JP2962254B2 - 湯水吐出装置 - Google Patents
湯水吐出装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯水吐出装置に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般にシャワー等湯水吐出装置は、例え
ば実開昭６４−５３８１１号公報に示 されているような
ものが知られている。これは図２のように、給湯機１か
ら給湯栓２に至る出湯管３に環流管４を接続して循環路
５を形成し、その循環路５にポンプ６を介設した構成と
なっており、ポンプ６で循環路５内の水を循環し、給湯
器１のバーナ７および熱交換器８とからなる加熱源にて
加温して出湯管３の水をあらかじめ湯にしておき、給湯
栓２を開けるとすぐ湯が出るようにして使い勝ってを向
上させているものである。
ば実開昭６４−５３８１１号公報に示 されているような
ものが知られている。これは図２のように、給湯機１か
ら給湯栓２に至る出湯管３に環流管４を接続して循環路
５を形成し、その循環路５にポンプ６を介設した構成と
なっており、ポンプ６で循環路５内の水を循環し、給湯
器１のバーナ７および熱交換器８とからなる加熱源にて
加温して出湯管３の水をあらかじめ湯にしておき、給湯
栓２を開けるとすぐ湯が出るようにして使い勝ってを向
上させているものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成のものにおいては、元の水圧が低い場
合、給湯栓２を経てその先のシャワー（図示せず）に至
る湯水の供給圧も低くなり、シャワーの噴出ノズルから
吐出される噴流の勢いが弱くなって使用者は物足りなさ
を感じ、湯水の供給圧が普通にある場合の快適さや満足
感が得られなかった。
うな従来の構成のものにおいては、元の水圧が低い場
合、給湯栓２を経てその先のシャワー（図示せず）に至
る湯水の供給圧も低くなり、シャワーの噴出ノズルから
吐出される噴流の勢いが弱くなって使用者は物足りなさ
を感じ、湯水の供給圧が普通にある場合の快適さや満足
感が得られなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、人の身体に湯水を吐出する少なくとも二
つ以上の噴出ノズルと、前記各噴出ノズルへの湯水の供
給を切り換える開閉弁と、前記各噴出ノズルに前記開閉
弁を介して湯水を送る密閉経路と、前記密閉経路中の湯
水に空気等の気体を混入させる空気ポンプ等の気体供給
手段とを備え、前記密閉経路は各噴出ノズルへの通路を
分岐すると共に共通通路となる部分に前記気体供給手段
を連通させる構成としてある。
決するために、人の身体に湯水を吐出する少なくとも二
つ以上の噴出ノズルと、前記各噴出ノズルへの湯水の供
給を切り換える開閉弁と、前記各噴出ノズルに前記開閉
弁を介して湯水を送る密閉経路と、前記密閉経路中の湯
水に空気等の気体を混入させる空気ポンプ等の気体供給
手段とを備え、前記密閉経路は各噴出ノズルへの通路を
分岐すると共に共通通路となる部分に前記気体供給手段
を連通させる構成としてある。
【０００５】従って、空気ポンプ等の気体供給手段から
の加圧気体を前記湯水を送る密閉経路中に供給すると、
その湯水に混じって加圧気体がシャワーヘッド等噴出ノ
ズルから吐出し、その気体の吐出の勢いで湯水も同様の
勢いで身体に当たるように作用し、あたかもシャワー流
量が増加したがごとく量感のあるシャワー感を得ること
ができる。また複数の噴出ノズルを有していても気体供
給手段は密閉経路の共通通路部分に気体を混入させるよ
うにしているので構成の簡素化が図れると共に各噴出ノ
ズルからの湯水の吐出は開閉弁によって切り換えられる
ので使用条件に あった噴出ノズルを利用して最適なシャ
ワーを得ることが出来る。
の加圧気体を前記湯水を送る密閉経路中に供給すると、
その湯水に混じって加圧気体がシャワーヘッド等噴出ノ
ズルから吐出し、その気体の吐出の勢いで湯水も同様の
勢いで身体に当たるように作用し、あたかもシャワー流
量が増加したがごとく量感のあるシャワー感を得ること
