JP2873657B2 - ストリップの連続処理装置 - Google Patents

ストリップの連続処理装置

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JP2873657B2
JP2873657B2 JP5283394A JP28339493A JP2873657B2 JP 2873657 B2 JP2873657 B2 JP 2873657B2 JP 5283394 A JP5283394 A JP 5283394A JP 28339493 A JP28339493 A JP 28339493A JP 2873657 B2 JP2873657 B2 JP 2873657B2
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strip
continuous
heating furnace
roll
furnace
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達朗 荒木
続一 真鍋
啓二 山本
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストリップの連続処理装
置に関し、特にジョイナー装置により接続された先行ス
トリップの後端と後続ストリップの先端との接続部に起
因する障害防止対策に関する。
【0002】
【従来の技術】ストリップの連続処理装置においては、
生産性の向上や製品の歩留りを上げる等の目的で、ジョ
イナー装置により先行ストリップの後端と後続ストリッ
プの先端とを接続して、熱処理用の加熱炉を通板させる
ようにしている。ストリップの接続方法としては、溶接
法や喰込法等が知られている(例えば、特公昭51−2
1503号公報)。しかし、いずれの方法でも接続部か
らストリップ屑等が発生し、その屑が以後の搬送経路を
構成しているロールに付着すると、ロール自体を傷めた
り、ストリップ表面に傷を発生させる。この損傷の度合
いは、連続処理の開始に先立って、ダミーストリップを
使用して加熱炉の調整を行うために、処理されるストリ
ップにステンレス等によるダミーストリップを接続した
場合に大きくなる。また、加熱炉の前後について言え
ば、材料の軟化する加熱炉の出側の方が損傷の度合いは
大きい。
【0003】この問題点を解消するため、ストリップの
接続部にテープを貼着するテーピング装置が提供されて
いる(例えば、特開平4−91821号公報)。このテ
ーピング装置は、ジョイナー装置と加熱炉との間の処理
ラインに置かれ、ストリップの接続部の前後における上
下面をクランプ装置で固定し、接続部の上下面全幅にわ
たってテープを貼着する。このテープには、高分子系材
料が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウムのようなストリップの連続処理装置では、鋼帯に
比べて溶接が容易でないという問題がある。また、アル
ミニウムストリップに対してコーティング処理を行うよ
うな加熱炉では、炉温が200〜300℃とそれほど高
くなく、高分子系材料によるテープは耐熱温度が350
℃程度であるので支障は無い。しかし、アルミニウムの
連続焼鈍を行うような加熱炉では、炉温が500〜60
0℃と高いのでテーピングは行われていないのが実情で
あり、ストリップ屑等によるロール損傷、ストリップ表
面への傷発生等に対する対策は何ら講じられていない。
また、300℃以下の熱処理を行うような場合であって
も、熱処理後のストリップ表面は押し傷に対して弱く、
加熱処理後の押し傷防止対策を講じる要求が高まってい
る。
【0005】それ故、本発明の課題は、どのような温度
で処理されるストリップに対してもその接続部に起因す
る表面傷の発生を防止できると共に、ロールの損傷も防
止できるストリップの連続処理装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ストリップに
対して熱処理を行う加熱炉と、この加熱炉の入側におい
て先行ストリップの後端と後続ストリップの先端とを接
続するジョイナー装置とを備えたストリップの連続処理
装置において、前記加熱炉の出側に、前記ストリップの
前記接続部に対して上下両面からフィルムをラミネート
する装置を設けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は本発明によるストリップ、特にアルミ
ニウムストリップの連続処理装置の処理ラインを示した
図である。繰り出しリール11に巻かれたストリップ
は、中継ロール12,13−ジョイナー装置14−中継
ロール15−入側アキュムレータ16−中継ロール1
7,28,19−連続焼鈍炉20−ラミネート装置21
−中継ロール22、23,24−出側アキュムレータ2
5−中継ロール26、27の経路で巻取りリール28に
巻かれる。
【0008】ジョイナー装置14、連続焼鈍炉20は、
これまで使用されているどのような装置を利用しても良
い。連続焼鈍炉20においては、ストリップは連続供給
されるのに対し、ジョイナー装置14においてはストリ
ップを停止状態におく必要がある。このため、連続焼鈍
炉20の入側と出側にそれぞれ、入側アキュムレータ1
6、出側アキュレムータ25を配置し、入側アキュムレ
ータ16へのストリップ供給が停止した状態でも連続焼
鈍炉20にはストリップ供給が続けられるようにしてい
る。このような入側アキュムレータ16、出側アキュム
レータ25は、ストリップの方向を反転させるためのロ
ール(例えば上側のロール)を上下動させるようにする
ことで実現可能であり、具体的な構成、作用は周知であ
るので説明は省略する。
【0009】本発明の主たる特徴は、連続焼鈍炉20の
出側にラミネート装置21を設けたことにある。このラ
ミネート装置21は、ジョイナー装置14で接続された
ストリップの接続部とその前後の上下両面を保護フィル
ム30で被覆する装置であり、被覆作業は移動している
ストリップに対して行われる。
【0010】連続処理動作は次のようにして行われる。
ジョイナー装置14においては、ストリップの後端が検
出されると、ストリップの送りを停止させた状態でこの
後端に後続のストリップの先端を接続する作業を行う。
ジョイナー装置14における接続作業が終了すると、ス
トリップの送りが再開される。その後、ストリップの接
続部は連続焼鈍炉20に入り、加熱帯−徐冷帯−空冷帯
