JP2874749B2 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2874749B2 JP8038470A JP3847096A JP2874749B2 JP 2874749 B2 JP2874749 B2 JP 2874749B2 JP 8038470 A JP8038470 A JP 8038470A JP 3847096 A JP3847096 A JP 3847096A JP 2874749 B2 JP2874749 B2 JP 2874749B2
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    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
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  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、医療施
設、ハウス栽培所、鶏舎、食品工場、及び一般家庭等に
おいて、室内空気の浄化を行うのに好適な空気清浄機に
係り、より詳細には、空気を吸入して機内を通過させな
がら抗菌作用等を持つ薬液及びフィルタに接触させてカ
ビ、ウイルス、ダニ、埃、花粉等の殺菌除去(防除)、
さらには、エチレンガスや二酸化酸素等の有害ガスの除
去等を行うようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通常の塵埃やタバコの煙等の除去
を目的とした空気清浄機(通常の濾過用フィルタ、活性
炭、イオン等を用いたもの)では浄化あるいはトラップ
することができない、人や動植物等に害を及ぼす空気中
に浮遊するカビ、ウイルス、ダニ、埃、花粉、不快な匂
いの元となる微小物質等(以下、細菌類等と称する)を
殺菌除去(防除)することのできる空気清浄機が要望さ
れてきている。
【0003】特に、最近、病院等におけるMRSA等の
いわゆる院内感染が問題となっているが、このような院
内感染を予防すべく、汚染されているおそれのある病
室、診療室、待合室等に細菌類等の殺菌除去機能を持つ
空気清浄機を設置することが強く要望されており、一部
では既に準備ないし実施されている。
【0004】また、農業や畜産等の分野においても、例
えば、ハウス栽培所における灰色カビ病やウドウコ病の
原因となる菌、鶏舎内での空気感染で起きるニューカッ
スル病等の病原菌、食品工場等でのブドウ球菌、サルモ
ネラ菌等の食中毒の原因となる菌、等を減少させるべ
く、殺菌除去機能を持つ空気清浄機を設置することが試
みられており、さらに、一般の家庭においても、アトピ
ーアレルギー等の予防対策として、あるいは体質改善、
健康増進、精神安定化等のため、同種の空気清浄機を設
置したいとの要望がある。
【0005】従来において、殺菌除去機能を持つ空気清
浄機としては、ファンにより機内に吸入された空気を薬
液(抗菌液等)に接触させる形式ものもの、例えば、本
出願人により図12に概略的に示される如くの空気清浄
機70、すなわち、底部に薬液71が貯留され、ファン
73から吸入された空気を前記薬液71の表面に接触さ
せながら外部に導出するようにされ、かつ、前記薬液7
1が毛管作用により浸透するようにされた例えば2枚の
フィルタ75、75を平行に並べてその下部を薬液71
中に浸漬するとともに、該フィルタ75、75の上部を
前記空気の流れに抗する(直交する)ように配置し、細
菌類等が浮遊する空気を薬液71に接触させるとともに
フィルタ75、75内部を通過させることによりそれに
浸透せしめられた薬液に接触させて殺菌除去等を行う形
式のものが考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に細菌類等の殺菌除去機能を持つ空気清浄機としては、
室内空気中に浮遊する細菌類等を迅速に殺菌除去してそ
れらの増殖を効果的に抑えることが求められることか
ら、室内空気をある一定時間内に一巡(一回転)させ得
る処理能力(風量)が要求されるが、上述した如くの従
来の空気清浄機においては、機内に吸入された空気が薬
液に接触せしめられることからある程度の殺菌除去効果
は得られるものの、フィルタが空気の流れに抗するよう
に配置されている、つまり、空気がフィルタの厚み方向