ができる。また複数の噴出ノズルを有していても気体供
給手段は密閉経路の共通通路部分に気体を混入させるよ
うにしているので構成の簡素化が図れると共に各噴出ノ
ズルからの湯水の吐出は開閉弁によって切り換えられる
ので使用条件に あった噴出ノズルを利用して最適なシャ
ワーを得ることが出来る。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の湯水吐出装置は、人の身
体に湯水を吐出する少なくとも二つ以上の噴出ノズル
と、前記各噴出ノズルへの湯水の供給を切り換える開閉
弁と、前記各噴出ノズルに前記開閉弁を介して湯水を送
る密閉経路と、前記密閉経路中の湯水に空気等の気体を
混入させる空気ポンプ等の気体供給手段とを備え、前記
密閉経路は各噴出ノズルへの通路を分岐すると共に共通
通路となる部分に前記気体供給手段を連通させる構成と
してある。
体に湯水を吐出する少なくとも二つ以上の噴出ノズル
と、前記各噴出ノズルへの湯水の供給を切り換える開閉
弁と、前記各噴出ノズルに前記開閉弁を介して湯水を送
る密閉経路と、前記密閉経路中の湯水に空気等の気体を
混入させる空気ポンプ等の気体供給手段とを備え、前記
密閉経路は各噴出ノズルへの通路を分岐すると共に共通
通路となる部分に前記気体供給手段を連通させる構成と
してある。
【０００７】そして上記により、空気ポンプ等の気体供
給手段からの加圧気体を前記湯水を送る密閉経路中に供
給すると、その湯水に混じって加圧気体がシャワーヘッ
ド等噴出ノズルから吐出し、その気体の吐出の勢いで湯
水も同様の勢いで身体に当たるように作用し、あたかも
シャワー流量が増加したがごとく量感のあるシャワー感
を得ることができる。また複数の噴出ノズルを有してい
ても気体供給手段は密閉経路の共通通路部分に気体を混
入させるようにしているので構成の簡素化が図れると共
に各噴出ノズルからの湯水の吐出は開閉弁によって切り
換えられるので使用条件にあった噴出ノズルを利用して
最適なシャワーを得ることが出来る。
給手段からの加圧気体を前記湯水を送る密閉経路中に供
給すると、その湯水に混じって加圧気体がシャワーヘッ
ド等噴出ノズルから吐出し、その気体の吐出の勢いで湯
水も同様の勢いで身体に当たるように作用し、あたかも
シャワー流量が増加したがごとく量感のあるシャワー感
を得ることができる。また複数の噴出ノズルを有してい
ても気体供給手段は密閉経路の共通通路部分に気体を混
入させるようにしているので構成の簡素化が図れると共
に各噴出ノズルからの湯水の吐出は開閉弁によって切り
換えられるので使用条件にあった噴出ノズルを利用して
最適なシャワーを得ることが出来る。
【０００８】更に、上記気体供給手段または気体を供給
する密閉経路の少なくともいずれかに逆止弁を設けてい
るので、湯水が流れる密閉経路へ気体を供給しない場合
に密閉経路中の湯水が気体供給手段内に入り込んで支障
を来すようなこともなく安心して使用できる。
する密閉経路の少なくともいずれかに逆止弁を設けてい
るので、湯水が流れる密閉経路へ気体を供給しない場合
に密閉経路中の湯水が気体供給手段内に入り込んで支障
を来すようなこともなく安心して使用できる。
【０００９】また、温水の温度を調節する温度調節手段
を設けてあり、温水の温度を好みの温度に調節すること
が出来る。
を設けてあり、温水の温度を好みの温度に調節すること
が出来る。
【００１０】また、密閉経路の共通通路部分に湯温セン
サを設けると共に湯水の温度を調節する温度調節手段を
備え、かつ気体供給手段は湯温センサの上流側で密閉経
路中 の湯水に空気等の気体を混入させる構成としてあ
り、気体混入によって湯水の温度が下がったりしても、
使用者の好みの温度に調節することができ、使い勝手が
向上する。
サを設けると共に湯水の温度を調節する温度調節手段を
備え、かつ気体供給手段は湯温センサの上流側で密閉経
路中 の湯水に空気等の気体を混入させる構成としてあ
り、気体混入によって湯水の温度が下がったりしても、
使用者の好みの温度に調節することができ、使い勝手が
向上する。
