JP2877402B2 - 泡風呂装置 - Google Patents

泡風呂装置

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JP2877402B2
JP2877402B2 JP1329839A JP32983989A JP2877402B2 JP 2877402 B2 JP2877402 B2 JP 2877402B2 JP 1329839 A JP1329839 A JP 1329839A JP 32983989 A JP32983989 A JP 32983989A JP 2877402 B2 JP2877402 B2 JP 2877402B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給湯器から浴槽内に湯の自動落とし込みが
可能な泡風呂装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、健康志向の観点から、業務用ばかりでなく家庭
用の風呂にも泡風呂が利用されるようになってきてい
る。この種の泡風呂装置は、一般的に、給湯器から手動
により湯を落として張る浴槽の外側に泡発生装置を取り
付けることにより構成される。この泡発生装置にはポン
プが内蔵されており、このポンプで浴槽の吸入口から湯
を吸入して浴槽の噴出部へ圧送し、この噴出部で噴流の
エゼクタ作用により空気を取り込み、空気と湯との混合
流が泡流として浴槽内に噴出されるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の泡風呂装置は、給湯器から湯を
浴槽に落とす時には給湯器の給湯管を手動により開けな
ければならないという面倒があった。
もちろん、自動給湯器付きの追い焚き装置を利用して
浴槽内に湯を張るようにすれば、湯の自動引き落としが
可能となる。しかし、周知のように、自動給湯器付きの
追い焚き装置は装置構成が非常に複雑であり、装置コス
トも高く、したがって、この自動給湯器付きの追い焚き
装置と組み合わせた浴槽に泡発生装置を取り付けると、
装置構成がますます複雑となり、装置コストもますます
高価になるという問題が生じる。しかも、自動給湯器付
きの追い焚き装置から通常の入浴に適した温度に設定し
て湯を引き落として泡浴を行うと、泡のエネルギーが体
に当たる為、湯が熱くなり過ぎて長い時間湯に入ってい
られなくなってしまうという問題がある。一般に、泡浴
の効果を得るためには比較的長い時間泡浴を行う必要が
あるが、前記のように湯が熱くなり過ぎると、長時間漬
かることができず、泡浴の効果が薄れてしまうという問
題がある。本発明は上記従来の課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、簡易な給湯器を利用し
て浴槽に湯の自動引き落としが可能となり、しかも、湯
の引き落とし温度を任意に調整して低めの温度で泡浴を
行うことが可能な泡風呂装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、次のように構成
されている。すなわち、本発明は、浴槽の吸入口側から
ポンプを介して浴槽の泡流噴出部側に至る循環管路と、
この循環管路の分岐管路に直列に接続された開閉弁およ
びミキシングバルブと、浴槽の湯の水位を検出し水位検
出信号を出力する水位センサと、浴槽の湯の温度を検出
し湯温検出信号を出力する温度センサと、前記水位検出
信号と湯温検出信号を受け装置運転のモード情報に対応
させて前記開閉弁とミキシングバルブとポンプの動作制
御を行う制御装置とを備えた泡ポンプ装置を有し、この
泡ポンプ装置は浴槽と給湯器との間に介設され、給湯器
の給湯管と泡ポンプ装置の循環管路は前記開閉弁とミキ
シングバルブを介して接続されており、前記制御装置
は、浴槽の湯の落とし込み設定温度よりも予め定めた所
定温度だけ低めの温度と前記温度センサで検出される浴
槽の湯の検出温度とを比較し検出温度が前記低めの温度
よりも高いときには前記給湯器の湯を前記ミキシングバ
ルブを制御して低温の湯にして浴槽に落とし込み浴槽の
湯の検出温度を前記低めの温度以下にしてから泡流噴出
の装置運転を行う自動泡浴モードの制御手段を備えてい
ること特徴として構成されている。
また、前記泡ポンプ装置の制御装置は、水位センサに
よって検出される浴槽の水位検出信号に基づいて水位の
変化速度を求め水位の減少変化速度が予め与えられる基
準値を超えたとき、又は、水位センサによって検出され
る浴槽の検出水位が設定水位よりも低下したときには泡
