JP2878432B2 - イメージ情報取り込み方法およびイメージスキャナ - Google Patents

イメージ情報取り込み方法およびイメージスキャナ

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JP2878432B2 JP2280487A JP28048790A JP2878432B2 JP 2878432 B2 JP2878432 B2 JP 2878432B2 JP 2280487 A JP2280487 A JP 2280487A JP 28048790 A JP28048790 A JP 28048790A JP 2878432 B2 JP2878432 B2 JP 2878432B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、情報処理の分野等で用いられるイメージ処
理の技術に関し、特に原稿からのイメージ情報の取り込
みの技術に関するものである。
[従来の技術] 従来、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、
複写機、ファクシミリ等の情報処理システムにおいて、
原稿からイメージ情報を取り込み処理する技術として
は、特開昭62−106579号公報に記載の技術が知られてい
る。
第11図は、このような技術に係る情報システムの基本
的な構成を示したものである。
図中、41は光センサを備え、セットした原稿からイメ
ージ情報を取り込むイメージスキャナである。
42はイメージスキャナが取り込んだデータをユーザの
必要に応じて加工するデータ処理部である。
43はデータ処理部42で加工したイメージ情報を出力す
るプリンタ、44はイメージ情報その他を記憶する外部記
憶装置である。
この情報処理システムにおいてイメージ情報を処理す
る場合、イメージスキャナ42に原稿をセットし読み取
り、読み取ったイメージ情報をデータ処理部42に渡す。
そして、イメージスキャナ41で読み取ったイメージ情
報をイメージスキャナ41、或るいはデータ処理部42にお
いて量子化し、データ処理部42において必要に応じ拡
大、縮小、一部削除、あるいは、テキストデータ等との
合成などの加工をする。
加工したイメージ情報は、プリンタ43によってプリン
タを出力するか、または、外部記憶装置44に記録するか
或るいは通信手段により他のシステムに送信される。
このように、手元にある原稿のイメージ情報を処理
し、活用することが可能となる。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来技銃に係るイメージスキャナを使用して原稿
からイメージ情報を取り込む場合、原稿のイメージを読
み取りたい面(表面)だけでなく裏面に書かれている、
あるいは印字されている情報も同時に取り込んでしまう
ことがある。
従来のイメージスキャナでは原稿の表面に書かれてい
る情報か裏面に書かれている情報かを認識することがで
きず、裏面に書かれた情報が原稿を通して読み取れてし
まう場合、裏面の情報の一部を表面の情報と一緒に取り
込んでしまう。
一方、イメージスキャナには通常、量子化する閾値を
任意に設定出来る機能が備わっている。
すなわち、イメージスキャナで読み取り量子化したと
きに「黒」にするか「白」にするかの境界となる濃度を
変えることができる。
そこで、閾値を濃く設定することにより、表面の情報
のみを読み込むようにする。裏面の情報は原稿を通して
読み込まれるため一般に表面の情報より薄くなるからで
ある。
しかし、表面の情報の全てあるいは一部が、原稿をと
おして読み取れる裏面の情報と同程度に薄い場合には、
閾値を濃く設定して裏面の情報を読み取らなくすると、
同時に表面の情報の全て或いは一部が読み取れなくな
り、必要な情報を取り込めなくなってしまう。
したがって、閾値を変えることで裏面の情報を取り込
んでしまうのを防止するのには限界がある。
このように原稿の裏面の情報を取り込んでしまった場
合、データ処理部22がイメージ情報の一部を削除する機
