JPH067845A - 連続熱間圧延における溶接接合部の検出方法 - Google Patents
連続熱間圧延における溶接接合部の検出方法Info
- Publication number
- JPH067845A JPH067845A JP4169299A JP16929992A JPH067845A JP H067845 A JPH067845 A JP H067845A JP 4169299 A JP4169299 A JP 4169299A JP 16929992 A JP16929992 A JP 16929992A JP H067845 A JPH067845 A JP H067845A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】溶接接合部を精度よく検出することができ、そ
の結果、切り捨ての歩留りを向上する。 【構成】連続熱間圧延ライン９において、シートバー接
合機からのトラッキング信号２ａを受けて溶接部に接合
部冷片圧着機３により冷片を圧着し、巻取装置４の入り
側の切断機５の直前に、自発光検出方式のＣＣＤカメラ
６を設けて鋼板の温度の違いを検出すると同時に、冷片
の形状を認識して溶接接合部を検出して切断する。
の結果、切り捨ての歩留りを向上する。 【構成】連続熱間圧延ライン９において、シートバー接
合機からのトラッキング信号２ａを受けて溶接部に接合
部冷片圧着機３により冷片を圧着し、巻取装置４の入り
側の切断機５の直前に、自発光検出方式のＣＣＤカメラ
６を設けて鋼板の温度の違いを検出すると同時に、冷片
の形状を認識して溶接接合部を検出して切断する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は連続熱間圧延における溶
接接合部の検出方法に関するものである。
接接合部の検出方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】連続熱間圧延における溶接接合部の検出
方法技術として現在、提唱されている溶接接合部検出技
術としては、仕上圧延機の最終スタンドにおける先行材
尾端と後行材先端の接合部における圧延荷重の差異によ
り、接合部を検知する技術、接合部での板厚、板幅、放
射率の違いを切断機直前に設置した板厚計、板幅計、温
度計により検知し、それらの情報から接合部である確か
らしさを求めてトラッキング機能をより確かなものにす
るといった技術がある（特開平４−８９１３６号公報参
照）。
方法技術として現在、提唱されている溶接接合部検出技
術としては、仕上圧延機の最終スタンドにおける先行材
尾端と後行材先端の接合部における圧延荷重の差異によ
り、接合部を検知する技術、接合部での板厚、板幅、放
射率の違いを切断機直前に設置した板厚計、板幅計、温
度計により検知し、それらの情報から接合部である確か
らしさを求めてトラッキング機能をより確かなものにす
るといった技術がある（特開平４−８９１３６号公報参
照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】圧延荷重の変化で接合
部を検出する技術では、荷重変動部の誤差によって接合
部を誤認識したり、ロードセルの異常時に検出不可能と
なる。また、板厚、板幅、放射率の変化を検知する手法
もトラッキング機能の補助的立場で使用するには適当な
道具であると思われるが、接合部の状態と他部分の違い
を推量するに過ぎず、同一サイズの板を継いで圧延する
場合は、幅方向にずらして接合するといった本来の圧延
にそぐわない手法を取らなければならなくなる。
部を検出する技術では、荷重変動部の誤差によって接合
部を誤認識したり、ロードセルの異常時に検出不可能と
なる。また、板厚、板幅、放射率の変化を検知する手法
もトラッキング機能の補助的立場で使用するには適当な
道具であると思われるが、接合部の状態と他部分の違い
を推量するに過ぎず、同一サイズの板を継いで圧延する
場合は、幅方向にずらして接合するといった本来の圧延
にそぐわない手法を取らなければならなくなる。
【０００４】本発明では、これらの問題点を考慮して、
接合部に加工を施してそれを検出する、より確かな接合
部の検出技術を提供することを目的とする。
接合部に加工を施してそれを検出する、より確かな接合
部の検出技術を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するため、溶接後の接合部に薄い冷片を圧着し、その
部分と周囲の鋼板表面温度を差別化し、温度差による鋼
板表面の発光状態の違いをＣＣＤカメラで検出するよう
にしたものである。この場合、温度の差異を検出すると
同時にその温度分布を画像処理し、溶接接合部とそれ以
外の低温部、例えばスケール等と区別する補助とするこ
とができる。
決するため、溶接後の接合部に薄い冷片を圧着し、その
部分と周囲の鋼板表面温度を差別化し、温度差による鋼
板表面の発光状態の違いをＣＣＤカメラで検出するよう
にしたものである。この場合、温度の差異を検出すると
同時にその温度分布を画像処理し、溶接接合部とそれ以
外の低温部、例えばスケール等と区別する補助とするこ
とができる。
【０００６】
【作用】本発明によれば、接合部検出用の冷片圧着装置