【００１１】また、湯温センサよりも上流側の密閉経路
に水量センサを設け、この水量センサと湯温センサとの
間の密閉経路中の湯水に空気等の気体を混入させる構成
としてあり、気体を混入させる前の密閉経路中の水量を
検出するので、気体の混入度合いによって水量がばらつ
くというようなことがなく、水量変化の少ない快適なシ
ャワーが得られる。
に水量センサを設け、この水量センサと湯温センサとの
間の密閉経路中の湯水に空気等の気体を混入させる構成
としてあり、気体を混入させる前の密閉経路中の水量を
検出するので、気体の混入度合いによって水量がばらつ
くというようなことがなく、水量変化の少ない快適なシ
ャワーが得られる。
【００１２】また、気体供給手段と湯水の密閉経路との
接続経路に前記気体を加熱する電気ヒータ等の加熱手段
を有しているので、気体の混入によって湯水の温度を低
下させるようなことがなくなるとともに、湯水温度が低
くても熱容量の少ない気体温度を上げることによって体
感的な湯水温度を高くすることができるとともに水を加
熱する場合に比べ省エネルギー化が図れる。
接続経路に前記気体を加熱する電気ヒータ等の加熱手段
を有しているので、気体の混入によって湯水の温度を低
下させるようなことがなくなるとともに、湯水温度が低
くても熱容量の少ない気体温度を上げることによって体
感的な湯水温度を高くすることができるとともに水を加
熱する場合に比べ省エネルギー化が図れる。
【００１３】以下、本発明の一実施例を添付図面にもと
づいて説明する。図１において、湯水を吐出するシャワ
ーヘッドはハンドシャワーヘッド９と、固定シャワーヘ
ッド１０の２つからなり、ハンドシャワーヘッド９はシ
ャワーホース１１によって湯水が送られてくる密閉経路
（以下管路という）１２と連通接続され、固定シャワー
ヘッドは湯水が送られてくる密閉経路（以下管路とい
う）１３と連通接続されている。また、管路１２および
管路１３にはそれぞれ開閉ならびに流量可変する開閉弁
（以下電動弁という）１４，１５が配設してある。ま
た、給湯器１６はバーナ１７および熱交換器１８のほか
ガス量を可変制御するガス比例弁１９や、出湯温度を検
出する湯温センサ２０，水流量を検出する水量センサ２
１などが組み込まれている。さらに、給湯器１６からの
湯と、水密閉経路（以下水管路という）。２２の水を混
合して適温の湯にする湯水混合ユニット２３へは、給湯
器１６の熱交換器１８の出口の湯密閉経路（以下湯管路
という）２４と前記水管路２２とが接続されている。湯
水混合ユニット２３は、湯側および水側の入口にそれぞ
れ逆止弁２５，２６を設け、それら逆止弁２５，２６を
介して湯水の混合比率および量を可変制御ならびに開閉
する電動混合弁２７，２８へ連通され、混合された湯水
の温度は温度検出器である湯温センサ２９で検出し、湯
量は湯水流量センサ３０で検出し、前記電動混合弁２
７，２８にフィードバックしながら湯温・流量制御され
る。さらに、前記電動混合弁２７，２８の下流で、ハン
ドシャワーヘッド９および固定シャワーヘッド１０へ湯
水を送る密閉経路（以下管路という）３１に、気体供給
手段である空気ポンプ３２を、電動弁３３，加熱器３
４、逆止弁３５を介して接続されている。なお加熱器３
４の加熱部３６は電気ヒータあるいは給湯器１６の湯を
循環できる熱交換器で構成してある。また湯水混合ユニ
ット２３の湯側入口と給湯器１６の水側入口との間は、
循環ポンプ３７および逆止弁３８を介して連通接続さ
れ、循環路３９が構成されている。
づいて説明する。図１において、湯水を吐出するシャワ
ーヘッドはハンドシャワーヘッド９と、固定シャワーヘ
ッド１０の２つからなり、ハンドシャワーヘッド９はシ
ャワーホース１１によって湯水が送られてくる密閉経路
（以下管路という）１２と連通接続され、固定シャワー
ヘッドは湯水が送られてくる密閉経路（以下管路とい
う）１３と連通接続されている。また、管路１２および
管路１３にはそれぞれ開閉ならびに流量可変する開閉弁
（以下電動弁という）１４，１５が配設してある。ま
た、給湯器１６はバーナ１７および熱交換器１８のほか
