JP2877577B2 - 交流電気車制御装置 - Google Patents
交流電気車制御装置Info
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- JP2877577B2 JP2877577B2 JP3227329A JP22732991A JP2877577B2 JP 2877577 B2 JP2877577 B2 JP 2877577B2 JP 3227329 A JP3227329 A JP 3227329A JP 22732991 A JP22732991 A JP 22732991A JP 2877577 B2 JP2877577 B2 JP 2877577B2
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- inverter
- pulse mode
- power
- mode switching
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、交流電気車制御装置
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】交流電源を直流電力に変換するコンバー
タと、このコンバータの出力を再度交流電力に変換して
誘導電動機を駆動制御するようにした交流電気車制御装
置として、従来、図２に示す構成のものが知られてい
る。
タと、このコンバータの出力を再度交流電力に変換して
誘導電動機を駆動制御するようにした交流電気車制御装
置として、従来、図２に示す構成のものが知られてい
る。
【０００３】この従来の交流電気車制御装置は、パンタ
グラフ１０１より受電した交流電力を変圧器１０２を介
して降圧し、サイリスタなどの電力用半導体素子で構成
されるコンバータ１０３に入力して直流に変換し、さら
にこのコンバータ１０３の出力側に並列に接続されたコ
ンデンサ１０４によって平滑化し、この直流を可変電圧
可変周波数（ＶＶＶＦ）インバータ１０５に供給して所
望の交流電力に再変換し、これを負荷としての誘導電動
機１０６に与え、電気車の駆動制御を行なうようにして
いる。
グラフ１０１より受電した交流電力を変圧器１０２を介
して降圧し、サイリスタなどの電力用半導体素子で構成
されるコンバータ１０３に入力して直流に変換し、さら
にこのコンバータ１０３の出力側に並列に接続されたコ
ンデンサ１０４によって平滑化し、この直流を可変電圧
可変周波数（ＶＶＶＦ）インバータ１０５に供給して所
望の交流電力に再変換し、これを負荷としての誘導電動
機１０６に与え、電気車の駆動制御を行なうようにして
いる。
【０００４】なお、図２において１０７は電気車の速度
を検出するための速度検出器、１０８はインバータ１０
５の入力としての直流の電圧を検出するための直流電圧
検出器、１０９はコンバータ１０３の変換制御を行なう
ためのコンバータ制御装置、１１０はインバータ１０５
の制御を行なうためのインバータ制御装置である。
を検出するための速度検出器、１０８はインバータ１０
５の入力としての直流の電圧を検出するための直流電圧
検出器、１０９はコンバータ１０３の変換制御を行なう
ためのコンバータ制御装置、１１０はインバータ１０５
の制御を行なうためのインバータ制御装置である。
【０００５】そして、このような従来の交流電気車制御
装置では、一般に、ＶＶＶＦインバータ１０５の制御と
して、低速域から中速域にかけては、一定すべり周波数
ｆｓで誘導電動機１０６のトルクを一定に保つためにイ
ンバータ出力周波数ｆと誘導電動機電圧ＶIMの比を一定
に保つｆ／Ｖ一定制御が行なわれている。
装置では、一般に、ＶＶＶＦインバータ１０５の制御と
して、低速域から中速域にかけては、一定すべり周波数
ｆｓで誘導電動機１０６のトルクを一定に保つためにイ
ンバータ出力周波数ｆと誘導電動機電圧ＶIMの比を一定
に保つｆ／Ｖ一定制御が行なわれている。
【０００６】このｆ／Ｖ一定制御の場合、ＶＶＶＦイン
バータ１０５のＧＴＯサイリスタはその最大遮断能力、
最大スイッチング周波数、ゲートターンオフ時間などの
