JP2875645B2 - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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Description
り詳しくは、非表示領域に形成されるダミー電極の形状
および配列に関する。
面に上部透明電極１が形成された上部電極基板２と、片
面に下部透明電極３が形成された下部電極基板４とを、
各透明電極１，３を内側にし、かつ各電極基板２，４の
透明電極形成面間に所定のセルギャップＧを介して貼り
あわせ、このセルギャップＧ内に液晶（図示せず）を封
入すると共に、前記各電極基板２，４の外面に上部偏光
板５および下部偏光板６を設けてなる。一般に液晶表示
素子には高いセルギャップ精度が要求されるが、特にＳ
ＴＮ（Super Twisted Nematic）型やフルカラーＴＦＴ
（Thin Film Tran-sistor）型の液晶表示素子において
は±０．１μｍ以下、さらに多階調黒白型の液晶表示素
子などにおいては±０．０５μｍ以下というきわめて高
いセルギャップ精度が要求される。
極１と下部透明電極３とが直交して配置され、これら上
部透明電極１および下部透明電極３が複数のグループに
分けられて、それぞれ異なるフレキシブル基板７ａ，７
ｂ，７ｃ，・・・に搭載されたドライバＩＣ８ａ，８
ｂ，８ｃ，・・・の出力端子に接続されたドットマトリ
クス型の液晶表示素子においては、フレキシブル基板７
ａ，７ｂ，７ｃ，・・・の取付けを容易にするため、一
般に各透明電極群ごとにその末端部が集約化されて上部
電極基板２または下部電極基板４の端部に引き出され、
電極端子９に接続される。このため、第１のドライバＩ
Ｃ８ａに接続された第１の透明電極群１ａとこの第１の
ドライバＩＣ８ａと隣接して配置された第２のドライバ
ＩＣ８ｂに接続された第２の透明電極群１ｂとの間、お
よび液晶表示素子の最も外側部分に透明電極を有しない
非表示領域１０が形成される。なお、図中の符号１１
は、前記フレキシブル基板７ａ，７ｂ，７ｃ，・・・に
形成されたリードパターン、符号１２は、液晶表示素子
を駆動するための回路パターン１３が形成されたプリン
ト配線板を示している。前記電極端子９とリードパター
ン１１、および前記リードパターン１１と回路パターン
１３とは、それぞれ図示外の異方性導電シート等を介し
て接続される。
れる表示領域中に透明電極１，３を有しない非表示領域
１０が分散して配列される液晶表示素子においては、透
明電極１、３がある部分とない部分とで透明電極１，３
の厚さ分だけセルギャップＧが異なるため、表示領域の
周縁に色むら個所が点在しやすいという不具合があっ
た。かかる不都合を改善するため、従来より図７に示す
ように、非表示領域１０に、透明電極１，３と同等の厚
さを有し、透明電極１，３とは電気的に独立で情報の表
示に関与しない電極、すなわちダミー電極１４を設けて
セルギャップＧの均一化が図られている。
おいてはダミー電極１４が、非表示領域１０のほぼ全体
を覆うような形状に形成されているので該部の静電容量
が大きく、例えば特公昭５７−５６０４４号公報に記載
されているような同電位化手段が透明電極１，３とダミ
ー電極１４との間に施されていない場合においては、ラ
ビング処理中に高電圧の静電気がダミー電極１４に帯電
されやすく、透明電極１，３とダミー電極１４との間に
放電を生じて透明電極１，３が静電破壊されるといった
不都合を生じやすい。また、透明電極１，３とダミー電
極１４との間に同電位化手段を施した場合には、ラビン
グ処理中における透明電極１，３の静電破壊といった不
都合を解消することができるが、製造工程が複雑になっ
て液晶表示素子がコスト高になると共に、同電位化手段
を切り離した後においては、やはり大面積のダミー電極
１４に高電圧の静電気が帯電されやすいために、静電気
によって液晶が破壊される現象である通電気泡不良など
を生じやすい。
もので、その目的は、安価にして静電気の影響を受けに
くい液晶表示装置を提供することにある。
達成するため、複数のグループにグループ分けされた上
部透明電極群および当該グループ分けされた各上部透明
電極群の間の非表示領域に形成されたダミー電極を有す
る上部電極基板と、複数のグループにグループ分けされ
た下部透明電極群および当該グループ分けされた各下部
透明電極群の間の非表示領域に形成されたダミー電極を
有する下部電極基板とを備え、所要のセルギャップを介
して前記上部電極基板に形成された上部透明電極群およ
びダミー電極と前記下部電極基板に形成された下部透明
電極群およびダミー電極とを対向させた液晶表示素子に
おいて、前記非表示領域ごとに複数個のダミー電極を形
成するという構成にした。 前記ダミー電極の大きさは、
任意に設定することができるが、各ダミー電極の静電容
量と色むらとを考慮して、上部透明電極群および下部透
明電極群で規制される一画素の大きさとほぼ等しくする
ことが特に好ましい。
成すると、ダミー電極１つ当りの面積が減少し静電容量
が低下するので、ラビング処理中における透明電極の静
電破壊や使用中におけるダミー電極の帯電による通電気
泡不良などが起こりにくくなり、良品の歩留まりと商品
の耐久性が改善される。また、ラビング処理中における
透明電極の静電破壊を防止するための特別な手段、例え
ば上述の同電位化手段などをとる必要がないので、安価
に実施できる。
平面図、図２はその要部断面図であって、前出の図５〜
図７と対応する部分には同一の符号が表示されている。
素子は、上部電極基板２および下部電極基板４の内面の
相対向位置であって、上部透明電極１および下部透明電
極３が形成されていない非表示領域１０ごとに、多数の
ドット状のダミー電極１４が形成されている。その他の
部分については、図５〜図７に示した従来の液晶表示素
子と同様に形成されている。１つのダミー電極１４の大
きさは、静電容量と色むらとを考慮して任意に設定する
ことができるが、一例を挙げるならば、表示領域におけ
