JP2866248B2 - 中空管杭の施工方法 - Google Patents

中空管杭の施工方法

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JP2866248B2
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は構造物の基礎となる中
空管杭の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とこの発明が解決しようとする課題】出願人
は先に中空杭の施工方法として特願平4−33228号
において、中空杭の先端外周部に一葉、または複数のス
パイラル状の翼を取付け地盤中に、ソイルセメント柱を
造成しつつ、ソイルセメント柱中に前記中空杭を回転挿
入することを開示してある。そしてこの場合も出願人が
先に開発実施している共回り防止翼を設けている。この
共回り防止翼は粘着性の地盤を混合撹拌する場合未改
良土が団子状になって撹拌装置とともに回転する現象を
防止するものであるが共回り防止翼の径が掘削径より
大きいため、支持層等の硬い地盤を掘削するとき、共回
り防止翼が抵抗となり、掘進速度が大幅に低下する。ま
た地盤が特に硬い場合は掘進不能となる。
【0003】この発明は以上の問題点を解消すべく、共
回り防止翼の径を掘削径以下とし、かつ前記出願の発明
を改良発展させたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の中空管杭の
工方法は、中空管杭先端部の外周に少なくとも2葉のス
パイラル翼を、その先端が中空管杭の先端位置より突出
するように設け、中空管杭に通した掘削機に設けた共回
り防止翼をその拡大状態において掘削径と略同径以下と
なるようにし、前記掘削機でソイルセメント柱を造成し
つつ、前記スパイラル翼の突出端を前記共回り防止翼に
係止して、前記中空管杭および共回り防止翼を掘削機と
反対方向に回転させてソイルセメント柱に挿入すること
を特徴とするものである。 なお、掘削機は、従来から中
掘り工法等による埋込み杭の施工に用いられているもの
でよく、共回り防止翼についても従来と同様に簡単に加
工することができる。また、通常、この種の工法では掘
削機の先端等からセメントミルク等の固化材液を噴出
し、土砂と攪拌・混合してソイルセメント柱を造成し、
その中に中空管杭を埋め込む方法をとっている。
【0005】
【実施例】埋設する中空管杭としては特に鋼管杭Aの先
端部の外周には少なくとも2葉のスパイラル翼1を鋼管
杭Aの先端位置より突設して取付けてある。なおこのス
パイラル翼1は鋼管杭Aの中間位置には所要数設ける場
合もある。
【0006】掘削機Bの掘削ロッド2の先端には拡翼ビ
ット3と拡翼構造で掘削径より僅か短かくした共回り
防止翼4と撹拌翼5が突設してある。
【0007】掘削機Bの先端部にはセメントミルク等の
固化材液の噴出口があり、この噴出口より固化材液を噴
出しながら掘削機Bをオーガモータで回転することによ
りソイルセメント柱を造成する。その際鋼管杭Aの先端
位置より突出したスパイラル翼の先端が共回り防止翼4
に係止し、鋼管杭Aと共回り防止翼4を掘削機Bと反対
方向に回転させてソイルセメント柱内に挿入して埋設
し、最後に掘削機Bは引上げる。
【0008】その際鋼管杭Aの先端は掘削孔の底まで挿
入される場合と、高止りさせる場合もあるが何れも固化
材の濃度を高めて根固めして定着してある。
【0009】なお図3(b) に示すように杭先端部と根固
め部を一体化させるために、先端部内面には付着リング
6を設けると良い。この付着リングの代わりに、内面突
起付き鋼管を使用しても良い。
【0010】
【発明の作用・効果】この発明は以上の構成からなり、
鋼管杭のスパイラル翼を、その先端より突出させて設
け、掘削径以下に短かくした共回り防止翼に係止さ
せ、鋼管杭と共回り防止翼を掘削機と反対方向に回転さ
せて挿入するので掘削時の抵抗が低下し支持層の硬い
地盤でも容易に施工できる。
【0011】しかも中掘り方式によってソイルセメント
柱を造成しつつ、同時に鋼管杭等中空杭を挿入・埋設す
るが、排土は先端部スパイラル翼の呼び込み効果で主と
して中空杭の外周のソイルセメント柱部を通って地上へ
排出されるため、中空杭頭部からの排土がなくなり、飛
散による現場の汚れがない。また、スパイラル翼と共回
り防止翼の外径がソイルセメント柱の外径と略同一であ
るため、ソイルセメント柱と中空杭との芯ずれが生じな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の施工過程の断面図で、(a)(b)は施工
順序を示している。
【図2】この発明の施工過程の断面図で、(a)(b)は図1
の次の施工順序を示している。
【図3】この発明の施工方法によってられた中空管杭
で、(a)(b)は異なる実施例を示している。
【符号の説明】
A…鋼管杭、B…掘削機、C…土砂、D…根固め 1…スパイラル翼、2…掘削ロッド、3…掘削ビット、
4…共回り防止翼、5…撹拌翼、6…付着リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 5/46 E02D 5/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空管杭先端部の外周にスパイラル翼を
    その先端が中空管杭の先端位置より突出するように
    け、中空管杭に通した掘削機に設けた共回り防止翼を
    の拡大状態において掘削径と略同径以下となるように
    し、前記掘削機でソイルセメント柱を造成しつつ、前記
    スパイラル翼の突出端を前記共回り防止翼に係止して、
    記中空管杭および共回り防止翼を掘削機と反対方向に
    回転させてソイルセメント柱に挿入することを特徴とす
    る中空管杭の施工方法。
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