ガス量を可変制御するガス比例弁１９や、出湯温度を検
出する湯温センサ２０，水流量を検出する水量センサ２
１などが組み込まれている。さらに、給湯器１６からの
湯と、水密閉経路（以下水管路という）。２２の水を混
合して適温の湯にする湯水混合ユニット２３へは、給湯
器１６の熱交換器１８の出口の湯密閉経路（以下湯管路
という）２４と前記水管路２２とが接続されている。湯
水混合ユニット２３は、湯側および水側の入口にそれぞ
れ逆止弁２５，２６を設け、それら逆止弁２５，２６を
介して湯水の混合比率および量を可変制御ならびに開閉
する電動混合弁２７，２８へ連通され、混合された湯水
の温度は温度検出器である湯温センサ２９で検出し、湯
量は湯水流量センサ３０で検出し、前記電動混合弁２
７，２８にフィードバックしながら湯温・流量制御され
る。さらに、前記電動混合弁２７，２８の下流で、ハン
ドシャワーヘッド９および固定シャワーヘッド１０へ湯
水を送る密閉経路（以下管路という）３１に、気体供給
手段である空気ポンプ３２を、電動弁３３，加熱器３
４、逆止弁３５を介して接続されている。なお加熱器３
４の加熱部３６は電気ヒータあるいは給湯器１６の湯を
循環できる熱交換器で構成してある。また湯水混合ユニ
ット２３の湯側入口と給湯器１６の水側入口との間は、
循環ポンプ３７および逆止弁３８を介して連通接続さ
れ、循環路３９が構成されている。
【００１４】上記構成において、シャワー等湯水吐出終
了時、シャワーヘッド９ないし１０等噴出ノズルに湯水
を送る管路３１に設けた開閉弁でもある電動混合弁２
７，２８を閉塞し、前記電動混合弁２７，２８の下流に
空気等の気体を混入する気体供給手段である空気ポンプ
３２にて加圧空気を供給することによって、電動混合弁
２７，２８より下流のシャワーホース１１内にある湯水
は、加圧空気によってシャワーヘッド９ないし１０から
外へ押し出される。つまり湯水を送る管路３１におい
て、加圧空気等の気体供給部以降にある湯水は排出さ
れ、管路３１，１２，１３中およびシャワーホース１１
中の湯水は空気等の気体に置換された状態になる。した
がってシャワー使用開始時等、人の身体に湯水を吐出す
る際、シャワーホース１１内は空気等の気体であるた
め、前記開閉弁である電動混合弁２７，２８の上流の湯
がすばやくシャワーヘッド９ないし１０等噴出ノズルか
ら吐出できるよう作用し、シャワーホース１１内の水を
あやまって浴びてしまって、冷やっと肝を冷やすことを
防止できる。
了時、シャワーヘッド９ないし１０等噴出ノズルに湯水
を送る管路３１に設けた開閉弁でもある電動混合弁２
７，２８を閉塞し、前記電動混合弁２７，２８の下流に
空気等の気体を混入する気体供給手段である空気ポンプ
３２にて加圧空気を供給することによって、電動混合弁
２７，２８より下流のシャワーホース１１内にある湯水
は、加圧空気によってシャワーヘッド９ないし１０から
外へ押し出される。つまり湯水を送る管路３１におい
て、加圧空気等の気体供給部以降にある湯水は排出さ
れ、管路３１，１２，１３中およびシャワーホース１１
中の湯水は空気等の気体に置換された状態になる。した
がってシャワー使用開始時等、人の身体に湯水を吐出す
る際、シャワーホース１１内は空気等の気体であるた
め、前記開閉弁である電動混合弁２７，２８の上流の湯
がすばやくシャワーヘッド９ないし１０等噴出ノズルか
ら吐出できるよう作用し、シャワーホース１１内の水を
あやまって浴びてしまって、冷やっと肝を冷やすことを
防止できる。
【００１５】また、前記電動混合弁２７，２８の上流か
ら供給してくる湯水の供給圧が低い場合、シャワーヘッ
ド９ないし１０等噴出ノズルから吐出されるシャワー等
噴流の勢いが弱くなり使用者は物足りなさを感じ、快適
さや満足感が得られにくいものであるが、本発明は上記
した構成によって、前記電動混合弁を開いたまま空気等
の気体供給手段である空気ポンプ３２の加圧空気を前記
湯水を送る管路３１に供給すると、その湯水に混じって
加圧空気がシャワーヘッド９ないし１０等噴出ノズルか
ら吐出し、その空気の吐出の勢いで湯水も同様の勢いで
身体に当たるように作用し、湯水の流量は少ないにも拘
