JPH08242369A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08242369A
JPH08242369A JP7271021A JP27102195A JPH08242369A JP H08242369 A JPH08242369 A JP H08242369A JP 7271021 A JP7271021 A JP 7271021A JP 27102195 A JP27102195 A JP 27102195A JP H08242369 A JPH08242369 A JP H08242369A
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JP
Japan
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image
data
unit
key
input
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JP7271021A
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English (en)
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Hiroshi Omura
宏志 大村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常な画像再生動作の禁止の対象となる特定
画像を変更可能な画像処理装置を提供すること。 【解決手段】 画像処理装置は、画像データを入力する
入力手段(画像読取手段)と、特定画像に関する基準デ
ータを記憶する書き換え可能な記憶手段(記憶手段C)
と、この記憶手段に記憶された基準データを用いて特定
画像と入力手段により入力された画像データによって表
される画像との同一性を判定する判定手段(比較手段
D)とを有する。入力された画像データによって表され
る画像と、特定画像との同一性を、その判定手段により
判定し、この判定結果に基づき制御手段Eにより正常な
画像再生動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像デ
ータによって表される画像と、特定画像との同一性を判
定し、この判定結果に基づき正常な画像再生動作を禁止
する機能を有する画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD 等を用いたカラー画像装置
と、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等
のディジタルカラープリンタとを組み合せたディジタル
カラー複写装置が開発されたため、多色のカラー原稿を
色調等を含めて忠実に再生記録できるようになってきて
いる。このため、紙幣や有価証券等の複製禁止対象の紙
葉や書類が容易に偽造されるおそれがでてきた。
【0003】そこで、かかる原稿の複製を禁止すること
ができる複写装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、複製禁止の対象となる原稿が変わった場合には、基
準データを作り直す必要があり、例えば新しい紙幣が導
入された場合にすでに市場に出回っている複写装置をこ
れに対応させることは難しかった。
【0005】そこで、本発明は、正常な画像再生動作の
禁止の対象となる特定画像を変更可能な画像処理装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力された画像データによって表される
画像と、特定画像との同一性を判定し、該判定結果に基
づき正常な画像再生動作を禁止する機能を有する画像処
理装置において、前記画像データを入力する入力手段
と、前記特定画像に関する基準データを記憶する書き換
え可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶された基準デ
ータを用いて前記特定画像と前記入力手段により入力さ
れた画像データによって表される画像との同一性を判定
する判定手段とを有することを特徴とする。
【0007】本発明は、上記構成により、特定画像に関
する基準データを記憶する書き換え可能な記憶手段を備
え、この記憶手段に記憶された基準データを用いて特定
画像と入力手段により入力された画像データによって表
される画像との同一性を判定手段によって判定するの
で、正常な画像再生動作の禁止の対象となる特定画像を
変更可能な画像処理装置を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0009】図1は本発明実施例の基本構成を示す。図
1において、Aは原稿画像の任意の領域を指定する領域