能を備えている場合、裏面のデータを削除することも出
来るが、通常表面のデータと合成されているため複雑に
なり、事実上不可能である。
また、データ処理部22にイメージ情報の一部を削除す
る機能がない場合は対処する方法がなく、裏面の情報を
残さざる得ない。
そこで、本発明は表面の情報を損なうことなく裏面の
情報を削除し、表面のみのイメージ情報を取り込むこと
ができるイメージ情報取り込み方法を提供することを目
的とする。
また、前記方法の実現に好適なイメージスキャナを提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的達成のために、本発明は、図形や文字等の描
かれた原稿の読み取り面よりの反射光により読み取った
反射光イメージの濃度と、原稿の透過光により読み取っ
た透過光イメージの濃度とに応じ、該イメージが原稿読
み取り面のイメージか否かを判断して、原稿読み取り面
のイメージのみを取り込むことを特徴とするイメージ情
報取り込み方法を提供する。
また、本発明は、前記目的達成のために、原稿読み取
り面を照射する反射光光源と、原稿を透過する光を発っ
する透過光光源と、前記反射光光源と、前記反射光光源
よりの光の原稿読み取り面における反射光により原稿の
イメージを読み取る反射光イメージ読み取り手段と、原
稿を透過した透過光光源よりの透過光により原稿のイメ
ージを読み取る透過光イメージ読み取り手段と、反射光
イメージ読み取り手段が読み取った反射光イメージの濃
度と透過光イメージ読み取り手段が読み取った透過光イ
メージの濃度とに応じて原稿読み取り面のイメージのみ
を有効とする演算手段とを有することを特徴とする第1
のイメージスキャナを提供する。
なお、本第1のイメージスキャナにおいては、前記反
射光イメージ読み取り手段は原稿読み取り面側に、透過
光イメージ読み取り手段は原稿非読み取り面側に設けら
れ、前記反射光光源と透過光光源とは同一の光源であっ
て原稿読み取り面側に設けられているようにしてもよ
い。光源を1つのみとすることができるからである。
または、前記反射光光源は原稿読み取り面側に、透過
光光源は原稿非読み取り面側に設けられ、前記反射光イ
メージ読み取り手段と透過光イメージ読み取り手段とに
は同一の光センサが用いられており、かつ、原稿読み取
り面側に設けられているようにしてもよい。この構成に
よれば、前記読み取り手段を1つのみとすることができ
るからである。
また、これらの場合は、原稿読み取り面を切替る読み
取り面切り替え手段を備えることが望ましい。原稿の両
面を読み取り面とすることができるからである。
また、前記目的達成のために、本発明は、原稿第1面
を照射する第1光源と、原稿第2面を照射する第2光源
と、原稿第1面側に設けられた光により原稿のイメージ
を読み取る第1イメージ読み取り手段と、原稿第2面側
に設けられた光により原稿のイメージを読み取る第2イ
メージ読み取り手段とを備え、 原稿第1面を読み取る場合は、第1イメージ読み取り
手段が読み取った、第1光源よりの光の原稿第1面にお
ける反射光によるイメージの濃度と、原稿を透過した第
1または第2光源よりの透過光を他面側のイメージ読み
取り手段により読み取った透過光によるイメージの濃度
とに応じて原稿第1面のイメージのみを有効とし、 原稿第2面を読み取る場合は、第2イメージ読み取り
手段が読み取った、第2光源よりの光の原稿第2面にお
ける反射光によるイメージの濃度と、原稿を透過した第
1または第2光源よりの透過光を他面側のイメージ読み
取り手段により読み取った透過光によるイメージの濃度
とに応じて原稿第2面のイメージのみを有効とする演算
手段とを有することを特徴とする第2のイメージスキャ
ナを提供する。
なお、前記第1、第2のイメージスキャナにおいて、
前記演算手段は、前記反射光イメージ読み取り手段が読
み取った反射光イメージの濃度と透過光イメージ読み取
り手段が読み取った透過光イメージの濃度とを代表濃度
に量子化する量子化器と、量子化器が量子化した両イメ
ージ濃度の量子化値に論理演算を施す論理回路であるよ