流噴出の装置運転を停止する制御手段を備えていること
も本発明の特徴的な構成であり、さらに、循環管路に設
けられて泡流噴出を行うポンプは非自給ポンプとしたこ
とも本発明の特徴とするところである。
〔作用〕
本発明では、制御装置の制御動作により、開閉弁が開
かれると、給湯器からの湯は自動的に浴槽に落とされ
る。このとき、浴槽の湯の温度を温度センサにより検出
し、その湯温検出信号に基づいてミキシングバルブを制
御調整すれば、水と湯の混合割合が変化し、落とし湯の
温度調整が可能となる。また、浴槽に落とし込まれた湯
の水位を水位センサにより検出し、水位が設定水位にな
ったときに開閉弁を閉じてポンプを起動すれば、浴槽の
噴出口から泡流が噴出し、泡浴可能状態となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には本発明に係る泡風呂装置の一実施例が示され
ている。この実施例の装置は、給湯器1の近くに配置さ
れている既存の風呂の浴槽2に泡ポンプ装置としての泡
ポンプユニット3を取り付けたものである。
泡ポンプユニット3は、浴槽2内の湯の水位を水圧に
よって検出する水位センサとしての圧力センサ6と、非
自給ポンプ7と、ミキシングバルブ4と、開閉弁として
の電磁弁8と、浴槽2の湯の温度を検出する温度センサ
としてのサーミスタ9と、制御装置10とを有して構成さ
れている。前記非自給ポンプ7の吸入側は浴槽2の吸入
口11側に戻り管5aによって接続されており、また、非自
給ポンプ7の吐出側は同様に往管5bを利用して浴槽2の
噴出部12側に接続されている。この噴出部12は、第2図
に示すように、ノズル13aと空気導入孔13bを有してお
り、このノズル13aの部分でポンプ7から噴出部12に圧
送されてくる湯のエゼクタ作用により空気が取り込ま
れ、湯が泡流となって浴槽2の噴出口12aから浴槽2内
に噴出するようになっている。
浴槽2の吸入口11側から戻り管5aと往管5bを経て噴出
部12側に至る管路は湯の循環管路5を形成しており、戻
り管5aには圧力センサ6とサーミスタ9が取り付けられ
ている。また、循環管路5の往管5bには分岐管路5cが設
けられており、この分岐管路5cの先端に電磁弁8の出口
側が接続されており、電磁弁8の入口側はミキシングバ
ルブ4の出口側に接続されている。そして、ミキシング
バルブ4の左右の一方側の流入口は給湯器1の給湯管14
aに、他方側の流入口は給湯器1の冷水管14bにそれぞれ
接続されている。このミキシングバルブ4と電磁弁8と
非自給ポンプ7の動作は制御装置10により制御されてい
る。
制御装置10は第3図に示すように、温度比較部17と、
水位比較部18と、判断・命令部15と、タイマー部16とを
有しており、温度比較部17にはサーミスタ9から湯温検
出信号が加えられるようになっており、また、水位比較
部18には圧力センサ6から水位検出信号が加えられるよ
うになっている。判断・命令部15にはリモートコントロ
ールスイッチ19が信号接続されるようになっており、こ
のスイッチ19には第1図に示すように、各種の装置運転
モードを選択指定するボタン、すなわち、落とし込みモ
ードを選択するための落とし込みボタン20aと、自動泡
浴モードを選択するための泡自動ボタン20bと、泡浴モ
ードを選択するための泡運転ボタン20cとが設けられる
とともに、さらに、浴槽2内の湯の温度を設定する温度
設定ボタン21と、この設定された温度を表示するための
表示部22とが設けられている。この実施例では、落し込
みモードとは給湯器1から浴槽2に湯を自動的に落し込
んで湯を張る運転動作を意味し、泡浴モードとは浴槽2
内に泡流を噴出する運転動作を意味し、自動泡浴モード
とは浴槽2の湯の温度を設定温度よりも自動的に低めに
して浴槽2内に泡流を噴出させる運転動作を意味してい
る。
前記温度比較部17はサーミスタ9で検出される浴槽2
内の温湯と前記リモートコントロールスイッチ19の温度
設定ボタン21によって設定された温度とを比較し、その
比較結果を判断・命令部15に加える。前記水位比較部18
には設定水位が予め与えられており、水位比較部18はこ
の設定水位と圧力センサ6から加えられる検出水位とを
比較し、その比較結果を判断・命令部15に加える。さら
に、判断・命令部15は演算機能を有しており、前記水位
検出信号に基づいて水位の変化速度を求め、浴槽2内の
湯の水位の急変動を判断するための基準値(本実施例で
は3cm/secの値)とを比較し、同様にその結果を判断・
命令部15に加える。判断・命令部15は前記リモートコン