制限からインバータ周波数ｆINV が低いほど、パルス幅
変調に用いる搬送波周波数とインバータ周波数の比を大
きくし、インバータ周波数ｆINV が高いほどこの比を小
さくするパルスモード切り換え制御が行なわれる。
バータ１０５のＧＴＯサイリスタはその最大遮断能力、
最大スイッチング周波数、ゲートターンオフ時間などの
制限からインバータ周波数ｆINV が低いほど、パルス幅
変調に用いる搬送波周波数とインバータ周波数の比を大
きくし、インバータ周波数ｆINV が高いほどこの比を小
さくするパルスモード切り換え制御が行なわれる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の交流電気車制御装置では、次のような問題点があ
った。図３に力行時のインバータ周波数ｆINV に対する
変調率ＡＬの関係の一例を示してあり、この図３におい
て右下がりの直線は各パルスモードごとの変調率最大リ
ミットＮＰLIM を表したもので、加速中、各パルスモー
ドの変調率ＡＬが変調率最大リミットと一致した点で一
段低いパルスモードに移行させるようにしている。これ
は、電源電圧が変動しても、低速域では同性能が得られ
るように配慮した制御方式であり、直流架線を電源とす
る電気車では広く採用されているが、直流電圧が変化す
る場合に変調率ＡＬ対インバータ周波数ｆINV の関係は
変動し、その結果、パルスモード切り換え周波数も変化
する。
従来の交流電気車制御装置では、次のような問題点があ
った。図３に力行時のインバータ周波数ｆINV に対する
変調率ＡＬの関係の一例を示してあり、この図３におい
て右下がりの直線は各パルスモードごとの変調率最大リ
ミットＮＰLIM を表したもので、加速中、各パルスモー
ドの変調率ＡＬが変調率最大リミットと一致した点で一
段低いパルスモードに移行させるようにしている。これ
は、電源電圧が変動しても、低速域では同性能が得られ
るように配慮した制御方式であり、直流架線を電源とす
る電気車では広く採用されているが、直流電圧が変化す
る場合に変調率ＡＬ対インバータ周波数ｆINV の関係は
変動し、その結果、パルスモード切り換え周波数も変化
する。
【０００８】また、コンバータ１０３の直流出力電圧に
は、入力交流電源の２倍周波数の脈動成分が含まれてい
る。この脈動周波数にインバータ周波数が近づいたとこ
ろで脈動周波数とインバータ周波数の干渉によって電動
機電流などにビート現象が発生する。このビート現象の
発生中は、電動機電流ピーク値が増した状態が継続し、
その状態で外乱などが加わった場合に、ビート現象非発
生時より過電流保護のしきい値に達する可能性が高くな
る。
は、入力交流電源の２倍周波数の脈動成分が含まれてい
る。この脈動周波数にインバータ周波数が近づいたとこ
ろで脈動周波数とインバータ周波数の干渉によって電動
機電流などにビート現象が発生する。このビート現象の
発生中は、電動機電流ピーク値が増した状態が継続し、
その状態で外乱などが加わった場合に、ビート現象非発
生時より過電流保護のしきい値に達する可能性が高くな
る。
【０００９】そこで、ビート現象発生中にパルスモード
が切り換えられると、ビート現象による電動機電流のリ
プルにパルスモード切り換えによる電動機電流の飛び出
しが重畳され、電動機電流のピーク値が高くなり、過電
流保護検知の確率が不必要に高くなるという制御上の不
具合が生じ、また最大遮断電流に起因するＧＴＯサイリ
スタの大容量化によるＶＶＶＦインバータ装置の大型化
が避けられない問題点があった。
が切り換えられると、ビート現象による電動機電流のリ
プルにパルスモード切り換えによる電動機電流の飛び出
しが重畳され、電動機電流のピーク値が高くなり、過電
流保護検知の確率が不必要に高くなるという制御上の不
具合が生じ、また最大遮断電流に起因するＧＴＯサイリ
スタの大容量化によるＶＶＶＦインバータ装置の大型化
が避けられない問題点があった。
【００１０】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みなされたもので、ビート現象に起因する電動機電流リ
プルとパルスモード切り換えによる電動機電流の重畳を