を通り抜けるようにされているので、空気抵抗が極めて
大きくなり、前記のような処理能力を得るためには、フ
ァンとして室内(処理)空間の大きさに比して極めて大
きな風量(容量)のファンを使用せざるを得なかった。
【0007】ところが、ファンは、通常、その風量が大
きい程、大型のものとなって高価になるだけでなく、騒
音や消費電力等も増大し、コスト、スペース、騒音対策
等の面で問題がある。本発明は、上記のような問題に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、小型の
ファンでも要求される処理能力を得ることができ、コス
ト、スペース、騒音等を効果的に低減できるようにされ
た空気清浄機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る空気清浄機は、基本的には、空気を機
内に吸入するファンが備えられ、機内に薬液が貯留され
るとともに該薬液が毛管作用により浸透せしめられるフ
ィルタが配設され、前記ファンにより機内に吸入された
空気を前記薬液及びフィルタに接触させた後外部に導出
するようにされる。
【0009】そして、前記フィルタが、前記薬液にその
一部が浸漬されるとともに、前記ファンにより機内に吸
入されて外部に導出される空気の流れに沿うように配置
されていることを特徴としている。前記フィルタとして
は、薬液を毛管作用により浸透させることのできる性質
を持つものであれば、特に限定されず、不織布、吸水紙
等を使用できる。
【0010】本発明において、フィルタは、ファンによ
り機内に吸入されて外部に導出される空気の流れを可及
的に邪魔しないように、該空気の流れに沿うように配置
される。具体的には、空気の流れ方向に対して平行ない
し若干傾斜した状態で配置され、空気がその内部を通過
するのではなく、その外表面に沿って接触しながら流れ
るようにされる。より好ましくは、複数枚のフィルタ
を、空気の流れ方向に対して平行で、かつ、相互に直交
ないし交差するように配置したり、フィルタを空気の流
れ方向に沿って螺旋状に巻装配置すること、等が挙げら
れる。
【0011】上記のような構成とされた本発明に係る空
気清浄機においては、ファンにより機内に吸入された空
気は、貯留されている薬液及びそれが浸透したフィルタ
の厚み方向ではなく縦横の長さ方向の外表面に接触しな
がら流される。このため、前述した従来のものに比し
て、フィルタによる空気抵抗が格段に減じられるので、
小型のファンでも要求される処理能力を得ることがで
き、コスト、スペース、騒音等を効果的に低減できる。
【0012】この場合、空気中に浮遊している細菌類等
は、貯留薬液及びフィルタ(に浸透した薬液)に接触す
ると、死滅せしめられるとともにそこに取り込まれ、取
り込まれた細菌類等は、再び空気中に戻ることはない。
これは、掃除前に打ち水をすると埃がたたない、あるい
は、雨上がりには埃なく空気が澄んでいるのと同じ理由
である。
【0013】また、上記に加え、機内で貯留薬液及びフ
ィルタに接触しながら流される空気の湿度(乾燥度)に
応じて、貯留薬液及びフィルタに浸透した薬液が蒸発す
るので、室内の湿度が自然に調整されるとともに、ミス
ト状の薬液が空気中に放出されることになる。蒸発した
ミスト状の薬液を含んだ空気は機内から室内に吹き出さ
れて戻されるので、室内のカビ、ウイルス等の増殖が抑
えられ、また、呼吸によりあるいは皮膚から直接人体に
吸収されて体質改善にも供する。さらに、フィルタには
薬液が毛管作用により浸透せしめられるようになってい
るので、薬液の蒸発量は、フィルタの寸法形状、配置形
態、材質等より調整することができ、これによっても、
湿度を適宜に制御できる。
【0014】一方、本発明の空気清浄機の用途、設置場
所は、例えば、医療施設、ハウス栽培所、鶏舎、食品工
場、一般家庭等が挙げられるが、特に限定されない。使
用する薬液(抗菌液等)は、用途、設置場所に応じて、
つまり、殺菌除去(防除)しようとする細菌類等の種類
に応じて適宜に選択される。
【0015】例を挙げれば、医療用、一般家庭用として
は、ヒノキチオール水溶液が好適である。ヒノキチオー
ルは、台湾ヒノキ油、青森産ヒバ油等の中に存在する結
晶性酸性物質であり、それが持つ抗菌性は、ダニの繁殖
を抑える他、体内の免疫力を高め、アレルギー、アトピ
ーに効果がある。また、細菌やウイルスが抵抗力をつけ
ることがない上、人に悪影響を与えず、院内感染(MR