指定手段である。Bは領域指定手段Aで指定された領域
の原稿画像データを読み取り、パターンデータに変換す
るデータ変換手段である。Cはデータ変換手段Bで変換
されたパターンデータを基準データとして登録指示に応
じて記憶する記憶手段である。Dは通常の画像形成時に
おいてデータ変換手段Bから得られるパターンデータと
記憶手段Cに記憶されている基準データとを比較する比
較手段である。Eは比較手段Dの比較結果に応じで画像
形成処理の中止を行う制御手段である。
【0010】図2は本発明の一実施例のディジタルカラ
ー複写装置の概略内部構成を示す。本実施例の装置は、
本図に示すように、上部にディジタルカラー画像読み取
り装置(以下、カラーリーダと称する)1と、下部にデ
ィジタルカラー画像プリント装置(以下、カラープリン
タと称する)2とを有する。このカラーリーダ1は、色
分解手段とCCD ( 電荷結合素子)の様な光電変換素子と
により原稿のカラー画像情報をカラー別に読取り、電気
的なディジタル画像信号に変換する。また、カラープリ
ンタ2は、そのディジタル画像信号に応じてカラー画像
をカラー別に再現し、被記録紙にディジタル的なドット
形態で複数回転写して記録する電子写真方式のレーザビ
ームカラープリンタである。
【0011】まず、カラープリンタ1の概要を説明す
る。
【0012】3は原稿、4は原稿3を載置するプラテン
ガラス、5はハロゲン露光ランプ10により露光走査され
た原稿からの反射光像を集光し、等倍型フルカラーセン
サ6に画像入力する為のロッドアレイレンズ、7はセン
サ出力信号増幅回路であり、これら5,6,7,10が原
稿走査ユニット11として一体となって矢印A1方向に露光
走査する。
【0013】露光走査しながら1ライン毎に読み取られ
たカラー色分解画像信号は、センサ出力信号増幅回路7
により所定電圧に増幅されたのち、信号線501 によりビ
デオ処理ユニット12に入力され、信号処理される。信号
線501 は信号の忠実な伝送を保障するための同軸ケーブ
ルである。502 は等倍型フルカラーセンサ6の駆動パル
スを供給する信号線であり、必要なその駆動パルスはビ
デオ処理ユニット12内で全て生成される。
【0014】8,9は画像信号の白レベル補正,黒レベ
ル補正のため白色板および黒色板であり、これらをハロ
ゲン露光ランプ10で照射する事により、それぞれ所定の
濃度の信号レベルを等倍型フルカラーセンサ6から得る
事ができ、この信号レベルはビデオ信号の白レベル補
正,黒レベル補正に使われる。
【0015】13はマイクロコンピュータを有するコント
ロールユニット(コントローラ)である。このコントロ
ールユニット13はバス508 を介して操作パネル20におけ
る表示,キー入力制御およびビデオ処理ユニット12の制
御を行い、ポジションセンサS1,S2 により原稿走査ユニ
ット11の位置を信号手段509,510 を介して検出し、更に
信号線503 を通じて原稿操作ユニット11を移動させる為
のステッピングモータ14をパルス駆動するステッピング
モータ駆動回路15の制御をし、信号線504 を介して露光
ランプドライバーによるハロゲン露光ランプ10のON/OFF
制御,光量制御を行い、信号線(バス)505 を介しての
デジタイザー16および内部キー、表示部の制御等のカラ
ーリーダ部1の全ての制御を行っている。
【0016】原稿露光走査時に前述した原稿走査ユニッ
ト11によって読み取られたカラー画像信号は、増幅回路
7,信号線501 を介してビデオ処理ユニット12に入力さ
れ、本ユニット12内でする種々の処理を施され、インタ
ーフェイス回路56を介してカラープリンタ2に送出され
る。
【0017】次に、カラープリンタ2の概要を説明す
る。
【0018】711 はスキャナであり、カラーリーダ1か
らの画像信号を光信号に変換するレーザ出力部(不図
示)、多面体(例えば8面体)のポリゴンミラー712 、
このミラー712 を回転させるモータ(不図示)およびf/
θレンズ(結像レンズ)713 等を有する。714 はレーザ
光の光路を変更する反射ミラー、715 は感光ドラムであ
る。レーザ出力部から出射したレーザ光はポリゴンミラ
ー712 で反射され、レンズ713 およびミラー714 を通っ
て感光ドラム715 の面を線状に走査(ラスタースキャ
ン)し、原稿画像に対応した潜像を形成する。
【0019】また、717 は一次帯電器、718 は全面露光
ランプ、723 は転写されなかった残留トナーを回収する
クリーナ部、724 は転写前帯電器であり、これらの部材
は感光ドラム715 の周囲に配設されている。 726 はレーザ露光によって感光ドラム715 の表面に形成
された静電潜像を現像する現像器ユニットである。731
Y,731M,731C,731Bkは感光ドラム715 と接して直接現像
を行う現像スリーブ、730Y,730M,730C,730Bkは予備トナ
ーを保持しておくトナーホッパー、732 は現像剤の移送