避けるためにビート現象中のパルスモード切り換えを行
なわないようにし、電動機電流の過電流の頻繁な発生を
防止することができて制御性の向上が図れ、またＶＶＶ
Ｆインバータに使用するＧＴＯサイリスタも最大遮断電
流を小さく抑えることができてＧＴＯサイリスタの小型
化、装置の小型化が図れる交流電気車制御装置を提供す
ることを目的とする。
みなされたもので、ビート現象に起因する電動機電流リ
プルとパルスモード切り換えによる電動機電流の重畳を
避けるためにビート現象中のパルスモード切り換えを行
なわないようにし、電動機電流の過電流の頻繁な発生を
防止することができて制御性の向上が図れ、またＶＶＶ
Ｆインバータに使用するＧＴＯサイリスタも最大遮断電
流を小さく抑えることができてＧＴＯサイリスタの小型
化、装置の小型化が図れる交流電気車制御装置を提供す
ることを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この発明の交流電気車制
御装置は、交流電源からパンタグラフおよび変圧器を介
して供給される交流電力を定電圧の直流電力に変換する
コンバータと、このコンバータの出力側に接続されるコ
ンデンサによって構成される直流回路と、この直流回路
を介して入力され、前記コンバータによって変換された
直流電力を交流電力に変換する電圧形パルス幅変調（Ｐ
ＷＭ）方式の可変電圧可変周波数（ＶＶＶＦ）インバー
タと、このＶＶＶＦインバータによって変換された交流
電力によって駆動される誘導電動機と、前記ＶＶＶＦイ
ンバータのパルス幅変調に用いる搬送波周波数をインバ
ータ出力周波数の整数倍とし、搬送波周波数とインバー
タ出力周波数の比の切り換えをインバータ周波数条件に
基づいて行なうパルスモード切り換え部とを備え、前記
パルスモード切り換え部が、前記搬送波周波数とインバ
ータ出力周波数の比の切り換えを行なうパルスモード切
り換え周波数として、入力交流電源周波数の偶数倍の周
波数以外の周波数に設定されたものである。
御装置は、交流電源からパンタグラフおよび変圧器を介
して供給される交流電力を定電圧の直流電力に変換する
コンバータと、このコンバータの出力側に接続されるコ
ンデンサによって構成される直流回路と、この直流回路
を介して入力され、前記コンバータによって変換された
直流電力を交流電力に変換する電圧形パルス幅変調（Ｐ
ＷＭ）方式の可変電圧可変周波数（ＶＶＶＦ）インバー
タと、このＶＶＶＦインバータによって変換された交流
電力によって駆動される誘導電動機と、前記ＶＶＶＦイ
ンバータのパルス幅変調に用いる搬送波周波数をインバ
ータ出力周波数の整数倍とし、搬送波周波数とインバー
タ出力周波数の比の切り換えをインバータ周波数条件に
基づいて行なうパルスモード切り換え部とを備え、前記
パルスモード切り換え部が、前記搬送波周波数とインバ
ータ出力周波数の比の切り換えを行なうパルスモード切
り換え周波数として、入力交流電源周波数の偶数倍の周
波数以外の周波数に設定されたものである。
【００１２】
【作用】この発明の交流電気車制御装置では、交流電源
からパンタグラフおよび変圧器を介して供給される交流
電力をコンバータによって定電圧の直流電力に変換し、
このコンバータの出力側に接続されるコンデンサによっ
てコンバータ出力を平滑化して電圧形パルス幅変調方式
のＶＶＶＦインバータに供給し、直流電力を交流電力に
変換して誘導電動機の駆動電力を得る。
からパンタグラフおよび変圧器を介して供給される交流
電力をコンバータによって定電圧の直流電力に変換し、
このコンバータの出力側に接続されるコンデンサによっ
てコンバータ出力を平滑化して電圧形パルス幅変調方式
のＶＶＶＦインバータに供給し、直流電力を交流電力に
変換して誘導電動機の駆動電力を得る。
【００１３】そして、前記ＶＶＶＦインバータのパルス
幅変調に用いる搬送波周波数をインバータ出力周波数の
整数倍とし、搬送波周波数とインバータ出力周波数の比
の切り換えをパルスモード切り換え部によってインバー
タ周波数条件に基づいて行なうのであるが、この際に、
搬送波周波数とインバータ出力周波数の比の切り換えを
行なうパルスモード切り換え周波数として、入力交流電