トロールスイッチ19から加えられる各運転モードの信号
(モード情報)に対応して前記温度比較部17と水位比較
部18とタイマー部16とに動作指令を与えるとともに、温
度比較部17と水位比較部18とタイマー部16からの信号を
受けて対応する運転モードの所定の時期にミキシングバ
ルブ4に動作指令を与え、さらには電磁弁8と非自給ポ
ンプ7にオン・オフ信号を出力する。
本実施例の装置は上記のように構成されており、以
下、落し込みモードと泡浴モードと自動泡浴モードにお
ける動作例を第4図〜第6図に示すフローチャートに基
づいて説明する。
まず、ステップ101において、リモートコントロール
スイッチ19の温度設定ボタン21によって浴槽2に張る湯
の温度が表示部22に示すように調整セットされる。次
に、ステップ102において、落し込みモードが指定され
る。この落し込みモードの指定はリモートコントロール
スイッチ19の落し込みボタン20aをオンすることにより
行われる。この落し込みモードのスイッチ信号は判断・
命令部15に加えられ、判断・命令部15は水位比較部18に
動作指令を与える。この動作指令を受けて水位比較部18
は圧力センサ6から加えられる検出水位の情報と予め与
えられている水位設定値(設定水位)とを比較しその比
較結果を判断・命令部15に加える。
判断・命令部15は水位比較部18からの信号に基づいて
浴槽2の水位が設定水位に達したか否かをステップ103
において判断する。検出水位が設定水位に達していると
きにはステップ103の判断が繰り返し行われ、電磁弁8
に対してオン信号は加えられず、湯の落し込みは行われ
ない。検出水位が設定水位に達していないときにはステ
ップ104において電磁弁8のオン動作が行われる。この
電磁弁8のオン動作は判断・命令部15から電磁弁8にオ
ン信号を出力することにより行われる。この電磁弁8の
オン動作により弁が開き、給湯器1から落される湯は循
環管路5を経て浴槽2の吸入口11と噴出口12aから浴槽
2内に入り込む。
次にステップ105において温度検知が行われる。この
温度検知は、温度比較部17においてサーミスタ9から加
えられる浴槽2の湯の検出温度とステップ101で設定さ
れた設定温度とを比較することにより行われる。この温
度の比較結果は判断・命令部15に加えられ、検出温度と
設定温度とが異なる場合は、次のステップ106において
ミキシングバルブ4の調整が行われる。このミキシング
バルブ4の調整は判断・命令部15からミキシングバルブ
4に設定温度と検出温度の差の大きさに対応した動作指
令を与えることにより行われる。この動作指令を受けて
ミキシングバルブ4は検出温度が設定温度よりも低いと
きには湯の混合割合をより大きくし、検出温度が設定温
度よりも高いときには冷水の混合割合をより大きくして
検出温度と設定温度とが一致するように冷水と湯の混合
割合を調整し、次のステップ107に移る。また、前記ス
テップ105において、検出温度と設定温度とが一致して
いるときにはステップ106を飛ばしステップ107で水位検
出が行われる。この水位検出は前記ステップ103の場合
と同様に検出水位と設定水位とを比較することにより行
われる。検出水位が設定水位に達していないときにはこ
の判断を繰り返し行い、湯の落し込みを続ける。検出水
位が設定水位に達したときに判断・命令部15は電磁弁8
にオフ信号を加え、ステップ106において電磁弁8の閉
鎖が行われ、湯の落し込みは停止され、自動湯張りが完
了する。なお、落とし込みモードの動作中にステップ10
9において、リモートコントロールスイッチ19の落とし
込みボタン20aをオフすることにより、ステップ108にお
いて電磁弁が閉じられ、湯の落とし込み動作は停止され
る。
次に、第5図のフローチャートに基づいて泡浴モード
の動作について説明する。
まず、浴槽2内に湯が張られた状態で、ステップ111
においてリモートコントロールスイッチ19の泡運転ボタ
ン20cがオンされて泡浴モードが指定される。そうする
と、リモートコントロールスイッチ19から判断・命令部
15に泡浴モードの信号が加えられ、この信号を受けて判
断・命令部15は動作指令をミキシングバルブ4と水位比
較部18に加える。ミキシングバルブ4はこの動作指令を
受け、ステップ112で低温方向、つまり、冷水の割合を
より大きくする方向に調整する。一方、水位比較部18は
前記動作指令を受けて、検出水位と設定水位との比較を
行い、その結果を判断・命令部15に加える。判断・命令
部15はステップ113において、検出水位が設定水位に達