うにしてもよい。
または、前記演算手段に、あらかじめ与えられた命令
列に従って演算を実行する中央演算装置を用いるように
してもよい。
また、併せて、本発明は、前記第1または第2のイメ
ージスキャナと、イメージスキャナの前記演算手段が有
効とした原稿読み取り面のイメージを印刷する印刷部を
有することを特徴とする複写機をも提供する。
また、前記第1、第2のイメージスキャナと、イメー
ジスキャナの前記演算手段が有効とした原稿読み取り面
のイメージのデータを符号化する符号化部と、符号化部
が符号化した符号化イメージデータを通信回線を介して
送信する通信制御部を有することを特徴とするファクシ
ミリ機をも提供する。
なお、反射光イメージの読み込み処理と透過光イメー
ジの読み込み処理と演算手段の処理とは、リアルタイム
に並行して行うのが好ましいが、イメージスキャナの構
成に応じて、一旦、記憶装置に読み込んだイメージを蓄
えた後に行ってもよい。また、この場合は、記憶装置の
容量を節約するために原稿の部分毎に前記各処理を行う
ようにするのが好ましい。
[作用] 本発明に係るイメージ情報取り込み方式によれば、図
形や文字等に描かれた原稿の読み取り面に描かれたイメ
ージと非読み取り面に描かれたイメージとでは、反射光
イメージの濃度と、透過光により読み取った透過光イメ
ージの濃度とに差異があることを利用し、該イメージが
原稿読み取り面のイメージが否かを判断する。したがっ
て、原稿読み取り面のイメージのみを良好に取り込むこ
とができる。
また、本発明に係る第1のイメージスキャナによれ
ば、原稿読み取り面を照射する反射光光源と、原稿を透
過する光を発っする透過光光源とを備え、反射光イメー
ジ読み取り手段が読み取った反射光イメージの濃度と透
過光イメージ読み取り手段が読み取った透過光イメージ
の濃度とに基づいて演算手段が演算し、原稿読み取り面
のイメージのみを有効として抽出する。
また、本発明に係る第2のイメージスキャナによれ
ば、読み取る原稿の面に応じて、光源を反射光光源、透
過光光源のいずれかとして、イメージ読み取り手段を反
射光、透過光いずれかのイメージ読み取り手段として用
いることにより原稿の両面を原稿の切り替え等無しに読
み取り面とすることができる。
[実施例] 以下、本発明に係るイメージスキャナの第1の実施例
を説明する。
第1図に本第1実施例に係るイメージスキャナの構成
を示す。
図中、1は原稿からイメージ情報を読み取るためのス
キャナ部、2は読み取った情報を量子化する変換器、3
は量子化したデータを反射光によるイメージ情報と透過
光によるイメージ情報に分けて保持するための分配器、
4、5はそれぞれ反射光、透過光によるイメージ情報を
保持する記憶装置、6は原稿の裏面のイメージを取り除
くための演算をする演算器、7は読み込んだイメージ情
報を必要に応じ加工し利用するデータ処理部である。
分配器は通常のセレクタにより構成することができ
る。記憶装置は半導体メモリ等により構成することがで
き、これへの書き込み、読み出しアドレス発生には通常
のカウンタの他、DMAC等を用いることができる。
データ処理部はCPU等に構成されるが、その構成はイ
メージデータの利用目的によって異なる。これについて
は後述する。
第2図に、本第1実施例に係る前記スキャナ部1の構
成を示す。
図示するように、本第1実施例に係るスキャナ部1は
反射光と透過光のそれぞれを用いてイメージ情報を読み
取る。
同図において、11は両面に図形または文字が印刷また
は印刷してある原稿、12はガラス等の透明な原稿台、13
は反射光におけるイメージ情報を読み取るための光源、
14は透過光におけるイメージ情報を読み取るための光
源、15はイメージ情報を読み取るための光センサであ
る。
光源、光センサは単独のものであっても、列状、マト
リックス状に配列されたもの等であってもよい。これ
は、後述する他の実施例においても同様である。
原稿11は、イメージを読み取る表面をセンサ15側に向
けセットする。反射光におけるイメージ情報を読み込む
ときには、前記反射用光源13を点灯し原稿1の表面に光