源周波数の偶数倍の周波数以外の周波数に設定すること
により、入力交流電源の２倍周波数の脈動周波数にイン
バータ周波数が近づいたところで発生するビート現象中
にパルスモード切り換え制御が行なわれないようにし
て、電動機電流の過電流の頻繁な発生を防止して制御性
の向上を図り、またＶＶＶＦインバータに使用するＧＴ
Ｏサイリスタも最大遮断電流を小さく抑えることができ
る。
幅変調に用いる搬送波周波数をインバータ出力周波数の
整数倍とし、搬送波周波数とインバータ出力周波数の比
の切り換えをパルスモード切り換え部によってインバー
タ周波数条件に基づいて行なうのであるが、この際に、
搬送波周波数とインバータ出力周波数の比の切り換えを
行なうパルスモード切り換え周波数として、入力交流電
源周波数の偶数倍の周波数以外の周波数に設定すること
により、入力交流電源の２倍周波数の脈動周波数にイン
バータ周波数が近づいたところで発生するビート現象中
にパルスモード切り換え制御が行なわれないようにし
て、電動機電流の過電流の頻繁な発生を防止して制御性
の向上を図り、またＶＶＶＦインバータに使用するＧＴ
Ｏサイリスタも最大遮断電流を小さく抑えることができ
る。
【００１４】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
する。
【００１５】図１はこの発明の一実施例の回路構成を示
している。この実施例の交流電気車制御装置は、図２に
示した一般的な交流電気車制御装置の回路におけるイン
バータ制御装置１１０の部分に適用される制御回路の構
成を示しており、誘導電動機１の速度を検出する速度検
出器２、この速度検出器２の速度信号から電動機回転周
波数ｆｒを求める電動機回転数演算部３、電気車のすべ
り周波数ｆｓのパターンを出力するすべり周波数パター
ン演算部４、電動機回転数演算部３による電動機回転周
波数ｆｒとすべり周波数パターン演算部４によるすべり
周波数ｆｓを加算することによってインバータ周波数ｆ
INV を出力する加算器５と、パルスモード切り換え回路
６を備えている。
している。この実施例の交流電気車制御装置は、図２に
示した一般的な交流電気車制御装置の回路におけるイン
バータ制御装置１１０の部分に適用される制御回路の構
成を示しており、誘導電動機１の速度を検出する速度検
出器２、この速度検出器２の速度信号から電動機回転周
波数ｆｒを求める電動機回転数演算部３、電気車のすべ
り周波数ｆｓのパターンを出力するすべり周波数パター
ン演算部４、電動機回転数演算部３による電動機回転周
波数ｆｒとすべり周波数パターン演算部４によるすべり
周波数ｆｓを加算することによってインバータ周波数ｆ
INV を出力する加算器５と、パルスモード切り換え回路
６を備えている。
【００１６】パルスモード切り換え回路６はパルスモー
ド選択回路７を備えている。このパルスモード選択回路
７はインバータ周波数ｆINV を入力し、あらかじめ設定
されているパルスモード切り換え周波数Ｃ１，Ｃ２，Ｃ
３，Ｃ４との比較によってパルスモード選択信号１Ｐ
Ｍ，３ＰＭ，５ＰＭ，９ＰＭ，１５Ｍを出力する回路で
あって、パルスモード切り換え周波数設定値Ｃ１，Ｃ
２，Ｃ３，Ｃ４各々を出力するパルスモード切り換え周
波数設定部８〜１１と、インバータ周波数ｆINV をこれ
らのパルスモード切り換え周波数設定値 Ｃ１，Ｃ２，
Ｃ３，Ｃ４と比較し、各パルスモード選択信号１ＰＭ，
３ＰＭ，５ＰＭ，９ＰＭ，１５Ｍを出力する比較器１２
〜１６、これらの比較器１２〜１６で選択、決定された
パルスモード＃ＮＰ（＃は１，３，５，９，１５のいず
れかを示す）を出力するパルスモード出力部１７から構
成される。
ド選択回路７を備えている。このパルスモード選択回路
７はインバータ周波数ｆINV を入力し、あらかじめ設定
されているパルスモード切り換え周波数Ｃ１，Ｃ２，Ｃ
３，Ｃ４との比較によってパルスモード選択信号１Ｐ
Ｍ，３ＰＭ，５ＰＭ，９ＰＭ，１５Ｍを出力する回路で
あって、パルスモード切り換え周波数設定値Ｃ１，Ｃ
２，Ｃ３，Ｃ４各々を出力するパルスモード切り換え周
波数設定部８〜１１と、インバータ周波数ｆINV をこれ
らのパルスモード切り換え周波数設定値 Ｃ１，Ｃ２，
Ｃ３，Ｃ４と比較し、各パルスモード選択信号１ＰＭ，
３ＰＭ，５ＰＭ，９ＰＭ，１５Ｍを出力する比較器１２
〜１６、これらの比較器１２〜１６で選択、決定された
パルスモード＃ＮＰ（＃は１，３，５，９，１５のいず
れかを示す）を出力するパルスモード出力部１７から構
成される。
【００１７】そして、パルスモード切り換え回路６の出
力側にＰＷＭ変調部１８と変調率演算部１９が備えられ
ていて、パルスモード選択回路７の出力としての現在の
インバータ周波数ｆINV に合致したパルスモード指令値
＃ＮＰを受け取るようになっている。
力側にＰＷＭ変調部１８と変調率演算部１９が備えられ
ていて、パルスモード選択回路７の出力としての現在の
インバータ周波数ｆINV に合致したパルスモード指令値
＃ＮＰを受け取るようになっている。
【００１８】次に、上記の構成の交流電気車制御装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【００１９】誘導電動機１に取り付けられた速度検出器
２によって検出された速度信号は、インバータ制御装置
１１０内の電動機回転数演算部３に入力され、電動機回
転周波数ｆｒが求められる。この電動機回転周波数ｆｒ
は、すべり周波数パターン発生器４によって演算された
すべり周波数ｆｓと加算器５において加算され、インバ
ータ周波数ｆINV としてパルスモード切り換え回路６に
入力される。なお、図１は力行状態を表わしたもので、
インバータ周波数ｆINV は電動機回転数ｆｒとすべり周
波数ｆｓとを加算したものとなる。
２によって検出された速度信号は、インバータ制御装置
１１０内の電動機回転数演算部３に入力され、電動機回
転周波数ｆｒが求められる。この電動機回転周波数ｆｒ
は、すべり周波数パターン発生器４によって演算された
すべり周波数ｆｓと加算器５において加算され、インバ
ータ周波数ｆINV としてパルスモード切り換え回路６に
入力される。なお、図１は力行状態を表わしたもので、
インバータ周波数ｆINV は電動機回転数ｆｒとすべり周
波数ｆｓとを加算したものとなる。
【００２０】パルスモード切り換え回路６のパルスモー
ド選択回路７では、入力されたインバータ周波数ｆINV
を、あらかじめパルスモード切り換え周波数設定器８〜
１１において設定されているパルスモード切り換え周波
数設定値Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４それぞれと比較器１２
〜１６において比較し、その条件に合致した場合に、そ
れぞれのパルスモード選択信号１５ＰＭ，９ＰＭ，５Ｐ
Ｍ，３ＰＭまたは１ＰＭを出力する。
ド選択回路７では、入力されたインバータ周波数ｆINV
を、あらかじめパルスモード切り換え周波数設定器８〜
１１において設定されているパルスモード切り換え周波
数設定値Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４それぞれと比較器１２
〜１６において比較し、その条件に合致した場合に、そ
れぞれのパルスモード選択信号１５ＰＭ，９ＰＭ，５Ｐ
Ｍ，３ＰＭまたは１ＰＭを出力する。
【００２１】ここで、パルスモード切り換え周波数設定
器８〜１１の設定値Ｃ１〜Ｃ４をビート現象が発生する
コンバータ入力交流電源の２倍、４倍のような偶数倍の
周波数、例えば５０Ｈｚ電源の場合に１００Ｈｚ付近の
値の周波数に設定してしまうと、従来例の説明で述べた
ようにビート現象による電動機電流のリプルとパルスモ
ード切り換えによる電動機電流の飛び出しが重畳してし
まって電動機電流のピーク値の過大を招くことになる。
そこで、設定値Ｃ１〜Ｃ４はいずれも１００Ｈｚのよう
な交流電動機の電源周波数の偶数倍、あるいはその近辺
の値にならないように設定される。もっとも、この場
合、インバータ１０５のＧＴＯサイリスタのゲートター
ンオフ時間の制限からもたらされる各パルスモードの最
大変調率リミット以下の値としておく必要がある。
器８〜１１の設定値Ｃ１〜Ｃ４をビート現象が発生する
コンバータ入力交流電源の２倍、４倍のような偶数倍の
周波数、例えば５０Ｈｚ電源の場合に１００Ｈｚ付近の
値の周波数に設定してしまうと、従来例の説明で述べた
ようにビート現象による電動機電流のリプルとパルスモ
ード切り換えによる電動機電流の飛び出しが重畳してし
まって電動機電流のピーク値の過大を招くことになる。
そこで、設定値Ｃ１〜Ｃ４はいずれも１００Ｈｚのよう
な交流電動機の電源周波数の偶数倍、あるいはその近辺
の値にならないように設定される。もっとも、この場
合、インバータ１０５のＧＴＯサイリスタのゲートター
ンオフ時間の制限からもたらされる各パルスモードの最
大変調率リミット以下の値としておく必要がある。
【００２２】したがって、例えば、図３に示すＡＬとし
て、１０５Ｈｚ，９０Ｈｚ，７５Ｚ，６０Ｈｚなどが設
定される。
て、１０５Ｈｚ，９０Ｈｚ，７５Ｚ，６０Ｈｚなどが設
定される。
【００２３】このようにして設定された各パルスモード
切り換え周波数設定値Ｃ１〜Ｃ４との比較により選択決
定されたパルスモード切り換え周波数＃ＮＰは、ＰＷＭ
変調部１８、変調率演算部１９に入力され、低速域から
中速域にかけての電動機トルク一定制御を行なう。
切り換え周波数設定値Ｃ１〜Ｃ４との比較により選択決
定されたパルスモード切り換え周波数＃ＮＰは、ＰＷＭ
変調部１８、変調率演算部１９に入力され、低速域から
中速域にかけての電動機トルク一定制御を行なう。
【００２４】このようにして、交流電源の周波数の偶数
倍の脈動周波数とインバータ周波数とが近づいたときに
起こるビート現象の発生中にパルスモード切り換え周波
数３ＮＰＴが出力されることによって過電流検出に起き
る可能性を小さくできるのである。
倍の脈動周波数とインバータ周波数とが近づいたときに
起こるビート現象の発生中にパルスモード切り換え周波
数３ＮＰＴが出力されることによって過電流検出に起き
る可能性を小さくできるのである。
【００２５】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、パルス
モードを切り換えるインバータ周波数をパルスモード選
択回路によって交流電源周波数の偶数倍の近辺の周波数
にならないようにしているために、パルスモード切り換
え時の電動機電流の飛び出しとビート現象中の電動機電
流のリプルとの重畳を避けることができ、電動機電流の
過電流通電を防止することができる。また、ＶＶＶＦイ
ンバータに使用するＧＴＯサイリスタも最大遮断電流を
小さく抑えることができ、ＧＴＯサイリスタの小型化、
回路の小型化が図れる。
モードを切り換えるインバータ周波数をパルスモード選
択回路によって交流電源周波数の偶数倍の近辺の周波数
にならないようにしているために、パルスモード切り換
え時の電動機電流の飛び出しとビート現象中の電動機電
流のリプルとの重畳を避けることができ、電動機電流の
過電流通電を防止することができる。また、ＶＶＶＦイ
ンバータに使用するＧＴＯサイリスタも最大遮断電流を
小さく抑えることができ、ＧＴＯサイリスタの小型化、
回路の小型化が図れる。
【図１】この発明の一実施例の回路ブロック図。
【図２】一般的な交流電気車制御装置の機能ブロック
図。
図。
【図３】従来例の動作説明図。
【符号の説明】 １ 誘導電動機 ２ 速度検出器 ３ 電動機回転数演算部 ４ すべり周波数演算部 ５ 加算器 ６ パルスモード切り換え部 ７ パルスモード選択回路 ８〜１１ パルスモード切り換え周波数設定器 １２〜１６ 比較器 １７ パルスモード出力部 １８ ＰＷＭ変調器 １９ 変調率演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−119573（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−302766（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−117606（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60L 9/00 - 9/32 B60L 15/00 - 15/38 H02M 7/42 - 7/98 H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632
