JP2873220B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2873220B2
JP2873220B2 JP9070241A JP7024197A JP2873220B2 JP 2873220 B2 JP2873220 B2 JP 2873220B2 JP 9070241 A JP9070241 A JP 9070241A JP 7024197 A JP7024197 A JP 7024197A JP 2873220 B2 JP2873220 B2 JP 2873220B2
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  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置は、操作者の指示に
応じ、原稿台等に載置された原稿上の画像を読取って忠
実に記録(複写)動作を行っていた。
【0003】一方、近年の複写技術の進歩は、画像記録
のカラー化の技術とあいまって、原稿画像に極めて近い
複写画像の出力を可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の装置で
は、これを悪用すること、あるいは「いたずら」等によ
って原稿置台上に貨幣あるいは有価証券等の複製が禁止
されるべき物を載置して複写を行わせても、操作者の指
示通りの複写を行うので、安易に偽造行為を誘発し、大
きな社会問題を惹起するおそれがある。
【0005】本発明の目的は、複製が禁止されている画
像に対する処理を未然に防止できる画像処理装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
外部装置からカラー画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した画像データを処理したカラ
ー画像データを出力する出力手段と、前記カラー画像デ
ータを予め用意した特定データと比較することにより、
前記カラー画像データが複製が禁止されている画像に応
じたデータであるか判定する判定手段と、前記判定手段
による判定に応じて前記出力手段によるカラー画像デー
タの出力を制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する 図1は本発明の一実施形態
として、ディジタルカラー画像処理システムの概略内部
構成の一例を示す。本システムは、図示のように上部に
ディジタルカラー画像読み取り装置(以下、カラーリー
ダと称する)1と、下部にディジタルカラー画像プリン
ト装置(以下、カラープリンタと称する)2とを有す
る。このカラーリーダ1は、後述の色分解手段とCCD の
ような光電変換素子とにより原稿のカラー画像情報をカ
ラー別に読取り、電気的なディジタル画像信号に変換す
る。また、カラープリンタ2は、そのディジタル画像信
号に応じてカラー画像をカラー別に再現し、記録媒体に
ディジタル的なドット形態で複数回転写することにより
記録を行う電子写真方式のレーザビームカラープリンタ
である。
【0008】まず、カラーリーダ部1の概要を説明す
る。
【0009】3は原稿、4は原稿を載置するプラテンガ
ラス、5はハロゲン露光ランプ10により露光走査された
原稿からの反射光像を集光し、等倍型フルカラーセンサ
6に画像入力するためのロッドレンズアレイであり、
5,6,7,10が原稿走査ユニット11として一体となっ
て矢印A1方向に露光走査する。露光走査しながら1ライ
ン毎に読み取られたカラー色分解画像信号は、センサ出
力信号増幅回路7により所定電圧に増幅されたのち信号
線501 により後述するビデオ処理ユニット12に入力され
信号処理される。詳細は後述する。なお、信号線501
は、信号の忠実な伝送を保証するために同軸ケーブルと
してある。
【0010】502 は等倍型フルカラーセンサ6の駆動パ
ルスを供給する信号線であり、必要な駆動パルスはビデ
オ処理ユニット12内で全て生成される。8,9は画像信
号の白レベル補正,黒レベル補正のために用いる白色板
および黒色板であり、ハロゲン露光ランプ10で照射する
ことによりそれぞれ所定の濃度の信号レベルを得て、こ
れをビデオ信号の白レベル補正,黒レベル補正に使用す
ることができる。
【0011】13はマイクロコンピュータを有するコント
ロールユニットであり、これはバス508 を介しての操作
パネル20における表示,キー入力制御およびビデオ処理
ユニット12の制御並びに紙幣・証券類特徴抽出回路52の
制御、ポジションセンサS1,S2 による原稿走査ユニット