を行うスクリューであって、これらのスリーブ731Y〜73
1Bk 、トナーホッパー730Y〜730Bk およびスクリュー73
2 により現像器ユニット726 が構成され、これらの部材
は現像器ユニットの回転軸Pの周囲に配設されている。
例えば、イエローのトナー像を形成する時は、本図の位
置でイエロートナー現像を行い、マゼンタのトナー像を
形成する時は、現像器ユニット726 を図の軸Pを中心に
回転して、感光体715 に接する位置にマゼンタ現像器内
の現像スリーブ731Mを配設させる。シアン,ブラックの
現像も同様に動作する。
【0020】また、716 は感光ドラム715 上に形成され
たトナー像を用紙に転写する転写ドラムである。719 は
転写ドラム716 の移動位置を検出するためのアクチュエ
ータ板、720 はこのアクチュエータ板719 と近接するこ
とにより転写ドラム716 がホームポジション位置に移動
したのを検出するポジションセンサ、725 は転写ドラム
クリーナー、727 は紙押えローラ、728 は除電器および
729 は転写帯電器である。これらの部材719,720,725,72
7,729 は転写ローラ716 の周囲に配設されている。
【0021】一方、735,736 は用紙(紙葉体)を収納す
る給紙カセット、737,738 はカセット735,736 から用紙
を給紙する給紙ローラ、739,740,741 は給紙および搬送
のタイミングをとるタイミングローラである。これらの
部材735 〜741 を経由して給紙搬送された用紙は、紙ガ
イド749 に導かれて先端をグリッパに担持されながら転
写ドラム716 に巻き付き、像形成過程に移行する。
【0022】又、550はドラム回転モータであり、感光ド
ラム715 と転写ドラム716 を同期回転する。750は像形生
過程が終了後、用紙を転写ドラム716 から取りはずす剥
離爪、742 は取はずされた用紙を搬送する搬送ベルト、
743 は搬送ベルト742 で搬送されて来た用紙を定着する
画像定着部である。画像定着部743 は一対の熱圧力ロー
ラ744 および745 を有する。
【0023】図3は図2のカラー複写装置の操作パネル
20の詳細を示す。図3において、400 は複写開始を指示
するコピースタートキー(コピー釦)、401 は標準モー
ドに戻す為のリセットキー、402 は登録モードの或いは
サービスモードの設定を行う為のエンターキー、404 は
設定枚数等の数値を入力する為のテンキー、および403
は置数のクリアや連続コピー中の停止の為のクリア/ス
トップキーである。405 は指押しによる各モードの設定
やプリンタ2の状態を表示する液晶表示器およびタッチ
パネルである。
【0024】407 は移動モードの中のセンター移動を指
定するセンター移動キー、408 は複写時に原稿サイズと
原稿位置を自動的に検知する原稿認識キー、406 は、プ
ロジェクタモードを指定するプロジェクタキー、409 は
前回のコピー設定状態を復帰させる為のリコールキー、
410 は予めプログラムされた各モードの設定値等を記憶
又は呼出す為のメモリーキー(M1,M2,M3,M4) 、および41
1 は各メモリーへの登録キーである。
【0025】図4は領域を指定する装置の一例として用
いたデジタイザー16の外観を示す。図4において、422
はズームキー、423 は移動キー、424 はエリア指定キ
ー、425 はカラークリエートキー、426 は拡大複写キ
ー、427 ははめ込み合成キーであり、これらのキー422,
423,424,425,426,427 は各モードを設定する為のエント
リーキーである。また、420 は原稿上の任意の領域を指
定したり、あるいは倍率を設定するための座標検知板
(座標位置検出板)である。421 はその座標検知板420
上の座標を指定するポイントペンである。これらのキー
422-427 および座標検知板420 からのキー情報と座標入
力情報は図2のバス505 を介して、コントロールユニッ
ト13内のCPU(マイクロコンピュータ)によりコントロー
ルユニット13内のRAM(ランダムアクセスメモリ)内に記
憶される。
【0026】使用者が原稿上の処理領域を指定するに
は、まずエリア指定キー424 を押す。このキー424 が押
されると、エリア指定モードに入る。このエリア指定モ
ードでは、原稿上の一ケ所、あるいは複数の領域指定が
可能であり、各々の指定領域(エリア)に対してトリミ
ングモード,マスキングモード、画像分離モード、およ
び複写禁止登録モードの4つのうちの任意のモードの設
定が行える。このうちの前者3つのモードについては本
発明と直接関係がないのでその詳細な説明を省略し、こ
こでは、本発明の中心部分である「複写禁止登録モー
ド」について説明する。
【0027】この複写禁止登録モードでは、ポイントペ
ン421 で指定した領域の内側の画像を読み取り、パター