していないときにはステップ113の判断を繰り返し行
い、非自給ポンプ7は起動されない。検出水位が設定水
位に達しているときには判断・命令部15は電磁弁8にオ
ン信号を加え、ステップ114において電磁弁8の弁を開
ける。
判断・命令部15は前記電磁弁8にオン信号を加えると
同時にタイマー部16に動作指令を与える。タイマー部16
はこの動作指令を受けてタイムをカウントし、所定時
間、本実施例では3秒経たときにタイムアップし、その
タイムアップ信号を判断・命令部15に加える。判断・命
令部15はこのタイムアップ信号を受け、ステップ115に
おいて非自給ポンプ7にオン信号を加え、ポンプ7を起
動させる。すなわち、ステップ114において電磁弁が開
くことにより、ミキシングバルブ4でミキシングされた
湯が電磁弁8を通って非自給ポンプ7に供給され、非自
給ポンプ7は前記タイムアップ時間の3秒の間にポンプ
起動に支障がない充分な量の湯をポンプ室に入れ、その
後に非自給ポンプ7が起動されるのである。
次に、判断・命令部15は電磁弁8にオフ信号を出力
し、ステップ116において、電磁弁8が閉じられる。こ
の電磁弁8がオフした状態で、非自給ポンプ7のポンプ
動作が引続き行われ、浴槽2内の湯が吸引されて噴出口
12aから泡流として浴槽2内に連続的に噴出し、泡浴可
能状態となる。この泡浴可能状態で、ステップ117にお
いて、前記ステップ113と同様に浴槽2内の水位の確認
と水位の急減少が生じたか否かの確認が行われ、検出水
位が設定水位に達しており、しかも水位の急激な減少が
ないときには引続きこれらの確認判断が繰り返し行わ
れ、泡流噴出状態が継続する。検出水位が設定水位より
も低くなったときあるいは水位が急激に減少したとき、
本実施例では3cm/secを超える速度で水位が減少したと
きには判断・命令部15はポンプ8にオフ信号を加え、ス
テップ118において非自給ポンプ7がオフされる。本実
施例では、人が浴槽から出たときには3cm/sec以上の速
度で水位が減少するものと想定し、水位が設定水位より
も低下したり、人が浴槽から出たときにはただちに非自
給ポンプ7を停止して浴槽2内の泡流の噴出を止めるの
である。
次に、第6図のフローチャートに基づいて自動泡浴モ
ードの動作について説明する。
まず、ステップ121において、リモートコントロール
スイッチ19の泡自動ボタン20bがオンされて自動泡浴モ
ードが指定される。次に、ステップ122〜ステップ125の
経路で動作し、浴槽2に湯が張られていることを確認し
てポンプ室内に湯を入れ、ポンプ起動が行われるが、こ
の経路は前記第5図のフローチャートのステップ112〜
ステップ115の経路の動作と同一なのでその説明は省略
する。ステップ126では、浴槽2内の湯の温度検知が行
われる。この温度検知は温度比較部17において、検出温
度とすでに湯の自動落とし込み時に温度設定ボタン21に
より設定されている例えば、温度Tよりも2度低い(T
−2)の温度とを比較することにより行われる。
一般に、湯の落とし込み時の設定温度で泡浴を行う
と、既述したように、泡のエネルギーが体に当たり、湯
の温度が非常に熱く感じ、長い時間泡浴を行うことがで
きず、泡浴の効果が得られないという不都合が生じる。
本実施例ではこのような不都合を解消するために、温度
設定Tよりも2度以上低い温度で泡浴を行うようにする
ため、(T−2)度の温度と検出温度とを比較して浴槽
2内の湯を(T−2)度以下に制御するのである。すな
わち、ステップ126において、検出温度が(T−2)度
よりも高いときには温度検知を引き続き行い、ステップ
122で温度が低目にミキシングされたミキシングバルブ
4からの湯を電磁弁8を介して浴槽2内に落とし、浴槽
2内の温度を低下させる。検出温度が(T−2)度以下
の温度になったときには判断・命令部15から電磁弁8に
オフ信号が加えられ、ステップ127において電磁弁8が
閉じられ、(T−2)度以下の温度で泡浴が行われるの
である。ステップ128において水位の確認と水位の急激
減少の確認とが行われ検出水位が設定水位よりも低くな
ったときおよび水位が3cm/sec以上の速度で減少したと
きにはステップ129で、非自給ポンプ7がオフされる。
このステップ128とステップ129が前記第5図のフローチ
ャートのステップ117とステップ118に対応しており、浴
槽2の水位が設定水位よりも下がったときあるいは浴槽
2から人が出たときには非自給ポンプ7を停止させて浴
槽2内の泡流の噴出を止めるのである。
この自動泡浴モードにおいては、浴槽2内の湯の温度
が自動的に低目に設定されることとなり、泡流から泡の
エネルギーを体に受けても熱すぎることがなく、長時間
にわたり泡浴が可能となり泡浴の恩恵を効果的に受ける
ことが可能となる。
上記のように、本実施例では、泡ポンプユニット3の
循環管路5と給湯器1との間の電磁弁8を介設したもの
であるから、浴槽2に湯を張りたい時は電磁弁8を開い
て給湯器1から浴槽2内に自動的に湯を落し込んで湯張
りすることができ、また、泡浴をしたい時には電磁弁8
を開いて給湯器1から非自給ポンプ7に湯を供給して非
自給ポンプ7を円滑つに起動して、しかもミキシングバ
ルブにより湯温を低めにして泡浴することが可能とな
り、既存る給湯器1付きの浴槽2に本実施例の泡噴出ユ
ニット3を装着するだけの簡単な作業で、高機能の泡風
呂装置を提供することができる。
また、実施例では自給ポンプに較べ構造が簡単で低コ
ストの非自給ポンプ7を使用しているから、装置構成の
簡易化と装置コストの大幅な低減化が可能となる。泡噴
出ユニット3のポンプを自給ポンプとした場合には、ポ
ンプの溜め水が無くなる前に浴槽2内の湯をポンプ内に
吸引しなければならないため、自給ポンプの設置場所を
浴槽2の湯面よりも低くし、かつ、浴槽2に近接させて
設けなければならないという設置場所の制約が生じる
が、本実施例のようにポンプを非自給ポンプ7により構
成すれば、電磁弁8を開くことにより給湯器1からの湯
をポンプ内に落とし込んでポンプの起動を円滑、かつ、
確実に行うことが可能であり、したがって、非自給ポン
プ7、つまり、泡ポンプユニット3の設置場所が制約を
受けるということがなく、装置設計の自由度が大きくな
り装置組み立ても非常に容易になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく、
様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例で
は、泡ポンプ装置をユニット化して構成したが必ずしも
ユニット化する必要はない。また、ユニット化する場合
にも、圧力センサ6と非自給ポンプ7を含む循環管路5
とミキシングバルブ4と電磁弁8とサーミスタ9と制御
装置10のいずれを組み合わせてユニット化するかは仕様
に応じ任意に設定できる。
また、上記実施例では水位センサを圧力センサにより
構成したが、これを、光センサ(発光部から湯面に反射
して受光部に至るまでの時間を計測し、水位を検出する
もの)や、水位の変化に連動して上下動するフロート等
を利用して水位を検出することができる。また、温度セ
ンサもサーミスタ以外の任意の温度検出器をセンサとし
て使用することができる。さらに、上記実施例では、泡
ポンプユニット3のポンプとして非自給ポンプを使用し
ているが、これを自給ポンプにより構成してもよい。た
だ、この場合は、ポンプの設置場所に一定の制約を受け
ることになる。さらに、実施例では開閉弁を電磁弁によ
り構成しているが、これを他の種類の弁により構成して
もよい。
〔発明の効果〕
本発明は、泡ポンプ装置の循環管路と給湯器の給湯管
との間に開閉弁を介設したものであるから、簡易な給湯
器を使用するにもかかわらず当該給湯器と浴槽との間に
本発明の泡ポンプ装置を介設するだけで、給湯器の湯を
浴槽へ自動落とし込みできる高機能の泡風呂装置を構成
することが可能となる。
また、泡ポンプ装置にはミキシングバルブが設けられ
ているから、給湯器の湯の温度を設定しなくともこのミ
キシングバルブの自動調整により湯の落とし込み温度を
正確に設定することが可能となる。しかも、自動泡浴モ
ードで泡浴を行う場合には自動的に浴槽の湯の温度を落
とし込みの設定温度よりも低目に調整することが可能と
なり、泡のエネルギーを体に受けても熱くなり過ぎるこ
となく、長時間の泡浴が可能となり、泡浴効果の大きな
恩恵を受けることができる。
さらに、水位センサの水位検出信号に基づいて浴槽の
湯の水位の制御を行うことができるから、給湯器から浴
槽への湯の自動落とし込みに際し、浴槽の湯の水位を設
定水位で正確に停止させることができる。また、水位セ
ンサからの水位検出信号を利用してポンプのオンオフを
制御できるから、浴槽の湯の水位が設定水位よりも低下
したり、浴槽から人が出て水位が急激に減少方向に変動
したときにはこれを検知して自動的に泡流の噴出を停止
させることができ、装置運転の安全と消費電力の省エネ
ルギー化を達成することが可能となる。さらに、泡流噴
出を行うポンプとして自給ポンプに較べ構造が簡単で低
コストの非自給ポンプを使用しているから、装置構成の
簡易化と装置コストの大幅な低減化が可能となる。ポン
