JP2873987B2 - 水溶性樹脂溶解剤 - Google Patents
水溶性樹脂溶解剤Info
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- pyrrolidone
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/43—Solvents
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は マニキュア、チューイ
ンガム、タール、ワックスなどの高分子樹脂を主成分と
する複合ヘビー汚染物質を 安全に確実に溶解除去でき
る水溶性樹脂溶解剤に関するものである。特に水溶製に
特徴を有する ピロリドン系有機溶剤に 可溶化剤とし
て界面活性剤 及び 必要によってテルペン系天然抽出
油を含有せししめ今まで 芳香族有機溶剤その他の石油
溶剤を廃して 安全性のすぐれた後処理の容易な樹脂系
の 粘質又は固形化した 重度な汚れを溶解する水溶性
樹脂溶解剤に関するものである。 【従来の技術】従来から樹脂（レジン）即ち 被膜形成
能を有する高分子化合物 及びそれに付着する肉眼視に
て 醜化状態を表現する物質は 洗浄剤として界面活性
剤や 酸 アルカリなどの力だけでは 除去することは
殆ど不可能に近い。そして 被膜形成物質の溶剤や希
釈剤（シンナー）を併用すれば 当該物質を溶解するこ
とはできる訳である。 その結果使用されている溶剤類
は芳香族系のトルエン、キシレン、クロルベンゼン、エ
チルクレゾール、ベンゼンやハロゲン系のクロロホル
ム、パークロルエチレン、フロン、トリクレン、メチレ
ンクロライド、更には芳香臭の強い 各種エステル（酢
酸エステル、酪酸エステル） アルコール（メチル、イ
ソプロピル、ベンジル、ブチル、）など 更には 引火
性の低い ガソリン、二流化炭素、エーテル、エチレン
オキサイド、ケトン系（ＭＥＫ、ＭＩＢＫ、アセト
ン、）などが 一種ないし二種 以上併用 必要によっ
て アルカリ側で溶解力をアップしているのが 現状で
ある。 【発明が解決しようとする課題】その為に いくつかの
問題点が発生し その適切な対策に苦慮している。その
問題点とは （１）有機溶剤による中毒障害などの人体の健康への危
惧 それによる作業者の労働生産性の低下 （２）油溶性（疎水性）、揮発性、難分解性などからく
る 大気 水質への環境対策の増大 （３）汚染物質を除去する場合は 溶解物質の拡散、再
付着防止の低下二次処理の対策 （４）消防法による危険物 劇薬毒物取締法 安衛法な
どの各種法令からの回避対策 （５）水との相性が疎遠に付随する 原価低減の障害
取扱の非能率化 （６）被覆形成物質に付着する 油分 各種無機 有機
質の汚染物質などの複合汚染の 卜−タル的除去の制約 などが挙げられ １ないし それ以上重なって 大きな
課題として現在している訳である。 その為に 各種器
具 使用法 保護具などを駆使して いくらかの軽減を
図るも実際上は 遅々として進行していないきらいがあ
る。 【課題を解決するための手段】以上の 実情に鑑みて
本発明者は種々検討の結果 水溶性を前提として可溶化
（水への）を第一義的に ピロリドン系溶剤 及び 界
面活性剤に必要によって テルペン類を併用して 溶解
力、再汚染防止性、安全性、公害防止性、作業改善性の
いずれもすぐれた 水溶性樹脂溶解剤を 見いだすこ
とに達した。ピロリドン系溶剤は 元々 水溶性の水溶
解度の大きい性質を有するが単独では 水で希釈すると
その溶解能は加速度的に低下する。そこで非水系の水
溶性界面活性剤を併用すると その溶解能は それほど
低下しないことを見いだしたのである。もっとも 他の
非水系の水溶性溶剤 例えば エチレングリコール、グ
リセリン、メタノール、グリコールエーテル、ヘキシレ
ングリコールなどとの併用でも同様なるも 重要なのは
被膜形成物質を含む汚染物質の溶解能力には 極めて
不充分なる事である。 加えて溶解した汚染物質の再付
着が発生し 汚染物質の他部所への 拡散が助長され
周到な除去結果を発揮できないうらみがある。そして
水溶性の界面活性剤は 陰イオン、非イオン、両性イオ
ン、陽イオンのすべてに及ぶが 就中 陰イオン、及び
非イオン系のものが 溶解能（パラメーター）をキープ
する上で有利である。代表的な界面活性剤は 次の様な
ものが挙げられる。非イオン系として ポリオキシレン
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフエニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルカ
ノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、アミノ脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン、脂肪酸アルキルエステル、ショ糖脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸等、陰イオ
ン系として 脂肪酸塩、アルファオレフィンスルホン酸
塩、アシルタウリン塩、アシルグルタミン酸塩、アルキ
ルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキ
ルリン酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル
塩、などである。当該界面活性剤は 含有量として 大
概 ２〜２５重量％配合するののがよい。少なすぎると
効果が小さいし 多すぎると ピロリドン系溶剤の溶解
能を 阻むきらいがある。 重要なのは 界面活性剤が
水溶性であることである。 水溶性であるから 汚染物
質の分散が高まり 洗浄力をアップすることができる。
と同時に 生分解性を促し 水の汚染を軽減することも
できる訳である。又 ピロリドン系溶剤は Ｎ−メチル
ー２ピロリドン、２−ピロリドン、３−ピロリドン な
どの 異環芳香族溶剤である。之ら ピロリドン系溶剤
の含有量は ５０〜９０重量％配合されることが好まし
い ５０％以下ではすぐれた溶解能を 発揮させるのに
支障があり ９０以上の場合は汚れの再分散性に不充分
を来し 芳香性も乏しい。一方 これに好ましきは テ
ルペン系溶剤を配合し 芳香性を改良するばかりでなく
樹脂溶解力、再汚染防止力、除臭力、生分解性が大幅
に向上させることができる。テルペンは（Ｃ５Ｈ８）ｎ
で表示され 就中 ｎ−２〜４のものが 本発明に 採
用できるもので シトラール、シトロネラール、ヒドロ
キシシトロネラール、シネンサール、リナロール、ミル
セノール、α−ピネン、β−ピネン、Ｄ−リモネン、ミ
ルセン など どちらかといえば オレンジ、レモンな
どの かんきつ臭のものが 使用感を良く好まれる。当
該 テルペンは２〜２８重量％配合されるのが 相溶
性、水分散性を維持する上で有利である。 【作用】本発明は ピロリドン系溶剤と ＨＬＢ ７以
上の水溶性界面活性剤をベースにし 必要に応じて Ｃ
＝１０〜２０の テルペン類を含有するものを骨子とす
る。 この中に 種々の物質を加えることもできる。加
える目的は 用途に応じて異なる。タール、ピッチ、フ
イルム形成能を有する 各種樹脂の汚れ（ガム、ペイン
ト、ベヒクル、ワニス、エナメル、ポスターカラー）、
マニキュア、酸化性重合油（頑固な汚れ、樹脂化した付
着汚染）などの強力な汚れにおいて それを 除去する
に 付加的に 着色剤、防腐剤、蛍光剤、殺菌剤、各種
塩類、他の溶剤（アルコール、グリコール、エステル、
アルデヒド、アミン、ケトン系）、潤滑剤、湿潤剤、粘
度向上剤（高分子ポリマー）、香料（フレグランス＆フ
レーバー）、などを 配合することがある。以下 代表
的実施例にて 本発明を 具体的に説明する。 【実施例】次の表に示した試作品を用いて 各種汚れの
洗浄力を調べた。 【表１】 （注）界面活性剤 ▲Ａ▼ポリオキシエチレン（ＥＯ １０モル）オレイル
エーテル ▲Ｂ▼ポリオキシエチレン（ＥＯ ７．８モル）ノニル
フェノールエーテル テスト方法 （汚れ−１） チューインガムを 目地タイルに付着させ シェラッ
ク、クロロホルム、カーボンブラックを 混練し、４０
℃一週間熟成した。上記試作品を用いてその洗浄力、再
付着性などを視察した。試作品ＮＯ−１〜６ 完全に
ガムを除去し ブラッシで再付着することなく洗浄でき
たが 比較例 Ｉ〜Ｖは においが悪いこと、溶解力は
すぐれているが 溶解したものも付着（汚れが拡散
し）ブラッシで収集困難であった。 （汚れ−２）市販のマニキュアを モニター５人の爪に
塗布し 一日経過後 本試作品を用いて処理した結果
いずれも完全に除去することができた。一方 比較例
Ｉ〜Ｖの内 ＩＩ、ＩＩＩのものは マニキュアが残留
してしかも他のＩ、ＩＶ、Ｖのものも ふきとりが悪く
爪の白化が生じた。 （汚れ−３）コレステロール、オレイン、硬化ヒマシ
油、ロジン、カーボンブラック、酸化亜鉛、炭酸カルシ
ユウム、群青、ポリビニールアルタールを ＭＥＫと
パークロルエチレンの 混合ソルベント（２：１）にと
かしてエボメイトプレートに塗布し ソルベントを揮発
させて 常温で一ヶ月（３０日）放置した。これに 上
記試作品を用いて 汚れ除去率をみた結果は 次のとお
りであった。 試作品−１ − ９８％ ２ − ９５％ ３ − ９８％ ４ − ９２％ ５ − ９５％ ６ − ９３％ いずれも 良好でブラッシも再汚染せず そのまま水洗
してＯＫ、においも芳香であった。 比較例−Ｉ − ７５％ − 悪臭で水処理不能 ＩＩ − ８８％ − 除去したブラッシが再付着し
た 比較例−ＩＩＩ − ４０％ − 除去率悪い ＩＶ − ９０％ − 表面が失透した 悪臭 Ｖ − ７０％ − 表面が脆化した 【発明の効果】以上のように 本発明は 被膜形成能を
有する 頑固な付着汚染物質を簡単に確実に 溶解除去
するもので 次のような効果を奏する。 （１）水溶性である為に 作業性が良く 汚染物質の再
汚染、難分解性が解消できる。 （２）原料が芳香性ある 人に快適な為に 取扱易く
且つ 除臭効果、除菌効果を 兼備させることができ
る。 （３）被膜形成物質の 溶解力がすぐれ スピーディに
且つ 確実に除去作業を 行なうことができる。 （４）用途が広く 化粧品のマニキュア、ペリキュアな
どから タール、ピッチ、酸化性油、ワニス、塗料、
などの汚れ除去にまで可能である。 （５）消費者にテルペンの有する かんきつ臭が加わり
快適 且つ自然派のイメージを 植付けることができ
る。 （６）必要により 水で希釈できるので 経済性 安全
性で 非常に有利である。
ンガム、タール、ワックスなどの高分子樹脂を主成分と
する複合ヘビー汚染物質を 安全に確実に溶解除去でき
る水溶性樹脂溶解剤に関するものである。特に水溶製に
特徴を有する ピロリドン系有機溶剤に 可溶化剤とし
て界面活性剤 及び 必要によってテルペン系天然抽出
油を含有せししめ今まで 芳香族有機溶剤その他の石油
溶剤を廃して 安全性のすぐれた後処理の容易な樹脂系
の 粘質又は固形化した 重度な汚れを溶解する水溶性
樹脂溶解剤に関するものである。 【従来の技術】従来から樹脂（レジン）即ち 被膜形成
能を有する高分子化合物 及びそれに付着する肉眼視に
て 醜化状態を表現する物質は 洗浄剤として界面活性
剤や 酸 アルカリなどの力だけでは 除去することは
殆ど不可能に近い。そして 被膜形成物質の溶剤や希
釈剤（シンナー）を併用すれば 当該物質を溶解するこ
とはできる訳である。 その結果使用されている溶剤類
は芳香族系のトルエン、キシレン、クロルベンゼン、エ
チルクレゾール、ベンゼンやハロゲン系のクロロホル
ム、パークロルエチレン、フロン、トリクレン、メチレ
ンクロライド、更には芳香臭の強い 各種エステル（酢
酸エステル、酪酸エステル） アルコール（メチル、イ
ソプロピル、ベンジル、ブチル、）など 更には 引火
性の低い ガソリン、二流化炭素、エーテル、エチレン
オキサイド、ケトン系（ＭＥＫ、ＭＩＢＫ、アセト
ン、）などが 一種ないし二種 以上併用 必要によっ
て アルカリ側で溶解力をアップしているのが 現状で
ある。 【発明が解決しようとする課題】その為に いくつかの
問題点が発生し その適切な対策に苦慮している。その
問題点とは （１）有機溶剤による中毒障害などの人体の健康への危
惧 それによる作業者の労働生産性の低下 （２）油溶性（疎水性）、揮発性、難分解性などからく
る 大気 水質への環境対策の増大 （３）汚染物質を除去する場合は 溶解物質の拡散、再
付着防止の低下二次処理の対策 （４）消防法による危険物 劇薬毒物取締法 安衛法な
どの各種法令からの回避対策 （５）水との相性が疎遠に付随する 原価低減の障害
取扱の非能率化 （６）被覆形成物質に付着する 油分 各種無機 有機
質の汚染物質などの複合汚染の 卜−タル的除去の制約 などが挙げられ １ないし それ以上重なって 大きな
課題として現在している訳である。 その為に 各種器
具 使用法 保護具などを駆使して いくらかの軽減を
図るも実際上は 遅々として進行していないきらいがあ
る。 【課題を解決するための手段】以上の 実情に鑑みて
本発明者は種々検討の結果 水溶性を前提として可溶化
（水への）を第一義的に ピロリドン系溶剤 及び 界
面活性剤に必要によって テルペン類を併用して 溶解
力、再汚染防止性、安全性、公害防止性、作業改善性の
いずれもすぐれた 水溶性樹脂溶解剤を 見いだすこ
とに達した。ピロリドン系溶剤は 元々 水溶性の水溶
解度の大きい性質を有するが単独では 水で希釈すると
その溶解能は加速度的に低下する。そこで非水系の水
溶性界面活性剤を併用すると その溶解能は それほど
低下しないことを見いだしたのである。もっとも 他の
非水系の水溶性溶剤 例えば エチレングリコール、グ
リセリン、メタノール、グリコールエーテル、ヘキシレ
ングリコールなどとの併用でも同様なるも 重要なのは
被膜形成物質を含む汚染物質の溶解能力には 極めて
不充分なる事である。 加えて溶解した汚染物質の再付
着が発生し 汚染物質の他部所への 拡散が助長され
周到な除去結果を発揮できないうらみがある。そして
水溶性の界面活性剤は 陰イオン、非イオン、両性イオ
ン、陽イオンのすべてに及ぶが 就中 陰イオン、及び
非イオン系のものが 溶解能（パラメーター）をキープ
する上で有利である。代表的な界面活性剤は 次の様な
ものが挙げられる。非イオン系として ポリオキシレン
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフエニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルカ
ノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、アミノ脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン、脂肪酸アルキルエステル、ショ糖脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸等、陰イオ
ン系として 脂肪酸塩、アルファオレフィンスルホン酸
塩、アシルタウリン塩、アシルグルタミン酸塩、アルキ
ルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキ
ルリン酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル
塩、などである。当該界面活性剤は 含有量として 大
概 ２〜２５重量％配合するののがよい。少なすぎると
効果が小さいし 多すぎると ピロリドン系溶剤の溶解
能を 阻むきらいがある。 重要なのは 界面活性剤が
水溶性であることである。 水溶性であるから 汚染物
質の分散が高まり 洗浄力をアップすることができる。
と同時に 生分解性を促し 水の汚染を軽減することも
できる訳である。又 ピロリドン系溶剤は Ｎ−メチル
ー２ピロリドン、２−ピロリドン、３−ピロリドン な
どの 異環芳香族溶剤である。之ら ピロリドン系溶剤
の含有量は ５０〜９０重量％配合されることが好まし
い ５０％以下ではすぐれた溶解能を 発揮させるのに
支障があり ９０以上の場合は汚れの再分散性に不充分
を来し 芳香性も乏しい。一方 これに好ましきは テ
ルペン系溶剤を配合し 芳香性を改良するばかりでなく
樹脂溶解力、再汚染防止力、除臭力、生分解性が大幅
に向上させることができる。テルペンは（Ｃ５Ｈ８）ｎ
で表示され 就中 ｎ−２〜４のものが 本発明に 採
用できるもので シトラール、シトロネラール、ヒドロ
キシシトロネラール、シネンサール、リナロール、ミル
セノール、α−ピネン、β−ピネン、Ｄ−リモネン、ミ
ルセン など どちらかといえば オレンジ、レモンな
どの かんきつ臭のものが 使用感を良く好まれる。当
該 テルペンは２〜２８重量％配合されるのが 相溶
性、水分散性を維持する上で有利である。 【作用】本発明は ピロリドン系溶剤と ＨＬＢ ７以
上の水溶性界面活性剤をベースにし 必要に応じて Ｃ
＝１０〜２０の テルペン類を含有するものを骨子とす
る。 この中に 種々の物質を加えることもできる。加
える目的は 用途に応じて異なる。タール、ピッチ、フ
イルム形成能を有する 各種樹脂の汚れ（ガム、ペイン
ト、ベヒクル、ワニス、エナメル、ポスターカラー）、
マニキュア、酸化性重合油（頑固な汚れ、樹脂化した付
着汚染）などの強力な汚れにおいて それを 除去する
に 付加的に 着色剤、防腐剤、蛍光剤、殺菌剤、各種
塩類、他の溶剤（アルコール、グリコール、エステル、
アルデヒド、アミン、ケトン系）、潤滑剤、湿潤剤、粘
度向上剤（高分子ポリマー）、香料（フレグランス＆フ
レーバー）、などを 配合することがある。以下 代表
的実施例にて 本発明を 具体的に説明する。 【実施例】次の表に示した試作品を用いて 各種汚れの
洗浄力を調べた。 【表１】 （注）界面活性剤 ▲Ａ▼ポリオキシエチレン（ＥＯ １０モル）オレイル
エーテル ▲Ｂ▼ポリオキシエチレン（ＥＯ ７．８モル）ノニル
フェノールエーテル テスト方法 （汚れ−１） チューインガムを 目地タイルに付着させ シェラッ
ク、クロロホルム、カーボンブラックを 混練し、４０
℃一週間熟成した。上記試作品を用いてその洗浄力、再
付着性などを視察した。試作品ＮＯ−１〜６ 完全に
ガムを除去し ブラッシで再付着することなく洗浄でき
たが 比較例 Ｉ〜Ｖは においが悪いこと、溶解力は
すぐれているが 溶解したものも付着（汚れが拡散
し）ブラッシで収集困難であった。 （汚れ−２）市販のマニキュアを モニター５人の爪に
塗布し 一日経過後 本試作品を用いて処理した結果
いずれも完全に除去することができた。一方 比較例
Ｉ〜Ｖの内 ＩＩ、ＩＩＩのものは マニキュアが残留
してしかも他のＩ、ＩＶ、Ｖのものも ふきとりが悪く
爪の白化が生じた。 （汚れ−３）コレステロール、オレイン、硬化ヒマシ
油、ロジン、カーボンブラック、酸化亜鉛、炭酸カルシ
ユウム、群青、ポリビニールアルタールを ＭＥＫと
パークロルエチレンの 混合ソルベント（２：１）にと
かしてエボメイトプレートに塗布し ソルベントを揮発
させて 常温で一ヶ月（３０日）放置した。これに 上
記試作品を用いて 汚れ除去率をみた結果は 次のとお
りであった。 試作品−１ − ９８％ ２ − ９５％ ３ − ９８％ ４ − ９２％ ５ − ９５％ ６ − ９３％ いずれも 良好でブラッシも再汚染せず そのまま水洗
してＯＫ、においも芳香であった。 比較例−Ｉ − ７５％ − 悪臭で水処理不能 ＩＩ − ８８％ − 除去したブラッシが再付着し
た 比較例−ＩＩＩ − ４０％ − 除去率悪い ＩＶ − ９０％ − 表面が失透した 悪臭 Ｖ − ７０％ − 表面が脆化した 【発明の効果】以上のように 本発明は 被膜形成能を
有する 頑固な付着汚染物質を簡単に確実に 溶解除去
するもので 次のような効果を奏する。 （１）水溶性である為に 作業性が良く 汚染物質の再
汚染、難分解性が解消できる。 （２）原料が芳香性ある 人に快適な為に 取扱易く
且つ 除臭効果、除菌効果を 兼備させることができ
る。 （３）被膜形成物質の 溶解力がすぐれ スピーディに
且つ 確実に除去作業を 行なうことができる。 （４）用途が広く 化粧品のマニキュア、ペリキュアな
どから タール、ピッチ、酸化性油、ワニス、塗料、
などの汚れ除去にまで可能である。 （５）消費者にテルペンの有する かんきつ臭が加わり
快適 且つ自然派のイメージを 植付けることができ
る。 （６）必要により 水で希釈できるので 経済性 安全
性で 非常に有利である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項−１】 （１）ピロリドン系有機溶剤が ５０〜９０Ｗ％ （２）ＨＬＢ ７以上の界面活性剤が ２〜２５Ｗ％ （３）テルペン類化合物が ２〜２８Ｗ％ （４）水 分 バランスとしてを必須
成分とする水溶性樹 脂溶解剤。 〔（３）のテルペン類は（Ｃ５Ｈ８）ｎ（ｎ＝１〜３）
である〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4042464A JP2873987B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 水溶性樹脂溶解剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4042464A JP2873987B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 水溶性樹脂溶解剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05186798A JPH05186798A (ja) | 1993-07-27 |
| JP2873987B2 true JP2873987B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=12636796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4042464A Expired - Fee Related JP2873987B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 水溶性樹脂溶解剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2873987B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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|---|---|---|---|---|
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| WO2001021749A1 (fr) * | 1999-09-20 | 2001-03-29 | Denenchofu Roman Co., Ltd. | Detachant liquide et detachant en feuilles |
| AU2002221057A1 (en) | 2000-12-13 | 2002-06-24 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Detergent |
| JP5367460B2 (ja) * | 2009-05-29 | 2013-12-11 | 株式会社オギノ | 汚れ除去液及び汚れ除去方法 |
| JP5192581B1 (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-08 | 株式会社カネコ化学 | 合成樹脂溶解用溶剤組成物 |
| JP6933331B1 (ja) * | 2021-03-20 | 2021-09-08 | 株式会社赤玉化学 | 靴洗浄剤組成物 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1198957A (en) * | 1981-12-07 | 1986-01-07 | Intercontinental Chemical Corporation | Printing screen cleaning and reclaiming compositions |
| JPH0635600B2 (ja) * | 1985-06-17 | 1994-05-11 | 花王株式会社 | 鋳型製造用洗浄剤 |
| JPH01188311A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-27 | Neos Co Ltd | 金型用洗浄剤 |
| JPH0468095A (ja) * | 1990-07-09 | 1992-03-03 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フラックス洗浄剤 |
| JPH0692484B2 (ja) * | 1991-03-11 | 1994-11-16 | 西山ステンレスケミカル株式会社 | エポキシ樹脂溶解剤 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP4042464A patent/JP2873987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05186798A (ja) | 1993-07-27 |
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