ン化してコントロールユニット13内のRAM(図6の31) に
記憶させる。このRAM に記憶されたデータが基準パター
ンとなり、複写をする際に基準パターンと同様のパター
ンが存在する場合には、複写することができない様に制
御される。
【0028】上述の複写禁止登録モードでの具体的な操
作手順を図5を参照して説明する。
【0029】まず、デジタイザー16上のエリア指定キー
424 を押すと、操作パネル20上のパネルキー付の液晶表
示器405 の表示内容は画面P300に変わり、この画面のメ
ッセージに従って使用者はデジタイザー16の座標検知板
(エディター)420 上に原稿を乗せ、ポイントペン421
で領域(エリア)を指定入力する。
【0030】領域の2点を押した時点で、液晶表示器40
5 の表示内容は画面P310に変わり、この画面のメッセー
ジに従って使用者は指定領域がこれで良いと判断すれば
画面P310上のタッチキー(OK キー)aを押す。このタッ
チキーaの押した時点で液晶表示器405 の表示内容は画
面P320に変る。
【0031】次に、使用者はこの指定した領域を画面P3
20で表示されているトリミング,又はマスキング,画像
分離,および複写禁止登録の1つの処理を選択し、当該
表示中のキーを押下する。
【0032】この時、使用者の指定が複写禁止登録であ
れば、液晶機器405 の表示内容は画面P300へ戻り、次の
領域指定へと進む。
【0033】このような操作を繰り返すことにより、す
べての複写禁止登録すべき領域指定が終了した場合に
は、次に使用者は原稿を図2のプラテンガラス(複写
台)4上に置き、コピー釦400 を押すと、後述のように
複写禁止原稿の基準パターンがコントロールユニット13
内のRAM に登録される。
【0034】図6は図2のコントロールユニット13の回
路構成例を示す。図6において、22は図7で示すような
制御手順に従って本発明に係る制御動作を行うCPU(中央
演算処理装置)、23はその制御手順や定数等をあらかじ
め格納したROM(リードオンメモリ)、24および25はCPU2
2 の作業域として使用されるRAM(ランダムアクセスメモ
リ) である。26はハロゲン露光ランプ10を駆動する調光
用ランプドライバ21へCPU22 からの制御信号を送るI/O
(入出力ポート) 、29はデジタイザー16との間でデータ
の授受を行うシリアルインタフェース(I/F) である。27
は割込み用の割込みコントローラ、28はタイマ回路であ
る。
【0035】30は指定された領域内のデータを二値化処
理等によりパターン化するパターン化処理回路、 31は複
写禁止登録モード時にパターン化処理回路30でパターン
化されたデータを基準データ(基準パターン化データ)
として格納する登録用のRAM、33は通常の複写モードの
プリスキャン時にパターン化処理回路33でパターン化さ
れたデータを格納する比較用のRAM 、32はRAM33 のパタ
ーン化原稿データとRAM31 の基準データとを比較して、
両データの相関性を判断する比較回路である。比較回路
32から出力した相関有りの制御信号は信号線34を通じて
CPU22 に入力される。これらの構成部材22〜33、ビデオ
処理ユニット12および操作パネル20は互いにバス508 を
介して接続されている。
【0036】図7はコントロールユニット13内のCPU22
における上述の複写禁止登録の制御手順を示す。
【0037】まず、コピー釦401 の押下に応じて、ステ
ップS100でハロゲン露光ランプ10を点灯させ、次のステ
ップS101で黒レベル補正処理を行い、ステップS102で白
レベル補正処理を行う。これらの処理の詳細な説明は本
発明の要旨ではないので省略する。
【0038】次にステップS103に進んで、先にデジタイ
ザー16で指定された領域の読取りモードに入り、図6の
ビデオ処理ユニット12で黒補正,白補正された画像デー
タがバス508 を通じて図6のパターン化処理回路30に送
出される。パターン化処理回路30では例えば二値化処理
を行い、この処理後のデータが基準データとして図6の
RAM31 に記憶される。続いて、ステップS104でハロゲン
露光ランプ10を消灯し、本登録処理を終了する。
【0039】さて、使用者が登録する領域について具体
例を示すと、例えば図8に示す様に、秘マークの入った
文書をコピー禁止とした場合には、領域として図8の
(A) で示す破線枠をデジタイザー16上でポイントペン42
1 を用いて設定し、この領域(A) を基準データとして上
述のRAM31 に取り込めばよい。
【0040】通常の原稿複写時には、プリスキャンの際
に原稿の画像データをパターン化処理回路30に送出し、
前述と同様の二値化処理が行われ、RAM33 に記憶され
る。
【0041】次に、RAM33 に記憶されたパターン化原稿
データは比較回路32に送出され、RAM31 にすでに記憶さ
れている基準データ(基準パターン化データ)と比較さ