SA)にも有効である。ヒノキチオールは、浸透性があ
るので呼吸や皮膚により吸収できてアトピーアレルギー
の人の体質改善にもなり、また、アロマ効果もある。
【0016】また、医療用、一般家庭用の薬液として、
漢方薬として使用されている目薬の木を煎じたものを使
用すれば、疲れ目等に対して効果が期待される。ハウス
栽培等の農業用としては、ツル枯れ病、灰色カビ病やウ
ドンコ病の原因となる菌等に対して有効な活性珪素液や
多元素ミネラル液が挙げられ、食品工場や養鶏場等に
は、空気伝染が原因のニューカッスル病等の病原菌やブ
ドウ球菌、サルモネラ菌等の食中毒の原因となる菌に対
して有効な安定化二酸化塩素液が挙げられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。 〔第1実施形態〕図1は本発明に係る空気清浄機の第1
実施形態を概略的に示し、図2はその水平断面図であ
る。図示例の空気清浄機1は、板金製もしくは合成樹脂
製の箱型の本体部11と、右側にファン15が配設され
た上部ケース13とを有し、本体部11の底部は後述す
る如くの薬液20が貯留される貯留槽12となってい
る。前記本体部11の中央部には横倒しコ字状の通路形
成板14が配設され、前記上部ケース13の中央左右に
は仕切り板16、17が配設され、前記仕切り板16の
左側に空気導出口18が形成されている。
【0018】この空気清浄機1においては、前記ファン
15により機内に吸入された空気が、図3において仮想
線の白抜き矢印で示される如くに、本体部11と通路形
成板14との薬液20の表面の間に形成された通路を通
って、右から左へとU字を逆から描くように流されて前
記空気導出口18から外部(室内)に導出されるように
なっている。
【0019】そして、本実施形態においては、2枚の長
方形の板状のフィルタ21、21(同一寸法形状)が、
それぞれ2つの挟持支持具31、31により支持され
て、前記薬液20にその下部が浸漬されるように垂直に
立てられた姿勢で前記本体部11の前後の側面から一定
の距離だけ離隔し、かつ、相互に前後方向に所定の間隔
をあけて平行に、つまり、前記ファン15により機内に
吸入されて外部に導出される空気の流れと同じ方向(こ
こでは水平方向)に沿って配置されている。
【0020】このフィルタ21、21は、不織布からな
り、前記薬液20が毛管作用により上部にまで浸透せし
められるようになっている。具体的には、例えば、ユニ
チカ(株)からラブマットUの商標で底面かん水マット
用として市販されているものがフィルタ21、21とし
て使用されている。なお、特に図示はしないが、前記上
部ケース13のファン15や空気導出口18には必要に
応じて塵埃取り用のフィルタや空気の吸込・吹出方向を
定めるダクト類が取り付けられ、また、前記本体部11
には、薬液20やフィルタ21、21の入れ換えや点検
のための開閉口等が設けられる。
【0021】このような構成とされた本実施形態の空気
清浄機1においては、ファン15により機内に吸入され
た空気は、貯留されている薬液及びそれが浸透したフィ
ルタ21、21の厚み方向ではなく長さ方向の外表面に
接触しながら流される。このため、フィルタを空気の流
れに抗するように配置した従来のものに比して、フィル
タによる空気抵抗が格段に減じられるので、小型のファ
ンでも要求される処理能力を得ることができ、コスト、
スペース、騒音等を効果的に低減できる。この場合、空
気中に浮遊している細菌類等は、貯留薬液20及びフィ
ルタ(に浸透した薬液)21、21に接触すると、死滅
せしめられるとともにそこに取り込まれ、取り込まれた
細菌類等は、再び空気中に戻ることはない。
【0022】また、上記に加え、機内で貯留薬液20及
びフィルタ21、21に接触しながら流される空気の湿
度(乾燥度)に応じて、貯留薬液20及びフィルタ2
1、21に浸透した薬液(20)が蒸発するので、室内
の湿度が自然に調整されるとともに、ミスト状の薬液が
空気中に放出されることになる。蒸発したミスト状の薬
液を含んだ空気は機内から室内に吹き出されて戻される
ので、室内のカビ、ウイルス等の増殖が抑えられる。さ
らに、フィルタ21、21には薬液が毛管作用により浸
透せしめられるようになっているので、薬液の蒸発量
は、フィルタ21、21の寸法形状、配置形態、材質等
より調整することができ、これによっても、湿度を適宜
に制御できる。
