JP2870736B2 - クラッシャ - Google Patents

クラッシャ

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JP2870736B2
JP2870736B2 JP16196991A JP16196991A JP2870736B2 JP 2870736 B2 JP2870736 B2 JP 2870736B2 JP 16196991 A JP16196991 A JP 16196991A JP 16196991 A JP16196991 A JP 16196991A JP 2870736 B2 JP2870736 B2 JP 2870736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートおよびアス
ファルト合材等に使用する粗骨材ならびに細骨材を生産
するクラッシャの破砕部の最小間隙を調節するセット調
節装置とライナ使用状況表示装置とを具備したクラッシ
ャに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,竪軸回りに偏心して回転しながら
上下動する松毬(まつかさ)状のヘッドに覆い被さるよ
うに取付けられたマントルとその外周に静止して配設さ
れたボウルの内側のボウルライナとで原料が破砕される
タイプのクラッシャ,例えば,コーンクラッシャやジャ
イラディスクにおいては,マントルとボウルライナで形
成される最小間隙をセットまたはセット値と称呼し,こ
のセット値を調節してクラッシャの製品サイズをコント
ロールしていた。そして,セット値を調節する場合に
は,図1に示されるように,メインフレーム2に載置さ
れたアジャストメントリング22を静止したまま,これ
と螺合されるボウル20を,セット値を拡大するために
は反時計回りに,セット値を縮小する場合には時計回り
に回転する必要があった。そのためには,ボウル20と
ボウルライナ21の合計重量が大きいので予めボウル上
端に取付けたアジャストメントキャップ40の円周4個
所に設けたフックにクレーン等の吊上げ手段を用いて各
々ワイヤ掛けし,重力をフリーの状態にしたうえ,2〜
3人の作業員の手押しによって規定量回転するか,また
は吊上げすることなしに直接上記のフックにワイヤを掛
けアジャストメントキャップ40の外周に数周にわたり
巻き付けてワイヤの他端をショベルローダ,巻上げ機,
トラック,その他の引張り装置や滑車を利用して水平に
回転する等の作業をしていたが,いずれも煩雑でしかも
長時間の運転休止を余儀なくされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の装置において
は,こうした煩雑で長時間を要する作業の代りに簡便に
かつ自動的にしかも運転中に遠隔操作で容易にセット値
を変更できるようにしようとするものであり,かつ,運
転中のライナの使用状況を常時監視できるようにしたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに,本発明のクラッシャのセット調節装置では,メイ
ンフレームと,該メインフレームの上に積載され内周面
を螺設されたアジャストメントリングと,外周面を螺設
され該アジャストメントリングに螺合して上下方向移動
可能なボウルと,該メインフレームの中心底部に配設さ
れボスを介して垂直または略垂直に軸承されるメインシ
ャフトと,該メインシャフトに軸受を介して嵌装され垂
直軸線に対して偏心回転するエキセントリックと,該エ
キセントリックに軸受を介して嵌装され回転するヘッド
と,該エキセントリックの回転駆動手段とを有するクラ
ッシャにおいて,前記ボウルまたはボウルの上端に配設
され円筒面を有するアジャストメントキャップの側面に
円周等間隔に複数個のドライブバーを突設し,竪軸回り
に回動可能でかつばね力を介して該ドライブバーに当接
し前記ボウルの回転を抑止するラチェット機構を備える
とともに,ピストンロッドの前進に伴って該ラチェット
機構のロックを解除し,かつ,前記ドライブバーの側面
を押圧して該ボウルを右回りまたは左回りに回転する一
対の油圧シリンダを該ボウルまたはアジャストメントキ
ャップの外側に竪軸回りに回動自在に水平に配設し,前
記ドライブバーのうち少なくとも1個に対向して近接ス
イッチを固設し,前記一対の油圧シリンダの駆動用の油
圧ユニットを備えるとともに,該油圧ユニットに動作指
令を伝達するプログラマブル操作表示器およびシーケン
サ制御装置を格納するコントロールパネルを備え,同時
にライナの使用開始からの実稼動時間,摩耗量,摩耗速