わらず湯水が空気圧で身体に吹き付けられ、シャワー使
用感としては、あたかもシャワー流量が増加したがごと
く、高圧シャワー感を得ることができるといった特有の
効果をもたらすことができる。
ら供給してくる湯水の供給圧が低い場合、シャワーヘッ
ド９ないし１０等噴出ノズルから吐出されるシャワー等
噴流の勢いが弱くなり使用者は物足りなさを感じ、快適
さや満足感が得られにくいものであるが、本発明は上記
した構成によって、前記電動混合弁を開いたまま空気等
の気体供給手段である空気ポンプ３２の加圧空気を前記
湯水を送る管路３１に供給すると、その湯水に混じって
加圧空気がシャワーヘッド９ないし１０等噴出ノズルか
ら吐出し、その空気の吐出の勢いで湯水も同様の勢いで
身体に当たるように作用し、湯水の流量は少ないにも拘
わらず湯水が空気圧で身体に吹き付けられ、シャワー使
用感としては、あたかもシャワー流量が増加したがごと
く、高圧シャワー感を得ることができるといった特有の
効果をもたらすことができる。
【００１６】さらにまた本発明実施例は上記した構成に
よって、シャワー等湯水吐出終了時、シャワーヘッド９
等噴出ノズルに湯水を送る管路３１に設けた開閉弁でも
ある電動混合弁２７，２８を閉塞し、空気ポンプ３２に
て加圧空気等の気体を供給することによって、シャワー
ホース１１、管路１２内にある湯水は、加圧空気等の気
体によってシャワーヘッド９等噴出ノズルから外へ押し
出され、その後シャワーヘッド９等噴出ノズルから加圧
空気等の気体を噴出できるため、ほてった身体をその加
圧空気等の気体の風で冷やしたり、あるいは濡れた身体
についている水滴をシャワーヘッド９から噴出する空気
等の気体で吹き飛ばし乾燥を促進できるという特有の効
果をもたらすことができる。またその際、加熱部３６を
機能させれば温風も得られ、乾燥のほか暖房もできる。
よって、シャワー等湯水吐出終了時、シャワーヘッド９
等噴出ノズルに湯水を送る管路３１に設けた開閉弁でも
ある電動混合弁２７，２８を閉塞し、空気ポンプ３２に
て加圧空気等の気体を供給することによって、シャワー
ホース１１、管路１２内にある湯水は、加圧空気等の気
体によってシャワーヘッド９等噴出ノズルから外へ押し
出され、その後シャワーヘッド９等噴出ノズルから加圧
空気等の気体を噴出できるため、ほてった身体をその加
圧空気等の気体の風で冷やしたり、あるいは濡れた身体
についている水滴をシャワーヘッド９から噴出する空気
等の気体で吹き飛ばし乾燥を促進できるという特有の効
果をもたらすことができる。またその際、加熱部３６を
機能させれば温風も得られ、乾燥のほか暖房もできる。
【００１７】また最近、浴槽内に気泡を噴出しながら入
浴できるいわゆる気泡入浴の人気が高まっているが、本
発明実施例は上記した構成によって、シャワーヘッド９
等噴出ノズルに湯水を送る管路３１に設けた電動開閉弁
２７，２８を閉塞し、空気ポンプ３２にて加圧空気等の
気体を供給することによって、シャワーヘッド９等噴出
ノズルから加圧空気等の気体を噴出させることができ
る。したがって、このシャワーヘッド９等噴出ノズルを
浴槽（図示せず）の湯中に入れることによって浴槽内に
気泡を噴出しながらいわゆる気泡入浴を楽しむこともで
きるものである。
浴できるいわゆる気泡入浴の人気が高まっているが、本
発明実施例は上記した構成によって、シャワーヘッド９
等噴出ノズルに湯水を送る管路３１に設けた電動開閉弁
２７，２８を閉塞し、空気ポンプ３２にて加圧空気等の
気体を供給することによって、シャワーヘッド９等噴出
ノズルから加圧空気等の気体を噴出させることができ
る。したがって、このシャワーヘッド９等噴出ノズルを
浴槽（図示せず）の湯中に入れることによって浴槽内に
気泡を噴出しながらいわゆる気泡入浴を楽しむこともで
きるものである。
【００１８】上記実施例では、給湯器はガスの瞬間式を
用いた場合について説明したが、電気の貯湯式のものを
用いても同様の効果を得ることができる。またこの実施
例では浴室等で用いるシャワーについて説明したが、本
発明の目的を達成するものであればこれに限られるもの