を当て反射した光をセンサ15で読み込む。
この場合、透過用光源14は点灯しない。透過光におけ
るイメージ情報を読み込むときには逆に透過用光源14の
みを点灯する。透過用光源14の光を原稿1に裏面から当
て、透過した光をセンサ15で読み込む。但し、光センサ
15として応答波長の異なるものを2種用意し、これに合
わせ、光源13、14を相互に干渉のない波長の異なるもの
とした場合は、光源14、15を同時に点灯してもよく、ま
た、さらに後述する他の構成(第6図)の場合と同様に
リアルタイムで以下の処理を行うようにして記憶装置等
を省略してもよい。
前記読み込んだ反射光及び透過光におけるイメージ情
報は量子化変換器2により量子情報に変換する。
第3図に量子化する際に用いるテーブルを示す。
本実施例においては、説明の簡略化のため、イメージ
情報を3値に量子化するものとする。
すなわち、同図に示すように原稿1のイメージデータ
を、その濃度に応じ「白」、「濃」、「薄」の3つのレ
ベルに分け量子化する。量子化は入力される閾値に応じ
て行う。
前記量子化したデータは原稿1の全てあるいは必要部
分のみのデータを反射光情報と透過光情報に分けそれぞ
れ記憶装置4、5に保持する。
前記反射光及び透過光情報の例を第4図に示す。
図中において‘O'は原稿1の表面に「濃く」書かれた
図形、‘□’は表面に「薄く」書かれた図形、‘△’は
裏面に「濃く」書かれた図形である。
反射光情報において裏面のイメージが読み取れること
があるが、第4図においても裏面の図形‘△’が読み取
れている。
反射光では表面のみに光を当てるため通常、裏面のイ
メージは読み取れても薄くなる。‘○’は「濃く」
‘□’は「薄く」読み取れる。透過光情報においては表
裏の差は殆どなくなり‘○’と‘△’は「濃く」、
‘□’は「薄く」読み取れる。
そこで、前記2つのイメージ情報から表面のみのイメ
ージを取りだすためには反射光において「濃い」イメー
ジと反射光、透過光の両方において「薄い」イメージを
取り出せば良い。
すなわち、反射光情報及び透過光情報を前記第3図の
テーブルに従い変換した量子情報をそれぞれ、Fa、Fbと
Ta、Tbとすると、同じ位置の裏面のイメージを取り除い
た表面のみのイメージ情報は I=Fa+▲▼・Fb・▲▼・Tb …(1) と表すことができる。
よって、前記演算器6(第1図参照)は、記憶装置
4、5に保持されたデータを読み出し、前記論理式
(1)に従いイメージ情報を変換する。
ここで、第5図に論理回路で実現した場合の前記演算
器6の構成を示す。
同図において、31と32は否定、33は論理積、34は論理
和である。
演算器6に、原稿の同位置の反射光情報と透過光情報
を送ることにより表面のみのイメージ情報を得ることが
できる。
こうして求めた表面のみのイメージ情報はデータ処理
部に送られ必要に応じ加工され使用される。
なお、データ処理部には、送られたイメージ情報を記
憶するRAM等の記憶装置を設け、演算器よりのイメージ
情報は、一旦、ここに格納して利用するようにするのが
好ましい。
以上のように、本第1の実施例によれば、両面に図形
又は文字がある原稿から片面のみのイメージ情報を取り
込むことが可能となる。
同位置の表裏に文字等が存在し、良好に片面のみのイ
メージ情報を取り込むことができない場合は前記量子化
器2の閾値を適宜変えて片面のみのイメージ情報を取り
込むようにする。すなわち、前記閾値は可変なようにす
ることが望ましい。
なお、本第1実施例では反射光情報と透過光情報から
表面のみのイメージを取りだすのに論理回路による演算
器を用いたが、反射光情報と透過光情報からデータ処理
部6あるいはそれ以外の中央演算装置によって、前記論
理式(1)に基づき表面のみのイメージ情報を取り出す
ようにしてもよい。
また、前記実施例では、説明の簡略化のために、量子
化値を「白」、「濃」、「薄」の3値としたが、この他
中間値を設け、原稿やスキャナ部の読み取り特性等に応
じて、より細やかに判断するようするのが好ましい。
また、前記実施例では反射光情報及び透過光情報用の
記憶装置を備えているため原稿全てあるいは必要部分全
ての反射光情報あるいは透過光情報を読み取ってから、
もう一方の情報を読み取ることができる。
しかし、前記2種類の情報を保持する容量を削減する
ために、反射光情報と透過光情報を保持する記憶装置は
どちらか一方の1ライン分あるいは1ドット分の容量の
みを備え、反射光情報と透過光情報を原稿上の1ライン
あるいは1ドット毎に読み取り、先に読み取った一方の
情報を保持し、あとの情報を読むのに同期して前記演算
を行うようにしても良い。
また、第6図に示すように、前記スキャナ部1(第1
図参照)の光源を原稿の片面側にのみ設け(13)、光セ
ンサを原稿の両面側に設け(15、16)、光源13による反
射光と透過光を同時に読み取り、前記演算を読み取りと
並行してリアルタイムに行うことにより、記憶装置4、
5を不要とするようにしても良い。また、この場合、イ
メージデータを記憶する必要がないため、量子化器2を
設けず、アナログ回路により前記演算を実現するように
してもよい。なお、透過光は原稿のどちら側からのもの
であっても差異は小さい。
以下、本発明に係るイメージスキャナの第2の実施例
を説明する。
本第2実施例は、原稿の両面のイメージ情報を読み取
るのに適したものである。
第7図に本第2実施例に係るスキャナ部の構成を示
す。
前記スキャナ部は、先に第2図に示したスキャナ部1
において光センサ16を加えたものである。
第7図において原稿11の原稿台12に面した面をA面、
もう一方の面をB面として説明する。
また、第8図に本第2実施例に係るイメージスキャナ
の構成を示す。
図示するように、本第2実施例においては、先に第1
図に示した反射光情報を保持する記憶装置4をA面用4
a、B面用4bに2つ持つ、そのため量子化変換器2から
送られてくる情報をA面の反射光情報4a、B面反射光情
報4b、透過光情報5のそれぞれの記憶装置に分配するた
め3方向に分配する分配器9を備える。
また、A面とB面のうち一方の反射光情報を演算器6
に送るための分配器10を設ける。
なお、スキャナ部8は第7図に示したものである。
第7図において、A面側の光源13が発した光が原稿11
で反射したものを光センサ15で取り込むことによりA面
の反射光情報を読み取ることができる。
また、B面側の光源14が発した光が原稿11で反射した
ものを光センサ16で取り込むことによりB面の反射光情
報を読み取ることができる。
さらに、A面側の光源13が発した光が原稿11を通過し
たものをB面側の光センサ16で取り込むか、あるは、B
面側の光源14が発した光が原稿11を通過したものをA面
側の光センサ13で取り込むことにより透過光情報を読み
取ることができる。
第8図において、スキャナ部8で読み込んだA面およ
びB面の反射光情報と透過光情報は、前記第一の実施例
と同様に量子化変換器2で量子化され分配器9によりそ
れぞれの記憶装置に分配され保持される。
また、A面の反射光情報用記憶装置に保持された前記
A面の反射光情報を選択器10を通して演算器に送り、透
過光情報用の記憶装置5に保持された透過光情報と第一
の実施例と同様の演算を行うことによりB面の情報を取
り除いたA面のみのイメージ情報を取り込む。
同様に、B面の反射光情報と透過光情報の演算を行う
ことにより、A面の情報を取り除いたB面のみの情報を
取り込む。
以下、本発明に係るイメージスキャナの第3の実施例
について説明する。
第9図に本第3実施例に係るイメージスキャナの構成
を示す。
本第3実施例は、前記第2実施例とスキャナ部8の構
成が異なるものである。
図中、11は両面に図形あるいは文字が書かれた原稿、
13は反射光によるイメージを読み取るための光源、14は
透過光によるイメージ情報を読み取るための光源、15は
イメージ情報を読み取るための光センサ、17a、17b、17
c、17dは原稿11を左右に移動させるためのローラー、18
は原稿11をローラー17c、17dからローラー19、20aに導
くためのガイド、19、20a、20bは原稿11を反転させるた
めのローラー、21は20a、20bに掛けたベルト、22は原稿
11をローラー19、20bからローラー17c、17dに導くため
のガイドである。
原稿11の光センサ15に面した側をA面、もう一方をB
面として説明する。
初め、原稿11を図の左側から挿入し、ローラー17a、1
7b、17c、17dで右側に移動させながら光源13の発した光
が原稿11で反射したものを光センサ15で読み取る。
A面の反射光によるイメージ情報を読み取りながら、
あるいは、読み取った後、原稿11はガイド18導かれロー
ラー19、20aに達する。
原稿11はローラー19とローラー20a、20b及びベルト21
に挾まれながら送られ反転する。
反転した原稿11はガイド22によってローラー17c、17d
に導かれる。
この時、原稿11の光センサ15に面した側はB面になっ
ているため原稿をローラー17a、17b、17c、17dで左へ送
りながらB面の反射光によるイメージ情報を読み取るこ
とができる。
また、前記A面あるいはB面の反射光情報を読み取り
と並行して、1ラインあるいは1ドット毎に交代で透過
光用の光源14が発した光が原稿11を通過したものを光セ
ンサ15で読み取る透過光情報の読み取りを行う。
前記A面及びB面の反射光によるイメージ情報と透過
光によるイメージ情報は、前記第2実施例と同様に第8
図に示す構成の記憶装置4a、4b、5に保持され、それぞ
れの面の反射光情報と透過光情報の位置的に対応するデ
ータの演算を行うことによりA面のみのイメージ情報お
よびB面のみのイメージ情報を取り込むことができる。
なお、前記第2、第3実施例においては、原稿両面の
反射光と透過光を用いて、各面のイメージ情報を取り込
んだが、両面の反射光のみを用いて各面のイメージ情報
を取り込むようにしてもよい。
すなわち、たとえば、A面の反射光において「薄」く
B面の反射光において「濃」いイメージはB面のイメー
ジであるので、A面のイメージ情報を取り込み時には、
これを排除するようにすればよい。
なお、以上の実施例において、複数設けた光源は、1
つの光源を鏡やプリズム等の光学的手段によって分岐し
たものと等価である。
また、以上の実施例において、最も代表的例として、
通常の用紙の原稿に描かれたモノクロのイメージを読み
取るイメージスキャナについて説明したが、イメージは
カラーのものでもよくこの場合、必要に応じて、代表波
長ごとの光源、光センサを設ける等すればよい。また、
原稿が特殊な用紙等である場合、すなわち原稿の両面で
反射率が異なる場合等は、これに応じた量子化や論理演
算を施すようにすればよい。しかし、これらの場合も、
原稿の読み取り面に描かれたイメージと非読み取り面に
描かれたイメージとでは、反射光イメージの濃度と透過
光により読み取った透過光イメージの濃度とに差異があ
り、この差異に応じて原稿読み取り面のイメージのみを
取り込むという本実施例と、何ら、その技術的本質を異
にするものではない。
以下、以上の各実施例で示したイメージスキャナを用
いた応用機器について示す。
第10図に、その代表例としてスキャナ部装置、複写
機、ファクシミリの構成を示す。
第10図中、データ処理部107が前記各実施例のデータ
処理部7に該当し、イメージ取り込みが前記各実施例の
他の部分に該当する。
第10図aはスキャナ部装置の構成を示したものであ
り、接続されるパーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサへ取り込んだイメージ情報を送信する通信制御部10
8を備える。
第10図bは複写機の構成を示したものであり、取り込
んだイメージ情報を印刷するイメージプリンタ109を備
えている。
第10図cはファクシミリの構成を示したものであり、
取り込んだイメージ情報を符号化し受信した符号化イメ
ージ情報を復号化する変復調部110と通信回線と符号化
イメージ情報を送受する送受信部111と変復調部110が復
号化したイメージデータを印刷する印刷部112を備えて
いる。
以上のように、本実施例によれば、簡単な構成で、両
面に図形あるいは文字が印刷又は書かれた原稿から表面
のイメージ情報を損なうことなく、裏面のイメージを除
去した表面のイメージ情報を得ることができる。
また、原稿の反対の面のイメージ情報を削除しそれぞ
れの面のみのイメージ情報を取り込むことができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、原稿表面の情報を損
なうことなく裏面の情報を削除し、表面のみのイメージ
情報を取り込むことができるイメージ情報取り込み方式
を提供することができる。
また、前記方式の実現に好適なイメージスキャナを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るイメージスキャナの
構成を示すブロック図、第2図はスキャナ部の構成を示
すブロック図、第3図はイメージ情報の量子化テーブル
を示す説明図、第4図はイメージ情報取り込み処理の概
念を示す説明図、第5図は演算部の一構成例を示す論理
回路図、第6図はスキャナの他の構成を示すブロック
図、第7図は本発明の第2の実施例に係るスキャナ部の
構成を示すブロック図、第8図はイメージスキャナの構
成を示すブロック図、第9図は本発明の第3実施例に係
るスキャナ部の構成を示すブロック図、第10図は本発明
の各実施例を用いた応用機器の構成を示すブロック図、
第11図はイメージスキャナを用いた一般的な情報処理シ
ステムの構成図である。 1……スキャナ部、2……量子化変換器、3……データ
分配器、4……反射光情報記憶装置、5……透過光情報
記憶装置、6……演算器、7……データ処理部、13……
反射用光源、14……透過用光源、15、16……光センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大條 成人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 滝田 功 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 松田 泰昌 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−229961(JP,A) 特開 昭64−44677(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60 H04N 1/04 - 1/207

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿読み取り面よりの反射光により読み取
    った反射光イメージの濃度と、原稿の透過光により読み
    取った透過光イメージの濃度とを比較し、反射光イメー
    ジのうち、濃度が濃いイメージと、反射光イメージおよ
    び透過光イメージの両イメージのうち、共に薄い濃度で
    一致するイメージとを、原稿読み取り面のイメージと判
    定して、当該イメージを原稿読み取り面のイメージとし
    て取り込むことを特徴とするイメージ情報取り込み方
    法。
  2. 【請求項2】原稿読み取り面を照射する反射光光源と、 原稿を透過する光を発っする透過光光源と、 前記反射光光源と、 前記反射光光源よりの光の原稿読み取り面における反射
    光によリ原稿のイメージを読み取る反射光イメージ読み
    取り手段と、 原稿を透過した透過光光源よりの透過光により原稿のイ
    メージを読み取る透過光イメージ読み取り手段と、 反射光イメージ読み取り手段が読み取った反射光イメー
    ジの濃度と透過光イメージ読み取り手段が読み取った透
    過光イメージの濃度とに応じて原稿読み取り面のイメー
    ジのみを有効とする演算手段とを有し、 前記演算手段は、前記反射光イメージの濃度と、前記透
    過光イメージの濃度とを比較し、反射光イメージのう
    ち、濃度が濃いイメージと、反射光イメージおよび透過
    光イメージの両イメージのうち、共に薄い濃度で一致す
    るイメージとを、原稿読み取り面のイメージと判定し
    て、当該イメージを原稿読み取り面のイメージとして有