【0023】上記した如くの空気清浄機1使用する薬液
(抗菌液等)20は、用途、設置場所に応じて、つま
り、殺菌除去(防除)しようとする細菌類等の種類に応
じて適宜に選択される。下記に用途とその代表的な薬液
の成分とその割合(重量パーセント)を示す。
【0024】(1) 農業用 (a)活性化珪素液 珪素 0.004% カルシューム 0.91% マグネシューム 0.0072% 水 残部 (b)多元素ミネラル液 酵素 0.5% ミネラル 0.8% フミン 7.3% 各種微生物群 微量 水 約91%
【0025】(2) 食品工場等用・養鶏用 安定化二酸化塩素液 ClO2 (有効成分) 6% Na2 CO3 1% Na2 SO4 微量 水 約93%
【0026】(3) 医療用・一般家庭用 ヒノキチオール 0.03% 水 残部
【0027】〔具体的な試験例〕 (A)試験方法 上述した如くの構成の空気清浄機1の殺菌除去効果を確
認すべく、該空気清浄機1をA病院、B病院、C病院の
それぞれの待合室、診察室、処置室に前記空気清浄機1
を設置し、同一条件(下記)で12時間稼働させ、それ
ぞれの室での機械稼働前、機械稼働後の室内空気を一定
量だけサンプリング機械(後述)で採取してそれに含ま
れている菌数を測定した。測定結果を表1、表2、表3
に示し、図9、図10、図11にそれぞれA病院、B病
院、C病院の待合室、診察室、処置室でのサンプリング
機械に使用した培地(アガーストリップ)の稼働前
(上)、稼働後(下)の状態を示す。
【0028】(B)条件 使用した空気清浄機のファンはシロッコファンで、そ
の仕様は、電源 100V、電流 0.23A、
風量 142m3 /h(60Hz)、静圧200(p
a)/風量0のとき 機械稼働時間は12時間 室内温度は約20度C、湿度は30% 室内の空気を一巡(1回転)する時間(表1の時間/
回)は各室の容積をファンの風量(142m3 /h)で
除したものとした。
【0029】サンプリング機械は、図8に示される如
くの、ドイツ国バイオテスト社製品のエアーサンプラー
40を使用した。このエアーサンプラー40は、各種操
作ダイヤルやスイッチ類46が設けられている本体部4
4の先端に設けられた円筒部42の内周部分に、所定数
の区画部51が設けられた専用培地(アガーストリッ
プ)を装填し、網状フィルタ45が設けられた円筒部4
2内に収納されている回転羽根により一定量の空気を吸
い込んで前記アガーストッカーに吹き付けるようにされ
る。なお、使用培地は一般細菌用であり、これを20度
Cで3日間培養した。
【0030】(C)試験結果 表1〜3及び図9〜11から明らかなように、空気清浄
機1を稼働させることで各室の空気中に浮遊している細
菌類が大幅に減少することが理解されよう。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】〔第2実施形態〕図4は本発明の第2実施
形態の空気清浄機2の底部を概略的に示している。この
空気清浄機2は、図1の第1実施形態の空気清浄機1と
はフィルタの形状、配置構成が異なるだけで、他の構成
は同じである。図示の空気清浄機2においては、本体部
11の貯留槽12部分の内側面に沿うように、一端側が
丸められた環状のフィルタ23が配置され、前記貯留槽
12部分の左端から中央を通りやや右端寄りまで板状の
フィルタ22Aが配置され、さらに、前記板状のフィル
タ22Aの右端に半円筒状のフィルタ22が開いた方を
右側にして配置されている。
【0035】前記フィルタ23、22A、22Bは、図
1の第1実施形態のフィルタ21、22と同じ不織布か
らなり、前記薬液20が毛管作用により上部にまで浸透
せしめられるようになっており、前記薬液20にその下
部が浸漬されるように垂直に立てられた姿勢で前記ファ
ン15により機内に吸入されて外部に導出される空気の
流れに沿うように配置されている。なお、前記フィルタ
22A、22Bは、倒れないようにそれぞれ挟持支持具
32、33により支持されている。
【0036】このような構成とされた空気清浄機2にお
いても、前記ファン15により機内に吸入された空気
は、貯留されている薬液及びそれが浸透したフィルタ2
3、22A、22Bの厚み方向ではなく長さ方向の外表
面に接触しながら流される。この場合、空気はフィルタ
22Bに衝突するがそれとフィルタ23との間に通路ス
ペースがあけられているのでフィルタ22Bにそれほど
邪魔されることなく図の仮想線の白抜き矢印で示される