でないことはいうまでもない。
用いた場合について説明したが、電気の貯湯式のものを
用いても同様の効果を得ることができる。またこの実施
例では浴室等で用いるシャワーについて説明したが、本
発明の目的を達成するものであればこれに限られるもの
でないことはいうまでもない。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明の湯水吐出装置は、
人の身体に湯水を吐出する少なくとも二つ以上の噴出ノ
ズルと、前記各噴出ノズルへの湯水の供給を切り換える
開閉弁と、前記各噴出ノズルに前記開閉弁を介して湯水
を送る密閉経路と、前記密閉経路中の湯水に空気等の気
体を混入させる空気ポンプ等の気体供給手段とを備え、
前記密閉経路は各噴出ノズルへの通路を分岐すると共に
共通通路となる部分に前記気体供給手段を連通させる構
成としてあり、空気ポンプ等の気体供給手段からの加圧
気体を前記湯水を送る密閉経路中に供給すると、その湯
水に混じって加圧気体がシャワーヘッド等噴出ノズルか
ら吐出し、その気体の吐出の勢いで湯水も同様の勢いで
身体に当たるように作用し、あたかもシャワー流量が増
加したがごとく量感のあるシャワー感を得ることができ
るとともに水量自体は少なくてすむので節水が可能とな
る。また複数の噴出ノズルを有していても気体供給手段
は密閉経路の共通通路部分に気体を混入させるようにし
ているので構成の簡素化が図れると共に各噴出ノズルか
らの湯水の吐出は開閉弁によって切り換えられるので使
用条件にあった噴出ノズルを利用して最適なシャワーを
得ることが出来る。
人の身体に湯水を吐出する少なくとも二つ以上の噴出ノ
ズルと、前記各噴出ノズルへの湯水の供給を切り換える
開閉弁と、前記各噴出ノズルに前記開閉弁を介して湯水
を送る密閉経路と、前記密閉経路中の湯水に空気等の気
体を混入させる空気ポンプ等の気体供給手段とを備え、
前記密閉経路は各噴出ノズルへの通路を分岐すると共に
共通通路となる部分に前記気体供給手段を連通させる構
成としてあり、空気ポンプ等の気体供給手段からの加圧
気体を前記湯水を送る密閉経路中に供給すると、その湯
水に混じって加圧気体がシャワーヘッド等噴出ノズルか
ら吐出し、その気体の吐出の勢いで湯水も同様の勢いで
身体に当たるように作用し、あたかもシャワー流量が増
加したがごとく量感のあるシャワー感を得ることができ
るとともに水量自体は少なくてすむので節水が可能とな
る。また複数の噴出ノズルを有していても気体供給手段
は密閉経路の共通通路部分に気体を混入させるようにし
ているので構成の簡素化が図れると共に各噴出ノズルか
らの湯水の吐出は開閉弁によって切り換えられるので使
用条件にあった噴出ノズルを利用して最適なシャワーを
得ることが出来る。
【００２０】更に、上記気体供給手段または気体を供給
する密閉経路の少なくともいずれかに逆止弁を設けてい
るので、湯水が流れる密閉経路へ気体を供給しない場合
に密閉経路中の湯水が気体供給手段内に入り込んで支障
を来すようなこともなく安心して使用できる。
する密閉経路の少なくともいずれかに逆止弁を設けてい
るので、湯水が流れる密閉経路へ気体を供給しない場合
に密閉経路中の湯水が気体供給手段内に入り込んで支障
を来すようなこともなく安心して使用できる。
【００２１】また、温水の温度を調節する温度調節手段
を設けてあり、温水の温度を好みの温度に調節すること
が出来る。
を設けてあり、温水の温度を好みの温度に調節すること
が出来る。
【００２２】また、密閉経路の共通通路部分に湯温セン
サを設けると共に湯水温度を調節す る温度調節手段を備
え、かつ気体供給手段は湯温センサの上流側で密閉経路
中の湯水に空気等の気体を混入させる構成としてあり、
気体混入によって湯水の温度が下がったりしても、使用
者の好みの温度に調節することができ、使い勝手が向上
する。
サを設けると共に湯水温度を調節す る温度調節手段を備
え、かつ気体供給手段は湯温センサの上流側で密閉経路
中の湯水に空気等の気体を混入させる構成としてあり、
気体混入によって湯水の温度が下がったりしても、使用