プを自給ポンプとした場合には、ポンプの溜め水が無く
なる前に浴槽内の湯をポンプ内に吸引しなければならな
いため、自給ポンプの設置場所を浴槽の湯面よりも低く
し、かつ、浴槽に近接させて設けなければならないとい
う設置場所の制約が生じるが、本発明のようにポンプを
非自給ポンプにより構成すれば、給湯器からの湯をポン
プ内に落とし込んでポンプの起動を円滑、かつ、確実に
行うことが可能であり、したがって、非自給ポンプの設
置場所、つまり、泡ポンプ装置の設置場所が制約を受け
るということがなく、装置設計の自由度が大きくなり装
置組み立ても非常に容易になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る泡風呂装置の一実施例を示す構成
図、第2図は同実施例装置における浴槽の泡流噴出部の
詳細説明図、第3図は同実施例装置のブロック図、第4
図は本実施例における落とし込みモードの動作を示すフ
ローチャート、第5図は本実施例における泡浴モードの
動作を示すフローチャート、第6図は本実施例における
自動泡浴モードの動作を示すフローチャートである。 1…給湯器、2…浴槽、3…泡ポンプユニット、4…ミ
キシングバルブ、5…循環管路、5a…戻り管、5b…往
管、6…圧力センサ、7…非自給ポンプ、8…電磁弁、
9…サーミスタ、10…制御装置、11…吸入口、12…噴出
口、12a…噴出口、13a…ノズル、13b…空気導入孔、14a
…給湯管、14b…冷水管、15…判断・命令部、16…タイ
マー部、17…温度比較部、18…水位比較部、19…リモー
トコントロールスイッチ、20a…落とし込みボタン、20b
…泡自動ボタン、20c…泡運転ボタン、21…温度設定ボ
タン、22…表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹下 直行 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株 式会社ガスター内 (72)発明者 川崎 治雄 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株 式会社ガスター内 (56)参考文献 実開 平1−136849(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/00 602

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽の吸入口側からポンプを介して浴槽の
    泡流噴出部側に至る循環管路と、この循環管路の分岐管
    路に直列に接続された開閉弁およびミキシングバルブ
    と、浴槽の湯の水位を検出し水位検出信号を出力する水
    位センサと、浴槽の湯の温度を検出し湯温検出信号を出
    力する温度センサと、前記水位検出信号と湯温検出信号
    を受け装置運転のモード情報に対応させて前記開閉弁と
    ミキシングバルブとポンプの動作制御を行う制御装置と
    を備えた泡ポンプ装置を有し、この泡ポンプ装置は浴槽
    と給湯器との間に介設され、給湯器の給湯管と泡ポンプ
    装置の循環管路は前記開閉弁とミキシングバルブを介し
    て接続されており、前記制御装置は、浴槽の湯の落とし
    込み設定温度よりも予め定めた所定温度だけ低めの温度
    と前記温度センサで検出される浴槽の湯の検出温度とを
    比較し検出温度が前記低めの温度よりも高いときには前
    記給湯器の湯を前記ミキシングバルブを制御して低温の
    湯にして浴槽に落とし込み浴槽の湯の検出温度を前記低
    めの温度以下にしてから泡流噴出の装置運転を行う自動
    泡浴モードの制御手段を備えている泡風呂装置。
  2. 【請求項2】泡ポンプ装置の制御装置は、水位センサに
    よって検出される浴槽の水位検出信号に基づいて水位の
    変化速度を求め水位の減少変化速度が予め与えられる基
    準値を超えたとき、又は、水位センサによって検出され
    る浴槽の検出水位が設定水位よりも低下したときには泡
    流噴出の装置運転を停止する制御手段を備えている請求
    項1記載の泡風呂装置。
  3. 【請求項3】循環管路に設けられて泡流噴出を行うポン
    プは非自給ポンプとしたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の泡風呂装置。
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