れる。この比較には、例えば次式(1) の値Lが用いられ
る。
【0042】
【数1】
【0043】但し、i,jは画素ナンバー、n,mは基
準パターン化データの画素数 p,qはシフト数、xijは(i,j)における基準パタ
ーン化データの値、Xijは(i,j)におけるパターン
化原稿データの値である。
【0044】この比較値Lが
【0045】
【数2】L>Lth (2) (但し、Lthはしきい値)の場合、パターン化原稿デー
タには基準パターンと同様のパターンがあると比較回路
32は判定し、複写禁止とする制御信号(複写禁止制御信
号)を信号線34を通じてCPU22 に送信する。
【0046】複写禁止制御信号を受け取ったCPU22 は複
写動作を中止し、操作パネル20の表示器405 に図9に示
す様なメッセージの表示を行なって、使用者に複写禁止
の旨を知らせる。
【0047】一方、上式(1) の演算で得られた比較値L
【0048】
【数3】L≦Lth (3) の場合には、パターン化原稿データには基準パターンと
同様のパターンがないと比較回路32は判定し、比較回路
32からCPU22 へ複写禁止制御信号が送られないので、CP
U22 は通常の複写動作を行う。
【0049】図10は本発明の他の実施例の回路構成を示
す。本実施例のコントロールユニット13は複写禁止登録
モード時にパターン化された基準パターン化データ(基
準データ)を登録するROM35 と、ROM35 の基準データを
回転処理する回転処理回路36とを有し、その他の構成は
図6の実施例とほぼ同様である。
【0050】図10の実施例では、まず工場出荷時におい
て、比較すべき基準となる紙幣,証券類の基準データを
消却不可能なROM35 に書き込んでおく。このパターン化
データに変換された基準データは例えば次式(4) に示す
ように3値化されたデータである。
【0051】
【数4】
【0052】但し、Yij は(i,j) における変換されたデ
ータ、Y' ijは(i,j) における原稿読取データ、Y0,Y1,Y2
は定数である。
【0053】これらのデータはROM35 に書き込まれてい
るので、変更,消却等が不可能である。従って、紙幣や
証券類のデータをパターン化処理回路30で上式(4) のデ
ータに変換し、ROM35 に書き込んでおけば、偽造を防止
することが可能となる。
【0054】通常の複写時にはプリスキャンの際に原稿
の画像データをパターン化処理回路30に送出し、前述と
同様の3値化処理が行われ、RAM33に記憶される。
【0055】次に、RAM33 に記憶されたパターン化原稿
データは比較回路32に送出される。同時に、ROM35 に記
憶されている基準データは、回転角処理回路36に送ら
れ、この回転角処理回路36において角θ回転されたデー
タが作成され、比較回路32に送られ、上記のパターン化
原稿データと比較される。この回転処理は、例えば次式
(5) の演算で行う。
【0056】
【数5】
【0057】比較回路32での比較は、例えば前述と同様
の次式(6) の値Lが用いられる。
【0058】
【数6】
【0059】但し、i,jは画素ナンバー、m,nは基
準パターン化データの画素数、p,qはシフト数、y′
ijは角θ回転した時の(i,j)の基準パターン化デー
タ、Yij は(i,j)におけるパターン化原稿データで
ある。
【0060】この比較値Lが
【0061】
【数7】L>Lth (7) の場合、パターン化原稿データには基準パターンと同様
のパターンがあると判定し、複写禁止とする制御信号を
信号線34を通じてCPU22 に送信する。この複写禁止制御
信号を受け取ったCPU22 は複写動作を中止し、操作パネ
ル20に第11図に示す様なメッセージの表示を行なって、
使用者に複写禁止の旨を知らせる。
【0062】一方、上式(6) の演算で得られた比較値L
が L≦Lth の場合には、角θをθ+Δθ(但し、Δθは微小角)変
化させ、上述と同様の処理手順により比較値Lを再び算
出して、前述と同様の制御を行う。
【0063】このようにして回転角処理回路30における
上式(5) での角θが360 °まで至った時に、比較値Lが L≦Lth のままである場合には、パターン化原稿データには基準
パターンデータと同様のパターンがないと比較回路32は
判定し、CPU22 を介して通常の複写動作を行わせる。
【0064】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、使用者側が複製禁止を望む原稿の一部領域を領域
指定手段で自由に指定させ、登録指示に応じてその指定
された領域のデータを読み込んでデータ変換手段により
パターンデータに変換した後、そのデータを基準データ
として記憶手段に登録しておき、その後の通常の画像形
成時においてデータ変換手段から得られる読取原稿のパ
ターンデータと記憶手段の基準データとを比較手段で比
