JP2868468B2 - 自動二輪車の二次空気供給装置 - Google Patents
自動二輪車の二次空気供給装置Info
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Description
空気供給装置に関する。
給装置の一例を示しており、シリンダヘッドカバー13
の上面に、リード弁53を内蔵する二次空気入口室54
を形成し、リード弁53の上流側(上側)は上方に突出
する二次空気供給管57を介してエアクリーナ58に接
続し、下流側は二次空気通路59を介してシリンダヘッ
ド2内の排気通路5に接続している。
一体に形成されて下方へと延びる細筒部60と、シリン
ダヘッド2に一体に形成されて上方へと延びる細筒部6
1から構成されており、両細筒部60,61をパッキン
などを介して接続している。63はその継ぎ目である。
−53693号公報がある。
ヘッドカバー13の上壁に二次空気入口室54、リード
弁53及びこれに接続する二次空気供給管57を配置し
ていると、シリンダヘッドカバー13の上方の空間X1
が制限されてしまい、該空間X1に燃料タンクあるいは
エアクリーナを配置しようとしても、それらの形状ある
いは容積が制限され、設計の自由度合が少なくなる。
ら弁腕室内及びシリンダヘッド壁内を通過してシリンダ
ヘッド下端部の排気ポートまで二次空気を導いており、
その道中が長くなることにより、鋳造時に使用する鋳抜
き用の中子(ピン)が細長くなり、製造作業が困難であ
る。たとえば中子が折れたりすることがある。一方、細
長筒60,61を一体に形成する代わりに別途パイプを
差し込む場合には、部品点数及び作業工程が増加する。
9との間の空間X2は、排気管9の熱等の影響もあり、
利用されておらず、デッドスペースとなっている。
め、本願請求項1記載の発明は、複数の気筒を並列に配
置したエンジンのシリンダヘッド前面に排気通路5を開
口して排気管9を接続している自動二輪車において、隣
り合う気筒間のシリンダブロック前壁部分に、隣り合う
気筒用の1対の凹形の二次空気入口23を隔壁36を介
して隣接配置し、各二次空気入口室23には前方から二
次空気入口室23へのみ空気の流通を許すリード弁24
を配置すると共に、隣り合う1対の二次空気入口室23
に対し共通の弁本体32及び共通の弁カバー25を備
え、シリンダヘッド2の前壁に、各二次空気入口室23
に連通すると共に排気通路5に至る二次空気通路31を
それぞれ形成し、隣り合うリード弁24の前側を共通の
二次空気供給管27を介してエアクリーナ40に接続し
ていることを特徴としている。
上面に結合されたシリンダヘッドカバーの上側にエアク
リーナを配置し、該エアクリーナに二次空気供給管を接
続していることを特徴としている。
通路に至る二次空気通路を短くでき、シリンダヘッドの
製造(鋳造)が容易となる。
を十分に確保でき、エアクリーナあるいは燃料タンクの
形状あるいは容積の設定自由度が増加する。しかも、シ
リンダブロック前方の空間を一層有効に利用でき、か
つ、弁本体及び弁カバーの取付け作業も簡略化できる。
た自動二輪車の内燃機関を示しており、全気筒が一様に
前傾姿勢に形成された4気筒エンジンである。1つの気
筒の縦断面拡大図を示す図2において、シリンダブロッ
ク(シリンダ)1の上端に結合されたシリンダヘッド2
には、燃焼室3から前上方へと湾曲状に延びる排気通路
5と、後上方へと概ね直線状に延びる吸気通路6が形成
されている。排気通路5の前端開口5bには排気管9が
接続し、燃焼室3に開口する排気ポート5aには排気弁
7が配置され、吸気通路6の後端開口6bには吸気管1
0を介して気化器11が接続し、燃焼室3に開口する吸
気ポート6aには吸気弁8が配置されている。
上方の弁腕室12内まで貫通し、それぞれ弁腕アーム1
5,16を介してカム軸17,18に係合している。シ
リンダヘッド2の上端にはシリンダヘッドカバー13が
結合され、該シリンダヘッドカバー13には点火プラグ
14が装着されている。シリンダブロック1内には、各
気筒用にそれぞれシリンダライナー20が嵌着され、該
シリンダライナー20内にピストン21を嵌合してあ
る。
説明する。シリンダブロック1の前壁には、各気筒毎に
それぞれ前開き凹形の二次空気入口室23が一体に形成
されており、該二次空気入口室23の前端開口にリード
弁(組立体)24がはめ込まれ、弁カバー25によりシ
リンダブロック1に固着されている。弁カバー25の前
壁には二次空気供給管27が接続している。
を介してシリンダヘッド2の前壁に形成された二次空気
通路31に連通し、該二次空気通路31はシリンダヘッ
ド下面位置から上方へ延びると共に途中で後方へと折れ
曲がり、排気通路5に開口している。
本体32と、該本体32の後面に前記弁孔30を覆うよ
うに配置された可撓性を有するリード33と、上部が後
方へと湾曲する開度規制板34とから構成されている。
なお、リード33は実際には薄いシート状であるが、図
ではその厚みを誇張して描いてある。
度規制板34と共締めされており、弁カバー25内から
の二次空気の圧力(二次空気入口室23との圧力差)で
リード33の上端部を後方へと開き、二次空気入口室2
3へと二次空気を流入するようになっている。
り合う気筒用の二次空気入口室23は隔壁36を介して
隣接配置されており、これら1対の二次空気入口室23
に対して共通の弁本体32及び共通の弁カバー25が配
置されている。すなわち、二次空気供給管27から共通
の弁カバー25内に入った二次空気は、各気筒用のリー
ド33を押し開いてそれぞれ二次空気入口室23に入る
ようになっている。したがって、4気筒の内燃機関で
は、第1、第2気筒用の弁カバー25及び二次空気供給
管27と、第3、第4気筒用の弁カバー25及び二次空
気供給管27が配置されている。
おり、排気管9は、前方のラジエター37の後ろ側を下
方へと延びると共に機関より下方で後方へと折れ曲が
り、2本ずつ合流した後、機体後部へと至る。38はク
ランクケース、39はミッションケースである。
はエアクリーナ40が配置されている。前記各二次空気
供給管27は、排気管9の後側空間X2内でそれぞれ左
右側方へと折れ曲がり、シリンダブロック1の側方を後
方へと延び、開閉弁42を介してエアクリーナ40の後
部に接続している。
から開閉弁42を介して二次空気供給管27に供給され
る二次空気は、前方へと送られ、図3のように弁カバー
25内から各リード33を押し広げて各二次空気入口室
23に供給される。
へと撓むので、二次空気は上方へと導かれ、空気孔28
を通ってシリンダヘッド2の二次空気通路31に入り、
排気通路5へと供給される。
筒の内燃機関にも本発明を適用することができる。
気筒を並列に配置したエンジンのシリンダヘッド前面に
排気通路5を開口して排気管9を接続している自動二輪
車において、隣り合う気筒間のシリンダブロック前壁部
分に、隣り合う気筒用の凹形の二次空気入口23を隔壁
36を介して隣接配置し、各二次空気入口室23には前
方から二次空気入口室23へのみ空気の流通を許すリー
ド弁24を配置すると共に、隣り合う1対の二次空気入
口室23に対し共通の弁本体32及び共通の弁カバー2
5を備え、シリンダヘッド2の前壁に、各二次空気入口
室23に連通すると共に排気通路5に至る二次空気通路
31をそれぞれ形成し、隣り合うリード弁24の前側を
共通の二次空気供給管27を介してエアクリーナ40に
接続しているので、次のような利点がある。
の上壁から弁腕室を通過して排気通路に至る長い二次空
気通路を形成する構造に比べ、二次空気入口室から排気
通路に至る二次空気通路を短くでき、シリンダヘッドの
製造(鋳造)が容易となる。
成して二次空気入口室23としているので、その前方の
排気管9との間の空間を、二次空気供給管27の配置用
に有効利用でき、さらに、隣り合う気筒用の1対の二次
空気入口室23を隔壁36を介して隣接配置し、両二次
空気入口室用のリード弁24の弁本体32及び弁カバー
25を共通化しているので、部品点数を減らし、シリン
ダブロック前方の空間を一層有効に利用できると共に、
弁本体32及び弁カバー25の取付け作業も簡略化でき
る。
を十分に確保でき、請求項2記載の発明のようにエアク
リーナ配置スペースとして、あるいは燃料タンク配置ス
ペースとして利用する場合に、それらの形状あるいは容
積の設定自由度が増加する。
動二輪車の要部の側面図である。
3のII−II断面図)である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の気筒を並列に配置したエンジンの
シリンダヘッド前面に排気通路5を開口して排気管9を
接続している自動二輪車において、隣り合う気筒間のシ
リンダブロック前壁部分に、隣り合う気筒用の1対の凹
形の二次空気入口23を隔壁36を介して隣接配置し、
各二次空気入口室23には前方から二次空気入口室23
へのみ空気の流通を許すリード弁24を配置すると共
に、隣り合う1対の二次空気入口室23に対し共通の弁
本体32及び共通の弁カバー25を備え、シリンダヘッ
ド2の前壁に、各二次空気入口室23に連通すると共に
排気通路5に至る二次空気通路31をそれぞれ形成し、
隣り合うリード弁24の前側を共通の二次空気供給管2
7を介してエアクリーナ40に接続していることを特徴
とする自動二輪車の二次空気供給装置。 - 【請求項2】 シリンダヘッドの上面に結合されたシリ
ンダヘッドカバーの上側にエアクリーナを配置し、該エ
アクリーナに二次空気供給管を接続していることを特徴
とする請求項1記載の自動二輪車の二次空気供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15799596A JP2868468B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 自動二輪車の二次空気供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15799596A JP2868468B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 自動二輪車の二次空気供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108949A JPH108949A (ja) | 1998-01-13 |
JP2868468B2 true JP2868468B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=15661949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15799596A Expired - Fee Related JP2868468B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 自動二輪車の二次空気供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2868468B2 (ja) |
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JP2005127218A (ja) * | 2003-10-23 | 2005-05-19 | Yamaha Motor Co Ltd | 二次空気供給装置及び自動二輪車 |
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-
1996
- 1996-06-19 JP JP15799596A patent/JP2868468B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH108949A (ja) | 1998-01-13 |
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