度,残存許容摩耗量,ライナ交換予測残存時間等運転指
標をコントロールパネルに表示するようにした。
【0005】
【作用】本発明のクラッシャのセット調節装置において
は,現在の状態に対してセット値(最小間隙)を小さく
するか,大きくするかによって回転方向を右回りとする
か左回りとするか決定し,トライブバーの回転方向およ
びドライブバーの回転ピッチ数(コマ数)をプログラマ
ブル操作表示器に入力する。この動作指令に基づいて,
まず,クランピングシリンダの圧力が降下されてボウル
とアジャストメントリングのねじロック力を解除し,ボ
ウルが回転できる状態にする。そして,開か閉のうち指
示されたラムシリンダの前進動作でドライブバーが1ピ
ッチ分押されて回転する。その後ラムシリングは後退
し,指定されたピッチ分だけラムシリンダは往復動を繰
り返したのち後退限に戻って静止する。こうして所要の
ピッチ分だけ開もしくは閉動作したあと,ボウルまたは
アジャストメントキャップが回転して所要のセット値に
なり,クランピングシリンダの圧力が上昇されてボウル
とクランピングリングのねじ嵌合をロックする。また,
通算の実稼動時間,セット値変更長さより計算されたラ
イナの摩耗時間,摩耗速度(mm/Hr),残存許容摩
耗量および次期ライナ交換予測時間等のライナ使用に関
する運転指示が刻々コントロールパネルに表示される。
【0006】本発明のセット調整装置の動作を具体的に
説明すると,ボウルを右回り(時計回り)に回転すると
きには,一対の油圧シリンダ44のうち右回り用ラムシ
リンダ44Aのピストンロッドを突出する。すると,ラ
ムシリンダ44Aのストライカ44aがボウルロック5
0の緊張用の引張りコイルばね50bの付勢力に打ち克
ってボウルロック50の先端をボウルロックのアンロッ
ク(解除)方向に回転させるとともに,同じくピストン
ロッドの先端に設けたドライバ44bがアジャストメン
トキャップ40に設けたドライブバー42のひとつの側
面に当接してアジャストメントキャップ40を右回りに
1ピッチ分だけ回転する。その後,ラムシリンダ44A
のピストンロッドは一旦後退し,再び前進することによ
って同様の動作を行ない,アジャストメントキャップ4
0を1ピッチ分回転する。以下同様にして所要ピッチ分
回転することによってセット値は変更される。ボウルを
左回り(反時計回り)に回転する場合には左回り用ラム
シリンダ44Bを駆動して同様の操作を行なう。
【0007】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図6は本発明のクラッシャのセット調節装
置の実施例を示し,図1はクラッシャの全体縦断面図,
図2はクラッシャの部分断面斜視図,図3はセット調節
装置の要部拡大斜視図,図4はセット調節装置の要部平
面図,図5はセット調節装置の制御系統図,図6はコン
トロールパネルの表示盤の要部概略正面図である。
【0008】図において,1はクラッシャ,2はメイン
フレームで,メインフレーム2の下部中央部のボス3に
垂直のメインシャフト4が立設される。そして,メイン
シャフト4の上半分には中心軸よりいくらか偏心した円
筒形状のエキセントリック5がエキセントリックブッシ
ュ6を介して嵌合され,さらにヘッドブッシュ7を介し
て松毬(まつかさ)状のヘッド8が嵌装されている。ヘ
ッド8の外側には同じく松毬状のマントル9が被覆さ
れ,マントル9と後述のボウルライナ21との間で原料
が破砕される。エキセントリック5の下端面には上下一
対の上部スラストベアリング18と下部スラストベアリ
ング19との間で回転するエキセントリック5,ヘッド
8およびマントル9の全荷重や破砕運動中の圧縮荷重を
メインフレーム2へ伝達するとともに,メインシャフト
4の上端の球面座17にヘッドボール16が着座して円
滑な回転を促進する。エキセントリック5の下端外周に
は,ベベルギヤーで構成されるギヤー10が固設され,
Vプーリ14により回転駆動され,軸受13,13によ
り軸承される水平の回転軸12の先端のベベルギヤーの
ピニオン11を介してエキセントリック5を回転駆動す
るようになっている。15はフィードプレートであり,
ホッパ23に投入された原料を円周等分に分配する。
【0009】一方,メインフレーム2の上端面にテーパ
面を介してアジャストメントリング22が載置され,リ
リースシリンダ25を介して常時下側に引張られメイン
フレーム2と密着されている。メインフレーム2とアジ
ャストメントリング22との間には円周4〜6個の透孔
が設けられ,回り止め用のメインフレームピン2aが貫
通されている。アジャストメントリング22の内周面に
は右ねじのテーパネジが螺設され,外周に同様に右ねじ
のテーパネジを螺設したボウル20と螺合し,ボウル2
0の回転によってボウル20が上下動可能に構成され
る。また,運転中のアジャストメントリング22とボウ
ル20の螺合をロックするため,アジャストメントリン
グ22の上にはこれと同様に内周面に螺設したクランプ
リング22aが載置され,ピストンロッドがアジャスト
メントリング22に締結され,シリンダがクランプリン
グ22aに固設されたクランピングシリンダ24のピス
トンロッドを油圧力により突出することにより両ネジの
当接面に強固な力を与えるようになっている。
【0010】ボウル20の内側にはボウルライナ21が
固設され,マントル9との間で破砕室を形成する。ボウ
ル20の上端外周にはアジャストメントキャップ40が
植込ボルトによって固設されている。
【0011】次に,セット調節装置について説明する。
図3,図4に示すように,アジャストメントキヤップ4
0の外周には等間隔で角材からなる突起状のドライブバ
ー42が配列される。アジャストメントキャップ40の
外側には,竪軸50a回りに回転可能で中央部に内側を
向いた突起50cを有するボウルロック50があり,突
起50cがドライブバーの側面に当接する方向に回転付
勢される引張りコイルばね50bが固定のブラケットと
ボウルロック50の1端との間に弾装されている。した
がって,ボウルロック50はアンロックされない限り,
ラチェット機構により常時突起50cの先端がアジャス
トメントキャップ40の周壁へ当接し,突起50cの側
面とドライブバー42の側面とが当接する場台にはアジ
ャストメントキャップ40は回転できないようになって
いる。ただし,突起50cのもう一方の面をテーパに形
成しておくことにより,アジャストメントキャップ50
を左回りに回転するときにはこのボウルロック50を跳
ね上げて回転できるようにしてある。
【0012】そして,ボウルロック50の先端側には一
対のラムシリンダ44がほぼ中央部の竪軸45回りに回
動可能に水平に配設されており,両者のラムシリンダ4
4,すなわち,右回り用のラムシリンダ44Aと左回り
用のラムシリンダ44Bのシリンダのロッド側端部同志
が引張りコイルばね46で締結され,ピストンロッド側
がアジャストメントキャップ40側を向くよう付勢され
ている。ラムシリンダ44のピストンロッドの先端に
は,その突出によりボウルロック50をドライブバー4
2より離脱させる方向へ回転駆動させるストライカ44
aが取付けられ,その上側には同じくピストンロッド
に,ドライブバー42の側面を押圧するドライバ44b
が付設される。したがって,ピストンロッドの前進によ
り,ボウルロック50をアンロック(解錠)すると同時
にドライブバー42を押圧して,その結果,アジャスト
メントキャップ40を回転することができる。アジャス
トメントリング40を右回りさせるときには,ラムシリ
ンダ44Aを駆動し,左回りさせるときにはラムシリン
ダ44Bを駆動する。
【0013】一方,ドライブバー42のうち少なくとも
1個のドライブバーの正面中央に対向して近接スイッチ
70が,図3に示すように固定して配置されており,図
5に示すとおり,プログラマブル操作表示器110およ
びシーケンサ制御装置120を格納するコントロールパ
ネル(制御盤)100へ接続されている。コントロール
パネル100からは,クランピングシリンダ24への圧
油を切換える電磁弁62とラムシリンダ44(44Aお
よび44B)の圧油を切替える電磁弁64,66とラム
シリンダ44の後退限を検知するリミットスイッチ6
7,68へ配線されており,それぞれ動作指令や検出信
号を伝達している。これらを総称して,セット調節装置
という。
【0014】また,ライナ使用状況表示装置200は,
コントロールパネル100に組み込まれ,現場とは離隔
した操作室でライナ使用状況を常時監視するようにした
もので,コントロールパネル100に表示された実施例
を図6に示した。図中※のものは押ボタンで操作する。
表示はa〜hともすべて色付きのデジタル表示とし,印
はランプ表示とする。セット調整指令は押ボタンで行な
い,「回転方向指令」のAがセット値狭小(右回り),
Bがセット値拡大(左回り)であり,表示はaに「狭く
なる」,または「広くなる」と表示される。「ドライブ
バーの移動数指令」はピッチ数(コマ数)を入力するも
ので,Cボタンがプラスボタン,Dボタンがマイナスボ
タンであり,1回押すごとにbへ「1」ずつ加算または
減算される。セットの完了後,スタートボタンを押すと
自動的に操作が開始し,「セット調整中」のランプが表
示される。セット調整が1段落すると「セット調整完
了」のランプが表示され,「セット調整中」のランプは
消える。操作終了後は油圧ユニットの油圧ポンプが停止
した後,「セット調整完了」のランプが消える。「ライ
ナ使用限界コマ数」は押ボタンE(プラス),F(マイ
ナス)で入力し,数値はdに表示される。「ライナ使用
コマ数」のeにはドライブバーのコマ数のプラス側移動
数のみカウントする。「運転時間」のfには,負荷運転
の積算時間を表示する。「摩耗速度」のgには,ライナ
使用コマ数にドライブバー1コマ当りの垂直方向の移動
代を掛け合わせたものを運転時間で除した値が表示され
る。「ライナ交換までの予測時間」のhは下記によって
計算された値が表示される。
【0015】
【数1】
【0016】「セット調整異常」のランプが表示される
場合は,クランピングシリンダ24が圧力降下しないと
き,ラムシリンダ44の押側ソレノイドがONしてもボ
ウル20が回転しないときやラムシリンダ44の引側ソ
レノイドがONしてもラムシリンダ44後退限のリミッ
トスイッチ77,78がONしないときなどのトラブル
が生じたときや,予め調整されたセット調整時間内にセ
ット調整が完了しない場合などである。また,このとき
にはインターロックを動作させ,原料供給や排出ライン
を全面停止して対策を講じる。
【0017】以上のように構成された本発明のクラッシ
ャのセット調節装置の作動について説明する。まず,破
砕部を形成するマントル9やボウルライナ21が摩耗し
た結果,所望の製品サイズより大きな製品が出るように
なり,早急にセット値を矯正したい場合には,ボウル2
0,すなわち,アジャストメントキャップ40を右回り
に回転して下降させセット値を小さい方に変更する必要
が生じる。こうした場合には,回転方向および下降量に
相当するドライブバー42のピッチ数(コマ数)をコン
トロールパネル100のプログラマブル表示器110へ
入力して,クランピングシリンダ24の圧油を解放し,
ボウル20とアジャストメントリング22のねじロック
力を解除して,ボウル20が回転できる状態にする。そ
のあと,指示された回転方向に対応するラムシリンダ4
4が選択され,指示されたピッチ数にしたがって,右回
り用のラムシリンダ44Aのピストンロッドをこの回数
だけ前進後退することにより,所定のピッチ数ほどアジ
ャストメントキャップ40が回転し,所要量ほど下降し
てセット値が変更される。セット値を拡大する場合には
ラムシリンダ44Bを使用して同様の操作を繰り返す。
セット変更が終った後は,ピストンロッドは後退限に待
避することによりボウルロック50の突起50cがドラ
イプバー42のひとつと当接し,ロックされる。そし
て,再びクランピングシリンダ24のロッドを前進させ
ロックする。なお,上記のドライブバー1ピッチ分の垂
直方向移動代は0.5〜1.0mmの範囲に選定し,ド
ライブバー42の個数を選定すると良い。また,ラムシ
リンダ44の前進限は近接スイッチ70によって検知さ
れ,後退限はリミットスイッチ67,68で検知され
る。上述のピッチ数,すなわち,ラムシリンダの作動回
数は近接スイッチ70によってカウントされる。後退限
検知用のリミットスイッチ67,68は近接スイッチを
使用しても良い。
【0018】このようにして,セット値の変更の必要に
迫られたその都度,クランピングシリンダ24やラムシ
リンダ44の操作する油圧ユニット60にコントロール
パネル100を介して指令を発信することによって遠隔
操作で,しかも,運転中自動的にアジャストメントキャ
ップ40を回転することによって短時間で容易にセット
値を変更することができる。
【0019】なお,静止のアジャストメントリング22
に対して,ボウル20を上下動摺動可能に設けて両者の
間に垂直な油圧シリンダを円周複数個設けてボウル20
を昇降することによってセット値を変更自在とする方法
も考えられるが,この場合には規定のセット値を保持す
るために油圧シリンダに常時圧油を封入しておかなけれ
ばならない。しかしながら,油圧シリンダ内の圧油の漏
洩を数ケ月〜1年という長期間全く無くすることは不可
能であり,その漏洩量に応じてセット値は変化するので
好ましくない。これに対し,本発明では,アジャストメ
ントリング22とボウル20は螺合され,しかも,ボウ
ルロック50によりねじ回転がロックされるので上述の
不都合が起こらず優れている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように,本発明のクラッシ
ャは,ドライブバーの回転方向とピッチ数をコントロー
ルパネルに入力するだけで,自動的にアジャストメント
キャップに設けたドライブバーとボウルロックおよびラ
ムシリンダの作動により,運転中に遠隔操作で自動的に
容易にボウルをアジャストメントリングに対して回転す
ることによって上下させ,セット値を任意の値を変更で
きるから,休転のロスタイムを防止し,メインテナンス
性を著しく向上することができる。また,セット終了後
にアジャストメントリングとボウルの螺合がロックされ
るので,セット値が不変であり,製品サイズの均一性が
保持される。さらに,ライナ使用状況表示装置があるた
め通常の運転管理が非常にやりやすく運転操作性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すクラッシャの全体縦断
面図である。
【図2】本発明の1実施例を示すクラッシャの部分断面
斜視図である。
【図3】本発明の1実施例を示すクラッシャのセット調
節装置の要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の1実施例を示すクラッシャのセット調
節装置の要部平面図である。
【図5】本発明の1実施例を示すクラッシャのセット調
節装置の制御系統図である。
【図6】本発明の1実施例を示すクラッシャのコントロ
ールパネル表示盤の要部概略正面図である。
【符号の説明】
1 クラッシャ 2 メインフレーム 2a メインフレームピン 3 ボス 4 メインシャフト 5 エキセントリック 6 エキセントリックブッシュ 7 ヘッドブッシュ 8 ヘッド 9 マントル 10 ギヤー 11 ピニオン 12 回転軸 13 軸受 14 Vプーリ 15 フィードプレート 16 ヘッドボール 17 球面座 18 上部スラストベアリング 19 下部スラストベアリング 20 ボウル 21 ボウルライナ 22 アジャストメントリング 22a クランピングリング 23 ホッパ 24 クランピングシリンダ 25 リリースシリンダ 40 アジャストメントキャップ 42 ドライブバー 44 ラムシリンダ 44a ストライカ 44b ドライバ 44A 右回り用ラムシリンダ 44B 左回り用ラムシリンダ 45 竪軸 46 引張りコイルばね 50 ボウルロック 60 油圧ユニット 62 電磁弁 64 電磁弁 66 電磁弁 67 リミットスイッチ 68 リミットスイッチ 70 近接スイッチ 100 コントロールパネル 110 プログラマブル操作表示器 120 シーケンサ制御装置 200 ライナ使用状況表示装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインフレームと,該メインフレームの
    上に積載され内周面を螺設されたアジャストメントリン
    グと,外周面を螺設され該アジャストメントリングに螺
    合して上下方向移動可能なボウルと,該メインフレーム
    の中心底部に配設されボスを介して垂直または略垂直に
    軸承されるメインシャフトと,該メインシャフトに軸受
    を介して嵌装され垂直軸線に対して偏心回転するエキセ
    ントリックと,該エキセントリックに軸受を介して嵌装
    され回転するヘッドと,該エキセントリックの回転駆動
    手段とを有するクラッシャにおいて,前記ボウルまたは
    ボウルの上端に配設され円筒面を有するアジャストメン
    トキャップの側面に円周等間隔に突設された複数個のド
    ライブバーと,該ドライブバーに当接し竪軸回りに回動
    可能でかつばね力を介して該ボウルの回転を抑止するラ
    チェット機構と,該ボウルまたはアジャストメントキャ
    ップの外側に竪軸回りに回動自在に水平に配設され前記
    ドライブバーの側面を押圧して該ボウルを右回りもしく
    は左回りに回転させる一対の油圧シリンダと,前記ドラ
    イブバーのうち隣接する少なくとも1個のドライブバー
    に対向して配設された近接スイッチと,前記一対の油圧
    シリンダ駆動用の油圧ユニットと,該油圧ユニットに動
    作指令を与えるプログラマブル操作表示器ならびにシー
    ケンサ制御装置を格納したコントロールパネルからなる
    ライナのセット調節装置を備えるとともに,ライナの運
    転時間,摩耗量,摩耗速度,残存許容摩耗量,ライナ交
    換までの予測時間等のライナ使用状況表示機能を前記コ
    ントロールパネルに組み込まれたライナ使用状況表示装
    置を備えたことを特徴とするクラッシャ。
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