如くに各フィルタ23、22A、22Bの外表面に接触
しながら流れる。このようにされることにより、図1の
第1実施形態のものと同様な作用効果が得られるととも
に、空気とフィルタとの接触面積が第1実施形態のもの
に比して増大せしめられ、殺菌除去効果が高められる。
【0037】〔第3実施形態〕図5は本発明の第3実施
形態の空気清浄機3を概略的に示している。この空気清
浄機3も、前記第1及び第2実施形態の空気清浄機1、
2とはフィルタの形状、配置構成が異なる(材質等は同
じ)だけで、他の構成は同じである。図示の空気清浄機
3においては、貯留槽12部分に図1の第1実施形態と
同一の態様でフィルタ21、21が配置され、前記フィ
ルタ21、21の右側、すなわち、ファン15の下側
に、図3に示される如くの、平面視が「囲」字状(格子
状)となるようにに組み立てられたフィルタ(25、2
6、26、27)が前記ファン15により機内に吸入さ
れて外部に導出される空気の流れ方向(ここでは上下方
向)に沿って配置されている。
【0038】前記フィルタのうち、外周側に位置する平
面視矩形のフィルタ25は、4枚の板状フィルタ25
A、25B、25C、25Dからなっており、これらの
うち、板状フィルタ25Aは通路形成板14の右側面に
密着せしめられるが、前記通路形成板14から下側、つ
まり貯留槽12側には突出しない比較的短い丈とされ、
板状フィルタ25Bは本体部11の右内側面に密着せし
められて、その下部が貯留槽12の薬液20に浸漬さ
れ、板状フィルタ25C、25Dは前記板状フィルタ2
5Bと同じ丈とされてその下部が貯留槽12の薬液20
に浸漬されているが、下部の左端側が部分的に切除され
ている。また、前記平面視矩形のフィルタ25の内側に
配置された2枚のフィルタ26、26は、前記板状フィ
ルタ25C、25Dと同じ外周形状であるが、その上部
にそれぞれ矩形の2枚の板状フィルタ27、27が挿着
される切欠部26a、26aが形成されており、前記矩
形板状フィルタ27、27は、前記板状フィルタ25と
同様に、貯留槽12側には突出しない比較的短い丈とさ
れている。
【0039】このような構成とされた空気清浄機3にお
いても、前記ファン15により機内に吸入された空気
は、貯留されている薬液及びそれが浸透したフィルタ2
5、26、26、27、21、21の厚み方向ではなく
長さ方向の外表面に接触しながら図5の仮想線の白抜き
矢印で示される如くに流され、前記第1及び第2実施形
態のものと同様な作用効果が得られるとともに、空気と
フィルタとの接触面積が第1及び第2実施形態のものに
比して増大せしめられ、殺菌除去効果が高められる。
【0040】〔第4実施形態〕図6は本発明の第4実施
形態の空気清浄機4を概略的に示している。この空気清
浄機3も、前記第1〜第3実施形態の空気清浄機1〜3
とはフィルタの形状、配置構成が異なるだけで、他の構
成は同じである。図示の空気清浄機4においては、貯留
槽12部分の右側寄りに図1の第1実施形態と同様な態
様でフィルタ21、21が配置され、前記フィルタ2
1、21の左側、すなわち、空気導出口18の下側に、
帯状もしくは概略半円形のフィルタを繋ぎ合わせたフィ
ルタ28が、一対の支持具35、35(片方しか図示し
ていない)にその前後の側周部が支持されて、前記ファ
ン15により機内に吸入されて外部に導出される空気の
流れ方向(ここでは上下方向)に沿って螺旋状に巻装配
置されている。この螺旋状のフィルタ28の下部は薬液
20に浸漬されており、薬液が下部から上部先端付近ま
で浸透せしめられる。
【0041】このような構成とされた空気清浄機3にお
いても、前記ファン15により機内に吸入された空気
は、貯留されている薬液及びそれが浸透したフィルタ2
1、21、28の厚み方向ではなくその上下面に接触し
ながら図7の仮想線の白抜き矢印で示される如くに螺旋
状に流され、前記第1及び第2実施形態のものと同様な
作用効果が得られるとともに、空気とフィルタとの接触
面積が第1及び第2実施形態のものに比して増大せしめ
られ、殺菌除去効果が高められる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の空気清浄機によれば、従来のものに比して、フィル
タによる空気抵抗が格段に減じられるので、小型のファ
ンでも要求される処理能力を得ることができ、コスト、
スペース、騒音等を効果的に低減できる。
【0043】また、空気中に浮遊している細菌類等は、
貯留薬液及びフィルタに接触すると、死滅するとともに
そこに取り込まれて次第に減少せしめられ、また、機内
で貯留薬液及びフィルタに接触しながら流される空気の
湿度に応じて、貯留薬液及びフィルタに浸透した薬液が
蒸発するので、室内の湿度が自然に調整されるととも
に、ミスト状の薬液が空気中に放出され、これによっ
て、室内のカビ、ウイルス等の増殖が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気清浄機の第1実施形態を示す
縦断面斜視図。
【図2】図1の空気清浄機の横断面図。
【図3】図1の空気清浄機の作用効果の説明に供される
縦断面図。
【図4】本発明に係る空気清浄機の第2実施形態の底部
を示す横断面斜視図。
【図5】本発明に係る空気清浄機の第3実施形態の縦断
面図。
【図6】図5の空気清浄機に使用されているフィルタの
分解斜視図。
【図7】本発明に係る空気清浄機の第4実施形態のの縦
断面図。
【図8】本発明に係る空気清浄機の作用効果を確認する
ために使用されたエアーサンプラーを示す部分斜視図。
【図9】A病院の待合室(a)、診察室(b)、処置室
(c)のアガーストリップの稼働前(上)、稼働後
(下)の状態を示す。
【図10】B病院の待合室(a)、診察室(b)、処置
室(c)のアガーストリップの稼働前(上)、稼働後
(下)の状態を示す。
【図11】C病院の待合室(a)、診察室(b)、処置
室(c)のアガーストリップの稼働前(上)、稼働後
(下)の状態を示す。
【図12】従来の空気清浄機の一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1、2、3、4 各実施形態の空気清浄機 11 本体部 12 貯留槽 15 ファン 18 空気導出口 20 薬液 21〜28 フィルタ 31〜35 支持具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−246127(JP,A) 特開 平7−241435(JP,A) 特開 昭48−24366(JP,A) 特開 平6−78980(JP,A) 実開 平5−74541(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 9/00 - 9/22 B01D 53/00 - 53/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を機内に吸入するファンが空気吸入
    側に備えられ、機内に薬液が貯留されるとともに、該薬
    液が毛管作用により浸透せしめられる複数枚のフィルタ
    が前記ファンにより機内に吸入されて外部に導出される
    空気の流れ方向に対して平行に配設され、該フィルタは
    その一部が直接的に前記薬液に浸漬されており、前記フ
    ァンにより機内に吸入された空気を前記薬液及びフィル
    タに接触させた後外部に導出するようにされた空気清浄
    機。
  2. 【請求項2】 複数枚のフィルタが、ファンにより機内
    に吸入されて外部に導出される空気の流れ方向に対して
    平行で、かつ、相互に直交ないし交差するように配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄
    機。
  3. 【請求項3】 ファンにより機内に吸入されて外部に導
    出される空気の流れ方向に沿って螺旋状に巻装配置され
    なるフィルタをさらに有しており、該フィルタもその一
    部が直接的に前記薬液に浸漬されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 前記薬液として、ヒノキチオール水溶
    液、活性珪素液、多元素ミネラル液、安定化二酸化塩素
    液、のいずれかが用いられていることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の空気清浄機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の空気清浄機を用い、薬剤
    としてヒノキチオール水溶液を用いて空気を清浄化する
    空気清浄化方法。
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