JP2868194B2 - 半導体装置における放熱構造 - Google Patents

半導体装置における放熱構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置における放
熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置における素子の集積度は年を
経る毎に加速的に進んでいる。ただ、集積度をあげる上
での障害となる要因の一つに素子の発熱がある。通常、
半導体装置はSi半導体が使われているが、物性的な要
求からSi半導体は125℃以下の温度とする必要があ
る。素子の集積度が高くなると素子で発生する熱の量が
増えるため、この熱による温度上昇が無視できなくな
る。
【0003】ひとつの例として、2000素子(回路)
を集積化したLSIでは1素子あたり平均3mWとする
とチップ面積が1cm2 の場合、発熱量は6W/cm2
になる。通常の電熱プレートが2〜6W/cm2 である
ことを考えると、これは相当な発熱量である。また、パ
ワートランジスタ等の半導体装置でも、高耐圧・大電流
のものが次々と開発されており、放熱対策は重要な課題
である。勿論、これらの半導体装置では素子で発生する
熱を放出することが考えられている。
【0004】従来は主としてパッケージに工夫を施した
放熱対策が多いのであるが、具体的な半導体装置におけ
る放熱構造を図6に示す。図6にみるように、素子が形
成されているSiチップ(半導体基板)51を放熱フィ
ン57付のパッケージのモリブデンベース59にボンデ
ィングし、放熱フィン57を空気に触れさせることで冷
却をしている。なお、図6において、52はリード、5
3はアルミキャップ、55はコバールリング、56は銅
スタッド、60はガラス材である。
【0005】この他、絶縁性があってSiチップ51に
近い熱膨張係数のSiCやAlN等の材料を表面に塗布
し放熱をよくするということも行われている。しかし、
上記の方法は、Siチップ自体には放熱をよくする方策
はとられておらず、集積度のいっそうの向上を考えた場
合には余り有効な放熱策とは言いがたい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑み、放熱効果が高く集積度のいっそうの向上の要求
に応えられるような半導体装置における放熱構造を提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明の半導体装置における放熱構造(以下、
「放熱構造」と言う)では、素子が形成された半導体基
板を備えた半導体装置の前記素子で発生する熱を半導体
基板外に放出させるのに、前記半導体基板の素子形成域
の裏側に溝を形成して、この溝の内面のみに良熱伝導性
材料からなる放熱用の薄膜を形成し、この薄膜を通して
前記素子で発生した熱を放出させるという構成をとるよ
うにしている。前記薄膜とは、蒸着などの分子の堆積に
よって形成される金属膜である。
【0008】この発明における半導体装置の半導体基板
に形成された素子としては、トランジスタやダイオード
など様々なものがあり、素子形成形態にも、1つの半導
体基板に大容量トランジスタを1個だけ形成する形態や
何千個の小トランジスタを集積する形態など様々な形態
が挙げられる。半導体基板の素子形成域の裏側に形成さ
れる溝の数は1本でもよいし極めて多数本であってもよ
い。また、良熱導性材料としては、アルミニウム(熱
伝導率2.38W/cm・deg)等の金属材料が挙げ
られるが、これに限らない。
【0009】勿論、半導体装置においては、この発明の
放熱構造が他の放熱構造と併用されるようであってもよ
いことは言うまでもない。
【0010】
【作用】この発明の放熱構造では、半導体基板という熱
源に近いところで放熱を行う構成であるため、効果的な
放熱がなされる。また、半導体基板に形成された溝が、
発生した熱を良熱伝導性材料からなる薄膜に達しやすく
するとともに放熱面を増やす働きをするため、効率のよ
い放熱が行える。
【0011】例えば、従来の場合、半導体基板から放熱
フィンの放熱経路を考えると半導体素子で発生した熱は
基板内を通りダイから放熱フィンという経路を辿るので
あるが、半導体基板(Si基板の場合)の熱伝導率は
1.5W/cm・degとあまり高くない。この発明の
場合、熱伝導性のよくない基板内での経路が溝で短縮さ
れた形となるから効果的な放熱がなされるようになる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。図1は
本発明の実施例にかかる放熱構造の要部をあらわしてい
る。図2〜4はこのような放熱構造を得るための工程を
あらわす。図2にみるように、素子形成前のSi半導体
基板(半導体ウエハ)1の両面に熱酸化により、厚み5
000Åの熱酸化膜10,11を形成する。図では上側
が基板の裏面である。
【0013】次に、フォトリソグラフィ工程とRIE工
程により、熱酸化膜10の不要部分を選択的に除去して
パターンニングし、異方性エッチング液(80℃程度の
KOH水溶液)に浸漬すると、図3にみるように、5
4.5°の角度のV溝2ができる。続いて、基板の表面
にレジストを塗布して表面をカバーした後、緩衝フッ酸
液に漬けて、図4にみるように、裏面の酸化膜10を全
て除去し、表面のレジストを除去する。
【0014】この後、半導体基板1の表面側に素子を作
り込み、表面にアルミニウムを堆積させた後、図1にみ
るように、溝形成面のある裏面の溝2内面のみにアルミ
ニウムの薄膜3を堆積させる。これで、この発明の放熱
構造が半導体基板1の裏面側に作製されたことになる。
後は、フォトリソグラフィ工程からアルミニウムのエッ
チングへと表面側の工程を進めてゆけばよい。
【0015】この発明は、上記実施例に限らない。例え
ば、図5にみるような放熱構造が他の例として挙げられ
る。半導体装置の半導体基板1には、ベース領域用のp
領域21およびエミッタ領域用のn+ 領域22が形成さ
れているとともにコレクタ領域用のn+ 領域20,23
が形成され、素子としてバイポーラトランジスタが設け
られている。そして、半導体基板1におけるトランジス
タ形成域の裏面側には、溝2が形成されているとともに
溝2内にアルミニウムからなる薄膜3が形成されて放熱
構造が備わっているのである。なお、n+ 領域20は、
図7の如くパターンニングした酸化膜をマスクにして溝
2を半導体基板1に形成したあと、図8の如くパターン
ニングした酸化膜をマスクとして燐等のn型ドーパント
を導入して形成することができる。
【0016】この他、図1の溝が2本ある放熱構造に図
5のバイポーラトランジスタが設けられているものも他
の実施例として挙げられる。
【0017】
【発明の効果】この発明の放熱構造では、半導体基板と
いう熱源に近いところで放熱を行う構成であるため、効
果的な放熱がなされるだけでなく、半導体基板に形成さ
れた溝が発生した熱を良熱伝導性材料からなる薄膜に達
しやすくするとともに放熱面を増やすため、効率のよい
放熱が行えるから、集積度のいっそうの向上の要求に応
えることが出来、非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の放熱構造の要部構成をあらわす断面図
である。
【図2】実施例の放熱構造の作製過程の熱酸化膜形成工
程を説明するための断面図である。
【図3】実施例の放熱構造の作製過程の溝形成工程を説
明するための断面図である。
【図4】実施例の放熱構造の作製過程の酸化膜除去工程
を説明するための断面図である。
【図5】他の実施例の放熱構造の要部構成をあらわす断
面図である。
【図6】従来の放熱構造の要部構成をあらわす断面図で
ある。
【図7】他の実施例の溝形成工程を説明するための断面
図である。
【図8】他の実施例のn+ 領域形成工程を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 溝 3 (良熱伝導性材料からなる)薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 23/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子が形成された半導体基板を備えた半
    導体装置の前記素子で発生する熱を半導体基板外に放出
    するための放熱構造において、前記半導体基板の素子形
    成域の裏側には溝が形成されていて、この溝の内面のみ
    良熱伝導性材料からなる放熱用の薄膜が形成され、こ
    の薄膜を通して前記素子で発生した熱の放出を行うよう
    になっていることを特徴とする半導体装置における放熱
    構造。
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