較して、原稿中に基準データと同様のパターンが存在す
ると判定したときには制御手段により画像形成処理の中
止を自動的に行うようにしたので、使用者側で複製禁止
を望む秘文書等の重要書類の複製化を容易にかつ確実に
防止することができる。また本発明の実施例では上記の
記憶手段を消却不可能なメモリとすることにより、製品
の工場出荷時に紙幣,証券類等の基準パターンをそのメ
モリに登録し、紙幣や証券類等の偽造を防止することも
できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定画像に関する基準データを記憶する書き換え可能な
記憶手段を備え、この記憶手段に記憶された基準データ
を用いて特定画像と入力手段により入力された画像デー
タによって表される画像との同一性を判定手段によって
判定するので、正常な画像再生動作の禁止の対象となる
特定画像を変更可能な画像処理装置を提供することがで
きる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の基本構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の全体の概略内部構成を示す
模式図である。
【図3】図2の操作パネルの外観例を示す平面図であ
る。
【図4】図2のデジタイザーの外観例を示す平面図であ
る。
【図5】本発明実施例での複写禁止登録の際に表示画面
に表示される表示内容の一例を示す平面図である。
【図6】図2のコントロールユニットの回路構成を示す
ブロック図である。
【図7】本発明実施例での複写禁止登録の制御手順を示
すフローチャートである。
【図8】複写禁止登録の対象の原稿とその登録領域の一
例を示す平面図である。
【図9】本発明実施例で複写禁止原稿と判定したときの
表示画面への表示例を示す平面図である。
【図10】本発明の他の実施例のコントロールユニット
の回路構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の他の実施例での複写禁止原稿と判定
したときの表示画面への表示例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 カラーリーダー(デジタルカラー画像読み取り装
置) 2 カラープリンタ(デジタルカラー画像プリンと装
置) 3 原稿 4 プラテンガラス 6 等倍型フルカラーセンサ 10 ハロゲン露光ユニット 11 原稿走査ユニット 12 ビデオ処理ユニット 13 コントロールユニット(コントローラ) 16 デジタイザー 20 操作パネル 22 CPU 23,35 ROM 24,25,31,33 RAM 30 パターン処理回路 36 回転処理回路 400 コピー釦(コピースタートキー) 402 エンタキー 404 テンキー 405 液晶表示器およびタッチパネル 420 座標検知板(座標位置検出板) 421 ポイントペン 422 ズームキー 423 移動キー 424 エリア指定キー 711 スキャナー 712 ポリゴンミラー 715 感光ドライ 716 転写ドラム 726 現像ユニット 731 現像スリーブ 735,736 給紙カセット 743 画像定着部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データによって表される
    画像と、特定画像との同一性を判定し、該判定結果に基
    づき正常な画像再生動作を禁止する機能を有する画像処
    理装置において、 前記画像データを入力する入力手段と、 前記特定画像に関する基準データを記憶する書き換え可
    能な記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された基準データを用いて前記特定
    画像と前記入力手段により入力された画像データによっ
    て表される画像との同一性を判定する判定手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
JP7271021A 1995-10-19 1995-10-19 画像処理装置 Pending JPH08242369A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018133724A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像処理システム、制御方法、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018133724A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像処理システム、制御方法、及びプログラム

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