及び接合部の低温域を検出するＣＣＤカメラを導入して
鋼板の溶接接合部の位置を精度よく検出することができ
る。したがって、切断処理の誤動作をなくすと同時に、
誤切断等による歩留りの低下を回避することが可能とな
る。
及び接合部の低温域を検出するＣＣＤカメラを導入して
鋼板の溶接接合部の位置を精度よく検出することができ
る。したがって、切断処理の誤動作をなくすと同時に、
誤切断等による歩留りの低下を回避することが可能とな
る。
【０００７】
【実施例】図１は本発明が適用される連続熱間圧延のパ
スライン９の説明図である。粗圧延機７で粗圧延された
熱間圧延シートバーは熱間仕上圧延機１の上流側におい
てシートバー接合機２によって先行シートバーの尾端に
後行シートバーの先端が溶接接合され、連続的に仕上圧
延機１に供給される。
スライン９の説明図である。粗圧延機７で粗圧延された
熱間圧延シートバーは熱間仕上圧延機１の上流側におい
てシートバー接合機２によって先行シートバーの尾端に
後行シートバーの先端が溶接接合され、連続的に仕上圧
延機１に供給される。
【０００８】仕上圧延されたストリップは前記溶接部を
切断機５で切断されストリップ１本毎にダウンコイラ４
に巻き取られる。本発明ではシートバー接合機２の直後
に接合部冷片圧着機３が設けられ、切断機５の直前に接
合部冷片検出用ＣＣＤカメラ６が設けられ、溶接接合部
を検出する。接合部冷片圧着装置３は冷片を接合部にの
せる機能とそれを圧着ロールで鋼板に埋め込む機能を持
つ。接合部の位置検出はシートバー接合機２からのトラ
ッキング信号を受取って行う。接合部冷片圧着機の簡単
な構造を図２に示す。
切断機５で切断されストリップ１本毎にダウンコイラ４
に巻き取られる。本発明ではシートバー接合機２の直後
に接合部冷片圧着機３が設けられ、切断機５の直前に接
合部冷片検出用ＣＣＤカメラ６が設けられ、溶接接合部
を検出する。接合部冷片圧着装置３は冷片を接合部にの
せる機能とそれを圧着ロールで鋼板に埋め込む機能を持
つ。接合部の位置検出はシートバー接合機２からのトラ
ッキング信号を受取って行う。接合部冷片圧着機の簡単
な構造を図２に示す。
【０００９】冷片圧着装置３はシートバー接合機２から
のトラッキング信号２ａを受けるトラッキング処理装置
８を有し、トラッキング処理装置８は圧着装置１０を駆
動して接合部に冷片を貼着し圧着ローラ１１はこれをシ
ートバー内に埋め込み圧着する。図３は切断用ＣＣＤカ
メラの配置と切断機とのインターフェースを示す。ＣＣ
Ｄカメラ１２は冷片を検出する。カメラで接合部を検出
後、その情報を解析し、ＣＣＤカメラ制御部１４はトラ
ッキング情報１５を切断機１３に対して送る。
のトラッキング信号２ａを受けるトラッキング処理装置
８を有し、トラッキング処理装置８は圧着装置１０を駆
動して接合部に冷片を貼着し圧着ローラ１１はこれをシ
ートバー内に埋め込み圧着する。図３は切断用ＣＣＤカ
メラの配置と切断機とのインターフェースを示す。ＣＣ
Ｄカメラ１２は冷片を検出する。カメラで接合部を検出
後、その情報を解析し、ＣＣＤカメラ制御部１４はトラ
ッキング情報１５を切断機１３に対して送る。
【００１０】
【発明の効果】本発明溶接では接合部に目印となる冷片
を貼りつけ、それを検出するようにしたから精度よく溶
接接合部を検出することができ、その結果、切り捨ての
歩留りが向上した。
を貼りつけ、それを検出するようにしたから精度よく溶
接接合部を検出することができ、その結果、切り捨ての
歩留りが向上した。
【図１】熱間圧延ラインと各装置の配置図である。
【図２】接合部の冷片圧着機の簡易構造図である。
【図３】ＣＣＤカメラと切断機のインターフェースを示
す図である。
す図である。
１ 仕上圧延機 ２ シートバー接合機 ２ａ トラッキング信号 ３ 接合部冷片圧着機 ４ ダウンコイラ ５ 切断機 ６ 接合部冷片検出用ＣＣＤカメラ ７ 粗圧延機 ８ トラッキング処理装置 ９ パスライン １０ 圧着装置 １１ 圧着ローラ １２ ＣＣＤカメラ １３ 切断機 １４ ＣＣＤカメラ制御部 １５ トラッキング情報
Claims (1)
- 【請求項１】 連続熱間圧延ラインにおいて、鋼板溶接
部に冷片を圧着し、巻取装置入り側で鋼板を切断する直
前に、自発光検出方式のＣＣＤカメラで鋼板の温度の差
異を検出すると共に、前記冷片の形状を認識して溶接点
を検出することを特徴する連続熱間圧延における溶接接
合部の検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4169299A JPH067845A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 連続熱間圧延における溶接接合部の検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4169299A JPH067845A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 連続熱間圧延における溶接接合部の検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH067845A true