    効とすることを特徴とするイメージスキャナ。
  3. 【請求項3】前記反射光イメージ読み取り手段は原稿読
    み取り面側に、透過光イメージ読み取り手段は原稿非読
    み取り面側に設けられ、前記反射光光源と透過光光源と
    は同一の光源であって原稿読み取り面側に設けられてい
    ることを特徴とする請求項2記載のイメージスキャナ。
  4. 【請求項4】前記反射光光源は原稿読み取り面側に、透
    過光光源は原稿非読み取り面側に設けられ、前記反射光
    イメージ読み取り手段と透過光イメージ読み取り手段と
    には同一の光センサが用いられており、かつ、原稿読み
    取り面側に設けられていることを特徴とする請求項2記
    載のイメージスキャナ。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載のイメージスキャナ
    であって、 原稿読み取り面を切替る読み取り面切り替え手段を備え
    たことを特徴とするイメージスキャナ。
  6. 【請求項6】原稿第1面を照射する第1光源と、 原稿第2面を照射する第2光源と、 原稿第1面側に設けられた光により原稿のイメージを読
    み取る第1イメージ読み取り手段と、 第2面側に設けられた光により原稿のイメージを読み取
    る第2イメージ読み取リ手段とを備え、 原稿第1面を読み取る場合は、第1イメージ読み取り手
    段が読み取った、第1光源よりの光の原稿第1面におけ
    る反射光によるイメージの濃度と、原稿を透過した第1
    または第2光源よりの透過光を他面側のイメージ読み取
    り手段により読み取った透過光によるイメージの濃度と
    に応じて原稿第1面のイメージのみを有効とし、 原稿第2面を読み取る場合は、第2イメージ読み取り手
    段が読み取った、第2光源よりの光の原稿第2面におけ
    る反射光によるイメージの濃度と、原稿を透過した第1
    または第2光源よりの透過光を他面側のイメージ読み取
    り手段により読み取った透過光によるイメージの濃度と
    に応じて原稿第2面のイメージのみを有効とする演算手
    段とを有し、 前記演算手段は、前記反射光イメージの濃度と、前記透
    過光イメージの濃度とを比較し、反射光イメージのう
    ち、濃度が濃いイメージと、反射光イメージおよび透過
    光イメージの両イメージのうち、共に薄い濃度で一致す
    るイメージとを、原稿読み取り面のイメージと判定し
    て、当該イメージを原稿読み取り面のイメージとして有
    効とすることを特徴とするイメージスキャナ。
  7. 【請求項7】前記演算手段は、前記読み取った反射光イ
    メージの濃度と読み取った透過光イメージの濃度とを代
    表濃度に量子化する量子化器と、量子化器が量子化した
    両イメージ濃度の量子化値に論理演算を施す論理回路で
    あることを特徴とする請求項2、3、4、5または6記
    載のイメージスキャナ。
  8. 【請求項8】前記演算手段に、あらかじめ与えられた命
    令列に従って演算を実行する中央演算装置を用いたこと
    を特徴とする請求項2、3、4、5または6記載のイメ
    ージスキャナ。
  9. 【請求項9】請求項2、3、4、5、6、7または8記
    載のイメージスキャナと、イメージスキャナの前記演算
    手段が有効とした原稿読み取り面のイメージを印刷する
    印刷部を有することを特徴とする複写機。
  10. 【請求項10】請求項2、3、4、5、6、7または8
    記載のイメージスキャナと、イメージスキャナの前記演
    算手段が有効とした原稿読み取り面のイメージのデータ
    を符号化する符号化部と、符号化部が符号化した符号化
    イメージデータを通信回線を介して送信する通信制御部
    を有することを 特徴とするファクシミリ機。
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