Claims (1)
- 【請求項１】 交流電源からパンタグラフおよび変圧器
を介して供給される交流電力を定電圧の直流電力に変換
するコンバータと、このコンバータの出力側に接続され
るコンデンサによって構成される直流回路と、この直流
回路を介して入力され、前記コンバータによって変換さ
れた直流電力を交流電力に変換する電圧形パルス幅変調
（ＰＷＭ）方式の可変電圧可変周波数（ＶＶＶＦ）イン
バータと、このＶＶＶＦインバータによって変換された
交流電力によって駆動される誘導電動機と、前記ＶＶＶ
Ｆインバータのパルス幅変調に用いる搬送波周波数をイ
ンバータ出力周波数の整数倍とし、搬送波周波数とイン
バータ出力周波数の比の切り換えをインバータ周波数条
件に基づいて行なうパルスモード切り換え部とを備え、 前記パルスモード切り換え部が、前記搬送波周波数とイ
ンバータ出力周波数の比の切り換えを行なうパルスモー
ド切り換え周波数として、入力交流電源周波数の偶数倍
の周波数以外の周波数に設定されて成ることを特徴とす
る交流電気車制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3227329A JP2877577B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 交流電気車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3227329A JP2877577B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 交流電気車制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0568305A JPH0568305A (ja) | 1993-03-19 |
| JP2877577B2 true JP2877577B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=16859105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3227329A Expired - Lifetime JP2877577B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 交流電気車制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2877577B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108367682A (zh) * | 2015-12-09 | 2018-08-03 | 捷豹路虎有限公司 | 用于机动车辆的控制***和方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5391132B2 (ja) * | 2010-04-12 | 2014-01-15 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置 |
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-
1991
- 1991-09-06 JP JP3227329A patent/JP2877577B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108367682A (zh) * | 2015-12-09 | 2018-08-03 | 捷豹路虎有限公司 | 用于机动车辆的控制***和方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0568305A (ja) | 1993-03-19 |
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