JPH067845A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15883951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4169299A Withdrawn JPH067845A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 連続熱間圧延における溶接接合部の検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067845A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008105479A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Jfe Steel Corporation | 近赤外線カメラを用いた金属帯の熱間圧延方法および装置 |
| JP2008296249A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延における近赤外線カメラを用いた熱延金属帯の全幅撮影方法、全幅撮影結果記録方法 |
| JP2008296251A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Jfe Steel Kk | 熱延金属帯の品質判定結果記録用コンピュータシステム、製造・品質実績管理および通過工程指示・管理用ビジコンシステムと、それらを用いた後工程での熱延金属帯の品質不良部切除方法 |
| EP2222423A2 (en) * | 2007-11-29 | 2010-09-01 | Posco | Device and method for detecting the jointed parts of strip in the endless hot rolling process |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP4169299A patent/JPH067845A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008105479A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Jfe Steel Corporation | 近赤外線カメラを用いた金属帯の熱間圧延方法および装置 |
| AU2008220048B2 (en) * | 2007-02-28 | 2011-03-03 | Jfe Steel Corporation | Method and apparatus for hot-rolling metal strip using near-infrared camera |
| KR101503984B1 (ko) * | 2007-02-28 | 2015-03-18 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 근적외선 카메라를 사용한 금속띠의 열간 압연 방법 및 장치 |
| US9387527B2 (en) | 2007-02-28 | 2016-07-12 | Jfe Steel Corporation | Method and apparatus for hot-rolling metal strip using near-infrared camera |
| JP2008296249A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延における近赤外線カメラを用いた熱延金属帯の全幅撮影方法、全幅撮影結果記録方法 |
| JP2008296251A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Jfe Steel Kk | 熱延金属帯の品質判定結果記録用コンピュータシステム、製造・品質実績管理および通過工程指示・管理用ビジコンシステムと、それらを用いた後工程での熱延金属帯の品質不良部切除方法 |
| EP2222423A2 (en) * | 2007-11-29 | 2010-09-01 | Posco | Device and method for detecting the jointed parts of strip in the endless hot rolling process |
| JP2011505257A (ja) * | 2007-11-29 | 2011-02-24 | ポスコ | エンドレス熱間圧延工程における鋼板の接合部の検出装置及び方法 |
| EP2222423A4 (en) * | 2007-11-29 | 2014-09-03 | Posco | DEVICE AND METHOD FOR DETECTING JOINT PARTS OF A STRIP IN A CONTINUOUS HOT ROLLING PROCESS |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |