JP2870867B2 - 車両の走行誘導装置 - Google Patents
車両の走行誘導装置Info
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- JP2870867B2 JP2870867B2 JP26784989A JP26784989A JP2870867B2 JP 2870867 B2 JP2870867 B2 JP 2870867B2 JP 26784989 A JP26784989 A JP 26784989A JP 26784989 A JP26784989 A JP 26784989A JP 2870867 B2 JP2870867 B2 JP 2870867B2
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- traveling route
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- Navigation (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本願発明は、車両の走行誘導装置に関するものであ
る。
る。
（従来の技術） 今、自動車を運転しながら或る目的地に向かって走行
している状況を考えてみると、ドライバーは自動車とい
う外界と孤立した孤独な空間の中で、見知らぬ土地を地
図と道路標識、それに風景ぐらいを頼りに、ひたすら意
図する目的地に向かってアクセルを踏んでいる状態であ
ると言えるであろう。
している状況を考えてみると、ドライバーは自動車とい
う外界と孤立した孤独な空間の中で、見知らぬ土地を地
図と道路標識、それに風景ぐらいを頼りに、ひたすら意
図する目的地に向かってアクセルを踏んでいる状態であ
ると言えるであろう。
つまり、コンピュータ、データ通信が発達して情報過
多とまで言われる今日に到っても自動車の運転の本質は
自動車が発明された当時と殆んど変っていない訳であ
る。
多とまで言われる今日に到っても自動車の運転の本質は
自動車が発明された当時と殆んど変っていない訳であ
る。
このような事情な鑑み、最近になって漸くナビゲーシ
ョンシステムと呼ばれる車両走行誘導装置としてのドラ
イビングガイドシステムの開発が盛んに行なわれるよう
になってきている。
ョンシステムと呼ばれる車両走行誘導装置としてのドラ
イビングガイドシステムの開発が盛んに行なわれるよう
になってきている。
該ナビゲーションシステムには、例えば地磁気ベクト
ルの水平成分を検出し、それを方位パラメータとして利
用するもの（以下、地磁気方式という）やヘリウムガス
の慣性を利用したガスレートジャイロを方位センサに使
用して方位を検出するもの（以下、慣性航法方式とい
う）のほか、少なくとも３個の円軌道航法衛星（GPS）
を使用して地球上の如何なる場所でも正確な位置を検出
できるようにしたGPS方式（グローバル・ポジショニン
グ・システム）などの各種の方式が提案されている。こ
れらの各方式は、何れも走行中の自車位置をどのように
して検出、認識するかの相異に基づく区分であり、その
点を除くと基本的には共通する部分が多い。
ルの水平成分を検出し、それを方位パラメータとして利
用するもの（以下、地磁気方式という）やヘリウムガス
の慣性を利用したガスレートジャイロを方位センサに使
用して方位を検出するもの（以下、慣性航法方式とい
う）のほか、少なくとも３個の円軌道航法衛星（GPS）
を使用して地球上の如何なる場所でも正確な位置を検出
できるようにしたGPS方式（グローバル・ポジショニン
グ・システム）などの各種の方式が提案されている。こ
れらの各方式は、何れも走行中の自車位置をどのように
して検出、認識するかの相異に基づく区分であり、その
点を除くと基本的には共通する部分が多い。
すなわち、先ず車両の走行案内情報としての多数枚の
地図データを記憶したCD−ROMを備えているとともに、
目的地設定手段、該目的地設定手段により設定された目
的地を認識する目的地認識手段、上記各方式の何れかの
方式による自車位置認識手段等を有し、自車位置と目的
地との関係から当該目的地までの最適走行経路をCRTデ
ィスプレイ上に設定表示するように構成されている（例
えば特開昭61−209216号公報参照）。
地図データを記憶したCD−ROMを備えているとともに、
目的地設定手段、該目的地設定手段により設定された目
的地を認識する目的地認識手段、上記各方式の何れかの
方式による自車位置認識手段等を有し、自車位置と目的
地との関係から当該目的地までの最適走行経路をCRTデ
ィスプレイ上に設定表示するように構成されている（例
えば特開昭61−209216号公報参照）。
このような構成の車両の走行誘導装置を使用すると、
運転者はディスプレイ画面上に時々刻々と表示される地
図状態の最適経路を見ながら該経路を辿って運転して行
くだけで安心して目的地に到達することができることに
なる。そして、走行に伴なって移動する自車マークが上
記経路上に表示される。
運転者はディスプレイ画面上に時々刻々と表示される地
図状態の最適経路を見ながら該経路を辿って運転して行
くだけで安心して目的地に到達することができることに
なる。そして、走行に伴なって移動する自車マークが上
記経路上に表示される。
（発明が解決しようとする課題） ところで、上記の構成の場合、確かに出発地を基準と
して最適走行経路が示され、該最適走行経路を外れるこ
となく最後まで運転を続けることができれば、まちがい
なく目的地に着くことができる。
して最適走行経路が示され、該最適走行経路を外れるこ
となく最後まで運転を続けることができれば、まちがい
なく目的地に着くことができる。
しかし、実際問題としてCRT画面上にディスプレイさ
れた最適運転経路通りの運転を行うと言うことは中々に
難しく、うっかりと指示されたものとは別の交差点を曲
がってしまうということも起こり得る。しかも、このよ
うな場合、途中で気が付いても、最近ではＵターン禁止
や右折禁止、一方通行などの道路が多く、簡単に元の道
に引き返すことができない。その結果、本来の最適経路
から大きく離脱してしまう場合も生じ得る。特に完全に
道をまちがえたような場合には、尚更のことである。
れた最適運転経路通りの運転を行うと言うことは中々に
難しく、うっかりと指示されたものとは別の交差点を曲
がってしまうということも起こり得る。しかも、このよ
うな場合、途中で気が付いても、最近ではＵターン禁止
や右折禁止、一方通行などの道路が多く、簡単に元の道
に引き返すことができない。その結果、本来の最適経路
から大きく離脱してしまう場合も生じ得る。特に完全に
道をまちがえたような場合には、尚更のことである。
上記従来の構成では、このような場合、特に本来の最
適経路への復帰ガイドを行う機能を備えていないので、
あくまでも運転者の勘で道を判断するしか方法が無く、
却って大きく道を誤ってしまうという問題がある。
適経路への復帰ガイドを行う機能を備えていないので、
あくまでも運転者の勘で道を判断するしか方法が無く、
却って大きく道を誤ってしまうという問題がある。
この場合、例えばユーターンさせて単純に本来の最適
走行経路に復帰させるようなガイド機能を設けることも
考えられるが、実際の道路状況の把握は困難であり、ユ
ーターン禁止や一方通行の場合には、そのように指示さ
れても元に戻ることができない。これは、目的地までの
距離に関係なく、同様である。
走行経路に復帰させるようなガイド機能を設けることも
考えられるが、実際の道路状況の把握は困難であり、ユ
ーターン禁止や一方通行の場合には、そのように指示さ
れても元に戻ることができない。これは、目的地までの
距離に関係なく、同様である。
（課題を解決するための手段） 本願発明は、上記の問題を選択することを目的として
なされたもので、到達すべき目的位置を認識する目的位
置認識手段と、現在の自車位置を認識する自車位置認識
手段と、上記目的位置認識手段により認識された目的位
置と上記自車位置認識手段によりにより認識された現在
の自車位置との関係から第１の最適走行経路を設定する
最適走行経路設定手段と、該最適走行経路設定手段によ
り設定された第１の最適走行経路を表示するディスプレ
イ手段と、上記自車位置認識手段により認識される自車
位置が上記ディスプレイ手段に表示された上記第１の最
適走行経路から離脱しようとする時に警告する警告手段
と、該警告手段の警告にも拘らず自車位置が上記第１の
最適走行経路から離脱した時に該離脱状態に対応して当
該離脱位置と目的位置との関係から最適走行経路を上記
第１の最適走行経路に変えて上記第１の最適走行経路に
戻ることなく現在位置から上記目的地の方向に前進する
第２の最適走行経路に設定し直す最適走行経路変更手段
とを設け、上記警告手段の警告にも拘らず自車位置が第
１の最適走行経路から離脱した時には、上記最適走行経
路変更手段により再設定された第２の最適走行経路を上
記ディスプレイ手段の表示画面上に更新表示するように
したことを特徴とするものである。
なされたもので、到達すべき目的位置を認識する目的位
置認識手段と、現在の自車位置を認識する自車位置認識
手段と、上記目的位置認識手段により認識された目的位
置と上記自車位置認識手段によりにより認識された現在
の自車位置との関係から第１の最適走行経路を設定する
最適走行経路設定手段と、該最適走行経路設定手段によ
り設定された第１の最適走行経路を表示するディスプレ
イ手段と、上記自車位置認識手段により認識される自車
位置が上記ディスプレイ手段に表示された上記第１の最
適走行経路から離脱しようとする時に警告する警告手段
と、該警告手段の警告にも拘らず自車位置が上記第１の
最適走行経路から離脱した時に該離脱状態に対応して当
該離脱位置と目的位置との関係から最適走行経路を上記
第１の最適走行経路に変えて上記第１の最適走行経路に
戻ることなく現在位置から上記目的地の方向に前進する
第２の最適走行経路に設定し直す最適走行経路変更手段
とを設け、上記警告手段の警告にも拘らず自車位置が第
１の最適走行経路から離脱した時には、上記最適走行経
路変更手段により再設定された第２の最適走行経路を上
記ディスプレイ手段の表示画面上に更新表示するように
したことを特徴とするものである。
（作 用） 上記本願発明の車両の走行誘導装置の構成では、例え
ば自車位置認識手段により現在の自車位置を認識するこ
とによって、本来出発地と目的地との関係から最も適切
であるとして先に設定表示されている第１の最適走行経
路からの離脱状態を検出し、現在の自車位置が当該第１
の最適走行経路から離脱しようとしている時には、先ず
警告手段により運転者に警告を出して速やかに上記第１
の最適走行経路に戻るように促す。したがって、特別な
事情がない限り本来の第１の最適走行経路での走行が可
能となる。
ば自車位置認識手段により現在の自車位置を認識するこ
とによって、本来出発地と目的地との関係から最も適切
であるとして先に設定表示されている第１の最適走行経
路からの離脱状態を検出し、現在の自車位置が当該第１
の最適走行経路から離脱しようとしている時には、先ず
警告手段により運転者に警告を出して速やかに上記第１
の最適走行経路に戻るように促す。したがって、特別な
事情がない限り本来の第１の最適走行経路での走行が可
能となる。
一方、特別の事情があって、上記警告にも拘らず上記
第１の最適走行経路から離脱した時には、当該離脱状態
に対応して新たに現在の自車位置と目的地との関係から
見て最適であり、しかもユーターン禁止や一方通行など
の道路状況を考慮して決して上記第１の最適走行経路方
向に戻ることなく、前進方向で目的地に向かう第２の最
適走行経路を再設定する最適走行経路変更手段を備えて
いるので、運転者は該離脱地点から決して上記第１の最
適走行経路に戻ることなく目的地に向かうことができる
新しく設定された同第２の最適走行経路に応じて運転を
継続して行えば良いことになる。
第１の最適走行経路から離脱した時には、当該離脱状態
に対応して新たに現在の自車位置と目的地との関係から
見て最適であり、しかもユーターン禁止や一方通行など
の道路状況を考慮して決して上記第１の最適走行経路方
向に戻ることなく、前進方向で目的地に向かう第２の最
適走行経路を再設定する最適走行経路変更手段を備えて
いるので、運転者は該離脱地点から決して上記第１の最
適走行経路に戻ることなく目的地に向かうことができる
新しく設定された同第２の最適走行経路に応じて運転を
継続して行えば良いことになる。
したがって、明らかに本来の第１の最適走行経路から
離脱し、当該第１の最適走行経路への復帰が適切でない
と認められる時は、目的地までの距離如何に関係なく、
あくまでも後進やユーターンを行わせることなく、安全
かつスムーズに目的地方向に前進させるように誘導する
ことができる。
離脱し、当該第１の最適走行経路への復帰が適切でない
と認められる時は、目的地までの距離如何に関係なく、
あくまでも後進やユーターンを行わせることなく、安全
かつスムーズに目的地方向に前進させるように誘導する
ことができる。
（発明の効果） 従って、本願発明の車両の走行誘導装置によると、警
告手段の警告機能により確実に本来の最適走行経路に従
った走行が可能になるとともに、仮に道を誤って本来の
最適経路から離脱したような場合にも、そのまま前進走
行してナビゲーション走行を継続することができるよう
になり、道路状況が不明な場合にも運転者に大きな安心
感を与えることができ、従来に比べ遥かに自由で確実な
運転を保証することができ、長距離運転の際の疲労軽減
にも寄与し得ることになる。
告手段の警告機能により確実に本来の最適走行経路に従
った走行が可能になるとともに、仮に道を誤って本来の
最適経路から離脱したような場合にも、そのまま前進走
行してナビゲーション走行を継続することができるよう
になり、道路状況が不明な場合にも運転者に大きな安心
感を与えることができ、従来に比べ遥かに自由で確実な
運転を保証することができ、長距離運転の際の疲労軽減
にも寄与し得ることになる。
（実施例） 第１図〜第５図は、本願発明の実施例に係る車両の走
行誘導装置の構成並びに作用を示している。先ず第２図
は、同実施例に於ける車両の走行誘導装置のシステム構
造を示すもので、符号10は制御部の中心をなすナビゲー
ションコントロールユニットであり、該ナビゲーション
コントロールユニット10は、中央情報処理装置（CPU）1
1、コントロールプログラムを内蔵したリードオンリー
・メモリ（以下、単にROMという）12、各種制御データ
を随時記憶するランダムアクセス・メモリ（以下、単に
RAMという）13、後述する各種外部装置と上記CPU11との
間でデータを入出力するインターフェース回路14等から
構成されている。
行誘導装置の構成並びに作用を示している。先ず第２図
は、同実施例に於ける車両の走行誘導装置のシステム構
造を示すもので、符号10は制御部の中心をなすナビゲー
ションコントロールユニットであり、該ナビゲーション
コントロールユニット10は、中央情報処理装置（CPU）1
1、コントロールプログラムを内蔵したリードオンリー
・メモリ（以下、単にROMという）12、各種制御データ
を随時記憶するランダムアクセス・メモリ（以下、単に
RAMという）13、後述する各種外部装置と上記CPU11との
間でデータを入出力するインターフェース回路14等から
構成されている。
そして、上記ナビゲーションコントロールユニット10
の組み合わされる外部装置としては、先ず上述した地図
形式の走行案内情報を多数枚複数種の縮尺でメモリして
いるCD−ROM（コンパクトディスク型リードオンリーメ
モリ）１の当該地図情報を読み出すための車載用CDプレ
ーヤ２、目的地の設定や変更、再設定、最適経路の変更
等の操作を行なう操作スイッチ部３、第３図に示すよう
に地球Ｅを回る円軌道上に打ち上げられた少なくとも３
個の航法衛生GPS−A,GPS−B,GPS−Ｃからの送信波（SH
F）を受信するGPS受信機によって構成された自車位置認
識装置４、上記CPU11からの画像信号出力を入力してイ
ンパネ部のCRTディスプレイ６の画面上に表示する表示
制御回路５、該表示制御回路５に付設されたビデオメモ
リ７等が設けられている。
の組み合わされる外部装置としては、先ず上述した地図
形式の走行案内情報を多数枚複数種の縮尺でメモリして
いるCD−ROM（コンパクトディスク型リードオンリーメ
モリ）１の当該地図情報を読み出すための車載用CDプレ
ーヤ２、目的地の設定や変更、再設定、最適経路の変更
等の操作を行なう操作スイッチ部３、第３図に示すよう
に地球Ｅを回る円軌道上に打ち上げられた少なくとも３
個の航法衛生GPS−A,GPS−B,GPS−Ｃからの送信波（SH
F）を受信するGPS受信機によって構成された自車位置認
識装置４、上記CPU11からの画像信号出力を入力してイ
ンパネ部のCRTディスプレイ６の画面上に表示する表示
制御回路５、該表示制御回路５に付設されたビデオメモ
リ７等が設けられている。
CDプレーヤ２は、上記CD−ROM1を駆動し、当該CD−RO
M1に記憶されている日本全国の地図情報の内の必要とす
る所定の情報を指定されたアドレス（東西南北で指定）
に応じて出力し、デコーダ８、インターフェース回路14
を介して上記CPU11に入力する。これら読み出された情
報は、一時的にRAM13に記憶される。上記デコーダ８を
介してデコードされたCDプレーヤ２の出力は、通常の車
載用オーディオ装置（AMP、イコライザー、スピーカー
等）９側にも出力されるようになっている。
M1に記憶されている日本全国の地図情報の内の必要とす
る所定の情報を指定されたアドレス（東西南北で指定）
に応じて出力し、デコーダ８、インターフェース回路14
を介して上記CPU11に入力する。これら読み出された情
報は、一時的にRAM13に記憶される。上記デコーダ８を
介してデコードされたCDプレーヤ２の出力は、通常の車
載用オーディオ装置（AMP、イコライザー、スピーカー
等）９側にも出力されるようになっている。
上記CD−ROM1には、カラー静止画で３万枚程度の地図
情報が記憶されるようになっており、例えば本実施例の
場合には少なくとも３種類の縮尺のものが用意され、更
に該地図情報の８段階の拡大または縮小が可能なように
構成されている。
情報が記憶されるようになっており、例えば本実施例の
場合には少なくとも３種類の縮尺のものが用意され、更
に該地図情報の８段階の拡大または縮小が可能なように
構成されている。
次に操作スイッチ３は、例えば画面タッチ型のもので
構成されており、メニュー、情報、再設定、拡
大、縮小、修正等の各種の操作スイッチが設けられ
ている。該操作スイッチ３のON出力は、エンコーダ16で
コード化された後、インターフェース回路14を介して上
記CPU11に入力される。CPU11は、上記操作入力に応じ所
定の演算（プログラム処理）を行なって上述のCRT駆動
用の表示制御回路５を作動させ、上記指令内容に対応し
た画像を表示させる。
構成されており、メニュー、情報、再設定、拡
大、縮小、修正等の各種の操作スイッチが設けられ
ている。該操作スイッチ３のON出力は、エンコーダ16で
コード化された後、インターフェース回路14を介して上
記CPU11に入力される。CPU11は、上記操作入力に応じ所
定の演算（プログラム処理）を行なって上述のCRT駆動
用の表示制御回路５を作動させ、上記指令内容に対応し
た画像を表示させる。
さらに、自車位置認識装置４は、第３図に示すように
地球Ｅ上を回る円軌道上の３個の航法衛生GPS−Ａ〜GPS
−Ｃからの各距離l1〜l3を電波測定することによって現
在の自車の位置Ｐ点の２次元位置を認識するようになっ
ており、該認識データはCPU11を介してRAM13に一時的
（所定の周期毎に）にメモリされる。
地球Ｅ上を回る円軌道上の３個の航法衛生GPS−Ａ〜GPS
−Ｃからの各距離l1〜l3を電波測定することによって現
在の自車の位置Ｐ点の２次元位置を認識するようになっ
ており、該認識データはCPU11を介してRAM13に一時的
（所定の周期毎に）にメモリされる。
そして、CPU11はソフト的に例えば第１図に示すよう
な制御機能を備えて構成されており、上記自車位置認識
装置４で検出、認識された自車位置情報と上記操作スイ
ッチ３によって初期設定された目的地データに基く目的
地情報から現在地から目的地までの最適経路を設定する
最適経路設定機能、上記自車位置情報と上記最適経路情
報とを比較し、それらの間に所定レベル以上の偏差があ
る場合には、そのレベル差に応じて上記先に設定された
最適経路を現在地を起点として再設定する最適経路変更
機能とを有して構成されており、第５図に示す如くそれ
らは各々CRTディスプレイ６の画面上に順次更新して表
示される。なお、この場合、自車位置が当初の最適経路
から外れようとする時に、必要に応じて上記車載用オー
ディオ装置16側にブザー音出力を出して警告するシステ
ムが採用される。そのような構成を採用した場合の上記
CPU11の制御動作をフローチャートにして示すと第４図
のようになる。
な制御機能を備えて構成されており、上記自車位置認識
装置４で検出、認識された自車位置情報と上記操作スイ
ッチ３によって初期設定された目的地データに基く目的
地情報から現在地から目的地までの最適経路を設定する
最適経路設定機能、上記自車位置情報と上記最適経路情
報とを比較し、それらの間に所定レベル以上の偏差があ
る場合には、そのレベル差に応じて上記先に設定された
最適経路を現在地を起点として再設定する最適経路変更
機能とを有して構成されており、第５図に示す如くそれ
らは各々CRTディスプレイ６の画面上に順次更新して表
示される。なお、この場合、自車位置が当初の最適経路
から外れようとする時に、必要に応じて上記車載用オー
ディオ装置16側にブザー音出力を出して警告するシステ
ムが採用される。そのような構成を採用した場合の上記
CPU11の制御動作をフローチャートにして示すと第４図
のようになる。
上記のように本願発明の実施例に係る車両の走行誘導
装置の構成では、自車位置認識手段により現在の自車位
置を認識することによって、本来出発地と目的地との関
係から最も適切であるとして先に設定表示されている第
１の最適走行経路からの離脱状態を検出し、現在の自車
位置が当該第１の最適走行経路から離脱しようとしてい
る時には、先ず警告手段により運転者に警告を出して速
やかに上記第１の最適走行経路に戻るように促す。した
がって、特別な事情がない限り本来の第１の最適走行経
路での走行が可能となる。
装置の構成では、自車位置認識手段により現在の自車位
置を認識することによって、本来出発地と目的地との関
係から最も適切であるとして先に設定表示されている第
１の最適走行経路からの離脱状態を検出し、現在の自車
位置が当該第１の最適走行経路から離脱しようとしてい
る時には、先ず警告手段により運転者に警告を出して速
やかに上記第１の最適走行経路に戻るように促す。した
がって、特別な事情がない限り本来の第１の最適走行経
路での走行が可能となる。
一方、特別の事情があって、上記警告にも拘らず上記
第１の最適走行経路から離脱した時には、当該離脱状態
に対応して新たに現在の自車位置と目的地との関係から
見て最適であり、しかもユーターン禁止や一方通行など
の道路状況を考慮して決して上記第１の最適走行経路方
向に戻ることなく、前進方向で目的地に向かう第２の最
適走行経路を再設定する最適走行経路変更手段を備えて
いるので、運転者は該離脱地点から決して上記第１の最
適走行経路に戻ることなく目的地に向かうことができる
新しく設定された同第２の最適走行経路に応じて運転を
継続して行けば良いことになる。
第１の最適走行経路から離脱した時には、当該離脱状態
に対応して新たに現在の自車位置と目的地との関係から
見て最適であり、しかもユーターン禁止や一方通行など
の道路状況を考慮して決して上記第１の最適走行経路方
向に戻ることなく、前進方向で目的地に向かう第２の最
適走行経路を再設定する最適走行経路変更手段を備えて
いるので、運転者は該離脱地点から決して上記第１の最
適走行経路に戻ることなく目的地に向かうことができる
新しく設定された同第２の最適走行経路に応じて運転を
継続して行けば良いことになる。
したがって、明らかに本来の第１の最適走行経路から
離脱し、当該第１の最適走行経路への復帰が適切でない
と認められる時は、目的地までの距離如何に関係なく、
あくまでも後進やユーターンを行わせることなく、安全
かつスムーズに目的地方向に前進させるように誘導する
ことができる。
離脱し、当該第１の最適走行経路への復帰が適切でない
と認められる時は、目的地までの距離如何に関係なく、
あくまでも後進やユーターンを行わせることなく、安全
かつスムーズに目的地方向に前進させるように誘導する
ことができる。
従って、本願発明の車両の走行誘導装置によると、警
告手段の警告機能により確実に本来の最適走行経路に従
った走行が可能になるとともに、仮に道を誤って本来の
最適経路から離脱したような場合にも、そのまま前進走
行してナビゲーション走行を継続することができるよう
になり、道路状況が不明な場合にも運転者に大きな安心
感を与えることができ、従来に比べ遥かに自由で確実な
運転を保証することができ、長距離運転の際の疲労軽減
にも寄与し得ることになる。
告手段の警告機能により確実に本来の最適走行経路に従
った走行が可能になるとともに、仮に道を誤って本来の
最適経路から離脱したような場合にも、そのまま前進走
行してナビゲーション走行を継続することができるよう
になり、道路状況が不明な場合にも運転者に大きな安心
感を与えることができ、従来に比べ遥かに自由で確実な
運転を保証することができ、長距離運転の際の疲労軽減
にも寄与し得ることになる。
第１図は、本願発明のクレーム対応図、第２図は、本願
発明の実施例に係る車両の走行誘導装置のシステム構成
図、第３図は、同第２図のシステムにおける自車位置認
識装置の認識原理を示す説明図、第４図は、上記第２図
のシステムにおけるナビゲーションコントロールユニッ
トのCPU動作を示すフローチャート、第５図は、それに
対応したディスプレイ画面の変化を示す説明図である。 １……CD−ROM ２……CDプレーヤ ３……操作スイッチ ４……自車位置認識装置 ５……表示制御回路 ６……CRTディスプレイ 10……ナビゲーションコントロールユニット 11……CPU 12……ROM 13……RAM
発明の実施例に係る車両の走行誘導装置のシステム構成
図、第３図は、同第２図のシステムにおける自車位置認
識装置の認識原理を示す説明図、第４図は、上記第２図
のシステムにおけるナビゲーションコントロールユニッ
トのCPU動作を示すフローチャート、第５図は、それに
対応したディスプレイ画面の変化を示す説明図である。 １……CD−ROM ２……CDプレーヤ ３……操作スイッチ ４……自車位置認識装置 ５……表示制御回路 ６……CRTディスプレイ 10……ナビゲーションコントロールユニット 11……CPU 12……ROM 13……RAM
Claims (1)
- 【請求項１】到達すべき目的位置を認識する目的位置認
識手段と、現在の自車位置を認識する自車位置認識手段
と、上記目的位置認識手段により認識された目的位置と
上記自車位置認識手段によりにより認識された現在の自
車位置との関係から第１の最適走行経路を設定する最適
走行経路設定手段と、該最適走行経路設定手段により設
定された第１の最適走行経路を表示するディスプレイ手
段と、上記自車位置認識手段により認識される自車位置
が上記ディスプレイ手段に表示された上記第１の最適走
行経路から離脱しようとする時に警告する警告手段と、
該警告手段の警告にも拘らず自車位置が上記第１の最適
走行経路から離脱した時に該離脱状態に対応して当該離
脱位置と目的位置との関係から最適走行経路を上記第１
の最適走行経路に変えて上記第１の最適走行経路に戻る
ことなく現在位置から上記目的地の方向に前進する第２
の最適走行経路に設定し直す最適走行経路変更手段とを
設け、上記警告手段の警告にも拘らず自車位置が第１の
最適走行経路から離脱した時には、上記最適走行経路変
更手段により再設定された第２の最適走行経路を上記デ
ィスプレイ手段の表示画面上に更新表示するようにした
ことを特徴とする車両の走行誘導装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26784989A JP2870867B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 車両の走行誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26784989A JP2870867B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 車両の走行誘導装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03127199A JPH03127199A (ja) | 1991-05-30 |
| JP2870867B2 true JP2870867B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=17450485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26784989A Expired - Lifetime JP2870867B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 車両の走行誘導装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2870867B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3868456B2 (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-17 | パイオニア株式会社 | ナビゲーション装置 |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP26784989A patent/JP2870867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03127199A (ja) | 1991-05-30 |
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