JP2866471B2 - 単色x線回折装置 - Google Patents

単色x線回折装置

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JP2866471B2 JP2308370A JP30837090A JP2866471B2 JP 2866471 B2 JP2866471 B2 JP 2866471B2 JP 2308370 A JP2308370 A JP 2308370A JP 30837090 A JP30837090 A JP 30837090A JP 2866471 B2 JP2866471 B2 JP 2866471B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、試料で回折した回折X線の強度を測定する
ことによって試料の同定、その他の解析を行うX線回折
装置に関する。特に、X線進行路上に湾曲結晶モノクロ
メータを配置することにより、X線を単色化して測定を
行う、いわゆる単色X線回折装置に関する。
[従来の技術] 一般に、粉末試料の同定などを目的として行われるX
線回折測定においては単色X線、すなわち単一波長のX
線が利用される。また、通常の測定においては上記の単
一波長のX線としてKα線が選択されている。
従来、X線源から放射されたX線、すなわち種々の波
長のX線を含んだ連続X線を単色化する方法として、X
線進行路上にKβフイルタを設置してKβ線などといっ
たKα線以外のX線の吸収を減衰させる方法が知られて
いる。
また、X線進行路上に湾曲結晶モノクロメータを配置
し、このモノクロメータによってKα線のみを回折させ
て取り出すという方法も知られている。従来、この場合
に用いられる湾曲結晶モノクロメータとしては、ロッキ
ングカーブにおけるモザイク角度の広がりの大きいグラ
ファイト、フッ化リチウム(LiF)などが一般的であっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、X線回折測定において単色X線、すな
わちKα線を利用するということは既に良く知られてい
るが、このKα線は比較的波長の近い2種のX線、すな
わちKα1およびKα2線によって形成されている。例
えば、X線源のターゲット(対陰極)として銅(Cu)タ
ーゲットを用いた場合には、第4図に示すように波長差
Δλが約3.8×10-3オングストロームのKα1線および
Kα2線がKα線の中に含まれている。
上述したグラファイトなどから成る湾曲結晶モノクロ
メータあるいはKβフイルタを用いた従来の単色X線回
折装置においては、Kα1線およびKα2線の両線を含
むKα線の強度をそのまま測定することによってX線回
折曲線を作成し、そのX線回折曲線に基づいて試料の解
析を行っていた。例えば、上記従来方法によってある種
の粉末試料についてX線回折測定を行うと、第5図に示
すような形状のX線回折曲線が得られる。この曲線のう
ちX線強度ピークP1はKα1線によって現れたものであ
り、もう1つのX線強度ピークP2はKα2線によって現
れたものである。
また、別の種類の粉末試料についてX線回折測定を行
うと、第6図に示すような形状のX線回折曲線も得られ
る。この曲線においてX線強度ピークP1,P2そしてP3は
Kα1線によって現れたものであるが、この測定に供し
た試料については、それら3つのピークの格子面間隔da
およびdbが非常に小さいので、Kα1線による強度ピー
クP1,P2,P3にKα2線による強度ピークP4,P5,P6が混入
してしまう。図示の例では、Kα2線による強度ピーク
P5が完全にKα1線による強度ピークP3に混入してしま
い、両者が区別できない状態になっている。
以上のように、Kα1線およびKα2線の両者を含む
Kα2重線を用いた従来のX線回折測定においては、K
α1およびKα2の2重線によるX線強度ピークが混在
してしまい、鋭敏で正確なX線回折曲線が得られず、正
確な試料の解析ができないという問題があった。
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みてな
されたものであって、測定に供するX線からKα2線を
分離してKα1線のみを用いての測定を可能とすること
により、極めて正確なX線回折曲線を得ることのできる
X線回折装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明に係る第1のX線
回折装置は、X線源から放射されたX線を試料に照射
し、その試料で回折した回折X線の強度を、試料を走査
回転させながら、X線検出器によって検出するX線回折
装置であって、上記X線源から上記X線検出器に至るX
線進行路上に受光スリットおよび湾曲結晶モノクロメー
タを備えたX線回折装置であり、次の点を特徴としてい
る。すなわち、上記受光スリットのスリット幅をFwと
し、その受光スリットと上記湾曲結晶モノクロメータと
の間の距離をLとし、さらにKα1線とKα2線との間
の波長差(Δλ)に基づいて生じる、上記湾曲結晶モノ
クロメータにおけるKα1線とKα2線との間の角度分
散をΔθとした場合、 Fw≦L×Δθ となるように設定されている。
また、第2のX線回折装置は、X線源から放射された
X線を試料に照射し、その試料で回折した回折X線の強
度を、試料を走査回転させながら、X線検出器によって
検出するX線回折装置であって、上記X線源から上記X
線検出器に至るX線進行路上に受光スリット、湾曲結晶
モノクロメータおよび集中点スリットを備えたX線回折
装置であり、上記集中点スリットのスリット幅をFXと
し、上記集中点スリットと上記湾曲結晶モノクロメータ
との間の距離をKとし、さらにKα1線とKα2線との
間の波長差(Δλ)に基づいて生じる、上記湾曲結晶モ
ノクロメータにおけるKα1線とKα2線との間の角度
分散をΔθとした場合、 FX≦K×Δθ となるように設定されている。
上記の各X線回折装置において、湾曲結晶モノクロメ
ータは、弾性変形が可能であり、さらにロッキングカー
ブにおけるモザイク角度広がりの小さい単結晶、例えば
SiO2、Ge(ゲルマニウム)、Si(シリコン)などである
ことが好ましい。
ここでロッキングカーブとは、単結晶試料の完全性を
評価する際、従来より一般的に用いられているX線回折
図形であって、例えば次のような測定方法によって得る
ことができる。すなわち、第8図に示すように、X線源
2から放射されたX線を、欠陥のほとんどない完全性の
高い第1結晶3に入射させて平行な回折ビームを得、こ
の平行回折ビームを単結晶試料4に入射させる。単結晶
試料4で回折した回折X線は、X線検出器5によってそ
の強度が測定される。単結晶試料4を回折X線の強度ピ
ーク点を中心として微少角度ωだけ揺動すると、第9図
に示すようにある幅Wを持ったピーク図形が得られる。
一般にこのピーク図形がロッキングカーブと呼ばれるも
のである。
上記のピーク幅Wは、単結晶試料のモザイク角度広が
りと相関関係があり、モザイク角度広がりの大きい結
晶、例えばグラフアイトやLiF(フッカリチウム)など
は、曲線Aで示すようにそのピーク幅Wが広くなる。一
方、モザイク角度広がりの小さい結晶、例えばSiO2、Ge
(ゲルマニウム)、Si(シリコン)などは、曲線Bで示
すようにそのピーク幅Wが狭くて鋭敏な回折曲線を呈す
る。
本発明では、ロッキングカーブにおけるピーク幅が狭
くなる、すなわちモザイク角度広がりの小さい単結晶を
用いて湾曲結晶モノクロメータを構成することが好まし
い。
上記Kα1線とKα2線との間の角度分散(Δθ)と
は、第7図に示すように、湾曲結晶モノクロメータ1上
の任意の一点QにKα1線とKα2線とが同時に入射し
て両者共にそこで回折する場合、それら両入射Kα1線
とKα2線とが成す角度範囲のことである。従って、こ
れをブラッグの回折条件式を考慮して数式的に表示すれ
ば、 で表される。
[作用] 請求項1の単色X線回折装置において、X線源からX
線検出器に至るX線進行路上に設置した受光スリットに
より、試料に入射するX線あるいは試料から回折したX
線の線幅が制限される。この場合、受光スリットによっ
て制限されて湾曲結晶モノクロメータの一点に入射する
X線の角度の広がりは、その湾曲結晶モノクロメータに
関するKα1線とKα2線との間の角度分散(Δθ)よ
りも狭くなる。これにより、Kα1線が受光スリットを
通過して湾曲結晶モノクロメータで回折するとき、それ
と同時にKα2線が受光スリットを通過することが阻止
され、従って、両線の分光(一方の進行を許容して他方
の進行を阻止すること)を確実に行うことができる。そ
の結果、Kα2線の混入のないKα1線のみによるX線
回折曲線を得ることが可能になる。
ところで、本発明に係るX線回折装置は、試料、受光
スリットおよびX線検出器を走査回転移動させながら、
試料からの回折X線の強度測定が行われる。受光スリッ
トを走査回転移動させるということは、Kα2線の進行
を全く完全に阻止することはできず、ある瞬間にはどう
してもいくらかのKα2線が受光スリットを通過して湾
曲結晶モノクロメータに到着することを意味している。
しかしながら、そのような場合であっても、本発明によ
れば、湾曲結晶モノクロメータにおけるブラックの回折
条件は、受光スリットを通過してくるKα1線の波長に
合わせて設定されているので、仮にある瞬間にKα2線
が受光スリットを通過して湾曲結晶モノクロメータに到
達しても、ブラックの回折条件が満足されず、従ってそ
こでの回折が起こらず、Kα2線のそれ以降の進行が完
全に阻止される。
請求項2のX線回折装置においては、受光スリットに
代えて、集中点スリットと湾曲結晶モノクロメータとの
組み合せによってKα2線の進行を阻止している。
請求項3のように、モザイク角度広がりの小さい単結
晶によって湾曲結晶モノクロメータを形成しておけば、
該モノクロメータにおける回折条件をKα1線に合致さ
せて角度設定しておけば、より一層確実にKα2線の進
行を阻止できる。
[実施例] 第1図は本発明に係る単色X線回折装置の一実施例を
示している。同図において、X線管6内のX線源2から
放射されたX線は、発散スリット8によって水平面内の
発散角が制限されながら、測定対象である粉末試料7に
照射され、さらに該試料7において回折する。
試料7で回折した回折X線は、散乱X線などの進行を
防止するための散乱スリット9を通過し、さらに、主に
Kα線を取り出すために配置された受光スリット10を通
過した後に、湾曲結晶モノクロメータ1に照射されここ
で再び回折する。この回折X線は集中点スリット16を介
してX線検出器12に受け取られてそのX線強度が測定さ
れる。
上記の試料7は、円柱状の試料台13に支持されてい
て、回転軸線ω(紙面垂直方向に延びている)を中心と
して微少速度で走査回転(θ回転ということにする)す
る。
上記散乱スリット9、受光スリット10および湾曲結晶
モノクロメータ1は、上記の試料回転軸線線ωを中心と
して試料台13から独立して回転移動する第1カウンタア
ーム14上に固定して配置されている。湾曲結晶モノクロ
メータ1は、微妙な角度調整ができるように微回転機構
15を介して第1カウンタアーム14上に設けられている。
集中点スリット16およびX線検出器12は、第1カウンタ
アーム14と一体である第2カウンタアーム17上に固定し
て配置されている。第1カウンタアーム14および第2カ
ウンタアーム17は、試料回転軸線ωを中心として試料の
回転速度(θ回転)の2倍の速度で同じ方向へ走査回転
(2θ回転ということにする)する。
以上のように試料7をθ回転させ、それに同期させて
第1および第2カウンタアーム14,17を2θ回転させな
がら、試料7からの回折X線強度をX線検出器12によっ
て測定することにより、目標とするX線回折曲線が得ら
れる。
ところで、湾曲結晶モノクロメータ1上の任意の一点
に入射して回折するKα1線とKα2線に関して角度分
散(Δθ)があることは、第7図に関連して既に説明し
た通りである。本実施例では、発散スリット10と湾曲結
晶モノクロメータ1との間の距離をLとした場合、発散
スリット10のスリット幅FWが、 FW≦L×Δθ となるように設定してある。
このように設定しておけば、粉末試料7で回折して進
行するKα1線およびKα2線が同時に発散スリット10
を通過することがなくなり、それ故、湾曲結晶モノクロ
メータ1でKα1線が回折するその時に、Kα2線の進
行を遮断して、Kα1線のみを分光して取り出すことが
できる。
第1図において、第1カウンタアーム14の2θ走査回
転に伴って発散スリット10が試料回転軸線ωを中心とし
て走査回転移動するということは既述のとおりである。
このように、発散スリット10は、X線進行路を横切る方
向に移動するようになっているので、Kα2線の進行を
完全に遮断することはできず、その走査回転移動中にわ
ずかのKα2線が発散スリット10を通過して湾曲結晶モ
ノクロメータ1に到達してしまうことは免れない。
しかしながらこの場合には、モノクロメータ1へのK
α2線の入射角が、いわゆるブラッグの回折条件2d・si
nθ=λ(但し、d:結晶格子面間隔、θ:X線入射角、λ:
X線波長)を満足せず、Kα2線は回折しない。これに
より、Kα2線の進行が阻止される。
この場合、湾曲結晶モノクロメータ1を構成する単結
晶は、ロッキングカーブ(第9図)におけるピーク幅W
が狭いもの、すなわちモザイク角度の広がりの小さいも
のであって、弾性変形が可能であるものを用いることが
好ましい。このような単結晶としては、SiO2、Ge(ゲル
マニウム)、Si(シリコン)などが考えられる。このよ
うに、モザイク角度の広がりの小さい単結晶を用いるの
が好都合であるとうのは、湾曲結晶モノクロメータ1に
関するX線回折条件をKα1線に適合させた場合に、そ
の湾曲結晶モノクロメータ1にKα2線が入射したとし
ても、回折条件が満たされずに、Kα2線の回折による
進行を確実に阻止できるからである。
以上のように、Kα2線の進行を阻止してKα1線の
みを用いてX線回折測定を行った場合には、従来のKα
2重線(Kα1およびKα2の両方を含むX線)を用い
た装置において第5図のようなX線回折曲線を呈した試
料が、第2図に示すように、Kα1線のみによるピーク
P1を示すという結果が得られた。また、従来装置によっ
て第6図の結果を呈した試料から、第3図に示すような
結晶が得られた。いずれの場合も、X線回折曲線に現れ
るピークはKα1線のみによってもたらされるものであ
り、Kα2線の混入によるデータの乱れがなくなる。従
って、極めて正確な試料解析ができる。
なお、以上の説明は、受光スリット10と湾曲結晶モノ
クロメータ1との組合せによって、Kα2線の進行を阻
止してKα1線のみを取り出そうというものであった。
しかしながら、受光スリット10に代えて集中点スリット
16を用いて同様の単色化を達成することもできる。この
場合には、集中点スリット16のスリット幅をFX、集中
点スリット16と湾曲結晶モノクロメータ1との間の距離
をKとした場合、 FX≦K×Δθ に設定される。Δθは、既に説明したように、湾曲結晶
モノクロメータ1についてのKα1線とKα2線との間
の角度分散である。
以上、好ましい実施例をあげて本発明を説明したが、
本発明はその実施例に限定されない。
例えば、上記実施例では受光スリット10と湾曲結晶モ
ノクロメータ1との組み合せ、あるいは集中点スリット
16と湾曲結晶モノクロメータ1との組み合せによるKα
2線の遮断機構をX線進行路に関して試料7の後流側
(図の左側)に配置した。しかしながら、上記のような
Kα2線遮断機構を試料7上の上流側、すなわちX線源
2と試料7との間に配置することも可能である。但し、
そのような配置機構を採った場合には、湾曲結晶モノク
ロメータを出た後のKα1線と測定試料7との間の光軸
調整をしなければならないという面倒な作業を行わなけ
ればならないし、さらにX線管6それ自体がかなり大型
の機器である上に、その近くに湾曲結晶モノクロメータ
を含んだKα2線の遮断機構を設置しなければならなく
なるので、スペース的にも無理が生じる。よって、湾曲
結晶モノクロメータを含んだKα2線遮断機構の設置位
置としては、第1図の実施例のように試料7の後流側で
あることが好ましい。
[発明の効果] 本発明によれば、Kα2重線に含まれるKα2線の進
行が阻止され、Kα1のみを用いたX線回折測定が可能
となり、極めて精度の高い試料解析を行うことができる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る単色X線回折装置の一実施例を示
す平面図、第2図および第3図はその単色X線回折装置
による測定結果である回折X線曲線を示すグラフ、第4
図はKα2重線のスペクトル図、第5図および第6図は
従来のKα2重線を用いたX線回折測定結果を示すグラ
フ、第7図はKα1線とKα2線との間の角度分散(Δ
θ)を表す模式図、第8図はロッキングカーブの測定法
の一例を示す概略図、第9図は数種の単結晶についての
ロッキングカーブを示すグラフである。 2……X線源、7……粉末試料、12……X線検出器、10
……受光スリット、1……湾曲結晶モノクロメータ、16
……集中点スリット、13……試料台、14……第1カウン
タアーム、17……第2カウンタアーム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線源から放射されたX線を試料に照射
    し、その試料で回折した回折X線の強度を、試料を走査
    回転させながら、X線検出器によって検出するX線回折
    装置であって、 上記X線源から上記X線検出器に至るX線進行路上に受
    光スリットおよび湾曲結晶モノクロメータを備えたX線
    回折装置において、 上記受光スリットのスリット幅をFw; その受光スリットと上記湾曲結晶モノクロメータとの間
    の距離をL; Kα1線とKα2線との間の波長差(Δλ)に基づいて
    生じる、上記湾曲結晶モノクロメータにおけるKα1線
    とKα2線との間の角度分散をΔθ; とした場合、 Fw≦L×Δθ であることを特徴とする単色X線回折装置。
  2. 【請求項2】X線源から放射されたX線を試料に照射
    し、その試料で回折した回折X線の強度を、試料を走査
    回転させながら、X線検出器によって検出するX線回折
    装置であって、 上記X線源から上記X線検出器に至るX線進行路上に受
    光スリット、湾曲結晶モノクロメータおよび集中点スリ
    ットを備えたX線回折装置において、 上記集中点スリットのスリット幅をFX; 上記集中点スリットと上記湾曲結晶モノクロメータとの
    間の距離をK; Kα1線とKα2線との間の波長差(Δλ)に基づいて
    生じる、上記湾曲結晶モノクロメータにおけるKα1線
    とKα2線との間の角度分散をΔθ; とした場合、 FX≦K×Δθ であることを特徴とする単色X線回折装置。
  3. 【請求項3】上記湾曲結晶モノクロメータは、弾性変形
    が可能であり、さらにロッキングカーブにおけるモザイ
    ク角度広がりの小さい単結晶によって構成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の単色X線回折装
    置。
  4. 【請求項4】湾曲結晶モノクロメータは、X線進行方向
    に関して試料よりも後流側のX線進行路上に配置される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の単色X線回折
    装置。
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CN106461579A (zh) * 2014-06-05 2017-02-22 株式会社理学 X射线衍射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106461579A (zh) * 2014-06-05 2017-02-22 株式会社理学 X射线衍射装置
CN106461579B (zh) * 2014-06-05 2019-05-07 株式会社理学 X射线衍射装置

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