JP2878789B2 - 転写用粘着シート - Google Patents

転写用粘着シート

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転写用粘着シート(テープを含む)に関
し、さらに詳しくは、常温で粘着性または付着性のない
粉体の転写用として好適な転写用粘着シートに関する。
また、本発明は、転写用粘着シートに有用な粘着剤に関
する。
〔従来の技術〕
従来、導電性粉体や金属粉末等を絵柄模様などにする
場合には、主としてスクリーン印刷機が用いられてき
た。ところで、これらの粉体をスクリーン印刷機に適用
するためには、適度のチキソトロピー性や粘度、糸ひき
性がないことなど印刷インキとしての適用特性が求めら
れる。そこで、一般に、バインダー、チキソトロープ
剤、溶剤、分散安定剤などが必要となる。
ところが、これらの配合剤は、複写に当たって望まし
くない影響をもたらすことがある。例えば、溶媒として
水を用いたスクリーン印刷用インキは、紙に対し、ま
た、有機溶剤を用いたスクリーン印刷用インキは、耐溶
剤性に劣るフィルムやプラスチック板に対し、それぞれ
適用できない場合がある。さらに、粒径の大きい金属粉
末やガラスビーズ等は、スクリーン印刷の適用が困難で
ある。
また、粘着性感光層を有する複写用感光シートが提案
されているが(特開平1−217340号公報)、このような
従来の粘着剤層を有する粘着テープを導電性粉体や金属
粉末等の転写用に適用すると、粉残りが発生し、転写性
や繰り返し使用性に劣る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、従来のスクリーン印刷とは全く別の
方法により、常温で粘着性あるいは付着性のない粉体を
転写することができ、さらに簡易印刷も可能な転写用粘
着シート(テープを含む)を提供することにある。
また、本発明の目的は、これらの転写用粘着シートの
粘着剤層に使用できる粘着剤を提供することにある。
本発明者らは、先ず、アクリル系粘着剤などの通常の
粘着剤を塗布した粘着シートを用いて、導電性粉体や金
属粉末等の転写実験を行なった。すなわち、粘着シート
の粘着剤層表面に、これらの粉体で模様を形成し、プラ
スチック板等の被転写体へ加熱・加圧して転写させたと
ころ、粉体が完全に被転写体表面に移行せずに残留し、
良好な転写性を得ることができなかった。また、粘着シ
ート面への粉残りのために、その部分の粘着性が損なわ
れ、再使用のできないものであった。
そこで、さらに研究を進めた結果、粘着剤用のポリマ
ーとして、アクリルゴムまたは飽和ポリエステル樹脂を
用い、これに未硬化のウレタン(メタ)アクリル樹脂等
のオリゴマーやモノマーを配合して適度の粘着性を付与
するとともに、フッ素系界面活性剤などの粘着剤層中を
物質移動可能な物質を添加して粘着剤とし、この粘着剤
を用いて粘着シートを作成したところ、粉残りのない良
好な転写性を有することを見出した。
また、この粘着シートは、転写用として繰り返し使用
が可能であった。
この転写用粘着シートを用いる方法によれば、粉体そ
のものを用いて転写することができ、スクリーン印刷用
インキのように、溶剤やバインダー、その他の配合剤を
加える必要がない。
優れた転写性を発揮する理由は、現段階では必ずしも
明らかではないが、粘着剤層表面には、未硬化のオリゴ
マーやモノマーとともに、粘着剤層中を移動できる物質
が存在し、その結果、凝集力や粘着力が転写用に適した
ものとなっているためと推定される。しかしながら、本
発明は、この推定に拘束されるものではない。実際、こ
の粘着シートは、凝集力と投錨力とのバランスが良好で
あり、ガラス板に貼り付け、剥離しても、ガラス板表面
への粘着剤の残留は認められなかった。
本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至った
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、(A)アクリルゴムおよび飽和ポリ
エステル樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種の
ポリマー5〜50重量%、(B)ウレタン(メタ)アクリ
ルオリゴマー、ウレタン(メタ)アクリルモノマー、
(メタ)アクリルモノマーからなる群より選ばれる少な
くとも一種50〜95重量%、並びに(C)界面活性剤およ
び表面改質剤からなる群より選ばれる少なくとも一種
を、前記(A)成分および(B)成分の合計量100重量
部に対して、0.1〜7重量部の割合で含有する粘着剤を
用いて形成された転写用粘着シートが提供される。
また、本発明によれば、上記転写用粘着シート用の粘
着剤が提供される。
以下、本発明について詳述する。
(粘着剤、粘着シート) 本発明で使用する粘着剤のポリマー成分は、アクリル
ゴムおよび/または飽和ポリエステル樹脂である。
アクリルゴムは、アクリル酸アルキルエステル系ゴム
であって、通常、エチルアクリレートまたはブチルアク
リレートを主成分とし、乳化重合あるいは懸濁重合によ
り製造される。市販品が使用でき、例えば、日本メクト
ロン社製商品名ノックスタイトや東亜ペイント社製商品
名トアアクロンなどを挙げることができる。
飽和ポリエステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートなどに代表される飽和
ポリエステルであり、市販品を用いることができる。
これらのアクリルゴムおよび飽和ポリエステル樹脂
は、通常、それ自体では非粘着性である。
本発明では、紫外線や電離性放射線(電子線、γ線
等)などの活性エネルギー線照射により硬化可能な特定
のオリゴマーまたはモノマーを粘着剤中に含有させる。
本発明で使用する未硬化のウレタン(メタ)アクリル
オリゴマー、ウレタン(メタ)アクリルモノマー、(メ
タ)アクリルモノマーとしては、例えば、両末端アクリ
ロイルポリブタジエンオリゴマー、エポキシアクリルオ
リゴマー、ウレタンアクリオリゴマー、ウレタン(メ
タ)アクリロイルオリゴマー、ポリエステルアクリルオ
リゴマー、シリコーンアクリルオリゴマー、(メタ)ア
クリルモノマー、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、エポキ
シアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート、ウレタンアクリレート、ジアクリロ
アセチルフォスフェート等を挙げることができる。これ
らは、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせ
て用いることができる。
これらのオリゴマーまたはモノマー成分(B)は、通
常、ポリマー成分(A)5〜50重量%に対して、合計で
50〜95重量%の割合で使用する。好ましい使用割合は、
ポリマー成分(A)5〜35重量%、ウレタン(メタ)ア
クリルオリゴマーおよび/またはウレタン(メタ)アク
リルモノマー50〜80重量%、および(メタ)アクリルモ
ノマー0〜15重量%である。
界面活性剤には、汎用の各種界面活性剤およびフッ素
系界面活性剤がある。
汎用の界面活性剤としては、例えば、高分子量不飽和
ポリカルボン酸、長鎖アミンで中和されたポリカルボン
酸、アクリル系共重合物のアンモニウム塩、長鎖アミン
で中和された不飽和ポリカルボン酸などの陰イオン性界
面活性剤;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、長
鎖ポリアミノアマイド燐酸塩、ポリアマイドなどの陽イ
オン性界面活性剤;ポリマーのアルキロールアミン塩な
どの非イオン性界面活性剤;両性界面活性剤などを挙げ
ることができる。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキル
スルホン酸のアンモニウム塩、パーフルオロアルキルス
