JP2879635B2 - レーザービームによる墨点位置決め装置 - Google Patents

レーザービームによる墨点位置決め装置

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JP2879635B2
JP2879635B2 JP12885192A JP12885192A JP2879635B2 JP 2879635 B2 JP2879635 B2 JP 2879635B2 JP 12885192 A JP12885192 A JP 12885192A JP 12885192 A JP12885192 A JP 12885192A JP 2879635 B2 JP2879635 B2 JP 2879635B2
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laser beam
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light emitting
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敏夫 船津
基 鈴木
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基準面上の一点を垂直上
方或いは水平方向に位置決めするに用いるレーザービー
ムを利用した位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場等において、天井面その他の高
所に機器を取り付ける際の位置決めは、従来下げ振り等
を利用し墨点を求める手段があり、これを改善したもの
としてビームポイントと称して光を使用した鉛直墨出し
器が知られている。
【0003】このものは投影筒内に下方に投影して定点
を探知する特殊ランプと、上方に投影チャート像を投影
する特殊ランプの2個を設け該投影筒を三脚によって基
準面に静止させ振子装置により投影筒を鉛直に設定し、
上下の投影光線を利用して天井面等に墨点を位置決め表
示するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来手段によると
きは上下2個の特殊ランプを装備した投影筒を振子によ
り水準を検知しつつハンドルによりジャイロを作動して
所定の作動姿勢を得た後、光ビームを発するもので、装
置も大型となって取扱い、持運びに手数を要し、かつ価
格も嵩ばる点に難点があり、また、地軸に対し垂直面の
みしかレーザーを発光できなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み、従
来の不都合を排除することを目的とし、内部に鉛直方向
のレーザービームを発するダイオードを主体とする発光
装置と、その作動用乾電池と、電源回路の開閉スイッチ
およびレベル装置を装備した器筺の上面に、発光装置か
らの直レーザービームの発光口と、開閉スイッチの操
作口と水準器の検視口とを設けたレーザビームによる
墨点位置決め装置において、器筐の上方を覆う移動枠
に、鉛直レーザービームを水平方向に屈折させるプリズ
ム又はミラーを設け、該プリズム又はミラーを前記鉛直
レーザービームの発光口の直上に位置させ得るように該
移動枠を器筺に対し移動可能に組み合わせたことを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明装置においては、床面または所定の基準
面A上に器筺1を定置して、検視口9からレベル装置6
を見ながら器筺1の水平姿勢を調整確定した後、操作口
8から開閉スイッチ5の押釦5aを押圧して乾電池4と
の接続回路を閉成すれば、レーザーダイオードの発光に
よりレーザービームaは発光口7から垂直上方に発射さ
れ、例えば天井面に着色点状の識点として表示される。
従って器筺1の位置を該発光口7の中心が基準面Aの定
点に一致するように例えば図示例の縦横の標識線13を
利用して器筺1を定置すれば、該基準面A上の定点を図
8の(イ)で示すように天井面等に位置決め墨点として
表示させ得る。
【0007】また、移動枠15を移動させて、その上部
下面の反射プリズム16を発光口7の直上に合致させる
ときは図8の(ロ)で示すようにレーザービームaはプ
リズム16によって両側水平方向に分光屈折して同時に
両側面の壁面等に墨点を表示させ得るもので、この場合
の墨点は半円形の点状となる。
【0008】更に移動枠15を移動させてミラー17を
発光口7の直上位置とすれば、レーザービームaは図8
の(ハ)で示すようにミラー17の傾斜に従って一側水
平方向に屈折させることができ、この場合該ミラー17
を半ミラーとすれば、(ハ)で仮線で示すように同時に
ミラー17を通して上方への墨点も得られる。
【0009】更に図8の(ニ)(ホ)で示すように2組
のレーザービーム発光装置2を併設して反射プリズム1
6と2個のミラー17を用いた場合、両レーザビームa
はプリズムとミラー17によって夫々左右の水平方向に
屈折投光させることができ、またミラー17をハーフミ
ラーとすることにより左右の水平方向と同時に垂直上方
にも投光し得られるもので(ホ)のように2個のミラー
17を使用する場合は移動枠15に反射プリズム16を
併設する必要はない。尚、本発明装置においてプリズム
16およびミラー17を可動式に設置すれば、その旋
回、傾動調整によって垂直方向のレーザービームaの投
光方向を自由に選択して使用し得る。
【0010】
【実施例】本発明の位置決め装置の実施例を図1乃至図
4によって説明する。
【0011】1は本発明による位置決め用部品装置を包
容した器筺で、その内部にはレーザービームを発するダ
イオードを主体とした発光装置2と、そのレーザービー
ムを垂直上方向に投射する鏡筒3、該発光装置2の作動
源とする乾電池4、該電源回路の開閉スイッチ5および
基材1の水平度を検測する気泡式レベル装置6を装備す
ると共に、器筺1の上面には鉛直レーザービームaの発
光口7、開閉スイッチ5の押釦5aの操作口8、レベル
装置6の検視口9と乾電池4の蓋付出し入れ口10を設
けた。
【0012】尚、図示例では該器筺1を方形立方体に形
成したが、これを円筒状その他の形態とすることは任意
であり、また内部装備の配置関係も図示例に限ることな
く、従って器筺1上面に設ける発光口7その他の開口位
置も該装備位置の変動に準じて任意に変化する。
【0013】器筺1の下面には水平姿勢の矯正用脚片1
1の複数個を設けると共に底部に磁石片12を取付け
て、器筺1を磁性金属から成る基盤Aまたは側壁面に対
し磁力によって結着使用できるようにし、この場合は勿
論前記水平矯正用脚片11は取外して使用する。
【0014】更に器筺1の外面には発光口7の中心で交
差する縦横の識線13を施し、該識線13を基盤A面の
定点位置を示す識線B(図3)と対照して器筺1の位置
を設定することにより基盤A上の定点とレーザービーム
aの投射位置を合致させ、精密に墨点位置決めを行うよ
うにした。
【0015】以上は基準面Aの定点を鉛直上方に投射す
る場合を示したが、次に該鉛直方向のレーザービームを
水平方向に屈折させて横方向に投射点を表示させるもの
を図5乃至図7により説明する。
【0016】鉛直レーザービームaを水平方向に屈折さ
せる手段としては反射プリズム16と反射ミラー17と
を併設した移動枠15を、その開放側を下向きとして器
筺1と組合わせて使用する。
【0017】該プリズム16とミラー17は共に移動
15の上部下面に併設し、該移動枠15の下縁を器筺1
の両側外面に設けた案内溝18に嵌入係合させて移動可
能に設け、その移動によりプリズム16及びミラー17
を各別に器筺1上面のレーザービームaの発光口7の直
上に位置させて使用する。
【0018】即ち図6で仮線で示すように移動枠15を
移動させて、プリズム16を発光口7の直上に位置させ
て使用すれば、図8の(ロ)で示すように鉛直レーザー
ビームaはプリズム16の中心において左右両側に反射
屈折して水平レーザービームa′a′となって投射さ
れ、また図6の仮線示位置から移動枠15を更に移動さ
せてミラー17を発光口7の直上位置とすれば図8の
(ハ)で示すように鉛直レーザービームaはミラー17
により一側に反射屈折して水平レーザービームa′とし
て一側にのみ投射される。
【0019】尚、上記(ロ)の場合の両側水平レーザー
ビームa′の形状は半円形となるが、発光口7に対向す
るプリズム16の位置を中心より片側に偏位させるとき
は片側のみの水平レーザービームa′として投射され、
この場合のビーム形状は円形である。
【0020】従ってプリズム16およびミラー17は、
その取付状態によって多様な反射屈折ビームを得られ、
例えばプリズム16およびミラー17を可動式に設ける
ときは、その回動或いは傾斜によって水平方向以外に上
下の斜方向を含み水平方向において各方向に投射し得
る。
【0021】図8の(ニ)(ホ)に示す使用例は2個の
発光装置2を併設した場合においてプリズム16を使用
し、また2個のミラー17を使用したものを示す。
【0022】またミラー17を使用して水平レーザービ
ームa′を得る(ハ)(ロ)の場合該使用ミラー17を
ハーフミラーとするときは(ハ)(ロ)で仮線で示すよ
うにハーフミラーを通して鉛直上方に投射するビーム
a″を得られる。図5、図6、図7において19は、
枠15の両側壁に開口した水平レーザービームa′の
取出し口、また20は移動枠15の上面に開口したハー
フミラーによる鉛直ビームa″の取出し口を示すが、
枠15を骨組材で形成した場合は特にビーム取出し口
を設ける必要なく骨組み材の間隔を利用して投射させ得
る。尚、水平方向のレーザービームa′を得るための
枠15は不使用の待機位置としたときは発光口7の直
上が開放されるから鉛直レーザービームの使用に支障な
いが、プリズム16とミラー17の待機位置において
枠15の長さを大にして発光口7の直上位置に開口を
設けておけばプリズム16とミラー17の待機位置に関
係なく自由に鉛直ビームaを取出し得る。
【0023】またプリズム16とミラー17を選択し
て、そのいづれかを発光口7の直上に位置させるための
移動枠15の移動装置は図示例の他、任意の手段を採用
し得るが、前述したように器筺1が円筒型の場合は、そ
の内部装置に対応して移動枠15の形態も変化し、例え
ば円筒型器筺1に対し、これに組み合わせる移動枠15
は円筒状とし、従ってその上面の円周方向に沿ってプリ
ズム16およびミラー17を取付け、この場合円筒状型
枠15を回動させてプリズム16、ミラー17を選択使
用することとなる。
【0024】
【発明の効果】本発明によるときはレーザービームの発
生装置と、その電源となる乾電池、該電源の開閉スイッ
チおよびレベル装置等の必要設備を一括して器筺内に装
備し、該器筺の上面にレーザービームの発光口、スイッ
チ操作口、レベル装置の検視口とを設けたので、極めて
小型容積に纏められて片手で簡便に持運び、かつ移動さ
せ得る大きさで軽量になり、必要時には器筺を適当なカ
バーに収容し、これをベルト等に懸けて持ち運びするこ
とも可能であり、しかも操作は単に器筺上面のスイッチ
操作口から押釦を押入するのみで取扱いが極めて安易で
あり、更に該器筺に対して移動可能に取付けた移動枠に
設けたプリズムまたはミラーを発光口の直上に移動させ
ることにより水平方向のレーザービームを取出し得るか
ら基準面上の定点を上方又は両側方向に自由に取出し
て、墨点位置を光点によって精確な位置に表示させるこ
とができ、建築工事等において器物を正確な位置に取付
ける場合の位置決めを安易にした効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に位置決め装置の実施例を示す斜視図
【図2】 図1の截断側面図
【図3】 図1の平面図
【図4】 図1の正面図
【図5】 本発明装置の他の実施例を示す斜視図
【図6】 図5の一部を截断した側面図
【図7】 図5の正面図
【図8】 本発明の作動を示す正面線図
【符号の説明】
1 器筺 2 発光装置 4 乾電池 5 開閉スイッチ 5a 押釦 6 レベル装置 7 発光口 8 スイッチ操作口 9 レベル検視口 15 移動枠 16 プリズム 17 ミラー A 基準面 a 鉛直レーザービーム a′ 水平レーザービーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 15/00 - 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に鉛直方向のレーザービームを発す
    るダイオードを主体とする発光装置と、その作動用乾電
    池と、電源回路の開閉スイッチおよびレベル装置を装備
    した器筺の上面に、発光装置からの直レーザービーム
    の発光口と、開閉スイッチの操作口と水準器の検視口と
    を設けたレーザビームによる墨点位置決め装置におい
    て、器筐の上方を覆う移動枠に、鉛直レーザービームを
    水平方向に屈折させるプリズム又はミラーを設け、該プ
    リズム又はミラーを前記鉛直レーザービームの発光口の
    直上に位置させ得るように該移動枠を器筺に対し移動可
    能に組み合わせたことを特徴とする、レーザービームに
    よる墨点位置決め装置。
JP12885192A 1992-05-21 1992-05-21 レーザービームによる墨点位置決め装置 Expired - Lifetime JP2879635B2 (ja)

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