を通過して連続焼鈍炉20を出た時の温度は約100℃
となっている。
【0011】ところで、接続部がアルミニウム同士の場
合、連続焼鈍炉20において完全焼鈍されたとすると、
アルミ材の硬度は約Hv100以下と軟化しており、互
いに擦り合わされるとストリップ屑やかえりが発生し易
い。また、前述したように、連続処理の開始又は炉の条
件変更に先立ってアルミニウムのストリップの代わりに
ステンレスのダミーストリップを接続した場合、連続焼
鈍炉を通過した接続部はアルミニウム側のみ軟化する。
このためステンレス側のエッジによりアルミニウム側に
多数のストリップ屑やかえりが発生する。これは、ステ
ンレスの硬度が約Hv200であるのに対し、アルミ材
の硬度は約Hv100以下というように大きな差がある
からである。
【0012】そして、このようにして発生したストリッ
プ屑やかえりが、以降のロール表面に突きささったり、
食い込んだりし、ロール表面に発生したストリップ屑は
ストリップ表面に傷を発生させることは前述した通りで
ある。特に、出側アキュレムータ25のロールは、通
常、ゴム系のライニングロールであり、上記の問題が起
こり易い。
【0013】これに対し、本発明では連続焼鈍炉20の
出側にラミネート装置21を配置しており、ラミネート
装置21はストリップの接続部の上下両面に保護フィル
ム30を接着あるいは溶着することにより接続部を被覆
する。保護フィルム30の材料としては、ポリエチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル等が考え
られる。ラミネート装置21は、その手前に配置された
検出器によりストリップの接続部が検出されると動作す
る。ストリップの接続部検出は、通常、ストリップの接
続部には隙間ができるようにされたり、強制的に穴が穿
孔されるので、ホトセンサ等によりこれらを検出するよ
うにすれば良い。
【0014】ラミネート装置21により、接続部周辺に
付着しているストリップ屑や接続部に発生しているかえ
りはすべて保護フィルム30で被覆される。このことに
より、連続焼鈍炉20以降のロールにストリップ接合部
の削り屑が付着したり、かえりで傷付けられることを防
止できる。よって、ストリップ表面への傷付きを防止で
きる。また、この防止効果は、連続焼鈍炉20における
加熱温度が高温の場合でも発揮される。
【0015】図2は本発明をアルミニウムによるストリ
ップの連続塗装ラインに適用した例を示す。この連続塗
装ラインでは、入側アキュムレータ16と加熱炉50と
の間に塗装装置40が配置されている。塗装装置40で
は、塗装機41、42によりストリップの上下両面に塗
装を行う。塗装後のストリップは加熱炉50で焼付処理
される。ラミネート装置21では、図1で説明したもの
と同じであり、作用、効果の説明は省略する。
【0016】なお、本発明において対象となるストリッ
プはアルミニウムに限らず、本発明は他の金属によるス
トリップの連続処理装置にも適用可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、ストリップの接続部を加熱炉の出側において保護フ
ィルムで被覆するので、どのようなストリップに対して
もその接続に起因したストリップ屑やかえりによるロー
ル損傷やストリップ表面傷の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるストリップの連続処理装置
の処理ラインを示した図である。
【図2】本発明をストリップの連続塗装ラインに適用し
た場合のラインを示した図である。
【符号の説明】
11 繰り出しリール 12,13,15、18,19,22,23,24,2
6,27 中継ロール 14 ジョイナー装置 16 入側アキュムレータ 20 連続焼鈍炉 21 ラミネート装置 25 出側アキュムレータ 28 巻き取りリール 30 保護フィルム 40 塗装装置 41、42 塗装機 50 加熱炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 47/00 B65H 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップに対して熱処理を行う加熱炉
    と、この加熱炉の入側において先行ストリップの後端と
    後続ストリップの先端とを接続するジョイナー装置とを
    備えたストリップの連続処理装置において、前記加熱炉
    の出側に、前記ストリップの前記接続部に対して上下両
    面からフィルムをラミネートする装置を設けたことを特
    徴とするストリップの連続処理装置。
JP5283394A 1993-11-12 1993-11-12 ストリップの連続処理装置 Expired - Lifetime JP2873657B2 (ja)

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JP5283394A JP2873657B2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 ストリップの連続処理装置

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JPH07132322A JPH07132322A (ja) 1995-05-23
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DE102005037182A1 (de) * 2005-08-06 2007-02-15 Bwg Bergwerk- Und Walzwerk-Maschinenbau Gmbh Verfahren zum Abkleben einer Bandverbindung und Klebebandapplikator
JP6412838B2 (ja) * 2015-08-03 2018-10-24 日新製鋼株式会社 塗装金属帯製造設備
DE102017127312A1 (de) 2017-11-20 2019-05-23 Bwg Bergwerk- Und Walzwerk-Maschinenbau Gmbh Verfahren zum Herstellen einer Bandverbindung

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