JP2866360B2 - 鶏卵鶏用の飲用水および混合飼料 - Google Patents
鶏卵鶏用の飲用水および混合飼料Info
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- JP2866360B2 JP2866360B2 JP9133612A JP13361297A JP2866360B2 JP 2866360 B2 JP2866360 B2 JP 2866360B2 JP 9133612 A JP9133612 A JP 9133612A JP 13361297 A JP13361297 A JP 13361297A JP 2866360 B2 JP2866360 B2 JP 2866360B2
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-
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- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/28—Treatment of water, waste water, or sewage by sorption
- C02F1/283—Treatment of water, waste water, or sewage by sorption using coal, charred products, or inorganic mixtures containing them
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- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、竹炭で処理した
鶏卵鶏用の飲用水および竹炭を混合した鶏卵鶏用の混合
飼料に関する。
鶏卵鶏用の飲用水および竹炭を混合した鶏卵鶏用の混合
飼料に関する。
【０００２】
【従来の技術】鶏卵は、良質の蛋白源で、また脂肪、ビ
タミン、カルシウム、りん、鉄分等もかなり含まれ、最
もポピュラーな生食品の一つである。鶏卵鶏の飼育に
は、鶏卵の含有成分と健康との関係から種々の工夫が講
じられており、普通卵以外にも、ヨード成分を富化した
飼料によるヨード卵が市場に出ている。しかし、従来の
鶏卵鶏用飼料が最善のものとは考えられず、さらに健康
によい鶏卵を安価に生産しうる飼料の開発が待望されて
いた。
タミン、カルシウム、りん、鉄分等もかなり含まれ、最
もポピュラーな生食品の一つである。鶏卵鶏の飼育に
は、鶏卵の含有成分と健康との関係から種々の工夫が講
じられており、普通卵以外にも、ヨード成分を富化した
飼料によるヨード卵が市場に出ている。しかし、従来の
鶏卵鶏用飼料が最善のものとは考えられず、さらに健康
によい鶏卵を安価に生産しうる飼料の開発が待望されて
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、コ
レストロール含量が低く、海産物中の有用成分（エイコ
サペンタエン酸やドコサヘキサエン酸）の吸収を改善
し、膵リパーゼ活性を増強し、インスリンの作用を増強
する効用を有する良質の鶏卵を安価に生産しうる鶏卵鶏
用の飲用水および混合飼料を提供することにある。
レストロール含量が低く、海産物中の有用成分（エイコ
サペンタエン酸やドコサヘキサエン酸）の吸収を改善
し、膵リパーゼ活性を増強し、インスリンの作用を増強
する効用を有する良質の鶏卵を安価に生産しうる鶏卵鶏
用の飲用水および混合飼料を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨は、第一
に、飲用原水を１層以上の竹炭層により濾過処理してな
る鶏卵鶏用の飲用水、からなる。
に、飲用原水を１層以上の竹炭層により濾過処理してな
る鶏卵鶏用の飲用水、からなる。
【０００５】この発明の要旨は、第二に、竹炭の顆粒お
よび／または粉末を混合してなる鶏卵鶏用の混合飼料、
からなる。
よび／または粉末を混合してなる鶏卵鶏用の混合飼料、
からなる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、この発明の鶏卵鶏用の飲用
水および混合飼料について詳細に説明する。この発明で
用いる竹炭は、原料竹を通常の木炭の製造と同様にして
炭化処理することにより得ることができる。
水および混合飼料について詳細に説明する。この発明で
用いる竹炭は、原料竹を通常の木炭の製造と同様にして
炭化処理することにより得ることができる。
【０００７】この竹炭の原料である竹種は、飲用水およ
び混合飼料の効用の観点では特に限定されないことが確
認されており、マダケ、ハチク、モウソウチク、クロチ
ク、メダケ等の国内竹や輸入竹の中から入手しやすいも
のを利用してよい。
び混合飼料の効用の観点では特に限定されないことが確
認されており、マダケ、ハチク、モウソウチク、クロチ
ク、メダケ等の国内竹や輸入竹の中から入手しやすいも
のを利用してよい。
【０００８】竹炭の形態は、飲用水の製造に使用する場
合は、原料竹の太さのものから、それを縦に適当本数に
割ったものなどの棒状や、これらを破砕した小塊状、顆
粒状あるいは粉末状として利用できる。また、混合飼料
には、竹炭の顆粒あるいは粉末を利用する。
合は、原料竹の太さのものから、それを縦に適当本数に
割ったものなどの棒状や、これらを破砕した小塊状、顆
粒状あるいは粉末状として利用できる。また、混合飼料
には、竹炭の顆粒あるいは粉末を利用する。
【０００９】鶏卵鶏用の飲用水の製造方法の一例を、図
１を参照して説明する。図１で、１は竹炭処理した飲用
水の製造タンク、２は飲用原水の注入口、３は処理済飲
用水の取出し口である。注入口２と取出し口３との間に
は、製造タンク１の上下に設けた水透過性の上蓋４（例
えば、多孔板）と底板５（例えば、蜂の巣状すのこ）と
の間に適当数の竹炭層（この場合は６〜１０の５層）が
設けられている。図１は、原料竹を縦に２つ割りした長
さ約１ｍの竹炭棒を利用した場合を示しており、竹炭層
６では竹炭棒が左右斜め４５度に敷かれ、竹炭層７では
竹炭棒が右斜め４５度に敷かれ、竹炭層８では竹炭棒が
縦横に敷かれ、竹炭層９では竹炭棒が左斜め４５度に敷
かれ、竹炭層１０では竹炭棒が再び左右斜め４５度に敷
かれている。この場合、各竹炭層内では竹炭をできるだ
け隙間無く敷くのがよいが、竹炭棒の配置（層内の角度
や層間の角度関係）や積み重ねる竹炭層の数あるいは全
厚みは、飲用原水が十分な濾過処理を受けられるように
工夫すればよい。
１を参照して説明する。図１で、１は竹炭処理した飲用
水の製造タンク、２は飲用原水の注入口、３は処理済飲
用水の取出し口である。注入口２と取出し口３との間に
は、製造タンク１の上下に設けた水透過性の上蓋４（例
えば、多孔板）と底板５（例えば、蜂の巣状すのこ）と
の間に適当数の竹炭層（この場合は６〜１０の５層）が
設けられている。図１は、原料竹を縦に２つ割りした長
さ約１ｍの竹炭棒を利用した場合を示しており、竹炭層
６では竹炭棒が左右斜め４５度に敷かれ、竹炭層７では
竹炭棒が右斜め４５度に敷かれ、竹炭層８では竹炭棒が
縦横に敷かれ、竹炭層９では竹炭棒が左斜め４５度に敷
かれ、竹炭層１０では竹炭棒が再び左右斜め４５度に敷
かれている。この場合、各竹炭層内では竹炭をできるだ
け隙間無く敷くのがよいが、竹炭棒の配置（層内の角度
や層間の角度関係）や積み重ねる竹炭層の数あるいは全
厚みは、飲用原水が十分な濾過処理を受けられるように
工夫すればよい。
【００１０】図１で、竹炭層６〜１０は直接積み重ねて
もよく、あるいは隣接する竹炭層の間に適当な水透過性
の仕切り板を設けてもよい。また、上蓋４を蜂の巣状す
のこや網状物としてもよく、また底板５を多孔板や網状
物としてもよい。さらに、飲用原水を加圧して製造タン
クに注入して竹炭層により濾過処理することができ、こ
の場合の製造タンクは竪型でも横型でもよい。
もよく、あるいは隣接する竹炭層の間に適当な水透過性
の仕切り板を設けてもよい。また、上蓋４を蜂の巣状す
のこや網状物としてもよく、また底板５を多孔板や網状
物としてもよい。さらに、飲用原水を加圧して製造タン
クに注入して竹炭層により濾過処理することができ、こ
の場合の製造タンクは竪型でも横型でもよい。
【００１１】小塊状、顆粒状あるいは粉末状の竹炭を飲
用水の製造に使用する場合は、底板５や仕切り板を目の
細かいものとしたり、比較的目が粗い底板５や仕切り板
の上に目の細かい濾布を敷いたりして、小塊状、顆粒状
あるいは粉末状の竹炭を密に充填する方法や、小塊状、
顆粒状あるいは粉末状の竹炭を水透過性の袋に詰め、こ
の袋を製造タンク１内にできるだけ隙間無く充填する方
法などが採用できる。このような装置を用いて、注入口
２から飲用原水を連続的に注入し、濾過処理された飲用
水を取出し口３から連続的に取り出すことにより、鶏卵
鶏用の飲用水を連続生産することができる。
用水の製造に使用する場合は、底板５や仕切り板を目の
細かいものとしたり、比較的目が粗い底板５や仕切り板
の上に目の細かい濾布を敷いたりして、小塊状、顆粒状
あるいは粉末状の竹炭を密に充填する方法や、小塊状、
顆粒状あるいは粉末状の竹炭を水透過性の袋に詰め、こ
の袋を製造タンク１内にできるだけ隙間無く充填する方
法などが採用できる。このような装置を用いて、注入口
２から飲用原水を連続的に注入し、濾過処理された飲用
水を取出し口３から連続的に取り出すことにより、鶏卵
鶏用の飲用水を連続生産することができる。
【００１２】鶏卵鶏用の飲用水を製造する際の竹炭の使
用量は、飲用原水１０に対して竹炭１程度が適当であ
り、飲用原水５トン／日を処理する場合には、一般に竹
炭４００〜６００ｋｇの範囲とし、例えば、竹炭棒を５
００ｋｇ使用したとき、図１の竹炭層６〜１０の５層に
それぞれ竹炭棒１００ｋｇを敷く。
用量は、飲用原水１０に対して竹炭１程度が適当であ
り、飲用原水５トン／日を処理する場合には、一般に竹
炭４００〜６００ｋｇの範囲とし、例えば、竹炭棒を５
００ｋｇ使用したとき、図１の竹炭層６〜１０の５層に
それぞれ竹炭棒１００ｋｇを敷く。
【００１３】このようにして飲用原水を竹炭層により濾
過処理することにより、飲用原水中の不溶分の濾過分離
に加えて、飲用原水中の好ましくない可溶成分（例え
ば、化学物質）の吸着分離、あるいは飲用原水による竹
炭中の有用成分の抽出などが相乗的に行われ、鶏卵鶏に
適した飲用水を得ることができる。
過処理することにより、飲用原水中の不溶分の濾過分離
に加えて、飲用原水中の好ましくない可溶成分（例え
ば、化学物質）の吸着分離、あるいは飲用原水による竹
炭中の有用成分の抽出などが相乗的に行われ、鶏卵鶏に
適した飲用水を得ることができる。
【００１４】この発明の鶏卵鶏用の飲用水を「水質基準
に関する省令」（厚生省令第６９号、平成４年１２月２
１日）に基づいて分析した結果を、表１に示す。
に関する省令」（厚生省令第６９号、平成４年１２月２
１日）に基づいて分析した結果を、表１に示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】次に、鶏卵鶏用の混合飼料の製造方法の一
例を、図２を参照して説明する。図２で、１１は鶏卵鶏
用飼料と竹炭との混合タンク、１２は鶏卵鶏用飼料およ
び竹炭の投入口、１３は混合飼料の取出し口、１４は攪
拌機、１５はモーターである。
例を、図２を参照して説明する。図２で、１１は鶏卵鶏
用飼料と竹炭との混合タンク、１２は鶏卵鶏用飼料およ
び竹炭の投入口、１３は混合飼料の取出し口、１４は攪
拌機、１５はモーターである。
【００１７】図２の装置による混合処理は、予め計量し
た鶏卵鶏用飼料と顆粒および／または粉末の竹炭とを、
別々にあるいは予混合して、投入口１２より連続的に投
入し、攪拌機１４により十分混合して、取出し口１３か
ら混合飼料を連続的に取出して製品とする。このような
方法によると、鶏卵鶏用の混合飼料を連続生産すること
ができるが、図２の混合装置あるいは他の混合装置を用
いて、混合飼料を回分的に製造することもできる。
た鶏卵鶏用飼料と顆粒および／または粉末の竹炭とを、
別々にあるいは予混合して、投入口１２より連続的に投
入し、攪拌機１４により十分混合して、取出し口１３か
ら混合飼料を連続的に取出して製品とする。このような
方法によると、鶏卵鶏用の混合飼料を連続生産すること
ができるが、図２の混合装置あるいは他の混合装置を用
いて、混合飼料を回分的に製造することもできる。
【００１８】図２で、投入口１２は鶏卵鶏用飼料用と竹
炭用とに分けてもよく、また投入口１２を混合タンクの
上面以外にも上部側面に設けることもできる。さらに、
混合手段を攪拌機１４に代えてスクリュウ等の他のもの
としてもよい。
炭用とに分けてもよく、また投入口１２を混合タンクの
上面以外にも上部側面に設けることもできる。さらに、
混合手段を攪拌機１４に代えてスクリュウ等の他のもの
としてもよい。
【００１９】鶏卵鶏用の混合飼料を製造する際の竹炭の
使用量は、鶏卵鶏用飼料１０に対して竹炭０．２程度が
適当であり、鶏卵鶏用飼料１トン当たり、一般に竹炭
１．５〜２．５ｋｇの範囲とする。
使用量は、鶏卵鶏用飼料１０に対して竹炭０．２程度が
適当であり、鶏卵鶏用飼料１トン当たり、一般に竹炭
１．５〜２．５ｋｇの範囲とする。
【００２０】この発明で飲用原水の処理材および混合飼
料の混合成分として使用される竹炭は、安価に製造ある
いは入手できるものであり、この発明の飲用水および混
合飼料も安価に生産することができる。
料の混合成分として使用される竹炭は、安価に製造ある
いは入手できるものであり、この発明の飲用水および混
合飼料も安価に生産することができる。
【００２１】
【効用】ここで、この発明の鶏卵鶏用の飲用水および混
合飼料により３ヶ月以上飼育した鶏卵鶏の卵（以下、こ
の卵を「竹炭鶏卵」という。）の生化学的分析結果に基
づいて、この発明の効用を説明する。
合飼料により３ヶ月以上飼育した鶏卵鶏の卵（以下、こ
の卵を「竹炭鶏卵」という。）の生化学的分析結果に基
づいて、この発明の効用を説明する。
【００２２】まず、竹炭鶏卵、普通卵およびヨード卵の
それぞれ全卵（黄身および白身）１００ｇ中のコレステ
ロール含量を、表２に示す。
それぞれ全卵（黄身および白身）１００ｇ中のコレステ
ロール含量を、表２に示す。
【００２３】
【表２】
【００２４】表２から明らかなように、竹炭鶏卵は、普
通卵およびヨード卵に比べてコレステロール含量が低
く、より良質の蛋白源として期待できるものである。ま
た、竹炭鶏卵の脱脂黄身成分が存在するときのトリオレ
インあるいは魚油を基質とした膵リバーゼ活性を、表３
に示す。
通卵およびヨード卵に比べてコレステロール含量が低
く、より良質の蛋白源として期待できるものである。ま
た、竹炭鶏卵の脱脂黄身成分が存在するときのトリオレ
インあるいは魚油を基質とした膵リバーゼ活性を、表３
に示す。
【００２５】
【表３】
【００２６】表３から明らかなように、竹炭鶏卵の脱脂
黄身には、膵リバーゼによる脂肪分解作用を増強する成
分が含有されている。即ち、食品中の脂肪は膵リバーゼ
によりβ−モノグリセリドと脂肪酸に分解されて初めて
体内に吸収され、この分解なしには吸収されることがな
いが、竹炭鶏卵にはこの膵リバーゼ活性を促進する成分
が含まれていることを示している。したがって、竹炭鶏
卵（特に、その黄身）を摂取することにより、海産物に
多く含まれ動脈硬化を予防することが知られているドコ
サペンタエン酸やエイコサペンタエン酸の吸収が高まる
ことが期待できる。さらに、ドコサペンタエン酸やエイ
コサペンタエン酸は、ロイコトリエンの合成や作用を阻
害することにより抗アレルギー作用を発現しうるものと
考えられが、竹炭鶏卵は、ドコサペンタエン酸やエイコ
サペンタエン酸の吸収を高めることにより、アレルギー
を予防あるいは改善することが期待される。
黄身には、膵リバーゼによる脂肪分解作用を増強する成
分が含有されている。即ち、食品中の脂肪は膵リバーゼ
によりβ−モノグリセリドと脂肪酸に分解されて初めて
体内に吸収され、この分解なしには吸収されることがな
いが、竹炭鶏卵にはこの膵リバーゼ活性を促進する成分
が含まれていることを示している。したがって、竹炭鶏
卵（特に、その黄身）を摂取することにより、海産物に
多く含まれ動脈硬化を予防することが知られているドコ
サペンタエン酸やエイコサペンタエン酸の吸収が高まる
ことが期待できる。さらに、ドコサペンタエン酸やエイ
コサペンタエン酸は、ロイコトリエンの合成や作用を阻
害することにより抗アレルギー作用を発現しうるものと
考えられが、竹炭鶏卵は、ドコサペンタエン酸やエイコ
サペンタエン酸の吸収を高めることにより、アレルギー
を予防あるいは改善することが期待される。
【００２７】また、竹炭鶏卵の脱脂黄身成分が存在する
ときの脂肪細胞におけるノルエピネフリンによる脂肪分
解作用を、表４に示す。
ときの脂肪細胞におけるノルエピネフリンによる脂肪分
解作用を、表４に示す。
【００２８】
【表４】
【００２９】表４から明らかなように、竹炭鶏卵の脱脂
黄身成分には、ノルエピネフリンによる脂肪分解を抑制
する成分が含有されており、またこの脂肪分解抑制作用
は、インスリンによる脂肪合成作用を抑制しないことも
確認されている。糖尿病は、体内で脂肪を合成するイン
スリンの作用が弱く、逆にノルエピネフリンなどのイン
スリン対抗性ホルモンの働きが強過ぎることに起因する
肥満に関係した病態と考えられており、糖尿病の改善に
は、インスリンの働きを直接強める他に、インスリン対
抗性ホルモンの作用を弱めて間接的にインスリンの働き
を強めることも有効な方法と考えられている。竹炭鶏卵
は、インスリンの作用をトータルとして増強し、糖尿病
の予防や改善に有効な食品として期待できる。
黄身成分には、ノルエピネフリンによる脂肪分解を抑制
する成分が含有されており、またこの脂肪分解抑制作用
は、インスリンによる脂肪合成作用を抑制しないことも
確認されている。糖尿病は、体内で脂肪を合成するイン
スリンの作用が弱く、逆にノルエピネフリンなどのイン
スリン対抗性ホルモンの働きが強過ぎることに起因する
肥満に関係した病態と考えられており、糖尿病の改善に
は、インスリンの働きを直接強める他に、インスリン対
抗性ホルモンの作用を弱めて間接的にインスリンの働き
を強めることも有効な方法と考えられている。竹炭鶏卵
は、インスリンの作用をトータルとして増強し、糖尿病
の予防や改善に有効な食品として期待できる。
【００３０】さらに、この発明の鶏卵鶏用の飲用水およ
び混合飼料により鶏卵鶏を飼育することにより、他に予
防薬を用いなくても病気の発生が極めて少なくなり、ま
た鶏舎の悪臭も改善されることも認められている。
び混合飼料により鶏卵鶏を飼育することにより、他に予
防薬を用いなくても病気の発生が極めて少なくなり、ま
た鶏舎の悪臭も改善されることも認められている。
【００３１】この発明の鶏卵鶏用の飲用水および混合飼
料は、両者の併用が最も効果的であるが、何れか一方で
も十分な効用を期することができる。
料は、両者の併用が最も効果的であるが、何れか一方で
も十分な効用を期することができる。
【００３２】
【発明の効果】この発明の鶏卵鶏用の飲用水および混合
飼料により生産した鶏卵は、生産コストが低く、かつ下
記特徴を有する。
飼料により生産した鶏卵は、生産コストが低く、かつ下
記特徴を有する。
【００３３】（１）コレステロール含量が低い良質の蛋
白源である。
白源である。
【００３４】（２）海産物中の有用成分（ドコサペンタ
エン酸やエイコサペンタエン酸）の吸収を高め、動脈硬
化やアレルギーの予防あるいは改善に有効な食品であ
る。
エン酸やエイコサペンタエン酸）の吸収を高め、動脈硬
化やアレルギーの予防あるいは改善に有効な食品であ
る。
【００３５】（３）インスリンの作用をトータルとして
増強し、糖尿病の予防あるいは改善に有効な食品であ
る。
増強し、糖尿病の予防あるいは改善に有効な食品であ
る。
【００３６】また、この発明の鶏卵鶏用の飲用水および
混合飼料により鶏卵鶏を飼育することにより、鶏卵鶏の
健康が増進され、かつ鶏舎の環境改善も可能となる。
混合飼料により鶏卵鶏を飼育することにより、鶏卵鶏の
健康が増進され、かつ鶏舎の環境改善も可能となる。
【図１】鶏卵鶏用の飲用水の製造装置の一例を示す断面
図である。
図である。
【図２】鶏卵鶏用の混合飼料の製造装置の一例を示す断
面図である。
面図である。
１ 飲用水の製造タンク ２ 飲用原水の注入口 ３ 飲用水の取出し口 ４ 上蓋 ５ 底板 ６ 竹炭層 ７ 竹炭層 ８ 竹炭層 ９ 竹炭層 １０ 竹炭層 １１ 混合タンク １２ 投入口 １３ 混合飼料の取出し口 １４ 攪拌機 １５ モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０２Ｆ 1/68 ５３０ Ｃ０２Ｆ 1/68 ５３０Ｚ ５４０ ５４０Ａ
Claims (2)
- 【請求項１】 飲用原水を１層以上の竹炭層により濾過
処理してなる鶏卵鶏用の飲用水。 - 【請求項２】 竹炭の顆粒および／または粉末を混合し
てなる鶏卵鶏用の混合飼料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9133612A JP2866360B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 鶏卵鶏用の飲用水および混合飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9133612A JP2866360B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 鶏卵鶏用の飲用水および混合飼料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10323159A JPH10323159A (ja) | 1998-12-08 |
| JP2866360B2 true JP2866360B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=15108888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9133612A Expired - Fee Related JP2866360B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 鶏卵鶏用の飲用水および混合飼料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2866360B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001232163A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-28 | Nakamura Sogo Kenkyusho:Kk | 液状物の透過処理方法 |
| KR20030072817A (ko) * | 2002-03-06 | 2003-09-19 | 채민지 | 죽염, 죽초액, 대나무 숯가루, 유황의 급여에 의한고품질의 한우고기및 돼지고기 생산을 위한사료제조방법및 사육방법 |
| JP5345080B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2013-11-20 | 日本テクノ株式会社 | 採卵鶏用飲料水、それを用いた養鶏方法、及びそれにより生産される鶏卵 |
| JP6483527B2 (ja) * | 2015-05-25 | 2019-03-13 | 有限会社マシン・メンテナンス・サービス | 養鶏方法 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP9133612A patent/JP2866360B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10323159A (ja) | 1998-12-08 |
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