ルホン酸のカリウム塩、パーフルオロアルキルカルボン
酸のカリウム塩などの陰イオン性界面活性剤;パーフル
オロアルキル第4級アンモニウムヨウ素化物などの陽イ
オン性界面活性剤;パーフルオロアルキルポリオキシエ
チレンエタノール、フッ素化アルキルエステルなどの非
イオン性界面活性剤などを例示することができる。
表面改質剤としては、例えば、樹脂表面の撥水撥油等
の改質剤として使用されているフッ素含有ビニルモノマ
ーからなる単位を含むビニルモノマーのA−B型ブロッ
クポリマー、あるいはパーフルオロアルキルエチル(メ
タ)アクリレートなどの含フッ素モノマーまたはオリゴ
マーを挙げることができる。
なお、これらのフッ素系界面活性剤や含フッ素表面改
質剤は、通常、平均分子量が1万以下のフッ素含有化合
物である。
これらの低分子量物の中でも、特に、フッ素系界面活
性剤および含フッ素化合物が好ましい。
このような低分子量物(C)は、ポリマー成分(A)
とオリゴマーまたはモノマー成分(B)との合計量100
重量部に対して、通常、0.1〜7重量部、好ましくは0.5
〜5重量部、さらに好ましくは1〜3重量部の割合で添
加する。この割合が過小であると、粉残りを生じて転写
性が低下し、逆に、過大であると、粘着剤層の凝集力や
粘着力が不十分となる。
粘着剤には、使用目的に応じて、多官能イソシアネー
ト、多官能エポキシ化合物、エピクロルヒドリンなどの
架橋剤;ロジン、テルペン樹脂、炭化水素樹脂、石油樹
脂などの粘着付与剤;軟化剤、充填剤、老化防止剤、増
量剤、増粘剤などを適宜添加してもよい。
また、活性エネルギー線照射により硬化型とする場合
には、光反応開始剤として、例えば、2−ヒドロキシメ
チル−1−フェニルプロパン−1−オン、4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プ
ロピル)ケトンなどを添加することができる。同様に、
ジアセチル−ベンジル−ベンゾフェノン、ベンゾイン−
ベンジルジメチルケタールベンゾキノン、クロロアセト
ン、アラントラキノン等の光増感剤を添加することがで
きる。
本発明の粘着剤は、通常、トルエンなどの有機溶媒に
溶解ないし分散させて、基材フィルムまたはシート上に
塗布し、加熱乾燥することにより粘着シートまたはテー
プとする。基材としては、ポリエチレンテレフタレート
やポリ塩化ビニル樹脂などのフィルム(シート)を例示
することができる。また、粘着剤層の厚み(乾燥厚)
は、一般に、5〜20μm程度である。さらに、使用目的
によっては、基材フィルムのない粘着剤層のみのシート
としても使用できる。
(粉体) 絵柄模様等を形成する粉体は、常温で粘着性あるいは
付着性のないものであって、加熱時に全く付着性を示さ
ないもの、例えば、金属粉、無機顔料、無機充填剤等、
あるいは結着樹脂を有し、加熱により粘着性を生じる導
電性粉体等がある。
(転写方法) 本発明の転写用粘着シート(またはテープ)を用いて
転写を行なうには、次のような方法が例示される。
粘着シートの粘着剤層表面に、金粉や銀粉を用いて、
筆などで直接図柄模様を描き、それを紙、プラスチック
板、フィルム、織物等の被転写体に転写する。粉体とし
て金属粉などの加熱によっても付着性を示さないものを
用いる場合には、被転写体の表面を熱可塑性樹脂などの
熱時接着性のあるプライマー等で処理しておき、該表面
に、図柄模様を描いた粘着剤層を加圧・加熱すれば、図
柄模様が被転写体表面に転写、固着される。
また、回路パターンや図柄模様、文字等を描いた透明
フィルムを粘着シートに当接し、紫外線などの活性エネ
ルギー線を照射して、照射部分を硬化させると、硬化部
分の粘着性が喪失ないしは著しく低下するので、透明フ
ィルムを除去した後、未硬化部分に導電性粉体を付着さ
せることによりパターン等を形成させることができる。
これを被転写体に転写すれば、回路パターン等が転写さ
れた被転写体を得ることができる。この場合、結着樹脂
を有する導電性粉体を使用すれば、被転写体に特別の表
面処理を施さなくても、加圧・加熱により容易に転写、
定着させることができる。
また、紫外線を照射する場合には、高圧水銀灯等によ
って、紫外線を1〜5秒程度照射する方法がある。未硬
化部分に導電性粉体を付着させるには、粘着シート表面
に導電性粉体を吹き付け等によって施用し、硬化部分に
ある導電性粉体を空気、刷毛などで除去する方法があ
る。
本発明の転写用シートの転写方法は、上記方法に限定
されるものではない。また、本発明の粘着シートを用い
ると、付着した粉体の転写性が良好で、粉残りがほとん
どないため、繰り返し使用が可能である。したがって、
光硬化により回路パターン等を描いた粘着シートは、簡
易印刷に使用することが可能である。さらに、用途によ
っては、粘着シート上に付着した粉体を加熱定着させ
て、粘着シート自体を複写物としてもよい。
〔実施例〕
以下に、実施例および比較例を挙げて本発明について
さらに具体的に説明する。なお、以下の実施例等におい
て、部は重量部である。
[実施例1] アクリルゴム 25部 (東亜ペイント(株)社製;トアアクロンPS−210) ウレタンアクリル樹脂 75部 (日本合成化学工業社製;ゴーセラックUV−4200B) ポリイソシアネート化合物 1部 (日本ポリウレタン工業社製;コロネート2030) 光反応開始剤 3部 (メルク社製;ダロキュア1173) 陰イオン性界面活性剤 1部 (マリンクロット社製;P−104S) トルエン 140部 上記配合物を厚さ25μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に、加熱・乾燥後の厚さが10μmになるよ
うに塗工し、80℃で5分間乾燥して粘着シートを得た。
この粘着シートの粘着剤層面上に、回路を描いた紫外
線透過性のフィルムを当て、高圧水銀灯(80W/cm/1灯)
で10cmの距離から約3秒間照射した後、フィルムを剥し
た。そして、カーボンおよび結着樹脂を含む導電性粉末
を結着シート上に吹きつけると、未硬化の部分に導電性
粉末が付着した。これを、ガラス繊維強化エポキシ樹脂
板上に押し当て、150℃のアイロンで約1秒間加熱した
ところ、導電性粉末はエポキシ樹脂板上に移行し、定着
した。このようにして、エポキシ樹脂板上に通電性回路
を得た。
また、上記で一度使用した粘着シートに再度導電性粉
末を吹きつけて、同様の操作を行なったところ、1回目
と殆んど変らない結果が得られ、繰り返し使用が可能で
あった。
[実施例2] アクリルゴム 15部 (日本メクトロン社製;ノックスタイト7885−NL) ウレタンアクリル樹脂 80部 (共栄社油脂化学社製;UA−3061) エポキシ樹脂 5部 (シエル化学社製;エポン 1007) フッ素系界面活性剤 3部 (大日本インキ社製;メガファックF−183) トルエン 140部 上記配合物を用いたこと以外は、実施例1と同様にし
て粘着シートを得た。
この粘着シートの粘着剤層面上に、筆で金粉、銀粉を
用いて図柄を描き、次いで、黒に染色され、熱可塑性樹
脂で表面処理された絹織物の上に当て、150℃のアイロ
ンで約5秒間押圧したところ、金粉、銀粉で描いた図柄
は、ほぼ100%織物の上に転写、固着された。
同じ粘着シートでくり返し同様の実験を行なったが、
繰り返し使用することができた。
[実施例3] 飽和ポリエステル樹脂 20部 (東洋紡(株)社製;バイロン300) ウレタンアクリル樹脂 56部 (日本合成化学(株)社製;ゴーセラックUV−3000B) ウレタンアクリル樹脂 24部 (日本合成化学(株)社製;ゴーセラックXP−10) 光反応開始剤 3部 (チバガイギー社製;イルガキュア651) フッ素系界面活性剤 3部 (旭硝子(株)社製;サーフロンS−145) トルエン 140部 上記配合物を用いたこと以外は、実施例1と同様にし
て粘着シートを得た。
この粘着シートの粘着剤層面上に、図柄を描いたネガ
フィルムを当て、高圧水銀灯(80W/cm/1灯)で距離約10
cmから紫外線を約3秒間照射した後、ネガフィルムを剥
がした。そして、未硬化部分にカーボン粉末を刷毛で付
着させた。これを、熱可塑性樹脂で表面処理した上質紙
に押し当て、180℃の熱ロールの間を通したところ、図
柄はほぼ完全に上質紙側に転写された。
同じ操作を3回繰返したが、転写用粘着シートには、
殆んどカーボン粉末は残らなかった。
[実施例4] 飽和ポリエステル樹脂 40部 (日本合成化学工業(株)社製;ポリエスターLP−03
3) ウレタンメタクリル樹脂 60部 (根上工業(株)社製;アートレジン SH−380G) 石油系樹脂 10部 (エクソン社製;エスコレッツ 1305) フッ素系添加剤 3部 (日本油脂(株)社製;サーフロン F−100;樹脂表面
改質剤) トルエン 140部 上記配合物を用いたこと以外は、実施例1と同様にし
て粘着シートを得た。
この粘着シートの粘着剤層面上に、赤、黄、青、白、
黒の着色顔料を用いて、筆で図柄を描いて付着させ、次
いで、熱可塑性樹脂で表面処理した塩化ビニルシート上
に押し当て、150℃の熱ロールの間を通したところ、図
柄はほぼ完全に塩化ビニルシート側に転写された。
[比較例1] 2−エチルヘキシルアクリレート98部、アクリル酸2
部を通常の方法で重合させて得た粘着剤を、厚さ25μm
のポリエチレンテレフタレートフィルムに、乾燥後の粘
着剤層厚が10μmになるように塗布、乾燥して、粘着シ
ートを得た。
この粘着シートの粘着剤層面上に、実施例1で使用し
た導電性粉末を用い、筆で図柄を描くようにして付着さ
せた。次いで、実施例1で使用したガラス繊維強化エポ
キシ樹脂板に押し当て、150℃のアイロンで約1秒間加
熱したところ、導電性粉末はエポキシ樹脂板上に移行は
するが、粘着シート上に残留するものが、明確に目視に
より認められた。
また、再使用すると、導電性粉末の残留した部分は粘
着力が他に比べて著しく弱かった。
[発明の効果] 本発明によれば、特に、常温で粘着性あるいは付着性
のない粉体を用いた絵柄模様等の転写用として好適な転
写用粘着シート(テープを含む)、および転写用粘着シ
ート用の粘着剤が提供される。
本発明の転写用粘着シートは、転写性に優れているた
め、繰り返し使用が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 175/16 C09J 175/16 (56)参考文献 特開 平1−217340(JP,A) 特開 昭57−177077(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 7/00 - 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アクリルゴムおよび飽和ポリエステ
    ル樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種のポリマ
    ー5〜50重量%、 (B)ウレタン(メタ)アクリルオリゴマー、ウレタン
    (メタ)アクリルモノマー、(メタ)アクリルモノマー
    からなる群より選ばれる少なくとも一種50〜95重量%、
    並びに (C)界面活性剤および表面改質剤からなる群より選ば
    れる少なくとも一種を、前記(A)成分および(B)成
    分の合計量100重量部に対して、0.1〜7重量部の割合で 含有する粘着剤を用いて形成された転写用粘着シート。
  2. 【請求項2】界面活性剤および表面改質剤が含フッ素化
    合物である請求項1記載の転写用粘着シート。
  3. 【請求項3】表面改質剤が含フッ素(メタ)アクリルモ
    ノマーまたはオリゴマーである請求項2記載の転写用粘
    着シート。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    転写用粘着シート用の粘着剤。
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