者の好みの温度に調節することができ、使い勝手が向上
する。
【００２３】また、湯温センサよりも上流側の密閉経路
に水量センサを設け、この水量センサと湯温センサとの
間の密閉経路中の湯水に空気等の気体を混入させる構成
としてあり、気体を混入させる前の密閉経路中の水量を
検出するので、気体の混入度合いによって水量がばらつ
くというようなことがなく、水量変化の少ない快適なシ
ャワーが得られる。
に水量センサを設け、この水量センサと湯温センサとの
間の密閉経路中の湯水に空気等の気体を混入させる構成
としてあり、気体を混入させる前の密閉経路中の水量を
検出するので、気体の混入度合いによって水量がばらつ
くというようなことがなく、水量変化の少ない快適なシ
ャワーが得られる。
【００２４】また、気体供給手段と湯水の密閉経路との
接続経路に前記気体を加熱する電気ヒータ等の加熱手段
を有しているので、気体の混入によって湯水の温度を低
下させるようなことがなくなるとともに、湯水温度が低
くても熱容量の少ない気体温度を上げることによって体
感的な湯水温度を高くすることができるとともに水を加
熱する場合に比べ省エネルギー化が図れる。
接続経路に前記気体を加熱する電気ヒータ等の加熱手段
を有しているので、気体の混入によって湯水の温度を低
下させるようなことがなくなるとともに、湯水温度が低
くても熱容量の少ない気体温度を上げることによって体
感的な湯水温度を高くすることができるとともに水を加
熱する場合に比べ省エネルギー化が図れる。
【図１】本発明の実施例を示す湯水吐出装置のシステム
構成図
構成図
【図２】従来の湯水吐出装置のシステム構成図
９ 噴出ノズル（ハンドシャワーヘッド） １０ 噴出ノズル（固定シャワーヘッド） １４ 開閉弁（電動弁） １５ 開閉弁（電動弁） ２７ 開閉弁（混合弁=温度調節手段） ２８ 開閉弁（混合弁=温度調節手段） ２９ 温度検出器（湯温センサ） ３１ 管路（密閉経路） ３２ 気体供給手段（空気ポンプ） ３６ 加熱手段（電気ヒータ）
フロントページの続き (72)発明者 植木 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−58149（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−294816（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−200719（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A47K 3/02 - 4/00
Claims (6)
- 【請求項１】人の身体に湯水を吐出する少なくとも二つ
以上の噴出ノズルと、前記各噴出ノズルへの湯水の供給
を切り換える開閉弁と、前記各噴出ノズルに前記開閉弁
を介して湯水を送る密閉経路と、前記密閉経路中の湯水
に空気等の気体を混入させる空気ポンプ等の気体供給手
段とを備え、前記密閉経路は各噴出ノズルへの通路を分
岐すると共に共通通路となる部分に前記気体供給手段を
連通させた湯水吐出装置。 - 【請求項２】気体供給手段または前記気体を供給する密
閉経路の少なくともいずれかに逆止弁を設けた請求項１
記載の湯水吐出装置。 - 【請求項３】湯水の温度を調節する温度調節手段を設け
た請求項１または２記載の湯水吐出装置。 - 【請求項４】密閉経路の共通通路部分に湯温センサを設
けると共に、気体供給手段は湯温センサの上流側で密閉
経路中の湯水に空気等の気体を混入させる構成とした請
求項３記載の湯水吐出装置。 - 【請求項５】湯温センサよりも上流側の密閉経路に水量
センサを設け、この水量センサと湯温センサとの間の密
閉経路中の湯水に空気等の気体を混入させる構成とした
請求項１ないし４のいずれか１項記載の湯水吐出装置。 - 【請求項６】気体供給手段と湯水の密閉経路との接続経
路に前記気体を加熱する電気ヒータ等の加熱手段を有す
る請求項１ないし５のいずれか１項記載の湯水吐出装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8347253A JP2962254B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 湯水吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8347253A JP2962254B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 湯水吐出装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1274083A Division JP2725404B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | 湯水吐出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09168488A JPH09168488A (ja) | 1997-06-30 |
| JP2962254B2 true JP2962254B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=18388968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8347253A Expired - Fee Related JP2962254B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 湯水吐出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2962254B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006255003A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Rinnai Corp | 浴室用ミスト装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE50306464D1 (de) | 2002-12-12 | 2007-03-22 | Hansgrohe Ag | Brause mit luftzuführung |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6058149A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-04 | 日立プラント建設株式会社 | 清浄室用シャワ−装置 |
| JPS63200719A (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-19 | テクノジヤパン株式会社 | エアロシヤワ− |
| JPS63294816A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-01 | テクノジャパン株式会社 | 携帯用シャワ−装置 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8347253A patent/JP2962254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006255003A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Rinnai Corp | 浴室用ミスト装置 |
| JP4621518B2 (ja) * | 2005-03-15 | 2011-01-26 | リンナイ株式会社 | 浴室用ミスト装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09168488A (ja) | 1997-06-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |