JP2866075B2 - 屋根材用縦型アーチ曲げ装置 - Google Patents

屋根材用縦型アーチ曲げ装置

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JP2866075B2 JP5119697A JP5119697A JP2866075B2 JP 2866075 B2 JP2866075 B2 JP 2866075B2 JP 5119697 A JP5119697 A JP 5119697A JP 5119697 A JP5119697 A JP 5119697A JP 2866075 B2 JP2866075 B2 JP 2866075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根葺用の耐食性
のある金属板をフォーミングロール成形機等で成形した
予備的成形品を、アーチ形状の屋根に対応できるよう
に、容易に湾曲成形できる屋根材用縦型アーチ曲げ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のアーチ曲げ装置は、
図11に示すように、予備的成形品10を取り入れる為
のテーブル6と、予備的成形品10を一定速度で送り込
むために上下配置の一対のピンチロール1,1と、小波
形状(同一間隔で連続的に凹と凸の繰り返し模様を有す
る形状)を形成するための上下配置の一対のサザナミロ
ール2,2と、垂直方向に移動可能な上下配置の一対の
アーチ曲げロール3,3と、アーチ曲げロール3,3を
上下方向へ移動するためのハンドル7と、ピンチロール
1,1と縦サザナミロール2,2及びアーチ曲げロール
3,3を駆動するためのモーターM1により構成されて
いる。
【0003】予備的成形品10は、屋根葺用の耐食性の
ある矩形の金属板をフォーミングロール成形機等で成形
し、図13に示すように、広幅底面14の両側端部にそ
れぞれハゼ部15,15a〜15fを形成したものであ
って、金属板は、例えば、カラー鋼板やカラーステンレ
ス鋼板、銅版、チタン系鋼板又は塩化ビニル系樹脂やフ
ッ素系樹脂をラミネートした鋼板である。すなわち、
(A)に示すように、一方のハゼ部15の形状が断面略
コ字形であり、他方のハゼ部15aが外側へ向いた断面
略L字形であるもの、(B)に示すように、一方のハゼ
部15の形状が断面略コ字形であり、他方のハゼ部15
bが内側へ向いた断面略L字形であるもの、(C)に示
すように、両方のハゼ部15c,15dが共に内側に向
いた断面略L字形であるもの、(D)に示すように、両
方のハゼ部15e,15fが共に広幅底面14の直交方
向へ立上がり形成したもの、などがある。
【0004】そこで、上記アーチ曲げ装置12による
と、テーブル6から入った予備的成形品10は、モータ
ーM1によりローラーチェーンを介して駆動され、回転
する一対のピンチロール1,1により送り込まれ、ロー
ル表面に小波形状を有する一対のサザナミロール2,2
により、広幅底面14に、図14に示すように、長手方
向に平行な小波形状16を形成し、また、テーブル6及
び上下のピンチロール1,1の隙間、上下のサザナミロ
ール2,2の隙間までの通板高さhから所定の距離だけ
下げられた上下アーチ曲げロール3,3の隙間を通るこ
とにより円弧を形成し、出口8より搬出され、図14に
示すようなアーチ形状をした屋根葺用成形品11を得る
ことができるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、屋根葺用成形品11に形成したアーチ形状の円弧が
小さい場合、又は、屋根葺用成形品11が長い場合等に
は、アーチ曲げ装置12の出口8より屋根葺用成形品1
1が出ないうちに、屋根葺用成形品11の先端が床面に
接触してしまう事態が生じる。そのため、図12に示す
ように、アーチ曲げ装置12の後部をクレーン等で吊り
上げて全体を傾斜させるか、若しくは、図11に示すよ
うに、所要高さの台13の上面にアーチ曲げ装置12を
固定し高所に設置する等して、屋根葺用成形品11の先
端が床に当たらないようにしなければならない。
【0006】したがって、アーチ曲げ装置12を移動し
たり、クレーンで吊る等の手間がかかり、またアーチ曲
げ装置12を斜めにする等の危険な作業をしなければな
らないという問題があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みて、高所へ移動し
たり、クレーン等で後部を吊り上げる等の手間がかから
ず、危険な作業をすることなしに、容易に成形品に円弧
を形成し、美しいアーチ形状を有する屋根葺用成形品を
作り出せる縦型アーチ曲げ装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる屋根材用
縦型アーチ曲げ装置は、アーチ曲げに必要な成形品を取
り入れるための一対のピンチロールと、成形品の長手方
向に対して平行に小波形状を形成する一対の縦サザナミ
ロールと、縦サザナミロールに対して平行より傾斜角度
をモーター駆動又は手動操作により変えることができ、
かつ、モーター駆動又は手動操作により左右方向にも移
動することができる一対のアーチ曲げロールと、アーチ
曲げロールの後に位置しアーチ曲げ支点となる受けロー
ルと、成形品に円弧をつける補助をする二組の押えロー
ルとからなり、前記各ロールをそれぞれ回転可能に垂直
に配置したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図に基
づき説明する。図1に示すように、本発明にかかる屋根
材用縦型アーチ曲げ装置は、予備的成形品10を取り入
れるためのガイド板17を側方に形成した開口部に面し
て設けるとともに、基板とそれに平行な所定高さの天板
を有するフレーム9内に、一対のピンチロール1,1、
一対の縦サザナミロール2,2、一対のアーチ曲げロー
ル3,3、受けロール4,4、及び、2組の押えロール
5,5が、それぞれ垂直状態で回転可能に配置される。
ガイド板17の片面は前記一対のピンチロール1,1間
に形成される隙間に対面している。
【0010】ピンチロール1は、図1及び図2に示すよ
うに、モーターM1により駆動し、予備的成形品10を
送り込むためのもので、その一方には予備的成形品10
のハゼ部15,15aを嵌合する凹部1a,1aが形成
されている。縦サザナミロール2は、表面に互いに同一
間隔で連続的に凹と凸の繰り返し模様状の成型部2aを
形成してあり、予備的成形品10の広幅底面14に同一
間隔で連続的に凹と凸の繰り返し模様の小波形状16
を、予備的成形品10の流れ方向(長手方向)、すなわ
ち、ハゼ部15,15aと平行に形成するものである。
【0011】アーチ曲げロール3は、或る点を支点とし
て縦サザナミロール2,2に対し平行より任意に傾き角
度αを、傾き角度用モーターM2の駆動又は手動操作に
より変更できるとともに、移動用モーターM3の駆動又
は手動操作により左右方向へ移動することができる。な
お、一方のアーチ曲げロール3には予備的成形品10の
ハゼ部15,15aを嵌合する凹部3a,3aが形成さ
れている。
【0012】受けロール4は、アーチ曲げロール3,3
の後に位置し、アーチ曲げの支点となる。押えロール5
は、予備的成形品10に円弧をつける補助をする。押え
ロール5には予備的成形品10のハゼ部15,15aを
嵌合する凹部5a,5aが形成されている。モーターM
1は、一対のピンチロール1,1と一対の縦サザナミロ
ール2,2及び一対のアーチ曲げロール3,3をローラ
ーチェーン等を介して駆動するものである。
【0013】そこで、上記屋根材用縦型アーチ曲げ装置
18の作用を説明すると、ガイド板17に沿ってフレー
ム9内に取り入れられた予備的成形品10は、図3に示
すように、メインモーターM1の駆動により回転する一
対のピンチロール1,1により、縦サザナミロール2,
2へ送られ、縦サザナミロール2,2の隙間を通ること
により、予備的成形品10の広幅底面14に小波形状1
6が形成される。なお、小波形状16を必要としない場
合は、サザナミ用ハンドル9を回し、一対の縦サザナミ
ロール2,2の隙間を広くすることにより、予備的成形
品10の広幅底面14に小波形状16を形成しないこと
も可能である。
【0014】アーチ曲げロール3,3は、一対の縦サザ
ナミロール2,2に対して平行より任意に傾き角度α
を、傾き角度用モーターM2で変えることができ、ま
た、移動用モーターM3にて左右方向にも移動できるの
で、目的とする円弧を作りやすい位置にアーチ曲げロー
ル3,3を移動することができる。また、受けロール4
は、円弧形成の支点となるものである。2組の押えロー
ル5,5はアーチ曲げロール3,3で曲げた円弧が元に
もどろうとする復元力を押える役目をしたり、さらに小
さな円弧にする時に、アーチ曲げロール3,3の補助的
な役目をし、予備的成形品10の先端から後端まで均一
な円弧を形成するのに役立つものである。
【0015】さらに、本発明では、アーチ曲げロール
3,3の傾き角度α及びアーチ曲げロール3,3を左右
方向に移動できるようにしたことにより、逆向きの円弧
を形成できるようになる。つまり、図4〜図7に示すよ
うに、小波形状14の有無、及び正方向、逆方向のアー
チ形状とが容易に得られる。そのうえ、傾き角度用モー
ターM2と移動用モーターM3及びメインモーターM1
を電気的に制御することにより、図8及び図9に示すよ
うに、正方向と逆方向のアーチ形状を連続的に一体形成
することができる。したがって、図10に示すように、
建物19等のスロープ状の美しい屋根20も簡単に葺設
できるものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、高所へ移
動したり、クレーン等で曲げ機の後部を吊る等の手間が
かからず、危険な作業をすることなしに、予備的成形品
に容易に、歪が無く安定した円弧を形成でき、また、ス
ロープ状の曲線の美しい屋根も葺設できる屋根葺用成形
品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる屋根材用縦型アーチ曲げ装置の
概略斜視図。
【図2】本発明にかかる屋根材用縦型アーチ曲げ装置の
概略平面図。
【図3】本発明にかかる屋根材用縦型アーチ曲げ装置の
加工時の概略斜視図。
【図4】本発明にかかる正方向アーチ曲げ品の概略斜視
図。
【図5】本発明にかかる逆方向アーチ曲げ品の概略斜視
図。
【図6】本発明にかかる小波形状付正方向アーチ曲げ品
の概略斜視図。
【図7】本発明にかかる小波形状付逆方向アーチ曲げ品
の概略斜視図。
【図8】本発明にかかるスロープ状アーチ曲げ品の概略
斜視図。
【図9】本発明にかかる小波形状付スロープ状アーチ曲
げ品の概略斜視図。
【図10】本発明にかかるスロープ状アーチ曲げ品の施
工状態を示す斜視図。
【図11】従来のアーチ曲げ装置を示す概略側面図。
【図12】従来のアーチ曲げ装置の使用例を示す概略側
面図。
【図13】(A)〜(D)は予備的成形品の斜視図。
【図14】従来例による小波形状付アーチ曲げ品の斜視
図。
【符号の説明】
1…ピンチロール 2…縦サザナミロール 3…アーチ曲げロール 4…受けロール 5…押えロール 10…予備的成形品 11…屋根葺用成形品 15,15a…ハゼ部 16…小波形状 17…ガイド板 18…屋根材用縦型アーチ曲げ装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーチ曲げに必要な予備的成形品を取り
    入れるための一対のピンチロールと、予備的成形品の長
    手方向に対して平行に小波形状を形成する一対の縦サザ
    ナミロールと、縦サザナミロールに対して平行より傾き
    角度をモーター駆動又は手動操作により変えることがで
    き、かつ、左右方向にもモーター駆動又は手動操作によ
    り変えることができる一対のアーチ曲げロールと、アー
    チ曲げロールの後に位置してアーチ曲げの支点となる受
    けロールと、予備的成形品に円弧をつける補助をする2
    組の押えロールとからなり、前記各ロールをそれぞれ回
    転可能に垂直に配置したことを特徴とする屋根材用縦型
    アーチ曲げ装置。
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