11の位置の信号線509,510 を介しての検出、走査体11を
移動させるためのステッピングモータ14をパルス駆動す
るステッピングモータ駆動回路15の信号線503 を介して
の制御、信号線504 を介しての露光ランプドライバ21に
よるハロゲン露光ランプ10のON/OFF制御,光量制御、信
号線505 を介してのデジタイザ16および内部キー,表示
部の制御等、カラーリーダ部1の全ての制御を行ってい
る。
【0012】原稿露光走査時に前述した露光走査ユニッ
ト11によって読み取られたカラー画像信号は、増幅回路
7から信号線501 を介してビデオ処理ユニット12に入力
され、本ユニット12内で後述する種々の処理を施され、
インターフェース回路56を介してプリンタ部2に送出さ
れる。
【0013】次に、カラープリンタ2の概要を説明す
る。711 はスキャナであり、カラーリーダ1からの画像
信号を光信号に変換するレーザ出力部、多面体(例えば
8面体)のポリゴンミラー712 、このミラー712 を回転
させるモータ(不図示)およびf/θレンズ(結像レン
ズ)713 等を有する。714 はレーザ光の光路を変更する
反射ミラー、715 は感光ドラムである。レーザ出力部か
ら出射したレーザ光はポリゴンミラー712 で反射され、
レンズ713 およびミラー714 を通って感光ドラム715 の
面を線状に走査(ラスタースキャン)し、原稿画像に対
応した潜像を形成する。
【0014】また、717 は一次帯電器、718 は全面露光
ランプ、723 は転写されなかった残留トナーを回収する
クリーナ部、724 は転写前帯電器であり、これらの部材
は感光ドラム715 の周囲に配設されている。
【0015】726 はレーザ露光によって感光ドラム715
の表面に形成された静電潜像を現像する現像器ユニット
であり、731Y,731M,731C,731Bkは感光ドラム715 と接し
て直接現像を行う現像スリーブ、730Y,730M,730C,730Bk
は予備トナーを保持しておくトナーホッパ、732 は現像
剤の移送を行うスクリューであって、これらのスリーブ
731Y〜731Bk 、トナーホッパ730Y〜730Bk およびスクリ
ュー732 により現像器ユニット726 が構成され、これら
の部材は現像器ユニットの回転軸Pの周囲に配設されて
いる。例えば、イエローのトナー像を形成する時は、本
図の位置でイエロートナー現像を行い、マゼンタのトナ
ー像を形成する時は、現像器ユニット726 を図の軸Pを
中心に回動させて、感光体715 に接する位置にマゼンタ
現像器内の現像スリーブ731Mを配設させる。シアン,ブ
ラックの現像も同様に行う。
【0016】また、716 は感光ドラム715 上に形成され
たトナー像を用紙に転写する転写ドラムであり、719 は
転写ドラム716 の移動位置を検出するためのアクチュエ
ータ板、720 はこのアクチュエータ板719 と近接するこ
とにより転写ドラム716 がホームポジション位置に移動
したのを検出するホームポジションセンサ、725 は転写
ドラムクリーナ、728 は除電器および729 は転写帯電器
であり、これらの部材719,720,725,727,729 は転写ロー
ラ716 の周囲に配設されている。
【0017】一方、735,736 は記録媒体としての用紙
(紙葉体)を収納する給紙カセット、737,738 はカセッ
ト735,736 から用紙を給紙する給紙ローラ、739,740,74
1 は給紙および搬送のタイミングをとるタイミングロー
ラであり、これらを経由して給紙搬送された用紙は紙ガ
イド749 に導かれて先端をグリッパに担持されながら転
写ドラム716 に巻き付き、像形成過程に移行する。
【0018】また、550 はドラム回転モータであり、感
光ドラム715 と転写ドラム716 とを同期回転させる。75
0 は像形成過程が終了した後、用紙を転写ドラム716 か
ら取り外す剥離爪、742 は取り外された用紙を搬送する
搬送ベルト、743 は搬送ベルト742 で搬送されてきた用
紙を定着する画像定着部であり、画像定着部743 は一対
の熱圧力ローラ744 および745 を有する。
【0019】さらに、700 はプリンタ部2の各部を制御
するプリンタコントローラであり、リーダ部1より転送
された画像情報のパルス幅変調を行ってスキャナ711 に
供給するPWH 回路778 を有する。
【0020】次に、図2に従って、本発明にかかるリー
ダ部1のコントロール部13の詳細を説明する。
【0021】(コントロール部)コントロール部13はマ
イクロコンピュータ形態のCPU22 を含み、所望の複写を
得るべく、ビデオ信号処理の制御の他、露光および走査
のためのランプドライバ21,ステッピングモータドライ
バ15,ディジタイザ16,操作パネル20の制御を、それぞ
れ信号線508(バス),504,503,505 等を介して、プログ
ラムROM23,RAM24,RAM25 の記憶内容に従って有機的に行
う。なお、RAM25 は電池31により不揮発性が保証されて
いるものとする。505 は一般的に使われるシリアル通信
用の信号線であり、CPU22 とディジタイザ16とのプロト
コルによりデジタイザ16より操作者が入力する。すなわ
ち信号線505 は原稿の編集、例えば移動,合成等の際の
座標,領域指示,複写モード指示,変倍率指示等を入力
する信号線である。信号線503 はモータドライバ15に対
しCPU22 より走査速度,距離,往動,復動等の指示を行
う信号線であり、モータドライバ15はCPU22 からの指示
によりステッピングモータ14に対し、所定のパルスを入
力し、モータ回転動作を与える。シリアルインタフェー
ス(I/F)29,30は例えばインテル社8251のようなシリアル
I/F 用LSI 等で実現される一般的なものであり、図示し
ていないがディジタイザ16,モータドライバ15にも同様
の回路を有している。
【0022】また、S1,S2 は原稿露光走査ユニット(図
1中符号11) の位置検出のためのセンサであり、S1でホ
ームポジション位置であり、この場所において画像信号
の白レベル補正が行われる。S2は画像先端に原稿露光走
査ユニットがあることを検出するセンサであり、この位
置は原稿の基準位置となる。
【0023】(プリンタインタフェイス)図2における
信号ITOP,BD,VCLK,VIDEO,HSYNC,SRCOM(511 〜516)は、
それぞれ図1のカラープリンタ部2とリーダ部1との間
のインターフェイス用信号である。リーダ部1で読み取
られた画像信号VIDEO514は全て上記信号をもとに、カラ
ープリンタ部2に送出される。ITOPは画像送り方向(以
下副走査方向と呼ぶ)の同期信号であり、1画面の送出
に1回、すなわち4色(イエロー,マゼンタ,シアン,
Bk) の画像の送出には各々1回、計4回発生し、これは
カラープリンタ部2の転写ドラム716 上に巻き付けられ
た転写紙の紙先端が感光ドラム715 との接点にてトナー
画像の転写を受ける際、原稿の先端部の画像と位置を合
致させるべく転写ドラム716,感光ドラム715 の回転と同
期しており、リーダ1内ビデオ処理ユニットに送出さ
れ、さらにコントローラ13内のCPU22 の割り込みとして
入力される(信号511)。
【0024】CPU22 はITOP割り込みを基準に編集などの
ための副走査方向の画像制御を行う。BD512 はポリゴン
ミラー712 の1回転に1回、すなわち1ラスタースキャ
ンに1回発生するラスタースキャン方向(以後、これを
主走査方向と呼ぶ)の同期信号であり、リーダ部1で読
み取られた画像信号は主走査方向に1ラインずつBD信号
に同期してプリンタ部2に送出される。VCLK513 は8ビ
ットのデジタルビデオ信号514 をカラープリンタ部2に
送出するための同期クロックであり、例えば図3(b) の
ごとくフリップフロップ32,35 を介してビデオデータ51
4 を送出する。
【0025】HSYNC515はBD信号512 よりVCLK513 に同期
してつくられる主走査方向同期信号であり、BD信号と同
一周期を持ち、VIDEO 信号514 は厳密にはHSYNC515と同
期して送出される。これはBD信号512 がポリゴンミラー
の回転に同期して発生されるためポリゴンミラー712 を
回転させるモータのジツタが多く含まれ、BD信号にその
まま同期させると画像ジツタが生ずるのでBD信号をもと
にジツタのないVCLKと同期して生成されるHSYNC515が必
要なためである。
【0026】SRCOM は半二重の双方向シリアル通信のた
めの信号線であり、図3(c) に示すように、リーダ部か
ら送出される同期信号CBUSY(コマンドビジー)間の8ビ
ットシリアルクロックSCLKに同期してコマンドCMが送出
され、これに対しプリンタ部からSBUSY(ステータスビジ
ー)間の8ビットシリアルクロックに同期してステータ
スSTが返される。リーダ部からのプリンタ部への指示、
例えば色モード,カセット選択等やプリンタ部の状態情
報、例えばジャム,紙なし,ウェイト等の情報の相互や
りとりが全てこの通信ラインSRCOM を介して行われる。
【0027】図3(a) に1枚の4色フルカラー画像をIT
OPおよびHSYNC に基づき送出するタイミングチャートを
示す。ITOP511 は転写ドラム716 の1回転、または2回
転に1回発生され、時点ではイエロー画像、時点で
はマゼンタ画像、時点ではシアン画像、時点ではBk
の画像データがリーダ部1よりプリンタ部2に送出さ
れ、4色重ね合わせのフルカラー画像が転写紙上に形成
される。HSYNC は例えばA3画像長手方向420mm に対して
送り方向の画像密度を16pel/mmとすると、420 ×16=67
20回送出されることとなる。これは同時にコントローラ
回路13内のタイマ回路28へのクロック入力に入力されて
おり、これは所定数カウントののち、CPU22 に割り込み
HINT517 をかけるようになっている。これによりCPU22
は送り方向の画像制御、例えば抜取りや移動等の制御を
行う。
【0028】(紙幣・証券類特徴抽出回路)紙幣・証券
類特徴抽出回路52に動作につき、図4を用いて詳述す
る。
【0029】図4は紙幣・証券類特徴抽出回路52を含む
ビデオ処理ユニット12の一構成例を示すブロック図であ
る。図1に示されるの露光走査ユニット11によって読み
取られたカラー画像信号は、増幅回路7から信号線501
を介してビデオ処理ユニット12に入力される。本ユニッ
ト12内では当該入力をビデオレシーバ回路60で受け取
り、つぎにビデオ前処理回路61で各色での画素ずれや、
シェーディングを補正してr,g,b 信号として出力する。
【0030】前処理されたビデオ信号は紙幣・証券類特
徴抽出回路52に入力されるとともに、LOG 変換回路62で
輝度信号から濃度信号に変換された後、マスキングUCR
回路63でマスキングおよびUCR(下色除去) の処理がなさ
れる。つぎに斜体・鏡像処理回路64、カラーバランス回
路65、色変換回路66、倍率変換回路67、テクスチャ処理
回路68、エッジ強調スムージング回路69、ビデオ信号合
成回路70およびビデオドライバ回路71を介し、信号線Vi
deo8を介してカラープリンタ2へ送出される。
【0031】ビデオ処理ユニット12内の各処理回路は内
部バスVUBUS を介して結合しておりさらにCPU バストラ
ンシーバ72および信号線508 を介してCPU22 と結合され
ている。
【0032】紙幣・証券類特徴抽出回路52では、入力さ
れてくるr,g,b 信号をもとに、あらかじめ設定されてい
る紙幣・証券類の特徴とマッチングするか否かを判定
し、VUBUS を介してCPU22 に判定結果を返す。CPU22 は
いくつかの特徴に対する判定結果をもとに紙幣または証
券類であるか否か最終判定を行ない、肯定判定をした場
合にはVUBUS を介して特定の処理回路に対し、原稿画像
に忠実な画像形成が行なわれないような変換パラメータ
を設定する。
【0033】紙幣・証券類特徴抽出回路52が行うマッチ
ング判定の処理としては、入力された信号r,g,b につ
き、原稿のカラースペクトル分布をROM 等に予め登録し
てあるデータと比較することによって判定を行ったり、
原稿の一部あるいは全体の総合的な画像パターンをROM
等に予め登録してあるパターンデータと比較して判定を
行ったり、さらにはそれらのような処理を併用して行う
ようにすることもできる。また、読取った画像データの
内容について行う特徴抽出に加えて、原稿の大きさや磁
気パターン,すかしのパターン等を識別する回路等を付
加し、これらからのデータをCPU22 に送出するようにす
る等、適宜の処理を行うことができる。
【0034】図5は以上のような特徴抽出回路52により
得たいくつかの特徴判定に基づいてCPU22 が行うパラメ
ータ変換処理手順の一例を示す。本手順はROM23 に格納
しておくことができる。
【0035】まず、ステップS1では、上述の回路52その
他より種々の判定結果を入力する。次に、ステップS3で
は、当該評価に紙幣または証券類であるか否かを最終的
に決定する。そして、当該演算結果に応じて、ステップ
S5にて、変換パラメータを処理回路63等に設定する。
【0036】次に、パラメータの変換内容の実施例を述
べる。
【0037】次式(a) 〜(d) は紙幣または証券類である
と判定した場合に色を変える例であり、マスキング・UC
R 処理回路63に対してマスキング・UCR のパラメータを
変えることにより行う。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】式(a) は通常のマスキングの例であり、こ
れに対しマトリクス[mij] を式(b)のように変えること
により色が変換されて出力されるので、原稿とは色彩が
全く変わるから記録されたものは紙幣や証券類として通
用しうるものではなくなる。しかし証券類の記載内容は
記録しておくことができる。
【0041】また、式(C) は特定色で色でプリントする
ようにした例である。さらに、式(d) は白黒でプリント
するようにした例である。
【0042】(第2実施形態)図6は第2の実施形態を
示す。
【0043】50-2は紙幣・証券類認識回路であり、本例
では紙幣等の判定に応じた制御を行うためのCPU を設け
た構成としてある。
【0044】80はマスキング・UCR 処理回路に対して出
力する色を制御する信号である。その他は図3と同様の
機能を有する。
【0045】通常の複写動作を行なう場合は図7中(a)
に示す如く、プリンタ2から出力されるiTOP信号に同期
してイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの順にVide
o8が切り換わるようにマスキング・UCR 処理回路63を制
御しているが、紙幣・証券類認識回路50-2で原稿が紙幣
または証券類と判定した場合には、図7中(b) に示す如
く色の切替順序をずらすことによりプリントされた画像
の色を変える。
【0046】このように紙幣・証券類認識回路50-2から
直接マスキング・UCR 処理回路を制御することにより、
CPU22 とは独立して色を変える処理が行えるので、CPU2
2 のプログラムが煩雑にならず、CPU22 に対するプログ
ラムを変更しても偽造防止がより確実に行える。
【0047】(第3実施形態)図8は本発明の第3の実
施形態を示す。
【0048】ここで、81はCPU バス508 とのバストラン
シーバを制御するためのバス切換信号であり、紙幣・証
券類認識回路50-3はCPU22 と独立に動作して、ビデオ信
号r,g,b を常に監視する。そして原稿が紙幣や証券類で
あると判定すると、CPU バストランシーバ72を閉じてVU
BUS を専有し、例えば、斜体・鏡像処理回路64に特定パ
ラメータを書き込むことにより図9(a) のように斜体に
してプリントすることができる。
【0049】このような変換を強制的に行なうことによ
り、本物と明らかに区別のつくプリント画像を出力する
ので、偽造防止を行うことができる。
【0050】図9(b) 〜(c) は処理を強制的に行なう他
の例である。
【0051】図7(b) は斜体・鏡像処理回路64を制御し
て鏡像で出力する例、同図(c) は倍率処理回路67を制御
して縮小して出力する例、同図(d) は倍率処理回路67を
制御して縦横独立変倍して出力する例、同図(e) はビデ
オ信号合成回路70と文字パターン発生回路73とを制御し
て“copy”という文字をアドオンして出力するようにし
た例である。
【0052】この他、カラーバランス処理回路65を制御
して色バランスを大幅に変えて出力してもよいし、色変
換回路66を制御して特定色(モノカラー)で出力しても
よいし色変換回路66を制御してモノトーン画像で出力し
てもよい。さらには、テクスチャ処理回路を制御してモ
ザイク状のテクスチャで出力したり、エッジ強調・スム
ージング処理回路69を制御してフィルタリングにより細
線を消したりぼかし処理を行って出力してもよい。さら
に加えて、LOG 変換回路62を制御してネガ・ポジ変換し
て出力するようにしてもよい。
【0053】このように、ビデオ処理ユニット12の内部
で偽造防止の処理をするよう構成することにより偽造防
止をさらに破りにくくできる。
【0054】(第4実施形態)図10は本発明の第4の
実施形態として、プリンタ2側に偽造防止装置を設けた
例を示す。
【0055】ここで、50-4はプリンタコントローラ700
内に設けた紙幣・証券類認識回路であり、面順次に入力
されるビデオ信号を監視し、上記と同様にして紙幣また
は証券類と判定すると、ビデオ変換回路51を制御する。
そして、画像を間引いたり、細線化したり、太線化した
り、網かけをしたり、文字をアドオンしたりする等の適
宜の処理を施すことにより、プリントされる画像をオリ
ジナルと大きく変化させる。
【0056】図11は間引きを行うようにしたビデオ変
換回路51の例を示す。ここで、801はセレクタ、802 は
アンドゲートである。803 はJ-K フリップフロップであ
り、1画素毎に選択することにより間引きを行う。
【0057】図12は細線化(もしくは太線化)するた
めのビデオ変換回路51′の例である。ここで、810,811
および813 はD形のフリップフロップ、812 はセレクタ
である。814 はコンパレータであり、セレクタ812 で小
さい(もしくは大きい)方の値を選ぶようにすれば、主
査方向に細線化(もしくは太線化)を行うことができ
る。
【0058】網かけ処理については処理回路の例を図示
しないが、ビデオ画像を細点化処理することにより、紙
幣等の細かいパターンがモアレを起こすようにしてもよ
い。
【0059】以上のように、本実施例によると、プリン
タ側に偽造防止装置を組み込むことにより、偽造防止装
置が設けられていないリーダで読み取った場合でも有効
に偽造防止を行うことができる。
【0060】なお、紙幣・証券類を識別する回路は、上
述の各例に限られることなくいかなるものであってもよ
いのは勿論である。また、プリンタ部についても、上述
の例のように電子写真方式のもののみならず、種々方式
のものであってもよい。
【0061】
【発明の効果】受信手段により外部装置からカラー画像
データを受信し、この受信したカラー画像データに基づ
き、カラー画像データの出力と、複製が禁止されている
画像か否かの判定およびこの判定に基づく画像データ出
力の制御とを行うので、外部装置において、紙幣や有価
証券といった複製の禁止された特定画像のデータを出力
しているか否かを判定する構成がなくとも、受信したカ
ラー画像データに基づいて複製が禁止されたカラー画像
データか否かを判定し出力を制御できるので、例えば出
力を中止したり、カラー画像データを変換するといった
複製を禁止する処理を実現できる。
【0062】また、外部装置において上記判定を行う構
成を有している場合に、仮に判定ミスが生じたとして
も、本願発明の画像処理装置においても判定を行う構成
のため、トータル的に判定ミスを低減できる。
【0063】さらに、判定用の信号と出力用の信号を別
々の発生手段により発生する構成の場合、判定用のデー
タ発生手段を細工することにより判定を不能として、禁
止画像をそのまま出力できるおそれがあるのに対し、受
信したカラー画像信号を出力および判定の双方に用いる
のでこのような問題が生じることを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理装置を示す
図である。
【図2】そのリーダ部に配設したコントロール部の一構
成例を示すブロック図である。
【図3】(a) 〜(c) はその動作を説明するための説明図
である。
【図4】紙幣・証券類認識回路の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】認識結果に応じた画像変更処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図6】紙幣・証券類認識回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】図6の構成による画像変更の態様を説明するた
めの説明図である。
【図8】紙幣・証券類認識回路のさらに他の構成例を示
すブロック図である。
【図9】図8に示した構成による画像変更の態様を説明
するための説明図である。
【図10】本発明の他の実施例に係る画像処理装置を示
す図である。
【図11】図10におけるビデオ変換回路の一構成例を
示すブロック図である。
【図12】図10におけるビデオ変換回路の他の構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 ビデオ処理ユニット、 50-2〜50-4 紙幣・証券類認識回路、 51 ビデオ変換回路、 52 紙幣・証券類特徴抽出回路、 60 ビデオレシーバ、 61 ビデオ前処理、 62 LOG 変換回路、 63 マスキング・UCR 回路、 64 斜体・鏡像変換回路、 65 カラーバランス変換回路、 66 色変換回路、 67 倍率変換回路、 68 テクスチャー変換回路、 69 エッジ回路・スムージング回路、 70 ビデオ合成回路、 71 ビデオドライバー回路、 73 文字・パターン発生回路。 700 受信手段(プリンタコントローラ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置からカラー画像データを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信した画像データを処理したカラ
    ー画像データを出力する出力手段と、 前記カラー画像データを予め用意した特定データと比較
    することにより、前記カラー画像データが複製が禁止さ
    れている画像に応じたデータであるか判定する判定手段
    と、 前記判定手段による判定に応じて前記出力手段によるカ
    ラー画像データの出力を制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
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