る一画素の大きさと同等（０．３〜０．４ｍｍ角）程度
とすることが特に好ましい。ダミー電極１４は、透明電
極１，３および電極端子８を形成するＩＴＯなどの透明
導電物質を用いて、透明電極１，３および電極端子８と
同時に印刷形成される。これらのダミー電極１４は、互
いに電気的に独立に、かつ透明電極１，３および電極端
子８とも電気的に独立に形成される。さらに、これらの
ダミー電極１４は、液晶表示素子の色むらを防止するた
め、透明電極１，３および電極端子８とほぼ同厚に形成
される。その他、ガラス基板２，４の貼りあわせ方法、
および液晶の注入方法等については、従来より一般に良
く知られている方法と同一であり、かつ本発明の要旨で
はないので説明を省略する。
域ごとに多数のドット状のダミー電極１４を形成したの
で、ダミー電極１つ当りの面積が減少し、ダミー電極の
静電容量を低下することができる。よって、ラビング処
理中における透明電極１，３の静電破壊や使用中におけ
るダミー電極１４の帯電による通電気泡不良などが起こ
りにくくなり、良品の歩留まりと商品の耐久性が改善さ
れる。また、ラビング処理中における透明電極１，３の
静電破壊を防止するための特別な手段、例えば同電位化
手段などをとる必要がないので、安価に実施できる。
説明する。図３は第２実施例に係る液晶表示素子の要部
平面図であり、前出の図１と対応する部分には同一の符
号が表示されている。
は、非表示領域１０ごとに複数条のライン状のダミー電
極１４が形成されている。その他については図１に示し
た第１実施例の液晶表示素子と同じである。本例の液晶
表示素子も、前記第１実施例の液晶表示素子とほぼ同様
の効果を有する。
複数個のダミー電極を分割形成した点にあるのであっ
て、ダミー電極１４の形状や配列等については、前記実
施例に拘泥されることなく任意に設定することができ
る。例えば、前記実施例においては、上部電極基板２お
よび下部電極基板４の内面の相対向位置に夫々ダミー電
極１４を形成したが、図４に示すように、上部電極基板
２および下部電極基板４のうちのいずれか一方の内面に
のみ、ダミー電極１４を形成することもできる。
非表示領域ごとに複数個のダミー電極を形成し、ダミー
電極１つ当りの面積を減少したので、各ダミー電極の静
電容量が低下してラビング処理中における透明電極の静
電破壊や使用中におけるダミー電極の帯電による通電気
泡不良などが起こりにくくなり、良品の歩留まりと商品
の耐久性が改善される。また、ラビング処理中における
透明電極の静電破壊を防止するための特別な手段、例え
ば同電位化手段などをとる必要がないので、安価に実施
できる。
ある。
ある。
ある。
ある。
図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のグループにグループ分けされた上
部透明電極群および当該グループ分けされた各上部透明
電極群の間の非表示領域に形成されたダミー電極を有す
る上部電極基板と、複数のグループにグループ分けされ
た下部透明電極群および当該グループ分けされた各下部
透明電極群の間の非表示領域に形成されたダミー電極を
有する下部電極基板とを備え、所要のセルギャップを介
して前記上部電極基板に形成された上部透明電極群およ
びダミー電極と前記下部電極基板に形成された下部透明
電極群およびダミー電極とを対向させた液晶表示素子に
おいて、前記非表示領域ごとに複数個のダミー電極を形
成したことを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項２】 請求項１記載において、前記ダミー電極
の大きさを、前記上部透明電極群および下部透明電極群
で規制される一画素の大きさとほぼ等しくしたことを特
徴とする液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18825491A JP2875645B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18825491A JP2875645B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 液晶表示素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0511262A JPH0511262A (ja) | 1993-01-19 |
| JP2875645B2 true JP2875645B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=16220474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18825491A Expired - Lifetime JP2875645B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2875645B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4581405B2 (ja) * | 2004-01-08 | 2010-11-17 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置及び電子機器 |
| JP6593161B2 (ja) * | 2015-12-25 | 2019-10-23 | 凸版印刷株式会社 | 液晶表示装置 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP18825491A patent/JP2875645B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0511262A (ja) | 1993-01-19 |
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