
プ（９）に戻り、印字を継続し、ＹＥＳならば印字中の
記録紙１１ａを一旦停止し、再給紙方向に給送しく１１
）、給紙選択スイッチ９を介して感光ドラム１５方向に
再給紙する（１２）。次いで、印字を再開しく１３）、
オーバーランエラーが発生したかどうかを判断しく１４
）、　Ｙ　Ｅ　Ｓならばステップ（１１）に戻り、Ｎｏ
ならば１頁分の印字が終了したかどうかを（１５）、Ｎ
ｏならばステップ（１１）に戻り、ＹＥＳならば次の印
字処理に容性する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明は人力される頁単位の印
字情報を解析してイメージ記憶手段から印字部に転送さ
れるイメージ展開情報の転送エラー発生を判定する判定
手段と、この判定手段による転送エラー判定結果に基づ
いて再給送機構の駆動を制御して給送された記録媒体の
同一面への分割印字を行う印字制御手段とを設けたので
、ビットマツプ展開する記憶容量を拡張することなく、
オーバーランエラー印字処理に対応できる。従って、１
頁の印字情報がどんなに複雑な印字データおよび大量の
印字データであっても、その頁に対する印字を過不足な
く印字できる優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す印字装置の構成を説
明するブロック図、第２図および第３図は、第１図に示
した印字装置の構成を説明する断面図および要部断面図
、第４図（ａ）〜（Ｃ）はこの発明による印字制御動作
を説明するタイミングチャート、第５図はこの発明によ
る分割印字出力例を示す模式図、第６図はこの発明を適
用する他の印字装置の構成を説明する断面図、第７図は
この発明によるオーバーランエラー印字処理手順の一例
を説明するフローチャートである。 図中、１は入力インタフェース、２はコマンド解析部、
３はデータ解析部、４はオーバーランエラー判断部、５
はページバッファ、６はビットマツプ展開部、７はエン
ジンインタフェース、８は紙パス選択スイッチ、９は給
紙選択スイッチである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力される頁単位の印字情報に基づくイメージ展開情報
   を所定量記憶するイメージ記憶手段と、このイメージ記
   憶手段に記憶されたイメージ展開情報に基づいて記録媒
   体の両面または片面に印字する印字部と、この印字部に
   給送された記録媒体を前記印字部に再給送する再給送機
   構とを有する印字装置において、入力される頁単位の印
   字情報を解析して前記イメージ記憶手段から前記印字部
   に転送されるイメージ展開情報の転送エラー発生を判定
   する判定手段と、この判定手段による転送エラー判定結
   果に基づいて前記再給送機構の駆動を制御して給送され
   た前記記録媒体の同一面への分割印字を行う印字制御手
   段とを具備したことを特徴とする印字装置。